主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。
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2011/11/30 (Wed)16:37
最近、初代DeusEx用のトータル・コンバージョンMOD「The Nameless Mod(通称:TNM)」をプレイしています。開発に足掛け7年の歳月を費やした本MODはマップ、シナリオ、テキスト、BGMなどをすべて新規に用意し、さらに武器やアイテムの追加、システムの追加&改良、さらに音声はフルボイスなど、MODにあるまじきボリュームの大作だ。いや、すげぇ。ていうかスタッフの数もそこいらの中小ソフトハウス並じゃないか。
いちおう元のゲームDeusExについて軽く触れておくと、サイバーパンクをフィーチャーした近未来世界でサイボーグの主人公が活躍するFPSで、サイボーグ特有の能力を駆使しながらときに隠密、ときに強行突破(プレイヤーのスタイル次第)で問題を解決していきます。うーん、端折りすぎか。
RPG要素が強いのも本作の特徴で、シナリオを進めると獲得できる経験値で各能力を任意に上昇させることができます。たとえば射撃のレベルが低いとロクに弾が当たらないし、ハッキングの能力が高くないとシステムに侵入できる時間が短いなど。すべての能力をMAXに上げることはできないので、取捨選択がゲームプレイに幅を持たせるというわけで。
The Nameless Mod(以下TNM、公式略称)のストーリーについて。
舞台はPlanetDeusEx Forum City(DeusEx用フォーラムが発展した仮想現実都市。ちなみにフォーラム自体は実在する)。Moderatorと呼ばれる3人の統治者によって管理されていたPlanetDeusEx Forum City(以下PDX、公式略称)だったが、あるときModeratorの1人であるDeus Diabloが謎の失踪を遂げる。
Deus Diablo の失踪について、残された2人のModeratorであるPhasmatisとKing Kashueは解決策を協議した結果、PDXのどの勢力にも属さない中立のエージェントとして、2年前にPDXの特別調査官を引退し姿を消した男Trestkonを事件解決のために雇うことを決定する。
しかしTrestkonに目をつけたのはModeratorだけではなかった。大企業WorldCorp Incorporatedの社長Scara B. King、テロ組織DXO(DeusEx.Org)、そして交戦中のカルト組織The Llama CultとThe Goat CultまでもがTrestkonを利用し、PDXの支配を目論んでいたのだ。
かくしてTrestkonは台風の目の中心となり、自らの行動がPDXの未来を変える立場へと否応なしに置かれることとなる。プレイヤーはTrestkonを操作し、PDXに隠された謎と陰謀に立ち向かわなければならない。
とまあ、だいたいこんな感じで。
MODだとタカをくくってたら序盤からテキストや選択肢が多くて度肝を抜かれましたよ。とりあえず主人公Trestkonは雇い主であるPhasmatisの命令に従ってDeus Diablo失踪の調査に向かうわけですが、以後の展開はプレイヤーの選択如何で変化するようです。ていうかどうもマルチエンディングっぽいなこれ。
もともと舞台が、DeusExのファンが集まるフォーラムが電脳都市化した場所なのでメタ的なネタも数多く散見される。本屋でWalton Simonsを見かけたときは心底ビックリしたが…しかも弱いし。
↑いちおう主人公の容姿も6種類の中から選択できる。さらにコートの有無、ゴーグル(コート着用だとサングラス)の有無まで選択可能だ。初期ステータスの割り振りは言うに及ばず、難易度の細かい調整までできる。
マップには多量のオブジェクトが追加されており、実在のゲームソフトや音楽CDのジャケットがこれみよがしに置かれている。グラフィックボードのパッケージまで置かれているのはやりすぎだと思うが。
そんなわけで著作権などどこ吹く風という感じで、もとより、これこそギークの本来の姿のように思える。大作感溢れる(また、実際に大作なのだが)雰囲気に呑まれて気がつきにくいが、このゲーム、ノリ的には2Ch系のパロディ同人ゲームに近いものがある。
なにより登場人物も実際にフォーラムに参加していたユーザーが多数登場し(もともとフォーラム参加者が開発に関わっているからなのだが)、若干内輪ネタ的な要素が多いように思える。
ともあれ凄いことをやっている割に、商業作品的な匂いがまったくしないのは潔くて好感が持てる。これこそ古き良きギークの姿ではないだろうか。CounterStrike?Portal?MODが商業作品に?知るか!俺達は好きなことをやりたいようにやってるだけだ!てなもんである。
↑ヒッキーらしき男の住むアパートの一室に貼られていた美少女ポスター。3Drealmsじゃあるまいし…
作中に登場するネタに関しては有名どころからマニアックなものまで幅広く、特にゲームネタに関しては日本のゲームの話題も登場する。
以下、酒場入り口での女性ガードマンとの会話内容を意訳。
主人公「今日はどんな客が来てるんだ?」
守衛「そうね、いつもの常連客と…あと、くにお君が来ているわ」
主人公「くにお君…って、誰なんだそれは」
↑ウワサのくにお君。「イラッシャーイ、オキャクサーン」と、某映画のウドン屋を彷彿とさせる舌足らずな日本語を喋る。ただのネタキャラかと思いきや貴重なアイテムを販売してくれる、殺して奪い取ることもできるが…
まだ序盤までしかプレイしていないのでゲーム自体の評価は避けたいところですが、というか全編英語なんで話がワカラン。備忘録も兼ねてこれからチマチマ更新していこうかなとも考えつつ。
ちなみに話がわからないからといって皆殺しプレイしていると詰みます。具体的に言うと、とある人物を殺害していると強制的にゲームオーバーになります。ただしその演出がなかなか凝っているので一見の価値はあり。
↑謎の空間。某人物を殺害すると、どのルートで移動しても必ずこの空間に召喚されることになる。
いちおう元のゲームDeusExについて軽く触れておくと、サイバーパンクをフィーチャーした近未来世界でサイボーグの主人公が活躍するFPSで、サイボーグ特有の能力を駆使しながらときに隠密、ときに強行突破(プレイヤーのスタイル次第)で問題を解決していきます。うーん、端折りすぎか。
RPG要素が強いのも本作の特徴で、シナリオを進めると獲得できる経験値で各能力を任意に上昇させることができます。たとえば射撃のレベルが低いとロクに弾が当たらないし、ハッキングの能力が高くないとシステムに侵入できる時間が短いなど。すべての能力をMAXに上げることはできないので、取捨選択がゲームプレイに幅を持たせるというわけで。
The Nameless Mod(以下TNM、公式略称)のストーリーについて。
舞台はPlanetDeusEx Forum City(DeusEx用フォーラムが発展した仮想現実都市。ちなみにフォーラム自体は実在する)。Moderatorと呼ばれる3人の統治者によって管理されていたPlanetDeusEx Forum City(以下PDX、公式略称)だったが、あるときModeratorの1人であるDeus Diabloが謎の失踪を遂げる。
Deus Diablo の失踪について、残された2人のModeratorであるPhasmatisとKing Kashueは解決策を協議した結果、PDXのどの勢力にも属さない中立のエージェントとして、2年前にPDXの特別調査官を引退し姿を消した男Trestkonを事件解決のために雇うことを決定する。
しかしTrestkonに目をつけたのはModeratorだけではなかった。大企業WorldCorp Incorporatedの社長Scara B. King、テロ組織DXO(DeusEx.Org)、そして交戦中のカルト組織The Llama CultとThe Goat CultまでもがTrestkonを利用し、PDXの支配を目論んでいたのだ。
かくしてTrestkonは台風の目の中心となり、自らの行動がPDXの未来を変える立場へと否応なしに置かれることとなる。プレイヤーはTrestkonを操作し、PDXに隠された謎と陰謀に立ち向かわなければならない。
とまあ、だいたいこんな感じで。
MODだとタカをくくってたら序盤からテキストや選択肢が多くて度肝を抜かれましたよ。とりあえず主人公Trestkonは雇い主であるPhasmatisの命令に従ってDeus Diablo失踪の調査に向かうわけですが、以後の展開はプレイヤーの選択如何で変化するようです。ていうかどうもマルチエンディングっぽいなこれ。
もともと舞台が、DeusExのファンが集まるフォーラムが電脳都市化した場所なのでメタ的なネタも数多く散見される。本屋でWalton Simonsを見かけたときは心底ビックリしたが…しかも弱いし。
↑いちおう主人公の容姿も6種類の中から選択できる。さらにコートの有無、ゴーグル(コート着用だとサングラス)の有無まで選択可能だ。初期ステータスの割り振りは言うに及ばず、難易度の細かい調整までできる。
マップには多量のオブジェクトが追加されており、実在のゲームソフトや音楽CDのジャケットがこれみよがしに置かれている。グラフィックボードのパッケージまで置かれているのはやりすぎだと思うが。
そんなわけで著作権などどこ吹く風という感じで、もとより、これこそギークの本来の姿のように思える。大作感溢れる(また、実際に大作なのだが)雰囲気に呑まれて気がつきにくいが、このゲーム、ノリ的には2Ch系のパロディ同人ゲームに近いものがある。
なにより登場人物も実際にフォーラムに参加していたユーザーが多数登場し(もともとフォーラム参加者が開発に関わっているからなのだが)、若干内輪ネタ的な要素が多いように思える。
ともあれ凄いことをやっている割に、商業作品的な匂いがまったくしないのは潔くて好感が持てる。これこそ古き良きギークの姿ではないだろうか。CounterStrike?Portal?MODが商業作品に?知るか!俺達は好きなことをやりたいようにやってるだけだ!てなもんである。
↑ヒッキーらしき男の住むアパートの一室に貼られていた美少女ポスター。3Drealmsじゃあるまいし…
作中に登場するネタに関しては有名どころからマニアックなものまで幅広く、特にゲームネタに関しては日本のゲームの話題も登場する。
以下、酒場入り口での女性ガードマンとの会話内容を意訳。
主人公「今日はどんな客が来てるんだ?」
守衛「そうね、いつもの常連客と…あと、くにお君が来ているわ」
主人公「くにお君…って、誰なんだそれは」
↑ウワサのくにお君。「イラッシャーイ、オキャクサーン」と、某映画のウドン屋を彷彿とさせる舌足らずな日本語を喋る。ただのネタキャラかと思いきや貴重なアイテムを販売してくれる、殺して奪い取ることもできるが…
まだ序盤までしかプレイしていないのでゲーム自体の評価は避けたいところですが、というか全編英語なんで話がワカラン。備忘録も兼ねてこれからチマチマ更新していこうかなとも考えつつ。
ちなみに話がわからないからといって皆殺しプレイしていると詰みます。具体的に言うと、とある人物を殺害していると強制的にゲームオーバーになります。ただしその演出がなかなか凝っているので一見の価値はあり。
↑謎の空間。某人物を殺害すると、どのルートで移動しても必ずこの空間に召喚されることになる。
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