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主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。 生温い目で見て頂けると幸いです、ホームページもあるよ。 http://reverend.sessya.net/
2019/05/14 (Tue)00:16










Jagged Alliance 2 Classic

【 Mercs Never Die. 】Part.17 (END)











Day 19, Point P3. 1100.



 女王を追って王宮の地下シェルターからメドゥナ庭園へと出てしまった傭兵たち。ふたたび王宮へ侵入し、残存兵力の掃討に乗り出す。


  >>クレイブ:
「どうも玉座に精鋭部隊が残ってたようだな。クソ頑丈なエリート兵がロケットライフル構えて出待ちとは、いかにも昔の洋ゲーって感じの難易度調整じゃあねーか、オイ!」


  >>トゥインキー:
「一発で重傷、二発喰らえばほぼ死亡、アーマーも役に立たないときたもんだ。有効射程が長く精度も高い、厄介なシロモノだよ、まったく!」


  >>ナターシャ:
「それでも、どうにか全員倒せたようですね。女王はどこにいるんでしょう?」


  >>ノーマン:
「こっちもしこたまLAWをぶち込んだからな。肉片になっちまってるんじゃないのか?」


  >>イヴ:
「それらしい死体は見つからねーな。マジで消し炭になっちまったのかも」


  >>ジアン:
「いましばらく別の場所を探すであるよ」




  >>クレイブ:
「Eliot, are you immortal !?」


  >>ノーマン:
「こいつ、正門を突破するときのLAWの連発で吹っ飛んだんじゃなかったかな…?すさまじい生命力だ」


  >>トゥインキー:
「こんな状態でも女王への忠誠心を失わないとは、まっこと側近の鑑だのう。どうやら女王の居場所を吐く気もないようだ、あくまで女王側につくってのなら、仕方がない、その誇りを抱かせたまま天に送ってやるしかないな」







 その後も女王の捜索を続ける傭兵たち、しかし女王の行方はようとして掴めない…


  >>イヴ:
「ひょっとして、もう逃げちまったんじゃねーか?高飛びしたとか…あるいはメドゥナのほかの場所に潜伏してるとかよ」


  >>ナターシャ:
「メドゥナ全域を制圧しないと女王出現フラグが立たない、とかですかね」


  >>トゥインキー:
「やめて、考えたくない…あれ、ちょっと待って」







  >>クレイブ:
「まさか、地下のこんな場所に扉があったとはな。気づかないはずだ、見えないんだから」


  >>トゥインキー:
「AAAAAGGGGGGGHHHHHHHHHHHH!!これだからイヤなんだよ、2Dアイソメトリックってやつは!!」




  >>ノーマン:
「いよいよ女王とご対面、だな」


  >>イヴ:
「今のところ抵抗する気はないみてーだな。煮るなり焼くなりお好きなようにってな、さて大将、どうするね?」


  >>トゥインキー:
「たとえ相手が裁量の余地もない悪党だったとして、無闇に苦しませるのは主義じゃないのよね。頭に一発、それで終わりだ。せいぜい来世では…そんなものがあれば…もうちょっと他人に優しく生きてほしいね」














 王宮を出た傭兵たちを、大勢の国民が出迎える。


  >>トゥインキー:
「エート。どちらさま…??」


  >>クレイブ:
「名も無き民ってやつだろう。女王の圧政から解放されて喜んでるようだが、こいつら首都の住民だろ?他の都市から駆けつけたにしては早すぎるしな、徒歩は移動に時間がかかるって、イヤってほど思い知らされてるしよ」


  >>ナターシャ:
「地方だけでなく首都の富裕層も女王の軍政化には反対だったということじゃあないですか?このぶんだと、ほか地区に展開している政府軍部隊もすでに戦意を失っているとみていいんじゃないですかね」


  >>ジアン:
「おそらく、我々の…反政府軍の支援者が、死んだはずの前王だったという話がすでに広まっているのではないかな。国王がふたたび政権に就けば、以前のように平和なアルルコに戻るという希望があるのだろう」


  >>イヴ:
「そう上手くいくかね?女王がどんな政治を行っていたかはわからねぇが、軍事政権だったからこそ諸外国が手を出せずにいた、って状況だったかもしれないしよ。時計とは違うんだ、ネジを戻せば歯車が元に戻るってわけもねぇだろ」


  >>ノーマン:
「それに関しては、いま悩んでも仕方がないな。それに、俺たちの仕事はここで終わりだ。あとのことは国王と、そして国民が自分達の手で切り拓いていく必要がある。未来をな」


  >>クレイブ:
「所詮俺たちは壊し屋さ、やったことといえば、殺して壊しただけだ。物事は破壊と再生、その繰り返しだ。俺たちが壊し、そして、彼らが再生させる。それぞれの役割さ、すべてが一つのサイクルなんだ」




  >>トゥインキー:
「ともかく、これで任務完了というわけだ。といったところで、気の利いた台詞の一つも思い浮かばないけど…とりあえず皆、お疲れ様ってことで」


  >>クレイブ:
「こっちも金で雇われて仕事でやっただけだからな。とはいえ、まあ、たまにはチームを組むのも悪くはないな。次の儲け話を仕入れたらまた声をかけてくれ、もっとも、そのとき俺の手が空いてるとは限らないけどな」


  >>ノーマン:
「当初の予定、二週間はさすがに希望的観測が過ぎたが、それでも20日か。ずいぶん長い間ここで戦っていた気がするな。もうしばらく滞在して南国リゾートを満喫と洒落込んでもいいんだが、家族を国に残してきているんでな。そうだ、嫁と娘たちにお土産を買っていってやらないと。聖杯はキングピンにくれてやってしまったし」


  >>ナターシャ:
「私も、すこし長居が過ぎました。アルルコの内情については組織も関心を抱いていたので、今回の仕事はいちおう本業の一環でもあったんですけどね。とはいえ、本部がアルルコに積極的に関わることはないでしょうけど。さて、これから報告書を仕上げないと」


  >>イヴ:
「まあ楽しかったぜ、人生はアクションとエキサイトがなけりゃあな!欲を言やあ、もうちょっと派手に暴れたかったがな。ところで、本当にこの国にケシ畑を作る予定はないのかい?」


  >>ジアン:
「私はもうしばらくこの国の残るであるよ。我がカルトの偉大なる信仰をアルルコに広めねばならぬでな。ところで軍資金の余剰、20万ドルはどうするであるか?」


  >>トゥインキー:
「みんなで山分けだ、成功報酬ってところでね。フィクションなら、ナニワブシならね、アルルコの将来のために国民に返還しちゃったりなんかするんだろうけど。さすがにそこまではお人好しじゃないよ、俺は」


  >>クレイブ:
「なんといっても、たった六人で政権を打倒したわけだしな。それに20万なんてのは、一見すりゃあ大金だが、実際は戦車一輌だって買えない端金なわけだからな。胸も痛まねー」


  >>ノーマン:
「アゼルバイジャンがロシア軍から購入したT-72は一輌あたり100万ドルだったかな。すぐに実戦運用できるレベルならそれくらいかかるかな、民間向けのジャンクならもっと安くて済むが。20万という金額は傭兵の報酬としてはそう高くもない」


  >>トゥインキー:
「まーそんなわけで、この金は国を離れる俺たちへの餞別として有り難く受け取っておこうじゃーないの。それじゃ、帰りますか」









 女王が倒れ、旧軍事政権が崩壊したのち。
 王宮の玉座の間にて、これまで姿を隠していた前王エンリコ・チヴァルドーリが大勢の国民をまえに壇上でスピーチをする。
 聴衆のなかには傭兵部隊を率いていたトゥインキーと、仲間の一人ナターシャの姿もあった。


  >>ナターシャ:
「意外ですね、あなたがこんな場所に姿を見せるなんて。とっくに帰ったものと思っていましたが」


  >>トゥインキー:
「俺も同じようなこと言おうとしてたんだけどね。一応、クライアントから直接依頼を受けた身としてはね。とりあえずの顛末は見ておかないとさ」


  >>ナターシャ:
「ミゲールが亡くなったのは残念でした。まさか、オルタの研究所へ向かったときに戦死していたなんて…カルロスと、ダイナモも。彼らの名は国の為に戦った英雄としてアルルコの歴史に刻まれることでしょう」


  >>トゥインキー:
「アランとアレックスはいつの間にか姿を消していたな。シルヴィアは野生化したブラッドキャットを退治するために、反政府軍、いや今は国防軍だっけ、かつて訓練した連中と協力して対処にあたってるそうだ。キミはなぜここに?」


  >>ナターシャ:
「サン・モナのキングピンが目下のところ、現政権の脅威となっているようです。それとは別に、本部も彼の組織に懸念を抱いているようで。成り行きによっては、ヒット・コントラクト…抹殺指令が下る可能性があるので、こうして待機しているのです」


  >>トゥインキー:
「本部?モスクワのオレス・クターギンがそう言ったのかい、キミの義父の?」


  >>ナターシャ:
「義父といっても、軍へ入隊するときの身元保証人と、組織への加入を斡旋してもらっただけで、あとはそう会って話すこともないですけどね。もしキングピンの組織を相手にすることになれば…ひょっとしたら、今度は私があなたを雇うことになるかもしれませんよ?」


  >>トゥインキー:
「そいつは…キャッシュ次第、だな」













 [おわり]
 
 
 
 
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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2019/05/11 (Sat)00:52










Jagged Alliance 2 Classic

【 Mercs Never Die. 】Part.16













Day 19, Point N3. 0945.



 アランたち別働隊がオルタの秘匿研究所を襲撃したのとほぼ同じタイミングで、トゥインキーら傭兵たちはアルルコの首都メドゥナ北部の空港へ侵攻を開始した。最終決戦の火蓋が切って落とされる。


  >>クレイブ:
「金網の周辺に地雷が敷設されてるな。気をつけなきゃあな」


  >>ノーマン:
「金網自体にそれほど耐久性はないようだ。さっき投げた手榴弾の爆発で穴が空いた、そこから敷地内に侵入できるだろう」




  >>トゥインキー:
「空港の倉庫に大量のLAWがあるね、こいつは役に立ちそうだ」


  >>ナターシャ:
「撃つときは背後に気をつけてくださいね。バックブラストで吹っ飛ばされるのは御免ですから」


  >>イヴ:
「きちんと射手の背後にダメージ判定が発生するもんな、戦車を潰そうと思って撃ったとき、後ろにいたジアンがぶっ飛んだときは何事かと思ったぜ。いやー感心、感心」


  >>ジアン:
「冗談では済まないのである。危うく髪型がアフロになるところだったである」


  >>ノーマン:
「警備は厳重だが、わかりやすくバリケードが組んであるぶん、敵がいる場所はおおよそ見当がつく。そういう意味では対処が簡単ではあるか」


  >>ナターシャ:
「ひとまず空港の敵はすべて排除できたようですね。どうします?東にはSAMサイトがあります。そこを奪取できればアルルコの制空権を完全に掌握できますが」


  >>トゥインキー:
「いまさら攻略の手を広げてもしょーがないんだよねぇ。このさい、一気に南進して王宮を落としちゃおう。手持ちの武器、弾薬も有限だしさ。あんまり手間隙かけて、女王に今後の身の振りを考える時間を与えるのもマズイしね」










Day 19, Point O3. 1000.



  >>クレイブ:
「さて空港から南へ移動して首都に入ったわけだが。随分と立派な庭園だな、まるで迷路だ。この生垣を手入れするために大勢の使用人を雇ってるんだろうな」


  >>ノーマン:
「迷路のなかで守備隊が防御を固めているのはわかりきっているから、西側から回り込んで王宮へ侵入したいところだが、さすが女王というべきか、それを見越して海岸に大量の地雷が敷設してある。これを除去しながら移動するのはかえって危険だ」


  >>ナターシャ:
「海岸には遮蔽物がありませんしね。地雷を処理しているところへ一方的に攻撃を仕掛けられたらひとたまりもありません」




  >>イヴ:
「どうにか敵をやり過ごして南側まで来れたか。まだフロア内に敵が残ってるようだが、どうするよ?」


  >>トゥインキー:
「このさい、いちいち向かった先の敵を全滅させる必要もないわけでね。無視しちゃおう、このまま一気に王宮へ突入するよ」










Day 19, Point P3. 1025.



  >>クレイブ:
「さァて、王宮の正門を吹っ飛ばして侵入可能になったわけだが…なんだ、あいつ?」


  >>ジアン:
「あれはエリオット、女王の秘書である。どうやらLAWの爆風に巻き込まれたようであるな、だいぶんズタボロである」


  >>イヴ:
「額にご立派な穴が空いてるじゃねーか。流れ弾にでも当たったかな?」


 エリオットは傭兵たちが都市を陥落させるたびに女王から叱責と平手打ちを喰らい、しまいには頭部を銃撃されたものの一命を取り留めたなどということは、傭兵たちにとって知るよしもない。




  >>トゥインキー:
「最終決戦だってんで、ありったけのLAWやらモーターやら爆薬やら総動員したけど、この王宮って現政権が崩壊したあとも使うんだよね?まずいなぁ、クライアントが怒らないといいけど…」


  >>クレイブ:
「この有り様を見たら、前王はオマエを雇ったことを後悔するかもな。ま、それはともかく、LAWの直撃を受けてもビクともしない頑丈な暖炉があったぜ。よく見たら下に下りる階段があるな、いかにもネズミの巣穴に繋がってそうな気配がしねぇか?」









  >>トゥインキー:
「地下室っていうか、立派なシェルターだねこれは。核にも耐えるのかな?施設自体は王宮が建造された当初からあったんだろうけど、セキュリティを強化したのは女王の手配だろうね」


  >>ノーマン:
「人間が剣や槍で戦争していた時代から、権力者の住居には秘密の地下室や逃げ道を作るのが当たり前だったからな。実用性だけでなく、そういう設備があるってこと自体がステータスでもあった」


  >>クレイブ:
「ガキの頃を思い出すな。俺もこんな場所で育ったもんだ、授業用のスライドに細工したりな。懐かしい…」


  >>イヴ:
「ノスタルジーに浸ってる場合か、それより女王はどこにいるんだよ?敵を全滅させても女王の影も形もないじゃねーかよ」


  >>ジアン:
「ひょっとして、まだ地下に退避していなかったのではあるまいか?地上階の敵を掃討するまえに侵入してしまったしのう」


  >>ナターシャ:
「北に続くトンネルがありますね。そちらを調べてみましょう」


 P3の地下からP2の地下トンネルへ移動し、そこから地上へ続く秘密の出入り口を見つけた傭兵たち。そこを出た先には…




  >>クレイブ:
「…なァんか見覚えねぇか、ここ」


  >>ノーマン:
「間違いない。先刻通過したばかりのメドゥナの庭園だ」


  >>トゥインキー:
「…女王はどこ?」






 [次回へつづく]
 
 
 
 
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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2019/05/08 (Wed)02:47










Jagged Alliance 2 Classic

【 Mercs Never Die. 】Part.15














Day 16, Point G1. 0840.



  >>クレイブ:
「マスタードガスを喰らえ、畜生どもめ!」


  >>トゥインキー:
「けっこうエゲツない武器使うねェ、オタク」


 H2に続きH1を攻略し、さらにG1へと足を伸ばした傭兵たち。
 しかしそこで女王軍の激しい抵抗に遭うのであった。


  >>ノーマン:
「カンブリアなんか目じゃないな、それだけ女王にとっては重要な土地ということなのだろうが…森の中にいる連中も厄介だ、どうやら射程の長い武器を持っているようだな」


  >>クレイブ:
「装備を見直したほうがいいかもな。7.62mmじゃないとアウトレンジから一方的にケツを狙われる、なあそうだろう、ギャングスター?」


  >>イヴ:
「俺からトレードマークの二挺拳銃を取り上げようってワケ?」


  >>ナターシャ:
「AP弾とはいえ、拳銃弾じゃ威力不足が深刻ですしね…あなただけの問題ならまだしも、チームの生死がかかるわけですから」


  >>ノーマン:
「装弾数が多いとはいえ、俺のP90も器用貧乏感が半端ないよな。FAL持ちのジアンが活躍しまくってる現状を見るとなあ」


  >>ジアン:
「うらやましいであるか?」


  >>ノーマン:
「うらやましい。超うらやましい。ワイルドギースは正しかったようだな」


  >>トゥインキー:
「ピカピカの新式が常に有利とは限らないよねェ」










Day 16, Point G2. 0900.




  >>ノーマン:
「政府軍兵士に混じって妙なヤツがうろついてるぞ。このあたりに民間人はいないと思っていたがな、逃げ遅れた工員か?」


  >>トゥインキー:
「ジョーと名乗ったか、こいつら全員、一応偽名を名乗ってるんだな。そいつの本名はティファニー・エディ、元マフィアで今はフリーランスの殺し屋だ。組織の幹部を複数人、それと中国の国連大使を暗殺してる」


  >>クレイブ:
「カルメンのリストにあったヤツか。イタ公の殺し屋か、ロシア人形とどっちがタフかな?」


  >>ナターシャ:
「へんな比較をしないでください。それにですね、私は多少の自由行動を許可されてはいますが、今でも組織の一員です。フリーランスではありません、その点を誤解なきよう」




  >>トゥインキー:
「ここも工場かな。しかし、その、なんだ。タンクにイヤなマークが入ってるんだけどね、この緑色に発光してるの、いったいなにさ…?」


  >>イヴ:
「びびるなよ、スプリングフィールド原子力発電所よりは安全そうじゃねーか」


  >>クレイブ:
「カウチギャグでもやれって?アレさ、日本の原発とどっちが安全なのかね」


  >>ノーマン:
「そういう洒落にならないネタはやめたほうがいい。ともかく、ここを落としたことでグラムの制圧も完了したわけだ。しばらくはまた義勇兵の訓練かね?」


  >>トゥインキー:
「そうなりますかネ。ま、あと少しもすればチツェナや北のSAMサイトに居る連中をこっちに呼べるから、そう時間はかからないと思うよ」


  >>ナターシャ:
「次はいよいよ首都メドゥナ、というわけですね。車で移動するとなると西の海岸線を通って行くことになりますが、オルタの研究所はどうします?あそこは道路が通っていないので、徒歩で行くか、スカイライダーのヘリを使用することになりますが」


  >>トゥインキー:
「ヘリではメドゥナに近づけないしなぁ…首都にもSAMサイトがあるんだよね。いや、いいや。俺たちはメドゥナを目指してさ、オルタは他の連中に任せよう。たぶん、俺たちがメドゥナへ向かうあいだにグラムの義勇兵訓練も完了するはずだから、そのあとヘリでオルタまで飛んでもらうことにするよ」










Day 18, Point M3. 1750.



 グラムの義勇兵訓練を他の傭兵に任せメドゥナへ向かう傭兵たち。道中で幾度か女王軍の襲撃を受けながらもそれを退けてきたが、空港へ侵攻する直前、複数の戦車を有する検問部隊と接触し足止めを喰らう。


  >>ノーマン:
「まさかメドゥナの周辺がこれほどまで厳重に警備されているとはな」


  >>クレイブ:
「LAWを大量に用意しといて正解だったよな。ま、装備も新調したことだし、いよいよ最終決戦だ。気ィ張っていこうぜ…どうしたおい、元気ないな」


  >>トゥインキー:
「べっつに。」


  >>ナターシャ:
「このヒトですね、威力や射程が使用弾薬ではなく武器に依存するシステムだと、たった今気がついたそうで。5.56mmと7.62mmで威力にほとんど違いがない点や、場合によっては小口径ライフルのほうが大口径ライフルより有効射程が長いこと、特にステアーAUGの優遇ぶりが大変に気に食わないらしいです」


  >>トゥインキー:
「おかしくない?おかしいでしょ?なんでAK-74よりAKMのほうが有効射程が短いわけ?M14よりステアーAUGのほうが狙撃に向いてるとかわけわからんでしょ。FALが強いのだって、たんに他の同種のライフルより設定が優遇されてるだけじゃん。超意味わかんないんですけど?」


  >>クレイブ:
「めっちゃ不機嫌じゃねーか。そこはホラ色々あるだろうよ、扱いやすさとかそういうのを諸々込みでファジーに数値化したらそうなるってハナシじゃあねーの?」


  >>イヴ:
「そうだぜ、ヘソを曲げるなよ大将。いよいよ感動のフィナーレってところじゃあねーか」


  >>ジアン:
「そろそろ日も落ちる頃合いであるが、このまま夜襲を仕掛けるであるか?」


  >>トゥインキー:
「いや、朝まで待つよ。どうせ夜戦装備を揃えた精鋭が手ぐすね引いて待ってることだろうし、アドバンテージを活かせない状況で暗い画面と睨めっこするのも馬鹿らしいしね」










Day 19, Point K4. 0830.



 トゥインキーたちが今まさにメドゥナへ侵攻しようとしていた頃、グラムでの義勇兵訓練を終えたアラン/シルヴィア/アレックス/ダイナモ/カルロス/ミゲールの六人は政府の極秘研究所が存在するオルタを襲撃していた。


  >>アレックス:
「クソッ、ミゲールがやられた!カルロスとダイナモも重傷だ!」


  >>アラン:
「放っとけ、撃たれるヤツが悪い!」


  >>シルヴィア:
「秘匿された研究所とはいえ、これほどまでに警備が厳重だなんて…彼らはいったい何を守っているの?」




  >>アレックス:
「お嬢さん、君の探しものだ。ブラッドキャットや、クレピタスといった怪物はこの研究所で製造されているんだよ。まさしく狂気の産物だ、けっきょく、残ったのは俺たち三人だけだな」


  >>アラン:
「新兵の訓練が済んだと思ったら別命でいきなり死地に送られるとはな。LAWをぶっ放されたときはさすがに俺でも死ぬかと思ったぞ」


  >>シルヴィア:
「どうやら地下があるみたい。行ってみましょう、犠牲に見合う成果があればいいけど」




  >>アラン:
「地下も相当に警戒が厳重だったな。とりあえず研究員を脅して隠し倉庫の扉を開けさせたが、こりゃあ…こいつは?」


  >>アレックス:
「ロケットライフル…というやつかな、指紋認証式で所有者以外は撃てないようになっている。どうやら女王は新型武器の製造にも関心があったらしい」


  >>シルヴィア:
「せっかくだからトゥインキーたちに送ってあげたいけど、今からだと間に合いそうもないわね」


  >>アラン:
「所詮はガキのオモチャさ、エージェンシーは興味を抱くだろうが。まあ…とりあえず威力を試してみるか、最適な実験台が目の前にいることだしな」






 [次回へつづく]
 
 
 
 
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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2019/05/05 (Sun)01:17









Jagged Alliance 2 Classic

【 Mercs Never Die. 】Part.14











Day 16, Point H3. 0740.



  >>トゥインキー:
「痛ッてエ、撃たれた!なんだってんだ、やけに強いのがいるぞ!?」


 朝を待ってグラム鉱山地区へ侵攻した傭兵たちは、強固な守備隊をまえに苦戦を強いられる。


  >>ナターシャ:
「あれはマイク…A.I.M.の伝説的な傭兵です!報酬の要求額が高過ぎるので組合と揉めて姿を消したと聞いていましたが、まさか女王に雇われていたなんて…」


  >>クレイブ:
「リビング・レジェンドってやつか、名を上げるチャンスじゃねーか!やってやれ、マスター・キラー!」




  >>ナターシャ:
「あなたが戦場に死に場所を求める類の兵隊だったかはわかりませんが…安らかに眠ってください。もう誰も、あなたを傷つけることはできないのですから…」


  >>イヴ:
「他人の死を悼んでるヒマはねーぞ、まだ戦いは終わっちゃいねーんだからな!」




  >>クレイブ:
「クソッタレ、次から次へと出てきやがるな。このあたりには兵隊畑でもあるのか?こいつらも傭兵だったりすんのかね、ま、誰だろうと殺すことに変わりはないがな!イヴ、おまえの臼の出番だ!」


  >>イヴ:
「おうよ!」




  >>ノーマン:
「一寸待て、それ迫撃砲じゃなくて40mm…いやいやいや、サイズと威力がおかしいぞ!核弾頭でも装填したのか?」


  >>イヴ:
「迫撃砲弾を装填できるよう改造したのよ。ハンディ・モーターとでも言うかな」


  >>クレイブ:
「そんなもん使って、手首や肩が壊れるぞ」


  >>イヴ:
「俺の肩は大リーガー並の強さだからな、そこいらの軟弱者と一緒にしてもらっちゃあ困るぜ!」


  >>ナターシャ:
「そういう問題でしょうか…貴女ならニー・モーターを脚に乗せて撃っても痣くらいで済みそうですね」




  >>ジアン:
「ひとまず鉱山周辺の敵の掃討は済んだようであるな」


  >>トゥインキー:
「まだ何人か潜伏してるみたいだけどね。ズレたやつが森の中にでもいるのかな」


  >>クレイブ:
「俺が見てくる。にしても、夜襲なんぞ仕掛けなくて良かったよな。明かりがないから地形が把握できないし、ここの連中はよく訓練されてて装備も良い。たぶん夜戦装備も揃えてるだろう、ま、やたら画面の暗い2Dアイソメトリックでなけりゃあ、もう少しやりようもあるんだがな」


  >>ノーマン:
「スクショが暗いのはブログ的にも良くないしな」


  >>ナターシャ:
「何を言ってるんです…?」




  >>クレイブ:
「いたぜ一人、7020キロ、じゃない南西20キロ…もとい。南西の森のなかに一人、ポツンとな。罰ゲームの最中かね?あるいは立小便でもしてたかな」


  >>トゥインキー:
「ワーオ、敵のなかにLAWを持ってるやつがいたよ。こっちに向けてぶっ放してこなくて良かったよねェ。せっかくだ、メドゥナ侵攻のさいには有効に使わせてもらうとするかな」










Day 16, Point H2. 0750.



  >>トゥインキー:
「さてポイント・ホテル・ツーへ到着したわけだが、ここは倉庫か何かかね?南側の建物二軒は警察署と酒場、そこに兵隊が立て篭もってるとは考え難い。おおかた、北側の巨大な建物に居座ってるんだろう」


  >>クレイブ:
「屋内戦は厄介だな、なにせ敵が銃を構えてる前に飛び出す格好になるわけだからな」


  >>トゥインキー:
「基本に忠実にいこう、出て、撃って、隠れる。まあ、面白味はないけど…」







  >>ノーマン:
「どうもここは、倉庫…ではなく工場のようだな」


  >>クレイブ:
「迂闊に爆薬で穴を空けなくて良かったよな、民間人まで巻き込むところだった。おまけにホラ、見ろ、ちょうど爆薬を製造しているところだったようだしな…この建物にある爆薬全部に引火したらニュージャージーまで吹っ飛んでたところだぜ」


  >>イヴ:
「ところで、トゥインキーとナターシャはどこ行った?」


  >>ジアン:
「酒場へ向かったみたいであるよ」




  >>トゥインキー:
「オーナーが昨日雇ったバーテンダー、ね。愛想は良いし仕事もできるようだが、どっかで見たようなツラなんだよなあ。だいいち、チャーリーって名前の顔かね」


  >>ナターシャ:
「カルメンの賞金首リストにありました。本名サリー・エルギン、英国人テロリストです。食品に毒を混入するのが彼の得意な暗殺手段で、過去、英国貴族院に潜入し四人の要人を毒殺しています」


  >>トゥインキー:
「オックスフォード出のインテリがねェ。親が泣くぜ、アイリッシュでもあるまいに」


  >>ナターシャ:
「始末しますか?」


  >>トゥインキー:
「いや、止しにしておこう。気が進まない、まあ、毒殺テロリストをバーで働かせておくのは気が咎めるけどさ。クビをチョン切って、どこをフラついてるかわからないカルメンを探して、また金を受け取るのに手間がかかるわけでしょ?いいや、ヤツの首の皮は繋げておくさ。
 そうそう、例の女テロリストの賞金については、M.E.R.C.から適当な傭兵を雇って受け取りに行かせることにしたよ」






 [次回へつづく]
 
 
 
 
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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2019/05/02 (Thu)04:50







Jagged Alliance 2 Classic

【 Mercs Never Die. 】Part.13











Day 15, Point A2. 1140.



 A2地点、チツェナ北部の遺跡地区を制圧した傭兵たちは、民間人のなかに外国人観光客の姿を発見する。


  >>トゥインキー:
「アメリカ人?なるほど、観光に来たはいいものの内戦で閉じ込められて帰るに帰れなくなった、と。ドラッセン空港まで送ってほしいそうだ」


  >>クレイブ:
「それなら護衛なんぞつけなくても、ストライダーのヘリで送ってもらえば万事解決だな」


  >>トゥインキー:
「せっかくだから途中まで送ってあげれば?」


  >>ノーマン:
「どういう意味だ?」


  >>トゥインキー:
「いやなに、俺とジアンは義勇兵の訓練のためにここに残るからさ、キミら暇になるじゃん?四人でグラムを落としに行くってんなら止めないけど。どうせならサン・モナの偵察にでも行ってもらおうかと思ってね」


  >>ジアン:
「サン・モナ…キングピンというマフィアが支配している地域であるな」


  >>ナターシャ:
「ここからサン・モナへは距離的に近いですが、道路が通ってないので車で移動するとなると、かなり遠回りをすることになります。かといって徒歩は時間がかかりますし、老夫婦をドラッセンまで送るヘリコプターに途中まで同道するのは合理的判断じゃないでしょうか」


  >>クレイブ:
「そういうことかい。四人でかい、危険はないんだろうな?」


  >>トゥインキー:
「女王軍が手出しできない、っていう事前のリサーチだからねェ。ま、キミらが下手を打たなければ余計な惨事にはならないんじゃあないの?」


  >>イヴ:
「言ってくれるね」










Day 15, Point D5. 1530.



  >>クレイブ:
「サン・モナへ到着、と。とりあえず一杯ひっかけようぜ」


  >>ナターシャ:
「油断しないでください、どこかに賞金首が潜伏してるかもしれませんよ」


  >>イヴ:
「その賞金首についてだがよ、C5の酒場で見つけたぞ、カルメンとかいうオッサン。ジアンから首を預かってきて良かったよな」


  >>クレイブ:
「報酬は受け取ってきたのか?」


  >>イヴ:
「いや、金を用意するのに時間がかかるから、24時間後にドラッセンの酒場へ来てくれとさ」


  >>クレイブ:
「ふざけてやがるな。金の受け取りのためにドラッセンまで行けって?しかもあそこ、たしか酒場が二軒あったろ。俺たちに探せって?面倒臭ェな、もう無視しちまうか。付き合いきれねェ」


  >>ナターシャ:
「それで、ノーマンさんは何をしているんです?」


  >>ノーマン:
「賭けボクシングだそうだ。参加料は1000ドルか5000ドル、勝てば倍額になる。こう見えて俺はかつてニューイングランドで最強の闘士を目指した男、腕を試すのも悪くないと思ってね」




  >>ノーマン:
「烈脚空舞!イヤーッ!」


 ナックルダスターを装着する対戦相手に素手で立ち向かうノーマン。ボコボコにされてロードしたり、買ったのに報酬が貰えないバグが発生しロードしたりといった苦難を乗り越え、三人の対戦相手を血の海に沈めたのであった。




  >>クレイブ:
「おまえ、技術者じゃなかったっけ…?」


  >>ノーマン:
「宗旨替えというやつだ、気にするな。ニューイングランドではよくあることだ」


  >>ナターシャ:
「あそこに居るのはキングピンじゃないですか?」


  >>イヴ:
「あのベジータみたいな額のオッサンか?マフィアのボスは闇ボクシングに御執心か、ステレオタイプだよな。ノーマンのことが気に入ったようだ、自宅に招待してくれるとよ。せっかくだ、御呼ばれに預かろうぜ。うまいマシが食えるかも」




  >>クレイブ:
「プールつきの豪邸とかじゃないのか。案外質素だな」


  >>ノーマン:
「歓迎パーティを開いてくれるって感じじゃあないな。俺たちの腕を見込んで仕事を頼みたいそうだ。なんでも、バリムの美術館に展示されてる幸運の聖杯だかいうブツを手に入れてほしいとか…どっか聞いたような話だな?」


  >>ナターシャ:
「あなたが盗んだんじゃないですか…どうするんです?たしか、チツェナの住民も聖杯を探していたと思いますが。もとはあの遺跡から出土したもので、地元の人たちにとって大切なものだと」


  >>クレイブ:
「関係ねェ、俺たちは女王を殺しに来たんであって、アルルコの文化の保護に来たわけじゃねーからな。キングピンは聖杯に20,000ドル出すと言ってるんだろ?軍資金の足しにしようぜ」


  >>ノーマン:
「俺のおかげで35,000ドルも稼げたわけだ。みんな、俺に感謝するように」







  >>ノーマン:
「それはそうと、街でちょっとした噂を耳にした。どうやらキングピンは廃鉱山に資金を隠してるらしい」


  >>クレイブ:
「ホォー。夜中にでも忍び込んで、コッソリ頂いちまうか?なに、どうせ内戦中だ。たとえバレたって、ドンパチやってるなかまで追っかけちゃあこないだろう。あとは女王をブッ殺して、この国からオサラバすれば万事オッケーってわけよ」


  >>ナターシャ:
「そんなに上手くいきますかね」


  >>イヴ:
「現役のギャングとして、一つ忠告だ。ギャングやマフィアって連中にとって何よりも大切なのは金だ、仲間だの忠義だの伝統だの、そんなものはオマケでしかねぇ。で、金の次に大切にしてるのは面子だ。プライドと言い替えてもいいが。なんたって、ナメられたらやっていけない稼業だからな。
 で、俺たちが金を奪うとどうなるか?連中は金と面子、両方のキンタマを同時に蹴り上げられたって格好になる。チンピラの外国人風情にそんな真似をされたら、それこそ手段を選ばず金を取り返しに来るだろうよ。
 そしてマフィアって連中は執念深い。必要があれば何十年だって追い続けてくる、アルルコから出れば大丈夫だって?外国に殺し屋を送り込むなんざ、連中にとっちゃ朝飯前だぜ。そうなったら最後、もう俺たちは枕を高くして眠ることはできねぇ。狙った獲物を追い詰めるってことに関しちゃ、刑事警察よりしつこいからな。
 こっそり盗めばバレないって?そんなはずがあるか。最初に言った通り、マフィアにとって何を差し置いても一番大切なのは金なんだからな。どんだけ大金を持ってたって、貧乏人から1ドル取り立てるにも容赦しない、それがマフィアだ。隠し金が消えて気づかないハズがねえ」


  >>クレイブ:
「…反対、か?」


  >>イヴ:
「いやいや。やるなら金を盗むだけじゃ足りない、と言ったんだ。組織ごと潰さなきゃあな、しかも、おそらくキングピンは街の名士だ。住民に慕われてる。ドンパチはじめたら敵はマフィアだけじゃきかなくなる、街ごとまっ平らにする必要があるだろうな」


  >>ノーマン:
「ウーム…」


  >>イヴ:
「どうする、やるならやるぜ?俺は悪ノリは大好きだ。ただ、中途半端な気持ちでやられるんじゃあ迷惑だ、ハラぁ括ってもらわないとな」


  >>クレイブ:
「…ハァ。いや、止めておこう。そこまでやるんじゃ、当初の目的から外れすぎる。兵隊は大人しく戦争ゴッコで満足しておこう、マフィア掃除は…まあ、またの機会にってことにしておくか」










Day 15, Point A10. 1850.



 チツェナへ戻るまえ、四人はオメルタ東部の反政府軍基地へ帰還しメンバーのカルロス、リーダーのミゲールを仲間に加える。


  >>クレイブ:
「この二人をチツェナの義勇兵訓練に充てれば、トゥインキーとジアンを雑用から開放できるな。グラムへ侵攻できるぜ」






 [次回へつづく]
 
 
 
 
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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