主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。
生温い目で見て頂けると幸いです、ホームページもあるよ。
http://reverend.sessya.net/
2018/01/02 (Tue)20:41
どうも、グレアムです。あけましておめでとうございます。連休になった途端、昼夜が逆転するというこの不摂生ぶり。
とりあえず今年最初の更新ということで、昨年の総括と今年の目標なんぞを書こうかとも思ってたんですが…めんどくさいので、やめた。
とりあえず今後は有意義なことを何一つせず、ひたすらに余生を享楽無為に過ごすことを目標にしたいと思います、と高らかなクズ宣言をしておきます。向上心とか全部まとめてブン投げていくスタイル。
上の正月イラストに関しては…というか、正月要素がどこにもないけど何時ものことだから問題ない…Elona PlusのPCクレイブと、ペットのモー・ショボー&ドラゴンゾンビのマニ子を描いてます。まあ去年と同じ題材ということで。
アメコミのカバーっぽい雰囲気を意識したんだけど、上手くいってるかどうかはちょっとわからない。
今回はテスト的にサインを入れてます。もともと「サインを入れるほど大層な絵でもないし、こんなセンスの欠片もない絵をパクるやつもいねーべ」っていう信条からサインは入れてなかったんですが、絵のデザインの一部としてあったほうが面白いかなっていうのと、寝惚けてるときにたまたま良さげなサインを思いついたので試しに入れてみた次第。
Elona Plusは昨年五月の頭にメインPCがオシャレオシャカになった影響もあって、あれ以来更新が途絶えてるんですが、セーブデータのバックアップをサブPCに移してプレイ自体は続けてるんですよ。現在は最新版の1.74fixで遊んでます。
ただ、やってることといえば、新加入したマニ子を実戦投入レヴェルにするためイベントを進めずひたすら鍛えまくってるだけなので、記事として書くようなことが何もないという。とはいえ、そろそろ育成も仕上がってきてるので、そのうち更新を再開する予定ではあります。期待して待て!(ジャッカル風に)
というわけで、こんなクソブログ、もとい、ウンコブログですが、今年も何卒よろしくお願いします。
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2017/12/29 (Fri)21:46
Mount and Blade: Warband 「Call to Arms」
Diary of a Noble's Daughter - Part.X -
これはロドック地方の没落貴族カバル家の当主オフィーリアと
その臣下たちが繰り広げる珍道中の経緯を描いたものである
ロドック王国と休戦協定を交わし、平穏を得たカバル教国。しかしあまりに長く続く平和に痺れを切らした女皇オフィーリアは現在大陸でもっとも強大な勢力を持つベージャー王国に宣戦布告すると、軍勢を率い大陸中央部の都市ディリムへと向かったのであった…
レザリット:
「おや?お嬢様、どうやらディリムの都市をスワディアの軍勢が包囲しているようですぞ」
ボルチャ:
「北方からベージャーの軍勢も集まってきやしたぜ。どうも、こいつぁひと悶着ありそうな予感がしやがるなあ」
オフィーリア:
「うむう、しばらく様子を見るとするかのう」
マルニド:
「あっ、ベージャーの連中が蜘蛛の子を散らすように逃げていきますよ!おそらくはディリム包囲の報を聞いて集まったはいいものの、数のうえで不利なので慌てて逃げだしたというところでしょうか」
オフィーリア:
「でもって、スワディアの連中はディリムを放って逃げた連中の追撃に向かったようじゃな。ようし、妾たちもベージャー狩りに参加するぞい」
スワディア騎兵:
「(グアーを見て)なんだ、あの変な生き物は!?」
オフィーリア:
「スワディアの兵たちよ!かつては敵として戦った間柄だが、いまは共通の敵と戦う仲!そなたらと肩を並べて戦場に立てることを誇りに思うぞよ!」
スワディア騎兵:
「えっ?あ、ああ…どうも」
オフィーリア:
「しっかし、やはりスワディア騎兵はカッコええのう」
レザリット:
「お嬢様、諸外国に派遣していたカミーユとニザールとマルニドが戦列に復帰いたしましたぞ!」
カミーユ:
「お嬢様、サラン朝のハキム帝は我がカバル教国との不可侵条約に調印してくださるそうだよ!以前、彼らのシャリズ奪還に協力したのが功を奏したのかもしれないね!」
ニザール:
「Heil your majesty!スワディアのZIZZYは我々と不可侵条約を結ぶ気がないそうだよ!そういえば前に親善の意を伝えに行ったとき、お嬢様の統治権を認める気がないみたいなことを言っていたネ!」
マルニド:
「お嬢様、残念ながらロドック王国のグラヴェス王は我々と不可侵条約を結ぶ気がないようです。やはり、ロドックの領地の半分を奪ったことを根に持っているのでしょうか」
オフィーリア:
「うむ、ご苦労であった。そうか、サラン以外は空振りか…まあ良かろう。後顧の憂いがなくなったわけではないが、気休め程度にはな。スワディアの連中はあのままどっか行っちまったようじゃし、ディリムは我々が頂くとするかのう!」
レザリット:
「了解いたしました。教国兵団武装信徒隊、包囲戦用意!」
レザリット:
「お嬢様、ディリムに続いて北のデルキオス城、ティルバウト城、リブニク城の制圧に成功しました。これで大陸中部の領地は我々のものとなり、ベージャー王国の連中は雪の中に尻を蹴り込まれた形になります」
ボルチャ:
「まずは良い打撃を与えられたってことじゃないですかねエ。ただ城攻めだけじゃあなく、野戦も何度かやったんで、こっちの損耗もそれなりに大きくなってやすが」
オフィーリア:
「そうじゃなあ、ところでベージャーの現状は…んん?おい、何時の間にかリヴァチェグがスワディア領になっておるぞ」
ボルチャ:
「ええっ!?」
レザリット:
「たしか、ここ暫くの間スワディアとベージャーは休戦状態にあったはずです。となると、我々が宣戦布告をする前からリヴァチェグはスワディア領だったと考えられますが…」
オフィーリア:
「っかしーのう。こんな場所、持ち主が変わったらすぐに気づくはずじゃがのう」
マルニド:
「たしか以前もこんなことがありませんでしたっけ?我々が最初に奪ったイブデレス城とか、あとは…」
ボルチャ:
「ハハッ、そうか、そういうこった!わかりやしたぜお嬢、こいつは戦争で取られたわけじゃない、おそらくは俺たちが戦争をやってるあいだ、ベージャーの誰かさん…そう、リヴァチェグの持ち主がスワディアに寝返ったってこったよ。それで、そいつの持ってる領地もろともオセロの駒みたいにパッタリ引っくり返っちまったってことでさア」
オフィーリア:
「ああ、なーる。しかし、ならば、ベージャーは必要以上に戦力が下がったというわけじゃな。これ以上やりすぎると、ほれ、勢力の拡大を懸念して…じゃったか。必要以上に周辺諸国の危機感を煽りかねんからのう、このあたりで手打ちといこうかの」
マルニド:
「それが妥当でしょうね。それに我々もかなり消耗していますし、このあたりで一度兵の補充をする必要があります」
オフィーリア:
「というわけで、ニザール?ちょいとひとっ走り頼むぞよ」
ニザール:
「オゥケエイ?」
こうしてベージャー王国に休戦を打診することとなったカバル教国軍。
しかしこのあと、彼女たちに恐ろしい運命が待ち受けているのであった…!!
どうも、グレアムです。
いよいよ年の瀬が差し迫ったということで、本当はゲームの記事を一旦うっちゃって今年一年の出来事を振り返ろうかなぞと考えていたのですが、えーと、めんどくさいのでやめた。わりと色々あった一年なんだけど、なんというかこう、思い出すだけで胸糞悪くなるようなファッキンスカムなことも多かったんで…せっかくのプライベートをそんなハナシに費やすのも…ねぇ?
というわけで、近況報告めいたことは年明け一発目にやろうかなと思っています。
おそらくは今回の記事が2017年最後の更新になると思います、それではサラバ!また来年!良いお年を!
2017/12/26 (Tue)20:53
Mount and Blade: Warband 「Call to Arms」
Diary of a Noble's Daughter - Part.IX -
これはロドック地方の没落貴族カバル家の当主オフィーリアと
その臣下たちが繰り広げる珍道中の経緯を描いたものである
ボルチャ:
「フアー…ロドックとの戦争が終わってからというもの、すっかりヒマになっちまったなあ。平和なのはいいんだが、これから天下取りをしようってときに気の緩み癖がついちまうのは、あんまり良いコトじゃねえぜ。お嬢は城にこもってわけのわからんことしてるし、ハア…おうマルニド、どうしたんでえ」
マルニド:
「カーギット=ハンとノルドから不可侵条約の申し入れがあったので、お嬢様に報せに行くんですよ」
ボルチャ:
「宣戦布告じゃなくてかい?いよいよもって平和に磨きがかかるってもんで…ん?」
マルニド:
「うわあ…」
ボルチャ:
「お、お嬢!?いったいこの旗はなんなんですかい!?」
オフィーリア:
「おうボルチャにマルニド、良いところに来たな!せっかくヒマになったんでのう、我がカバル教国のシンボルたる旗印を新調したのじゃ。どうであろう、この通俗的なでざいん」
ボルチャ:
「趣味悪っ!」
レザリット:
「滅多なことを言うなボルチャ。もっとこう、品がないとか、下劣とか、ださいとか、柔らかい言い回しがあるだろうが」
オフィーリア:
「ついでにおぬしらの盾も新調したからの、さっそく装備するがよかろう」
ロルフ:
「お嬢様、大変申し上げにくいのですが…これを持って戦場に立つのはあまりに恥ずかしく…ロルフ家末代までの恥と言うにやぶさかではない暴挙だと進言する所存!」
ボルチャ:
「こいつぁ、どう見ても亜騎馬系の行列ですぜお嬢!」
レザリット:
「こんな盾を持った連中に殺される敵は、きっと死んでも死にきれんでしょうな…」
カミーユ:
「そっかなあ。ボクはけっこう気に入ってるんだけど、これ」
ニザール:
「モエー!Kawaii!」
オフィーリア:
「評判が良いようでなにより」
ボルチャ:
「…まあ、旗はともかくとして。お嬢、この退屈な日々はどーにかならんのですかい?俺ぁ決して戦争フリークってわけじゃあないが、あんまりやることがないと、身体がナマッていけねえ」
オフィーリア:
「うーぬ。そのうちどっかが宣戦布告してくるもんだとばかり考えておったのだが、連中、案外我が国を認めてくれておるようでのう。宣戦布告どころか不可侵条約を求めてくるとは意外であったわい」
ボルチャ:
「あんまり手回しが良すぎたんじゃあねえですかい?なにも戦争を吹っ掛けてきそうな国に贈り物をして機嫌を取る必要までなかったんじゃあ」
オフィーリア:
「いっぺんに複数の国から攻められてはたまらんと思い、そのための対策だったんじゃが、まさかこうまで平和になってしまうとは、この妾の目をもってしても見破れなんだ」
ボルチャ:
「贈り物だけじゃねえ、ロドックと休戦してから昔みてぇに牢に繋がれてる諸侯を助けて回ったでしょう?あのおかげでお嬢の人気は高まるばかり、この大陸でいまお嬢を嫌ってる人間なんざ、あのゲルルクス伯爵くらいのもんだ」
オフィーリア:
「ゲルルクス?ああ、あの元ロドックのタコ助か。あやつ、今どうしておる?」
マルニド:
「なんでも、いまはカーギット=ハンに身を寄せているみたいですよ」
オフィーリア:
「スワディアの次はカーギットか。変わり身の早い男だのう」
マルニド:
「まあ…こう戦乱が続くと、鞍替えをするのはゲルルクス伯爵に限った話ではありませんがね。今となっては、諸侯の人相風体を見ただけでは、その者がどの軍に所属しているのかまったく判別がつかない有様で」
オフィーリア:
「そういえば、我が軍に所属していると思しき諸侯が在野におったのう。妾は部下を持った覚えはないんじゃが」
マルニド:
「あれはたぶん、他の国を見限って我が軍門へ下ることを希望している諸侯じゃないですか?おそらく、城に収容しきれないので各地を放浪しているのでしょう…暫定的に我が国の所属と見做されているようですが、無論、正式に仲間となったわけではありません」
オフィーリア:
「所謂おっかけというヤツじゃな?シンパとでも言おうか。話しかけたら仲間にするか、他の国へ仕えるかの二択を迫らなければならんので、とりあえず放っておいているが。ひょっとしてあやつら、ずっとこのままぶらぶらしているわけではなかろうのう?」
マルニド:
「たとえそうだとしても、我々にとって害にならないのなら、それで良いんじゃないですか」
オフィーリア:
「うん」
ロルフ:
「お嬢様、こうなればいっそ、こちらから戦争を仕掛けるというのは如何でしょう」
オフィーリア:
「…なんかこう、大義名分がないと評判悪くないかえ?とはいうものの、このままずっとブラブラしているわけにもいかんしのう。レザリット?各国の状況はどうなっておる」
レザリット:
「はっ、あれからサラン朝がロドック王国と休戦協定を交わし、かわりにサラン朝とカーギット=ハン国が交戦状態に入りました。またスワディア王国とロドック王国が休戦協定を交わし、現在ロドックはフリーの状態にあります。目下はスワディア対ベージャー、カーギット対スワディア、サラン対カーギットという構図となっております」
オフィーリア:
「つまりスワディアとカーギットが二正面作戦を展開し、ベージャーとサランがそれに抗しておるというわけじゃな。ノルドは…相変わらずの平和続きか。それにしても、かつてスワディアは三方向から攻められていたにも関わらず、ほぼ防衛に成功しとるようだのう?」
レザリット:
「一時はプラヴェンとスノを同時に包囲されたこともあったようですが、どうにか危機を乗り越えたようですな。とはいえ兵力がかなり減じたようで、このまま戦争が続けば領土を奪われるのは時間の問題かと」
オフィーリア:
「あまり勢力差に偏りが生じるのは妾としてもウマくないのじゃよなあ。となると、ここは今一番勢力を伸ばしているベージャーを相手にするのが道理となるか。というわけで、アライヤン?ベージャーに宣戦布告の用意を」
アライェン:
「いいんですかー?本当にいいんですかー?何の理由もなく戦争なんか仕掛けたら、ただの好戦的な蛮族だと周辺諸国の貴族に思われますが、本当に宣戦布告しますかー?本当にしちゃいますかー?」
オフィーリア:
「…わかっておる。わかっておるよ。だからいままで大人しくしておったのではないか…しかしこのさい、ただ黙って平和を享受しておるわけにもいかんのだ。ノルドじゃあるまいし」
アライェン:
「わかりました、それではベージャー王国に対し宣戦布告をします。頑張ってくださいね。私は戦場に立たないので関係ありませんが」
オフィーリア:
「うん。期待してないから大丈夫じゃぜい」
カバル教国はベージャー王国に対し宣戦布告をした!
どうも、グレアムです。このところ忙しい日々が続き、この最後のコメント部分を書くのをサボってたりしてたわけですが。というか、あのへんは特にコメントを付け足すような要素もなかったしなあ…なぞと言い訳をしつつ。
今回から自作した紋章を使用しています。といってもゲーム中に紋章を変更する方法はないので、以前選択していた紋章を自作のものに置き替えるという、かなり荒っぽい方法での実装ですが。ひょっとしたら同じ紋章を使っている諸侯の旗が(居れば)いきなりコレに変わっていたりするやもしれぬ。仕方ないね。
ちなみにKawaiiは世界共通語ですのよ。YouTubeの米欄なんかでもしばしば見かけることがあるので覚えておくといいよ。
2017/12/23 (Sat)22:39
Mount and Blade: Warband 「Call to Arms」
Diary of a Noble's Daughter - Part.VIII -
これはロドック地方の没落貴族カバル家の当主オフィーリアと
その臣下たちが繰り広げる珍道中の経緯を描いたものである
ボルチャ:
「アレッお嬢、なんだか朝からマルニドとニザールの野郎がどっか行っちまいやしたが…?」
オフィーリア:
「ああ、スワディアとノルドに贈り物を届けに行ったのじゃ。スワディアとは先頃休戦条約を結んだばかりじゃが、決して仲良くなったわけではないからのう。相手が変な気を起こさないよう、御機嫌を取っておこうというわけじゃ」
ボルチャ:
「スワディアはわかりやすが、なんでノルドまで?」
オフィーリア:
「うーん…どうも、ロドックとノルドはそれなりに仲が良いらしくてな。妾がロドックの諸侯を捕虜に取ると、どういうわけかノルドの連中が怒りよるんじゃ。見てみい、戦争を起こすまでそこそこ仲の良かったノルド連中がいまでは我らにまったく関心を抱いておらん。このまま対ロドック戦を続けていると、一方的に目の敵にされて宣戦布告される可能性もあるからのう。そのあたりを危惧しての先手というわけじゃ」
レザリット:
「彼らはおよそ三日後に帰還予定です。さあ、観光と兵の調達のためにサランまで向かいましょう」
レザリット:
「おやお嬢様、どうやらシャリズがサラン軍に包囲されているようですぞ」
オフィーリア:
「シャリズか。たしか早々にロドックに奪われたサランの土地であったな?ようし、我らもいっちょう参加するか!」
ボルチャ:
「…… …… ……えっ?」
マンドハリル公:
「そなたは確か、カバル教国なる新興国の頭領であったな?僅かな手勢を率いスワディアとロドック相手に果敢に戦っているとか。しかし、なにゆえ我等に手を貸したのか?今回の戦いでそなたらに利益があるとは思えぬのだが」
オフィーリア:
「元はといえばシャリズはサランの領地。本来の所有者のもとへ返還されるのが当然であろうと、そう思ったまでのことです。利益など必要ありませぬ、マンドリル公」
マンドハリル公:
「なんと、そなたは義のため見返りを求めることなく剣を取ったというのか?天晴れじゃ、見事なりオフィーリア殿。マンドハリルだ!」
オフィーリア:
「お褒め頂き恐悦至極にございます、マントヒヒ公」
マンドハリル公:
「うむ。現在は共通の敵と戦っている間柄、今後も互いに協力し合えることがあるかもしれぬのう。マンドハリルだ!」
ボルチャ:
「お嬢…もとはロドックの領地だった城や街を武力で奪っておいて言える台詞じゃあねえですぜ!」
レザリット:
「言うなボルチャ、所詮は社交辞令で適当に調子を合わせているだけだ。いまは少しでもロドックの戦力を削いでおきたいところ、そのうえでサランに好印象を残せるとあらば、そう無益な戦いではなかったということだ」
マルニド:
「ところでロドックからこのような通達が届いているんですが」
レザリット:
「お嬢様、ロドックから休戦の申し込みですぞ!」
オフィーリア:
「なんじゃ、案外ネをあげるのが早かったのう。まあスワディア、サランに挟み撃ちにされたわけじゃから、さらに我らを敵に回し続けることが重荷になったのであろうな。こちらとしても、いますぐロドックを滅亡させたいわけでなし、しばらくは勝ち取った領地の世話を見てやらねばならん。手打ちにするには丁度良いタイミングではある」
マルニド:
「ところでお嬢様、こちらからロドックに休戦のための条件を提示することもできますが?」
オフィーリア:
「ああよいよい、ケチくさいことはナシじゃ。まだほんの手始めの段階じゃしな、そうすぐに恨みを買いかねん真似をして他国の不信を招いてもかなわん。無条件で休戦協定を締結、すべての捕虜は即座に開放してやるがよかろう」
オフィーリア:
「我らが戦争から足抜けしたとて、スワディアもロドックも戦争が続いている状態に変わりはない。連中が争っているさまを遠くからノンビリ眺めるのも悪くはなかろうて」
レザリット:
「戦況を再確認しましょう。現在スワディアはベージャーとカーギット=ハン、そしてロドックと戦争中です。ベージャーとカーギット=ハンはスワディアの勢力拡大を阻止するために宣戦を決意したようですな。一方、スワディアはロドックに奪われた土地を取り返すために宣戦したようですが、これは…」
ボルチャ:
「アレッお嬢、スワディアがロドックに奪われた土地ってのは、要するに俺たちが制圧したイブデレス城のことじゃあ」
オフィーリア:
「しらんなあ」
レザリット:
「ゴホン、報告を続けます。ロドックはスワディアとサランを相手に戦争中であり、サランはかつてロドックに奪われた土地を取り戻すために宣戦しています。すでに我々との共同作戦でシャリズは取り返したようですが、他にもまだロドックに奪われた土地は存在しています。戦線はサラン有利、スワディアとの戦争もはじまったばかりということで、現在ロドックは厳しい状況に置かれているようです」
オフィーリア:
「フン、我らに喧嘩を売った報いじゃ。すこし反省してもらおうか」
レザリット:
「いまのところ注目に値するのは以上ですな。サランはロドック、ベージャーとカーギット=ハンはスワディアを相手にのみ戦争しており、いまのところ他に戦線を拡大する様子は見られません。言うまでもありませんが、ノルドは今日も平和です」
オフィーリア:
「あやつら、本当に戦争したがらんなー」
オフィーリア:
「さてロドックの半分を我が支配下に収めたわけじゃが、せっかく平和になったことだし、また風来坊であったときのように諸国を巡ってくるとするかのう」
レザリット:
「それに守備兵力と、次なる戦争のための兵隊を確保しなければなりませんからな。酒場で徴集できる無国籍の戦力は補充に時間がかかりますから」
2017/12/20 (Wed)19:12
Mount and Blade: Warband 「Call to Arms」
Diary of a Noble's Daughter - Part.VII -
これはロドック地方の没落貴族カバル家の当主オフィーリアと
その臣下たちが繰り広げる珍道中の経緯を描いたものである
かつてロドック領だったイブデレス城は裏切り者ゲルルクス伯爵の謀反によってスワディア領となり、スワディア本土から離れた飛び地であるこの場所に目をつけたカバル家当主オフィーリアはゲルルクス伯爵を撃破しスワディアと交戦状態に突入。イブレデス城を奪取し、新生カバル教国を打ち立てた。
しかしここでロドック王国からの宣戦布告を受け、カバル教国は早々に苦しい戦いを強いられることになる。
ロドックの諸侯を撃破しつつ首都ジェルカラを奪取したそのとき、ベージャー王国から不可侵条約の打診を受けたオフィーリアはこれを承諾。また時を同じくしてサラン朝がロドックに宣戦布告し、僅かながら希望の光が見えはじめていた…
ニザール:
「Hey, your majesty!お嬢様、どうやらスワディアは我々との休戦を受け入れてくれるようだNe!」
オフィーリア:
「おおニザール、大義であったぞ。フムン、40日間の休戦か。良いじゃろう、承諾するぞい」
マルニド:
「お嬢様、何時の間にニザールをスワディアへ…意外と慎重というか、けっこう手回しが良いですよね」
オフィーリア:
「なんじゃマルニド、いままで妾をバカだと思っていたのか?さすがにロドックとスワディアを同時に相手にするのはきついでのう、なにより今はスワディアと喧嘩する理由がないし、二カ国分の工房を差し押さえられたとあっては財政にも悪影響が出るからな」
レザリット:
「これでロドックの背後に怯える必要もなくなったわけですし、遠慮なく戦の駒を進めることができますな!次なる戦場はヴェルカですぞ!」
破竹の勢いでジェルカラの北に位置する街ヴェルカを陥落させるカバル教国軍。
ボルチャ:
「さてお嬢、略奪の件ですが…」
オフィーリア:
「ウウム、皆で富を分かち合いたいのは山々じゃがな。ここで略奪してしまうと、町の繁栄度がワンランク下がってしまうのだよ。略奪したところでたいして儲かるわけではないしのう、だいいち、これから自分の領地となるとわかっているのに、略奪してどーするというハナシじゃ」
マルニド:
「所謂、罠選択肢というやつですな。ここは素知らぬ振りして『次へ』を選択するのが賢い領主の判断というものでしょう」
レザリット:
「それよりお嬢様、たったいま大変な報せが入ってきましたぞ」
オフィーリア:
「ホウ、スワディアがロドックに宣戦布告し、同時にベージャーとカーギットがスワディアに宣戦布告、とな?なんとも、妾にとって都合の良い展開になってきたではないか!」
レザリット:
「これでロドック、スワディアともに三正面作戦を強いられる形となったわけですな」
オフィーリア:
「さてロドックが敵に囲まれた状態になったということは、妾が無理に戦を仕掛ける必要も薄くなったというわけじゃなこれ?案外、このまま放っておいたらスワディアとサランが滅ぼしてくれるのではないかのう」
レザリット:
「左様ですな。このところ多少無茶な侵攻スケジュールだったので、ここいらで小休止するのも悪くないかもしれません」
オフィーリア:
「まったくもってその通りじゃな。焦らない、焦らない。一休み、一休み…」
オフィーリア:
「というわけで、一休みがてら観光も兼ねてペーチ城を侵略してみたぞ」
マルニド:
「ひ、一休みとは…?」
オフィーリア:
「さァて、このあたりの諸侯も片っ端から牢獄にぶち込んだことだし、攻め入られる心配が少なくなったんで、ちょいとサラン方面へ足を伸ばしてみようかのう」