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主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。 生温い目で見て頂けると幸いです、ホームページもあるよ。 http://reverend.sessya.net/
2024/10/06 (Sun)15:31
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2015/02/04 (Wed)11:22

 Rooster TeethのリードアニメーターであるMonty Oumが先日亡くなった。
 俺は普段こういう記事を書かないから、今回も胸の内だけに収めておこうと思ったのだが、やはり気持ちに整理がつかないので駄文になるが形にして残しておこうと思う。なによりMonty Oumの略歴に関する記事を作った手前、その最期を記さないわけにはいかないだろう。

<< Rooster Teethのアニメーター Monty Oum >>

 齢33という若さで急逝したMontyの死は誰にも予測されないものだった。
 ごく軽い病症を煩っていたMontyは病院で処方された薬を摂取したところ、重度のアレルギー反応を引き起こし突如意識不明の重態に。突然の入院に彼の家族やRooster Teethのスタッフは回復のため全力を尽くすが、努力の甲斐なく入院から十日後に亡くなった。

 彼の元の病症やアナフィキラシーショックを引き起こす前後についての詳細はわからないが、大まかに記せば以上のようなことがあったらしい。どのみち、最初から命に関わるような状態ではなかったのは確かなようだ。
 入院後はRooster Teethの創始者であり盟友であったBurnie Burnsが奔走していたようで、Twitterや公式サイトを通じての経過報告にはじまり医療基金の設立など相当に素早く行動していたようである。



 なんというかこう、前途ある人間の夭折を知るたびに俺は神様を恨みたくなる。それが本人の非によるものではなく、たとえば今回のように創作者にとってもっとも忌避すべき原因によるものであれば尚更だ。
 ともかく、今はただ彼が天国で安らかに過ごせていることを願う。
 このブログを開設する遥か以前、Infoseek消滅で爆散した旧ホームページを作るよりももっと前に某掲示板サイトの紹介で見たHaloidの衝撃、謎のダンスシーン、Icarusの途方もないごった煮感、それら技術の集大成としてRWBYに昇華されたことへの感動を、俺は決して忘れない。

 Rest in pieces, sir Monty Oum.







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2015/02/03 (Tue)23:03


「俺がこの世で許せないものはな、食べ物を粗末にするやつと…ヒトの家族に手を出すやつだ!」

 俺の名はアーケイド、アルゴニアンの商人だ。
 旅の途中、キャンプを張っていた男から家族の救出を依頼された俺は「トレヴァの監視所」と呼ばれる砦に潜入していた。どうやら住居として利用していた砦が強盗団の襲撃を受け、家族を人質に取られたらしい。
 依頼人のストーリオは秘密の抜け穴を通って行けと言っていたが、あえて俺は正面からの潜入を敢行した。
 砦の外を巡回していた弓兵を始末し、内部に侵入。あるときは弓を、あるいはダガーを用いて一人づつ強盗どもを暗殺し、ストーリオの家族が捕らえられているであろう地下へと向かう。




 待っていたのは非情な現実だった。
「くそ、手遅れだったか…!」
 砦地下の食料保管庫にて無残に横たわっていたのは、非武装のノルドの死体。おそらくは民間人、捕らえられていたストーリオの家族だろう。




 俺は砦に残っていた強盗団の残党を始末すると、ふたたび地上へ戻り正面ゲートを開放した。
「私を置いてさっさと行くとはいい度胸だな」
「すまん。やっぱり、ああいう閉鎖空間での隠密接敵は一人のほうがやりやすくてね」
 強盗団の手の及ばないゲートの外側に待機させていたボルガクと合流し、俺はストーリオの待つキャンプへと戻る。




「おお、戻ったか!」
 俺の姿を見たストーリオは腰を上げると、おもむろに剣を抜き放った。
「ゲートを開いたんだな?それじゃあ砦にいる強盗どもを一掃…」
「それはもう間に合ってるよ」
「なんだと、まさか君達だけであの連中を全員葬ったというのか?」
「ああ」
「それで、もし…それが本当なら、君が私の家族を連れていないということは…」
 生きてるが中に残してきた?いや、そんなことはないだろう。
 絶望に顔を歪めるストーリオに、俺はただ一言「すまない」と言うことしかできなかった。
「いや、いいんだ…君は最善を尽くしてくれた。こんなお礼しかできないが、受け取ってもらえないか」
 俯く俺にストーリオが差し出したのは、一冊の魔術書。
 生命体を感知することができるその魔法は、俺が暫く探し続けていたものだった。




「さっそく使ってみたところ、川中に生命反応を発見!狐かよ!」
「あいつらよく泳いでるところを見かけるよな。寒くないのかね」
「たまに死んで浮いてたりするよね」
 生命感知の魔法の感触を確かめながら、ボルガクとそんな会話を交わす。
 狐愛好家の俺としてはなんともやるせないというか、なんとか平和に暮らしていて欲しいものだが。




 旅の途中で黒檀装備に身を包んだ傭兵と接触。今度はいつぞやの名もなきレッドガードの女と違って敵ではない。というかたぶん、俺彼女と前に一回会ってる。
「また会うとは奇遇だなアルゴニアン、そういえば前に頼んでおいた仕事はきちんとこなしてくれただろうな?」
「もちろんですとも(…なんだっけ…?)」
 その後、またもや仕事を譲ってもらい地図にポイントを書き込んでもらう。が、そもそも仕事の内容がなんなのか、地図に追加された場所がいったいどこを指しているのかわからず、チンプンカンプンのまま別れることに。
 それでなくとも最近なんとなく誰から依頼されたかもわからないまま有耶無耶のうちに仕事を終わらせることが多いので、ちょっと気をつける必要があるかもなぁ。
「いやーしかし、黒檀装備はやっぱカッコいいよね。戦乙女って感じで」
「おまえ、まさか私に黒檀装備を渡した理由はそれか?」
 ちなみにボルガクはあの女傭兵とは初対面だ、つまり俺はボルガクより前に女傭兵と会っていたということで…
「なんの話かわかりませんな(説得)」
「おまえがヒトを代替品扱いするような奴だとは思わなかったぞ」
 あかん、説得失敗しとる。
「いや別にボルガクさんに不満があるわけじゃないよ?性格は文句なしの120%好みだし、顔がちょっと好みに合わないなら隠せb…」
 殴られた。
 ボルガクの名前の由来って殴打の擬音なんじゃないだろうか。




「こういう山小屋生活ってのも悪くないかもしれんね、空気は綺麗だし。ま、俺は文明的な場所のほうが好きだけど」
 とある人物からの依頼でイヴァルステッドへ向かう途中に訪れた山小屋にて、フローキという老人から「カイネの聖なる試練」なるものを与えられる。スカイリム各地に存在するガーディアンを狩れ、とのことだが。
「ハイネ(尻)?」
「カイネだ。エイドラのキナレスの名は聞いたことないか?ノルドの連中はあれをカイネと呼ぶらしい」
「そういえば山小屋のジジイもなんか力説してたな」
 機嫌が治まったボルガクと会話、ぶっちゃけやる気はあまりない。ガーディアンのいるロケーションがけっこう遠いんだものなあ。それぞれ離れてるし。




 ビサルフトの遺跡という場所で、山賊の襲撃を蹴散らし周囲を探索していると見慣れない器具を発見。どうやらドゥーマーの遺産らしいが…
「おお、これエセリウムの破片がピッタリ収まるぞ」
「全部集める前にこんな場所に放置していいのか?」
「いいんだよ、どうせ持ってたって荷物になるだけだし。それに破片を組み込んだだけじゃ機能しないだろうし、わざわざ破片を持ち去る酔狂なやつもいないだろうしな」




 リフト地方に展開する帝国軍の野営地にて、スリを働こうとしたところ突如抜刀される。
「やばい窃盗がバレた!?斬られる!?」
 そう思いビビリあがっていたところ、兵士たちは俺を無視して明後日の方向へ突撃。何事かと思ったら、野営地付近にトロールが出没したらしい。
 馬の尻を叩くトロールに兵士達が次から次へと矢を射かける!
「なんだトロールか…ていうか矢が馬にも当たってるんですけど。ついでに言うと俺にも当たってるんですけど」
 俺が誤射すると即座に懸賞金かけるくせにこれは横暴すぎやしませんかね。

 騒動が収まったあとにこの地域を担当しているらしいアルトマーの指揮官と話をしたが、なかなかどうしてアルトマーにしては、というか帝国軍人にしては、というか、ともかく種族や役職に似合わず面白い男だった。
「私の故郷シロディールは美しい自然と長い歴史の上に成り立つ素晴らしい場所だ。だが、それは他の国にも同じことが言える。ハンマーフェルも、そしてここスカイリムもな。そこに優劣はない」
「それ、言えてる。どの国の歴史や文化もそれぞれ特色があって面白いもんさ、なんでかヒトってのは区別して一方を持ち上げたり、けなしたりしたがるもんだけどな。しかし軍人にしては珍しい思考をしてるね、やり辛いこともあるんじゃないのか」
「兵士という仕事は苦渋や困難に立ち向かうことだ。物理的にも、精神的にも。常にな」

 あの指揮官の存在は俺が帝国軍を見直すには充分だったし、リフテンではストームクロークがあまり支持されずウルフリックに対する疑念があるのも確かだ。フォースウォーンに対するウルフリックの対応も決して素直に認められるものではない。
 だが、だからといって今から帝国軍に鞍替えするつもりもない。一度は殺されかけた身だしな。そのことを心底恨んでるわけじゃないが、帝国の一強時代が終わりを告げつつあるいまノルドに自治権くらいくれてやれというのも本音であるわけで。それがどういう結果をもたらすかまでは、わからないが。
 もっとも最終的な狙いは、ウルフリックがスカイリムを統治し俺がその立役者ということになれば、今後の商売がやりやすくなるという一点だ。




「こういう光景を見ると、つくづく自然の素晴らしさを感じさせるよねー。これでクマさえ出なきゃなぁ…」
 イヴァルステッドに到着した俺はひとまずドジな魔術師が置いていった忘れ物を回収し、ついでに地元民の問題を解決してやることに。といっても、やることといえば色恋沙汰の手助けだったりするのだが。
 ファストレッドという娘から、恋人とリフテンに移り住む計画があると聞かされる。しかし彼女の父親は猛反対しているらしく、恋人のほうも今一つ踏ん切りがつかないでいるようだ。
 彼女の父親曰く娘は惚れっぽい性格で、時間を置けば熱も冷めるだろうとのこと。それに娘を預けるには恋人の男はあまりに頼りなく見えるらしい。さらにはイヴァルステッドは深刻な過疎化に悩まされているらしく、これ以上若い働き手を失いたくないらしい。
「どうするんだ、相棒?」
「母親次第…かな」
 自身も平凡な結婚生活を避けて故郷から飛び出した身であるボルガクにとっては思うところがあったのだろう、それに対し俺は慎重に返事をした。
 当人がどう思っていても血は争えるものではない、もし母親が我の強い夫に怯えるだけの女性であったなら結婚に手を貸すのは危険だと思っていたのだが…
「私は娘の恋人に不満を抱いてはいません、できれば娘の思う通りに行かせてやりたいのです。もし駆け落ちする気があるのなら、夫のことは私がなんとかすると伝えてください」
 ファストレッドの恋人バシアヌスは、ファストレッドの父の存在を恐れ結婚に今一歩踏み切れないでいた。しかし俺がファストレッドの母の言葉を伝えると、すぐにでもこの村を出てリフテンへ向かう算段をはじめた。
「いや、なかなかどうしてあの母親は気骨のある人だよ。あの女性の血を引いてるなら、結婚後に困難に直面しても対処できる力はあるだろう」
 そんなことをボルガクに言いながら、俺はふたたびファストレッドに会いに行った。
「結婚したらリフテンに移り住むと言ってたかな?」
「…はい、それが何か…?」
「そのうち、ご近所付き合いをすることになるかもな」
 それは、俺が二人の結婚のお膳立てを整えたことを伝える言葉だった。




「どうですかお客さん、楽団アーケイド!ただいまメンバー募集中です!」
 ボルガクを伴い宿でリュートを演奏する女性の横で無断で演奏に加わる俺。もちろん宿の主人に怒られた。




「へぇ、ここがハイ・フロスガーかね。すごい場所だ」
 後日、足を悪くした配達人から巡礼の道を辿りハイ・フロスガーへ食料を届ける仕事を請け負う。
「しかしよー、あの配達人、出るのはせいぜい狼くらいだから俺たちだったら危険になるようなものはないって言ってたよな?」
「ぼやくな相棒、こうして無事に到着できたからいいだろうが」
「いやしかしさ、狼どころかフロスト・トロールがわんさか出てくるとか想像しとらんよなァ…?」
 グレイビアードとかいうなんかすごい人たちらしい賢者っぽいヒキコモリ、まあつまり俺もよく把握してないし地元民もいまいち素性を理解していない連中のために食料を配達した俺は、その居城を眺めつつ、一言つぶやいた。
「なんとなくブレイドがいそうな場所だよな。あるいはドラゴンの隠れ家だったりしてな」




 生命探知で紫色のオーラを放つ野生動物を発見、通常は敵意がなくても赤いオーラを放つはずなのにこれ如何に?と思いきや、なんと友好的なスキーヴァーだった。
「へぇ、こんなのもいるんだなぁ…」
 なんとなく気分が癒されながら、俺はふたたびホワイトランへと向かう道を辿りはじめた。



→To Be Continue?



 どうも、グレアムです。潜入のクエスト、正規ルートではなく高い足場から侵入したらマトモにクエストが更新されませんでした。そこはもうちょっと緩めに作っておこうか…
 今回の記事とは全然関係ないんですが、装備Modでも現代風の服装ってほとんど見かけないですよね。てっきりFalloutのModからマージしたやつがバンバン出てくるんじゃないかと予想してたんですが、DLC揃ってパッチも恐らく最終版出た状態でこれだからもう期待は持てないんだろーかなぁ。現用ミリタリー装備とか欲しいんですけどね。
 自力でマージするにしても、俺は3Dをいじる技術が皆無なんでちょっと。Mesh置き換えるだけじゃさすがに駄目だろうし。

 あとKill Move関連のModって幾つか出てますがどれが良いんでしょう。
 いまのところDance of DeathとVioLensを交互に試してるんですが、いずれにせよ隠密前提だとほとんど恩恵ないという。当たり前か。







2015/02/01 (Sun)17:24


「ボルガグちゃんおはよう、朝食の林檎キャベツスープができてますよ」
「ちゃん付けはやめんか」
「黒檀の兜を装備するようになってから本当に美人になったよね」
「ぶん殴るぞ貴様…」
 自慢のスープは摩り下ろした林檎とみじん切りにしたキャベツをじっくりくったり煮たもので、塩と獣脂で味付けをしたものだ。獣脂は鹿のがいいね、熊はクセェから勘弁な!

 俺の名はアーケイド、アルゴニアンの商人だ。
 とある商談のためスカイリムにやって来た俺は如何な運命の悪戯か帝国軍に捕らえられ、処刑されかかったところをドラゴン来襲のどさくさに紛れて逃げてきたという、自分でもちょっとよくわからない目に遭ってしまった。
 その後ドラゴンの脅威を周辺諸侯に伝えるためホワイトランに向かった…はずなんだが、首長に会う前日に宿で飲み比べ勝負をしたところ、なぜか全然関係ないマルカルスに行ってしまい、その後もいろいろな事件に巻き込まれつつ、いまはリフテンで盗賊ギルドのために働いている。
 …俺、なんでここにいるんだっけ…?
 あーあと、ボルガグというオークの女戦士が相棒になりました。マスクをしてると美人です。




「同族の女に頼まれた、遺跡に戻してくる辞典ってこれ…え、これじ…辞、典…?なのかなァ…?」
「おまえ、頼み事を引き受けるときは最初に荷物の中身くらい確認したらどうなんだ」
 リフテンの港湾地区でアルゴニアンの水兵から「ドゥーマーの遺跡に辞典を戻してきてくれ」という依頼を受けたのだが、これがナントモ胡散臭いというかなんというか。
 はじめにこの遺跡へ侵入したパーティの会話を幻視しつつ到達したのは、古代ドゥーマーの文書庫。ここでは様々な種類のトラップや自動人形などが侵入者の行く手を阻み、攻略は一筋縄ではいかなかった。
 志半ばで命尽きた冒険者の言によれば、辞典を正しく扱えば途方もなく価値の高い叡智を手にすることができるということだったが…
 いざ辞典を本来あるべき場所へ収め、俺の頭の中に流れてきたのは。
「お、おぉ!ドゥーマー装備の正しい着こなし方が手に取るようにわかる!そうか、そういうことだったのか!この知識さえあれば、ドゥーマー装備の真価を120%発揮することができるぞ!」
「…なぁ相棒、おまえドワーフ装備なんか使わないよな?」
「うん」
 徒労だった。




 ある日、なんとなくブラック・ブライア邸に侵入してみる。
「リフテンを裏で牛耳る悪名高いファミリーの家だから、そりゃあ値打ちモノもたんまりあるでしょうよ…と思ったんだけどねー、いや確かに高価な品々は幾つかあったんだけどさ」
 こりゃあヤバイよなー。
 ものっそい頑丈に施錠された扉を開け、「これだけ厳重に守られた場所なら相当高価な物が置いてあるだろう」と期待した俺の目に飛び込んできたのは、暗殺者集団ダーク・ブラザーフッドとコンタクトを取るための聖餐の儀式でした。
「ウワァーオ。しかもなんか『この程度の仕事もできねーなら他の連中に頼むぞゴルァ!』みたいな超上から目線の書き置きまであるし、メイビンさんどんだけロックなんだよ」
 もともと喧嘩売るつもりはないけど、絶対に彼女は敵に回したくねーなと改めて思った瞬間だった。




「ここがスクゥーマの生産拠点かね。たぶんリフテンに供給してるのはこいつらだな」
 レッドウォーターの隠れ家という場所にやってきた俺は、偶然にもそこがスクーマ窟であることを突き止める。
「もともと俺、麻薬には不干渉って立場なんだよね。なんつーか、どう考えたって買うヤツが悪いじゃん?需要がなければ供給はねーわけだし、そこを売人だけのせいにするのは都合よすぎんだろ、と思うわけよ」
「そうか」
「まあ…麻薬売ってるのが『吸血鬼なんか』じゃなければ、つー話なんだがね…」
 ここで販売している特別製の麻薬レッドウォーター・スクゥーマの地下製造施設を発見した俺たちは、麻薬を製造しているのは吸血鬼であること、そして連中の目的が金ではなく生き血の安定供給であることを知った。
 ここでの麻薬事業を取り仕切っている男の名はヴェナルス・ヴルピン。サマーセット島からはるばるスカイリムまでやって来たその理由は「レンガイア祭の血の泉」を発見すること。
 尽きることなく血が沸き続けるという、吸血鬼の夢の体現のような遺物を求めたヴェナルスはついにそれをここレッドウォーター地下に発見する。しかしそれは彼が思っていたようなものではなく、泉から沸く血は常習性が強く吸血鬼にとっても毒になる危険な代物だった。
 しかしヴェナルスは発想を転換し、泉の血が持つ常習性を利用して人間をおびき寄せる方法を思いつく…




「で、これがその泉ですと。やだねぇ、悪趣味でさ」
 数多の吸血鬼と、そしてヴェナルスを討った俺たちはついに泉へと到達する。
「ヤツの手記によれば、ブラッドストーンの聖杯とかいう代物があれば泉を正しく機能させることができるらしいがね。それとなく探してみましょうか…それより、ヤツがソリチュードで会ったとかいう吸血鬼の存在が気になるね。街の有力者らしいけど」




「で、リフテンに帰ったら帰ったで、俺たちが滅ぼした連中はリフテンの麻薬騒動とはほとんど関係なかったことを知らされたりするわけさ!」
 リフテンの首長ライラ・ロー・ギバーと謁見した俺は近頃の活躍を認められ、改めてリフテンに麻薬を広めている馬鹿者どもの討伐を依頼される。
 街の中にある倉庫を拠点にしているらしい売人は衛兵たちの動向に敏感で、これまで捕らえようと努力してきたものの悉く逃げられてきたらしい。そこで風来坊のなんか便利屋っぽい俺がゲリラ的アンブッシュを仕掛けることで一網打尽にしようって計画なワケよ。
 俺、殺し屋じゃないんだけどねぇ…
「しかしあの首長、悪い人じゃないんだけど大丈夫か?なんかブラック・ブライアが盗賊ギルド撲滅に注力してると本気で信じてるみたいなんだけど…そりゃあ市民から汚職疑惑もかけられるわけだぜ」
 なんせ盗賊ギルドの急先鋒として悪人街道まっしぐらな俺をヒーローみたいな扱いしてるくらいだしな。なにを勘違いしてんだか、まあ悪い気はしないから本音は言わんけどね。
 とりあえず散歩気分でヤクの売人をボコボコにしてきた俺はその功績を称えられ、それなりの地位とリフテンの市民権を与えられることに。
 ねんがんのマイホームを買ったぞ!




 その後アンシルヴァンドという古代ノルドの遺跡にて、脳内に直接語りかけてくる死霊術師のうるさいオバサンを倒す。なんか帝国やノルド人にえらい恨みがあったみたいだけど他人事だからなぁ…
 でもって、えらく強力なアンデッドがいたなと思ったら伝説のフョリとホルゲールその人だった。通称「蛇無双の本」で知られる物語の登場人物だ。
『ありがとうございます、これで私たちの魂も解放されるでしょう。なんとお礼を言っていいのか…』
「やっべぇあの本の人たちじゃん!本人?マジで?サインとかもらえないかな」




 英霊の昇天を見届けたのち、死霊術師ルア・アル・スカベンの書斎にて「鉱石変化」について書かれた呪文書を発見。これがなんともはや、一生に一度でもお目にかかれたら僥倖というほどの超貴重な魔法が記されていたのだ!
「おいおいおいおい見てくれよボルガグ、鉄が!鉄が銀に!銀が金に!変わる!変わる!おおおすげー、鉄から金作っちゃってるよおい!今度から俺のことは鋼の…いや、黒鉄(くろがね)の錬金術師と呼んでくれないかな!」
「テンション高いな…」
「イェイ!」




 リフテンのマイホームにて。
「そういえば相棒、はじめ従者だかなんだかがいたろう。あの女はどうした」
「ああ。他人がずっと俺の家にいるのが落ち着かなかったからね。暇を言い渡したよ」
 Disableで。




 どういうわけかオークの集落にかけられた呪いを解くことになり、そこの族長とともにマラキャスの祠へと向かうことになったのだが道中で黒檀装備の女に襲われる。
「こいつ敵だったの!?ていうかボルガグと見分けがつかねぇ!どっちがどっちだ!?」
「痛い痛い痛い!私に向かって矢を放つな、この薄ら馬鹿が!」




 マラキャスの祠は巨人たちに占拠されており、族長はそいつらの得物を信仰の証として持ち帰ることになっていたのだが…
「余所者よ、もしおまえが私の代わりに巨人を倒してくれたら礼は弾むぞ」
「あ、俺そーいう取り引き好きよ?」
 肝心な場面でイモ引いた族長、でも金になるならやってやろうじゃんということで俺とボルガグは巨人をボコボコにぶっ飛ばすことに。
 オークであるボルガグは族長のヘタレぶりにいたく憤慨しているようだったが、プライドは金にならないと諌める。
 巨人の持つ巨大槌を持った俺に、族長は歓喜の言葉を漏らした。
「おお、やってくれたか!もちろん、貴様らを生かしておくわけにはいかん」
「あ、そーくる?」
 かくして、俺たちに牙を剥く族長。結果は言うまでもない。
「ていうかさ…自分じゃ勝てないと思ってた巨人をボコボコにした俺たちに喧嘩売るってちょっとわけわからないですよね」
「病気で脳までやられていたんだろう。オークの恥晒しめ」
「しかしこのマラキャス像、ノリノリである」




「ワーオ、間欠泉だワ。まさかスカイリムにもこんな場所があったなんてなー、この懐かしき硫黄の匂い」
 ホワイトランへ向かう旅路の途中、まさかの源泉地帯を発見。
「そういえば相棒、硫黄の鉱石を持ってたせいで帝国に捕まったらしいな」
「金貨2000枚の大口の注文でね、わざわざハンマーフェルの火山地帯までに仕入れに行ったんだわ。あそこ火山帯だからさ、まあ全部水の泡になったけど…ていうか、これまさか温泉あるんじゃね?」




 温泉には地元のハンター達がとてもくつろいだ様子で肩まで湯船に浸かっておりました。
「うわーやっぱり温泉だ!ハンマーフェル以来!やったー!」
 やおら服を脱ぎ温泉に飛び込む俺、ボルガグの冷たい視線が背中に突き刺さる!
「相棒、ぶらり○んぽしてる」
「マジか」
「そこは隠しておくべきじゃない!?」
 目前のレッドガードのねーさんに言われた一言がちょっとショックでした。




 その日の夜は地元の鉱山都市、というか集落にて夜を過ごす。
「腰にぶら下がったピッケル、手には血豆…こんな小さな女の子まで鉱山で働いてるのか」
「こんな小さなとか言わないで、わたしにはレフナっていう立派な名前があるのよ?大人と同じくらい仕事できるんだから、馬鹿にしないでよね」
 こんな小さな女の子が、自分の仕事に誇りを持って生きている…
「俺も頑張んなきゃなぁ」
 こういうのを見ると身につまされます、本当に。




 翌朝、熊に荒らされた山小屋にて宝の地図なるものを発見。
「こいつは断片なのか?これだけだと意味わからんな…ま、どうせ暇人の落書きだろうが。いちおう持っておくかな」




「盗賊だ殺せーッ!」
 前にもやったぞこれ。
 戦利品を売るためリフテンに戻ると、またもや衛兵に追われる盗賊の姿が。
 とりあえず不出来な同業者を始末するため俺も追跡に加わったが、ほどなくして衛兵だけではなくリフテン市民がこぞって盗賊を追い回すように。
 露店の店主や乞食までダガー握って追ってくるとか怖すぎる。ご愁傷様だね。




 ひさしぶりに自宅へ戻ったら、地下のマネキンが移動してた。あと片方の頭が天井に突き刺さってた。
「なにこれ!なにこれぇ!?」
 けっこう本気でマジびびる俺。
「こうなったら必殺の呪文、Disableで…消えねぇーッ!?」
 普段の素行が悪いから罰が当たったんでしょうか。助けてください、メリディアねーさん。



→To Be Continue?



 どうも、グレアムです。
 もうプレイ時間70時間越えたのにメインクエストがちっとも進まねぇ。実質リバーウッド出てからはマルカルスとリフテン周辺うろうろしてただけですからね。他の都市には行ってすらない。どうしよう楽しすぎる。
 あとやっぱりボルガグ姐さんの持つスペルブレイカーがダサすぎるので、魔法耐性つけた黒檀の盾に変えてしまいました。ドーンブレイカーはカッコいいからそのまま持たせてるけど。
 最後のマネキン奇行はアイテム持たせると所定の位置に戻るっぽいですよ。








2015/01/30 (Fri)23:57



 どうも、グレアムです。
 先日投稿したコンコレの換毛イラストをHPにアップロードしたので紹介までに。

<< 恋する乙女は絶対無敵なのだ。 >>

 旦那のJJとはもともとパートナーで、二人で仕事をするうちに徐々に惹かれあっていった…みたいな背景があったりなかったり。もとより危険な仕事なので、互いに命を助けたり助けられたりってことが多かったのも理由の一つかもしれません。
 そのうち旦那のほうも他の同僚と併せて☆4枠あたりで投稿したいなーとか考えてはいるんですけどね。なかなか筆が進まなくて…







2015/01/28 (Wed)16:01


「なんというか、同族が落ちぶれてる姿を見ると何とも言えない気持ちになるね」
 べつに港湾労働者を見下しているわけではない、ただスクゥーマが蔓延しているという話は聞き捨てならなかった。あれはカジートが持ち込んだ薬だが、だからといってカジートを犯人と断定するのは軽率というものだ。
 スクゥーマがタムリエル中に蔓延しているのはもう随分と前からだし、ヒューマンやエルフが麻薬の密売に関わることも珍しいことではない。

 俺の名はアーケイド、アルゴニアンの商人だ。
 生来の手クセの悪さから様々な宝飾品を盗んできた俺は、盗品を捌くためリフテンへとやって来ていた。ここに拠点を置く盗賊ギルドとコネクションを築くことができれば、俺の商売もかなり安定する。




 手始めに与えられた入団試験のようなものを難なくクリアした俺は、リフテンの地下ラットウェイを抜けて盗賊ギルドの拠点へと向かった。
 ラグド・フラゴンという酒場で盗賊ギルドの面々らしき人物たちと出会った俺は、試験の仕上げとして借金の滞納をしている三人の標的から金を回収してくるよう命令される。
 ため息がちに渋々了承する俺に、相棒のボルガグが一言。
「…これがお前の狙いなのか?」
「いやスマン、宛てが外れたかもしれん…」

 様々な手を使って借金を回収した俺は、ようやく盗賊ギルドの一員として認められる。
「しかしまあ、なんというか…盗賊っていうか、ただのヤクザじゃねーかこいつら」
 他の大陸の盗賊ギルドはもう少しスマートな連中だと思ったが、などと愚痴を零しつつ、俺は次の任務を賜る。それはゴールデングロウ農場の養蜂施設を焼き払い、農場の所有者アリンゴスの金庫の中身を掻っ攫うというものだった。
 かつてゴールデングロウ農園はリフテンの有力者ブラック・ブライア家のためにハチミツ酒の原料を降ろしていたが、あるときブラック・ブライアとの取り引きを一方的に打ち切って独自に商売を始めたらしい。単なる独走か、あるいは商売敵による工作かはわからないが、ともかくブラック・ブライアとしてはこの事態を看過できないわけだ。
「いいか、今回の目的はあくまでも見せしめだ。養蜂施設を全部焼くなよ、それじゃ何の意味もないからな」
 ブリニョルフの指示に、俺は返事をせず首を振りながら地上へ続く階段を上がっていく。
 ブラック・ブライアのトラブルの対処に盗賊ギルドが駆り出されるのは、ギルドにとってブラック・ブライアが重要な顧客だからだ。はじめリフテンに来たとき、俺はブラック・ブライアを裏で操っているのは盗賊ギルドだと思っていた。しかし実際は逆で、盗賊ギルドがブラック・ブライアの手先としていいように使われているだけらしい。
 現在スカイリムの盗賊ギルドは凋落の一途を辿るのみで、ほとんど壊滅寸前であることは酒場の店主から「何度店を畳もうと思ったか知れない」という言葉を聞くまでもなく理解できる。
 はっきり言って現状マトモな商売ができるような状態ではないのだが、盗品の売買には連中の手を借りるしか手はない以上、不本意ながらギルドの再建に尽力せざるを得ないようだ。もちろん、それは俺の商売上の利益を考えての行動だ。
「…地道に話術スキル上げたほうが良かったかもしれんなー」

 ここで一度、俺はボルガグと別れることにした。
 盗賊の仕事は隠密性が求められる。彼女の重装鎧はその妨げになる恐れがあるし、なにより彼女をあまり汚れ仕事に関わらせたくはなかった。彼女を雇ったのは、なにも犯罪の片棒を担がせるためではない。




 盗賊ギルドの仕事にかかる前に、俺はルイス・レットラッシュという男から請け負った仕事を先に片付けることにした。
 彼はブラック・ブライア家の一員であるシビ・ブラック・ブライアからフロストという馬を借金してまで買ったのだが、その譲渡書を得る前にシビが投獄されてしまい、話がご破算になる寸前らしい。
 手の振り一つで人の人生を破滅させることも可能なブラック・ブライア家の人間が投獄された理由については、どうも家庭内不和らしいのだが…
 マルカルスのシルバーブラッド家はたんなる成金だったが、ブラック・ブライア家はれっきとした裏社会の人間だ。盗賊ギルドとも深い繋がりがあり、俺としても敵に回したい相手ではない。しかし、だからといって盗みを働かない理由にはならない。
「これから付き合う連中の懐具合を確かめてやるとしようか」
 かなり危険な仕事なのは確かだったが、この難題をこなすことで今後ブラック・ブライアに対して精神的優位に立てるというのは悪いもんじゃない。
 俺は真夜中にブラック・ブライアの別荘に侵入し、留守を任されているらしい傭兵たちの警備を掻い潜りながら馬の血統書とフロストそのものを奪い、見事に逃走してみせた。




「いやしかし、馬の乗り心地ってのも案外悪くないもんだね。購入を考えてもいいかもしれんな」
 リフテン郊外で待機していたルイスにフロストを引き渡し、俺は川岸に腰かけ物思いに耽った。
「…街は腐りきってるが、風景は綺麗な場所だよな」
 その後、リフテンへの帰路でルイスが何者かに殺害される現場を目撃。どうやらブラック・ブライアが放った刺客らしい、そりゃああんな二頭といない名馬を乗り回してれば誰にでも気付かれるよな。
 近くにいたらしい山賊との交戦に入ったブラック・ブライアの刺客をもろとも闇討ちし、俺はリフテンへと帰還した。




「ヘラジカが埋まってる!」
 …リフテンへ帰る途中にて。




「盗賊だ殺せーッ!」
 リフテンへ戻ると、衛兵と盗賊が大立ち回りを演じていた。服装を見るにギルドのメンバーらしいが、地下の拠点で見た顔ではない。余計なことをして怪しまれたくなかった俺は、便乗して衛兵とともに盗賊をボコボコにする。
 これぞ同業のよしみというヤツだ、衛兵に追われるようなマヌケを同業者として生かしておくわけにはいかない。




 夕刻過ぎ、俺はいよいよ水路からゴールデングロウ農場へ侵入を図る。
「基本的に盗賊ギルドは殺生はご法度だが、今回はその限りじゃないようだな。脅しが目的っていうなら、それらしい見せしめが必要だよな?」
 闇に紛れつつ、俺は周囲を徘徊する傭兵を弓で排除していく。
「これまで盗賊ギルドの侵入を寄せつけなかった自慢の傭兵たちが皆殺しになったと聞けば、アリンゴスも少しは後悔するだろうさ」
 農場に侵入した俺は金目の物をすべて奪い、傭兵たちを残さず始末したあと、養蜂施設に火を放った。
「これが盗賊ギルド再興のための狼煙となるわけか…」
 かつてスカイリム全土に影響力を持ち、あらゆる富が集まったとされる盗賊ギルド。今では見る影もないが、その再興を待ち望むギルドメンバーも多いようだ。
 なら、俺がそのきっかけを作ってやろうじゃないか。




 任務達成後、俺はブリニョルフから「メイビン・ブラック・ブライアがお前を呼んでる」と聞かされる。メイビンはブラック・ブライア家の頭目で、ここリフテンでもっとも怖れられている女だ。
「女主人直々にお褒めの言葉でもくれるのかい?ついでに喉をかっ切られるんじゃないだろうな」
「ハッハッハッ、彼女は殺意があれば回りくどい真似をせず殺し屋を送ってくるよ。心配するな、これは純粋にビジネスの話だよ。お前やギルドにとって有益な会合というわけだ」
 実際、速攻で殺し屋に始末されたルイスの姿を目の当たりにしている俺はブリニョルフの言葉がウソや冗談ではないとわかっている。本人は笑っているが。
 その後、俺はリフテンの宿屋「ビー&バルブ」にてメイビン・ブラック・ブライアと接触。
「ブリニョルフはまた頼り甲斐のない痩せこけた貧民を寄越したというわけね」
「スイマセンねぇ。マジすいませんねぇ」
 リフテンが誇る女帝の辛辣な批評に俺はひたすら頭を低く下げつつ、新たな仕事のためホワイトランへ向かえという指示を受ける。
「ホワイトラン…そういえば俺、もともとホワイトランに大事な用があった気が…」
 俺はビー&バルブに待機させていたボルガグを連れ出し、リフテンを出立することに決めた。
「そろそろタダ酒にも飽きてきたところだ」
「悪かったよ。その代わりってわけじゃないが、こいつで機嫌直してくれないかなー」
 どことなく不機嫌そうなボルガグに、俺は黒檀の兜と鎧、そして小手を渡した。本当はブーツと揃えて一式プレゼントしたかったのだが、ブーツだけどうしても手に入らなかったのだ。




 漆黒の装い新たに凛々しくなったボルガグに見とれつつ、俺はリフテンを出る。
「ホワイトランか。馬車を使うんだろうな?」
「いや徒歩で行くよ。ちょいと、あちこち寄り道する必要があってね」
 またこいつは、と呆れたような表情を見せるボルガグに、俺は悪気もなく答える。

 道中で怪しい帝国兵に遭遇、通行料として100G取られる。
「なぁ、どう思う?あいつら本物の帝国兵だと思うか?」
「偽者だな。すぐ近くに裸の死体がなくともそれくらいわかる」
 つい先刻殺され鎧を脱がされたと思しき死体を見つめながら、俺たちは悠然と立ち去る偽帝国兵たちに向かって容赦なく矢を放った。




 またあるとき。
「おい、怪我ぁしたくなかったら金目のモン出しな!」
「俺がそんな裕福に見えるっていうのか?(説得)」
「ム…それもそうだな。それじゃあ、とっとと失せろ」
 俺の商人流話術にすっかり騙された同郷の盗賊、背を向けた瞬間に魔法の矢を浴びたことは言うまでもない。
「碧水晶の鎧にブーツ、こいつめっちゃ良い装備してんじゃねーか!ていうか帝国兵に化けた強盗をシバいたのついさっきだぜ、リフテン周辺にはこんな連中しかいねーのか」




 さらに先へ進んだところで、焼け落ちた農場を発見。
 火事か、事故か?あるいはトラブルか…
 痕跡を探っていた俺は焼けた死体から火の精霊を呼び出すためのスクロールを、そして地面に描かれた即席の(そして、幾分でたらめな)魔方陣を発見する。
「こりゃあ…自業自得ってやつだな」




「フーッ、魂石を仕掛けに使う魔法罠を解除するには魂石を矢で落とせばよかったのか。我ながらナイスグッドアイデアだよな相棒?」
「そのナイスアイデアを思いつくまでに何回死んだか知れんがな、相棒」
「そんなことを言っちゃイカン…」
 リフテン近郊の祭壇にて。




「洞窟があるな。運が良ければクマが、悪ければトロールが出てくる」
「気の利いたことを言ってくれるねぇ…」
 ボルガグに脅されつつ、クリスタルドリフト洞窟へ侵入。クマだのクモだのを排除しつつ、中で息絶えていたガンドノールという男の死体の近くから一風変わった魔法の杖を発見する。
「なかなか珍しいデザインだな。けっこうカッコいい」
「強力なモノなのか?」
「う~んとだな、レベル4までの生物を激昂させる効果がある、と」
「…相棒、いまレベル幾つだった?」
「43。ゴミだなこれ」
「ああ。ゴミだな」




 ダークライト・タワーにて、イリアという魔女と出会う。
「私は母に生贄を連れて来いと言われたんです。でも、そんなことできなくて…母も、母に従属する仲間たちも、私にとってはもう耐えることができません。これ以上の非道を行なう前に、彼女たちを止めたいんです!たとえ、その命を奪うことになったとしても…!」
 一見フォースウォーンの集落に見えたこの塔は、どうやら魔女たちの棲家だったらしい。
 俺はイリアに協力することを決め、塔の上階に棲む魔女の親玉…イリアの母を追った。
「おい相棒、あの女一人でどんどん先に進んでいくぞ!大丈夫なのか?」
「大丈夫じゃ…っていうかあの女めっちゃくちゃ強ぇじゃねーか!?俺たち必要なくね!?」
 強力な魔法を操りかつての仲間たちを一瞬のうちに打ち滅ぼしていくイリアの背中を眺めながら、俺とボルガグは「もうあいつ一人でいいんじゃないかな…」などと考えつつも先へ進む。
 やがて母シルヴィアと対峙したイリアは、俺にある提案を持ち出す。
「母を油断させるために、私が生贄としたあなたを連れ出したと思わせるのよ。そして母が油断した隙に、いっせいに攻撃を仕掛けましょう」
 その言葉を聞き、反対はできんだろうと考えながら、俺は「ああこれ悪いパターンだ」と直感的に悟っていた。
 これアレだ、じつはイリアとシリヴィアはグルで、マジで俺を生贄に捧げる気なんだろう。
 万一の事態を想定し、俺はボルガグに「もしイリアが怪しい動きをしたら二人もろとも斬り捨てろ」と指示。
 生贄役を買って出た俺にシルヴィアがのこのこと近づいたところ、イリアは計画通りシルヴィアを攻撃。さらにボルガグと俺がよってたかってボコボコにし、おそらく魔女としてはかなりの実力者であったろうシルヴィアはあっという間に息の根を止められることになった。
「これで良かったんです。これで…」
 正義のためとはいえ、実の親を手にかけたせいだろう目に涙を浮かべるイリア。
 一方で俺は奇妙な罪悪感に囚われていた。
「取り越し苦労だったな、相棒」
「…俺、心が汚れてんのかな……」
 ポンと俺の肩に手をかけるボルガグ、俺はただ自分の不純さに言い様のない疲労を覚えるばかりだった。




 なんだかんだで戦利品が溜まってしまったため、一度リフテンへ引き返すことに。
 朝のリフテンにて、空気イスで酒を呷る衛兵を目撃する。
「その手を近づけるな!」
「あ、スイマセン…」
 声をかけようとした俺を一括する衛兵、なにかイヤなことでもあったんだろうか…



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 どうも、グレアムです。盗賊ギルドのヤクザっぷりに驚いております。
 いや義賊を期待してたわけじゃありませんが、にしてもこれは盗賊じゃねーだろと思うことしきり。なんで俺ゴッドファーザー(withゲーム版)みたいなことしてんだ?などと思いながらプレイしておりました。これなんてファンタジー版GTA。
 あと窃盗スキルをレジェンダリー化しました。ちょっと余分にポイント振り過ぎてたんで。
 しかし今作はホント密度高いなー。クエストジャーナルがあっという間に増えていく。このへんの管理がもうちょっとしやすいと良かったんですが。








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