主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。
生温い目で見て頂けると幸いです、ホームページもあるよ。
http://reverend.sessya.net/
2020/12/01 (Tue)18:08
Fallout: New Vegas
"Twin Aces" #XX-B
"Twin Aces" #XX-B
- フォールアウト:ニューベガス -
【ツイン・エイセズ】第XX-B回
どうも、グレアムです。前回に引き続きニューベガスのリプレイ記の構想を綴っていきたいと思います。今回はブレンダとクレイブを除く他のキャラクターの舞台裏での活躍を紹介していきます。
【My Kind of Town】
プリムの臨時保安官となったサラは、ライラという元NCR兵のギャングが手下を率いてカジノのみかじめ料を要求している場面に遭遇。武器なしの殴り合いで自分に勝てたら金をやると提案し、四対一の戦いで見事にギャングたちをぶちのめす。
意気消沈してプリムを出て行こうとするライラたちに、どうせ行く場所がないならプリムの保安官(&保安官助手)にならないかとサラは提案する。これといって悪事を生き甲斐としているわけではないライラたちは戸惑いつつも了承し、ギャングから足を洗うことを決める。
正式に保安官が決まったことで、サラはプリムを出発する。彼女は自分の過去に決着をつけるため、Vault 3へと舞い戻るつもりだったのだ。
【Left My Heart】
コロラド川下流に生息するミレルーク・キングの親子は空腹だった。
「おかあちゃん、おなかすいたよう」
「そうだねえ。人間とか食べたいねえ」
しかし、近くに住んでいるリージョンたちは凶暴すぎて手に負えない。そこへ、川の中から黒衣の男がゆっくりと岸へ上がってくるのが見えた。男を食らうべく襲いかかる親子。しかし黒衣の男の銃撃で親子は瞬時に殺されてしまう。
どこからともなく現れ、リージョン領であるコットンウッド・コーヴに上陸した謎の男…ミステリアス・ダンディ。
檻に奴隷が捕らえられているのを目撃し、ダンディはリージョンへの怒りを顕わにする。
「貴様ら…悪人だな……!!」
「ていうか、おまえ誰だよ!?」
ダンディの意味不明ぶりに狼狽するリージョンの兵士たち。そこへダンディの正義の銃弾が炸裂し、リージョン兵が次々に粛清されていく。このまま全滅かと思われたが、そこへ指揮官の不死鳥アウレリウスが立ち塞がり、ダンディの手から必殺の拳銃を叩き落す。
「フン、所詮プロフリゲートは銃なしでは戦えまい!」
鼻息荒く言い放つアウレリウスの顔面にダンディの容赦ないパワーフィストが叩きつけられ、頭部は爆発四散。かくしてコットンウッド・コーヴに駐屯するリージョンは壊滅したのだった。
その後、檻にかかっていた鍵を破壊し、奴隷として捕らえられていたウェザース一家を解放するダンディ。礼も待たずに何処へと去っていくダンディの後ろ姿に、ウェザース一家は呆然とつぶやくのだった。
「ありがとうございます、見知らぬおじさま…」
【Back in Your Own Backyard】
ネルソンの町を制圧し、NCR兵たちを捕虜に上機嫌のリージョン兵たち。しかしそこへ、突如ミステリアス・ダンディが姿を現した。
「貴様ら…悪人だな……!!」
「なんだこいつ!?」
いきなり訳のわからない言いがかりをつけてくるダンディに驚く間もなく、必殺の銃弾を受けて次々と斃されていくリージョン兵たち。
リージョン兵を全滅させたダンディは磔にされていたNCR兵を解放すると、一言も発することなく姿を消した。あまりの急展開に動転しつつ、助けられたNCR兵は感謝の言葉を口にするのだった。
「ありがとう、知らないおっさん」
【Hard Luck Blues】
シルバー・ラッシュでの手痛い失態にもめげず、フォローズ・チョークは次なる仕事のためにニューベガス近辺の農場に水を送るポンプ場の調査へ向かっていた。このところ作物の状態が悪く、水源汚染の疑いがあるというのだ。イーストポンプ場のターミナルは最近何者かが操作した痕跡があり、表示された画面には付近のVaultから放射能が漏出しているという情報が記載されていた。
農場の経営者やNCRと相談し、防護服を受け取ったフォローズ・チョークはVault 34の調査へ向かう。そこは深刻な放射能汚染とグール化した住民のひしめく地獄絵図と化していた。
どうにか原子炉へと辿り着いたフォローズ・チョークだったが、そこで彼はリアクターをシャットダウンして農場を救うか、施設内に閉じ込められた生存者を救うかの二者択一を迫られる。
「どちらかを選ぶなんて、僕にはできない…!」
苦悩の末、フォローズ・チョークは農場を救うことを選ぶ。しかしその直後、「ヌオオォォォーーーッ!」というダンディな叫び声とともに住民を閉じ込めていた扉が力技で開けられた音が聞こえ、住民が無事に脱出できたことを知る。自分以外の何者が、何の目的でこの施設に侵入していたのか、それはわからないままだったが…
【G.I. Blues】
ひょんなことからザ・キングスを手伝うようになったフォローズ・チョーク。このところ険悪な状態となっているNCRとザ・キングスの不仲の原因を調査していたのだが、NCRの台頭を快く思わないザ・キングスの一部のメンバーが裏工作をしていた証拠を掴みかけたとき、街で両者間の大規模な銃撃戦が発生する。
本来であれば争う理由などないはずの両者を止めるべく、フォローズ・チョークは卓越した射撃術で武器のみを撃ち落とし、両者の説得を試みる。しかしNCRを率いるエリザベス・キーラン少佐と、ザ・キングスの戦闘部隊を指揮するペイサーの銃口が同時に自分に向けられたとき…死を覚悟したフォローズ・チョークだったが、二人の銃が何者かの銃撃によって同時に撃ち落とされる。
その隙を見逃すことなく、フォローズ・チョークは騒動の真実と、両者は争うことなく協力し合うべきだという意思を語り…それは暗躍していたペイサーにも赦しを与えるべきだという意図だった。擦れ違いがあったとはいえ、ペイサーもフリーサイドの未来を案じたうえで行動したのだとフォローズ・チョークは考えていた…どうにか争いを収めることに成功する。
それにしても、何者がフォローズ・チョークに勝るとも劣らない射撃で彼を援護したのか…フォローズ・チョークの視線の先に、いまや彼の守護天使となったミステリアス・ダンディの姿があった。
自分に金稼ぎの才能がないことを悟ったフォローズ・チョークはストリップ地区へ入ることを諦め、ふたたびモハビを巡るため道を南下していた。その途中、かつて彼が外の世界へ憧れるきっかけを作った「孤独な流れ者」と再会する。
彼が父親を探しているという話を聞き、その素性がどうも自分がかつて遭遇した人物に似ているような気がしたフォローズ・チョークは、いつの間にか自分の背後にいたミステリアス・ダンディを指して訊ねる。
「あの、ひょっとしてあなたの父親って、この人ですか?」
「そんな人知らない…」
知らないおっさんにどことなく似ている、知らないおっさんではない知らないおっさんを目の当たりにして、孤独な流れ者は動揺の表情を浮かべる。
一方のフォローズ・チョークもミステリアス・ダンディの正体を掴めないまま旅を続けることになるのであった。
【Come Fly With Me】
ニプトンへと到着したフォローズ・チョークは、街の安全を脅かしているグールの集団を討伐するためレプコン社実験場へと向かう。そこでブライト同盟という一団を率いるグールのジェイソン・ブライトと接触したフォローズ・チョークは、彼らが「偉大なる旅路」へと向かう手助けをすることになる。
宇宙ロケットの発射準備が整ったあと、ジェイソン・ブライトから展望プラットフォームのナビゲーション・コンソールを操作することを頼まれるフォローズ・チョークだったが、Scienceスキルが低いため操作方法がわからず、適当にあちこちのスイッチを押しまくったところ、ロケット群はあらぬ方向に発射され空中で激突爆散してしまう。
「どうしよう…」
ノバックの住民の依頼であるグール討伐には成功したが、平和的な思想を持つグールを殺すことは本位ではなかったフォローズ・チョークは、言い様のない罪悪感を覚えるのだった。
【Volare!】
クレイブとブレンダの襲撃から逃れたベニーは、来るべき最終決戦の戦力確保のためネリス空軍基地へと向かう。砲撃を乗り越えてブーマーと接触したベニーはミード湖に沈むB-29の引き上げに協力し、彼らの信頼を得ることに成功する。
【Wild Card: You and What Army?】
リージョンの本拠地であるフォートへ乗り込んだベニーは、シーザーや他の人物を相手に適当に話を合わせつつ地下のバンカーへと侵入し、プラチナチップを使ってセキュリトロンのアップデートに成功。また設定を書き換えてセキュリトロンの指揮権を自分のものにすることでニューベガスにおける自らの地位を強固なものとし、最終決戦を戦ううえでの強力な戦力を確保することに成功した。
その後ステルスボーイ等を駆使し、リージョンの目を逃れてフォートから脱出。Mr.ハウスから権力の座を奪う機会を虎視眈々と狙う。
*フーバーダムの最終決戦における各勢力の戦力*
【Mr.ハウス】
・クレイブ&ブレンダ、BoS、レムナント(エンクレイヴ残党)
【NCR】
・なし
【リージョン】
・グレート・カーンズ
【ベニー】
・イエスマン、セキュリトロン軍団、チェアメン、ブーマー、オメルタ
以上がフーバーダム最終決戦直前までのサイドストーリー紹介となります。彼&彼女らも少なからず最終決戦に関わることになるほか、ベニーが運び屋ばりの活躍を見せています。本来BoSとは絶対に相容れないMr.ハウスが運び屋クレイブの説得を受けてBoSと協力関係を結ぶのは、セキュリトロン軍団をベニーに乗っ取られて深刻な戦力不足に陥ったからという背景があります。
次回の更新で最終決戦とエンディング、その後のちょっとしたエピソードに関する構想を掲載する予定です。
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
PR
Comment