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主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。 生温い目で見て頂けると幸いです、ホームページもあるよ。 http://reverend.sessya.net/
2020/01/07 (Tue)05:00


 
 
 
 
 
 
 
 たとえ戦時下であっても、正月くらいは人殺しを休業したくなるわけで…
 個人的な感情や民族的背景がある場合はまだしもだが、軍人として、一兵士として戦争に参加しているに過ぎない"彼女"は、一時休戦を意味する白旗を掲げ、おおっぴらにストーブを焚いてみせることで戦意がないことをアピールすると、崩れた石壁の影に身を隠した。
 地面に転がっていた鏡の破片を拾い、敵兵士が立て篭もっている崩れたアパートの様子を物陰から観察する。こちらに敵意がないとはいっても、これ幸いと敵が銃弾を撃ち込んでくるような事態になることは避けたかった。
 焚き火を囲んでいる数人の敵兵士はこちらの位置と、ついでに白旗の意味を察したらしく、堂々と立ち上がって手を振っている。信用してもいいかな、という気がしていた。
 
 …といった背景を想像しながら描いた正月イラストなのでした。
 
 
 

 
 
 
 どうも、グレアムです。新年明けましておめでとうございます。
 とりあえず昨年の総括と今年の目標なぞを…と言いたいところですが、今後の予定については毎回ブログで書いた通りに行動できた試しがないのでヤメにしておきます。
 去年は、えー、たぶんゲームやってる時間よりBlenderやMMDをいじってた時間のほうが長かったよう気がします。まだ成果を表に出せるような段階にないんで、必然ブログの更新頻度の低下に直結していたわけですが、今後はボチボチそっち方面でも何かやっていきたいと考えてます。
 あとは普通にゲームをプレイすることが少なくなったというか、だいたいデータを改造してモデル差し替えだのなんだのと手間をかけることが多くなってきたので、そのことも更新頻度の低下に拍車を掛ける結果になったものかと。仕方がないね。
 
 じつは年末に幾つかの記事やコメントを削除しています。だいたいはネガティヴな批判色の強い記事、煽り荒らし系のコメントですとか。
 というのもブログのサーバー容量の残りがスデに100MBを割っているので、容量削減のためでもあったんですが、幾つか記事や画像を削除してもあまり変わらなかった(笑)有料プランに移行する気もないし、そのうちFC2あたりの他サービスに移行するかもしれません。いっそ完全に新規一転でやり直そうという気も強いんですが、過去の資産を捨て置くのもそれはそれで気が咎めるという自己矛盾。とりあえず、やれるところまで現状維持という方針で当面は活動していきます。
 荒らし(相当)コメについては…昔はそういうのに丁寧に対処するのもブロガーの嗜み、みたいな風潮はあったんですが、いまさらアフィもなしにゲーム系ブログやってる人間自体が絶滅危惧種であるし、もうそんな時代でもなかろう、ということで、今後は相手にせず完全独断で削除します。
 べつに俺は誰かを不快にしたくてブログをやってるわけでなし、閲覧者の精神衛生を鑑みても、そういうのを放置するのは良いことではなかろう、ということで(初期からスパムが削除対象だったのは閲覧者に実害が及ぶ可能性があったため。今回の判断はその適用範囲を拡げたものと解釈されたい)。今後は記事作成においてもネガティヴなものは極力控える方針でやっていきます。
 
 そうそう、2~3年くらい前に動作不能となっていたデスクトップPCを年末年始で復活させました。といっても、やったことといえばグラボ交換(GTX550Ti⇒GTX1050Ti)とメモリ増設(8GB⇒16GB)くらいなんですけど。CPUが古い(Core i7-2600)のとOSがWin7のままなんで、あくまで新PC購入のための繋ぎという位置づけではありますが。じつはメモリは24GB積んでるんですけど、Windows 7 Home Premiumってメモリ制限あったのね…
 やけに時間がかかったのは単に面倒臭がってたからというのもあるんですが、パーツ交換して起動したときに内蔵HDDを認識しないといったトラブルもあり、自力解決に手間取った次第。ちなみに原因はSATAケーブルの不良(経年劣化?)でした。
 最近はWin10専用のDirectX12に対応したアプリケーションも増えてきていますよね。個人的にはゲームを新鋭グラフィックで遊ぶというよりも、エミュレータが爆速で動くというほうに興味があります。ぶっちゃけ環境エフェクト過多で視認性最悪な昨今のゲームグラフィクスはあまり好みじゃないということもあり。
 
 そんな感じで、今年もいきあたりばったりで興味が沸いたことに適当に手を出したりしていきます。不肖者ですがどうか宜しく。
 
 
 
 
 


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2019/01/02 (Wed)03:39








ポケモンinポストアポカリプス



 どうも、グレアムです。あけましておめでとうですin2019。
 本当は2018年中にもう一回くらい更新しようかと思ってたんですが、いろいろ忙しかったのと、Day R Survivalのデータ収集してたら大型アップデートきて全部無駄になったりとか(笑)それでちょっとモチベーション下がったりしたのもあって、新年明けて一日経過してからの更新となりました。あとキングスレイドにハマッてた。ロディナ超かわいい。
 まあそんな話はさておき。ホームページのほうも一若干年近く放置したまんまだし、そろそろ手を入れるなりなんなりしたいところ。

 上のイラストはツイッターでチラッと触れた、「ポケモンでポストアポカリプス的なオープンワールドものがあったらええのぉ~」的な、誰にも褒められない厨二妄想を形にしたものです。新作のピカチュウ&イーブイがなんかポケモンを連れて歩けるっていうのを聞いて、そこから着想を得たものなんですけどね。
 キャラ設定やら背景はいろいろあるんですが、とりあえずここでは割愛。
 またなんかイラスト描くなりMMDで再現するなりやるとなったら紹介記事みたいなのを書くかもしれません。







 新年最初の記事ということで、とりあえず今後の展望なぞを但し書きしていきます。

・「Day R Survival」…新アップデートの内容は個人的に手放しに褒められたものではないんですが、それは今回に限った話ではないし…そのうち旧バージョンとの比較を交えて更新記事を書く予定でいます。

・「Project Zomboid」…ノックス観光記がリバーサイド脱出で止まってますが、正直ちょっとダレてきたので、次期大型アップデートまで寝かせておいてから再開する予定です。モーション一新とか、装備品の大量追加とかあるみたいなんで。

・「Game Dev Tycoon」…とりあえず完走するなり、途中ゲームオーバーになるなり、完結はさせたいと思ってます。

・「Sheltered」…たぶんもうプレイしないと思います。いちおうPC版のほうも情報を追ってはいるんですが、追加された新要素がどうにも個人的にあんまり食指が動かなくて…

・「TES4:Oblivion」…小物やモーションを自作しはじめたあたりで作業量が途方もないことになってて、ちょっと面倒臭い病が…「とりあえず物語を完結させる」という初期コンセプトからいきなり逸脱しておる。終わらせたいんだけどなあ。



 上に書いてないものでもけっこう途中で止まってるものが多いんですが、まあ…自分はかなり気紛れな性格で、今後何をやるか、正直、自分でも予測がついてないです。
 ツイッターのほうではちょいちょい画像を上げてたりするんですが、MMDに手をつけはじめたのもあって、以前よりゲームをプレイする時間が減ってたりもしますし。それなりに形になったら、こっちでも色々やりたいとは思ってるんですけどね。
 あと年末にグラボを買ったので、そろそろデスクトップPCが復旧すると思います。Skyrimを再開したいし、Fallout 4もプレイしたいしのー。インディーズでも色々と面白そうなのがありますし、やりたいことが多過ぎて時間が足りません。

 このブログも、もう8年やってるんだなあ…とりあえず、サーバーの容量が無くなるまでダラダラと続けていく予定なので、どうか緩く付き合ってやってくださいませ。


















2016/10/05 (Wed)00:55






インターネットミームの先駆けとも言える偉大な発言
画像は英Wikiより転載



 どうも、グレアムです。
 先日の記事で良くない英訳の一つとして例に出した「All your base are belong to us.」ですが、改めてこの文章のどこがおかしいのかが気になったので、個人的に検証してみました。
 いつものことですが、そもそもこの文章はなんなのかっていう基本的なことから説明する気はないので(めんどくさい)、気になる人はググるなりして調べてください。
 日本語で検証しているサイト等もあるのですが、個人的にはどれも今一つしっくりこないので、ここで個人的解釈をダラダラ書き連ねたいと思います。







 まずは原文との比較。

「連邦政府軍のご協力により、君達の基地は、全てCATSがいただいた」

 これは宇宙海賊CATSが秘密裏に手を組んでいた連邦政府軍を裏切り、彼らの建設した基地をすべて奪取したことを告げる台詞…であるらしい。
 遺憾ではあるが、俺は原典であるゼロウィングをプレイしたことがない。そして当該作品のストーリーを調べても、どの紹介文もなんとなく主語が抜けていてよくわからない。ZIG-01とかZERO-WINGってどこ所属の何者だよ。







 検証をはじめる前に、俺が考える翻訳のセオリーというものを述べておきたい。
 翻訳には大きく分けて二種類存在し、単語をそのまま置き替えただけの「直訳型」、ニュアンスや雰囲気を重視する「意訳型」がある。

 一つ例を出そう。
 スティーブン・キング作、ダークタワー・シリーズの一作目「ガンスリンガー」の序文である。
 これは角川文庫から出版されていた旧訳版と、新潮文庫から出版されている新訳版とで見事に「意訳型」と「直訳型」の典型例として比較することができる。

 まずは原文から。
「The man in Black fled across the Desert, and the Gunslinger followed.」

 次に意訳型、旧訳の角川文庫版。
「黒衣の男は飄然と砂漠の彼方に立ち去った。ガンスリンガーはその後を追った。」

 そして直訳型、新訳の新潮文庫版。
「黒衣の男は砂漠の彼方へ逃げ去り、そのあとをガンスリンガーが追っていた。」

 …如何だろうか。
 原文を切り分けて直訳すれば、「The man in Black(黒衣の男)」「fled(逃走)」「across the Desert(砂漠を横断)」であり、それを繋げると「黒衣の男が砂漠を横断して逃げていった」となる。
 原文では黒衣の男はどこも飄然としていないので、単語の正確さだけで言えば新潮文庫版が正確であり、角川文庫版は誤訳であると言えよう。

 ところがこの黒衣の男というのは主人公ガンスリンガーの宿敵であり、各地でキリストまがいの奇跡を起こし、およそ人間離れした行動と言動で主人公を翻弄するトリックスター的人物なのである。
 そして黒衣の男はガンスリンガーを嘲笑うかの如く彼の運命を弄し、決して足取りを掴ませようとはしない、そういう物語において、「黒衣の男は砂漠の彼方へ逃げ去り」という表現がニュアンス的に正しいのか、ということだ。

 「逃げ去る」という単語は、日本語的にはいささか情けないイメージを想起させ、ともすればガンスリンガーに追われる黒衣の男が必死に逃げ惑っている、というような印象を抱かせかねない。さらに「砂漠の彼方へ逃げ去り」とくれば、「必死だからって、わざわざそんな場所まで逃げなくても…」などという感想まで読み手が抱きかねないのだ。
 しかし「黒衣の男は飄然と砂漠の彼方に立ち去った」とすれば、これはもう、黒衣の男がガンスリンガーよりも上手(うわて)の存在であろうとイメージさせるには充分だ。「飄然と砂漠の彼方に立ち去った」という表現は、のちの「ガンスリンガーはその後を追った」と併せ、まるで黒衣の男がガンスリンガーを砂漠へ招き、罠に誘き寄せようとさえしているかのように読み取れる(実際、その通りなのだが)。

 序文のたった一行の表現で、これだけイメージに差異が出るのである。
 これは英語ネイティヴが「The man in Black fled across the Desert, and the Gunslinger followed.」を読んだ場合と、その直訳である「黒衣の男は砂漠の彼方へ逃げ去り、そのあとをガンスリンガーが追っていた。」を日本語ネイティヴが読んだ場合で、おそらくはまったく異なる感想を抱くであろう、という点も関係している。
 これは英語で思考する人間と、日本語で思考する人間が、それぞれ同じものを目にしても、それを表現する言葉はまったく異なる、ということを理解していなければ把握しにくい感覚だ。
 そもそも日本語と英語は言語体系からしてまったく異なるシロモノだ。だから単語を正確に置き換えたとして、それで「正確な訳になどなるわけがない」のである。かえって、著作者が文章に込めたニュアンスを正確に表現するためには、あえて誤訳まがいの意訳が必要とされることさえあるのだ。
 くどいようだが、英語ネイティヴが「fled」という単語を目にしたときに受ける印象と、日本語ネイティヴが「逃げ去る」という単語を目にしたときの印象は、おそらく異なる。これは「逃げる」という行為に抱くイメージ、そのイメージに至る文化的背景、国民性などといったものまで関係する。

 ちなみにこの「ガンスリンガー」の序文は海外の「Best Opening Lines Of Novels(もっとも優れた小説の冒頭)」といったランキングにしばしば名を連ねている。
 もし英語ネイティヴが読む「The man in Black fled across the Desert, and the Gunslinger followed.」が「黒衣の男は砂漠の彼方へ逃げ去り、そのあとをガンスリンガーが追っていた。」であったなら、果たしてこのような現象が起こり得るだろうか?








 さて、ここで本題に戻ろう。「All your base are belong to us.」、まずはこの文章の意味するところを考えていきたい。
 この文章を切り分けるとすれば、「All your base(あなたのすべての基地)」「belong to us(私の所属)」の二つになるだろう。
 ちなみに今回の記事で文法どうのを検証する気はない。面白くないし、俺自身が英語の文法に疎いし、なにより個人的に、ただの文法間違いでここまで当該文章が盛り上がったとは考え難いためだ。また、スラングじみた特殊な単語の用法についても検証を除外する。

 「your base」…意味深な言葉である。「base」という単語には基地以外の意味もある、という指摘もあるが、たんに基地を指して使われることも普通にあるので(baseという単語の使用そのものが変であるなら、数多の軍事関連の作品はどうなるというのか)、ここでは追求しない。
 「your base」、あなたの基地、という呼び方には、日本語的には基地が個人の所有物であるかのようなニュアンスが汲み取れるが、英語的にはあまり不自然ではない。しかしここではこの「your」が何者であるかという前提が示されておらず、非常に抽象的である。

 「belong to us」、この「belong」という単語は所有、属する、というニュアンスであるが、仮にも海賊が基地を奪ったことを伝えるのに使う単語としては適切ではないだろう。
 悪役らしい台詞(敵対的意思)を演出するなら「stole(強奪)」「seize(確保)」「hold(確保)」「suppressed(制圧)」「under (our) control(制圧下)」、あるいはたんに「take」でも構わない、色々な表現方法が考えられる。
 いずれも若干ニュアンスは異なるが、少なくとも、ここであえて「belong」を使う必要性、必然性はどこにもない。

 ここで今一度、原文と英訳を比較してみよう。
 原文で登場する「連邦政府軍」「CATS」などの固有名詞が英訳では一切触れられておらず、また「belong」という語が、あたかも敵対的行動を取らずともすんなり基地がbelong to usですよ、という意を汲むものであり、その表現が「連邦政府軍のおかげで」あるなら、すくなくとも連邦政府軍の立ち位置や役割について触れなければ、言われたほうはなんのことかまったくわからない。
 斯様に、この「All your base are belong to us.」という言い回しは、ものすごく表現が抽象的なのである。ふわっふわなのである。これは英語表現としては非常に珍しいものだ。おそらく日本人が「All your base are belong to us.」を読み解くうえでつまずくのは、この「表現が抽象的である」という点に疑問を抱かない点にあるのではないだろうか。

 たとえば海外の映画やゲームの翻訳などを見るとわかるが、日本語訳では「あれ」とか「これら」とか、「組織」、「連中」、などともってまわった言い回しをしていても、原文を見るとハッキリ対象を指摘している場合が多い。
 基本的に英語ネイティヴはハッキリ物を言われないと発言者の意図を汲めない場合が多い。日本人みたく「あれがあいつらにとってそうなんだよ」などと言っても、それこそ「アレとかコレとかボケが始まってるのか(Can't remember the name? A senior moment perhaps.)」なのである。
 それがどういうわけか、この「連邦政府軍のご協力により、君達の基地は、全てCATSがいただいた(All your base are belong to us.)」では日本語だとハッキリ対象や行為を指摘しているところを、英語だと極めて抽象的な文章になっているという、逆転現象が起きているのである。
 つまりこの「All your base are belong to us.」は、英語ネイティヴ的には単純に抽象的すぎてわけがわからない文章なのである。文法とか以前に「いきなり何わけのわかんないこと言ってんだこいつ」なのである。ていうかおまえ誰だよ、的な。







 さて、この「All your base are belong to us.」を最初に書いた翻訳基準に基づいて評価するなら、典型的な「直訳型」と言えるだろう。
 それぞれの単語がもつ意味、ネイティヴが受けるニュアンスを考えずにそれらしい言葉に置き換えただけ、しかもそこから主語を抜いてしまっているのだから、これはもう相当にわけのわからない文章になる。
 たしかに言ってることは間違ってないかもしれない。ないかもしれないが、ネイティヴはそんな言い回しはしないし、なんだかよくわからない文章になっている。

 ここまで長々と書いたが、おそらくこれだけでは、日本人には「All your base are belong to us.」がどうしてそこまでウケたのかがわからないだろう。その点を探るためには、そもそもこの言葉が英語ネイティヴに「どうウケたのか」を考える必要がある。
 幾つかの文献では、あたかも当該文章が日本人の英語能力の低さを嘲笑う、いわゆる「嘲笑」の対象として扱われているように(ネガティヴに)書かれているが、その実、純粋にネタとして愛されているフシもあり、そのギャップが俺にとっては非常に不可解であった。
 しかしその謎を解くのは難しくない。そう、逆の立場で考えればいいのだ。
 外国人が日本語を扱ったとき、出来上がった珍妙な日本語に思わず笑った経験はないだろうか?

 たとえば、地下鉄の看板に「Subway 補助的な道」と書かれているのを見たときとか。
 たとえば、小さな村の看板に「Peasant Village 少し村」と書かれているのを見たときとか。
 たとえば、主人公の襲撃を察知した敵ニンジャが「ふざけんじゃねぇコノヤロー、なんでそんなことしたんだよ!」と怒鳴ってきたときとか。
 たしかに、間違いではない。間違ってはないんだよ。「Subway」を「補助的な道」と訳すことだって、可能ではあるんだ。でも、日本語ネイティヴ的にその訳は有り得ないし、日本人の脳味噌ではその対訳はちょっと思いつかない。ある意味、すごいセンスだと感心すらしてしまう。
 「なんでそんなことしたんだよ!」という語も、おそらく原語では「What's are you doing here」に相当する言葉だったのだろうと推察される。でも敵を発見した場合、「なにしてやがる!(攻撃を受けた場合は「なんてことしやがる」が適訳か)」という言葉のほうが日本人的には自然だ。本当に僅かな表現の差異だが、それを「なんでそんなことしたんだよ!」にするだけで、これはもう、ものすごく珍妙な日本語表現になってしまう。

 つまりはそういうことなのだ。
 「All your base are belong to us.」は文法やシチュエーション云々ではなく、たんに「ヘンな英語」なのである。微妙に合ってるけど、英語ネイティヴはそんな表現はしないし、その表現はちょっと思いつかないよ、なのである。
 ガイジンさんにとってのCATS総帥は、日本人にとってのハヤモト親分であり、元気一杯なクサハナ・タナカさんであり、ニンジャなのだ。
 ちなみに上記ニンジャの台詞が登場するゲーム「Hitman 2: Silent Assassin」のヘンな日本語表現、愉快なヤクザやニンジャたちは海外ではまったくネタとして認識されていない。ガイジンさんたちにとって、あれはFunnyなモノに写らないのだ。日本人的にはまったく信じられないことであるが。
 であるから、日本人が「All your base are belong to us.」をまったく面白く感じなくても、それはおそらく自然な反応なのである。

 考えてみれば、ブレードランナーの「二つで十分ですよ!」をひたすらネタにし続けているのは日本人くらいで、その日本人が「All your base are belong to us.」をひたすらネタにしているガイジンさんたちをどうこう言うのも、なんというか、おこがましい話なのだ。
 だって考えてもみてほしいが、ブレードランナーのあれは、英語ネイティヴにとっては外国人が母国語で「Two is enough!」って言ってるだけだから、そりゃあ日本人以外にはなにが面白いのかサッパリわからんわけだよ。
 たとえば日本の映画で、外国人が屋台で「Two is enough!」って言うシーンがあったとして、それが日本人にとって面白いか?という話。

 べつに文法云々とかいう難しい話ではない。アメリカの映画で日本人のオッサンが「二つで十分ですよ!」と言えばそれが伝説的なネタになってしまうとか、そういう非常にしょーもない話なのだ。
 インターネット・ミームなんてのは、そういうものである。







 最後ではあるが、色々と偉そうなことを言った手前、俺自身が思うところの「All your base are belong to us.」の適訳を載せておかねばなるまい。とはいえ俺自身が英語の専門家でもなんでもなく、おそらくはPiece of crapなシロモノであるから、おおいに笑っていただいてけっこうだ。
 「All your base are belong to us.」をシンプルに修正するなら、俺は「We seize the all part of your bases.」とする。これは直訳すると「我々は貴方の基地をすべて制圧した」となる。
 もし原文「連邦政府軍のご協力により、君達の基地は、全てCATSがいただいた」を訳するなら、「Thanks to the support of Federation Forces to CATS conquered the all part of your bases.」としよう。これは直訳すれば「連邦軍の支援のおかげでCATSは君達の基地すべてを制圧できた」となる。この場合のThanksは皮肉であり、より悪役らしさが強調されるはずだ。
 「seize」「conquered」…belongに代わるこれらの単語はいずれも武力を用いた敵対的行動を意味するものであり、直接的な侵略活動があったことを示唆している。というか、この箇所をbelongなどという表現でぼやかすから、発言者の意図が不明瞭になるのだと俺は思う。このあたりの感性は非常に日本人的だ。
 本来ならば「your」で表現される部分に固有名詞(少なくとも所属先を特定する単語)が入るはずであり、ここがぼやかされている点が個人的にとても不満なのだが、原文でも「君達」「your」なのだから対処の仕様がない。もし襲撃を受けたのも連邦政府軍なら、多少混乱することになるが、それならばyour own等に絡めた自業自得を示唆する台詞を入れることで対処できるはずだ。というか、all part of your own basesでいいのか?

 この一連の台詞の何が問題なのかというと、登場人物たちにとってはともかく、プレイヤーに対して必要な説明がなされていない(あるいは不充分な)点だ。
 思うに日本語の時点でかなり表現が不自由な部分があり、さらに無理な英訳を施したことで、余計にわけがわからなくなった…というのが真相であると感じる。












2016/09/13 (Tue)21:29





 最近になって、エナジードリンク「モンスターカオス」がパッケージをリニューアルして再登場した。
 バイト帰り、近所の薬局でオレンジ色の缶を見かけたとき、俺は目を疑ったものだ。
「まさか…」
 なぜなら、そう、かつて俺はモンスターカオスを愛飲していたからだ。むしろ、愛していたと言ってもいい。今回はその馴れ初めと、モンスターカオスへの想いを綴りたい。

 俺がはじめてモンスターカオスと出会ったのは、あれは俺がまだコンビニ店員やってたときだから…いや、だめだ、思い出せん。そもそもが自分の生年月日でさえ時折忘れる男、地理と暦にはめっきり弱いのだ(歴史年表も全然覚えられない)。もちろん他人の生年月日なんてまったく覚えていない。家族の年齢と誕生日も例外ではない、みんな何歳だったっけ?
 ああ、いや、俺の健忘症アピールなんて、どうでもいいんだよ。
 ともかくモンスターカオスをはじめて飲んだときの衝撃たるや、いまでも忘れることができない。
 エナジードリンクといえば「ちょっと豪華なコーラ」程度の認識しかなかった俺にとって、モンスターカオスのフルーティな味わいと、脳にガッツリとくるパンチの強さはまさに革命的だった。
 一口飲んだだけで「これだ!」と思った…例えるなら、クラブでたまたま見かけた女の子に声をかけたところ、瞬く間に意気投合し、明日のデートの約束まで取りつけてしまったような…いわゆる、運命的な出会いだった。俺は一瞬でモンスターカオスと恋に落ちた。
 笑顔の似合う、活発、快活な娘…モンスターカオスを女の子に例えるなら、俺はそう表現するだろう。楽しいことが大好きで、エネルギーに溢れている。それでいて慎み深さも持ち併せており、自分を押しつけようとせず、他者を理解しようとする懐の深さがある。そんな印象を受けた。
 それ以後、俺はモンスターカオスを毎日のように飲み続けた。彼女が好きだったから。彼女と一緒にいると楽しかったから。

 だが突如としてモンスターカオスは店頭から姿を消しはじめ、やがて俺の周囲には緑色のモンスターエナジーしか見かけなくなった。
 いつもそうなのだ。俺が愛すると、それは姿を消すのだ。アナログで彩色していた頃に愛用していたマーカーがそうだった。多用していたスクリーントーンの品番が、ピンポイントで廃盤になったこともあった。画材、食品、例を挙げればキリがない。なにより、リアルの彼女がそうだった。
「なぜカオスは姿を消したのか?」
 俺の疑問に答える声はなかった。友人に訊ねたところ、「まずかったからじゃない?」という、ストレートな声が返ってきた。それは「だってお前の女、趣味悪かったし」と言われたようなもので、俺は大層に憤慨した。
 もっとも俺は俺で、友人の愛飲していたエナジーを「緑色のやつのほうがまずいじゃねーか!カオスよりあっちのが美味いなんて言うヤツは神経回路がぶっ壊れてるんじゃねーのか!?」などと言って顰蹙を買っていたので、他人のことをどうこう貶す資格はない。
 その後も幾つかのエナジードリンクを飲んではみたものの、どれもいまいちピンとこなかった。やがて俺はエナジードリンクを飲まなくなり、その存在すら忘れていった。

 なぜなら俺が好きだったのはエナジードリンクではなく、モンスターカオスだったのだから。

 だから最近になってリニューアルしたモンスターカオスを見つけたとき、俺は奇跡を目の当たりにしたような感覚に捉われた。ドッキリではないかと思った。見た目が変わっているし、味もまったく別モノになっているかもしれない。
 リニューアル版のモンスターカオスを買った俺は、すぐさまそれに口をつけた。
 彼女はいた、そこに。
 それはたしかにモンスターカオスだった。あのときの、あのときのままの。
 リニューアル前と比べて若干成分が変わっているとか、そんなことはどうでもよかった。俺にとって彼女は彼女のままで、そして、俺にとってはそれで充分だったからだ。

 いまではまた、二日に一本程度の割合でモンスターカオスを飲んでいる。毎日じゃないのは、単純に経済的に厳しいからだ。贅沢が許されるなら、俺は一日に二本だって三本だってカオスを飲んでいるだろう。水のかわりに飲んだっていいくらいだ。
 失われた恋はいま、ふたたびここに華開いた。昔に比べて少しだけ距離を感じるが、それはそれで、ベタベタしすぎない大人の恋という風情でそれもまた宜しい。
 ありがとう、モンスターカオス。戻ってきてくれて。
 俺はおまえが好きだよ。他の誰がなんと言おうとも。
















2016/08/06 (Sat)18:20





 なんで…なんで俺が買ってきたアイス食うんだよ…
 他にもいっぱいあるのに!おまえらが自分で買ったアイスが何種類も冷凍庫に入ってるのに!よりによって!バイトから帰ったあとに食おうと、前の日の夕方に買った、まだ買ってから二十四時間しか経ってない、俺しか買わないようなアイスをピンポイントで狙って食うかフツー!?信じられんぞ貴様ら……!!



 えー、どうも。グレアムです。
 いきなり恨み節な前置きはさておき、またしてもキーボードが認識しなくなりました。ドライバの状態を確認しようとデバイスマネージャを開いたら、そもそもキーボードの項そのものが無くなってる罠。
 いままではハードウェア側のトラブルを想定して対処に当たってたんですが、ことここに至ってはもう原因が一つしか考えられません。たぶんキーボード自体がダメになってるんだこれ。

 そんなわけで土曜の休日を利用して、ひさしぶりに古巣へ舞い戻ってきました。画材の調達も兼ねて。
 まずは画材屋へ行ったのですが、なんと!俺が愛用しているマルマンのスケッチブック(スケッチパッド)が!俺が使っているA4サイズだけ見事に品切れになっている!!そこだけ、俺が必要としているその部分だけ不自然にスペースが空いている!他の商品はどれも品切れになんかなってないのに!
 これは陰謀だ!俺はオレンジを押したのに、なんでレモンライムが出てくるんだチクショウ!などと、わかりにくいDeus Exネタを持ち出しつつ…じつはあれ、マジで陰謀だったらしいですね。Invisible Warでそれ関連のエピソードが出てくるらしいですが、よく覚えてないです。あとGuntherってもともとHuman Revolutionに出てきた傭兵集団の仲間だったらしいです、小説版「Icarus Effect」に関連エピソードが出てくるらしいですが。邦訳してくんないかなスクエニ。自社で出版できるだろうに…
 それはともかく。
 仕方がないので、ひさしぶりにデリーターの110kgのケント紙を購入。じつはこれ、あんまり良い思い出がないんだが、今使ってみたらどう感じるのかなとテスト的に。ひさしぶりにつけペンを使ってみようかしら。

 お次は本屋へ。ブルース・スターリングが読みたくなったので探してみるも、本屋を二軒、古本屋を三軒回っても著書が一冊も発見できず。どういうことだ。
 あとウィリアム・ギブソンの紹介本が出てたけど、こんなもん出すなら著作を再販しろよ!クローム襲撃とかカウントゼロとかさぁ!いつまで「ニューロマンサーだけ本屋の棚に置いてある作家」にしとくつもりだよ!ディファレンス・エンジンは数に入れねーからな!
 エッ、クローム襲撃は再販してる?じゃあなんで本屋にないんだよチクショウ!!

 最後に電気屋へ寄り、キーボードを購入。店の中で一番安いやつをチョイス、エレコム製である…歩兵なら靴に金をかけろ、PC使うならキーボードに金をかけろ、とはよく言ったもんですが、それで納得してポンと金を出せれば苦労はねーのだ。
 肝心のキーボードはテンキー標準装備、USB接続式である。どちらかといえばPS/2規格のほうが好きなんだが、今回のトラブルに限ってはPC側のPS/2コネクタがイカレている可能性もあり、わざわざ新品を買って「やっぱり使えなかった!」という悲劇は回避したいわけである。
 個人的にワイアレスは不許可、トラブル以外の原因で接続が切れるなんてのは個人的感覚では「有り得ない」し、そもそも根っから信頼していない。俺はワイアードが好きなんだよ。

 帰宅のちPCの電源を入れてみるが、やはり古いキーボードは認識しない。これで「あれー今頃になって普通に動いたぞ?」とかなったら笑い話もいいところだったが。いやまあ、キーボードのスペアがあるに越したことはないし…ともかく現実はそうはならなかったわけで、さっそく買ってきたUSBキーボードを接続。ドライバをインストール、のち再起動。
 再起動した直後はキーボードが入力を受けつけず焦ったり、入力に遅延があったりで冷や汗をかいたが、現在はフツーに使えている。いままで通りの感覚で打っているとBackspaceを押したつもりでInsertを押してたり、といったことが既に何回か起きているものの、まあ、そのうち慣れるだろう。



 そんな感じで、今回は取り留めのない雑記でした。















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