主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。
生温い目で見て頂けると幸いです、ホームページもあるよ。
http://reverend.sessya.net/
2020/12/31 (Thu)06:30
2020/12/31 (Thu)05:33
*Last Words=ローグライク伝統のアレ。
さて、年末だ。予告通り、本日をもって本ブログ&ホームページの更新を終了する。
本当はもっと、色々と…なんだ。企画モノっぽいことをやろうかなどという考えもなかったわけではないが、いまさら何も思いつかなんだ。令和のインターネット(世界中の誰もが匿名掲示板のノリで距離感を考えず相手を平然と罵倒し、拝金主義と不寛容が溢れるグローバル新時代へようこそ!)について思索っぽいことを書こうかとも思ったが、やめた。誰が読みたいと思うんだ、そんなもの。
やめやめ。最後くらい、辛気臭いハナシは止そうじゃないか。俺はただ、くだらないことを言って笑い、面白いことをやって、表現したいことを形にしたいだけなんだ。誰かに何かを証明するためではなく。そんなことをする必要がどこにある?どうせ、俺の話なんか誰も聞いちゃいないんだ。
誰も読まないもの、誰も望まないものを作ったって、それが何になる?オー、just nonsensical for me! いや、そうじゃないんだって!
オーケー、充分だ!
活動を停止するのは、以前に書いた通り、サーバーのデータ容量が一杯になったから。そういう極めてありがちな不可抗力からだ、他に理由なんかない。あるはずがないだろ?
べつに、こんな個人的廃棄物集積所をネチネチと更新するよりも、同じ時間と手間でベーコンでも焼いてたほうが有意義だなんて思ったわけでは…いや、少しだけ思った。少しだけな。
待ってくれ、年末に俺は何をやってるんだ?年賀状だってまだ描けてないんだぞ。
クリスマスは何やってた?あぁ、えーっと…仕事してたよ。ケーキを買うのも忘れてた。クリスマスソングだって聞いてない。チキンも食ってない。カップラーメン食って、何かを…記憶に残らないような何かをやってた。
季節行事に気を煩わせるような生き方はしてない。自分の年齢だって覚えてない。流行もわからない。要するに、好きなように生きてるってことだ。幸せなことだ。
……
…… ……
…… …… ……
俺は夢でも見ているのか?現実を生きているような気がしない。ひょっとしたら、俺はまだ██で…
いや、████を懐かしんでいるわけじゃない。あの頃を楽しいと思ったことはない。戻りたいとも思わない。まったくもって、正直に、俺は現状に不満があるわけじゃないし、帰りたい過去なんてない。頼まれたってお断りだ。
それでも…ふと気がつくと俺は███を着ていて、いつもの███に立っていて、目の前で██が██で俺に█████いるような気が
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2020/12/04 (Fri)18:06
Fallout: New Vegas
"Twin Aces" #XX-C
"Twin Aces" #XX-C
- フォールアウト:ニューベガス -
【ツイン・エイセズ】第XX-C回
どうも、グレアムです。いよいよニューベガス・リプレイ記の構想メモ紹介も今回で最後となります。
【All or Nothing】
NCRとリージョン、そしてベニー配下のセキュリトロン軍団がフーバーダムにて激突する。
かつてクレイブが訓練を担当したキャンプ・ゴルフの落ちこぼれ部隊はサイコを過剰摂取し、蛮勇を奮い立たせて戦闘に挑む。しかしリージョンに加勢するグレート・カーンズの猛攻と、ベニーに加勢するB-29(ブーマー)の爆撃を受け、部隊は全滅。
フーバーダムは各陣営におびただしい数の死傷者を出す凄惨な戦場と化す。
フィーンドの襲撃を受けたキャンプ・マッカランは獰猛な殺戮者たちを前に壊滅の危機に陥ったが、そのとき流れ者のガンマンが加勢に加わり、フィーンドの撃退に成功した。
サラ・スチュワートは仇敵を滅ぼすべく、撤退するフィーンドを追跡し、かつての故郷であるVault 3へと乗り込む。
ノバックがリージョンの襲撃を受けたとき、いつものように恐竜の口の中にいたブーンの死んでいた心は蘇った。かつてのNCRの狙撃手としてリージョン兵を次々と射殺していくブーンは、圧倒的不利な状況をむしろ楽しんでさえいるようだった。
少なくとも、命を危険に晒して敵を殺しているあいだ、心の奥底にまとわりつく鬱屈した澱が彼を悩ませることはなかった。
ギャングから足を洗い、プリムの保安官となったライラとその仲間たちは、リージョンの襲撃という非常事態に完全に気が動転した。逃げることもできず抗戦を続けるものの、加速度的に状況は不利なほうへと転落していく。
死を覚悟したそのとき、プリムを襲撃していたリージョン兵たちが次々と精確な銃撃を受けて斃されていく。
「あのー、えーっと。大丈夫ですか?」
事態を把握していないながらも、卓越した射撃術でプリムの危機を救ったのは、モハビを放浪している最中に偶然プリムに立ち寄るところだったフォローズ・チョークだった。
かつてない規模の大戦争と、各地がリージョンの襲撃を受け治安が混乱している状況を利用し、NCRCFを占拠していたパウダーギャングたちはグッドスプリングスへの襲撃を敢行した。
かつてブレンダに倒された仲間の雪辱を晴らすつもりだったが、たった一人の流れ者の存在がギャングたちの運命を破滅的なものへと変えてしまった。
「貴様ら…悪人だな……!!」
誰が呼んだか、ミステリアス・ダンディの超絶圧倒的な戦闘能力を前に、パウダーギャングは無慈悲にも壊滅する。
Mr.ハウスの指示に従い、クレイブはフーバーダムにてNCRの指揮官リー・オリバー将軍の暗殺を、ブレンダはフォートにてリージョンの指揮官リガタス・ラニウスの暗殺をそれぞれ担当することになる。
苦戦するもリガタス・ラニウスの殺害に成功したブレンダは、ニューベガス・ストリップ地区がチェアメンとオメルタの暴動により混乱状態に陥っているという報告を受ける。さらにはMr.ハウス暗殺のためベニーがラッキー38へ乗り込んだという情報を受け取り、未だフーバーダム攻略にてこずっているクレイブにかわり、レムナント(エイクレイヴ残党)のアルケイド・ギャノンが操縦するベルチバードに乗ってストリップ地区へ急行する。
ラッキー38へと強行突入したブレンダは、ペントハウスにてベニーと遭遇。彼と対決し、勝利する。
「ベイビー、君の存在は俺の予定にはなかったものだ。そして、君を敵に回したことが致命的なミスに繋がった…なんとしても、君たち二人のことは手札に加えておくべきだったな」
どこか達観したようにそう言い残し、ベニーは息絶える。そのときリー・オリバー将軍暗殺の報が届き、さらにセキュリトロン軍団の設定をオーバーライドしてふたたびMr.ハウスの指揮下に置くことに成功する。
こうして、フーバーダムの戦いはMr.ハウスの勝利に終わったのだった…
*エンディング*
【サラ】
サラ・スチュワートはプリムには戻らなかった。エックス・テックは姉の身を案じ続けたが、サラの生存を信じていたわけではなかった。彼女がED-Eとともに運び屋として活動するようになる頃には、彼女に姉がいたことを知る者もいなくなっていた。
【キャス&ブーン】
フリーサイドのカジノ「アトミック・ラングラー」にて、現在はクリムゾン・キャラバンのもとで働いているキャスと、傭兵としてモハビで暗躍しているブーンは酒を飲み交わしていた。キャスが話を振る。
「かつて、私の家族はキャシディ・キャラバンを経営していたんだけど、ある日何者かの襲撃に遭い、皆殺しにされた…犯人はクリムゾン・キャラバンよ。私は買収を受け入れるフリをして、内部から調査していた…やっと証拠を掴んだわ。けど、私はこの問題を法廷で解決する気なんてないの。あなたに頼みたいのは、クリムゾン・キャラバンの壊滅。きちんと見合う報酬は払うわ、"殺し屋"ブーン」
「…行くか」
二人は酒を飲み干すと、それぞれ銃を掴み、カジノを出る。その後、クリムゾン・キャラバンとシルバーラッシュ壊滅のニュースとともに、残虐な殺戮犯であるクレイグ・ブーンと、ローズ・オブ・シャロン・キャシディーの手配書がニューベガスに出回ることになる。
【ブレンダ&クレイブ】
モハビでの役割を終えた二人の主人公はMr.ハウスの庇護を受けることなく、現金の報酬を受け取ると、それぞれ別の道を歩むことを決める。かつて人間であったクレイブと、彼の愛したブレンダは、すでにこの世には存在しないのだから。
「あばよ、俺の知らないブレンダ・フォスター」
「さようなら。クレイブ・マクギバンを名乗る誰かさん」
二人は抱擁を交わし、キスをしてから、背を向けてそれぞれの道を歩みはじめた。決して振り返ることはなかった。
【フォローズ・チョーク&ミステリアス・ダンディ】
ライラたちとプリム市民のたっての頼みで、プリムの新保安官となったフォローズ・チョークは、水を配送するキャラバンの護衛のためグッドスプリングスへ立ち寄っていた。休憩のため酒場へ入ったフォローズ・チョークは、そこでミステリアス・ダンディと再会する。
「あなたはどういう理由で旅をしているんです?」
「じつは、人を探していてね。息子を」
サングラスを外し、柔和な笑みを浮かべるミステリアス・ダンディ。直後、彼の口から語られた言葉に、フォローズ・チョークは仰天する。
「私の名はジェームス・マクギバンだ」
*エピローグ*
【Unfinished Business】
フーバーダムの決戦後、しばらくのあいだBoSとMr.ハウスは友好を保っていたが、運び屋がモハビを去ってから間もなく関係が悪化し敵対するようになる。
NCRが去ってからふたたびBoSが占拠したヘリオス1に、Mr.ハウスの派遣するセキュリトロン軍団が押し寄せる。篭城するBoSに壊滅の危機が迫ったとき、どこからともなく無敵のホログラム兵士の軍団が出現し、セキュリトロン軍団を駆逐する。
それはシエラ・マドレの死の罠から生還し、超越的テクノロジーを携えてモハビに帰還したファーザー・エリヤに他ならなかった。
「待たせたな、諸君。私は戻ってきた…さぁ、モハビに平和をもたらし、みんなで幸せに暮らそうではないか!」
温和な表情でそう言い放つエリヤに、かつての彼を知るBoS隊員たちは眉をひそめる。エリヤはシエラ・マドレ脱出のさい、大量に服用したメンタスの副作用で人格が崩壊したうえ、記憶障害まで患っていたのだ。
一方、ひさしぶりにザイオンを訪れていたクレイブのもとへ、シエラ・マドレの守護を自らの使命としていたはずのクリスティーンがやってくる。エリヤ復活の阻止に失敗したクリスティーンはふたたび彼の抹殺をクレイブに依頼し、かつて「もしエリヤがモハビに生還するようなことがあれば、そのときはきっちりトドメを刺す」と宣言したクレイブは約束を果たすためにモハビへと舞い戻ることを決意する。
ふたたびエルダーの座に君臨したエリヤ率いるBoS軍団はニューベガス・ストリップ地区まで進軍し、ついにMr.ハウスの本体が眠るアンティチャンバーの暴露に成功。Mr.ハウスを抹殺し、ニューベガスの支配権の簒奪に成功する。
そこへクレイブとクリスティーンが到着し、事態の成り行きに驚きながらも、エリヤ抹殺を試みる。すでにかつての野心家の面影はなく、本心から平和のために戦っていたエリヤを殺さないようBoS隊員たちは嘆願するが、それを制したのは他ならぬエリヤ自身だった。
「よくわからぬが…私は、お前と決着をつけねばならない…そんな気がする…」
ラッキー38前の噴水にて、クレイブとエリヤは一対一での決闘に挑む。互いにV.A.T.S.の超反射能力を駆使した超人的な戦闘能力を見せ、しばらく拮抗した戦いを続けるものの、最終的にクレイブが勝利。BoS隊員たちに看取られるなか、エリヤは静かにつぶやいた。
「私は…今の私は…昔の私…本来の私ではないと、心のどこかでは気づいていた。しかし、悪くないものだぞ…大切な家族に見守られながら、逝くというのは…」
かつてのエリヤからは想像もできない穏やかな言葉に、BoS隊員たちは涙を流す。何人かはクレイブへの復讐を誓うが、しかし、それを制したのはパラディン長ハーディンだった。
「これでいいんだ。あのまま生き続けていれば、いつしかエリヤは本来の性格を取り戻し、その野心からニューベガスに独裁的な支配体制を敷いていたかもしれない。これで良かったんだよ。なぜなら、彼は幸せなまま死ねたんだから…」
その後、モハビBoSはワシントンBoSに勝るとも劣らない平和的な統治体制を築き、ラッキー38の前には、モハビの地に安息をもたらした功績をたたえて「平和の使者」ファーザー・エリヤの銅像が建てられた。
誰もが平和を謳歌する理想的な決着に、クレイブとクリスティーンはただ呆然とつぶやく。
「「なにこれ」」
…というわけで、以上がニューベガス・リプレイ記の構想の全容となります。まさかのBoS平和統治END。実際には到底有り得ない展開ですが、まあ二次創作だしこれくらいはっちゃけても良かろうよということで。
本編における最終決戦がペントハウスでのベニーとの対決というのも、まあ展開によってはこれくらい熱いシーンも欲しかったよねという。方々で言われている通り、初回限定コミックスやオープニングでのイケメンぶりがウソのようにゲーム内ではハの字眉が板についたなんか情けないキャラになってしまうので、どうにかこうライバルキャラ的な活躍と貫禄を持たせたいという欲求が。運び屋やユリシーズの横に並べるようなヤツであってほしいという願望があってですね。
ミステリアス・ダンディの正体がアイツパパ(妙な造語)なのは一種のお遊びというか、さんざん性能を盛ったあとで素性を明かしたときに「あぁコイツならそれくらい強いわ…」という納得感を演出するためのサプライズ。いちおう顔のデータは3のアイツパパの移植なので、注意して観察すれば事前に気づくことは…いや無理だな。なお、ミステリアス・ダンディという通り名は「パパ」⇒「ダディ」⇒「ダンディ」という連想から。もちろんミステリアス・ストレンジャーを連想させるミスリードも兼ねてますが。
いちおう本リプレイ最大のテーマである「脳の機能を機械で補った肉体を人間と呼べるのか」「他人の脳を移植したクローン体を人間と呼べるのか」といった、人間の本質の在り処、アイデンティティに関わる部分の結論(なにをもって人間とするのか?)は決着をつけずに終了ということになります。
結論を出さないのが結論、というか、正解なんてあるのだろうか?正解を出す必要があるのか?という部分にあえて踏み込まず、「何をどう言い繕ったところで、けっきょく、人生なんてなるようにしかならんだろ」と割り切ったのがクレイブとブレンダの判断だったということになります。
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2020/12/01 (Tue)18:08
Fallout: New Vegas
"Twin Aces" #XX-B
"Twin Aces" #XX-B
- フォールアウト:ニューベガス -
【ツイン・エイセズ】第XX-B回
どうも、グレアムです。前回に引き続きニューベガスのリプレイ記の構想を綴っていきたいと思います。今回はブレンダとクレイブを除く他のキャラクターの舞台裏での活躍を紹介していきます。
【My Kind of Town】
プリムの臨時保安官となったサラは、ライラという元NCR兵のギャングが手下を率いてカジノのみかじめ料を要求している場面に遭遇。武器なしの殴り合いで自分に勝てたら金をやると提案し、四対一の戦いで見事にギャングたちをぶちのめす。
意気消沈してプリムを出て行こうとするライラたちに、どうせ行く場所がないならプリムの保安官(&保安官助手)にならないかとサラは提案する。これといって悪事を生き甲斐としているわけではないライラたちは戸惑いつつも了承し、ギャングから足を洗うことを決める。
正式に保安官が決まったことで、サラはプリムを出発する。彼女は自分の過去に決着をつけるため、Vault 3へと舞い戻るつもりだったのだ。
【Left My Heart】
コロラド川下流に生息するミレルーク・キングの親子は空腹だった。
「おかあちゃん、おなかすいたよう」
「そうだねえ。人間とか食べたいねえ」
しかし、近くに住んでいるリージョンたちは凶暴すぎて手に負えない。そこへ、川の中から黒衣の男がゆっくりと岸へ上がってくるのが見えた。男を食らうべく襲いかかる親子。しかし黒衣の男の銃撃で親子は瞬時に殺されてしまう。
どこからともなく現れ、リージョン領であるコットンウッド・コーヴに上陸した謎の男…ミステリアス・ダンディ。
檻に奴隷が捕らえられているのを目撃し、ダンディはリージョンへの怒りを顕わにする。
「貴様ら…悪人だな……!!」
「ていうか、おまえ誰だよ!?」
ダンディの意味不明ぶりに狼狽するリージョンの兵士たち。そこへダンディの正義の銃弾が炸裂し、リージョン兵が次々に粛清されていく。このまま全滅かと思われたが、そこへ指揮官の不死鳥アウレリウスが立ち塞がり、ダンディの手から必殺の拳銃を叩き落す。
「フン、所詮プロフリゲートは銃なしでは戦えまい!」
鼻息荒く言い放つアウレリウスの顔面にダンディの容赦ないパワーフィストが叩きつけられ、頭部は爆発四散。かくしてコットンウッド・コーヴに駐屯するリージョンは壊滅したのだった。
その後、檻にかかっていた鍵を破壊し、奴隷として捕らえられていたウェザース一家を解放するダンディ。礼も待たずに何処へと去っていくダンディの後ろ姿に、ウェザース一家は呆然とつぶやくのだった。
「ありがとうございます、見知らぬおじさま…」
【Back in Your Own Backyard】
ネルソンの町を制圧し、NCR兵たちを捕虜に上機嫌のリージョン兵たち。しかしそこへ、突如ミステリアス・ダンディが姿を現した。
「貴様ら…悪人だな……!!」
「なんだこいつ!?」
いきなり訳のわからない言いがかりをつけてくるダンディに驚く間もなく、必殺の銃弾を受けて次々と斃されていくリージョン兵たち。
リージョン兵を全滅させたダンディは磔にされていたNCR兵を解放すると、一言も発することなく姿を消した。あまりの急展開に動転しつつ、助けられたNCR兵は感謝の言葉を口にするのだった。
「ありがとう、知らないおっさん」
【Hard Luck Blues】
シルバー・ラッシュでの手痛い失態にもめげず、フォローズ・チョークは次なる仕事のためにニューベガス近辺の農場に水を送るポンプ場の調査へ向かっていた。このところ作物の状態が悪く、水源汚染の疑いがあるというのだ。イーストポンプ場のターミナルは最近何者かが操作した痕跡があり、表示された画面には付近のVaultから放射能が漏出しているという情報が記載されていた。
農場の経営者やNCRと相談し、防護服を受け取ったフォローズ・チョークはVault 34の調査へ向かう。そこは深刻な放射能汚染とグール化した住民のひしめく地獄絵図と化していた。
どうにか原子炉へと辿り着いたフォローズ・チョークだったが、そこで彼はリアクターをシャットダウンして農場を救うか、施設内に閉じ込められた生存者を救うかの二者択一を迫られる。
「どちらかを選ぶなんて、僕にはできない…!」
苦悩の末、フォローズ・チョークは農場を救うことを選ぶ。しかしその直後、「ヌオオォォォーーーッ!」というダンディな叫び声とともに住民を閉じ込めていた扉が力技で開けられた音が聞こえ、住民が無事に脱出できたことを知る。自分以外の何者が、何の目的でこの施設に侵入していたのか、それはわからないままだったが…
【G.I. Blues】
ひょんなことからザ・キングスを手伝うようになったフォローズ・チョーク。このところ険悪な状態となっているNCRとザ・キングスの不仲の原因を調査していたのだが、NCRの台頭を快く思わないザ・キングスの一部のメンバーが裏工作をしていた証拠を掴みかけたとき、街で両者間の大規模な銃撃戦が発生する。
本来であれば争う理由などないはずの両者を止めるべく、フォローズ・チョークは卓越した射撃術で武器のみを撃ち落とし、両者の説得を試みる。しかしNCRを率いるエリザベス・キーラン少佐と、ザ・キングスの戦闘部隊を指揮するペイサーの銃口が同時に自分に向けられたとき…死を覚悟したフォローズ・チョークだったが、二人の銃が何者かの銃撃によって同時に撃ち落とされる。
その隙を見逃すことなく、フォローズ・チョークは騒動の真実と、両者は争うことなく協力し合うべきだという意思を語り…それは暗躍していたペイサーにも赦しを与えるべきだという意図だった。擦れ違いがあったとはいえ、ペイサーもフリーサイドの未来を案じたうえで行動したのだとフォローズ・チョークは考えていた…どうにか争いを収めることに成功する。
それにしても、何者がフォローズ・チョークに勝るとも劣らない射撃で彼を援護したのか…フォローズ・チョークの視線の先に、いまや彼の守護天使となったミステリアス・ダンディの姿があった。
自分に金稼ぎの才能がないことを悟ったフォローズ・チョークはストリップ地区へ入ることを諦め、ふたたびモハビを巡るため道を南下していた。その途中、かつて彼が外の世界へ憧れるきっかけを作った「孤独な流れ者」と再会する。
彼が父親を探しているという話を聞き、その素性がどうも自分がかつて遭遇した人物に似ているような気がしたフォローズ・チョークは、いつの間にか自分の背後にいたミステリアス・ダンディを指して訊ねる。
「あの、ひょっとしてあなたの父親って、この人ですか?」
「そんな人知らない…」
知らないおっさんにどことなく似ている、知らないおっさんではない知らないおっさんを目の当たりにして、孤独な流れ者は動揺の表情を浮かべる。
一方のフォローズ・チョークもミステリアス・ダンディの正体を掴めないまま旅を続けることになるのであった。
【Come Fly With Me】
ニプトンへと到着したフォローズ・チョークは、街の安全を脅かしているグールの集団を討伐するためレプコン社実験場へと向かう。そこでブライト同盟という一団を率いるグールのジェイソン・ブライトと接触したフォローズ・チョークは、彼らが「偉大なる旅路」へと向かう手助けをすることになる。
宇宙ロケットの発射準備が整ったあと、ジェイソン・ブライトから展望プラットフォームのナビゲーション・コンソールを操作することを頼まれるフォローズ・チョークだったが、Scienceスキルが低いため操作方法がわからず、適当にあちこちのスイッチを押しまくったところ、ロケット群はあらぬ方向に発射され空中で激突爆散してしまう。
「どうしよう…」
ノバックの住民の依頼であるグール討伐には成功したが、平和的な思想を持つグールを殺すことは本位ではなかったフォローズ・チョークは、言い様のない罪悪感を覚えるのだった。
【Volare!】
クレイブとブレンダの襲撃から逃れたベニーは、来るべき最終決戦の戦力確保のためネリス空軍基地へと向かう。砲撃を乗り越えてブーマーと接触したベニーはミード湖に沈むB-29の引き上げに協力し、彼らの信頼を得ることに成功する。
【Wild Card: You and What Army?】
リージョンの本拠地であるフォートへ乗り込んだベニーは、シーザーや他の人物を相手に適当に話を合わせつつ地下のバンカーへと侵入し、プラチナチップを使ってセキュリトロンのアップデートに成功。また設定を書き換えてセキュリトロンの指揮権を自分のものにすることでニューベガスにおける自らの地位を強固なものとし、最終決戦を戦ううえでの強力な戦力を確保することに成功した。
その後ステルスボーイ等を駆使し、リージョンの目を逃れてフォートから脱出。Mr.ハウスから権力の座を奪う機会を虎視眈々と狙う。
*フーバーダムの最終決戦における各勢力の戦力*
【Mr.ハウス】
・クレイブ&ブレンダ、BoS、レムナント(エンクレイヴ残党)
【NCR】
・なし
【リージョン】
・グレート・カーンズ
【ベニー】
・イエスマン、セキュリトロン軍団、チェアメン、ブーマー、オメルタ
以上がフーバーダム最終決戦直前までのサイドストーリー紹介となります。彼&彼女らも少なからず最終決戦に関わることになるほか、ベニーが運び屋ばりの活躍を見せています。本来BoSとは絶対に相容れないMr.ハウスが運び屋クレイブの説得を受けてBoSと協力関係を結ぶのは、セキュリトロン軍団をベニーに乗っ取られて深刻な戦力不足に陥ったからという背景があります。
次回の更新で最終決戦とエンディング、その後のちょっとしたエピソードに関する構想を掲載する予定です。
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2020/11/28 (Sat)12:41
Fallout: New Vegas
"Twin Aces" #XX-A
"Twin Aces" #XX-A
- フォールアウト:ニューベガス -
【ツイン・エイセズ】第XX-A回
どうも、グレアムです。前回に引き続き、今回はニューベガスのリプレイ記の構想を綴っていきたいと思います。今回はかなり長くなるので、記事を分けてお送りします。
リプレイ自体はプリムの開放まで進んだんでしたっけか。こっちも3と同じく序盤も序盤だなァ…どちらかといえばDead MoneyやHonest Heartsといった番外編を重点的に進めていたせいもありますが。
以下、構想。
【Cold, Cold Heart】
プリムを出発したブレンダはクレイブの行方を追ってノバックへと向かう。しかし道中で立ち寄ったニプトンの町で、リージョンの虐殺の現場に立ち会ってしまう。
「いい目をしているな。女の目ではない、戦士の目だ。チャンスをやろう」
虐殺を指揮していたバルプス・インカルタの提案でモハビ前哨基地に駐屯しているNCRにこの事態を報告するよう迫られるブレンダ。この後戻りは大きな時間のロスになるが、しかしリージョンの兵士や多数の猟犬を一度に相手にするのは自殺行為だ。ブレンダは来た道を引き返す。
前哨基地のレンジャー・ゴーストに事態を報告し、バラックの酒保へ飲みに入ったところ、グッドスプリングスで別れたリンゴと見知らぬ女(キャス)が言い争っている現場を目撃する。リンゴは会社の命令で、キャスに保有しているキャシディ・キャラバンの権利を売りクリムゾン・キャラバンの傘下に入るよう説得する仕事を任されたのだが、キャスは頑として首を縦に振らないということだった。
キャスの説得をリンゴから頼まれたブレンダは、飲み比べをして自分が勝ったらリンゴの条件を呑むようキャスに提案。大量のウィスキー瓶を空にし、どうにかキャスを打ち負かすことに成功する。
ノバックへ到着し、最近このあたりでロケットが爆発したことや、クレイブらしき男がニューベガス地区へ向かったことを知るブレンダ。
ニューベガス地区へと向かう途中で立ち寄ったキャンプ・ゴルフにて、偶然にもクレイブが落ちこぼれNCR兵たちの訓練教官を務めているところを発見するブレンダ。慌てて駆け寄り、再会を喜ぶブレンダだったが、どうもクレイブの様子がおかしい。
「おまえ、ブレンダか?自分のことをブレンダ・フォスターだと思ってるんだな?」
「え、そうだけど…なに?違うの?あたしはブレンダ・フォスターで…あんたはクレイブ・マクギバンじゃないの?」
「俺か?俺は、そうだな…自分をクレイブ・マクギバンを思っている"何か"さ」
そう言ってクレイブは顔面を包むバラクラバを脱ぎ捨てる。そこには頭部に醜い縫合跡を残す、怪物じみた顔のクレイブがいた。
クレイブは過去の話をはじめる。
【Old World Blues】
ザ・ディバイドの悲劇のあと、クレイブはワシントンでBoSのために働いていた縁からヒドゥン・バレーに潜伏するBoSモハビ支部に身を寄せていた。あるとき、彼は行方をくらました元BoSエルダーのエリヤを抹殺するため、クリスティーンとともにエリヤの潜伏先と目されるビッグ・エンプティへと派遣される。狙撃手のクリスティーンと観測手のクレイブというタッグでエリヤの足取りを追跡するが、遠距離からの狙撃という手段を用いた二人はエリヤの暗殺に失敗し、銃声を聞きつけたビッグ・エンプティの狂気の研究結果の数々に追われて離れ離れになってしまう。
シンクタンクに捕らえられたクレイブは頭部を切開され、摘出された脳のかわりに機械の頭脳を埋め込まれる。シンクタンクの操り人形と化したクレイブは自らの脳を取り戻すのと引き換えにDr.モビウスの抹殺を強要される。
Dr.モビウスを始末したクレイブだったが、自分の脳があったはずの場所には女の身体が浮かぶ培養槽が設置されていた。どういうことかとクレイブは問い詰める。
「俺の脳味噌をどこへやった!?」
「どこにも隠してなどいない。目の前にあるじゃあないか」
ふたたびクレイブは培養液に浮かぶ女の姿を凝視する。それはかつて自分が愛し、そして手にかけた女…ブレンダ・フォスターに瓜二つだった。
シンクタンクの研究者たちはクレイブの脳に多大な関心を示し、その記憶からブレンダのクローンを作成。造られた肉体にクレイブの脳を移植し、ブレンダに関する記憶を摘出したのち、「クレイブの知るブレンダという女」の記憶を「ブレンダという女であった過去」へと改竄。そこにあるのは、ブレンダの肉体を持ち、自分をブレンダだと思い込んでいる、クレイブの脳の持ち主だった…
「どうかね我々の研究は?生きながらにして、死んだ恋人と再会できたのだ!もっと喜びたまえよ!」
純粋な探究心から生み出されたおぞましい存在にクレイブは言葉を失う。銃を手にシンクタンクへ立ち向かおうとしたとき、クレイブはそこにユリシーズの姿を発見する。
「運び屋…」
「こんな場所まで追ってきたのか、ユリシーズ!?しつっけぇな、テメェも!ザ・ディバイドは俺のせいじゃねえと言ってるだろうが!」
「それは、君がそう考えているだけに過ぎない。いずれ君とは決着をつけねばならないが、しかし、それは今ではない。俺自身もまだ、答えを見つけたわけじゃないのでね」
そのとき、ユリシーズとエリヤが建物に仕掛けた爆薬が同時に爆発する。ドームが倒壊するなか、クレイブはブレンダのクローンと、捕らえられていたクリスティーンを連れてビッグ・エンプティを脱出する。
ブレンダのクローンは機能不全を起こしており、人間としてまともに行動できない状態だった。クレイブはしばらくヒドゥン・バレーで静養したのち、ブレンダを連れてモハビで活動をはじめる。やがてモハビ・エクスプレスでプラチナチップ移送の依頼を受けたクレイブは、グッドスプリングスでベニーの襲撃を受け、ベニーの放った銃弾がブレンダの頭部に命中。ブレンダの世話を地元住民に頼み、クレイブは逃走したベニー一行の追跡へ向かったのだった…
「で、どうしてNCRの駐屯地なんかで油売ってるわけ」
「ベニーの野郎はいまニューベガス地区に潜伏してる。あそこで迂闊に騒ぎを起こすわけにはいかんからな、情報収集も兼ねて様子を伺ってるのさ」
自分がクレイブの脳から造られたクローンであることを知り、ブレンダは激しく動揺する。クレイブがキスや抱擁に忌避感を示した理由も理解した。おそらく脳に撃ち込まれた銃弾が覚醒を促したのだろうが、しかし、極論すれば「自分をブレンダと思い込んでいるクレイブの脳」でしかない自分は、どう生きるべきなのか…目の前の、「機械の脳を埋め込まれたクレイブの肉体」を何者と思うべきなのか?
そのとき、NCRとリージョンがユリシーズと名乗る男から核攻撃の予告を受け取ったという報告が入る。核攻撃を止めるためにユリシーズが要求したのは、クレイブ・マクギバンの身柄…彼を、自分の待つザ・ディバイドへと送るよう指示していた。
【Lonesome Road】
キャンプ・ゴルフでの会議で、クレイブは自分のかわりにブレンダを送るよう提案する。もし人間の本質が脳にあるのならば、クレイブの脳を持つブレンダこそが適任であるという理屈だった。納得はできなかったが、ブレンダは仕方なしにザ・ディバイドへと向かう。
かつてクレイブが運んだ核兵器によって消し飛んだザ・ディバイドの荒野を歩み、ブレンダはユリシーズの待つミサイル・サイロへと向かう。
クレイブではなくブレンダが来たことにユリシーズは納得せず、NCRとリージョンの両陣営に向けて核ミサイルを発射。ブレンダとユリシーズの対決がはじまる。
辛くもユリシーズに勝利するブレンダ。死の危機に瀕しながらも自らの理想やクレイブに対する思いを口にするユリシーズを、ブレンダは優しく抱きしめた。
「ねぇ…アンタ、女の子とキスしたこと、ある?大切な人と一緒に過ごして、みんなで、たいしたことない平和な時間を生きる…あたしがやりたいのは、そういうこと。世界のあるべき姿とか、使命とか、そういうの、わかんないよ。でも、アンタは…それじゃ納得しないんだろうね」
「…やはり君は、クレイブとは違うな」
どこか納得したような表情でつぶやき、息をひきとるユリシーズ。
NCR領であるモハビ前哨基地とその先へと続くロング15、そしてリージョン領であるドライウェルズは核の炎に包まれ、おびただしい数の死傷者を出した。NCRとリージョンは惨劇を回避できなかったブレンダを決して許すことはないだろう。
モハビへと帰還したブレンダの前に、数名のNCR兵の死体と、彼らを手にかけたクレイブの姿があった。NCRはロング15の壊滅と同時にブレンダを指名手配し、クレイブも自らに着せられた汚名を晴らすために討伐部隊を率いてブレンダの始末を強要されたのだった。
それを阻止するため、クレイブは人目のない場所でNCR兵たちを殺したのだということを悟ったブレンダは涙を流す。誰一人救えず惨劇を招いた自分の無力さを呪うブレンダ、それを慰めるクレイブ。
「おまえはよくやってくれた。最善を尽くした」
「なに言ってんだ、あたしは、何も……っ!?」
そのとき、ブレンダは違和感をおぼえる。クレイブという男は、たとえ女を慰めるときにでも、こんなあからさまなでまかせを口にする男ではなかった。しかし、彼の言う「最善を尽くした」というのが、本音だったとしたら…?
「……どういうこと」
「もし俺が向かっていたなら、あのユリシーズを説得できてたかもしれん。それではまずかった、第三者の手で、NCRとリージョンの両陣営にダメージを与える必要があったからな。俺は、Mr.ハウスに雇われてる…お前はまさに、俺の望み通りに動いてくれた」
平然とそう言い放つクレイブを、ブレンダは激しく殴りつける。
「ふざけんな、お前…お前ッ!どんだけ、どれだけ多くの人が死んだと思ってんだよ!!」
「……そうか。お前、やっぱり俺とは違うのか」
いつかユリシーズが言ったのと同じような台詞を口にするクレイブ。
「何をどう言い繕ったって、その頭に入ってるのは俺の脳味噌だ。自分のことを何者と思っていようと、本質的には俺と同じだろうと考えていた。あるいは、俺の分身みたいなものだろうと…でも、違うな。もう、違う。お前はもう、クレイブ・マクギバンとは本質的に異なる、それでいて、かつて俺が知っていたブレンダともまた違う…誰も知らない、ブレンダ・フォスターという女だ」
ブレンダとしてはクレイブの行動を許すわけにはいかなかったが、しかし、NCRとリージョンの両陣営から命を狙われている以上、単独で行動するのは自殺行為だ。ブレンダはクレイブとともにニューベガス・メディカルクリニックへ赴き、ちょっとした整形と変装を施す。(以後、髪が金髪に)
【Ring-a-Ding-Ding!】
クレイブはフリーサイド界隈で活動する悪党を雇い、ザ・トップス・カジノの強盗を企てる。彼はベニーがザ・トップスに潜伏していることを突き止めていたが、華のニューベガス・ストリップ地区で派手に事を荒立てては雇い主であるMr.ハウスの心象を損ねると判断し、覆面強盗を装って襲撃を仕掛ける計画を立てていたのだ。
覆面で顔を隠し、車でザ・トップスへ突入した四人は地上階を制圧。雇った悪党に見張りを任せ、クレイブとブレンダはベニーのスイートルームへと向かう。しかしベニーは行き違いで別エレベータを使って地上階へと向かっており、悪党たちを瞬時に射殺したあと、行方をくらましてしまう。
【You'll Know It When It Happens】
ラッキー38でMr.ハウスと面会したクレイブは今度の戦争でBoSの協力が不可欠であることを強調するが、Mr.ハウスはその提案に難色を示す。その件は保留となり、クレイブとブレンダはフーバーダムで行われる演説でキンバル大統領が暗殺されるのを阻止するよう命令される。
NCR兵士に変装し演説会場へ潜り込むクレイブとブレンダ。周囲を警戒していると、守衛塔の上から大統領に狙撃銃を向けるNCRベテランレンジャーの姿を発見する。ブレンダが素早く狙撃し、暗殺を阻止。二人はそれが変装したバルプス・インカルタであることを知る。
「残念だったな。暗殺は失敗だ」
「そうか…で、ベルチバードは調べたのか?」
瀕死のまま不敵な笑みを浮かべるバルプス・インカルタ。二人が顔を見合わせた瞬間、キンバル大統領を乗せて上昇したベルチバードが爆散するのを目の当たりにする。
このまま会場に居合わせては自分たちにも余計な疑いが降りかかる。混乱極まる会場からクレイブとブレンダは脱出した。任務は完全に失敗だ。
というわけで、ここまでが最終決戦までのおおまかな流れになります。すこし長くなったので、次回にサイドキャラクターのエピソードを紹介する中編、そして最終決戦からエピローグまでの流れを語る後編へと続けたいと思います。
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