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主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。 生温い目で見て頂けると幸いです、ホームページもあるよ。 http://reverend.sessya.net/
2024/10/06 (Sun)23:32
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2014/06/13 (Fri)20:10

 なぜ、あのエルフの恋人達を殺したことにあれほどまで動揺したのか。
 それはきっと、殺す相手のことを必要以上に知ってしまっていたからだ。いままでの自分は、たんに標的の顔と名前だけを記憶し、命を奪うだけだった。
 だがここシロディールでの仕事は、どれも不必要な事前情報が多過ぎた。
 相手がどんな人間なのか。なぜ殺されなければならないのか。あるいは、殺されなくてもよかった存在だったのかもしれないのか。
 なにもかもが煩雑で、余計で、どうでもいいこと。
 苛立つ…

  **  **  **  **



「さてお集まりの紳士淑女の皆様方、ようこそサミットミスト邸へおいでなさいました!」
 スキングラッド北東部に位置する豪邸<サミットミスト>に集う七人の男女。
 パーティの主催者であるファフニールを筆頭に、元貴族の老女マチルデ、元帝国軍将校のネヴィーレ、酔っ払いの男ネルス、富豪の跡取りプリモ、ダンマー(ダークエルフ)の淑女ドラン、そしてブラック17…それぞれがそれぞれの思惑を胸に、いまは歓談に興じている。
「お金よ…わたしにはお金が必要なの」
「宝探しゲームか。退役恩給の足しにはなるかな」
「ガハハッ、せっかくのパーティだ!楽しくやろうぜ!」
「宝の鍵と、それに対応する宝箱。どちらか片方だけでは意味がない、か」
「わたしが両方とも先に見つけだしてみせるわ!」
 皆一様に胸躍らせ気分沸き立つなかで、ブラック17だけがその冷たい双眸を光らせる。
 その隣で、主催者のファフニールがひときわ大きな声で皆の注意を惹きつけた。
「言っておきますが」
 胸元に光る鍵…ネックレスにして首から下げている…それをこれみよがしに高く掲げ、ファフニールは言葉を続ける。
「誰かが宝を見つけるまで、誰一人としてこの屋敷を出ることは許されておりません。屋敷の扉が開くのは、ゲームの終了を宣言し私がこの鍵を使ったときのみです。とはいえ、それはあくまでゲームの趣向の一つです。屋敷にはたっぷりと水や食料が蓄えられておりますし、それに、まあ、延々と宝を探し続けなければならないほど難しい場所に隠してあるわけではありません。その点についてはあまりご心配をなさらぬよう」
 現在サミットミスト邸では、とあるパーティが催されていた。
 招待状によって迎え入れられた賓客は、この屋敷のどこかに隠されている宝箱と、その鍵を見つけるまで外に出ることができない。宝箱には大量のセプティム金貨が埋蔵されており、それは宝箱の鍵を開けた者に寄贈される。
 そう、そんなものが本当に存在すれば、だが。
 さっそく宝探しに精を出す賓客たちを前に、ブラック17が皮肉めいた笑みを浮かべた。
「そんな美味しい話、あるわけないのに」

  **  **  **  **



 翌朝、賓客たちは老女マチルデの悲鳴によって目を醒ますことになる。
「な、な、なんてことでしょう…!」
 マチルデがダイニング・テーブル上に見たのは、銀の皿の上に乗せられたファフニールの首。
 やがてすべての賓客がその場に集まり、口々に噂をはじめた。
「いったい、誰がこんな惨いことを…!?」
「それより、おい、こいつの胴体はどこに行ったんだよ、エッ!?」
 酔っ払いのネルスの言葉に、誰もがハッと目を見開いた。
 胴体がどこにもない。胴体、首から下、首に下げていたもの。この屋敷の鍵。
「つまり、僕らはここに閉じ込められたっていうことなのか…?」
 富豪の跡取りプリモが顔を青くする。その傍らについていたダンマーのドランは生来の青い顔をよりいっそう青ざめさせ、老女マチルデに至ってはその場で腰砕けになる有り様だ。
 一方で元帝国軍将校のネヴィーレは窓枠をガタガタと揺らし、この屋敷の施錠の頑丈さを確認して回る。酔っ払いのネルスは壁に飾られていた斧で正面扉を破ろうとしたが、大男が全力で斧を振るったにも関わらず、扉はびくともしなかった。
「駄目だ、自力では脱出できそうにない」
「まったくどうなってやがる、だいたい内側から掛ける錠前ってなんなんだよ!そんなもん、聞いたこたぁねえぜ!」
「仕方がないわ。ひとまず、宝探しと平行して胴体を…いえ、屋敷の鍵の捜索もはじめましょう。まさか、煙のように消えてなくなったってことはないでしょうから」
 ブラック17が冷静に…すこし動揺したような演技を混ぜながら…言葉を結ぶ。
 未だ一同のショックが冷めやらぬなか、血気盛んなネルスだけが的確な推測を吐いた。
「まったく、たしかに鍵は消えたわけじゃねぇんだろうさ。このなかに殺人鬼がいるってのと同じくらい確実にな!」
「いったいなにを…」
「鍵が煙のように消えねぇなら、パーティの主催者が首だけになったのは妖精の仕業ってことにゃならねーだろ!?誰かが殺したのさ、何が目的かはわからねえが…あるいは、宝の場所を吐かせようとしたのかもな」
 金を目当てに、人を殺すようなやつがこのなかにいる。
 そう思い知らされた一同はさらなるショックを受けたが、しかし、現時点ではどうすることもできなかった。
「で、でもさ…もし死んだ彼が宝の場所を告げたなら、もう殺人は起きないと思って良いのだろう?殺人者は目的を果たしたのだから」
 最後に、プリモが縋るような態度でそう呟いた。
 誰もがそうあってほしいと望んでいたが、しかし、そうはならなかった。

  **  **  **  **



 夕刻過ぎ…
 屋敷の地下室で、巨大な斧によって首を切断されたマチルデの死体が発見された。
「どうやら旦那は宝の場所を吐かなかったらしいな。殺人鬼は、宝を独り占めするために俺たちを一人一人殺す作戦に出たらしいぜ」
「おい、人心を惑わすような推論は止さないか!まだそうと決まったわけでは…」
「じゃあ他に何の理由があるってんだ!?」
 死体を前に、ネルスとネヴィーレが口論を交わす。このノルドとレッドガードの二人の関係はまさに水と油で、最初に対面したときから険悪な雰囲気を漂わせていた。
 そのとき、ずっと怯えていたドランがぱっと顔を上げる。
「そうだ、魔法よ!わたし、少しだけ魔法が使えるの…もしかしたら、扉を破れるかも!」
「本当かい?」
 同じく殺人者の存在に精神をすり減らしていたプリモが高い声で反応する。
 一行は正面扉まで集まり、ドランの魔法に注視する。しかしドランがいくら魔法の行使を試みても、まるで何も起きなかった。
「おかしい、なんで…ここでは魔法が使えないわ!まるで、何らかの障壁が…呪文を無効化するようなものが…張られているみたい!」
「なんだって!?」
 わずかな希望が潰えたことで、プリモが絶望の声を上げる。
 一方でネルスとネヴィーレは、この状況で互いに相手が犯人だと信じて疑わないようだ。
「まったく、やりかたが汚いぜ…こんなことをするのは、欲にがめつい帝国軍人くらいのモンだな!」
「そうかね?わたしはてっきり、飲兵衛で性根の腐ったノルドの手口そのものだと思ったが」
「なんだと、このクソ野郎!てめぇなんざ…」
「止しなさいよ」
 ヒートアップする二人の間にブラック17が割って入り、制止しようとする。
「こんなときに争ってどうするの、まったく」
「彼女の言う通りだよ。それに、本当に僕らの中に犯人がいるとは限らない。そう見せかけた外部の人間の犯行の線だって充分に有り得る、そうは思わないかい?」
 その場を取り持つためか、プリモも積極的に団結を促そうとする。
 だがしかし、フン、ネルスは鼻を鳴らして背中を向けると、吐き捨てるように言った。
「どのみち、お互い、背中には気をつけようぜ。なぁ?」
 すでに宝探しから生き残りを賭けたゲームと化したこの場で、誰もが疑心暗鬼に陥り、いつ殺し合いがはじまってもおかしくない緊張感が張り詰める。
 この状況で、ブラック17ですらいささかの猜疑心を抱きつつ…

  **  **  **  **



 翌朝、椅子に腰掛けた状態で顔面を射抜かれたドランの死体が発見された。
「畜生、ちくしょう!いったい誰が、誰がこんなことを!クソッ、許せねぇ、くそ、畜生!」
 ダンマーの亡骸を目にしたとき、一番激昂したのは意外にもネルスだった。
 演技にしては大袈裟だな、と皮肉交じりに呟くネヴィーレの胸倉を掴み、ネルスが怒鳴り散らす。
「いいか、彼女は、彼女はな…俺の娘にそっくりだったんだ…てめぇら帝国軍が見捨てた俺の家族にな!それをてめぇ…ッ!」
「ほう、君の娘はダンマーだったのか。ノルドの男にしては奇妙な家族関係だったんだな?」
「この野郎、ぶっ殺す!」
 すぐさま殴りかかろうとしたネルスを、ブラック17とプリモが二人がかりでどうにかしてネヴィーレから引き剥がそうとする。
 取り押さえられ、幾分か冷静さを取り戻しながらも、ネルスは二人に向かって叫んだ。
「こいつを生かしておくと後悔するぞ、こいつが犯人に決まってやがるんだ!」
「それはこちらの台詞だ、薄汚いノルドめ。来るならいつでも来い、相手になってやる」
「なんだとこの野郎!」
 ああ、やれやれ…ふたたび暴れだそうとするネルスを両脇で抑えながら、ブラック17とプリモはため息をつく。
 こんなことをしている場合ではないというのに。
 やがてネルスは大量の食料を部屋に持ち込んで立て篭もり、一方のネヴィーレは帝国軍時代に着用していたフルプレートのアーマーを着用して屋敷の巡回をはじめた。
 ブラック17とプリモも、やがてそれぞれの思惑を持って動きはじめる。

  **  **  **  **



「ネヴィーレが殺されていたわ」
 すべての事態が収束したのは、このゲームがはじまって以来じつに三日後のことだった。
 ネヴィーレは自室で心臓に自身のロングソードを突き立てた状態で発見された。
「これは、自殺…に見えるかい?」
「さてね。彼は護身用のナイフも持っていたようだし、私なら自害するのに扱いにくい長剣で鎧の装甲を抜こうとは思わないわね。そもそも、鎧を着たまま」
「それもそうだ。それと…」
 奇怪な亡骸を目前に、いままでの動揺ぶりが嘘のように平然とブラック17を見つめながら、プリモが言った。
「さっき、ネルスの死体も見つけたよ。つまり、いまこの屋敷に残っているのは君と僕の二人だけということだ。あるいは外部の人間の犯行かもしれないが、そうでなければ僕か君のどちらかが殺人犯ということになる」
「あるいは」
 ブラック17はそこで一旦言葉を区切り、プリモを注視する。
 いかにも金持ちのお坊ちゃん然とした態度は消え失せ、ただ不敵な笑みを浮かべるプリモにブラック17が言い放った。
「あるいは、二人とも殺人鬼か」



「ご明察。すると、君がダーク・ブラザーフッドの暗殺者というわけか。いや、連中に雇われた異界の暗殺者、かな?」
「どこでそれを知ったのかしら?」
「それは企業秘密というやつだね」
「まったく、おかしいと思ったわ。このパーティの主催者、ブラザーフッドのエージェントが真っ先に殺されるなんてね。本来なら、私が彼以外の全員を皆殺しにする筋書きだったのに。そのために宝探しなんていう、ありもしない話をでっち上げたっていうのにね」
「いきなり番狂わせを演じることで君の動揺を誘うつもりだったんだけど、いや、なかなかどうして尻尾を出さないとは、さすがだよ」
 会話を続けながら、二人は一階のホールまで移動する。
 エンチャントが付与された魔法剣を取り出したプリモに、ブラック17が目を細めて呟く。
「それ、で…貴方の標的は私、というわけ?」
「君は強力な魔法を使うそうじゃないか。だから、呪力障壁で魔法を封じさせてもらったよ」
「ああ、あのカラクリは私のために用意したのね。まあ、そんなことじゃないかと思っていたけれど」
 プリモ…いや、プリモを名乗る暗殺者の用意周到さに感嘆しながらも、ブラック17はどうこの場を切り抜けるか考え続けていた。
 素手での徒手格闘でも目前の男を屠れる自信はある。だが、いまは他のことが気になっていた。
「そうね、試してみるのもいいかもしれない」
「?」
「この世界の魔法を封じる…この世界の魔法で…私の、魔法が、封じれるかどうか」
「…ッ、なに!?」
「コール・ブラッドキャスト」
 ブラック17の意図を察したプリモが顔色を変え、床を蹴って彼女に飛びかかる。
 急場で繰り出される、いささか技巧を欠いたその一撃をかわしながら、ブラック17は右腕の内部に収束されているキャスト・デバイス・ユニットを作動させた。
『フリーズ(氷結)…単体術式始動』
「うおおッ!」
 右腕の展開がはじまり、露出する魔導球が視界を覆うほどの光を迸らせるなか、プリモが全身全霊の一撃を繰り出そうとする!
 しかしその剣先がブラック17の喉元に届く直前、プリモが彼女の肉体を離れた右手に顔面を掴まれ、動きを封じられた。まるでそのときだけ、時間が一瞬だけ止まったかのような…



 暗殺者プリモは敗北した。その肉体を氷塊へと変化させられて…
 プリモの肉体の分子構造が置換される直前、彼の懐から屋敷の鍵を抜き出したブラック17は、決して明るくはない表情で彼に背を向け、その場を後にした。
「どこからか情報が漏れている…」
 本来ならば、ワンマン殺人ショーとなるはずだった今回の任務。
 余計な邪魔が入ったこと、あまつさえ招かれざる客の目的が<暗殺者の暗殺>だったこと、そのことを胸中に秘め、ブラック17は聖域の待つシェイディンハルへと帰還した。





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2014/06/11 (Wed)04:55

 どうも、グレアムです。
 だいぶ遅くなりましたが、HPにシロッコとサチコの換毛バージョンをアップしました。

<< シロッコ 200Pixel拡大版 >>
<< シロッコ 60&40Pixel拡大版 >>
<< サチコ 200Pixel拡大版 >>
<< サチコ 60&40Pixel拡大版 >>

 シロッコは元々の初期構想を忠実に再現した感じで。そもそもこれ狐なのかって質問に関してはもう今更すぎるというか、民芸品とか宇宙船とか食品とか地形が跳梁跋扈するゲームでなに言ってんだというか。
 じつはこれ狐魂権利保護団体に入る前の姿なので、換毛前と同じローブ着てるのは本当はおかしいんですが、まあそこはそれというか、服装に共通点がないと完全に別キャラになってしまうので。ゲーム内で設定を明かさないことで矛盾を回避するというインチキ臭い仕様になりました。

 サチコは旦那のJJが死ぬ前の姿ですね。ちょっと髪が短い。
 未亡人ってことで影を背負ったキャラとして登場したわけですが、性根は明るい性格なので、そのへんが表現できたらなーとか思いながら描きました。同じ「過去」というコンセプトでもエラスティスとは真逆なんですよね。

 そう、今回の換毛のテーマは「それぞれの過去」なんですよ。三人娘の過去、スラム生まれの生粋の犯罪者だったエラスティス、愛する夫とともに職場で活躍するサチコ、そしてちょっとよくわからない生き物だったシロッコ。
 怪文書のほうは今のところエラスティスのオリジン・エピソードだけ完了してますが、他の二人も構想はあるので、現在やってるチベッド動乱編を終えたら順次更新していきたいですね。






2014/06/09 (Mon)05:20

「俺の名はクレイブ、傭兵だ。今日もウェイストランドでの旅がはじまる…」

  **  **  **  **



「あんたがオフィサー・ラペラティアを殺したのか?たしかにむかつく女だったとは思うよ、だからこそ雑用を押しつけて嫌がらせのし甲斐があるやつだったのに…」
「あんたも別方面で性格悪いなー」
「放っておいてくれ」
 給水キャラバン絡みの事業を統括しているBoSのスクライブ・ビグスリーは、真っ白な顔面を晒しながら力なく呟いた。
 タダ働きさせられたと思い込んでうっかりオフィサー・ラペラティアをぶっ殺してしまった俺は、その場でBoSに取り押さえられたが、いちおう救世主だからということで、エルダー・リオンズのジーサマから長時間に渡る説教を受けただけで解放を許されたのであった。
「そんなにドンパチがやりたいなら、あんただったらエンクレイブの残党討伐に加わったほうがいいんじゃないのか?」
「いやだよめんどくさそうだもん。それにあいつらのアーマー抜く武器と弾薬用意するのも手間だしなぁ」
「まあ、いい。それじゃあ罪滅ぼしとは言わんが、メガトンの件で調査を依頼してもいいか?リオンズのじいさまが五月蝿くてな…」
 どうやら、メガトンに確実に配達したはずの水が行方不明になっているらしい。住民曰く、「水なんか届いていない」とのことらしいが。
 現在、給水キャラバン事業は大幅な予算と人員の不足に悩まされていた。そもそもBoSが統括する事業で、なぜBoSが護衛につかないのか俺はずっと疑問に思っていたのだが、なんのことはない、リオンズのジーサマが人員も予算もすべてエンクレイブの残党狩りに総動員しちまっているからなんだと。
 そして僅かな予算で給水キャラバン事業を押しつけられたビグスリーは、不眠不休の労働を強いられているということらしかった。
「安心しろ、あんたへの報酬は約束する。BoSは気前がいいんだぜ」
「期待しておくよ。それと、あんたさ…ちょっとは寝たほうがいいんじゃないのか?」
「…俺の目が黒いうちに優秀な部下が配属されればな」
「なんつうか、その、いろいろ大変だな、あんたも」
「いや、優秀じゃなくてもいい!無能でさえなければ!三日も寝てない俺より判断能力が鈍くないやつがいてくれれば!これは贅沢な望みか、えぇ!?」
 しまいには悲鳴に近くなったスクライブ・ビグスリーの嘆願に苦笑しながら、俺はジェファーソン記念館を後にした。
 ちなみに、横にいたブッチの機嫌がずっと悪かったのは言うまでもない。面倒に巻き込まれたのだから無理もないが。
 出口の扉を開けた瞬間、ビグスリーの最後の叫びが施設内にこだました。
『いいかおい、俺が「勝手な自己判断をするな」と言ったのはな…ええ、おい、「報告・連絡・相談」という、社会人としての一般常識を守れと言ったわけであってな…えッ、「なにも考えなくていい」と言ったわけじゃあないんだッ!何度言ったらわかるんだ、このウスラトンカチどもがァーッ!!』

  **  **  **  **

「中間管理職ってのも大変だにゃあー」
「まったくだ」
 そんなことを呟きながら俺とブッチが向かったのは、アンダーワールド。グールの街だ。
 メガトンに至るまでの道中で、せっかくだから馴染みのある場所へ寄って行こうと考えたのだが…



「奇跡の水、アクア・キューラはいかがですかぁーっ!?」
「イカガデスカー!」
 アンダーワールドへと続く歴史博物館のホールにて。
 カツラを被ったグールとスーパー・ミュータントがセールス・トークを繰り広げているという、あまりにあんまりな光景を前にした俺は、思わず頭を抱えてしまった。
 しかも、どちらか片方に見覚えがあるとなれば尚更だ。
「…おまえ、なにしとんねん」
「おお、ヒューマン!久しいな!」
 ボロボロのVaultジャンプスーツをワイルドに着こなしたスーパー・ミュータント、何を隠そう以前俺が命を助けてもらったフォークスそのひとである。
「もう一度訊くぞ。おまえ、なにやっとんねん」
「アルバイトだ!」
「…そうか」
 アルバイトするスーパー・ミュータントという字面にくらっとしながら(本人に断言されちゃあ仕方がない)、俺は義理も兼ねて彼らが販売するアクア・キューラなるものを数本購入し、アンダーワールドに入る。
 飲む前にブッチのピップボーイを使って水質を検査してみたが…
「これ、浄水装置が作動する前の河の水そのものだぜ」
「マジか」
 どうやら、多量の放射性物質を含んだ汚染水のようで。
 といってもグールにほとんど害はないらしいのだが、なんでこんなものを「奇跡の水」などと称して売っているのか…
 そのあたりをこっそりチューリップ姐さんに打ち明けたところ、意外な答えが返ってきた。
「あたしも、あの男はどうも怪しいと思ってたんだけどねぇ。しかもあの水、どうもジェファーソン記念館にいるBoSから直接仕入れてるらしいんだよ。取り引き現場を見た仲間もいるし、それがどうして汚染された水になって販売されてるのかはわからないけど」
 害がないとはいえ、ああも平然と街の入り口で詐欺行為をやられたんじゃ風紀に関わるから実態を調査してくれないか、と依頼される。とりあえずメガトンの件は後回しだ。
 しかし格安の依頼料だったにも関わらず文句一つ言わず引き受けた俺に、ブッチが疑問の声を上げた。
「金にがめついお前さんにしちゃ珍しいじゃねーか。あの女になんか弱みでも握られてんのか?」
「弱みというか、ハート…かなぁ」
「ゲ!おい相棒、まさかグールの女とデキてんのか!?」
「うるさいなぁ…」
 うっかり口を滑らせたことを後悔しつつ、俺はアクア・キューラの調査を開始した。

  **  **  **  **

 詐欺野郎、もとい謎の販売員の名前はグリフォン。
 浄水装置の作動、そして清浄な水の供給と時期を同じくしてアンダーワールドに現れたセールスマンらしい。
 BoSはアンダーワールドへは給水キャラバンを派遣しなかった(グールは汚染された水でも問題なく活動できるからだ)が、あるときグリフォンがBoSから有償で水を買い取り、グールへ供給する取り引きを纏めたらしい。
 しかし、実際にグール達に売られているのはただの汚染水。
 その実態を探るため、グリフォンのアジトを突き止めた俺とブッチは内部に突入した。



「ほぉー、こいつは」
「中身をそこいらの汚染水と詰め替えていたのか。これで証拠は確保したが、しかし動機がまだわからんな」
 グリフォンは清浄な水を大量に備蓄していた。
 アンダーワールドへと戻った俺達は、グリフォンを人気のない場所へ呼び出し事の次第を詰問する。
「チッ、スムーズスキンの旦那…余計なことをしてくれたな」
「とりあえず事情を話してもらおうか」
「いいかい旦那、ウェイストランドにはBoSから水の供給を受けれない連中だっているんだぜ?」
「…あんたの顧客はアウトキャストか?」
「そうとも。ゆくゆくはレイダーや、エンクレイブの連中にも販売するつもりさ、そのために今から在庫を用意してあるんだ」
「残念だが、そいつぁあんまし良い案とは思えんなぁ」
 そこで俺は、ウェイストランドのレイダーや、ましてエンクレイブがまともに商売できる相手ではないことをグリフォンに説明した。
 いちおう納得したらしいグリフォンは、渋面を見せる。
「くそっ、いままでの努力は無駄になってしまったか」
「しかしまあ、なんだってグールに汚染水を売ってたんだ?普通にアウトキャスト向けに横流しするだけじゃなくて?」
「こいつはいわゆる副産物ってやつでさ。アウトキャストの連中は水の容れ物には関心がない、だからこの、BoSの正規のパッケージを利用してグールを相手に一儲けしようと思ったわけさ」
 で、私をどうするつもりだ?グリフォンが僅かに怯えを見せながら訊ねる。
 本来、BoSは金銭での水の取り引きを禁止している。これは総帥であるエルダー・リオンズ自らが取り決めた方針であり、グリフォンに水を売ったのはあのビグスリーの独断らしい。しかし慢性的な資金不足に喘いでいる給水キャラバン事業にとってグリフォンから支払われる現金は活動になくてはならないものであり、一概に彼のビジネスを害悪と切って捨てるわけにもいかなかった。
 そこで、俺はある提案をした。
「いままでの大量の在庫は不要になったんだろ?だったら、今度からグールにも本物の水を売ってやれないか?」
「正気か?グールに綺麗な水を売ったって何の意味もないぞ」
「そりゃあ、意味はないかもしれないがさ。贅沢ってそういうもんだろ?グールにだって贅沢をする権利はある、違うかい」
 それに、もし本当のことをバラしたらグリフォンがアンダーワールドの連中に殺されかねないしな…と、これは独り言。
 けっきょく、グリフォンはいままで汚染水を売っていたことは黙秘したまま、今後は清浄な水を販売することに同意した。
 もっとも…
「皆さん、今度登場しましたのはアクア・キューラのさらに上を行くアクア・キューラ・エクストラ!見てください、もう水の色からして違うでしょう?」
「やれやれ、商魂逞しいヤツだ…」
 俺はこの事実をチューリップ姐さんだけに話し、彼女も口を閉ざすことを約束してくれた。「馬鹿なやつが何に金を使おうと勝手だしねえ」ということらしい。
 それにBoSは決してグールに無償で水を配給したりはしないだろうし、有料であれ綺麗な水が手に入るというのは悪くない。ジェファーソン記念館から歴史博物館まで水を運ぶのもそれはそれで大変な仕事には違いないし。
 その日の夜、俺はブッチを上階にある酒場ナインス・サークルに追いやると、チューリップ姐さんと二人きりの時間を過ごした。

  **  **  **  **

「驚いた。まさかマジだったとは」
「うるさいよ」
 翌日、そのことについてブッチに冷やかされながらメガトンへと向かう。
 てっきりまた不機嫌になっていると思いきや、思いの外ブッチが上機嫌で今度は俺が驚く。
「良い酒でも見つけたのかい?」
「いやなに相棒、ちょいと東洋系のカワイコちゃんと意気投合してな。シドニーっていう、武器商をやってるらしいんだけどな、ありゃあ絶対俺に気があるぜ」
 シドニー…リトル・ムーンビームか。そういえばそんな本名だったか。
 そんなことを考えながら、俺はメガトンより先にスプリングベールにある旧自宅へと立ち寄った。



「親父、覚えてるか?ブッチだよ、あの悪ガキの」
「悪ガキ…いや、まあ、いいけどさ。オヤジさん元気かい?」
「          」
「…なあ相棒、オヤジさん、元気なのか?」
「聞くな」
 馴染みの顔でも見せれば記憶が戻るかとも思ったが、相変わらず何の反応もない。
 死んでないってことは、これでちゃんと食事は摂っているらしいが…
 家を出た後で、ブッチが当然の質問をした。
「なあ。オヤジさん、どうしちまったんだ?」
「…色々あったんだ。色々とな」
 エンクレイブとの戦いで受けた傷と被爆によってああなってしまったのだと、俺はブッチに手短に伝える。
 まあ、辛気臭い話をしにわざわざ帰宅したわけじゃない。俺は気分を入れ替えると、メガトンが抱えるトラブルを解決すべく活動を再開した。

  **  **  **  **

 メガトンへの水の供給を担当するキャラバン曰く、「聖なる光修道院という組織がメガトンへの水の分配を担当していると聞いたから、そいつらに渡している」ということだったが。
 最近メガトンとはあまり縁がない俺だったが、そんな組織の名前は聞いたことがない。アトム教会の親戚か何かだろうか?
 メガトンで聞き込みをしてもあまり芳しい反応が得られなかったが、あるときスプリングベール付近を徘徊していると、謎の男に出会った。
「あんたもマザー・キュリー三世に会いに来たのかい?」
「マザー…なんだって?」
「知らないのかい?我が聖なる光修道院で配っている聖水が欲しいんじゃないのか?」
「聖水?」
 俺は目前の怪しい男から「聖水」なるものを受け取る。ブッチのピップボーイを使って水質検査してみたところ、かなり高い濃度の放射性物質を検知した。
 もし、こいつが例の「聖なる光修道院」の関係者だというのなら…この水はどこで入手した代物なんだ?
「どうだ、アトムの輝きに満ちているだろ?聖水によって、我々は死せる荒野から光溢れる希望の地へと導かれるってわけさ」
 どうやらこいつらの教義はチャイルド・オブ・アトムに近いらしいが、性質はもっと悪かった。
 穢れた人間の欲を捨て去り純粋な存在として昇華する…そのための手段とは、汚染水の過剰摂取によるフェラル・グール化!
 フェラル・グールはその名こそグールと近しいが、グールとは違い知性がほとんど残っていない、まさしく人の形をした怪物に他ならない。
 しかもこの教会の連中は、グリフォンとは違い清浄な水をわざわざ汚染して配っているらしい。
 俺は鬼のような形相で男を睨みつけると、抜く手を見せぬ早さで銃口を突きつけた。
「…俺の親父の夢を汚したな…!!」



 BLAM!
「おいおいおい!」
 いきなり男を射殺した俺に、ブッチが驚きの声を上げる。
 しかし頭に血がのぼっていた俺は、ブッチを制すると、聖なる光修道院の本部がある地下へと向かった。
「連中は俺が片づける。ブッチ、お前は…ついて来るな」
 俺が地下室へ足を踏み入れた直後から、連続して銃声と悲鳴がブッチの耳に届く。
 BRTTT!BRTTT!BRTTT!



 そして…静寂が訪れた。

  **  **  **  **

「こいつで汚染水を作り出していたのか。ガイキチカルト集団め、よくやるよ」
「それより、なあ、相棒…クレイブよ。話がある」
「なんだ」



 地下室から出てきた俺に、ブッチが出し抜けに話を切り出してきた。
「俺はもう、お前とはやっていけねぇ」
「どうした急に」
「いいかい相棒、お前、何度俺の前でいきなりドンパチおっぱじめたと思ってる?相手が気に入らなきゃ殺す、それじゃあレイダーとやってることが変わらないぜ。すっかりウェイストランドの流儀に染まっちまったな」
「ウェイストランドの流儀…その通りさ。なんたってここはウェイストランドそのものなんだからな」
 そこまで言って、俺はブッチに向き直った。
 いつになく真剣な眼差しで、俺はブッチに語りかける。
「いいか、よく聞けブッチ。正義感じゃ人は救えねぇし、理想じゃ人はついてこねぇ。人の上に立つんなら、このウェイストランドで組織のトップに立つなら、そのことは理解しておくんだな」
「おめえこそよく聞けクレイブ、俺はレイダーの集団を作るためにVaultを抜け出したわけじゃねぇ!それに、こんな腐れた世の中だからこそ正義を説くことに意味があるんじゃねーのかよ!?」
「わかってないな。無責任な正義感は他人を傷つけるだけだ、けっきょく、そんなのは誰のためにもならねぇ。俺はそれを経験してるんだ!経験者の言うことは…聞いておくもんだぜ」
「で、自分じゃなにも経験しないまま頭でっかちな理屈で結論を出すヘナチョコ野郎に誰がついてくるってんだ、ええ!」
「お前の勝手な正義感が犠牲者を出すのがイヤなんだよ俺は!いいかブッチ、現実を見ろ。利己的に生きるんだ、でなけりゃあウェイストランドじゃすぐに死ぬことになるぜ」
「お断りだ相棒、俺は自分の足で歩く!この先どんだけ後悔するようなことがあってもな、俺自身がどう生きるべきか、なんてのは、俺が決めることだ!それが、トンネル・スネークのボスとしての意地と、誇りだ」
「…頑固なやつめ…」
 かつて…
 奴隷商人に追われる奴隷たちに肩入れしたがばっかりに、俺は一人の女を失った。
 正義感など何の役にも立たない。
 世の中のためになると思って頑張ったところで、それが世の中のためになるなんてことは、ない。あのとき俺は、そのことを思い知った。だからこそ、いかなるときも情に流されず非情に徹することを選んだ。
 いまのブッチは、かつての甘かった頃の俺を思い出させ、せめても俺と同じ苦しみを味わうことがないよう、説得したかったのだが…
「生きる道を違えた、ということだな」
「そうだ相棒、俺とお前は別々の道を歩むべきだ。だが忘れないでくれ、こんな話をしておいて勝手だと思うかもしれねぇが、道を違えたからといって、俺とお前の友情がなくなったわけじゃねぇ」
「…そうだなブッチ。俺は今でもお前の決断が間違いだと思ってるが、そう決断したこと、それ自体は尊重したい。元気でな」
「ああ。次に会ったときは、大勢の部下を連れてお前の度肝を抜いてやるぜ、相棒」
「楽しみにしてるよ」
 そして…ブッチは俺に別れを告げた。
 その背中に安全なシェルターで育ったお坊ちゃんの面影はなく、そこにはたしかに男の矜持があった。
 これからブッチは自分自身の物語を創造していくことになるのだろう。そして、時にはその物語が俺の物語と交錯することもあるかもしれない。しかし、二つの物語は決して並んで進むことはないはずだ。
 さらば友よ…俺は近くのカウンターに無造作に放り込まれていた未開封のウィスキーを手に取ると、ブッチの旅の無事を祈り、酒瓶を傾けた。





2014/06/08 (Sun)20:54

 Cordonでは手を出してこなかったからただのハリボテだと思った?思った?そんなわけねーじゃん!




 どうも、グレアムです。Lost Alphaが絶賛進行中でございます。
 とりあえず攻略に関してですが、Dark Valleyに入ったあたりでタスク内容がかなり難儀なものになってきた(会話文をきちんと読まないと詰まる、マーカーが表示されない等)のと、自分自身、ちゃんと正規の手順踏んで攻略できてるのかわからなくなってきたので、そのへんは二週目以降に譲ることにしました。二週目プレイするかは未定なんですが。雰囲気はかなり好きなんで、あとは今後のパッチによる安定化がカギですかぬー。

 Military(というかハインド)に追われてDark Valleyから新マップDark Scapeへ逃走、マップ移動すれば平気だろとか思ったら追いかけてきやがりました。容赦なく榴弾をぶち込んでくる様はさながらOFPのAfter Montignacを彷彿とさせます。開始地点のすぐそばに車があったんでそれに乗って逃走したら、機銃で車ごとぶっ飛ばされました。ぐえー。もっとも、しばらく進んだところにあるバスの停留所にいたMilitary SoldierがRPGを持ってたので、撃墜してやりましたけど。
 でもってトンネル先の坑道に入ったらいきなり背後からブン殴られて昏倒、これってもしやと思いきや案の定装備剥ぎ取りイベントキマシタワァ。CSで登場してからこっち、数多のMODで採用されてきた鬼畜イベントである。所持金まで取られなかったのは有情の証か。そんな鬼畜の所業を行なった連中、見た目はBandit、しかしてその実体はSINと名乗る派閥(レーダー上のアイコンは真っ赤っ赤だけど一応敵ではないらしい)のパシリとなった我らがStrelokはふたたびDark Valleyにトンボ帰りすることになったのであった。ああSGM2.2前半のマラソン大会みたいになってきた。




 とはいえ追加されたのが既存のマップだけに探索に新味がなかったSGM2.2、ちょっとしたミスが命取りで探索もままならなかったSP2とは違い、Lost Alphaは(けっこうマメにアイテムやNPC、ミュータントが配置されていることもあり)周囲の景観を楽しみながら移動するのはそれほど苦でもなかったりするんですけどね。




 恐怖演出が強化されたX-18、これってCoPで出てきたあのマップじゃあ…なんてことはさておき、施設内に設置されたPCにアクセスするとその遊び心に感動します。テトリスやパズルゲームやソリティアができるよ!だからなんだとか言っちゃいけない!




 Rostok Factoryにて発見した無傷のレーニン像。Artifact並に貴重かもしれない。
 ここでのDutyのPDA探しがまたちと難儀で、敷地中央の建物に転がっている二体の死体のそばにあるPDAはすぐに発見できたのだが、もう一つがそこから結構離れた場所にある。MAP南西に毒ガスに囲まれた建物があるのを発見できたろうか?そこにあるDutyの死体の近くに落ちている、Scientistからもらった防毒マスクを使用して突入しよう。
 ちなみにPDAを拾った直後に流れる音声から、同建物内にある金庫のナンバーを知ることができる。聞き逃さないようにしよう(といっても、それほど大それた物は入っていないのだが)。




 大きく雰囲気が変わったYanter。周囲を徘徊するLoner Stalker、負傷者を抱えるDutyの一団、Anomaly付近に転がる死体、Zombieと戦うBanditの集落…言葉でストーリーが語られることこそないが、そこには確かに物語がある。
 Sakharov教授からはArtifactやMutantのトロフィーを合成して強力なArtifactを造れるArtifact Mergerと、そのレシピを購入することができる。いずれも高価だが、Lost Alphaは銃火器の種類がそれほど多くないうえTraderが扱うアイテムの種類も少ないため、金の使い道があまりない。いままで地道に貯蓄してきたのなら、ここで一気に使ってしまってもいいだろう。レシピを全種類購入後、ふたたび会話でレシピ購入の選択肢を選ぶとゲームが落ちるので注意。

  **  **  **  **

 ちなみに以前コメントで指摘して頂いた、「IMEを英語キーボードに設定してLost Alphaを起動すればWin7でも互換モードを使わずにプレイできる」という件についてですが、実際に試してみました。
 いやはやなんとも、何の問題もなく起動できたうえ、たしかにメニュー画面へのアクセスも一瞬です!クイックセーブ&ロードも一瞬のうちに完了し、なによりロード時間が劇的に短縮されます。XPモードでは数分間かかったのが、通常起動だと僅か十秒足らず!ほとんど一瞬です。
 マップ移動が多く、セーブ&ロードを頻繁に行う(だろうと思われる)Lost Alphaにおいて、メニュー画面へのアクセス時間とロード時間の大幅短縮はかなり受ける恩恵が大きいので、できるならこの方法で起動したいところです。
 改めて、情報提供ありがとうございました!

 いちおうIMEを英語キーボードに設定するための方法も紹介しておきます。とはいえこれはゲームとは直接関係ないPCの基礎知識的なものなので、あまり仔細な言及はしません。ここに書かれた通りにPCを操作したばかりに不利益を被ったとしても一切責任は持てませんのでご注意を。Win7での操作を想定しています。
 「コントロールパネル」→「時計、言語、および地域」の「キーボードまたは入力方法の変更」を選択→「キーボードと言語」の「キーボードの変更」を選択→「追加」から「英語」を選択(英語だけでやたらに種類がありますが、おそらく「英語(米国)」→「キーボード」→「米国 - インターナショナル」で問題ないはず)。





2014/06/07 (Sat)01:32



 どうも、グレアムです。
 前回はMV風の、ちょっとシャレオツというか正統派な感じだったんで今回はギャグです。マトモなの作ってからふざけるのは以前FEARで通った道。
 細かすぎて伝わらないモノマネ選手権のネタの中でも個人的に好きなものを組み合わせてみました。なんでいまさらこれなんだよ、という気は自分でもするんですが、なんとなく合いそうな気がしたから合わせてみたらよくわからない感じになってしまった。

 赤頭巾で思い出したんですが、RWBYってもともと童話モチーフの主人公ってフィーチャーが話題になってたというか、そのへんの考察がファンの気を惹いてたと思うんですけど、本編ではそのへんの諸要素はバッサリ切ってしまった感じなんでしょうかね。あくまでキャラクター造型のエッセンスとして使われただけなんでしょうか。
 Trailerの時点では様々な童話の主人公、キャラクター、世界観が一つの作品に集結する、みたいな期待があったと思うんですが、本編を観てガッカリした層はそのへんの期待が裏切られたって理由もあったりするんだろうか。





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