主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。
生温い目で見て頂けると幸いです、ホームページもあるよ。
http://reverend.sessya.net/
2012/10/26 (Fri)07:04
どうも、時事ネタや世相への疎さに定評のあるグレさんです。
今回は「毎日が日曜日」「年間通して季節感のない男」「というか年間通して服装が変わらない」とかそういった汚名を返上すべく、ハロウィン用のイラストなんぞを描いてみました。えぇと返上しきれない汚名が多いような…いやそんなことはどうでもいいんだ。いいんだよ!
http://reverend.sessya.net/hw2012.html
↑HPにて公開しています。
↑んで、折角なので背景なしバージョンをここで公開。
もともと魔女や吸血鬼、フランケンシュタインなどハロウィンに定番のコスチュームを描こうと思ってたんですが、資料をネットで漁っていたところアメコミコスを着ているガイジンさんがたの画像がたくさん見つかり、「ああそうか、そういうテもあったよな」と思い、急遽予定を変更。
プロトタイプのキャラにアメコミコスを着用させるというコンセプトで1枚描きましたです。
で、なんのキャラのコスかってのは次回に持ち越しとします。クイズです。挑戦状です。何人わかるかな、とかそういう。
ちなみにゲームや映画で有名になったキャラが数名いますが、今回は原作コミックス準拠で描いてます。なので「俺の知ってるのと違うよ!?」という現象が多発する可能性がありますが、当方は一切関知しません。
あとマスクしてないとイマイチわかりにくいキャラとかもいるんですが、マスク着用させるともうコスプレではなく元ネタのキャラそのものになってしまうので、今回はあえて止めました。
フォローというんでもないですが、今回はコスチュームを着ているプロトタイプのキャラそのものについて軽く解説を載せます。
一番右の、茶色のコートを着ているのはシェルン・アークウェル。賞金稼ぎの少女です。
おそらくグレさんが最初に生み出したキャラで、プロトタイプ世界において重要な役割を果たしています。
右後方、青いハチマキをしている男はレイル・セイバー。聖騎士の称号を持つ剣士です。
じつはTES4SSの登場人物ブラック17の父親です。彼の半生についてはそのうちTES4SSのほうで明かすかもしれません。
中央にいる全身スーツの男はクレイド・マクドゥーガル。自称勇者の何でも屋です。
じつは彼もTES4SSの登場人物の関係者で、ミレニアの父親です。考古学(我々にとっての現代)の知識に長けています。
中央手前にいる少女はHEL-00、通称リア。戦闘用アンドロイドです。
TES4SSの主人公の1人です。彼女が感情を獲得するに至るまでの話は、そのうちリメイクしてHPに載せたいですね。
中央後方にいるロボみたいな格好をしているのはアレックス・グリーン、傭兵です。
もともと現代の人間として設定したのですが、現在、プロトタイプ後期に編入するかどうか検討しています。
左後方にいる赤いスーツの女性はシルヴィア・シルクスター、化物専門の賞金稼ぎです。
彼女に関しては最近フィギュアを製作した際にチラッと触れたので割愛します。
…いまいちキャラ毎の縮尺がおかしいのは気にしてはいけない。
今回は「毎日が日曜日」「年間通して季節感のない男」「というか年間通して服装が変わらない」とかそういった汚名を返上すべく、ハロウィン用のイラストなんぞを描いてみました。えぇと返上しきれない汚名が多いような…いやそんなことはどうでもいいんだ。いいんだよ!
http://reverend.sessya.net/hw2012.html
↑HPにて公開しています。
↑んで、折角なので背景なしバージョンをここで公開。
もともと魔女や吸血鬼、フランケンシュタインなどハロウィンに定番のコスチュームを描こうと思ってたんですが、資料をネットで漁っていたところアメコミコスを着ているガイジンさんがたの画像がたくさん見つかり、「ああそうか、そういうテもあったよな」と思い、急遽予定を変更。
プロトタイプのキャラにアメコミコスを着用させるというコンセプトで1枚描きましたです。
で、なんのキャラのコスかってのは次回に持ち越しとします。クイズです。挑戦状です。何人わかるかな、とかそういう。
ちなみにゲームや映画で有名になったキャラが数名いますが、今回は原作コミックス準拠で描いてます。なので「俺の知ってるのと違うよ!?」という現象が多発する可能性がありますが、当方は一切関知しません。
あとマスクしてないとイマイチわかりにくいキャラとかもいるんですが、マスク着用させるともうコスプレではなく元ネタのキャラそのものになってしまうので、今回はあえて止めました。
フォローというんでもないですが、今回はコスチュームを着ているプロトタイプのキャラそのものについて軽く解説を載せます。
一番右の、茶色のコートを着ているのはシェルン・アークウェル。賞金稼ぎの少女です。
おそらくグレさんが最初に生み出したキャラで、プロトタイプ世界において重要な役割を果たしています。
右後方、青いハチマキをしている男はレイル・セイバー。聖騎士の称号を持つ剣士です。
じつはTES4SSの登場人物ブラック17の父親です。彼の半生についてはそのうちTES4SSのほうで明かすかもしれません。
中央にいる全身スーツの男はクレイド・マクドゥーガル。自称勇者の何でも屋です。
じつは彼もTES4SSの登場人物の関係者で、ミレニアの父親です。考古学(我々にとっての現代)の知識に長けています。
中央手前にいる少女はHEL-00、通称リア。戦闘用アンドロイドです。
TES4SSの主人公の1人です。彼女が感情を獲得するに至るまでの話は、そのうちリメイクしてHPに載せたいですね。
中央後方にいるロボみたいな格好をしているのはアレックス・グリーン、傭兵です。
もともと現代の人間として設定したのですが、現在、プロトタイプ後期に編入するかどうか検討しています。
左後方にいる赤いスーツの女性はシルヴィア・シルクスター、化物専門の賞金稼ぎです。
彼女に関しては最近フィギュアを製作した際にチラッと触れたので割愛します。
…いまいちキャラ毎の縮尺がおかしいのは気にしてはいけない。
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2012/10/23 (Tue)00:56
シェイディンハル城下町の、廃屋地下にある暗殺ギルド<ダーク・ブラザーフッド>の拠点。
当面はここで活動することになったブラック17は、とりあえずの同僚であるヴィセンテが浮かない顔をしていることに気がついた。
「どうかした?」
「ん、いや。あぁ、ちょっと懸案事項があってね。どうしたものかな」
しばらく思案したのち、ヴィセンテはだしぬけに言った。
「じつは、ちょっとしたトラブルがあってね。本来、君には関係のないことだが…協力を頼めないだろうか?」
「与えられた任務を破棄していい、という命令は受けていないわ」
「…控え目な物言いだね、相変わらず。引き受けてくれるなら、要点を話そう」
ヴィセンテの問いには答えず、ブラック17は無言のまま先を促した。
ゴホン、ヴィセンテは一つ咳払いをしてから、説明をはじめる。
「先日のことだ。我々に、ブルーマでの暗殺任務が用意された」
「ブルーマ…スカイリムとの国境沿いにある、ノルドの街ね」
ブルーマは、シロディールの北方に位置する城塞都市だ。ノルドの支配する大陸スカイリムに近いことから、住民の大半はノルド民族で占められている。年間を通して雪が降り積もる、寒冷な土地である。
「我々は本部から、ブルーマに住む、とある貴族の暗殺を指示された。任務にはム=ラージ=ダーを向かわせたのだが、どうやら何らかのトラブルに見舞われたらしく、本来ならばとっくに仕事を終えて帰還していいはずなのだが戻ってくる気配がない」
「つまりわたしに、ブルーマまで行ってム=ラージ=ダーの無事を確かめてこい、と?」
「その通りだ。我々は暗殺者だが、すべての命を軽んじているわけではない。家族を簡単に見捨てたりはしないのだ。頼めるかね?」
熱っぽく語るヴィセンテに、ブラック17は無言で頷く。あまり気乗りがしない、とは言えなかった。
人殺しを楽しむ下衆共が、なにが家族だ。笑わせるな…そういう感情も、なかったわけではない。ブラック17自身も殺人によって快楽を得てきた下衆ではあったが、彼女はそのことを自覚しており、<人並みの幸福を得る資格などない><笑顔など必要ない>という信義のもとに自らを厳しく律してきた。
ストイックな生き方をしてきたブラック17にとって、この<聖域>の住民たちのフレンドリーな態度が、いささか癇に障るものであることは事実だ。
しかし今回に限っては、それとは少し異なる点から「気が進まない」のだった。
それは、ム=ラージ=ダー本人の人格の問題である。
突如仲間入りしたブラック17に対してほとんど誰もが例外なく友好的に接してくる中にあって、ただ1人だけ悪態をついてきたカジート、それがム=ラージ=ダーだった。
「(…友好的な態度が気に喰わない、とはいえ、『クッセェ猿』呼ばわりされて喜べるわけでも、ないのよねぇ)」
ブラック17が望んでいるのは、極めてビジネスライクな関係だ。友好的だの、敵対的だの、そういうつまらない感情で心を乱されるのは願い下げだった。
「よりにもよって、おまえが応援かよ…」
「わたしも、命令がなければ貴方なんか見殺しにしておきたいのだけれどね」
極寒の地ブルーマ。
『城壁の外にて待つ』…ム=ラージ=ダーが待機していたはずの場所に残された書き置きをもとにブラック17が向かった先には、こころなしか顔が青ざめているように見えるカジートの姿があった。
たんに寒いからか、それとも他に理由があるのか…
防寒用のローブで身を包んだブラック17は、相変わらず態度のでかいム=ラージ=ダーを見てため息をつくと、質問をした。
「それで…いったい、なにがあったの?ヴィセンテが心配してたわよ」
「ああ、畜生…おまえなんぞに頼らなきゃならねーとはな…とんだドジ踏んじまったぜ、まったくよぉ」
「つまり、任務を遂行できなかったってことかしら?」
「勘違いするんじゃねぇぞ!?」
冷淡に言い放つブラック17に対して、ム=ラージ=ダーは憤懣やるかたなしといった態度で叫んだ。
「与えられた任務はちゃんとこなしたんだ、それもオプションまでちゃんと成功させてな!」
幾分憤慨した様子で、ム=ラージ=ダーが言葉を続ける。
「俺様の任務は、バエンリンとかいうクソ貴族を事故に見せかけて殺すことだった…俺様は居間に飾られてる剥製を裏から外して、バカの頭上に落として殺してやったんだ。誰にも見つからないよう、誰も巻き添いにしないように、な」
「それで?」
「意気揚々とブルーマから出ようとしたところで、俺様はある女に仕事の話を持ちかけられた。もちろん、俺様の正体が知られてたわけじゃねぇ。たぶん、余所者なら誰でもよかったんだろうよ…」
「女の名前は、アルノラ。元盗賊で、ジョランドルって男とコンビで活動してたらしいが、ある日ジョランドルが仕事中に人を殺しちまったとかで、やばいと思ったアルノラは保身のためにジョランドルを衛兵に売ったんだそうな。だが、いままで2人で稼いできた財産の隠し場所はジョランドルしか知らなかった。ま、とんだ手落ちってヤツだ」
「それでアルノラはあんたに、ジョランドルから財産の隠し場所を探ってこいと頼んできたわけね」
「そういうこった。ところがジョランドルってやつは、警戒心が人一倍強くてな。なんでも衛兵が財産を狙ってるとかで、『テメエも衛兵の使いっ走りだろ!?』とか言って拒絶してきやがる。そんなわけだから俺様はわざと窃盗なんつーセコイ罪を犯して同じ独房に入り、ヤツの警戒心を解かにゃあならなかった」
「ご苦労なことね」
「うるせぇよ…で、ヤツが言うには、人を殺したのはアルノラで、自分はたんに身代わりにされただけだと抜かしやがる。そこでジョランドルは取り引きを持ちかけてきた…『アルノラを殺して、証拠のアミュレットを持ってくれば、財産は全部くれてやる』ってな」
「気前のいい話ね。信じたの?」
「信じたもなにも。ジョランドルは禁固刑で、当分は娑婆に出られねぇ。それにヤツぁ、金なんぞどうでもいいから、自分を裏切ったクソアマが死んでくれりゃあ残りの獄中生活を快適に過ごせるって、笑いながら言ってたもんだぜ」
「なるほどね。それで、あんたはアルノラを殺した?」
「いんや。俺様はギルドの任務以外で人は殺さねぇ…だから、俺様はアルノラに取り引きを持ちかけた。財産を山分けにする代わりに、アミュレットを寄越せ、ってな。どうせジョランドルにアルノラの生死を確認する術はねぇし、どっちがモノホンの殺人者だろうと、俺様は金が貰えればそれでいい」
「そしてジョランドルにアルノラのアミュレットを渡し、財産の在り処を聞き出した、と」
「ああ。財産の在り処は俺様の頭の中に入ってる。だがよぉ…」
そこまで言って、ム=ラージ=ダーは急に肩を落とした。
「取りに行けねぇんだ。それどころか、このままじゃあこの街から出ることすらできねぇ。いったい、どうすりゃいいってんだよ…!?」
「なに落ち込んでるの。それを解決するためにわたしが来たんじゃないの」
「なに言ってやがる、なにが悲しくて俺様がテメエみたいな余所者なんぞ…余所者なんぞ……!!」
わなわなと肩を震わせながら、ム=ラージ=ダーはがっくりと俯く。しかし次の瞬間彼の口から飛び出した台詞は、おそらく彼自身ですら予想もしていなかったものだろう。
「ああっ畜生、助けてくれ!このままじゃあ俺様は、一生この街から出られねぇ!俺様は寒いのは苦手だし、ノルドって連中はカジート嫌いで有名なんだ!頼むっ!」
「なにやけくそになってるのよ。助けるって言ったじゃない、任務なんだから」
「あ、ありがてぇ!」
「それで、なにがあったの?」
「あ、ああ。そうだ、肝心の部分を話さなくっちゃあな…」
ブラック17に諭されたム=ラージ=ダーは、気を取り直して説明を続けた。
「ジョランドルが言ってた。『衛兵が財産を狙ってる』って話…ありゃあマジだった。どうやら俺様は見張られてたらしい、ジョランドルと別れてから、1人の衛兵、それも近衛騎士に後を尾けられるようになった」
「…待って、たった1人?それくらい、自分でどうにかできないのかしら?」
「どうにかって、どうしろってんだ!殺せってのか!?国家権力を敵に回すなんてゴメンだぜ!それに俺様は戦闘は苦手だ、こっそり仕掛けをするのは得意だが、ヤツはそんな小細工が通用するような相手じゃねぇ!それに逃げようとしても、ヤツは俺の顔を覚えてやがる。手配書でも作られた日にゃあ、俺様はもうマトモにシロディールを歩けなくなっちまうんだぜ!?」
「…それで?」
「それで…おまえなら、まだシロディールに来てから日が浅い。誰にも顔を覚えられちゃいないし、戦闘だって得意だ。だから、俺様の代わりに財宝を取りに行ってくれ。そしたら十中八九、ヤツが襲いかかってくるだろう。そこを返り討ちにしてくれりゃあいい」
「随分と都合のいい話よね。まあこの国の騎士の実力には興味あるし、乗ってあげるけど」
「ありがてぇ!おまえが戦ってる間、俺様は逃走の手筈を整えておく」
別れ際に、ム=ラージ=ダーは念押しするようにブラック17に言った。
「しくじるんじゃねぇぞ!」
「はぁ。私欲で予定外の仕事に首突っ込んだ挙句、トラブルを起こしたやつの尻拭いとはね。とんだ災難だわ」
「う、うるせぇよ!」
夜闇を彩るかのように、雪がしんしんと降り積もる。
「ここね…」
ブラック17はム=ラージ=ダーに指示された場所へと来ていた。城塞都市からそれほど離れていない岩場の影に、容易に発見されないようカモフラージュされたチェストが安置されている。
「この中に財産があるってわけね」
「どうやらそのようだな」
ブラック17の背後から、男の声がした。
「あのクソ猫が来ると思ってたんだがな。仲間がいたとは思わなかった」
「いきなり抜き身の剣をちらつかせるなんて、穏やかじゃないわね…わたし、ただの通りすがりなんだけど。って、言ったらどうする?」
「殺す。無関係だろうがなんだろうが、そんなことは関係ない」
そこまで言って、フッ、ブルーマの騎士…ティレリウス・ロゲラスは、極めて不遜な笑みを浮かべた。
「アルノラもジョランドルも始末した。現在その財産のことを知っているのは、俺を除けば貴様と、あの猫だけだ。誰にも邪魔はさせん」
「証人を残さず抹殺していたのか。ム=ラージ=ダーが怯えるわけね…貴方、騎士にしておくには惜しいわ」
「俺もときどき、そう思うことがあるよ。公権力を自由に使えるのは魅力的だがね…たまに、殺し屋でもやっていたほうが性に合っていたんじゃないかと思うよ」
「勘違いしないで。貴方が殺し屋?笑わせるわ…」
「なんだと?」
「貴方には野盗か、山賊が似合いだと言うのよ。騎士?殺し屋?笑えない冗談ね。まぁ、現実って、そういうものだけど」
「愚弄するか、女ァッ!!」
挑発するブラック17に対し、ティレリウスはこれ以上ないほどにわかりやすい態度で怒鳴りつける。
「その格好を見る限り、メイジかなにかのようだが…接近戦で騎士に勝てると思うなよ!」
「メイジ?ああ、ローブで判断したのね。まあ、魔法も使うけれどね…」
ブラック17はローブを脱ぎ捨て、全身を覆う暗殺装束を見せびらかすように胸を反らす。
「貴方相手に魔法なんか必要ないわ。かかってらっしゃい」
「殺す!」
ティレリウスは鬼のような形相を浮かべると、余計な予備動作の一切をなしに、ブラック17に斬りかかった。素早い。
パワーとスピードの乗った一撃は、たしかに必殺と成り得るものだった。
だが。
「な、消えたッ!?」
剣を振り下ろした刹那、手ごたえがないことにショックを受けるティレリウス。目の前にいたはずのブラック17の姿を見失ったと思い込んだ直後、首筋に鋭い痛みが走る。
ブラック17は消えたのではなく、わずかに上体を反らせただけだった。だが「自分の一撃が外れるわけがない」と思い込んでいる相手の知覚から逃れるには、それだけの動作で充分だったのだ。
鋭い剣の一撃を避けると同時に繰り出された踵がティレリウスの首筋を捉え、ブラック17はそのままティレリウスを引きずり倒す。
「ぬあっ!?」
視界が一転し、ティレリウスはわけがわからぬまま地面に突っ伏した。
馬乗りになったブラック17がティレリウスの首筋目掛けて刃物を突き立てようとする。
「ばっ、ま、待てっ!い、いったいなにが…!?」
「命乞いもマトモにできないのね」
未だに様子を掴みきれていないティレリウスを冷たく一瞥すると、ブラック17は容赦なく刃を走らせた。皮膚が切断され、総頚動脈、内頚静脈が斬り裂かれると、勢いよく噴き出した血液が純白の雪原をどす黒く汚した。
温かい血が雪を溶かし、湯気を立てるさまを見つめながら、ブラック17はしばし殺人の快楽とその余韻に浸っていた。が、間もなくして自分を呼ぶ声に気がつき、すぐにその場を立ち上がる。
「おーい、すぐそこの厩舎で馬を確保してきた。さっさとズラかるぞ…おっと、お宝を忘れるなよ!」
ム=ラージ=ダーだった。そういえば、逃走手段を確保すると言っていたか。
ブラック17はチェストの中に入っていたものを掻っ攫うと、静かな足取りでム=ラージ=ダーの待つ場所へと向かう。
「希少価値のある書物が数冊に、変哲もない宝飾品が数点…くだらない」
すべてを売ればそれなりの財産になりそうな戦利品を見つめながら、ブラック17は面白くなさそうにため息をついた。
「こんな物のために、何人死んだのかしら」
「なにぶつぶつ言ってやがるんだ、早く来いって!」
のろくさ歩きやがって、などとつぶやきながら、ム=ラージ=ダーがブラック17を急かす。
「まあいい、今回のことは他言無用だ…俺は暗殺任務に手こずっていたが、おまえが来る頃には解決して帰る準備をしていた。そういう話で通しておいてくれ、その代わり財産は山分けだ。もともと死んだアルノラと分けるつもりだったからな、惜しかぁねえ」
てっきり金目当てで協力してくれたと思い込んでいるのだろう、ム=ラージ=ダーの言葉に、ブラック17は言い様のない苛立ちを感じた。理由は自分でもわからなかったが。
こんな物のために…
「金のためにやったわけじゃないわ。貴方に全部あげる」
「…へ?あ、あぁ、うん、まあ。…無欲なんだな?」
「黙って。お願い。死にたくないなら」
苛つく……
[ to be continued... ]
当面はここで活動することになったブラック17は、とりあえずの同僚であるヴィセンテが浮かない顔をしていることに気がついた。
「どうかした?」
「ん、いや。あぁ、ちょっと懸案事項があってね。どうしたものかな」
しばらく思案したのち、ヴィセンテはだしぬけに言った。
「じつは、ちょっとしたトラブルがあってね。本来、君には関係のないことだが…協力を頼めないだろうか?」
「与えられた任務を破棄していい、という命令は受けていないわ」
「…控え目な物言いだね、相変わらず。引き受けてくれるなら、要点を話そう」
ヴィセンテの問いには答えず、ブラック17は無言のまま先を促した。
ゴホン、ヴィセンテは一つ咳払いをしてから、説明をはじめる。
「先日のことだ。我々に、ブルーマでの暗殺任務が用意された」
「ブルーマ…スカイリムとの国境沿いにある、ノルドの街ね」
ブルーマは、シロディールの北方に位置する城塞都市だ。ノルドの支配する大陸スカイリムに近いことから、住民の大半はノルド民族で占められている。年間を通して雪が降り積もる、寒冷な土地である。
「我々は本部から、ブルーマに住む、とある貴族の暗殺を指示された。任務にはム=ラージ=ダーを向かわせたのだが、どうやら何らかのトラブルに見舞われたらしく、本来ならばとっくに仕事を終えて帰還していいはずなのだが戻ってくる気配がない」
「つまりわたしに、ブルーマまで行ってム=ラージ=ダーの無事を確かめてこい、と?」
「その通りだ。我々は暗殺者だが、すべての命を軽んじているわけではない。家族を簡単に見捨てたりはしないのだ。頼めるかね?」
熱っぽく語るヴィセンテに、ブラック17は無言で頷く。あまり気乗りがしない、とは言えなかった。
人殺しを楽しむ下衆共が、なにが家族だ。笑わせるな…そういう感情も、なかったわけではない。ブラック17自身も殺人によって快楽を得てきた下衆ではあったが、彼女はそのことを自覚しており、<人並みの幸福を得る資格などない><笑顔など必要ない>という信義のもとに自らを厳しく律してきた。
ストイックな生き方をしてきたブラック17にとって、この<聖域>の住民たちのフレンドリーな態度が、いささか癇に障るものであることは事実だ。
しかし今回に限っては、それとは少し異なる点から「気が進まない」のだった。
それは、ム=ラージ=ダー本人の人格の問題である。
突如仲間入りしたブラック17に対してほとんど誰もが例外なく友好的に接してくる中にあって、ただ1人だけ悪態をついてきたカジート、それがム=ラージ=ダーだった。
「(…友好的な態度が気に喰わない、とはいえ、『クッセェ猿』呼ばわりされて喜べるわけでも、ないのよねぇ)」
ブラック17が望んでいるのは、極めてビジネスライクな関係だ。友好的だの、敵対的だの、そういうつまらない感情で心を乱されるのは願い下げだった。
「よりにもよって、おまえが応援かよ…」
「わたしも、命令がなければ貴方なんか見殺しにしておきたいのだけれどね」
極寒の地ブルーマ。
『城壁の外にて待つ』…ム=ラージ=ダーが待機していたはずの場所に残された書き置きをもとにブラック17が向かった先には、こころなしか顔が青ざめているように見えるカジートの姿があった。
たんに寒いからか、それとも他に理由があるのか…
防寒用のローブで身を包んだブラック17は、相変わらず態度のでかいム=ラージ=ダーを見てため息をつくと、質問をした。
「それで…いったい、なにがあったの?ヴィセンテが心配してたわよ」
「ああ、畜生…おまえなんぞに頼らなきゃならねーとはな…とんだドジ踏んじまったぜ、まったくよぉ」
「つまり、任務を遂行できなかったってことかしら?」
「勘違いするんじゃねぇぞ!?」
冷淡に言い放つブラック17に対して、ム=ラージ=ダーは憤懣やるかたなしといった態度で叫んだ。
「与えられた任務はちゃんとこなしたんだ、それもオプションまでちゃんと成功させてな!」
幾分憤慨した様子で、ム=ラージ=ダーが言葉を続ける。
「俺様の任務は、バエンリンとかいうクソ貴族を事故に見せかけて殺すことだった…俺様は居間に飾られてる剥製を裏から外して、バカの頭上に落として殺してやったんだ。誰にも見つからないよう、誰も巻き添いにしないように、な」
「それで?」
「意気揚々とブルーマから出ようとしたところで、俺様はある女に仕事の話を持ちかけられた。もちろん、俺様の正体が知られてたわけじゃねぇ。たぶん、余所者なら誰でもよかったんだろうよ…」
「女の名前は、アルノラ。元盗賊で、ジョランドルって男とコンビで活動してたらしいが、ある日ジョランドルが仕事中に人を殺しちまったとかで、やばいと思ったアルノラは保身のためにジョランドルを衛兵に売ったんだそうな。だが、いままで2人で稼いできた財産の隠し場所はジョランドルしか知らなかった。ま、とんだ手落ちってヤツだ」
「それでアルノラはあんたに、ジョランドルから財産の隠し場所を探ってこいと頼んできたわけね」
「そういうこった。ところがジョランドルってやつは、警戒心が人一倍強くてな。なんでも衛兵が財産を狙ってるとかで、『テメエも衛兵の使いっ走りだろ!?』とか言って拒絶してきやがる。そんなわけだから俺様はわざと窃盗なんつーセコイ罪を犯して同じ独房に入り、ヤツの警戒心を解かにゃあならなかった」
「ご苦労なことね」
「うるせぇよ…で、ヤツが言うには、人を殺したのはアルノラで、自分はたんに身代わりにされただけだと抜かしやがる。そこでジョランドルは取り引きを持ちかけてきた…『アルノラを殺して、証拠のアミュレットを持ってくれば、財産は全部くれてやる』ってな」
「気前のいい話ね。信じたの?」
「信じたもなにも。ジョランドルは禁固刑で、当分は娑婆に出られねぇ。それにヤツぁ、金なんぞどうでもいいから、自分を裏切ったクソアマが死んでくれりゃあ残りの獄中生活を快適に過ごせるって、笑いながら言ってたもんだぜ」
「なるほどね。それで、あんたはアルノラを殺した?」
「いんや。俺様はギルドの任務以外で人は殺さねぇ…だから、俺様はアルノラに取り引きを持ちかけた。財産を山分けにする代わりに、アミュレットを寄越せ、ってな。どうせジョランドルにアルノラの生死を確認する術はねぇし、どっちがモノホンの殺人者だろうと、俺様は金が貰えればそれでいい」
「そしてジョランドルにアルノラのアミュレットを渡し、財産の在り処を聞き出した、と」
「ああ。財産の在り処は俺様の頭の中に入ってる。だがよぉ…」
そこまで言って、ム=ラージ=ダーは急に肩を落とした。
「取りに行けねぇんだ。それどころか、このままじゃあこの街から出ることすらできねぇ。いったい、どうすりゃいいってんだよ…!?」
「なに落ち込んでるの。それを解決するためにわたしが来たんじゃないの」
「なに言ってやがる、なにが悲しくて俺様がテメエみたいな余所者なんぞ…余所者なんぞ……!!」
わなわなと肩を震わせながら、ム=ラージ=ダーはがっくりと俯く。しかし次の瞬間彼の口から飛び出した台詞は、おそらく彼自身ですら予想もしていなかったものだろう。
「ああっ畜生、助けてくれ!このままじゃあ俺様は、一生この街から出られねぇ!俺様は寒いのは苦手だし、ノルドって連中はカジート嫌いで有名なんだ!頼むっ!」
「なにやけくそになってるのよ。助けるって言ったじゃない、任務なんだから」
「あ、ありがてぇ!」
「それで、なにがあったの?」
「あ、ああ。そうだ、肝心の部分を話さなくっちゃあな…」
ブラック17に諭されたム=ラージ=ダーは、気を取り直して説明を続けた。
「ジョランドルが言ってた。『衛兵が財産を狙ってる』って話…ありゃあマジだった。どうやら俺様は見張られてたらしい、ジョランドルと別れてから、1人の衛兵、それも近衛騎士に後を尾けられるようになった」
「…待って、たった1人?それくらい、自分でどうにかできないのかしら?」
「どうにかって、どうしろってんだ!殺せってのか!?国家権力を敵に回すなんてゴメンだぜ!それに俺様は戦闘は苦手だ、こっそり仕掛けをするのは得意だが、ヤツはそんな小細工が通用するような相手じゃねぇ!それに逃げようとしても、ヤツは俺の顔を覚えてやがる。手配書でも作られた日にゃあ、俺様はもうマトモにシロディールを歩けなくなっちまうんだぜ!?」
「…それで?」
「それで…おまえなら、まだシロディールに来てから日が浅い。誰にも顔を覚えられちゃいないし、戦闘だって得意だ。だから、俺様の代わりに財宝を取りに行ってくれ。そしたら十中八九、ヤツが襲いかかってくるだろう。そこを返り討ちにしてくれりゃあいい」
「随分と都合のいい話よね。まあこの国の騎士の実力には興味あるし、乗ってあげるけど」
「ありがてぇ!おまえが戦ってる間、俺様は逃走の手筈を整えておく」
別れ際に、ム=ラージ=ダーは念押しするようにブラック17に言った。
「しくじるんじゃねぇぞ!」
「はぁ。私欲で予定外の仕事に首突っ込んだ挙句、トラブルを起こしたやつの尻拭いとはね。とんだ災難だわ」
「う、うるせぇよ!」
夜闇を彩るかのように、雪がしんしんと降り積もる。
「ここね…」
ブラック17はム=ラージ=ダーに指示された場所へと来ていた。城塞都市からそれほど離れていない岩場の影に、容易に発見されないようカモフラージュされたチェストが安置されている。
「この中に財産があるってわけね」
「どうやらそのようだな」
ブラック17の背後から、男の声がした。
「あのクソ猫が来ると思ってたんだがな。仲間がいたとは思わなかった」
「いきなり抜き身の剣をちらつかせるなんて、穏やかじゃないわね…わたし、ただの通りすがりなんだけど。って、言ったらどうする?」
「殺す。無関係だろうがなんだろうが、そんなことは関係ない」
そこまで言って、フッ、ブルーマの騎士…ティレリウス・ロゲラスは、極めて不遜な笑みを浮かべた。
「アルノラもジョランドルも始末した。現在その財産のことを知っているのは、俺を除けば貴様と、あの猫だけだ。誰にも邪魔はさせん」
「証人を残さず抹殺していたのか。ム=ラージ=ダーが怯えるわけね…貴方、騎士にしておくには惜しいわ」
「俺もときどき、そう思うことがあるよ。公権力を自由に使えるのは魅力的だがね…たまに、殺し屋でもやっていたほうが性に合っていたんじゃないかと思うよ」
「勘違いしないで。貴方が殺し屋?笑わせるわ…」
「なんだと?」
「貴方には野盗か、山賊が似合いだと言うのよ。騎士?殺し屋?笑えない冗談ね。まぁ、現実って、そういうものだけど」
「愚弄するか、女ァッ!!」
挑発するブラック17に対し、ティレリウスはこれ以上ないほどにわかりやすい態度で怒鳴りつける。
「その格好を見る限り、メイジかなにかのようだが…接近戦で騎士に勝てると思うなよ!」
「メイジ?ああ、ローブで判断したのね。まあ、魔法も使うけれどね…」
ブラック17はローブを脱ぎ捨て、全身を覆う暗殺装束を見せびらかすように胸を反らす。
「貴方相手に魔法なんか必要ないわ。かかってらっしゃい」
「殺す!」
ティレリウスは鬼のような形相を浮かべると、余計な予備動作の一切をなしに、ブラック17に斬りかかった。素早い。
パワーとスピードの乗った一撃は、たしかに必殺と成り得るものだった。
だが。
「な、消えたッ!?」
剣を振り下ろした刹那、手ごたえがないことにショックを受けるティレリウス。目の前にいたはずのブラック17の姿を見失ったと思い込んだ直後、首筋に鋭い痛みが走る。
ブラック17は消えたのではなく、わずかに上体を反らせただけだった。だが「自分の一撃が外れるわけがない」と思い込んでいる相手の知覚から逃れるには、それだけの動作で充分だったのだ。
鋭い剣の一撃を避けると同時に繰り出された踵がティレリウスの首筋を捉え、ブラック17はそのままティレリウスを引きずり倒す。
「ぬあっ!?」
視界が一転し、ティレリウスはわけがわからぬまま地面に突っ伏した。
馬乗りになったブラック17がティレリウスの首筋目掛けて刃物を突き立てようとする。
「ばっ、ま、待てっ!い、いったいなにが…!?」
「命乞いもマトモにできないのね」
未だに様子を掴みきれていないティレリウスを冷たく一瞥すると、ブラック17は容赦なく刃を走らせた。皮膚が切断され、総頚動脈、内頚静脈が斬り裂かれると、勢いよく噴き出した血液が純白の雪原をどす黒く汚した。
温かい血が雪を溶かし、湯気を立てるさまを見つめながら、ブラック17はしばし殺人の快楽とその余韻に浸っていた。が、間もなくして自分を呼ぶ声に気がつき、すぐにその場を立ち上がる。
「おーい、すぐそこの厩舎で馬を確保してきた。さっさとズラかるぞ…おっと、お宝を忘れるなよ!」
ム=ラージ=ダーだった。そういえば、逃走手段を確保すると言っていたか。
ブラック17はチェストの中に入っていたものを掻っ攫うと、静かな足取りでム=ラージ=ダーの待つ場所へと向かう。
「希少価値のある書物が数冊に、変哲もない宝飾品が数点…くだらない」
すべてを売ればそれなりの財産になりそうな戦利品を見つめながら、ブラック17は面白くなさそうにため息をついた。
「こんな物のために、何人死んだのかしら」
「なにぶつぶつ言ってやがるんだ、早く来いって!」
のろくさ歩きやがって、などとつぶやきながら、ム=ラージ=ダーがブラック17を急かす。
「まあいい、今回のことは他言無用だ…俺は暗殺任務に手こずっていたが、おまえが来る頃には解決して帰る準備をしていた。そういう話で通しておいてくれ、その代わり財産は山分けだ。もともと死んだアルノラと分けるつもりだったからな、惜しかぁねえ」
てっきり金目当てで協力してくれたと思い込んでいるのだろう、ム=ラージ=ダーの言葉に、ブラック17は言い様のない苛立ちを感じた。理由は自分でもわからなかったが。
こんな物のために…
「金のためにやったわけじゃないわ。貴方に全部あげる」
「…へ?あ、あぁ、うん、まあ。…無欲なんだな?」
「黙って。お願い。死にたくないなら」
苛つく……
[ to be continued... ]
2012/10/20 (Sat)06:42
えーとデスネ。
前回公開したフィギュア版シルヴィア(ヴァリアント・バージョン)をイメージして書いた短編をHPに載せました。
http://reverend.sessya.net/silvia1.html
ので、まあ時間がちょっと余ったときにでも読んで頂ければ嬉しいかなーなどと考えております所存。
内容的にはまぁいつものグレさんというか、うん。
たぶん、デスペラード知らない人が読んでも面白くもなんともないと思う。そういう点から見ると、出来が良いとは言えないけど…オチとか。
前回公開したフィギュア版シルヴィア(ヴァリアント・バージョン)をイメージして書いた短編をHPに載せました。
http://reverend.sessya.net/silvia1.html
ので、まあ時間がちょっと余ったときにでも読んで頂ければ嬉しいかなーなどと考えております所存。
内容的にはまぁいつものグレさんというか、うん。
たぶん、デスペラード知らない人が読んでも面白くもなんともないと思う。そういう点から見ると、出来が良いとは言えないけど…オチとか。
2012/10/17 (Wed)07:46
ついに完成しましたよ、可動フィギュア改造第三弾。
↑「シルヴィア・シルクスター(Light Armor Ver.)」。ザビビ時代からの知人なら憶えている人もいるかもしれない。いないかもしれない。
表面上はクール系だけど、本当はおっとりした優しい性格。包帯で顔を覆っているのは怪物の目を隠すため。本人は化け物専門の賞金稼ぎだけど、その正体は化け物と人間を人為的に掛け合わせて作られた生体兵器の唯一の準成功個体。
もとは奇形だったけど、整形を重ねていまの美貌を手に入れた。そのことは本人にとってコンプレックスになっている。
そして最近まで自分の素性を知らなかった。
「ずっと人間として育てられてきたのに、いきなり『おまえはバケモノだ』なんて言われて、どんな気がすると思ってるんだ!」
↑は素体となった「深雪真奈(制服Ver.)」。画像は例によってグッスマ公式から。
たぶんマズイのかもしれんよなぁー(版権的に)とか思いながらも、まぁクレーム来たら消せばいいやとか考えてるものぐさ思考。
いやまぁ、改造する前に写真撮っとけってハナシなんですけどね。ものぐさなもんで。そのうえせっかち。
↑バストアップ。figmaは表情がよく出来てるよね。リボルテックがちょっと水を空けられてる部分かなぁと思わなくもない。
たぶん表情の出来が微妙だったらギターケースだけ取り上げて素体は棚の肥やしになっていたはず。
↑足に付属している謎の金属パーツはホルスターです。
といっても今回、ピストルは手と一体型になっているので、実質単なる飾りなんですけどね。
ホルスター自体が銃が入るような構造になってないし。ていうかこれ、もともとサブマシンガンのパーツかなんかだし…
足元が寂しかったんで、ちょっとアクセントが欲しかったんですよね。
そもそも銃自体、普段は袖の中に隠してある設定という。つまり本当はいらない。
↑こんなポーズだって取れる。
でも今回、肩(というか上腕部)にディティールを盛ったせいで、可動範囲は元より狭くなったという。
↑改造(というか塗装のみが大半)した手パーツ総合。
↑左手には予備マガジンを持ったものを用意。
これも、元はバズーカのグリップか何かなんだよなあ。銃とサイズが合ってないのは仕様。
↑当然、前回紹介したギターケースを持たせることも可能!
ただ、この持ち手のパーツがちょっと緩いせいで、ちょっと角度を工夫しないとすぐに手首から抜けちゃうという。
↑後ろから。
もともと2つに束ねてあった髪を片方だけに。
↑第2弾の勇者なっちとツーショット。
と思ったら、そういえばこの第2弾はここで公開してなかったんだっけか。サークルネタなんで自粛したんだったかな。まぁいいや。
元はたんなるあやせリペイントだったんだけど、表情を差し替えたらなかなかイイカンジになった。剣とメガネは自作。
そんな感じで、可動フィギュア改造第3弾です。
成功した部分、失敗した部分、ちょっと心残りな部分などもありますが、改修はしないと思う。めんどくさがりなうえに飽きっぽいんで。
そのため不必要に作業を急いで精度が下がってる部分なんかもあるんですが、そこらへんは「下手に時間をかけて丁寧にやると途中で飽きて投げ出すので、それよか多少クオリティが落ちても完成させたほうがいいに決まってる」という方針に基づいています。ダメだこれ。
↑「シルヴィア・シルクスター(Light Armor Ver.)」。ザビビ時代からの知人なら憶えている人もいるかもしれない。いないかもしれない。
表面上はクール系だけど、本当はおっとりした優しい性格。包帯で顔を覆っているのは怪物の目を隠すため。本人は化け物専門の賞金稼ぎだけど、その正体は化け物と人間を人為的に掛け合わせて作られた生体兵器の唯一の準成功個体。
もとは奇形だったけど、整形を重ねていまの美貌を手に入れた。そのことは本人にとってコンプレックスになっている。
そして最近まで自分の素性を知らなかった。
「ずっと人間として育てられてきたのに、いきなり『おまえはバケモノだ』なんて言われて、どんな気がすると思ってるんだ!」
↑は素体となった「深雪真奈(制服Ver.)」。画像は例によってグッスマ公式から。
たぶんマズイのかもしれんよなぁー(版権的に)とか思いながらも、まぁクレーム来たら消せばいいやとか考えてるものぐさ思考。
いやまぁ、改造する前に写真撮っとけってハナシなんですけどね。ものぐさなもんで。そのうえせっかち。
↑バストアップ。figmaは表情がよく出来てるよね。リボルテックがちょっと水を空けられてる部分かなぁと思わなくもない。
たぶん表情の出来が微妙だったらギターケースだけ取り上げて素体は棚の肥やしになっていたはず。
↑足に付属している謎の金属パーツはホルスターです。
といっても今回、ピストルは手と一体型になっているので、実質単なる飾りなんですけどね。
ホルスター自体が銃が入るような構造になってないし。ていうかこれ、もともとサブマシンガンのパーツかなんかだし…
足元が寂しかったんで、ちょっとアクセントが欲しかったんですよね。
そもそも銃自体、普段は袖の中に隠してある設定という。つまり本当はいらない。
↑こんなポーズだって取れる。
でも今回、肩(というか上腕部)にディティールを盛ったせいで、可動範囲は元より狭くなったという。
↑改造(というか塗装のみが大半)した手パーツ総合。
↑左手には予備マガジンを持ったものを用意。
これも、元はバズーカのグリップか何かなんだよなあ。銃とサイズが合ってないのは仕様。
↑当然、前回紹介したギターケースを持たせることも可能!
ただ、この持ち手のパーツがちょっと緩いせいで、ちょっと角度を工夫しないとすぐに手首から抜けちゃうという。
↑後ろから。
もともと2つに束ねてあった髪を片方だけに。
↑第2弾の勇者なっちとツーショット。
と思ったら、そういえばこの第2弾はここで公開してなかったんだっけか。サークルネタなんで自粛したんだったかな。まぁいいや。
元はたんなるあやせリペイントだったんだけど、表情を差し替えたらなかなかイイカンジになった。剣とメガネは自作。
そんな感じで、可動フィギュア改造第3弾です。
成功した部分、失敗した部分、ちょっと心残りな部分などもありますが、改修はしないと思う。めんどくさがりなうえに飽きっぽいんで。
そのため不必要に作業を急いで精度が下がってる部分なんかもあるんですが、そこらへんは「下手に時間をかけて丁寧にやると途中で飽きて投げ出すので、それよか多少クオリティが落ちても完成させたほうがいいに決まってる」という方針に基づいています。ダメだこれ。
2012/10/14 (Sun)07:37
先日購入したワゴン様のfigma(じつは元ネタ知らない。スマン…)の付属品、ギターケースとねんぷちハクさん。
そして、その中身は…?
どう見てもギターではないものが。
内蔵されたるは(上)がマシンガン、(下)がロケットランチャーである。といかロケラン側に取っ手がついてるので、実際は上下逆なのですが。
今回はディティールとか、実際に動くかどうかとか、そういうのはまったく度外視してます。ハッタリ効かすのを最優先に、とにかくインパクトを求めてのデザインになりました。アメトイ的な。
というかグレさんは、このテのハッタリ・メカのデザインは吉冨昭仁氏(EAT-MAN等)に多大な影響を受けているので、そんな感じで。
製作にあたっては特に深い考えがあったわけではなく、まして事前にデザインコンセプトのラフすら描かず、ぶっつけ本番でプラモデルの余剰パーツを次々と接着していっただけというテキトーぶり。
マシンガンに至ってはコトブキヤのウェポンユニットのランスのエンジン部分を移植したとき、そのままだとケースが閉まらないんで凸部分を削ったところ穴が開いてしまったので、「ちょうど良いや、ここに弾帯仕込んでおこう」とかそういう。接着してからそういうことする。ラフ過ぎるな…
戦車のキャタピラやら、通信機やら、妙なパーツてんこ盛り盛りで。最終的にそれっぽく見えれば良かろうなのだ。
カラーはマットブラックで、実はこれ下地塗装のつもりで本当は上からメタリック塗装を重ねようと思ってたんですが、なんかマットブラックだけでアンティークな雰囲気の良いカンジな佇まいになったので、「あ、もうこれで良いや」となった。
正面から。もちろんマシンガン&ロケラン発射用の穴が開いている。デスペラードです。
これはハンダごて(ダイソーで購入)で穴を開けてから穴周辺をマットブラックで塗装。
後方から。こっちにはロケランの穴のみ。
元ネタがデスペラードなので、もちろんこっちからもロケットが飛び出す…というわけではないのだ!
個人的にここはバックブラストを逃がすための穴として設定してます。バックブラスト好きなんで。映画やゲームで壁を背にしてロケラン撃つ描写があると必ず「バックブラストは?」とツッコミ入れるにわか軍オタなので。バイオ5とかバイオ5とかバイオ5とか。
おまけ。「楽器ケースに銃」という組み合わせで必ず起きる衝突。
「あ、これ知ってます。ガンスリンガーガールですよね!僕もあの漫画大好きです!」
「お、おう…」
そうじゃない。別にいいけど。
ま、楽器ケースに銃って組み合わせは、古くはマカロニウェスタンで用いられたギミックなんで、ドヤ顔で「デスペラードが起源!」と言うのもそれはそれで違うんだが。
まあ、起源だの元ネタだのパクりパクられなんつー話題がいかに不毛かってー話。