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主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。 生温い目で見て頂けると幸いです、ホームページもあるよ。 http://reverend.sessya.net/
2016/07/13 (Wed)10:18






廃墟マニアにもおすすめ







 どうも、グレアムです。今回は先日クリアしたFear 2のレビューを書きたいと思います。ものすごい今さらなチョイスですが。
 個人的には非常に思い入れの強いタイトルです。前作はもちろんプレイ済みで、本作もタイトルがただの「Project Origin」だった頃から、現在はすでに無くなってしまった公式サイトWhatIsFear.comでTrailerを逐一確認するほどで、MAD動画も製作しました。ところがFear 2はSteam専用タイトルであり、リテール版も登録必須。そして俺がSteamの利用を始めたのはなんと2014年末である。
 実を言うと、俺がFear 2をマトモにプレイしたのは今回がはじめてです。いや、Demo版はかなりやり込んだんですが。さらに言えばFear 2の発売当初に日本語リテール版を購入しているのですが、前述の通りSteam登録必須であった(そのうえパッケージのどこにもその旨が記載されていなかった)ため、当時ゲーム用PCをネットに繋いでいなかった(さらに言えばValveゲーとまったく無縁で、当時厳しい評価を受けていたSteamクライアントをまったく信用していなかった)俺は返品した経緯があるのです。
 俺はFearシリーズがかなり好きです。世界観設定、独特の雰囲気、魅力的なキャラクター、ケレン味溢れる演出、悲しい物語…そういったものをひっくるめ、Fearフランチャイズは他のゲームにはない魅力がありました。

 とはいえ、それはFearに対する一般的な評価とは少し異なります。
 俺はあくまでFearを「雰囲気ゲー」として評価しています。続編をして「劣化した」と言わしめるホラー演出は正直言ってすごくどうでもよかったし、AIがその性能をフルに発揮できないEasy難易度で遊んでいたため、銃撃戦もただライトな撃ちまくりアクションとして楽しんでいました。
 そんな俺ですから、Fear 2に対する評価はアマアマです。
 廃墟と化した街をはじめとした魅惑の退廃的ロケーションの数々で発生する壮絶な銃撃戦、やり過ぎ感漂うゴア描写、ときおり様子を見にきてくれるアルマおかーさん。またカッコイイ敵のデザインや個性的な挙動・能力も見逃せません。
 過剰に配置されている回復アイテム、意外と回復速度が早くガンガン使っていけるスローモーなども、ヌルゲー大歓迎な俺には有り難い点でした。




Monolithらしい露悪趣味的なゴア描写は全開です



 ただ率直に言えば、細かい不満は幾つかあります。
 最大の不満は、一部敵のデザインや性能、アニメーションやエフェクト含む演出は非常に優れているのに、使い方があまりにも勿体無かったこと。
 特に顕著なのがレプリカ・アサシンです。こいつはもっと序盤から散発的に出していくべきだった。
 本作は基本的に一本道で裏取りができないレベルデザインになっているため、せめてこのアサシンを狙撃兵とセットで出してプレイヤーにプレッシャーを与える戦闘シーンを演出することもできたはず。少なくとも異なるタイプのユニットと同時に出して初めて真価が発揮される性能であるにも関わらず、実際のゲーム中では終盤で思い出したように登場し、アサシンばかり四、五人同時に襲ってくるというヤケクソな消化試合ぶりで見事にユニットとしての魅力を殺してしまっています。
 これは明らかにコンシューマと同じ仕様で出そうとしたための弊害でしょう。おそらくコンシューマ機のメモリ制約下では、アサシンと他ユニットを同時に出現させることができなかったために、アサシンばかり登場するという通常考えられないシーケンスにせざるを得なかったものと思われます。
 似たような問題をレムナントも抱えています。死者を蘇生させるという驚くべき能力を持つ彼は本来、激しい銃撃戦のさなか、膨大な数の死体を次々と蘇生させることでプレイヤーに大きなインパクトとプレッシャーを与えることができたユニットです。しかし実際は他に敵ユニットが存在しない中、二、三の死体が転がったクローズドなシチュエーションで一体づつ遅々と蘇生させるだけ、インパクトも脅威もない、ただの風変わりな雑魚としてしか運用されませんでした。これも、おそらくはコンシューマ機で快適な動作を保障するための措置なのでしょう。

 簡潔に言えば…俺はもっと敵にカッコ良く戦ってほしかった。その強さを遺憾なく見せつけて欲しかった。「あいつヤベエ!」って言えるような立ち回りをして欲しかった。そしてそれは本来、「できたはず」なのだ。

 Fear 2の開発においてMonolithは各プラットフォームにおけるギャップを最小限に留めるよう特に注意を払ってプロジェクトを進めていました。しかし一ユーザーの視点から見れば、それはまったく余計なお世話だったと言わざるを得ません。
 差があってもいいじゃないか。PCメインでコンソールへの移植が事実上のダウングレードだったとしても、それでユーザーが過剰なまでに目くじらを立てるか?Farcryはどうだった?DOOM 3は?そもそも前作Fear Filesの時点で、Monolithが言うほど酷い移植だったのか?前作のExpansionはどう評価された?これらの点において、Monolithは明らかにユーザーのほうを向いていなかったと判断するしかない。
 Fear 2は素晴らしい素材で作られたゲームだ。しかしながら、意図的にベストを尽くされなかった作品、生焼けの肉として完成されてしまった。そのことだけが、只々残念でならない。




あまりに使われ方が勿体無いレプリカ・アサシン



 残る不満は弾着デカールが大人しくなったこと、前作ではやり過ぎなほど巨大な弾痕がついたため、Fear 2でリアル寄りの表現になってしまったことは逆に不満を覚えてしまった。
 あとはもう、これは他のゲームを評価するときにも度々話題に出すが、マウスのサイドボタンにキーを割り当てられないこと。
 これは完全に個人的な事情になるが、俺は昔左肘を壊して神経を傷つけてしまった後遺症から、左手の動きが僅かに鈍く、動作に違和感を伴う症状を抱えている。日常生活に支障はないが、繊細なキーボード操作を要求されるFPSは存外にキツく、ある程度右手のマウスにキー配置を集中させないとプレイが非常にツラくなってしまうのである。
 そんなわけでFear 2をプレイする際はセンターホイール上回転で格闘、下ホイールでリロードといった変則的な配置を余儀なくされた。とはいえ、これがけっこう快適だったのは新しい発見だったのだが。

 もっとも、上記の小さな不満点を除けば概ね高評価であることに変わりはなく、俺にとってFear 2はまさしくFearシリーズの正統後継作なのである。














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2016/04/04 (Mon)07:25






この先に待ち受けるものは…







 どうも、グレアムです。土曜あたりから右頬が異様に腫れはじめ、「どうせ大したことないだろう」と油断してたらパッと見で異常がわかるほど膨れ上がってしまいました。歩くとプルンプルン揺れるほどに。俺のイケメン(=イケてない面)フェイスが台無しだぜ。なんでこう週末になると体調が崩れるかなァ?
 とりあえず現在は保冷剤で冷やすという古典的応急処置を施してますが、これ以上酷くなるようなら自分で頬を裂いて中身をひり出すしかないなあ。素人の荒療治?結構、自己責任だ。こちとら寿命や健康なんていう言葉とは無縁に生きてるんだ。ぶっちゃけ、不健康でいることに慣れ過ぎた。

 そんなどうでもいい私生活トークはさておき、今回はModDBにて公開されているホラーシューター『 Paranoia 2: Savior 』を紹介しますよ。
 本作はXash3Dというゲームエンジンを用いて製作されたフリーウェア/スタンドアローンのゲームです。Xash3DはGold Sourceと互換性のあるエンジン(Id Tech1~3のソースコードをベースにGold Sourceの機能を組み込んだものらしい、元々Gold SourceはId Tech1の改造エンジンである。ただGold Sourceはオープンソースではなかったはずだが…)で、インディーズ向けのゲーム製作エンジンとして発達したものらしい。
 前作ParanoiaはHalf-Life用のModとして製作されたもので、パッと見で内容にあまり変化はないようだ。おそらく製作エンジンの変更とスタンドアローン化が本作の目玉なのだろう。ちなみにDoomにもParanoidというWadが存在するが、あれはDoom上でHalf-Lifeを再現したものなので、おそらく無関係だと思われる。




怪しげな研究所で化け物の掃討と民間人の保護、一筋縄でいくはずもなく



 主人公はアルファ部隊の隊長(Major=少佐と呼ばれているので、おそらくそうだろうと思う)として、ロシアの怪しげな研究機関を彷徨い歩くことになる。
 本作はロシア産なのか、インストール時に言語をロシア語/ウクライナ語/英語のいずれかを選択する。少なくとも英語版のテキストはテクスチャではなく標準のフォントが使用されており、多くのデータがテキストファイルで記述されているので、ひょっとしたら日本語化が可能かもしれない(申し訳ない、いまそのことに思い当たったのであまり突っ込んで調べなかった)。
 モデルやテクスチャなど多くのアセットにStalkerシリーズのものが流用されており、研究所内の雰囲気もStalkerのX研究所に酷似している。Stalker meet Gold Sourceといったところか。

 本作は戦闘より、どちらかというと謎解きに比重が置かれており、屋内をくまなく捜索して資料を集めたり、一見通ることができないような通路を探し出す必要がある。どちらかというとMetroシリーズ的なアドベンチャー風の色合いが強い。




Fallout的悪趣味構想。レトリバーに何やらせようってんだ!?



 はっきり言って、本作のゲームプレイはかなり好みが分かれると思う。
 決して銃撃戦が楽しいゲームではないし(後述)、先へ進むための手段にしても、しゃがみジャンプ(いまどき!?)を駆使して狭い隙間を抜けなければならなかったり、初見殺しも多いため、フラストレーションが溜まりやすい仕様なのは確かだ。
 戦闘が楽しくない理由としてはダメージバランスが厳しいこと、武器の所持弾数上限が少なく弾切れを起こしやすい(これが普通に詰みの状況を作ってしまう)。そのため味方がいる場面では極力発砲を控える必要があるほか、ヘッドショットを積極的に狙っていかなければならない。が、そうも言っていられないのが本作の品位をかなり貶めてしまっている。
 なぜなら一部敵のヒットボックスがインチキくさく、頭部に命中しないばかりか胴体にアサルトライフルを二マガジンほど撃ち込んでも死ななかったりするので、非常にフラストレーションが溜まるのだ。おまけに、そういう敵に限って銃火器を所持しており、プレイヤーはあっという間に蜂の巣にされる。手榴弾の使い勝手が悪く、リーンもないゲームでこれはあんまりだ。
 武器の挙動そのものはよく作りこんであるだけに、残念である。

 あとは探索場面においても、オブジェクトのアクティベーション判定がかなり曖昧でひたすらキーを連打しなければならなかったりと、お世辞にも快適なプレイ環境とは言い難い。




雰囲気はかなり良いのだが…



 もとより俺が探索型アドベンチャーが苦手であるというのと、右頬の痛みがひどくて苛々していたことから中盤に差し掛かったあたりでゲームをアンインストールしてしまったが、フリーウェアのFPSとしてはそれなりに品質は高く、上記の欠点が気にならないのであれば遊ぶ価値はあるように思う。たぶん。おそらく…




凄まじい速度で距離を詰めてくる女研究員。背後から無音で殺されることもしばしば












2016/02/24 (Wed)08:59






グラフィックと音楽は本当にいいんだがなあ…







 どうも、グレアムです。ひさびさにSteamで地雷を掴みました。その名はOutDrive。

 マフィアとの銃撃戦で恋人が致命傷を負ってしまい、主人公のDriverは彼女の心臓を愛車のエンジンと直結。エンジンが回転している間は彼女は生きていられるが、ひとたび車が減速し、止まってしまったら彼女は死んでしまうのだ。
 追っ手から逃れ、彼女を生かし続けるために、走れ!走り続けるのだ!

 …どこまで走ればいいんだ?これ。

 まずexeを叩いて起動するとUnity純正のランチャーが立ち上がり、いきおい後悔の念が押し寄せてくる。本作はゲーム内にオプション項目が存在せず、毎回起動と同時に解像度やコントローラを設定し直さなければならないのだ。Web上で無料でプレイさすならなあ、それでも問題はないだろうがなあ!
 ゲームを開始するまでに垣間見られる、習作らしい細部のやる気のなさ(ブロックノイズが目立つムービー、意外と長く何のヒネリもないオープニング・テロップ、ペンタブで書き殴られた操作説明)を生温い目でやり過ごしたあと、ゲームを開始すると手探りで車を操作しようとするうちにゲームオーバーになり、デデーンという効果音とともにいきなり一枚絵が挿入される。もうちょっと間の取り方とかあるだろう。




唐突に表示されるゲームオーバー画面



 本作の唯一にして最強最悪の欠点は操作性の劣悪さだ。
 なんとPCゲームなのにマウスに対応していない。キーボードのみでアクセルを踏みながらブーストを効かせ、ハンドル操作しながらサイドブレーキを引くという一連の動作をこなさなければならないのだ。というか、そんなに同時押ししたらシステムがビープ音吐くんだが。
 もとよりゲームコントローラでの操作推奨なのだろう、というのは事前に予測ができたが、それでもあれこれ設定をいじっても、どうも上手くいかずにゲームオーバーになる。コントローラ設定を変えるためだけに毎回起動からやり直すのはかなり苦痛だ。
 おそらくは箱○パッドの使用を想定しているはずで、俺は箱○パッドは持っていないので本来の挙動がどうであるかはわからないが、どうも本作の必須操作とも言えるブーストは、左Shiftを使わないと上手く作動しないらしい。他のキーやボタンに割り当てても上手く加速せず、そのうちすぐにゲームオーバーになる。
 けっきょくコントローラでハンドル操作、他をキーボードで担当することでそれなりにプレイすることは可能になったが、もちろん、やっていて楽しいわけがない。
 他にもたまに操作がきかなくなったり、ジャンプ台で飛んだあとの着地でゲージ半分ほど急減速するなど妙な挙動が目につく。

 いちおう18分連続での走行が現在の最長スコアだが、果たしてどこにゴールがあるのか…と思いきや、のちにDescriptionを読み直して本作がエンドレスであることを知った。なんてこった、二度とやるもんか畜生!意地になってプレイしてた俺が馬鹿みたいじゃねーか!
 18分なんて短い、と思えるかもしれないが、ちょっと考えてほしい。普通のレースゲーム、あるいは単なるパズルゲームでもいい、18分も変わり映えのしないコースを続けるゲームがあるだろうか?AudiosurfやSuper Hexagonを18分も休みなしに続けたいと思うか?
 ちなみに8分ごとに武装ヘリの襲撃が挿入されるが、初見では「おおっ」と思ったものの、16分時点での再登場で早くも辟易してしまった。

 サイバーパンクな電子色の世界、80'sレトロフィーチャーなサウンドなどは本当に良いのだが、肝心の操作性がまずいだけに、これを評価するのはちょっと難しい。せめてマウスに対応していれば全然評価は違ってくるはずなのだが…
 あとはUnity製ということでデータはすべて圧縮されているため、BGM(音楽ファイル)目当てでの購入もオススメしない。いちおうタイトル画面のBUY MUSIC / AUTHORSから各楽曲を提供したアーティストの販売ページへのリンクを参照することができるが(Bandicamp、Soundcloud、ITunes等)、せめてDLCでいいからSteam上で纏めて販売してはくれんだろうか。

 クソゲーだけども個人的には嫌いになりきれない、惜しい、なんとも惜しい作品だ。それだけに購入してしまったことを尚一層後悔している。
 諸々の劣悪な部分を今後パッチで改善してくれれば、せめても雰囲気ゲーとして評価される道はある。こっちはゲーム性ややり込みを追求するようなゲームじゃないのはわかって買ってるんだ。いちいちストアページの説明の冒頭に「Gaming experiment in genre of music runner - not a game, aesthetic concept.」なんて言い訳をしてくれなくってもな!
 せめてマウス対応にして、オプション設定やハイスコアをセーブする機能くらいつけてくれ!ぶっちゃけ現状だとGEARCRACK Arenaレベルだぞ!




武装ヘリの襲撃。ミサイルの直撃で吹っ飛ばされるがリカバリは可能だ














2016/02/12 (Fri)18:25






メインビジュアルを飾る超兵士ディートリヒ
主人公の百倍カッコイイ彼にはベタすぎる出生の秘密が隠されていた



 どうも、グレアムです。このところSkyrim漬けで硝煙の禁断症状が出始めたので、なんか手軽に遊べるFPSはないもんかと思いSteamの旧正月セールにかこつけてUber Soldier IIを購入しました。
 いちおうクリアしたんですが、なんていうか、あんまり面白くなかった…
 悪いゲームではないんですよ。価格相応の価値は充分にある、無難に遊べる内容。ただロシアゲーということで個人的にはもうちょっとアクの強いテイストを求めていたのも事実で、B級アクション全開な頭の悪いイントロを見たときはけっこう期待しちゃったんですが、なんとなく「うん、うん…」と淡々とプレイを続けた結果、無味乾燥なままクリアしてしまったというか。




仲間と共闘するシーケンスも少なくない
貴重な戦力であり西側武器の供給源でもある



 ストーリーは第二次世界大戦末期を舞台に、前作で壊滅させたはずのナチスの超兵士製造計画が何物かの手によって続行されていることを知った主人公がふたたび奮闘するというもの。さっそく研究所に潜入した主人公とヒロインだったが、そこではなぜか被検体の超兵士たちが研究員を虐殺しており…という、一癖ある出だしでスタートする。


 本作は弾丸を止めるシールドと、一定数ヘッドショットを決めるかナイフキルを決めることで発動する無敵モードなどの超能力を駆使して立ち回ることになる。が、別になくても困らない(個性的な要素に合わせてゲームバランスやレベルデザインが構築されているわけではない)。
 プレイ中にヘッドショットやナイフキルを決めることでスキルポイント(XP)を獲得し、次のステージ開始時に体力/スタミナ/特殊モード発動時間/命中精度などに割り振ることができる。ゲーム全体を通しての総獲得量は、意識してXPを稼ぐようにしてもせいぜい二項目をMAXにできる程度で、ステ振りに関してはプレイヤーの個性が出ると思われる。
 もとよりシールド系能力に魅力を感じない脳筋マンデインの俺は体力と命中精度に極振りしてしまった。ただザコ戦で能力発動に迫られるケースは稀で、ボス戦ではそもそも能力が役に立たなかったりするので、ある意味では正解だったのかもしれない。

 謎解きはそれほど突飛なものや難易度の高いものは登場せず、基本的には終始ナチス兵を相手に銃撃戦を展開することになる。ただし銃の命中精度がそれほど高くないこと、命中判定やヒット感覚が曖昧なせいであまり爽快感はない。
 それとヘッドショットを半ば強制されるデザイン上、能力発動やXP稼ぎを念頭にプレイするとどうしても作業感が没入度を上回ってしまい、銃撃戦をしているというよりは「俺はいまマウスをポチポチ押してゲームをやっているんだなあ…」と自覚させられてしまう点は大きくマイナス。
 せめてゴア表現が過激ならまだノれるのだが、残念ながら欠損表現等はない。
 銃火器の登場数はそこそこ多いのだが、なにせモーションの作り込みが甘いため「撃ってるだけで楽しい」という域には達していない。ガワだけ似せた安物っぽい感触を覚える。B級FPSに言ってやるな、という気は自分でもするが…

 なにより敵の超兵士軍団の挙動が没個性すぎる。
 デザインは悪くないのに、やることはそこいらの一般兵とほとんど変わらないのである。たんに頑丈な装甲を着て重火器をぶっ放してくるようなのが大半で、わざわざオカルトSFめいた設定を持ち込む必要があったのか疑問を覚えるほど。
 一部ボス的はデタラメな頑丈さと高火力でプレイヤーを圧倒し、なにか特別な手段で倒す必要があるのかと思わされるが、ラスボス以外はゴリ押しで倒すしかないので安心してほしい。

 良くも悪くもオールドスクールなFPSという感じで、たんに暇潰しが目的であれば買って損はないだろうと思われる。というか本来バリューゲー的B級FPS目当てで買うようなタイトルなので、あまりケチをつけるようなもんでもない、それはわかってるのだが…
 どうにも「このゲームならでは」というアピールに乏しく、ほぼ常時Uber Sniper発動状態でクリアした現在、胸に去来するのはヒロインの顔芸と、おそろしくダルいラスボス戦後のヤケクソのような爆破オチのみだ。










駄フラめいた左右反転(?)で泣き喚くヒロイン/マリア
鬼気迫る表情がウ○コ漏らしそうな浦安の国会議員にちょっと似ている






これまた駄フラめいた拡大縮小で送るラストのヤケクソな爆破オチ
ここでもマリアの顔芸が光る



 いや、マリアさんはちゃんと可愛く描かれてるカットも多いんですけどね。ここには載せないけどな!(まさに外道…というネタももう古いか)
 ぶっちゃけゲーム本編より印象に残った&面白かったので。もちろん、わざとブサイクに描かれたわけではないってのはわかるんですが。そもそもモーション・コミック(風演出)に駄フラだのなんのというツッコミも野暮ではあるんですけども。

 しょうもないネタで落としたところで、ええと、暇潰しがしたくて、スタンダードなシングルプレイFPSを求めているなら買っていいと思います。
 いろいろ貶したようですが、本当に、べつに悪いゲームではないので。
 たんに本作をプレイした時期がまずかったんじゃないかなあという気はします。ゲームの評価ってそのときの精神状態にかなり左右されるので。たぶん、プレイする時期によっては俺はこれを普通に評価してた気もするんですよねえ。うn…












2016/01/19 (Tue)21:16




キミら肉食じゃなかったっけ…



 どうも、グレアムです。今回は癒し系スライム牧場運営ゲーム「 Slime Rancher 」を紹介しますよ。Steamで今年の1月15日に発売されたばかりのアーリーアクセス・タイトル、Trailerを見た瞬間に「俺はこれを買わなければならない運命にある」と直感しました。




Slime Rancher - Reveal Trailer
まずは黙ってこいつを見てほしい



 なんたって不思議生物を眺めてニヤニヤするためだけにE.Y.Eを起動していた俺のこと、そもそも不思議生物との触れあいを目的に作られたゲームを買わない手があろうか。いや、ない!
 そんなわけで、早期アクセスゲームを定価で買うなどという、普段の俺なら「凶行」と呼ぶに相応しい行為に走ったというわけだ。実際にコンビニまで走ったしな。ウォレット追加のために。



現在の牧場の様子




その可愛さ、犯罪的



 そんなわけで、まずは基本的なゲームシステムを軽く紹介しよう。
 プレイヤーはスライム牧場の農夫となり、バキュームガンを手にスライムやアイテムを収集しながら、各種施設を購入/拡張して牧場を繁栄させるのが目的となる。
 スライムにはそれぞれ必要となるエサの種類(野菜/果物/肉)が分かれており、さらに一種類だけ好物が設定されている。エサを食べたスライムはPlort(通称:う○こ)を産み出し、それを売却して資金を増やしていくほか、スライムに異なる種族のPlortを食べさせることで二種類の特性を持った変種に変化させることができる。
 このLargoと呼ばれる変種はエサを食べると二種類のPlortを産み出すほか、元となる二種類のスライムの特性を両方受け継ぐため、飼育が楽になる…たとえばPhosphor Slime(果物を食べる/Cuberryが好物/日光に弱い)とTabby Slime(肉を食べる/Stony Henが好物)をかけあわせると、果物と肉を食べ、CuberryとStony Henが好物なPhosphor Tabby Largoが誕生する。
 一見いいところ尽くしのように思えるが、このLargo種はサイズが大きくスペースをとるうえ、ベースとなる二種類とは異なる種のPlortを食べさせると、あらゆるスライムを喰らい積極的にプレイヤーを襲う恐ろしい漆黒のスライムThe Terrに変化してしまう。
 このThe Terrはおそらく牧場の外で野生のスライムが増えすぎるリスク(高負荷)に対する予防措置として導入されたシステムだろうと思われるのだが、最初に愛らしいスライムを次々と喰らうこいつを見たとき、俺はVフォー・ヴェンデッタ(原作)で人形のコレクションを燃やされたプロセロ元所長のような悲鳴を上げてしまいましたよ。




無害なスライムを喰らうThe Terr




それを見たときの俺の反応




ショックのあまり放心状態に陥る俺



 だって、俺は…俺はなあ…
 最初は、牧場の狭いスペースにスライムを閉じ込めておくのすら可哀相で心苦しかったんだよッ!!そんな俺にこの仕打ちはあんまりだろッ!?
 もとより血生臭いゲームばかりプレイしていた自分の悪趣味さに嫌気が差して、ピースフルなスライム・ワールドにレッツゴーしたらこのサツバツ空間だよ。神は死んだ。

 まあ、もう慣れたけどな。さすがに不要なスライムを処分するための焼却施設は未だに作る気にならんが。Skyrimで山賊の首は刈れても、あるいはHatredで民間人を虐殺するのに躊躇がなくても、ぷりちーなスライムを犠牲にするのは我慢ならんのだ。人間なんてそれでいいんだよ。

 ええと…どこまで話したっけ。
 そうそう飼育の際はこのThe Terrを生み出さないよう注意しつつ、変種を作るなら計画的にってことで。
 牧場はスライムの飼育施設のほかにも畑や養鶏所、アイテム倉庫やプールなどの施設を建設可能で、施設の設置数は限られているので、計画的な運用が必要になります。

 Unity製ながらパフォーマンスは安定しており、操作のレスポンスも良く、スライムペディアなるヘルプも充実。さらに実績要素もあり(非Steam実績。そのうち対応するのかな?)、現状では規模は小さいながらも基礎はすでに完成しています。
 まだ未実装エリア(オブジェクトが配置されていない)も多く、ゲームとして長時間遊べるものを期待するのは時期尚早ですが、俺みたいに「とにかくスライムが可愛ければイインダ!」という人はマストバイです。とにかく挙動や仕草がかわいすぎます。Trailerを見てビビッときたら購入してくれ。後悔はしない。もし万が一後悔したら、それは貴様の心が汚れているのだッ!!
 なおスライムは空腹度によって機嫌が変化するようで、べつに不機嫌な状態によるデメリットはいまのところ確認していないのだが、しかめっ面されるよりは笑顔でいてくれるほうが嬉しいので、まめにエサは与えたほうがいいです。
 ひととおりエリア探索を終えた今となってはエサあげる瞬間が一番楽しいです。いちおう自動給餌機能もあるんですが、やっぱり自分の手であげたほうが愛着も沸きますし。
 以下、ギャラリーでシメ。このゲーム、オススメですよ。



一番のお気に入り、猫型のTabby Slime




巨大なスライムがあちこち徘徊する様子は圧巻




エサ不要、水さえあれば満足なPuddle Slime
Plortも高値で売れるが、確保がやや難しい




バキュームガンで吸うと驚くスライム。反応や仕草がいちいち可愛い




放置しておくとスライム達が好き勝手に動き回るタイトル画面
これを見るためだけに買う価値はあると断言する












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