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主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。 生温い目で見て頂けると幸いです、ホームページもあるよ。 http://reverend.sessya.net/
2015/02/04 (Wed)11:22

 Rooster TeethのリードアニメーターであるMonty Oumが先日亡くなった。
 俺は普段こういう記事を書かないから、今回も胸の内だけに収めておこうと思ったのだが、やはり気持ちに整理がつかないので駄文になるが形にして残しておこうと思う。なによりMonty Oumの略歴に関する記事を作った手前、その最期を記さないわけにはいかないだろう。

<< Rooster Teethのアニメーター Monty Oum >>

 齢33という若さで急逝したMontyの死は誰にも予測されないものだった。
 ごく軽い病症を煩っていたMontyは病院で処方された薬を摂取したところ、重度のアレルギー反応を引き起こし突如意識不明の重態に。突然の入院に彼の家族やRooster Teethのスタッフは回復のため全力を尽くすが、努力の甲斐なく入院から十日後に亡くなった。

 彼の元の病症やアナフィキラシーショックを引き起こす前後についての詳細はわからないが、大まかに記せば以上のようなことがあったらしい。どのみち、最初から命に関わるような状態ではなかったのは確かなようだ。
 入院後はRooster Teethの創始者であり盟友であったBurnie Burnsが奔走していたようで、Twitterや公式サイトを通じての経過報告にはじまり医療基金の設立など相当に素早く行動していたようである。



 なんというかこう、前途ある人間の夭折を知るたびに俺は神様を恨みたくなる。それが本人の非によるものではなく、たとえば今回のように創作者にとってもっとも忌避すべき原因によるものであれば尚更だ。
 ともかく、今はただ彼が天国で安らかに過ごせていることを願う。
 このブログを開設する遥か以前、Infoseek消滅で爆散した旧ホームページを作るよりももっと前に某掲示板サイトの紹介で見たHaloidの衝撃、謎のダンスシーン、Icarusの途方もないごった煮感、それら技術の集大成としてRWBYに昇華されたことへの感動を、俺は決して忘れない。

 Rest in pieces, sir Monty Oum.







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2014/11/30 (Sun)16:22


二ヶ月前に公開されたIn Gameバージョン。



 どうも、グレアムです。いやー驚くことばかりですね。
 以前ここで紹介したことのある、YouTubeを拠点に優れた楽曲を提供し続けるアイルランド出身のアーティストGavin Dunne氏の製作した「Cries Of A Dead World」がWasteland 2のCredit曲として正式に採用されていたことを知って大変驚きました。
 miracleofsoundというチャンネル名で活動するGavin Dunne氏は、まあ簡単に説明すれば既存のゲームタイトル用に非公式のテーマ曲を製作するアーティストでして、ゲームをプレイした際に沸きあがったイマジネーションをもとに楽曲を作る方なのですね。
 その楽曲のクオリティの高さから、以前にもBiowareと公式でコラボしたことなどがあったのですが、やはり正式にゲームに採用されるといったニュースを聞くと感慨深いものがあります。

 もともとWasteland 2の非公式テーマソングとして作られたCries Of A Dead Worldが最初に投稿されたのは去年の10月末でして、たしかこの時点では公式でコンセプトアートの他にようやくインゲーム映像が公開されたばかりだったと記憶しています。まだ具体的な発売日も決まっていなかったのではないでしょうか。
 そういった早い時期にアクションを起こすのはGavin Dunne氏らしいですが(未発売のゲームの楽曲では他にCyberpunk2077のために書いた「City Of Night」などがあります)、まさかそれが公式に採用されるとは思っていませんでしたので、たまたま同氏のチャンネルを拝見したときにCries Of A Dead Worldが「Credits Music」という題字とともに再アップロードされているのを目にしたときは本当に驚きました。

 現在もハイペースで楽曲の製作を続けるGavin Dunne氏、なぜだか今もって日本での知名度が皆無なのですが(本当、なんでだ!?)、個人的にはこれからも応援を続けたい所存でございますよ。






2014/11/26 (Wed)20:33


Perfect Darkの北米版CM。
レーティングM!?と思ったら国内版は規制入ってたみたいです。




 どうも、グレアムです。最近思い出したようにX360版のパーフェクトダークゼロをプレイしつつ、まあ凡作だけど面白いことは面白いよなーとか、釈由美子の演技が棒だった記憶があるけど改めて聞くとそれほど悪くもないなーとか、そんな感想を抱きつつレア社の変遷なんかを調べていたら興味深いことがわかったので記事を書いてみることに。

 かつて任天堂傘下のもとドンキーコング・シリーズを筆頭にヒット作を連発し、ゴールデンアイ64やパーフェクトダークといった当時日本では馴染みの薄かったFPSというジャンルを引っさげて任天堂キッズを熱狂させたのは、当時を知る人間としては記憶に残っていることだろうと思います。
 その後レア社はマイクロソフト傘下となり、X360のローンチタイトルとしてパーフェクトダークゼロを開発。「正直微妙」という評価を受けながらも、以後アバター機能やらKinectタイトルの開発などでX360の隆盛を支える存在となりました。

 とまあ、ここまでが前置き。
 最近「任天堂ハードにおけるFPSタイトルの少なさを見るに、レア社を手放したのは失策だったのではないか」みたいな意見をちらほら目にするので、それ以前にレア社ってFPSメーカーだったっけ?というかFPSメーカーとしてのレア社ってそもそもどういう存在だったのか?という点に興味を持つに至ったわけです。

 それにはゴールデンアイ64誕生の経緯から見直す必要があるでしょう。
 当時すでにレア社は大規模な会社だったのですが、はじめてFPSタイトルを開発するというチャレンジに挑むにあたり、その開発環境というのはあまり恵まれていたものではなかったようです。
 今でこそゴールデンアイ64はレア社の看板タイトルであり、相当に力を入れて開発されたものだと思っている人もいるかもしれませんが、その実態はわずか8人の小規模チームで開発されたタイトルであり、それもFPSタイトルの開発部署はレア社の中ではかなり立場が低かったらしく、軋轢や制約が多かったことが過去のインタビューで語られています。
 その後同スタッフはパーフェクトダークを開発し、これも大ヒットを飛ばしたのですが、その後すぐに独立してFree Radical Designを立ち上げたことを考えると、優れた成績を残したにも関わらず社内での立場が低かったことは彼らにとって深刻な問題だったのかもしれません。

 これは1999年時点での話であり、このときすでにFPSを開発していたコアスタッフはレア社から離脱していたことがわかります(パーフェクトダークゼロは開発会社こそ同じですが、開発スタッフは別です)。またパーフェクトダークゼロ以降FPSタイトルを開発していないところを見ると、現在任天堂ハードにおけるFPSタイトルの不足をレア社売却と結びつけて「失策」とするのはかなり的外れな指摘でしょう。

 ではレア社から離脱したFree Radical Designのその後を追っていきましょう。
 彼らは2000年にPS2のローンチタイトルとしてTime Splittersを開発、大ヒットを飛ばします(日本でも二作目が「時空の侵略者」というサブタイトルで発売され、隠れた名作として知られています)。以降はTime Splitterシリーズ、超能力を題材としたSecond Sightなどを開発。たんなるシューターではない一風変わったアクションゲームを提供し続けます。
 しかしPS3でHazeを開発後、経営状況の悪化からFree Radical Designは大規模なスタッフの解雇を発表。スタジオ閉鎖すら危ぶまれた2009年、彼らを買収したのはなんとドイツのCrytekでした。

 Crytek UKとして新生した元Free Radical Designメンバーは2011年に発売されたCrysis2にてマルチプレイ部分の開発を担当。その仕事ぶりが評価されたのか、続編のCrysis3では本社Crytek Frankfurtとの共同開発という立場にまで昇格しています。
 そう、かつてゴールデンアイ64を開発したメンバーはCrytekにいたのです!

 ただしCrytek UKのその後の活動はやや不透明なものとなっています。
 どうもCrysis3開発後はHomefrontの新作(タイトルは「Homefront: The Revolution」)開発に携わっていたらしいのですが、このあたりの経緯がややこしいんですよね。
 もともとHomefrontはTHQが抱えていたフランチャイズだったのですが、THQの倒産に伴いIPをCrytekが取得し、Kaos Studios(THQ倒産と同時に閉鎖されたHomefrontの開発会社)にかわってCrytek UKが開発を引き継いだようです。
 しかしCrytekの経営状況の悪化に伴いHomefrontのIPはKoch Mediaに売却され、Deep Silver管理のもとで新作の開発が続行されることになったようです(ちなみにDeep Silverはゲームタイトル販売用のKoch Mediaの子会社です)。
 でーここからがあやふやなんですが、HomefrontのIP売却前後にCrytek UKは縮小ないし閉鎖され、スタッフはHomefrontの新作開発のために設立されたDeep Silver Dumbusterに吸収されたとかどうとか…それが事実だとして、Crytekがスタッフを手放したということなのか、あるいは新作タイトル開発のための提携の一環なのかとか、そういったことがまるでわからないんですよね。
 えーと、かつてゴールデンアイ64を開発したメンバーはいま、Deep Silverにいる、のです?

 そんなわけで、えーと、どうにも確実なソースがない(というかCrytekがそのへんの情報を出してないらしい)のでなんとも気持ちの悪いオチになりましたが、かつてゴールデンアイ64やパーフェクトダークに熱狂し、その遺伝子を探している方は、今後発売されるであろうHomefrontの新作をプレイするといいかもしれない、のですよ?
 まあ、Rare⇒Free Radical Design⇒Crytek UK⇒Deep Silver Dumbusterに至る過程でコアスタッフが抜けてないって保証もないんですが…デザイナーのDavid DoakはCrytekに買収される前後で独立したという話も聞きますし。もっとも彼が設立したZinkyzonkというスタジオ(ソーシャルゲームの開発会社らしい)はJolt Online GamingのもとでGangsta Zombiesというゲームを開発後に閉鎖されたらしいですが。

 ちなみにグレさんは当時生粋のセガユーザーだったので、レア社開発のタイトルとはまったく縁がありませんでした。
 ただ当時同年代のキッズたちが皆レア社開発タイトルに夢中になっていたのはかなり記憶に残っておりまして、当時の熱、というか「ハマッていた人たちの熱狂ぶり」みたいなのはかなりリアルに感じてましたね。
 といってもゲームそのものに関しては、友達同士で集まった対戦会でコントローラをいきなり渡され、操作方法すらわからないままハメ殺されたというイヤな記憶しかないんですが(どうも四人対戦の数合わせで呼ばれたらしい)。
 国内で発売されたタイムスプリッターはいちおうプレイしたんですが、グレさんはシューターには「アクションが面白いかどうか」を重視するので、謎解きやパズル要素にウェイトを置くFree Radical Designのスタイルはちょっと肌が合いませんでした。







2014/11/08 (Sat)05:44



 どうも、グレアムです。
 どうやら海外で面白いトイガンが出ているようなので、メモ帳代わりにここで紹介します。


*写真は公式サイトより転載

 Goblin Air-Spoetsはカナダのトイガンメーカーで、自らを「Cheap Paintball Maker」と名乗るちょっと面白い会社です。主にエアソフトガンとペイントボールガンを取り扱っているようです。
 今回紹介するのは「Deuce」と呼ばれるシリーズで、二連水平のソウドオフ・コーチガンをベースにデザインされたトイガンです。発射機構まわりはハドソンのソウドオフとほぼ同じようですね。ちなみに銃身が一本でグリップを極限まで切り詰めた「Solo」というモデルもあります。
 カートリッジはCO2充填式で、ペイントボールを一発装填できるものと6mmBB弾を12発装填(4本のシリンダーに3発づつ装填)できるものの二種類があるようです。BB弾仕様のほうはカートを逆さに振ると零れるなどの不具合があるそうで…命中精度もお察しレベルのようです。レバー操作によって二発動時に発砲することも可能みたいですね、所謂BloodのAlt Fireです。
 「Post-Apocalypticな世界観にピッタリ!こいつを手に入れてゾンビどもを吹っ飛ばせ!」という公式サイトのキャッチコピーでもわかるように、どちらかというと物好きのためのアイテムのようですが、Youtube等で観れるレビュー動画などを参照した限りでは操作感・操作音ともにけっこう良かったので、これ日本に輸入してくれるショップとかないだろうか、などとチラッと考えてしまったり。いや個人輸入したほうが早い気もしますが。

 気になるお値段は、銃本体とホルスター、カートなどがセットになったPlayer Setが、いまならセール価格で89.95ドル!
 …けっこう高いな!?
 通常価格は125ドルだそうで…Denixのソウドオフとどっちがマシだろうかって議論になりそうですが(あれは本当に観賞用ですが)、輸入の手間とか税金とか考えると、うん、日本で仕入れても多分売れないな、これは。
 ちなみにカートはペイントボール弾仕様が5発入り54.95ドル、BB弾仕様が5発入り59.95ドルだそうです。これも高い…と言いたいところですが、ガス機構内蔵でこれだったら妥当なんだろうか。日本のトイガンでもカートやマガジンは高いからなー。






2014/08/10 (Sun)10:38

 以前Rooster Teeth製作のウェブアニメ「RWBY」のレビューにて、戦闘シーンのセンスが往年のマシニマ「Haloid」に酷似していると書いた(そのときは「Halo vs Metroid」と書いたし、同名のタイトルで幾つかの動画がヒットするのも事実だが正式なタイトルは先述のHaloidだ)が後になって調べてみたところ、どうも実際に当人が製作に関わっていたようだ。
 そんなわけで今回はHaloidの製作者であり現在Rooster Teethのアニメーターとして活躍する人物Monty Oumの簡単な紹介記事を作ってみた。


伝説のマシニマ「Haloid」。
彼のキャリアはここから始まり、そして現在のキャリアもこの作品あってこそと言っても過言ではない。

 Monty Oumはアメリカ国籍の男性で、彼曰く「カンボジア人とベトナム人と中国人と日本人の混血」であるらしい、中々に謎の多い人物である。
 彼が2007年に発表したHaloとMetroidのクロスオーバー・マシニマ「Haloid」は400万ビューを記録する大ヒット作となり、その後「Dead Fantasy」シリーズの製作を開始。現在では各エピソード30~70万ビューをを記録するヒット作となっている。
 そして2009年、サンディエゴで開かれたコミック・コンベンションにてRooster Teethの創始者Burnie Burnsと出会い意気投合。その後MontyはRooster Teethのアニメーターとして「Red vs Blue」シリーズの製作に携わり、2012年RWBYのリード・デザイナーに着任し現在に至る。

 事実上、彼のデビュー作と言って差し支えないだろうHaloidはGameTrailers.com上で発表されたものがオリジナルだと思われ、おそらく400万ビューという数字はGT.com内での閲覧数だろう。YouTube等で第三者がアップロードしたもの(&幾つかのバリエーション)を含めれば、実際の閲覧数は数倍になるはずだ。
 その後製作されたDead FantasyはDead or AliveとFinal Fantasyのクロスオーバーという、これまた日本人には考えつかない組み合わせの怪作(笑)であり、HaloidのCredit後にて披露されるダンスシーンに代表されるGaijinセンスの大爆発ぶりは当時から健在だったことが窺える。
 その他にもMaxpayne風のマシニマ「Icarus」等を製作しているが、彼の製作物に関する詳細なデータが見つからなかったため(発表時期も含め)、そのすべてをフォローしきれない点については了承願いたい。
 またRooster Teethに入社する前の経歴もあまり判然とせず、Haloid発表後間もなくMidway Gamesにスカウトされているものの彼が関わったゲームについての記述が見つからなかったり、Bandai Namco Gamesでの在籍期間等がはっきりとした数字で出ているソースがなかったりと、記事を書きながら戸惑う部分が多かった(PS3版「Afro Samurai」の製作に関わったのは確からしい)。
 もっともこれは彼の出自が怪しいとかそういうのではなく、単純に仔細なレポートを残すほどの有名人ではないということだろう。勘違いしないでほしいが、これは決して彼を過小評価しているわけではない。自らの創作物に関する記録がWeb上に残っているクリエイターというのがそもそも希少なのだという、それだけの話だ。

 Rooster Teeth入社後についてだが、彼が途中参加したRed vs Blueは2003年から現在に至るまで製作が続いているHaloのマシニマで、ファンのみならず本家Halo(ゲーム)でもRed vs Blueをフィーチャーした要素があるなど、かなりの人気シリーズだ。
 Rooster Teethの創始者であり、Red vs Blueの制作に全面的に携わっているBurnie Burnsとは同じ作品のマシニマを製作した間柄として通じるものがあったのか、それが良い方向に結実したのはファンとしても嬉しい限りである。Monty参加以後のRed vs Blueは戦闘アニメーションの質が劇的に向上しているので一見の価値アリ。
 また、このRed vs BlueはRWBYの事実上の叩き台となった作品と見做して良いだろう。どちらかというと会話シーンをメインに話が進むところ、1シーズンあたりの全体のバランス、作品のノリなど、RWBYはほぼRed vs Blueの流れを継承している(逆に言えば、RWBY本編のノリが合わなければRed vs Blueの視聴は厳しい)。キャストもほぼ同じメンバーが関わっているようだ。
 ちなみにMonty自身もRWBYにてLie Ren役(Team JNPRの緑色の服を着た青年)で出演している。実際の彼の写真とLie Renのキャラクターの雰囲気はけっこうそっくりで、なかなか笑える。適役というやつである。

 ともあれ、今後も活躍が見逃せないMonty Oum。RWBY Volume2がはじまったことでもあるし、B級アクション大好き人間としては応援せずにはいられない逸材である、といったコメントで今回の記事を締めよう。
 余談だが、彼は日本のアニメにも精通した正真正銘のオタクである(褒め言葉)。




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