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主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。 生温い目で見て頂けると幸いです、ホームページもあるよ。 http://reverend.sessya.net/
2024/11/26 (Tue)01:29
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2014/08/08 (Fri)08:54

「俺の名はクレイブ、傭兵だ。今日もウェイストランドでの旅がはじまる…」

  **  **  **  **

 ウェイストランドの荒野を彷徨う一人の老人の姿があった。
 彼の名はオーウィン・リオンズ、またの名をエルダー・リオンズ。東海岸におけるBoSの最高権力者である。彼が目指す先にあるのは、すでに崩れ落ちて久しい教会。



「如何なされました…ご老人が、それもお一人で」
「とぼけるでない、傭兵。それにしても、似合わん格好じゃのう」
 エルダー・リオンズが訪ねたのは、レリックを首から下げ漆黒のカソックに身を包んだ若者だった。一見聖職者のように思える青年の風貌はしかし、咥え煙草にサングラスという出で立ちから、たんなるやくざ者のようにも見える。
 先刻まで穏やかな態度を取っていた若者は、エルダー・リオンズの口から「傭兵」という単語を耳にすると、眉をぴくりと吊り上げた。
「…できれば放っておいてほしかったんだけどな」
「お主の力が必要になったのだ。しかし、なぜ神父なぞになろうと考えたのだ?」
「俺がどれだけ戦っても、争いはなくならない。親父は浄化装置の起動にさえ成功できればウェイストランドを救うことができると思っていた、だが現実はどうだ?何も変わりゃしない…いい加減、虚しくなってさ」
「だから世捨て人同然の生活を選んだというわけか。しかし、腕に衰えはないようだの」
 そう言って、エルダー・リオンズは教会の入り口に転がっているレイダーの死体を顎で指した。爆殺されたのか、焼け焦げ四散した肉塊が散らばる地面を見つめ、青年…クレイブは肩を竦める。
「最低限の自衛権行使ってやつさ。非戦主義にも限度ってもんがある…それにしたって、組織の最高権力者ともあろう者がこんな僻地にまで一人で来るのは関心しないな。危険すぎるぜ」
「まだまだ若い者には負けんわい。それにお主、どうせ手下を寄越したところでロクな返事はすまい?」
「だから護衛もなしに来たって?いったい、なにがあったんだ」

  **  **  **  **



「まさか、こんな僻地にまで来る破目になるとはね…」
 キャピタル・ウェイストランド南西部、ロックランド車道トンネル。
 瓦礫を踏みつけながら、BoSマーク入りの資材が積み重なった敷地内を歩いていると、やがて一人のBoS隊員が俺に話しかけてきた。
「ここは関係者以外立ち入り禁止だ。それとも、従軍牧師か何かかい?」
「どっちでもないよ。リオンズのジーサマから話はいってるだろ?」
「すると…アンタが例の英雄かい?ユニークな人物とは聞いてたが、神の信徒だったとはな」
「信心に目覚めたのは最近だ。状況はどうなってる?」
「最悪よりはマシって程度だな。歩きながら話すとしようか」



 どうやらエンクレイブが使用していたものをオーバーホールして再利用しているらしい、タレットや機材の数々を俺が眺める横で、今回の作戦の指揮官らしいパラディン・トリスタンが話をはじめた。
「既にエルダーから聞いてると思うが、俺たちはリバティ・プライムを使ってエンクレイブの残党処理をしていた。ベルチバードやタレットなんかの兵器の処理はロボットに任せて、ちょこまかと動き回る歩兵を俺たちが処理するってわけだ、実際上手い連携だったよ」
「そもそも、なんでエンクレイブと全面戦争になってるんだ?連中、浄水装置の確保に失敗して散り散りになったと思ってたけど」
「知らないのか?あいつら戦力を立て直して浄水装置への襲撃作戦を敢行したのさ、それまではリオンズも交戦をためらってたんだけどな。もう互いに引ける状況じゃなくなっちまってな、で、俺たちは早期決着を目標に連中を徹底的に叩くことにした。といっても、こっちには無敵のリパティ・プライムがいるから、楽勝ムードだったんだけどな」
 しかし、問題が発生した。それも、大問題が。
 教会でエルダー・リオンズから「リバティ・プライムが破壊された」と聞いたとき、俺は思わず「ウソだろ?」と訊ね返してしまった。それだけ、あの無敵の超巨大兵器がやられる姿なんか想像できなかったからだが、しかしそれが事実だとするなら、組織の長が身体を張って俺を迎えに来るのも頷けるというものだ。
「そのときは俺もあの場にいたんだが、ミサイル兵器か何かのようだったな…いや、実際はどうなのか検討もつかないんだが。とにかく、巨大な爆発が起きたあと、煙が晴れるころにはリバティ・プライムの残骸が散らばってたってわけだ。爆発に巻き込まれて死んだ仲間も大勢いた、過去最大の損耗だったよ」



『我々はコミュニストの侵略には決して屈しない!』
「…筋金入りの愛国精神だな、こりゃ」
 ロックランド東部、衛生中継ステーション入り口。
 地面に穿たれた幾つもの巨大なクレーターの上に、かつてジェファーソン記念館奪回作戦のときに見た雄姿の残骸があった。分断された東部はしかし、未だに闘志を失ってはいないらしい。
「我々の当初の目的は、連中の通信設備の確保と衛星通信の解析による敵本部の位置の特定だった。だが、リバティ・プライムが破壊されたことで、こいつは初動の段階で躓いた形になるな…」
「で、俺は何をすればいいんだ?」
「現状で通信施設への侵入路はリバティ・プライムが最後にビーム砲撃で空けた穴だけだが、そこは敵の防御が集中してて手出しができん。君には別の場所から少数の突入チームを率いて施設に潜入し、手掛かりとなるデータを入手してほしい」
「なるほど。で、肝心の突入手段は?」
「リバティ・プライムの兵装から取り出した指向性爆薬がある、そいつを壁に設置して爆破だ…パラディン・エドワーズ!」
 パラディン・トリスタンが声を張り上げると、通信施設の近くで待機していたBoS隊員の一人がこちらへ向かってくる。
 ベレー帽をかぶった女性隊員は敬礼すると、俺を見て一言呟いた。
「彼は?」
「リオンズが派遣した傭兵だ。例の英雄さ、ジェームズの息子だ」
「ただの傭兵だよ。よろしく、美人サン?」
「口が達者なのは英雄のたしなみなのかしら?よろしく、傭兵さん…それとも、神父さん?」
 俺とパラディン・エドワーズが握手を交わしたのを確認してから、パラディン・トリスタンがふたたび口を開く。
「突入の直前に、我々残留部隊はリバティ・プライムが開いた突破口に向けて制圧射撃を開始する。敵の大部分を釘付けにすることができるはずだ、その間に施設内の捜索と敵の掃討を…無理のない程度に…頼むぞ」
「了解した、パラディン」
「了解はいいんだけど」
 フランクな敬礼を返す俺に向かって、パラディン・エドワーズが疑問を呈する。
「あなた、丸腰じゃないの?銃は?」
「俺にはこいつがある」
 そう言って、俺はカソックの下から銃剣を取り出した。標準的な米軍仕様のM9、それを目にしたパラディン・エドワーズは眉間の皺をいっそう深くするばかりである。
「…冗談よね?」
「こいつが銃より役に立たない、なんて思わないでくれよ?英雄の戦いぶりってやつを見せてやる」
 その言葉を聞いたパラディン・エドワーズはしかし、一層不信を高めただけのようだ。パラディン・トリスタンに説得を促すが、彼女の上司は肩をすくめただけだった。

  **  **  **  **

 やがてパラディン・エドワーズと数人のBoSソルジャーを率いた俺は、渓谷を迂回し通信施設の外壁に指向性爆薬を仕掛ける。
 起爆装置に手をかけたところで、随伴の通信士に合図を送った。
「こちらセプテンバー、準備完了。繰り返す、準備完了」
『こちらビッグヘッド、了解。攻撃を開始する』
 通信士が無線による交信を終了すると同時に、遠方から多数の銃声が響き渡る。味方の陽動がはじまったのだ。
「さて、じゃあ…こっちもはじめるとしますかね。カウント・スリーでブリーチ、オーケイ?」
「カウント・スリーでブリーチ、了解」
 パラディン・エドワーズ以下数名の隊員の姿を見回し、俺は起爆装置の安全ピンを外した。
「ワン、ツー…スリー!ブリーチング!」
 カチ、カチ、カチッ!
 起爆装置のスイッチを三回押した直後、KABOOM!外壁が吹き飛び、巨大な横穴が空いた!
「ゴー、ゴー、ゴー!ムーブ・イット、ムーブ・イット!」
 掛け声とともに、大口径拳銃を手にしたパラディン・エドワーズが先頭に立つ。
 どうやら虚を突かれたらしい、施設内部には泡を喰って慌てふためいているエンクレイブ・ソルジャーが数人いた。
 BRATATATATATA、銃撃を開始するBoSソルジャーの傍らで俺は銃剣のグリップの底面に装着されていたリング状のピンを抜き、ちょうど他の隊員からは死角になっている位置から銃を構えているエンクレイブ・ソルジャーのアーマーに向けて銃剣を投げつける!



 KABOOM!
 アーマーに刺さった直後、銃剣内部に仕込まれていた焼夷榴弾が炸裂しエンクレイブ・ソルジャーを粉砕した!
「どうだい、強化外骨格ってのは抗弾性能に特化してるからな。下手な銃弾よりも、こいつのほうがよっぽど通用するんだぜ」
「あ、あっ、あッ、危ないじゃあないのよ!?こんな至近距離で爆発兵器なんか使わないわよ普通!?」
「エー…ちょっとは感心してくれても良さそうなもんだけどなぁ」
「冗談じゃないわよ!」
 KABOOM!
 KABOOM!
 KABOOM!



 爆殺ナイフでエンクレイブ・ソルジャーを仕留め続ける俺に対し、しかしBoSメンバーが敬意を抱くことはないようである。
「仕方ない…それじゃあ、レディのリクエストに応えるとしましょうか」



「よっ…と」
 ガッシャン。
 俺はエンクレイブ・ソルジャーが使っていた個人携行用のミニガンを持ち上げ、装弾やバッテリーの状態を確認する。
 さすがにパワーアーマー等のアシストを使わずにこいつを振り回すのは骨が折れるが(俺はあまりマッチョマン・タイプではないし)、閉鎖空間で弾をばら撒くだけなら暫くは大丈夫だろう。と思う。
 VOOOOOM!
 工事現場のドリルのような独特の銃撃音を鳴らし、多量の銃弾をあっという間に吐き出すミニガン。これだけの弾雨に晒されたとあっては、さすがのエンクレイブ製パワーアーマーも保たないようだ。
 しかし…
「ノー!苦しい!」
 忘れていた…こいつを閉鎖空間で使用すると、あっという間に酸素がなくなるということに!



 酸欠に陥りながらも、どうにかしてターミナルを探り当てた俺は、ミニガンをその場に立て掛けるとコンソールの操作をはじめた。
「遠隔測定データ…暗号化されてるな、手持ちのソフトウェアじゃ解読できないねェ。いちおうダウンロードだけしておくか、あとはブランク・データがほとんどだな」
「なにか見つかった?」
「役に立ちそうなデータが一件、といっても要塞に戻って解析してもらう必要があるけどね」
「それじゃあ、そろそろ撤退しましょう。あまり長居すると敵の大部隊と鉢合わせになるわ」
 俺と同じく酸欠に苦しめられていたパラディン・エドワーズに促され(ちなみにパワーアーマーには酸素タンクが内蔵されており、マスクを装着していればそいつを利用することができる)、その場を離れる。
 ミニガンを放置し、そのへんに転がっていたアサルトライフルを手にした俺は、しばらく進んだ先に外界へと通じる扉を発見する。しかし。
「おや?これって…ロックランドじゃあなくて、キャピタル・ウェイストランドに続いてるぞ?」
 どうやら、この通信施設はキャピタル・ウェイストランドとロックランドの中継地でもあったらしい。
「だったら、あなたは直接要塞に戻ってデータを届けて。パラディン・トリスタンには私から報告しておくわ」
「悪いね、それじゃあ…元気でな」
 俺はパラディン・エドワーズ以下BoSソルジャーたちとその場で別れ、一路BoSの要塞へと向かった。

  **  **  **  **



「ま、そんなわけで…いま、データはスクライブ・ロスチャイルドが解析中だ」
「それはいいが、お主まだそんな格好しとったのか」
 旧国防総省ビルとして知られるBoSの拠点にて、俺はロックランドの通信施設で得た成果についてエルダー・リオンズに報告した。
 もちろんこれで俺の仕事が終わったわけじゃない、まだ手始めに過ぎないのだ。
 BoSとエンクレイブの雌雄を決する戦いに巻き込まれ、俺自身もすでに手を引けるような段階ではなくなったことに遅まきながら気づいたが、まぁ…そんなこともあるだろう。
 ひょっとして、わざわざ神が俺を天国からクソッたれの現世へ叩き落としたのはこのためか?
 そして、死者の世界で再会した女の面影を思い出しながら…俺は含み笑いを漏らした。
 あそこへは、ちょっとした手土産話を作ってから帰るとしよう。






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2014/08/06 (Wed)00:40


床に転がる毛玉。残念ながら無害です

 どうも、グレアムです。
 先日の記事で書いたように、「SCP - Containment Breach」のバージョン1.0.3パッチが来てたので早速導入してみました。例によってフィックス内容を適当に翻訳してみたので参考までに(v1.0.1からの修正です)。どうにも内容が覚束ないものばかりですが、これは俺が単純にゲームをやり込んでいないせいです。その点についてはご容赦願いたい。



[v1.0.3の修正内容]
・イントロで「guardconvo.ogg not found」のエラーが発生するバグを修正

[v1.0.2の修正内容]
・SCP-049の攻撃をcontainment room内のレバー操作で回避できるバグを修正(?)
・SCP-106's chamber内の機能していなかったモニターに関するバグを修正(?)
・施設の出口(扉)のロックが解除されないバグを修正
・SCP-860用の扉を歩いて通り過ぎることができないよう修正(?)
・バンプマッピングを適用できるよう修正
・ゲートBエンドでアパッチ(ヘリ)がプレイヤーを銃撃するバグを修正(本来はプレイヤーを狙わない設定)
・イントロでのガードの音声ファイルを複数に分割し、誰が話しているかわかるようにした(訳注:音源の定位の問題か?)
・重要施設(electrical center等)が生成されないバグを修正
・ガードが自殺するイベントで音声が正しく再生されるよう修正
・ガードの歩行アニメーションを改修
・SCP-106の移動パスの調整
・SCP-970に小規模の修正
・マップクリエイターにて現在すべてのroomが閲覧できる(訳注:後に修正予定か?)
・マップクリエイターにてゲームがクラッシュするバグを修正(?)



 ひとまず、こんなところでしょうか。自分でも訳してて意味のわからん部分が多かったので信憑性に関してはまったくゼロに近いです。文句ある人はファイルに付属のchangelist.txtを見てください。でもって精確な訳文をどっかに掲載してくれると俺が喜びます。
 やはりバンプマップが再び利用できるようになったのは大きいですね。ていうか修正可能な不具合だったのかこれ。ゲーム内オプションにはないようですが、option.iniから異方性フィルタリングの設定もできるようです。俺は試してませんが。エラー吐きそうだし。
 パフォーマンスはおおかた安定してますね。中盤過ぎたあたりから場所によってはFPSが20台に落ち込んだりもしましたけども。ただタイトル画面が相変わらず重いんですよね…なんだろう、これ。

 ちなみに今回のプレイではじめてSCP-294を発見しました。試しに「Joe」って入れたらちゃんと血が出て吹いた(ゲーム中では吐いててさらに笑った)。どうもランダム要素なしで決め打ちでしか出ない(データに存在しない単語を入力すると「OUT OF RANGE」扱いになる)ようなんですが、とにかくパターンが膨大に用意されているらしく、「Life」で出た液体を飲んだときに専用メッセージが出たときはけっこう感動しました。
 Piss、Shit、Semen等の排泄物系も一通り完備しているらしく、飲もうとすると「No way」という独白とともに拒否します。これはもう捨てるしかないんですが、ちゃんとカップ内の液体が黄色・茶色・白色と違っていてまたもや感動。どう考えても力入れる部分間違えてる。
 飲めない液体が存在するほか、飲んだ瞬間に死ぬ液体もあるようです。「Gold」で即死したときは何事かと思いましたが。ちなみに飲む直前のデータをロードしたところ、再開した直後に死ぬバグに遭遇。一度タイトル画面に戻ってからロードすると正常に再開できましたが、ちょいと面倒だなぁこれ。

 それと前回用途不明扱いしていたDNA Scannersについてですが、どうもこいつがsevered handsの使用先であるセキュリティの認証システムでした。どんなバグがあったんだろうね。


散乱する紙コップ、漂う異臭。エキゾチックな世界へようこそ





2014/08/04 (Mon)07:38

 先日紹介した「SCP - Containment Breach v1.0」に早速パッチ(v1.0.1)が来てました。さすがにあれはマズかったのか、相当に早い段階で出ましたね。
 内容は本体(.exe)から書き替える大がかりなもので、全体の容量がそれほど大きくない(テクスチャや音声関連のファイルはほとんどない)ことから多くがシステム周りの修正ということがわかります。ちなみにv1.0とはセーブデータに互換性がないので注意。
 以下、1.0からのフィックス内容をテキトーに翻訳してみましたので参考までに。

・ForestとMaintenance tunnelsのレンダリングを最適化
・Win8上でのパフォーマンスを向上させるdllを同梱
・Cell Doorsがイントロで消失するバグを修正
・Maintenance tunnel elevatorsのバグを修正
・Forestへ通じるDoorへのアクセス時にMemory Access Violationsが発生するバグを修正
・SCP-066が複数生成されるバグを修正
・SCP-970のエフェクトがループするバグを修正
・RadioとNavigatorが機能しなかったバグを修正
・Severed handsが正しく生成されるよう修正
・DNA Scannersの一部機能を制限(?)
・角部屋に同じClipping doorsが生成されないよう修正(?)

 とりあえずこんな感じでしょうか。ちょっとわからない部分もあったので、あまり鵜呑みにしないでください。
 RadioとNavigatorがBatteryをセットしても機能しなかったのは気になってたのだが、まさかバグだとは…てっきり、正常に作動させる手順が増えたのかと思ってた。
 Severed handsってのは新しいアイテムかな?v1.0で追加されたSCP-939がたむろしているRoomに生成されるようで、外観はちぎれた手である。用途はまだわからないが、指紋認証つきのドアでも存在するんだろうか。
 最後の二つに関してはちょっと訳に自信がないです。DNA Scannersってのはまだ入手したことがない(ひょっとしたらアイテムじゃなくて設備なのか?)のですが、文脈を見る限りバグ技で本来意図していなかった機能が利用できる手段を潰した?的な意味だろうか?
 最後のやつはClipping doorsが何を意味しているのかがわからなかったのでナントモ。たぶん自動生成関連のフィックスだと思うのだが…対象がドアそのものなのか部屋なのかがわからん。

 上記以外の部分で気になった点といえば、なんといってもパフォーマンスが向上したこと。以前はFPSが20~40をうろうろしていたのが、パッチをあててから常に60をキープ。ド安定である。ただバンプマップを適用するとやはり落ちるのは変わらず。
 あとはSCP-939がGodモードを適用してても平然と殺してくれたのが修正されてますね。ただ本作のGodモードってのは無敵というより単に「死なないだけの状態」になるらしく、ガンガン攻撃されると出血ダメージがあっという間に溜まってマトモに動けなくなるという。まあ、いちおうHealのコマンドもありますけども。
 あと、SCP-895と遭遇したときに音声ファイルが足りなくてエラー吐く問題は直ったんだろうか。



 なんて記事を書いてたら、もうv1.0.3が公開されてるじゃねーか!
 本体バージョンが差し替わってるほか、パッチ単体での公開もされている模様。これで一旦は落ち着くのだろうか。






2014/08/02 (Sat)14:39


 出やがったな、妖怪うんこ漏らし!


 どうも、グレアムです。先日公開された「SCP - Containment Breach v1.0」をさっそくプレイしてみましたよ。序盤だけですけども。
 バージョン1.0(一般的に言う正式版)ということでイロイロ期待していたんですが、たしかに演出の強化やオブジェクト・SCPの追加等はあったものの、肝心のロード時間短縮・パフォーマンスや安定性の改善といった部分にはまったく手がつけられていないらしく、プレイのし難さは依然変わらず、です。
 それと今回、ゲーム開始直後のロード画面で「Memory access violation」というメッセージとともに強制終了する不具合が発生しました(どうも多くの環境で発生する不具合らしく、Read meにも対処法が書かれていたりする…役には立たなかったが…)。
 4gbパッチをあてる、管理者権限で実行する、XP互換モードで起動する、起動時のランチャーをオフにする、Cドライブ直下にフォルダを置く、テクスチャを軽量化する…など、Read meやフォーラムなどを参考にあらゆる手を尽くしたものの解決せず。けっきょく、バンプマッピングをオフにしたらプレイすることができました。これ今までのバージョンより悪化してないか。
 攻略のセオリーも今までとそれほど違いはないようだ。FPSは20~40を行ったり来たり、不安定である。ためしに古いバージョン(0.7.1)を起動してみたところ、常時60に近い数字だった(もちろんバンプマップは有効)。そもそも新バージョンではタイトル画面からしてマウスカーソルの動きが異様に鈍い。
 果たしてパフォーマンスの低下に見合うだけの追加要素はあるのかは不明なので、純粋に上位互換を期待する人はバージョンアップを見合わせたほうがいいかもしれないです。


 マスターカード、ゲットだぜ!





2014/07/27 (Sun)17:35

 なんか、すごいところに来ちゃったなぁ…

 どうもグレアムです、今日もDoomのイロモノWadを紹介しますよ。そろそろDoomの記事もカテゴリ別に分けたほうがいいような気がしてきた。



 すべての素材を北斗の拳仕様にそっくり入れ替えたTC系Wad、その名も「Hokuto No Doom」。
 Doomの世界が世紀末のサザンクロスに早変わり。炎のかわりにブーメランが飛び交い、モンスターの呻き声のかわりに「オレの仲間を殺ったのはおまえかぁ~!?」という怒声が響く。
 主人公ケンシロウの武器は拳、棍、キック、ヌンチャク、そして闘気。違うのは見た目だけで性能に変化はないので、バニラと同じ感覚でゲームを進めることができる。…いや、いいのか、それ。敵も斧装備のモヒカン(=ゾンビ)が遠距離攻撃をしてこないだけで、他は元になったモンスターと変わらぬ能力を有しているようだ。


 アイテム類も世界観に合うよう変更されており、なかなかよく出来ている。


 ピンキーデーモンはハート様に。たまに大群だったり透明だったりする。

 Doom1のEpisode1はサザンクロスが舞台ということで、最後がどうなるのか期待していると…


 シンが二人出てきました。

 いや、そこはもうちょっと何か考えようか…
 獄屠拳を飛ばしながら(変な日本語だが、実際に見ればわかる)襲ってくるシン二人を倒すと、ワープゾーンへの道が開かれる(丁寧にワープゾーンの上にユリアが乗ってたりする)。バニラではモンスターにタコ殴りにされる場面(ちなみにモンスターを全部倒しても詰まないようダメージを受け続ける仕様になっているので、あそこは努力するだけ無駄である)、本Wadではどうなっているのかというと…


 なんだこれ。

 エンド後のメッセージは背景も合わせてオリジナルのものが用意されている。

 いやしかし、中々すごい出来のWadであった。
 そもそも、なんでこんなWadをDLしたのかっていうと、「北斗の拳のBGMをMidi(実際はMusだけど。けっこうよく出来てるんだ、これが)で聞けるのはいいかもな」なんていう、おっそろしく不純な動機だったりするのだが、こんなんでも実際に遊んでみると、意外と、いやけっこう楽しかったりして、そうやって自分の感性の貧しさに軽い自己嫌悪を覚えたりするんである。

 残念ながら完成しているのはDoom1のEpisode1だけで、他のMAPをプレイすると世界観があからさまにDoomだったり、Episode1以降に登場するモンスターの外観に変化がないなど違和感がすごいことになる(ジードの声で笑いながら迫ってくるカコデーモンを見たいやつがいるのか!?)。
 いちおうEpisode2に「Rei and the 7 Scars Man」、Episode3に「The Empire of Raoh」などもっともらしいタイトルがついていたりはするのだが、既に開発者のサイトが閉鎖されているので続きを望むことはできないだろう。Ultimate Doomにて追加されるEpisode4に至ってはタイトルが元のままだったりするので、シェアウェア版のIWadに導入すると雰囲気が出て丁度良いかもしれない。
 そんな内容なのでよほど古いWadなのかと思いきや、なんと公開されたのは2007年。ウソだろおい。しかも公開日が原哲夫の誕生日に合わせてある。嫌がらせか何かか。ちなみにこれ、れっきとした「あちら」産のWadです。





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