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主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。 生温い目で見て頂けると幸いです、ホームページもあるよ。 http://reverend.sessya.net/
2024/11/27 (Wed)07:33
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2011/11/30 (Wed)16:37
最近、初代DeusEx用のトータル・コンバージョンMOD「The Nameless Mod(通称:TNM)」をプレイしています。開発に足掛け7年の歳月を費やした本MODはマップ、シナリオ、テキスト、BGMなどをすべて新規に用意し、さらに武器やアイテムの追加、システムの追加&改良、さらに音声はフルボイスなど、MODにあるまじきボリュームの大作だ。いや、すげぇ。ていうかスタッフの数もそこいらの中小ソフトハウス並じゃないか。

 いちおう元のゲームDeusExについて軽く触れておくと、サイバーパンクをフィーチャーした近未来世界でサイボーグの主人公が活躍するFPSで、サイボーグ特有の能力を駆使しながらときに隠密、ときに強行突破(プレイヤーのスタイル次第)で問題を解決していきます。うーん、端折りすぎか。
 RPG要素が強いのも本作の特徴で、シナリオを進めると獲得できる経験値で各能力を任意に上昇させることができます。たとえば射撃のレベルが低いとロクに弾が当たらないし、ハッキングの能力が高くないとシステムに侵入できる時間が短いなど。すべての能力をMAXに上げることはできないので、取捨選択がゲームプレイに幅を持たせるというわけで。

 The Nameless Mod(以下TNM、公式略称)のストーリーについて。
 舞台はPlanetDeusEx Forum City(DeusEx用フォーラムが発展した仮想現実都市。ちなみにフォーラム自体は実在する)。Moderatorと呼ばれる3人の統治者によって管理されていたPlanetDeusEx Forum City(以下PDX、公式略称)だったが、あるときModeratorの1人であるDeus Diabloが謎の失踪を遂げる。
 Deus Diablo の失踪について、残された2人のModeratorであるPhasmatisとKing Kashueは解決策を協議した結果、PDXのどの勢力にも属さない中立のエージェントとして、2年前にPDXの特別調査官を引退し姿を消した男Trestkonを事件解決のために雇うことを決定する。
 しかしTrestkonに目をつけたのはModeratorだけではなかった。大企業WorldCorp Incorporatedの社長Scara B. King、テロ組織DXO(DeusEx.Org)、そして交戦中のカルト組織The Llama CultとThe Goat CultまでもがTrestkonを利用し、PDXの支配を目論んでいたのだ。
 かくしてTrestkonは台風の目の中心となり、自らの行動がPDXの未来を変える立場へと否応なしに置かれることとなる。プレイヤーはTrestkonを操作し、PDXに隠された謎と陰謀に立ち向かわなければならない。

 とまあ、だいたいこんな感じで。
 MODだとタカをくくってたら序盤からテキストや選択肢が多くて度肝を抜かれましたよ。とりあえず主人公Trestkonは雇い主であるPhasmatisの命令に従ってDeus Diablo失踪の調査に向かうわけですが、以後の展開はプレイヤーの選択如何で変化するようです。ていうかどうもマルチエンディングっぽいなこれ。
 もともと舞台が、DeusExのファンが集まるフォーラムが電脳都市化した場所なのでメタ的なネタも数多く散見される。本屋でWalton Simonsを見かけたときは心底ビックリしたが…しかも弱いし。


↑いちおう主人公の容姿も6種類の中から選択できる。さらにコートの有無、ゴーグル(コート着用だとサングラス)の有無まで選択可能だ。初期ステータスの割り振りは言うに及ばず、難易度の細かい調整までできる。

 マップには多量のオブジェクトが追加されており、実在のゲームソフトや音楽CDのジャケットがこれみよがしに置かれている。グラフィックボードのパッケージまで置かれているのはやりすぎだと思うが。
 そんなわけで著作権などどこ吹く風という感じで、もとより、これこそギークの本来の姿のように思える。大作感溢れる(また、実際に大作なのだが)雰囲気に呑まれて気がつきにくいが、このゲーム、ノリ的には2Ch系のパロディ同人ゲームに近いものがある。
 なにより登場人物も実際にフォーラムに参加していたユーザーが多数登場し(もともとフォーラム参加者が開発に関わっているからなのだが)、若干内輪ネタ的な要素が多いように思える。
 ともあれ凄いことをやっている割に、商業作品的な匂いがまったくしないのは潔くて好感が持てる。これこそ古き良きギークの姿ではないだろうか。CounterStrike?Portal?MODが商業作品に?知るか!俺達は好きなことをやりたいようにやってるだけだ!てなもんである。


↑ヒッキーらしき男の住むアパートの一室に貼られていた美少女ポスター。3Drealmsじゃあるまいし…

 作中に登場するネタに関しては有名どころからマニアックなものまで幅広く、特にゲームネタに関しては日本のゲームの話題も登場する。
 以下、酒場入り口での女性ガードマンとの会話内容を意訳。
主人公「今日はどんな客が来てるんだ?」
守衛「そうね、いつもの常連客と…あと、くにお君が来ているわ」
主人公「くにお君…って、誰なんだそれは」


↑ウワサのくにお君。「イラッシャーイ、オキャクサーン」と、某映画のウドン屋を彷彿とさせる舌足らずな日本語を喋る。ただのネタキャラかと思いきや貴重なアイテムを販売してくれる、殺して奪い取ることもできるが…

 まだ序盤までしかプレイしていないのでゲーム自体の評価は避けたいところですが、というか全編英語なんで話がワカラン。備忘録も兼ねてこれからチマチマ更新していこうかなとも考えつつ。
 ちなみに話がわからないからといって皆殺しプレイしていると詰みます。具体的に言うと、とある人物を殺害していると強制的にゲームオーバーになります。ただしその演出がなかなか凝っているので一見の価値はあり。


↑謎の空間。某人物を殺害すると、どのルートで移動しても必ずこの空間に召喚されることになる。
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2011/11/28 (Mon)07:57
「こちらブラック17。16、聞こえてる?
『ああ。良好とはいかないがね…この大陸は雑音が多いな』



 帝国の地下牢へと続く、下水道の入り口。
 長い銀髪を後ろで束ねた全身黒装束の女が、手にした小型水晶を通して何者かと話していた。
『それで、任務は無事達成したのかね?』
 聞くまでもないが…そういわんばかりの態度で、通信先の男…ブラック16は尋ねた。その返答は予想もしないものだったが。
「失敗したわ」
『なるほど、それで…ちょっと待て。いま、失敗したと言ったか?』
「確認を取るくらいなら医者に行きなさい。同じ言葉が聞きたいならオウムでも飼うことね」
『随分と高圧的じゃないか。いったい、なにがあった?今回の任務では、君にとって障害足り得るものは存在していないと思っていたが』
「私も苛ついてるのよ、皮肉はやめて頂戴。先手を取られたわ」
『先手、とは?』
「私が標的に近づいたときには、既に標的は殺されていた」



 ブラック17…暗殺者集団「黒の里」において、精鋭のみで構成された部隊「ブラック・ナンバー」の17番目の殺し屋。
 彼女の標的は、皇帝ユリエル・セプティム。
 最強の名を欲しいままにするブラック・ナンバーにおいて、特に戦闘技能の高いブラック17にとって皇帝の暗殺など赤子の手を捻るよりも造作のない任務だと思われていた。
 しかし、現実は違った。
「見たことのない連中だったわ。魔鎧師…と言ったかしら?異界の武具を召喚装着する術師のこと」
『珍しいタイプの殺し屋だな。しかし、これは面倒なことになったぞ』
 ブラック・ナンバーにとって、「失敗」の2文字は存在しないも同義語だ。
 結果は問題ではない。任務をブラック・ナンバーが遂行すること、それこそがもっとも重要なのだ。



『いいか、シューティングスター。これは我々に対する挑戦だ…ならばやるべきことは一つ。我々をコケにした連中を殺せ。仲間がいるなら、それも皆殺しだ。関係者は親族から知人に至るまですべてだ、いいな』
「御意。わかってるわよ、タワー」
『二度の失敗は許されんぞ』
「必要なら大陸ごと殲滅するまでよ。それはそうと、他にも妙なものを見かけたわ」
『妙なもの?』
「緑髪の少女。見た目は12、3てとこかしら。皇帝と行動をともにしていたようね、素性はわからないけど、皇帝を襲撃した魔鎧師を簡単に蹴散らしてたわ。あれ、たぶん人形ね。ひょっとしたら、この世界のテクノロジィじゃないかも」
『自動人形か。そいつも気になるな』
 ブラック16は鼻を鳴らすと、ブラック17に向かって言った。
『追って指示を出す。それまで適当に身を隠していろ』
「わかった」
 ブラック17の声が途切れるとともに、手の内の小型水晶が音を立てて四散する。
「通信石はあと4つ、か…」
 面白くない。まったく面白くない。
 最悪のタイミングで横槍を入れられたものだ…ブラック17は嘆息した。相手がこちらを認識しているか、いないかなど、関係ない。黒の里は任務を完遂できず、依頼主からの信頼は失墜した。
 金さえ払えば、相手が天使だろうが悪魔だろうが…文字通りの意味だ…取引をする、それが黒の里の流儀だ。時に人外を相手に取引をする異能集団に、失敗など許されるはずもない。



「ところでいま、誰と会話をしていたのだ?」
 突如背後から、何者かの声が聞こえてくる。深遠の暁の暗殺者だ。
「レディに声をかけるなら、それなりの礼儀ってものがあると思うのだけれど?」
「生意気な口をきくやつだ。貴様、皇帝暗殺の場にいたな?気づかれていないとでも思ったか」
「見かけよりは優秀なのね。気配を消してたつもりだったんだけど」
「残念だが、目撃者を野放しにしておくわけにはいかん」



「あら奇遇。私も同じこと考えてたのよ」
「なんだと……?」
 魔界仕込みの装甲に、易々と刃を突き立てるブラック17。顔面に刃物を刺し込まれた暗殺者は、ゆっくりと地面に倒れた。
「いい憂さ晴らしになったわ。ありがと」
 カチリ、短刀を鞘に納めながら、ブラック17は顔面から血を流す暗殺者の死体を一瞥し、その場を立ち去った。
2011/11/25 (Fri)15:27
 今日も今日とてエミュを使った検証ですぞー。

⑥ソウルキャリバーⅢ

 グレさんの描く殺し屋一族ブラック・ナンバーの面々はこのゲームのキャラ作成機能から生まれたのだった…
 ハードウェア・レンダリングで解像度を上げればかなり綺麗になるが、4:3以外の比率にする(16:9など)と画面に等間隔で数本の黒い縦線が入る不具合あり。FPSがやや安定せず、サウンドが不安定。まあ及第点といったところか。

⑦北斗の拳 審判の双蒼星 拳豪列伝

 中野TRF動画にハマッた身としては何としても手放し難い、奇妙な魅力に溢れる一本。別名「北斗のギルティ」「世紀末バスケ」。
 ソフトウェア・レンダリングで起動するとPS2のロゴ表示後にエミュがフリーズするので、ハードウェア・レンダリングでの起動を推奨。画質は綺麗、FPSも安定している。
 動作は安定しているが唯一、音がブチブチいうのが気になった。サウンド設定の組み合わせか、あるいはプラグインでどうにかなるんだろうか。

⑧マックスペイン

 もっとも気に入っているPS2ソフトの1つ。ハードボイルド成分をひたすら煮詰めたようなストーリーにむせる。
 起動はできたものの、最初のステージでショットガンが隠されているクローゼットを開けた瞬間に画面がブラックアウト。仕方がないのでチュートリアル・ステージで一通り遊んでみた。
 実機通り、あまりヌルヌルと動く感じはしないが、普通にプレイするぶんにはまったく問題ない。もともとPC用に開発されたゲームで、発売当時はかなり重い部類のゲームだったと記憶している。コンシューマ向けに最適化が上手くいってないような感じだったので、まぁこんなもんかと。

⑨サイレントスコープ

 ときに長距離から、またあるときは拳銃でも狙えるような距離からでも頑なにスコープつきライフルを使う狙撃手の奮闘気。たのむからアサルトライフルをください。サブマシンガンでもいいです。
 じつは数少ないUSBマウス対応ソフトでもある。が、エミュなので関係ない。
 再現性は高くプレイにストレスは感じない。FPSも安定、サウンドもステージ開始時にもたつくくらいでプレイ中は快適そのもの。解像度を高く設定すればかなり画質が綺麗になるので、グラフィックは実機以上になるのではないだろうか。
 モデリングとテクスチャが荒いのは仕様です、よく考えたら1マップがかなり広いんだよなあ。フライトシミュレータ系のエンジンを使ってるのかしらん。
 ちなみに2作目は動きませんでした。

 ひとまずこんなところだろうか。
 これを機にまたPS2ソフトを集めたい衝動に駆られたが、かといっていまさら実機を動かす気にもなれず、エミュで動作しなかった場合の金銭的リスクが計り知れないため手持ちで満足しようと思う、ひとまずのところは。本当はFPSも試してみたいのだが、全部売ってしまった…メダルオブオナーとかあったんだが。
 ちなみにメタルギアソリッド3は2ちゃんねるのエミュスレで「最難関」「こいつを安定して動作させるのがエミュ開発者にとっての最後の目標」と評されており(動作はするらしいが尋常ではないマシンスペックを要するらしい)、モリモリPCの寿命を縮めそうな気がしたのでさすがに動かす気にはなれなかった。
2011/11/23 (Wed)15:32
 どうもポッキーの日がセブンさんの誕生日だったらしく、その誕生祝いも兼ねてセブンさんのキャラ「槍男」を描いてみました。

http://reverend.sessya.net/72.html

 ていうか、あのー、その。名前なんでしたっけコイツ。
 すいませんセブンさん、名前教えてくれたらHPのほうも修正しますんで、それまで「槍男」で。

 「戦場でワルツを」なんぞ流し見しながらガリガリと。いやあれいい映画ですよ。誰彼構わずオススメして顔を曇らせたい。最後の市民の悲鳴が本物だってのがナントモ。誰かと一緒に観る類の映画じゃないねアレは。気まずくて声が出なくなる。

 映画はともかくイラスト。「一本くらい保たせてくれよ」は、たぶんタバコ一本吸ってる間にザコどもを一掃したときの台詞。こんなこと言うキャラなのかはわかりませんが、どういうわけか自然と浮かんできました。
 槍は変形途中の中途半端なカタチということで。どっちかっていうと元に戻ってる最中ですが。
 背景はもうちょっとこう、折れた柱とかオブジェクトを配置すると良かったかもしれない。いやグレさん空間把握力ゼロなんで、なるべく背景に物置きたくないんですよね…
2011/11/21 (Mon)15:23
 今日も今日とてエミュを使った検証ですぞー。

②ギルティギアXX

 かつてはそのビジュアルやストーリー性に惚れ、やがて先鋭化したゲーム性についていけなくなり、最終的にはシリーズの展開そのものについていけなくなった作品。初代も好きなグレさんにとって、XやXXの頃がもっとも輝いていたように見える。
 先に触れておくと、2Dゲームでテクスチャ・フィルタリングをかけると画像に継ぎ目ができてしまうので注意。
 オープニング・ムービーが再生されないという問題はあるものの、他はまったくの良好。ゲーム自体はストレスなく作動し、画質もじつに綺麗。やり込んだわけではないので断言はできないが、普通にプレイするぶんにはまったく問題ない(まれに動作がカクつくので、1フレームを読むシリアスな格ゲープレイヤーには向かない…エミュでそんなプレイを望むなというそもそもの話ではあるが)。
 ちなみに前作Xplusも快適に動作。

③ガングリフォン ブレイズ

 シリーズ3作目にしてその改悪ぶりに散々な評価を受けつつ、グレさんはなんだかんだ実機で100時間以上やり込んだ作品。
 作動自体はするもののモデリング(ポリゴン?テクスチャ?)のチラつきが酷く、かなりプレイしづらい。
 おまけにAWGSの脚部接地時(簡単に言うと足音)やHIGH-MACSの飛行時(上昇、下降ともに)などの一部サウンド再生にビープ音を伴うという謎の現象発生(こちらは初回のみ。後のプレイで発生しなくなった…なんなんだ)。
 FPSが不安定なのは実機と変わらず、設定をいじっても画質はそれほど綺麗にはならない。
 それと、タイトル画面に行くまでのメーカーロゴを飛ばすと画面がブラックアウトしたままになるというイヤな現象が起きる(音は再生されるし、ゲーム自体もプレイできることから内部的には動いているものと思われる)。

④トゥルークライム ニューヨークシティ
 ニューヨークで逝きたいかー。実機でも数時間程度しかプレイしていない。なんで買ったんだ俺。
 作動せず。コマンドライン上にて原因不明の動作停止を告げる旨の文章を確認。

⑤ガングレイヴ

 グレさんにとってガングレイヴといえばODではなく、ましてやアニメ版でもなくこっち。グレさんが惚れたのはダークヒーローだったグレイヴであって、ただのヒーローに成り下がった存在に興味は欠片もない。リボルテックでは出ないのかしら。ガゼルさんあたりも含めて。
 メニュー画面が異様にガクガクするので心配でしたが、ゲーム自体はなんのトラブルもなく快適にプレイできます。トゥーンレンダリングを使用しているのか、処理落ちが多いのも実機と同じ。どうもFPSは実機以上の速度は出なさそうだなあ。
 ムービーも問題なく再生されます。エミュにとってムービー部分は鬼門であることが多いのでいちおう付記。
 そういえば、画面写真を撮影すると縦解像度が半分のサイズで出力されるという謎の現象が。ひょっとしたら内部的には縦解像度半分なのをストレッチしてFPSを稼いでいるのかも。本当にそうだとしたら苦肉の策すぎるが…ゲーム見た限りスタッフのプログラム技術が高いようには見えないからなあ。

 次回に続く…?
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