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主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。 生温い目で見て頂けると幸いです、ホームページもあるよ。 http://reverend.sessya.net/
2024/10/07 (Mon)03:21
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2013/10/22 (Tue)14:22


 「あ~疲れた」それは店員の心の声。
 ただ3人いるのに全員一度に控え室で休むのはやめろ!誰かレジ出ろや!

    **    **    **    **

 どうも、グレアムです。最近サターン版のザ・コンビニをプレイしてます。
 このゲームはグレさんが小学生のとき、win95版を友人宅で遊ばせてもらって以来ちょっとした思い入れがあるんですが、コンビニ店員を経た今だとまた違った感慨がありますね。もちろん現実のコンビニ経営とは全然勝手が違うのだけれども、個人的にはこれくらいファンタジー(orファジー)な内容で丁度良いと思いますね。エンターテイメントとしては。

 でもって、上のイラストは現在4号店の店長を任せている小宮千秋さん。普段とは違うタッチで描いてみた。俺こーいうデフォルメきいた絵大好き。


 このナリでアラサーだぜ。たまらんものがある。肌年齢とか婚期とかいろいろ本気で気にし始める時期なんだけど、日々の忙しさに追われて時間が過ぎるばかり。「私の人生、このままでいいんだろうか…」などと考えつつも、それに対し特に何かするわけでもなく日常業務を淡々とこなすとかそういう。
 だいいち背景が紫て。ぜったい苦労人ポジだよこの人。面倒ばっか押しつけられて、本当はそういうのがイヤで仕方ないんだけど反抗するのも面倒臭いから「フゥ」とかため息一つついただけで黙って全部引き受けるとかそんなん。CVはたぶんミンゴス。

 つーか、ザ・コンビニのファンイラストを描いたのなんて、ひょっとして地球上に俺一人じゃないのか。攻略サイトとかも全然まるっきし皆無でビックリした。意外と知名度ないのかな、このゲーム?
 それでも2chの過去スレやらでそれなりにセオリーっぽいものは拾い読みできたから、収穫はあったけれど。このゲーム、内装や商品のラインナップよりも立地が大きなウェイトを占めるゲームなのね。で、街の発展に合わせて戦略を練っていくという。ちょっとプレイしただけだとセオリーのセの字もわからんはずだなコリャ。
 経営シムにしては珍しく、受動的な部分がすごく大きいんだよね。勝手に発展していく都市やライバル店の戦略にこっちが合わせなきゃいけないっていう。もちろん誘致を駆使して能動的に都市を改革したり、ライバル店(支店)の買収とかもできるんだけど、それらは莫大な予算がかかるので限度はある。
 リアルタイムでプレイしてたときはマップ画面や都市の発展要素なんか見た目だけの飾りだと思ってたんだけど、むしろ逆だったという。驚きだね、これは。

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 ちなみに、現在4年目。これがいまのマップ状況。だいぶ都市が発展してきた。
 良い立地は先んじてライバル店に取られてるんだけど、現状特に対策も立てず放置。ノルマクリアだの都市制覇だのとガツガツプレイする気はないので、まぁ適当に共生しつつノンビリと。いまのところ全店黒出てるしね。恒久的に赤出るようになってからでいいかな、行動起こすのは。


 本店の立地。駅が近くにあるのと、周辺にボチボチ会社なんかが建ってるのでそこそこ客は来る模様。
 このゲームには2号店、3号店と立てると本店の売り上げが支店より下がるというジンクスがあるらしいが、グレさんの場合も見事にそれが当て嵌まった。なんだろうなコレ。


 2号店の立地(右下のほう)。中学校のすぐ隣ということで、酒や煙草を販売せず健全な店作りを目指した。


 4号店の立地。会社がすぐ近くにあるので、酒や煙草、電化製品などをちょっと多目に仕入れている。

 ちなみに3号店はまったく客が来なかったので、2ヶ月くらいで潰してしまった。損切りとゆーやつである。初日はともかく、一ヶ月まったく客が来ないのはまず立地が原因と見て間違いない。他店に客を取られている可能性もあるが、グレさんの場合は商品価格を利率ゼロに値下げしても改善されなかったので、おそらく根本的に需要のない土地に建ててしまったのだろう。
 ライバル店に客を取られてる場合、利率をゼロにして客を根こそぎぶん取り退去させるテもある。その後利率を元に戻し、あとは会社や学校を誘致するなりして顧客を増やせばオールオケーという寸法なのだが。

 新店舗に発展の見込みがあるかどうかは、最小規模の店で従業員を二人にし、二日目以降で営業中に補充や清掃、レジが追いつかない場面が見られるときは成功と判断していいと思う
 初日はたいてい全く客が来ないので、そこは心配する必要はない。が、二日目以降も同じ状況が続くなら要注意だ。
 そこそこ売り上げが見込めると判断したら店舗を拡大し、従業員を三人に増やそう。その前に警察や消防を誘致しておくといいかもしれない。この二つは警備のステータスを上げるのに必須と言ってよく、警察は万引きを、消防は火事を抑制してくれる。なるべく早く用意しておきたい。

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 本店のレイアウト。最初に作ったのでわりとアバウトで無駄があるかもしれない。
 基本的には実在のコンビニのレイアウトを参考に作っている。ゲーム中のサンプルでは外に休憩室を置いてるものもあるが、店内のスペースを有効活用できるとはいえちょっと有り得んよなー…
 コンビニはなんでも置いてるのが当たり前と思ってるので、店毎の需要などはあまり気にしてない。売れないから置かない、ってのも寂しいでしょ。ゲームだからいいじゃん、とも思うのだが、ゲームだからこそつまらないこだわりを反映させてもいいと思うのよね。


 2号店のレイアウト。メインターゲットは学生なので、公園みたく噴水やベンチなどをあしらってみた。
 学校帰りに学生どもがベンチで菓子食べたりするわけですよ。「癒し」をテーマに、のんびりとした雰囲気を堪能できるような門構えを。事故や騒音を避けるため(といっても、このゲームにそんな要素はないが)、駐車場はなし。ダイレクト入店はお断りだぁぁぁ!


 4号店のレイアウト。本店と2号店の間を取ったようなデザイン。
 どれも似たようなレイアウトなんだけど、そこは同系列店だしいいかな、という。おでんや中華まんは今のところどの店にも置いてない。あれはレジの上か隣に置かれてないと落ち着かないので、いまのところ良い配置が思い浮かばず放置。

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 本店の従業員。
南田洋次
吉田有紀
小田伸行
 本店ということでクセのない面子が揃っている。いかにも店長が似合いそうな南田のあだ名は「ミスター店長」。
 小田は生意気な若者らしく接客のステが低く、そのほか全体的にステの伸びが悪い。たぶんサボり癖のある若者なんだと思う。吉田さんは苦労してそうだ。たぶん、たまに小田と衝突してヒス起こしてたりするんだろう。


 2号店の従業員。
竹中小百合
谷口明
的場丈二
 谷口は見た目に違わず能力が低い。が、本人的には真面目にやってるはずなので生暖かく成長を見守っていきたい。たぶん竹中さんからしょっちゅう注意されてるんだろう。
 的場ははじめ頑固オヤジだと信じて疑わなかったのだが、よく年齢を見ると20歳で驚いた。いるんだよな、こーいうオッサンみたいな顔の若者。無口だけど仕事は淡々とそつなくこなすタイプに見える。


 4号店の従業員。
小宮千明
浜田裕子
佐々木信雄
 小宮さんはたぶん、めどいさんみたいな人。ただ体力が低いのですぐに休憩室にひきこもる。浜田さんは元ヤンで真面目に仕事しないけど、不良やおっさんクレーマーの対処が上手いので重宝されてる、的な。
 佐々木は見た目が派手だけど性格は真面目でイイ奴に違いない。語尾は「~ッス!」。別名「4号店の良心」。

    **    **    **    **

 などなど、従業員のパーソナリティに関してはまるっきり妄想でしかないのだが、こういう想像をしながらゲームをプレイすると案外面白いものよ。
 いちおう使える、というか、有能な従業員のセオリーみたいなのはあるらしいのだが、せっかく従業員の成長(育成)要素があるのだから、この際好みで選んでも構わだろう、と。
 見た目がダメそうな人間は予想通り能力が低いのだが、そういうヤツを使えるようになるまで育てるのも楽しみ方の一つである。現場教育って本来そーいうもんよ。即戦力ばっか期待しちゃいかんのよ。せめてゲームでくらいは…ね。






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2013/10/18 (Fri)15:29



 どうも、グレアムです。なぜだか脈絡なくキャミィを描きたくなったので描きました。
 スキャナに取り込んでから気付いたけど、夕べ描き込みが甘いまま寝たのを忘れてたので影のつきかたやらが一部中途半端なんだけど、あとでちゃんと描き直したのをもう一度アップします。できれば色もつけて。

 キャミィは友人宅でプレイしたSFC版スパ2が初見ですかのー。ビジュアルがツボにハマッたんだけど、当時の俺はスパ2持ってなかったんだよね。親に買ってもらえなかった。つうか俺自身が元々スト2が特別好きでも得意でもなかったんで、せがまなかったんだけどな。でもキャミィがいるスパ2(と、それを持ってる友人)は羨ましかった。
 最初に触ったのがマヴカプ2かね、随分後だなー。で、俺の苦手な溜めキャラと知って憤死。未だに待ちガイルのサマソがジャンプKに化ける俺にどうしろと。結局は波動昇竜系が扱いやすくてそっちに戻るっていう。
 そもそも「格ゲー=大技ぶっぱ」というスタイルしか知らなかった俺が立ち回りを考えるようになったのがここ数年という。手足のリーチを活かして戦うキャミィのスタイルはカッコいいけど、通常技の火力はそんなに高くないからやっぱり必殺技をコンボに組めなきゃダメなのよね。

 でね、グレさんは思うのよ…キャミィって、基本的に細いんだよね。
 グレさんにとってキャミィのビジュアルはスパ2のドット絵が唯一至高なので、やけに肉付きが良かったりとか、モリモリした筋肉がついてるのを見ると、「それはちょっと違うよね…」と思ってしまうのよ。まぁ個人の嗜好のハナシなのだけれど。
 他の連中が軒並み筋肉モリモリしてる中で一人だけ細っこいのがいると浮くんだけど、そもそも彼女って、そういう立ち位置のキャラだと思うんだよね。勝利台詞に「こんな小娘に負けて恥ずかしくないの?」ってのがあるじゃない、これ、自分を卑下してるんだと思うんだよね。つまり、自分が周囲から浮いてることを自覚してる。だからビジュアル的に浮いててもいいんだと俺は思うのよ。そもそも戦うための筋肉って、モリモリである必要はないわけだし。
 ってもけっきょく、細かい設定や性格がコロコロ変わるキャラなんで、微妙に扱い難い感はあるのだがネー。

 見た目は東欧(旧共産圏)の暗殺者っぽいイメージなんだけど、実際は英国の特殊部隊所属なんだよね。ブリテンですよ。
 ガンスパイクってゲームではウズィとスコーピオンを使ってたね。まったく英国らしくないチョイスだけど。でも英国らしいチョイスだと何になるんだろう?スターリング?MP5K?ビジュアルに合わねーよなぁ。
 いっそSA80にバヨネットつけて突撃とかやらせたら良かったかもしれん、スパ2の勝利台詞に「大英帝国万歳!」とかいうのがあるし。関係ないけどブラヴォー・ツー・ゼロでマクナブがM203装備のM4に対して「銃剣がつけられない」点を欠点に挙げてて吹いた。おまえもかよアンディ。いや英国ジョークだろうけど。





2013/10/16 (Wed)10:53

「俺の名はクレイブ、かつては傭兵だった。結果的に命を賭して世界を救ってしまった…理想の結末というわけではないが、まあ、きっとそれは高望みし過ぎなんだろう。願わくば、死後に彼女の許へ行けることを祈るだけだ…」

 気がつけば、俺は雲の上にいた。
「…ここは、あの世か?」
 浄水装置は、きちんと機能したろうか?
 そんなことを考えながら、俺はいま自分が置かれている状況に思案を巡らせた。
 まさか、死後の世界なんてものが、本当に存在するとは思わなかったが…それにしても、このステロタイプな光景ってのもなんだかなぁ、という気はする。いまいち現実感がないというか、まぁ、そもそもこれが現実なのかどうかすら怪しいわけだが。
 ここは天国なのか?地獄なのか?
 自分が天国に行けるなどとは思っていないが、それでもこの場所が地獄のようには見えなかった。
 しばらく、その場に留まっていると…遠くに、自分以外の人影があることに気がついた。
「あ…」



 それは。
 自分を抱きしめるような仕草で、意図せず胸が強調されるような腕の組み方をする、いつものクセ。
 どこか遠く置き忘れてしまった過去のように、セピア色になってしまった姿が今、目の前でカラーに色づいた。
「ブレンダ…」
「…や」
 名前を呼ばれたとき、彼女は少しはにかんだように短く声を漏らし、すこし視線を落とした。
 それは、彼女だった。間違いなく。
 そう思ったとき、俺の身体は無意識のうちに動いていた。

「うおおおーーーっ!ここは天国!間違いなく天国だーーーっ!!」
「ふぎゃあーっ!?」
 いきなり組み伏せ、接吻を繰り返す俺に気圧されたのか、彼女は尻尾を踏まれた猫みたいな悲鳴を上げた。
 顔を真っ赤にしながら、彼女が俺の頭を掴んでガスガスと拳を叩きつける。
「痛い痛い痛い!ていうかけっこうマジで本気に殴ってる!?アンアームド俺より上のくせに!?」
「ばぁかっ!ばか、もう…バカッ!」
「ありがとうございます!ありがとうございます!ありがとうございます!」
 激痛に呻きながら雲の上でゴロゴロのたうち回る俺を、彼女が罵る。
「もう……早い、ての!」
「…早い?」
 なにが?
 どうやら久々の愛情表現が不服だったらしい、不快感も露わに眉をしかめる彼女に、俺はきょとんとした視線を向ける。
「あー、ああ…そうか。まずはハグからだよな?まったくもう、無愛想なクセにそういう乙女なところは変わらないんだから」
 ぎゅう。
 優しくそっと抱き締める俺に、しかしそれも違うと言わんばかりに彼女は俺を突き放すと、ふたたびガスガスと殴ってきた。
「痛い痛い痛い!オマエのパンチはけっこう本気で痛いから!折れるから!」
「ばか、死ねっ!もう一回、死ねっ!」
「ありがとうございます!ありがとうございます!ありがとうございます!」
 そんなアホなやり取りをしていたら、異様に疲れてしまった。
 荒い息をつきながら、彼女はドスの利いた三白眼で俺を睨みつつ、語気を強めて言う。
「ここ、に…来んの、早い、つってんの!」
「ハァ?ここって…つまり、ここ?」
「そう」
「天国?」
「そう」
「あー、その、なんだ…つまり、俺、まだ死ぬべきじゃないってこと?」
「そう」
「お断りします(゚ω゚)」
「(ムカッ)」
「いやーだってもう生きてるうちにやれることやりきった感じだし、つーか、これ以上生きてても災厄撒き散らすだけになりそうっつーか、せっかくならここでオマエとずっとイチャイチャしてたいじゃん?」
「…まだ、だめ。神様ゆってた。もっと生きて苦しめ、て」
「うわ、ひどっ。つうか、神様って。オマエ会ったの?」
「うん」
「どんなだった?」
「…黒人のおっさん。核戦争、で、捕鯨委員会がなくなったの、悲しい、とかゆってた」
「うさんくせー」
 そんな与太話をしながら、俺は彼女をしばらく観察し続けていて気づいたことがあった。
 彼女は、生前となにも変わっていない。
 だが、それが俺にとってはかえって不自然だった。
 口に巻いたバンダナ。たどたどしい口調。
「オマエさ、口、治ってないの?」
「うん」
「死んだのに?」
「…これ、あたしのカルマだ、って神様が。受け容れろって」
「そりゃねーだろ。とんだサドだな」
 彼女がこんな喋り方なのは、精神的な問題ではなく肉体的な傷が原因だ。
 本来ならもっと快活に、普通に喋れるはず。だっていうのに。

「ちなみに、どうしても現実世界に帰りたくない、っつったらどうなんの?」
「…いままで、キミが殺したひとたち。全員、ここに来る。キミをボコボコにする。リンチ。それ、永遠に続く。そーいう地獄だって」
「ちょっと生き返ってくる」
 彼女が言い終わるが早いか、俺は踵を返して一目散に立ち去ろうとする。
 がしかし、途中まで歩を進めてから、俺は足を止めてしまった。
 思わず後ろを振り返り、彼女がずっとこっちを見ているのを意識してしまう。
 …せっかく、会えたのに。
 そんな俺の気持ちを察したのか、彼女はとびきり不機嫌そうな顔をすると、ずかずかと俺に近づいてきて、俺をその場にぶっ倒した。
「そぉい」
「うわー」
 ぶえん。
 洗練された軍隊格闘術に学んだと思われる身のこなしに関心しながら、俺はまったく無抵抗に仰向けに倒れる。
 続いて腰を屈めた彼女が俺の身体をそっと抱き起こしたかと思うと、頭を掴んで膝の上にぐっと押しつけた。



 要するに、膝枕だった。
「つらいのは、あたしも同じ…だよ」
「ブレンダ…」
「ちゃんと。待ってて、やるから」
 そう言って、彼女は俺の頭を愛おしそうに撫でくり回した。
 俺は彼女の優しさに胸を打たれ、その愛情を返すように顔を股間にうずめる。そしてすぐ、彼女の平手が俺の顔側面を連続で殴打した。
「痛い痛い痛い!耳はダメ!耳はわりと本気でけっこうヤバイ!」
「ばか、しねっ!むしろ生きろ!とっとと、現実に帰れ!」
「わかった、わかった!ごめん、けっこう本気でマジごめん!」
 最後にケツに強烈な蹴りをもらった俺は、そのまま雲の下までまっさかさまに転落していく。

 こうして…一度死んだはずの俺は、ウェイストランドへの帰還を果たした。



「おお、気がついたか」
「げ」
 目を醒ましたとき、最初に見たのはジジイの満面の笑顔だった。
 生き返ったのを早速後悔した瞬間だった。




2013/10/12 (Sat)17:45



 どうも、グレアムです。
 最近ArmAをプレイしているのは前回の記事通りですが、ひさしぶりにミッションエディットを起動したらなにやら妙なミッションが保存されていたので、なんとなく動画を作ってみました。ミッションそのものの出来は大概酷いので公開はしない。
 しっかし、aviutlのx264でmp4にエンコするとブロックノイズ(最初なぜか「ブロックの伊豆」と変換された。ちょっと待てや!)がバリバリに出るね。特に、ゲーム中にカメラ動かすと。設定如何ではだいぶ克服できるんだけど、ためしにビットレートをガン上げしても大して緩和されないというね。フリーソフトの限界かもなぁ。

  **  **  **  **

 さてミッション内容はというと、一般人が家に帰るだけという。しかし家路まで続く道中ではいきなり激しい銃撃戦が展開されているというなにこの。
 プレイヤー含む一般市民は両軍とも敵対していないとはいえ、油断すると流れ弾やら爆撃やらで命を落とします。
 基本的にはAIが市街地でド派手に戦闘するのを第三者視点で観察するというコンセプトのミッションですかぬー。

 …おまえ、前回あれだけ偉そうなこと言っておいて、自分で作ったのがコレかよ、という意見もあると思いますが。スイマセンとしか言い様がないです。

 本当はもっと歩兵が大量に入り乱れた市街戦を再現したかったんですけどね。じつはこれ、AIの仕様で断念してるんですよ。ミッション中でも結構な数の歩兵は配置してあるんですが、ArmAのAIは索敵能力と射撃制度が優れてるから、一度接敵してしまうと一瞬でカタがついてしまうんですね。だからプレイヤーに魅せるつもりで配置したユニットも、最初のヘリが落ちたあたりでもう死んでるという(屋上に配置したスナイパーとか)。
 で、遠くに配置した部隊を順序送り込んでいくと、今度は遠くから射撃をはじめてしまって、なかなか市街地へ入っていかないんですよね。さらに機動部隊や航空戦力が街の外で交戦をはじめてしまうという事態も発生し、これでもかなり設定には苦労した覚えが。
 まあスクリプトを使って設計を根本から見直せば、市街地で延々と続く派手な銃撃戦、みたいなのも再現できる気はするのですが。さすがに、それはちょっとめんどくさいなぁ。






2013/10/08 (Tue)12:14


 どうも、グレアムです。Fallout3ウソ日記がとりあえず一段落つきましたが、如何だったでしょうか。
 えーじつは最期の場面について、これ、当初の予定とは違うものになってます(汗)それについて今回はちょっと書いていこうかなと。
 過去に書いたかもしれませんが、私は基本的に話を書くとき、最初に大枠だけ決めてあとはほとんどアドリブで書いてます。キャラが動くままに任せるので、たまに「お前そう動くの!?」と書いてる自分自身が驚くことがあったり。そのせいで展開が、最初に決めた大枠からズレることすらあるのですが、今回もそのパターンですね。
 でもって主人公クレイブの恋人の存在がクライマックスで突然クローズップされたわけですが、彼女についての解説はとりあえず後回しにするとして、まずはクレイブの設定から語っていきましょう。

 じつは当初、クライマックスにおけるクレイブの最大の関心事は「敬愛する父親について」になる予定でした。なので最後に掲載する画像も恋人ではなく、エンディングの最後で表示される、親子一緒に映ってる写真のやつを使う予定だったんですね。
 クレイブには「パパっ子」という設定がありまして、母親を知らない彼は少なからず精神的に父に依存しながら成長していった経緯があります。本来、彼の性格なら「己の理想の実現」というおそろしく身勝手な理由でVaultともども自分を捨てた父親の存在を許せるはずはないのですが、それでも文句一つ言わずに父親を敬愛し続けたのは、「それでもオヤジなら、そうするだけの理由があったのだろう」と信じて疑わなかったからです(理屈抜きの妄信です)。
 理想のために意思を貫いた父を尊敬する一方で、肝心の浄化プロジェクトに対してまったく興味を示さなかったのは、彼が関心を抱いていたのは「理想に燃える父の姿」そのものであり、理想の内容そのものには関心がなかったためです。
 それはクレイブが父をある種神格化していたせいもあります。「俺とは違って偉大な人、尊敬されて然るべき人物」という認識が、かえって父の行動を他人事のように感じる原因を作ってしまっていたのですね。「すごい人がすごいことをしている」。それは裏を返せば、「俺とは縁遠い話」と認識していたことに他なりません。
 で、ラストは自らを犠牲に浄水装置を起動させることによって、父の理想を自らの手で遂げることにより「偉大だと思っていた人間と同じ土俵に立つことができた」と認識し、「ようやく父親に追いついた」「父と同じ英雄になることができた」という成長を実感しつつ果てるはずだったんですが(要は、オーソドックスな成長物語になるはずだった)。
 あろうことか、クレイブは土壇場で俺が用意した筋書きに対し「そんなのは俺の望んだ人生じゃない」と突っぱねてきやがった(笑)まったく。




 ここで登場するのが、クレイブのかつての恋人ブレンダの存在。
 どうも過去に女絡みで何かあったらしい、というのは過去の記事内(→傭兵としての人生を振り返る旅路)で示唆されているのですが、じつはこのときは、何も考えてなかった(笑)というか、たんに「 I don't want to set the world on fire 」の歌詞にかこつけてそれっぽいことを書きたかっただけで(おかげで歌詞もすんごいデタラメな意訳に)、詳細を設定する気も、複線を回収する気もなかったんですよ。ぶっちゃけ、使い捨てのネタのつもりでした。
 それでも最後の最後ですべてをかっ攫っていってしまったのは、記事を書く直前に「偶然」設定が固まってしまったから。




 じつはこのとき、ブロークン・スティール終了後を踏まえて2週目用のキャラを作ってたんですね(といっても、それでまた記事を書くかどうかまでは決めてませんでしたが)。
 よく考えれば主人公が男、しかも素顔を出さないマスクマンなんて誰得だよという思いもあり、今度は女性キャラでいこう、と考えつつ、Nexusで良さげな服装MODなどを探していたわけです。
 で、最終的なビジュアルが決まり、ゲームでちょっと動かしたときに、直感的に閃いてしまったんです。




「あ、これ、『彼女』だ」と。
「これが、クレイブがあのとき言っていた『彼女』だ」と。




 この時点でビジュアルと大体の設定が決まっていて、あとはどうクレイブと結びつけるかを考えるだけだったので、彼女とクレイブがどう出会い、どのような時間を過ごし、そしてどのような別れを体験したのか、それらは割とスラスラ浮かんできました。
 その結果、クレイブの気持ちが最終的に父親ではなく、彼女に傾いてしまったわけですね。また彼女の存在によって、いままでのクレイブの活動における行動理念、自分がもたらした結果に対する感情などが当初想定していたものと、まったく変わってしまいました(というか、「実はこうだった」という話になってしまった)。
 大切な人を失った、という過去に重みがついてしまったせいで、たとえばピットで大虐殺を繰り広げた自分のストーリィが、最終的に「父を超える成長物語」として潔く完結することを、クレイブは拒否したのです。

 まぁ、それはいい。それはいいんだが…いや、やっぱり良くなかった。

 これじゃあ、ブロークン・スティールに繋げらんないじゃねーか!!
 ハッキリ言って、あんな果て方した後に復活したら顰蹙なんてもんじゃねーぞ!?わかってんのかクレイブ!おい!もうブロークン・スティール用の画面写真と原稿用意してんだぞ!全部無駄になるだろうが!

 …ハァ~~~。
 いま書いた通り、私はすぐにメインクエスト後のブロークン・スティール編を書くつもりでいました。
 しかし最後の最後でクレイブの内面描写に大幅な変化があったことで、それが難しくなってしまいました(汗)大きな成長を経て、成長後のクレイブがBoSとともにエンクレイブと最後の戦いを繰り広げる、って展開なら何も問題はなかったでしょーにねぇ。
 しかも彼、あまつさえ英雄になることを否定しやがったんで。もうどうしようもない。




 どうしてくれようか、本当に。
 ちなみに恋人の存在がクローズアップされたもう一つの理由に、「せっかく設定がついたのだから、画面写真つきのウソ日記ではなく短編小説としてそのエピソードを書こう」という構想ができ、且つ、その算段がついたからでもあるんですけど。
 つまり自業自得なんだよな~。





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