感動した!
なんとセブンさんがゴマちゃん(ていうか俺)を描いてくれました!転載許可が出たので早速HPに掲載させて頂きましたぜヒャッホオォォォォ!!
reverend.sessya.net/se.html
めちゃんこカッコイイから一度見に来てみやがれってんだコンチクショー!
なんていうか、「ひさしぶりにつまんねーもん観たなー」って感じです。ほんとうはそういうの、感想すら書かないんですけどね。たまたまセブンさんもレンタル屋で借りたらしく、ちょっと感想を共有しようってこの。私は地上波で観たんですが…なんていうかセブンさん、災難だったなあ。
そんなわけで、今回の感想はかなり投げやりです。まあ観た人向けってことで一つ。
とりあえず序盤から「わけのわからんもんには銃弾ぶち込んどけ」ってアメリカ魂が炸裂するわけですが、さすがに敵意のない宇宙人にいきなり攻撃するほどアメリカ政府は馬鹿ではないんじゃ…軍部の独断暴走って脳内補間しても無理があるし。ていうか宇宙人の扱いがテロリストとか凶悪犯とかとそんなに変わらないんですけど!?
キアヌの取り調べなんかにしても、人間を相手にしてんのと対応が変わらないですし。あのー相手は宇宙人なんですけどわかってる?ホントに?ていうか宇宙人ダイスキのアメリカ人があんなずさんな調査しかしないわけないじゃん!もっとこう、専門家やら機密組織の連中やらが入れ代わり立ち代わりあんなことやこんなことを隅から隅まで…こう…エロ同人みたいにですね!
ああいま思いついた、地球に漂着してきた宇宙人の女の子がマジェスティック12のエロいオッサンどもにあんな実験やこんな実験をされるエロ同人のアップロードキボンヌ。
なんかノイズ入ったけどそれはともかく、キアヌ演じる宇宙人も最初は「人間とはまったく別種の生命体」っていう雰囲気が出ていたものの(そのくせ周囲の対応が妙に官僚的なんで、余計に異様に見えるわけですが)、それがあんまり活かされてないっていうか中盤以降からキャラクター像が相当ブレてるというか。
そもそもこの作品、登場人物が勝手なやつばっかりですよね。それこそ利根川さんがブチ切れるくらいの。どいつもこいつも一回ギャンブル船エスポワールにぶち込んで根性叩き直してもらったほうがいいんじゃないか。特にあのガキ(もう名前忘れた)。宇宙人はテメーら地球人の決断なんかいちいち待ってくれないんだよ?
ていうか、あのおガキ様にとって軍人って父親同然、父=軍なわけですよね?もう脳内が「悪い宇宙人を父たる軍がやっつけてくれる」って図式がパーフェクト完璧に成り立っているのに、目の前で軍のヘリ2機墜とされた直後に川に落ちそうになったの助けてもらったくらいで心を許すってどういう神経構造してんだ。子供は気まぐれってレベルじゃねーぞ。
あと「いい集合場所があるんだ!」とか騙して父親の墓にキアヌ連れていった挙句「パパを生き返らせてYO!」とか抜かしやがるんですが、オマエさんざん「パパだったら宇宙人をやっつけてくれる、パパだったら絶対そうする!」って言ってたろ本人にも聞こえてたろ。そんな危険なの助けるわけねーだろ例え可能だったとしても。
キアヌ演じる宇宙人の能力も、スゴイんだかスゴくないんだか最後までイマイチよくわからないままでしたよね。つーかあのアレですよ、最後「人間は窮地に立たされたときに変われる…いまその言葉の意味がわかった」って言ってましたけど、おまえあの場面でどうしてそういう結論に至った?ていうかまだ地球人なにもしてねーだろおい。
ラストにしても、あのままだときっと人類変わらないままですよね。窮地に立たされたときはじめて変わろうとするわけで、窮地から救われちゃったらもう平常運転ですよね。「いまそこにある危機」じゃないと。むしろいま日本なんかすげー危機的状況だけど政治家なんも変わってないし。あのままじゃ100年経ってもきっと人類変わってねーぞ。もしかして宇宙人、100年くらい前にも同じようなことやってんじゃないだろーな。
とりあえずツッコミどころが多いどころの話じゃない、全編総ツッコミどころでもうなにがなにやら。たぶん友達と酒飲みながらツッコミ入れまくるのが正しい視聴の仕方なんだろうと思ったり。
つうかアレですよね、アメリカって年に1回は人類がピンチになる映画作ってますよね?自然災害とか、それこそ宇宙人襲来とか。ひょっとしてアメリカ人にとって、このテの映画ってのは「人類がピンチになる」って要素が一番重要なんであって、その他はどうでもいいと思ってるんじゃあるまいか。
最後に…見所のない映画って、観ててツライな(笑)今回は家族と一緒に観てたんですが、これ1人だったら最後まで耐えられんかったかも。映像的にもなー。アクション的にオイシイ部分もないし。軍が活躍するわけではなく、宇宙人がスーパーパワーで無双するわけでもなく。地球のために人類を滅ぼそうとする宇宙人より、マトリックスのネオのほうがよっぽど凄く見えるってのはなあ。まあ、比べるもんでもないけど。
最近、「TES2:Daggerfall」をプレイしています。日本では4作目「Oblivion」が初ローカライズながら大ヒットし、現在5作目「Skyrim」の発売が半年後に控えている「The Elder Scrolls」シリーズの2作目です。
ゲーム本体は公式サイトから1作目「Arena」とともに無料で公開されておりまして、プレイ前にちょっとした作業が必要なものの、誰にでも手軽にプレイすることができます(詳細は「daggerfall 無料公開」とかで検索すればわかるかと)。しかし公式からして「エミュで動かしてね♪」てのが既に凄いよなあ。もともとdaggerfallはarena公開時に「2作目はあんまり出来が良くないから無料公開はしないよ」というコメントがあったような気がしますが(どこで読んだのかは忘れた)、やはり公開を望む声が大きかったんでしょうかね。
とりあえずテキストが全部英語で情報もほとんどないので、Oblivionで作って以来すっかり気に入ってしまったArgonian(トカゲ人間)の剣士「Drake」でプレイ。最初はHand_to_hand(格闘)に特化したキャラを作ったんだけど、Daggerfallのゲームバランスだと最初のダンジョンから脱出できずに死んでしまった。やっぱりOblivionがぬる過ぎたんだよなあ。
どうも本作はArenaと比べて魔法や錬金術に関して相当細分化されているらしくて、最低限の英語しか理解できないグレさんには脳筋剣士プレイで丁度良かったみたい。ていうか、魔術師ギルドと仲良くしないと回復アイテムすらマトモに買えないとかどういうことなの。
ともあれ、久々に情報のない環境で手探りしながら洋ゲーをプレイする感覚は楽しいです。プレイするたびに新しい発見があるってのはいいね。店でアイテムを買う方法がプレイ3日目でようやくわかったりね…アイテムを売るのは店主に話しかけて行うのに、アイテムを買うのは陳列棚を調べなきゃいけないとか、そんなのわかるわけねぇだろ常考。
韓国発のキムチ・ウェスタン。賞金稼ぎパク・トウォン(グッド)、馬賊の長パク・チャンイ(バッド)、列車強盗ユン・テグ(ウィアード)が三つ巴となり、さらに別の勢力も加わって、謎の地図に記された「宝」を求めて熾烈な争いを繰り広げる。
さて韓国発のウェスタンということで、舞台はどこになるのかと思えば、なんと満州!世界観的にはなんでもアリな感じで(なんせ闇市ではゾウやらラクダやらアヒルの群やらが闊歩し、ガードマンが青龍刀を持ってたりする)、そのオリエンタルな雰囲気にはかなり惹かれるものがある。
オープニング・シーケンスは相当丁寧に作られており、否が応でも盛り上がらせてくれる作りになってはいるが、序盤を過ぎたあたりから失速…というより展開やアクションが大味になってくる。部分的に光る箇所はあるものの、序盤の丁寧さが嘘のように展開が間延びしてくるのはちょっと見てて辛かったかも。
中盤でチラリと触れられる「指狩り魔」のエピソードはもうちょっと表に出しても面白かった気はする。というか全体的にキャラクター像の掘り下げが甘く、悪い意味で淡々と進み過ぎるきらいはあったかなあ。もっと漫画みたく極端なキャラ付けをしたほうが、もともとが荒唐無稽な映画なんで面白くなりそうな気はした。
グッドは「善人」というには行動の動機がいまいちハッキリしないし(悪を憎む素振りを見せるわりに、一人前に損得勘定で動いたりする)、バッドは冷酷無情のカリスマというには子悪党っぽい部分が目立つ。というかそもそもウィアードの出番が多過ぎて他の2人の印象が薄くなっているのが一番問題だろう。コメディリリーフはただでさえ印象に残りやすいんだから、少ない出番で強い印象を残せるキャラの露出を一番多くしてどうするんだという話だ。本来なら数人で分担するような役割を1人で背負ってしまっているので、鑑賞後はウィアードの濃い顔ばっかりが記憶に残ってしまう。
CGやスタントなし、というのは素直に凄いと感じた。凄いと感じるくらいに立ち回りは凄かったのだ。ただし近年のアクション映画の例に漏れずカメラワークに落ち着きがない。常に画面を揺らしたり、カメラを動かすのは手軽に臨場感が出せていいとは思うのだが、きちんと見せるべき部分は見えるように撮影してほしいと思う(これはエクスペンダブルズでも書いたけど)。
肝心の「宝」の正体に関してはラストにようやく明かされます(というか、あれだけ全員が血眼になって探しているにも関わらず、ほとんどの登場人物は宝の正体を知らなかったっぽい。バッドは知ってて動いてるもんだとばかり思っていたので、ちょっと意外だった)。ネタバレ上等な本ブログでもさすがに書きませんが、「そりゃあ日本軍も総力挙げて手に入れようとするよなあ」といったシロモノ。よく考えたなあと思いました。
で、前述のように本作品には旧日本軍が登場します。以下ネトウヨのための補足になるが、あくまで「映画に登場する悪役」としての役割をまっとうしている感じで、あまりイヤミな印象はない。なによりちゃんと日本人が日本語を喋っているのは好印象だった(外国映画では、未だに中国人がヘンなイントネーションで喋る「日本人」が多い)。基本的にやられ役だけども。敏感な人の目には「反日」っぽく写るかもしれないが、本作に比べれば80年代後半~90年代前半のアメリカ映画に見られるジャパン・バッシングのほうがよほど扱いが酷いし、まして同じ枢軸国であったナチスドイツの扱いなんか未だに酷いしね。ていうかドイツ人はいい加減に怒ってもいいと思うよ俺は。
そんなわけで、世界観は魅力的だし光る部分はあるけれどもイロイロと惜しい映画、というのが総評。今回はケーブルで観たので、スクリーンで観るとまた違うのだろうなあという印象。基本的に、韓国の「オリジナルは作れないけど模倣は上手い」というスタイルは嫌いじゃないし、技術も高いので、昨今あまりハリウッドが手を出さなくなったような様々なジャンルに取り組んで欲しいものだと思う。個人的には「ナチュラルシティ」のような、サイバーパンクものがまた観たいんだけどね。