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主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。 生温い目で見て頂けると幸いです、ホームページもあるよ。 http://reverend.sessya.net/
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2017/12/23 (Sat)22:39







Mount and Blade: Warband 「Call to Arms」
Diary of a Noble's Daughter - Part.VIII -
これはロドック地方の没落貴族カバル家の当主オフィーリアと
その臣下たちが繰り広げる珍道中の経緯を描いたものである











現在の勢力状況



ボルチャ:
「アレッお嬢、なんだか朝からマルニドとニザールの野郎がどっか行っちまいやしたが…?」

オフィーリア:
「ああ、スワディアとノルドに贈り物を届けに行ったのじゃ。スワディアとは先頃休戦条約を結んだばかりじゃが、決して仲良くなったわけではないからのう。相手が変な気を起こさないよう、御機嫌を取っておこうというわけじゃ」

ボルチャ:
「スワディアはわかりやすが、なんでノルドまで?」

オフィーリア:
「うーん…どうも、ロドックとノルドはそれなりに仲が良いらしくてな。妾がロドックの諸侯を捕虜に取ると、どういうわけかノルドの連中が怒りよるんじゃ。見てみい、戦争を起こすまでそこそこ仲の良かったノルド連中がいまでは我らにまったく関心を抱いておらん。このまま対ロドック戦を続けていると、一方的に目の敵にされて宣戦布告される可能性もあるからのう。そのあたりを危惧しての先手というわけじゃ」

レザリット:
「彼らはおよそ三日後に帰還予定です。さあ、観光と兵の調達のためにサランまで向かいましょう」




サラン朝の逆襲



レザリット:
「おやお嬢様、どうやらシャリズがサラン軍に包囲されているようですぞ」

オフィーリア:
「シャリズか。たしか早々にロドックに奪われたサランの土地であったな?ようし、我らもいっちょう参加するか!」

ボルチャ:
「…… …… ……えっ?」




戦争と聞いて我慢できずに駆けつけた




これにはサランの諸侯もにっこり



マンドハリル公:
「そなたは確か、カバル教国なる新興国の頭領であったな?僅かな手勢を率いスワディアとロドック相手に果敢に戦っているとか。しかし、なにゆえ我等に手を貸したのか?今回の戦いでそなたらに利益があるとは思えぬのだが」

オフィーリア:
「元はといえばシャリズはサランの領地。本来の所有者のもとへ返還されるのが当然であろうと、そう思ったまでのことです。利益など必要ありませぬ、マンドリル公」

マンドハリル公:
「なんと、そなたは義のため見返りを求めることなく剣を取ったというのか?天晴れじゃ、見事なりオフィーリア殿。マンドハリルだ!」

オフィーリア:
「お褒め頂き恐悦至極にございます、マントヒヒ公」

マンドハリル公:
「うむ。現在は共通の敵と戦っている間柄、今後も互いに協力し合えることがあるかもしれぬのう。マンドハリルだ!」

ボルチャ:
「お嬢…もとはロドックの領地だった城や街を武力で奪っておいて言える台詞じゃあねえですぜ!」

レザリット:
「言うなボルチャ、所詮は社交辞令で適当に調子を合わせているだけだ。いまは少しでもロドックの戦力を削いでおきたいところ、そのうえでサランに好印象を残せるとあらば、そう無益な戦いではなかったということだ」

マルニド:
「ところでロドックからこのような通達が届いているんですが」




「ちょっと休もうぜ」



レザリット:
「お嬢様、ロドックから休戦の申し込みですぞ!」

オフィーリア:
「なんじゃ、案外ネをあげるのが早かったのう。まあスワディア、サランに挟み撃ちにされたわけじゃから、さらに我らを敵に回し続けることが重荷になったのであろうな。こちらとしても、いますぐロドックを滅亡させたいわけでなし、しばらくは勝ち取った領地の世話を見てやらねばならん。手打ちにするには丁度良いタイミングではある」

マルニド:
「ところでお嬢様、こちらからロドックに休戦のための条件を提示することもできますが?」

オフィーリア:
「ああよいよい、ケチくさいことはナシじゃ。まだほんの手始めの段階じゃしな、そうすぐに恨みを買いかねん真似をして他国の不信を招いてもかなわん。無条件で休戦協定を締結、すべての捕虜は即座に開放してやるがよかろう」




休戦協定締結



オフィーリア:
「我らが戦争から足抜けしたとて、スワディアもロドックも戦争が続いている状態に変わりはない。連中が争っているさまを遠くからノンビリ眺めるのも悪くはなかろうて」

レザリット:
「戦況を再確認しましょう。現在スワディアはベージャーとカーギット=ハン、そしてロドックと戦争中です。ベージャーとカーギット=ハンはスワディアの勢力拡大を阻止するために宣戦を決意したようですな。一方、スワディアはロドックに奪われた土地を取り返すために宣戦したようですが、これは…」

ボルチャ:
「アレッお嬢、スワディアがロドックに奪われた土地ってのは、要するに俺たちが制圧したイブデレス城のことじゃあ」

オフィーリア:
「しらんなあ」

レザリット:
「ゴホン、報告を続けます。ロドックはスワディアとサランを相手に戦争中であり、サランはかつてロドックに奪われた土地を取り戻すために宣戦しています。すでに我々との共同作戦でシャリズは取り返したようですが、他にもまだロドックに奪われた土地は存在しています。戦線はサラン有利、スワディアとの戦争もはじまったばかりということで、現在ロドックは厳しい状況に置かれているようです」

オフィーリア:
「フン、我らに喧嘩を売った報いじゃ。すこし反省してもらおうか」

レザリット:
「いまのところ注目に値するのは以上ですな。サランはロドック、ベージャーとカーギット=ハンはスワディアを相手にのみ戦争しており、いまのところ他に戦線を拡大する様子は見られません。言うまでもありませんが、ノルドは今日も平和です」

オフィーリア:
「あやつら、本当に戦争したがらんなー」




現在のカバル教国領



オフィーリア:
「さてロドックの半分を我が支配下に収めたわけじゃが、せっかく平和になったことだし、また風来坊であったときのように諸国を巡ってくるとするかのう」

レザリット:
「それに守備兵力と、次なる戦争のための兵隊を確保しなければなりませんからな。酒場で徴集できる無国籍の戦力は補充に時間がかかりますから」


















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