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主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。 生温い目で見て頂けると幸いです、ホームページもあるよ。 http://reverend.sessya.net/
2024/11/23 (Sat)21:08
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2020/11/28 (Sat)12:41


 
 
 
 
 
Fallout: New Vegas
"Twin Aces" #XX-A

- フォールアウト:ニューベガス -

【ツイン・エイセズ】第XX-A回

 
 
 

 
 
 
 
 どうも、グレアムです。前回に引き続き、今回はニューベガスのリプレイ記の構想を綴っていきたいと思います。今回はかなり長くなるので、記事を分けてお送りします。
 リプレイ自体はプリムの開放まで進んだんでしたっけか。こっちも3と同じく序盤も序盤だなァ…どちらかといえばDead MoneyやHonest Heartsといった番外編を重点的に進めていたせいもありますが。
 以下、構想。
 
 
 

 
 
 
【Cold, Cold Heart】
 プリムを出発したブレンダはクレイブの行方を追ってノバックへと向かう。しかし道中で立ち寄ったニプトンの町で、リージョンの虐殺の現場に立ち会ってしまう。
「いい目をしているな。女の目ではない、戦士の目だ。チャンスをやろう」
 虐殺を指揮していたバルプス・インカルタの提案でモハビ前哨基地に駐屯しているNCRにこの事態を報告するよう迫られるブレンダ。この後戻りは大きな時間のロスになるが、しかしリージョンの兵士や多数の猟犬を一度に相手にするのは自殺行為だ。ブレンダは来た道を引き返す。
 前哨基地のレンジャー・ゴーストに事態を報告し、バラックの酒保へ飲みに入ったところ、グッドスプリングスで別れたリンゴと見知らぬ女(キャス)が言い争っている現場を目撃する。リンゴは会社の命令で、キャスに保有しているキャシディ・キャラバンの権利を売りクリムゾン・キャラバンの傘下に入るよう説得する仕事を任されたのだが、キャスは頑として首を縦に振らないということだった。
 キャスの説得をリンゴから頼まれたブレンダは、飲み比べをして自分が勝ったらリンゴの条件を呑むようキャスに提案。大量のウィスキー瓶を空にし、どうにかキャスを打ち負かすことに成功する。
 
 
 
 ノバックへ到着し、最近このあたりでロケットが爆発したことや、クレイブらしき男がニューベガス地区へ向かったことを知るブレンダ。
 ニューベガス地区へと向かう途中で立ち寄ったキャンプ・ゴルフにて、偶然にもクレイブが落ちこぼれNCR兵たちの訓練教官を務めているところを発見するブレンダ。慌てて駆け寄り、再会を喜ぶブレンダだったが、どうもクレイブの様子がおかしい。
「おまえ、ブレンダか?自分のことをブレンダ・フォスターだと思ってるんだな?」
「え、そうだけど…なに?違うの?あたしはブレンダ・フォスターで…あんたはクレイブ・マクギバンじゃないの?」
「俺か?俺は、そうだな…自分をクレイブ・マクギバンを思っている"何か"さ」
 そう言ってクレイブは顔面を包むバラクラバを脱ぎ捨てる。そこには頭部に醜い縫合跡を残す、怪物じみた顔のクレイブがいた。
 クレイブは過去の話をはじめる。
 
 
 
【Old World Blues】
 ザ・ディバイドの悲劇のあと、クレイブはワシントンでBoSのために働いていた縁からヒドゥン・バレーに潜伏するBoSモハビ支部に身を寄せていた。あるとき、彼は行方をくらました元BoSエルダーのエリヤを抹殺するため、クリスティーンとともにエリヤの潜伏先と目されるビッグ・エンプティへと派遣される。狙撃手のクリスティーンと観測手のクレイブというタッグでエリヤの足取りを追跡するが、遠距離からの狙撃という手段を用いた二人はエリヤの暗殺に失敗し、銃声を聞きつけたビッグ・エンプティの狂気の研究結果の数々に追われて離れ離れになってしまう。
 シンクタンクに捕らえられたクレイブは頭部を切開され、摘出された脳のかわりに機械の頭脳を埋め込まれる。シンクタンクの操り人形と化したクレイブは自らの脳を取り戻すのと引き換えにDr.モビウスの抹殺を強要される。
 Dr.モビウスを始末したクレイブだったが、自分の脳があったはずの場所には女の身体が浮かぶ培養槽が設置されていた。どういうことかとクレイブは問い詰める。
「俺の脳味噌をどこへやった!?」
「どこにも隠してなどいない。目の前にあるじゃあないか」
 ふたたびクレイブは培養液に浮かぶ女の姿を凝視する。それはかつて自分が愛し、そして手にかけた女…ブレンダ・フォスターに瓜二つだった。
 シンクタンクの研究者たちはクレイブの脳に多大な関心を示し、その記憶からブレンダのクローンを作成。造られた肉体にクレイブの脳を移植し、ブレンダに関する記憶を摘出したのち、「クレイブの知るブレンダという女」の記憶を「ブレンダという女であった過去」へと改竄。そこにあるのは、ブレンダの肉体を持ち、自分をブレンダだと思い込んでいる、クレイブの脳の持ち主だった…
「どうかね我々の研究は?生きながらにして、死んだ恋人と再会できたのだ!もっと喜びたまえよ!」
 純粋な探究心から生み出されたおぞましい存在にクレイブは言葉を失う。銃を手にシンクタンクへ立ち向かおうとしたとき、クレイブはそこにユリシーズの姿を発見する。
「運び屋…」
「こんな場所まで追ってきたのか、ユリシーズ!?しつっけぇな、テメェも!ザ・ディバイドは俺のせいじゃねえと言ってるだろうが!」
「それは、君がそう考えているだけに過ぎない。いずれ君とは決着をつけねばならないが、しかし、それは今ではない。俺自身もまだ、答えを見つけたわけじゃないのでね」
 そのとき、ユリシーズとエリヤが建物に仕掛けた爆薬が同時に爆発する。ドームが倒壊するなか、クレイブはブレンダのクローンと、捕らえられていたクリスティーンを連れてビッグ・エンプティを脱出する。
 
 
 
 ブレンダのクローンは機能不全を起こしており、人間としてまともに行動できない状態だった。クレイブはしばらくヒドゥン・バレーで静養したのち、ブレンダを連れてモハビで活動をはじめる。やがてモハビ・エクスプレスでプラチナチップ移送の依頼を受けたクレイブは、グッドスプリングスでベニーの襲撃を受け、ベニーの放った銃弾がブレンダの頭部に命中。ブレンダの世話を地元住民に頼み、クレイブは逃走したベニー一行の追跡へ向かったのだった…
「で、どうしてNCRの駐屯地なんかで油売ってるわけ」
「ベニーの野郎はいまニューベガス地区に潜伏してる。あそこで迂闊に騒ぎを起こすわけにはいかんからな、情報収集も兼ねて様子を伺ってるのさ」
 自分がクレイブの脳から造られたクローンであることを知り、ブレンダは激しく動揺する。クレイブがキスや抱擁に忌避感を示した理由も理解した。おそらく脳に撃ち込まれた銃弾が覚醒を促したのだろうが、しかし、極論すれば「自分をブレンダと思い込んでいるクレイブの脳」でしかない自分は、どう生きるべきなのか…目の前の、「機械の脳を埋め込まれたクレイブの肉体」を何者と思うべきなのか?
 そのとき、NCRとリージョンがユリシーズと名乗る男から核攻撃の予告を受け取ったという報告が入る。核攻撃を止めるためにユリシーズが要求したのは、クレイブ・マクギバンの身柄…彼を、自分の待つザ・ディバイドへと送るよう指示していた。
 
 
 
 
【Lonesome Road】
 キャンプ・ゴルフでの会議で、クレイブは自分のかわりにブレンダを送るよう提案する。もし人間の本質が脳にあるのならば、クレイブの脳を持つブレンダこそが適任であるという理屈だった。納得はできなかったが、ブレンダは仕方なしにザ・ディバイドへと向かう。
 かつてクレイブが運んだ核兵器によって消し飛んだザ・ディバイドの荒野を歩み、ブレンダはユリシーズの待つミサイル・サイロへと向かう。
 クレイブではなくブレンダが来たことにユリシーズは納得せず、NCRとリージョンの両陣営に向けて核ミサイルを発射。ブレンダとユリシーズの対決がはじまる。
 辛くもユリシーズに勝利するブレンダ。死の危機に瀕しながらも自らの理想やクレイブに対する思いを口にするユリシーズを、ブレンダは優しく抱きしめた。
「ねぇ…アンタ、女の子とキスしたこと、ある?大切な人と一緒に過ごして、みんなで、たいしたことない平和な時間を生きる…あたしがやりたいのは、そういうこと。世界のあるべき姿とか、使命とか、そういうの、わかんないよ。でも、アンタは…それじゃ納得しないんだろうね」
「…やはり君は、クレイブとは違うな」
 どこか納得したような表情でつぶやき、息をひきとるユリシーズ。
 NCR領であるモハビ前哨基地とその先へと続くロング15、そしてリージョン領であるドライウェルズは核の炎に包まれ、おびただしい数の死傷者を出した。NCRとリージョンは惨劇を回避できなかったブレンダを決して許すことはないだろう。
 
 
 
 モハビへと帰還したブレンダの前に、数名のNCR兵の死体と、彼らを手にかけたクレイブの姿があった。NCRはロング15の壊滅と同時にブレンダを指名手配し、クレイブも自らに着せられた汚名を晴らすために討伐部隊を率いてブレンダの始末を強要されたのだった。
 それを阻止するため、クレイブは人目のない場所でNCR兵たちを殺したのだということを悟ったブレンダは涙を流す。誰一人救えず惨劇を招いた自分の無力さを呪うブレンダ、それを慰めるクレイブ。
「おまえはよくやってくれた。最善を尽くした」
「なに言ってんだ、あたしは、何も……っ!?」
 そのとき、ブレンダは違和感をおぼえる。クレイブという男は、たとえ女を慰めるときにでも、こんなあからさまなでまかせを口にする男ではなかった。しかし、彼の言う「最善を尽くした」というのが、本音だったとしたら…?
「……どういうこと」
「もし俺が向かっていたなら、あのユリシーズを説得できてたかもしれん。それではまずかった、第三者の手で、NCRとリージョンの両陣営にダメージを与える必要があったからな。俺は、Mr.ハウスに雇われてる…お前はまさに、俺の望み通りに動いてくれた」
 平然とそう言い放つクレイブを、ブレンダは激しく殴りつける。
「ふざけんな、お前…お前ッ!どんだけ、どれだけ多くの人が死んだと思ってんだよ!!」
「……そうか。お前、やっぱり俺とは違うのか」
 いつかユリシーズが言ったのと同じような台詞を口にするクレイブ。
「何をどう言い繕ったって、その頭に入ってるのは俺の脳味噌だ。自分のことを何者と思っていようと、本質的には俺と同じだろうと考えていた。あるいは、俺の分身みたいなものだろうと…でも、違うな。もう、違う。お前はもう、クレイブ・マクギバンとは本質的に異なる、それでいて、かつて俺が知っていたブレンダともまた違う…誰も知らない、ブレンダ・フォスターという女だ」
 ブレンダとしてはクレイブの行動を許すわけにはいかなかったが、しかし、NCRとリージョンの両陣営から命を狙われている以上、単独で行動するのは自殺行為だ。ブレンダはクレイブとともにニューベガス・メディカルクリニックへ赴き、ちょっとした整形と変装を施す。(以後、髪が金髪に)
 
 
 
 
【Ring-a-Ding-Ding!】
 クレイブはフリーサイド界隈で活動する悪党を雇い、ザ・トップス・カジノの強盗を企てる。彼はベニーがザ・トップスに潜伏していることを突き止めていたが、華のニューベガス・ストリップ地区で派手に事を荒立てては雇い主であるMr.ハウスの心象を損ねると判断し、覆面強盗を装って襲撃を仕掛ける計画を立てていたのだ。
 覆面で顔を隠し、車でザ・トップスへ突入した四人は地上階を制圧。雇った悪党に見張りを任せ、クレイブとブレンダはベニーのスイートルームへと向かう。しかしベニーは行き違いで別エレベータを使って地上階へと向かっており、悪党たちを瞬時に射殺したあと、行方をくらましてしまう。
 
 
 
【You'll Know It When It Happens】
 ラッキー38でMr.ハウスと面会したクレイブは今度の戦争でBoSの協力が不可欠であることを強調するが、Mr.ハウスはその提案に難色を示す。その件は保留となり、クレイブとブレンダはフーバーダムで行われる演説でキンバル大統領が暗殺されるのを阻止するよう命令される。
 NCR兵士に変装し演説会場へ潜り込むクレイブとブレンダ。周囲を警戒していると、守衛塔の上から大統領に狙撃銃を向けるNCRベテランレンジャーの姿を発見する。ブレンダが素早く狙撃し、暗殺を阻止。二人はそれが変装したバルプス・インカルタであることを知る。
「残念だったな。暗殺は失敗だ」
「そうか…で、ベルチバードは調べたのか?」
 瀕死のまま不敵な笑みを浮かべるバルプス・インカルタ。二人が顔を見合わせた瞬間、キンバル大統領を乗せて上昇したベルチバードが爆散するのを目の当たりにする。
 このまま会場に居合わせては自分たちにも余計な疑いが降りかかる。混乱極まる会場からクレイブとブレンダは脱出した。任務は完全に失敗だ。
 
 
 

 
 
 
 というわけで、ここまでが最終決戦までのおおまかな流れになります。すこし長くなったので、次回にサイドキャラクターのエピソードを紹介する中編、そして最終決戦からエピローグまでの流れを語る後編へと続けたいと思います。
 
 
 
 
 


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