忍者ブログ
主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。 生温い目で見て頂けると幸いです、ホームページもあるよ。 http://reverend.sessya.net/
2024/10/06 (Sun)09:24
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2015/10/07 (Wed)08:27

カール・フェアバーン、どこまでも渋い男よ…







 どうも、グレアムです。前回のSniper Elite V2に引き続き、続編のSniper Elite 3についてレビューをしたいと思います。本作のPC版に日本語データはないため、有志による日本語字幕Modを使用してのプレイです。有り難いことです。
 今回のストーリーは時系列が前作以前の話となり、1942年の北アフリカ戦線を舞台にドイツ軍の将校ヴァーレンが進める秘匿計画「疫病(Seushe)」の謎を追うというもの。前作よりも1ステージのマップが広くなり、システムも細部に調整が入った。

 先に総評を書くと、個人的には前作V2のほうが好きでした。というか一般的には3のほうが評価が高く、期待値を上げてプレイしたせいもあるんですが、3で変更された部分というのが個人的にかなり面白くない方向性に舵取りされてしまったため、プレイ中にかなり残念な気分を味わうことになりました。

 まずマップはそこそこ広いのですが、基本的に移動ルートは限定されており、おまけに敵がマップの隅々まで配置されているため裏取りができず、ゲームプレイの質がほとんど前作と大差ありません。相変わらず一発撃てば近隣の敵全員が血相変えて猛追してきますし、こちらが狙撃銃を使わなければ当たらない距離でもサブマシンガンや拳銃でポコスカ当ててくるマークスマンぶりも健在です。
 敵の追撃を避けるため移動を繰り返しながら狙撃する、というのが本作より新たに追加されたフィーチャーですが、これはあくまでSplinter Cell的な潜入型のステルス・アクションのギミックをそのままぶち込んだもので、所謂スナイパーが敵に居場所を察知される前に移動し敵を撹乱するのとは根本的に行動思想が違っているんですよね。
 全体的にステルス行動を推奨するデザインではあるんですが、本来ならば敵からの察知と追撃を避けるための狙撃という行動と、敵の背後を忍ぶ隠密接敵というステルス・アクションを組み合わせた結果、どういうわけか近距離でスコープつきライフルをぶっ放し、敵に見つかったら移動を繰り返すという珍妙なデザインになってしまったのです。
 交戦距離が短いだけなら前作と大差ないのですが、この「ステルス・アクション」と「広大なマップ」を組み合わせたうえで浮かび上がる最大の欠点が、「ひとたび銃撃戦を展開すると敵に囲まれやすくなった」ということ。そのため前方からしか敵が攻めてこなかった前作より(時として異様なまでの察知能力を発揮する敵AIによって)理不尽な死が多くなっています。それを回避するためには隠密状態を維持し続けなければならず、慎重なステルスプレイを余儀なくされるのです。
 上記のように、とにかく攻略が面倒で無闇に時間がかかる、疲れるゲームとして完成してしまったのが本作なんですよね。

 あいかわらず銃撃戦(互いに敵を視認して撃ち合いに発展する状況)を回避できず、入り組んだ場所で接近戦を余儀なくされるマップデザインは、どちらかというと狙撃よりもステルス・アクション向けに調整されており、ステルス偏重な設計思想がじつに本末転倒になってしまっている。100m以下の距離での交戦も珍しくなく、素直にアイアンサイトを使えと言いたくなる。
 まあ…何が言いたいのか、要点はなにかっていうと、本作の一番の問題点は、マップの広さの「質」ということ。本作のマップは、エリアをロードで区切っても問題ないような「小さなステージの集合体」に過ぎず、敵の裏をかく戦術的な立ち回りや、いわんや超長距離狙撃を実現するような、そういう新しい可能性を開拓するものでは断じてなかったということだ。だから、プレイしていてただ長く感じる、だるいゲームになってしまっている。
 そもそも狙撃とステルスの括り方を間違えてしまったことが、本作最大の不幸のような気もするが…Rebellionは今一度、ステルスよりも狙撃という概念そのものについて考え直す必要があるだろう。
(敵に囲まれる、というのと、こちらが裏取りできない、という記述に疑問を覚えたかもしれない。しかしこれは矛盾でもなんでもなく、「ステルスを意識するあまり道中の敵を倒し損ねていると、先に進んだ場所で敵に見つかった場合背後から刺される」というだけの話でしかなく、またプレイヤーが定点に到着することでポップする敵も多いため、しばしばクリアリングが無駄な作業に終わる。なまじマップが広いだけに、本作のステージ攻略ではこれらの懸念がステージクリアの直前の瞬間まで付きまとう)

 収集要素もパワーアップしているが相変わらず面白味のある代物ではなく、テキストもどこかで見たような薄い内容のものばかり。さらに特定の敵からしか入手できないにも関わらず、死体が一定数以上になると古いものから消失する仕様のため、数人倒した先から慎重に死体を探らなければならない武器パーツ回収などは悪意すら感じるほどだ。
 登場銃器はM1ガーランドにSMLEと前作より俺好みのが二種類も追加されているが、性能面で言えばやはりGew43一択であり、そもそもカスタマイズの概念があるにも関わらずなぜセミオートライフルのスコープ倍率が一番高いのか等、不満は残る。
 他に細かい不満(けっこう致命的なのもあるが…)を列挙すると、ゲームプレイに支障をきたすレベルで強調されるBloomとDepth of Field、冗長な紙芝居とカットシーン、やたらにスロー演出が長く間延びするようになったキルカメラ、なぜか今作から復活しインベントリ管理を無駄に煩雑にしてくれるHealthゲージと回復アイテムの存在など、なぜそこを前作から変えてしまったのかと頭を抱える要素が多い。

 ストーリーも前作に比べるとあまり出来が宜しくない。
 単純なヒーローモノになってしまったのはまあ目を瞑るとして、安い友情&復讐劇的な要素を入れる必要があったのかどうかは疑問が残る。開発者にとってはわるいなちすをブッ殺す以上に自分の殺人を正当化する理由が必要だったのか?
 俺は…カール・フェアバーンという男は、敵地のド真ん中に墓標を立てるような、形見の銃弾で敵を始末するような、そういう「プレイヤーに見せつけるような」手段で戦友の死に報いるようなヤツであって欲しくはなかった。任務にそういった私情を持ち込む男であって欲しくはなかった。
 ただ、戦争で兵士が死ぬのは当然のことなのだと。友軍が死んだくらいで心は動かんと、任務中は非情な態度で臨みつつ。任務を達成したあとで、ウィスキーのグラスを掲げながら「すべてが終わった。友よ…」と、誰にも聞こえない場所で一人呟くような、そんな男であって欲しかった。
 もっとも、「俺はお前とは違う」という言葉の真意がただの正義感(俺はお前よりもマシな殺人をしている、等)からではなかったことが若干の救いではあったが。エレベータ前のありがちな問答で軽く絶望しかけたので。

 プロットに関して言えば、ネタバレすると秘匿計画「疫病」とはかの有名な地上巡洋艦ラーテことP-1000の製造計画だったのであるが、これを知った途端、俺「これ放っといていいんじゃねぇかな…」と思っちまったんですが。
 だって、あれですよ。この、夢見がちな小学生か真正のキチガイしか思いつかないような、「超巨大でつよいせんしゃ!」について熱っぽく語るヴァーレン将軍のフィルムを見たときにですね。その、なんというか、うん…どうしようもなくいたたまれない気分になってですね、その。
 開発者(というか脚本家)的には、ラーテが一輌でも製造に成功すれば連合軍側に多大な被害が出た、という筋書きなんでしょうけども。こいつが一瞬でも実用に供される光景を想像しろっていうのは、いくらなんでも無理があるんじゃねぇかな…というか、あの製造工場からどうやって完成品を移動させるつもりだったんだ。



 まぁ、うん、その…全体的に、本作はいまいちだった。個人的にノリノリになれる舞台だった前作の大戦末期のベルリンと違い、あまり熱の入らない北アフリカ戦線という差もあったでしょうが、1ステージあたりのプレイ時間が丁度良くサクッとプレイできるV2に比べると、俺は本作を「前作より確実に進化した」などとは、ちょっと言えないんだよな。
 ただ最後の空港やラーテ工場(ただし前半部に限る)は割と楽しくプレイできたのは確かなんですが。それ以前の、詰みセーブを作りやすいオアシスや敵に囲まれてボコボコにされやすい寺院などのウンコマップで疲弊した心を癒すには不充分だった。
 というかカセリーヌ峠に関しては、そもそも観測手が狙撃手と別行動を取ること自体がとんでもないんだが、観測手が高所を陣取って狙撃手を地べたに這い回らせるってどういうことだよ。というかおまえらは通信器もなしにどうやって意志の疎通を計ってるんだよ!エスパーかよ!英国国教騎士団の吸血鬼か貴様ら!
 ちなみに「ブラウアーと合流せよ」のタスクが表示されたとき、展開的に今後彼を生かしておく必要がないこと、ここで円満に終わるなら即座にカットシーンに移行すればいいので「オイオイオイ死ぬわアイツ」と本能的に察知したら案の定死んで噴いた。



本文で述べなかった良点、スコープを撃つと破損するようになった
カルロス・ハスコックごっこが捗る









PR
2015/10/05 (Mon)05:33

必殺の一弾はいま、キミの手に委ねられた







 どうも、グレアムです。先日SteamでセールだったSniper Eliteのトリロジーパックを購入しまして、今回Sniper Elite V2をクリアしましたのでレビューなどを書きたいと思います。はじめは一作目からクリアする予定だったんですが、さすがに今やるとけっこうキツく最初のステージでギブアップしてしまいました。デモ版は以前に何度かプレイしてたんですが、あれ後半かと思ってたのに最初のステージだったとは…

 プレイ前に有志の日本語字幕MODをダウンロードしたものの、どうも現在はデフォルトで日本語字幕が用意されているようなので不要?になってしまった。ストアページには日本語はサポートされていないと記載されているのだが、プロパティの言語タブに日本語(Japanese)の項目がしっかりあるので、じつは無意識のうちにMODを導入していた…というオチではないと思う。ただゲーム開始前のメニュー(メインメニューではない)で文字が表示されない不具合があり、そこだけちょっと不便かもしれない。

 本作は狙撃ゲーということで、距離や風による弾道の変化や音に紛れて狙撃するといったフィーチャーはあるものの、根幹はアーケードライクなシューターであり、旧OFPやARMAのような立ち回りの自由度を期待すると肩透かしを食らうことになる。
 基本的には一本道で、ルート選択の自由度は多少ながら存在するものの、たんに道が枝分かれしているだけで「どのルートを使えば有利になる」というようなデザインにはなっていない。先述の「環境音で銃声をカモフラージュする」という要素もいつでも利用できるわけではなく、すべての敵を射程距離が短く携行弾数も少ない消音ピストルで倒すのでなければ、銃声を立てた時点ですべての敵がこちらを認識し猛追してくるという状況を変えることはできない。
 狙撃がメインながら100m前後での撃ち合いが多く、ロングレンジでの精密狙撃をするシーンが皆無&なぜかクローズドレンジでの接敵や屋内を進むシーンが多いあたりは、さしずめ「TPS版のSilent Scope」といったところだろうか。
 個人的には広域を見渡せる高所からの狙撃シーケンスがほとんどなかったことが不満だが、それを除けば、最初から「そういうゲームだ」と割り切ってプレイしたため、上記の難点もあまり不満に思うことはなかった。所謂バリューゲー的な楽しみ方ではある。

 俺がこのゲームを褒めるとすれば、それはやや悪趣味ととれなくもない人体破壊描写(もちろん大好きだが、本作におけるそのテの描写に関してはすでに方々で語り尽くされており、あえていまさら書こうという気は起きない)についてではなく、意外にもストーリーに関してだ。
 V2ミサイルに関わる陰謀の阻止、というので、プレイ前は「どうせわるいなちすを成敗する正義のアメリカン・ヒーローものだろ?そういうのはもう飽きたよ。まあ、いいけどさ…」と思っていたのだが、そのありきたりな予測はゲーム開始時に早々と裏切られることになる。
 Sniper Elite V2とは…大戦末期、ベルリン陥落を目前にアメリカは積極的にドイツの技術や技術者の保護を進めていたのだが、中にはソ連への亡命を考える技術者もおり、主人公であるOSS機関員カール・フェアバーンはソ連への技術拡散を阻止するため技術者の暗殺を目論む、というプロット。
 なんというか、とんでもない話である。当時まだ同盟国であったにも関わらず、すでにアメリカはソ連を最大の仮想敵国と見做しており、かの国が少しでも有利になることを阻止するため積極的に妨害する、というのである。またソ連も新型の化学弾頭を搭載したV2ミサイルをドイツ最後の抵抗に見せかけてベルリンに撃ち込もうとするなど、とんでもなさは引けを取らない。
 基本的に本作で敵対するのはドイツ兵なのだが、アメリカは、というか主人公にとってはすでに死に体であるドイツのことなんか眼中になく、実質的な敵はソ連なのである。第二次世界大戦を舞台にしたゲームで、アメリカとソ連が戦うのである。これが斬新でなくしてなんであろうか。
 そういった展開が、本作ではじつに淡々と進行する。主人公はあくまで国益のために行動しており、そこに善悪の概念だとか、逡巡や良心の呵責は存在しない。ストイックなのである。ドライなのである。
 カール・フェアバーンにとって、ドイツは、ナチスはたんなる敵国に過ぎない。他のゲーム、あるいは映画にありがちな「地獄からやってきた邪悪な悪魔大軍団ザ・絶対悪ナチス」ではないのである。またソ連への技術拡散を阻止するのも、あくまでそれが「アメリカの国益に反するから」であり、「悪の大国ソ連の邪悪なる野望を阻止すべく正義のため」ではないのである。
 本作では誰も、善だの悪だの、正義だのといった言葉を口にはしない。ドイツの科学者も、このテの作品にありがちな「無理矢理やらされた」「本当はこんなことしたくなかった」「後悔している」だのといった寝言をほざくことなく、あくまでそれぞれが自分の信念(あるいは利益)に従って行動している。
 そんな本作の空気が、俺にはとても心地よかった。厨二病と揶揄す声もあろうが、俺は自分を正当化できなければ人も殺せないようなヒーローに用はないんである。

 はじめは「大戦末期のドイツが舞台なら大抵のことは許せる」程度の気持ちではじめたんですが、意外なところで感心させられたので、本作への評価は当初の印象からけっこう上方修正されました。
 とはいえ本作の一番楽しい部分は「狙撃」そのものにある、というのは変わらず、スローモーションで弾丸を追尾し人体が破壊される様子(そして宙を舞う潰れた弾頭)を見るのがたまらなく楽しい、という一点において代替のきかない作品だというのは強調しておかなければならないでしょう。
 個人的に一番気に入っている狙撃はヘッドショット…ではなく、腰にぶら下げた手榴弾を狙った爆殺。これが本当に派手で楽しいんですが、そもそも手榴弾を携行している敵があまり多くなく、狙える角度もかなり限定されるので、なかなか実行できる機会が少ないのが残念です。
 …そういえば、まだキ○タマ・ショットを一度も成功させたことないな。あれどうも単純に股間を撃っただけでは発動せず、精密にキ○タマを狙わないといけないらしい。本当にできんのか、これ。



ヘッドショット?そんなのは生温いぜ!













2015/10/04 (Sun)22:28

 朝寝て起きたらもう日が落ちてやんの…ま、いいか。

 どうも、グレアムです。今朝がたPCがマルウェアに感染してえらいことになったので、その雑記を。
 以前、金山毒霸とゆーまるで使いモノにならないセキュリティソフトを無理矢理ぶち込まれて憤慨したことがあったけど、今回のはその比じゃないくらいヤバかった。というかマルウェア感染したのがボーッとネット掲示板を見ていたときで、そのときはファイルのダウンロード等の作業はしていなかったんで、原因が特定できないんですよね。

 はじめはセキュリティソフト(Microsoft Security Essentials)がなにやら怪しいプログラムを検知したので削除した、というポップアップが出たのだが、ソフトを立ち上げて調べてみてもそれらしい記載がない。そのときは特に危機感を覚えることもなく放置したのだが、そのあとすぐ、ブラウザ(Google Chrome)に怪しい広告のポップアップが全ページ(新規ページも立ち上げた瞬間)に乱舞するわ、妙な音楽が無限ループで鳴り続けるわ、とんでもないことに。
 ひとまずタスクマネージャを立ち上げ怪しいプログラム(プロセス&サービス)を片っ端から停止させるものの、ほとんどが停止させた瞬間に自動で再起動しやがるわ、そもそも停止させようとするとエラーメッセージが出て対処できなかったりするモノまであり、さすがにこいつはマズイと思ったので、怪しいプロセス名をネットで検索して対処法を調べることに(なんとGoogle検索の結果まで改竄されている!なんだ、こいつは)。
 ところが俺も迂闊だった。焦っていたせいでもあるが、俺はマルウェアに感染したPCで情報収集を続けちまったのだ、こういうときはまずネットをオフラインにするのが最優先だというのに!
 どうやら今回のマルウェアはバックグラウンドで次々と余計なアプリケーションをインストールし起動していく、とんでもなく性質の悪い代物だったらしく、そのとこに気づいた時点でようやく俺は自らの愚行に気づき、即座にネットをオフラインにしたあと、スマホから情報を調べることに。

 マルウェアがマルウェアを呼び込み倍々ゲームでアプリケーションが増えていく状況だったので、この時点ですでにどれが母体(諸悪の根源)だったのかまったく判別がつかなかったのだが、どうも「Cross Browser」、「Shopper Pro」あたりが怪しいと思われる。いずれも悪名高いマルウェアなのだが、他にも名前だけでは用途がわからないソフトが多かったので、今となっては知る由もなしだ。
 ともかく…
 最終的な対処としては、フォルダの更新日時の日付から新しくダウンロードされた怪しいファイル群を特定して片っ端から削除し(通常の手段では削除できなかったので、今回は「IObit Uninstaller」というソフトを使った)、レジストリも参照して関連項目を削除。
 調べるべきはCドライブ直下の「Program Data」「Program Files」「Program Files(x86)」「Windows」、そしてユーザーフォルダのAppData以下だ。セキュリティソフトをこうも易々と潜り抜けてこられた以上、けっきょくは人の手で対処せざるを得ない。
 なおマルウェアを削除したあともブラウザがおかしいままだったので(どうもブラウザの設定そのものを書き換えられたらしい)、ブラウザは一度アンインストールして入れ直した。

 また、これは俺が余計なファイルまで削除したからか、マルウェアの影響かはわからないが、再起動後にOSを非正規品扱いされてプロダクトキーの再入力を求められたときには参った。ケースに貼られているシールに記載された字が小さくて判別し辛く、えらく難儀をしてしまったのだ。0(ゼロ)を入力しようとすると無効なキー扱いされ、それならとO(オー)を入力するも同じく弾かれる。けっきょく、Q(キュー)だったというオチなのだが。これらの文字の違いは古式ゆかしいPCゲームのCD-Key入力で誰もが通る(であろう)道である。

 いちおう怪しいファイルは可能な限りすべて削除し、現在は平常な状態を保っているのだが、安全性を鑑みればOSを再インストールしたほうが良いのは言うまでもない。とはいえ、ファイルのバックアップがあまりに面倒なのだよな…
 おそらく現在使っているPCの寿命もあと1~2年といったところだろうし、買い換えるまでに致命的なダメージを負わなければいいな、などという、悠長なことを考えてしまうのは俺の悪い癖だと思う。










2015/10/03 (Sat)07:15

ステルス状態からの手榴弾投擲。敵は死ぬ

 どうも、グレアムです。Planet Alcatrazの続きです。
 Northern City近郊にて、Elkという男から悪漢に占拠された村の解放を依頼されたので協力することに。いままでは最初から敵に見つかった状態で戦闘がはじまるシチュエーションばかりだったのだが、ここでは無警戒状態の敵を相手に戦術的に立ち回ることができる。こういうシーケンスがもうちょっと多いと有り難いのだが。最初期に取得したバックスタブがずっと死にPerkのままなんですけど……
 無頼漢どもを倒し人質を救出すると、報酬の代わりに墓地にある宝箱の鍵を貰える。ファンタジィだなぁ。宝箱へ向かうと、なんと依頼人のElkが無頼漢を連れて襲いかかってくる。どうも最初から宝箱の中身が目当てだったらしい、このゲームこのテの手の平返しが多過ぎやしねぇか。まだ序盤だろうに何度依頼人に襲われたと思ってんだファック。
 ちなみに鍵を入手したあとでElkを殺すと襲撃イベントはカットされる。本作はタスクの関連NPCが死んだり、無茶なゴリ押しで進めてもちゃんと解決するようになっているのが素晴らしい。ヤバそうな箇所は強制ゲームオーバーで回避しているせいもあるだろうが、これまでバグでタスクが進行しなくなったり、いわゆる「詰み」の状態になったことはないので、たとえばベセスダゲーなんかに比べるとだいぶ安心してゲームを進めることができる。







ヤクでトリップ。もう任務どころではない

 Blackyのタスクを進めると、仲間を引き連れて中華レストランへカチコミに行く事案が発生する。このとき武器に木板を渡されるが、べつに武器の制限はないので普通に銃火器を使って構わない。舞台となる村には守備兵が一切配置されておらず、往来で堂々と戦闘ができる。
 ここで回復アイテムと間違えてマリファナやアルコールやヤクを誤って摂取してしまい、画面はおかしくなるわ仲間は笑い出すわ踊り狂うわ、しまいに武器もマトモに持てない状態でふらふら歩くしかできなくなったり、ちょっとすごい光景に。
 本作のデバフはかなり継続時間が長いので、ちょっと待って回復してから次の行動を…といかないのが困りモノだ。そのせいで、軽い気持ちであれこれアイテムを試すと碌なことにならない。
 幸いここで登場するチンピラどもはそれほど強くないが、標的である中華レストランのオーナーは現時点で最強の近接武器と思われる中華剣を装備しているので注意が必要だ。







ようやく仲間ができました。おっかねぇ

 カチコミを終えたあと、奴隷市場で黒パン一丁の裸体のハゲを買いました。字面だけ見るとキケンな臭いしかしない…
 いままでの臨時雇いとは違ってこいつは永続的に仲間のままっぽい雰囲気があるんで、いちおう装備は良いモノを揃えてやりました。Strが6あるので主人公より装備の幅が広い。
 しかし、この…どう見ても三下の悪役というかモブにしか見えないビジュアルはもうちょっとどうにかならんかったろうか。べつに美少女を用意しろとか言うつもりはないが、こいつの顔どう見ても犯罪者というかヤクザの鉄砲玉じゃないですか。まあ、それ言ったら主人公も似たようなもんですけど…
 ちなみに本作は仲間が何人いようと戦闘やスリ・開錠等で得た経験値は全員に入るので(人数分で割られたりしない)、デメリットがないんですよね。たとえば前回で苦戦した銀行やマフィア屋敷(だったのかなぁ…)の二階での戦闘は、さっさとメインタスクを進めてこいつを仲間にしたあと挑戦すればもっと簡単だったのかもしれない。

 ギャンブルのおかげで金策には困らなくなったのだが、そうなったらそうなったでスリのワクワクや換金時の喜びがなくなってしまったのが困りモノだ。
 経験値の取得量が(おそらく)有限であるため、品物自体が不要でもとりあえず全部盗まずにはいられない貧乏性の性(さが)。最近ではアイテムを盗んだ先からその場に捨てることも多く、周辺住民にとってはさぞいい迷惑であろうと思う。こういうロールプレイもクソもない効率追及プレイは本来あまり推奨されないのだが、最強状態で俺ツエーしたいというさもしい欲求も捨てがたいという有り様である。














2015/10/01 (Thu)19:53

酒場で刃傷沙汰。周辺住民は頓着せず、ありふれた光景なのだろう

 どうも、グレアムです。Planet Alcatrazをプレイしていてまさかの徹夜をやらかしました。こんなゲームにッ!おかげで仕事中は死にそうでしたがまぁそんなことはどうでもいいんだ。
 なんというか、このゲームはかつて俺が好きだったCold Zeroにそっくりなんですよね。あっちはステージクリア型で不便がありましたが、こっちはフリーロームなので好きなように動けるぶん没入感が倍増です。







突如探偵の真似事をやらされることに。犯人はオマエだッ!

 Northern Cityのマーケット地区に転がっている死体を調べると犯人と間違えられて拉致られ、自らにかけられた嫌疑を晴らすために犯人探しをすることになります。
 三人の証言者から情報を得て犯人を当てるのですが、その証言を総合してもいまいち特定の決定打に欠け(ひょっとして英訳に問題があるのかもしれない)、おまけに犯人候補が九人もいるので物凄いめんどくさいことになってます。
 いちおう直前にクイックセーブして選択肢を総当たりすれば正解は出るんですが、それではあまりに面倒臭いのでここに答えを書いておきます。犯人は左から四番目の男です(タスク内容にランダム性がある場合はこの限りではない。未確認)。
 いちおう特定に失敗してもペナルティはありません、タスクはその時点で完了します。正解を選ぶと依頼人が銃を抜き、犯人をその場で射殺してタスクは終了します。報酬はありませんが、正解した場合は死んだ犯人の持ち物と装備を得ることができます。弾薬や医療キットなどを所持しているので割とおいしいです。







ギャンブラー魂が騒ぐ。コール、コール、コール!

 Street of Dreams, South(夢通り?)のLucky Ace Casinoではギャンブルに興じることができます。オススメは一階のブラックジャック。
 本作のギャンブルは一回勝利するごとにレートが上がっていく仕様で、序盤の負けはあまり気にする必要はありません。逆にレートが上がった状態だと、それまで連勝していても一瞬で根こそぎ持っていかれる可能性があるので、引き際が肝心です。現在どれだけ勝っているか(あるいは、負けているか…)が一目でわかるのは親切でいいですよね。
 ブラックジャックは基本的にディーラーに有利な仕様(ディーラーが21を出したときと引き分けの場合は問答無用で敗北になる)ですが、その点を除けば非常にフェアな勝負となっています。ブタや数字の低い手配を出すこともままあり、配札にあまりインチキくさい挙動は見られません。
 Fallout New VegasやElonaのように運勢パラメータで左右されることのない純粋な腕の勝負となるので、ギャンブルに自信のある諸氏は是非挑戦して頂きたいですね。
 ちなみに二階のサイコロ、三階のルーレットは運要素が強く勝負性が低いので個人的にはあまりオススメできません(出目もかなりインチキくさい)。

 ちなみにNorthern Cityの各所には主人公のステータスを永続的に上げてくれるトレーナーが何人かおり、彼らの訓練を受けるには10000~25000程度の高額な資金が必要となります。しかし値段分の価値はあるので、資金に余裕があるなら話を聞きに行ってみましょう(ミニマップで赤紫色の光点で表示されるNPCです)。また、すべての訓練を受けるならカジノを利用した資金調達はほぼ必須かと思われます。
 Tradeの訓練を受けたときに気づいたのですが、このSkill、たんに取引の値段が有利になるだけではなく、店の品揃えにも影響する可能性があります。というのもTradeの訓練を受けたあと、それまで見たことのなかった一段階上のアイテムが店に並ぶようになったので。これがTradeの数値によるものか、訓練の副次効果か、あるいはたんにランダム性によるものなのかは確認できていませんが…







重要NPCとモブのクオリティの差が激しいのも本作の特徴

 しかし、Northern Cityで受けられるタスクの中には非常に難易度の高い代物があって苦労させられました。ダウンタウンのHouse of Kingpin(名前からしてもうカタギじゃない)にて、ガードマンに金を掴ませて二階に上がったらいきなり銃火器で武装したチンピラに囲まれてボコボコにされたり(厳密に言えばこれはタスクではないが)、なによりStreet of Dreams, SouthのNotorious Bankでの銀行強盗タスクは至難を極めた。
 俺はアイテムを駆使した物量作戦およびクイックセーブ&ロードを駆使したかなりインチキくさい方法でどうにか難局を切り抜けたのだが、これはこうやってゴリ押すのが正解なのか、あるいは回避推奨のタスクなのか、それともゲーム後半にやるべきなのか今一つ判然としない。

 ちなみにNorthern Cityでは、とあるNPCから暗殺依頼を受けることができる。対象は非敵対NPCなのだが、Ctrlを押しっぱなしにすることでカーソルが攻撃モードに変化し、非敵対NPCに攻撃を加えることができる。また同様の操作で手榴弾等の投擲武器を任意の場所に投下することができる。これは是非覚えておきたいテクニックだ。
 非敵対NPCへの先制攻撃は、相手が敵対するまでこちらが一方的に攻撃を加えることができるので、かなり戦局を有利な状態へ持っていける。しかしガード等のNPCが敵に回ったり、相手によっては攻撃を加えた時点で即ゲームオーバー(システム的に)になるので、試す場合はよくよく慎重にセーブしてから挑むこと。

 そろそろNorthern Cityのタスクもほとんど終えたことだし、いよいよ街の外へ出てみようかな。














85  86  87  88  89  90  91  92  93  94  95 
カレンダー
09 2024/10 11
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
最新CM
[11/25 グレアム@店仕舞い]
[11/20 ドンさん(ひさしぶり)]
[05/09 グレアム@サバイバー]
[05/07 ななしさん]
[04/15 グレアム@スレイヤー]
プロフィール
HN:
グレアム・カーライル
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
Admin / Write
忍者ブログ [PR]