主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。
生温い目で見て頂けると幸いです、ホームページもあるよ。
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2012/01/27 (Fri)21:05
SFCレビュー第2弾は、SFC初のRPGにして世間では「クソゲー」と名高いフランス産のゲーム「ドラッケン」を送りたいと思います。
ストーリー…なんか世界がピンチなんで4人で世界を救う。あと竜みたいな人がいる。
ゲーム開始時にまずすべきことはキャラクターメイキング。主人公パーティ4人の名前と性別を決め、4つの職業(「ファイター/アマゾン」「スカウト」「マジシャン」「プリースト/プリーステス」)を振り分けます(同じ職業のキャラクターを作ることはできません)。
もちろん、これらの作業が面倒であればデフォルト設定のまま開始することもできますが、やっぱり最初にきちんと設定しておいたほうが愛着が沸きますし、プレイのモチベーションも高まりますよね。
キャラクターメイキングを終えゲームを開始すると、まずゲームの操作方法の説明があります。説明書いらずというか、当時にしては珍しい試みですね。洋ゲーにあるまじき親切さ。
一通りの操作方法を学ぶと、プレイヤーのパーティ一行は広大なフィールドのド真ん中にぽつんと投げ出されます。これぞまさしく洋ゲークオリティ、和製の一本道ゲームに慣れたプレイヤーに拒否反応を起こさせる第一要素です。
ちなみにフィールド内の水溜り(池?)に入るとキャラクターがどんどん沈んでいき、ものすごい勢いでHPが減っていきます。はやく脱出しないと死にますので注意が必要です。装備が重いせいでしょうか。プライベート・ライアンの冒頭オマハ・ビーチ上陸シーンみたいな死に様だなあ。
しかしながら擬似3Dで表現されたフィールドの景観は圧巻で、当時としてはかなり先進的な試みだったのではないでしょうか。さらには時間の概念もあり、時間が経つにつれ空の色が変化し、なんとリアルタイムで太陽の傾く様子まで作りこまれています。
こういった微に入り細に入った演出を見ると、当時から洋ゲーの目指していたもの(=リアリズムの追求、仮想現実の構築)は首尾一貫していたのだなあとしみじみ思います。
当時はゲーム開発者の想像力に技術が追いついておらず、さらには欧米でのゲームビジネス事情やゲーム的「遊び要素」の追求不足から、理不尽な難易度によるプレイヤーへの不親切さが際立ってしまい「洋ゲー=クソゲー」の図式を成り立たせてしまっていたわけですが、表現力の向上やユーザー視点でのプレイビリティの追及が可能となったいま、海外のゲーム市場は日本産のゲームの立場を脅かすまでに成長…おっと関係ない話が続いてしまったようだ。自重。
ともあれ、現在あるハイクオリティな洋ゲーの原点をドラッケンに垣間見たグレさんです。
シームレスに移動できる広大な3Dフィールドで道に迷ったときは、マップ画面を参照しましょう。
まずはスタート時点から正面に進んだ場所にある城を目指しましょう。いきなり道草食おうなどと考えなければ、まず迷うことなく着くはずです。
ちなみにここの水でも溺死できます。橋を渡るときは注意して。
城内の仕掛けを解いて、奥へ進んでいきます。ちなみに城内に飾られているアイテムは勝手に拝借することが可能です。一度城を退出することでアイテムは復活するので、城内にあるバックラーやショートソードをパーティ全員に行き渡らせるまで出入りを繰り返すのもいいかもしれません。
護衛の兵士をしばき倒して奥に進むと、そこにはホドケン王子を名乗る竜人の姿が。
これこそ表題である「ドラッケン」と呼ばれる種族で、プレイヤーは彼らの抱える問題を解決するために奔走することになります。なぜかキラキラ光ってますが。
キラキラ光っているといえば、ゲーム中ことあるごとに登場するメッセンジャーの老人もキラキラ光っています。同一人物かと思いきや全員別人のようで、重要な情報を伝えてくれる老人もいれば、ただの酔っ払いもいます。どうやらこの島の住人にとって、キラキラ光るというのは珍しい能力ではないようです。
民家に住む一般人。怪しい。
ドラッケン名物わんわんお。超つよい。こいつを前にしたプレイヤーの心境は、まさしくアーカードの使い魔と対峙したルークお兄ちゃんそのものです。
総括…というか上記が序盤のインプレみたいなので、これをレビューといってしまっていいのかどうかは当人にとっても疑問の余地がありますが、まあそこはそれで。
一般的に「クソゲー」扱いされやすい本作ですが、たしかに「初見殺し」的なトラップ要素は多いものの、謎解きそのものはそれほど難解なものはなく、こまめにセーブをとりながら進めていけば問題なくクリアできるレベルです。
もともとPCゲームだったこともあり、SFCでのローカライズに際して難易度を引き下げられた可能性はありますが、当時のコンシューマ移植作としてはシステム周りもそこそこに最適化されており、慣れれば違和感なくプレイできます。
というより当時の洋ゲーはプレイするだけで苦痛になるようなとんでもない代物が氾濫していたので、それら有象無象の真正クソゲー軍団に比べれば、この「ドラッケン」は普通に楽しくプレイできるゲームです。
グレさんはわりと気に入ってます。まあ中盤まで進めたところで誤ってデータを消してしまって以降はプレイしてませんが。
ストーリー…なんか世界がピンチなんで4人で世界を救う。あと竜みたいな人がいる。
ゲーム開始時にまずすべきことはキャラクターメイキング。主人公パーティ4人の名前と性別を決め、4つの職業(「ファイター/アマゾン」「スカウト」「マジシャン」「プリースト/プリーステス」)を振り分けます(同じ職業のキャラクターを作ることはできません)。
もちろん、これらの作業が面倒であればデフォルト設定のまま開始することもできますが、やっぱり最初にきちんと設定しておいたほうが愛着が沸きますし、プレイのモチベーションも高まりますよね。
キャラクターメイキングを終えゲームを開始すると、まずゲームの操作方法の説明があります。説明書いらずというか、当時にしては珍しい試みですね。洋ゲーにあるまじき親切さ。
一通りの操作方法を学ぶと、プレイヤーのパーティ一行は広大なフィールドのド真ん中にぽつんと投げ出されます。これぞまさしく洋ゲークオリティ、和製の一本道ゲームに慣れたプレイヤーに拒否反応を起こさせる第一要素です。
ちなみにフィールド内の水溜り(池?)に入るとキャラクターがどんどん沈んでいき、ものすごい勢いでHPが減っていきます。はやく脱出しないと死にますので注意が必要です。装備が重いせいでしょうか。プライベート・ライアンの冒頭オマハ・ビーチ上陸シーンみたいな死に様だなあ。
しかしながら擬似3Dで表現されたフィールドの景観は圧巻で、当時としてはかなり先進的な試みだったのではないでしょうか。さらには時間の概念もあり、時間が経つにつれ空の色が変化し、なんとリアルタイムで太陽の傾く様子まで作りこまれています。
こういった微に入り細に入った演出を見ると、当時から洋ゲーの目指していたもの(=リアリズムの追求、仮想現実の構築)は首尾一貫していたのだなあとしみじみ思います。
当時はゲーム開発者の想像力に技術が追いついておらず、さらには欧米でのゲームビジネス事情やゲーム的「遊び要素」の追求不足から、理不尽な難易度によるプレイヤーへの不親切さが際立ってしまい「洋ゲー=クソゲー」の図式を成り立たせてしまっていたわけですが、表現力の向上やユーザー視点でのプレイビリティの追及が可能となったいま、海外のゲーム市場は日本産のゲームの立場を脅かすまでに成長…おっと関係ない話が続いてしまったようだ。自重。
ともあれ、現在あるハイクオリティな洋ゲーの原点をドラッケンに垣間見たグレさんです。
シームレスに移動できる広大な3Dフィールドで道に迷ったときは、マップ画面を参照しましょう。
まずはスタート時点から正面に進んだ場所にある城を目指しましょう。いきなり道草食おうなどと考えなければ、まず迷うことなく着くはずです。
ちなみにここの水でも溺死できます。橋を渡るときは注意して。
城内の仕掛けを解いて、奥へ進んでいきます。ちなみに城内に飾られているアイテムは勝手に拝借することが可能です。一度城を退出することでアイテムは復活するので、城内にあるバックラーやショートソードをパーティ全員に行き渡らせるまで出入りを繰り返すのもいいかもしれません。
護衛の兵士をしばき倒して奥に進むと、そこにはホドケン王子を名乗る竜人の姿が。
これこそ表題である「ドラッケン」と呼ばれる種族で、プレイヤーは彼らの抱える問題を解決するために奔走することになります。なぜかキラキラ光ってますが。
キラキラ光っているといえば、ゲーム中ことあるごとに登場するメッセンジャーの老人もキラキラ光っています。同一人物かと思いきや全員別人のようで、重要な情報を伝えてくれる老人もいれば、ただの酔っ払いもいます。どうやらこの島の住人にとって、キラキラ光るというのは珍しい能力ではないようです。
民家に住む一般人。怪しい。
ドラッケン名物わんわんお。超つよい。こいつを前にしたプレイヤーの心境は、まさしくアーカードの使い魔と対峙したルークお兄ちゃんそのものです。
総括…というか上記が序盤のインプレみたいなので、これをレビューといってしまっていいのかどうかは当人にとっても疑問の余地がありますが、まあそこはそれで。
一般的に「クソゲー」扱いされやすい本作ですが、たしかに「初見殺し」的なトラップ要素は多いものの、謎解きそのものはそれほど難解なものはなく、こまめにセーブをとりながら進めていけば問題なくクリアできるレベルです。
もともとPCゲームだったこともあり、SFCでのローカライズに際して難易度を引き下げられた可能性はありますが、当時のコンシューマ移植作としてはシステム周りもそこそこに最適化されており、慣れれば違和感なくプレイできます。
というより当時の洋ゲーはプレイするだけで苦痛になるようなとんでもない代物が氾濫していたので、それら有象無象の真正クソゲー軍団に比べれば、この「ドラッケン」は普通に楽しくプレイできるゲームです。
グレさんはわりと気に入ってます。まあ中盤まで進めたところで誤ってデータを消してしまって以降はプレイしてませんが。
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2012/01/24 (Tue)21:01
どうも、最近なぜかスーファミのゲームにハマりだしたグレさんです。ちょいと更新に間が空いたところで、簡易レビューなんぞ一発かましてみようかと。
というわけで、SFCレビュー第一弾は「すごいへべれけ」。
知る人ぞ知る、サンソフトの看板キャラクター「へべ」が活躍するゲームのSFC版。今回は4人で大戦格闘だ!感覚的にはパワーストーンとか、ああいった類のゲームの先駆けだと思う。
何かしらのギミックが仕掛けられたステージ内で、アイテムを拾ったりしながら他のキャラクターをしばき倒すのが目的。ステージは3本先取で、3回勝利すると次のステージに行けます(1人プレイモード)。
登場キャラクターは個性的な8キャラ。帽子をかぶったペンギンのような生き物「へべ」、猫のきぐるみを着た高飛車なお嬢様「おーちゃん」、赤い帽子にグラサンが特徴的な「すけざえもん」、アンコウのような提灯をつけた緑色の生き物「じぇにふぁー」、タ○コプターのようなものを頭につけた紫色の鳥「ぼーぼーどり」、二本の触覚をつけた灰色の「うつーじん」、ペンギンのきぐるみを着た口数の少ないやつ「ぺんちゃん」、そして先の尖ったヘルメットをつけたへべ最大のライバル「うにょーん」。
それぞれ固有の必殺技が2種類+体力が4分の1になると使用可能になる超必殺技が1種類。必殺技はそれぞれ個性的(どっちかっていうと見た目が)で、自分の首を飛ばすへべの「くびちょんぱあたーく」、相手を凍らせるブレスを吐くおーちゃんの「こちこち」など、使ってて楽しいものが多い。
ちなみに体力がゼロになると、キャラが「ぽぷーん」というスライムのような生物に変化し、試合終了まで相手の邪魔をしたりできる。とはいうものの攻撃することはできず移動とジャンプしかできないので、実質なにができるわけではない。攻撃されると泣き、攻撃を受け続けると破裂してしまう。シュール。
そして本ゲーム最大の特徴といえば、豪華声優陣。林原めぐみ、かないみか、若本規夫、千葉繁の4人、そうそうたる面子である。SFCなのでサンプルレートは低いしボイスの種類も決して多くはないが、必聴の価値アリと思う。特におーちゃん(CV:かないみか)の「とーぜんですわっっっ!」はかなりクセになる(タイトル画面で連呼されるからだと思うけど)。
このゲームの最大の欠点といえば、必殺技の性能の低さだろう。どの必殺技も隙が大きく、さらに出した後の硬直時間が長い。たとえばへべの「くびちょんぱあたーく」は見た目に反して巻き込み性能がゼロなうえ(つまり軌道上に何人いても1体にしか当たらない)、直撃させた相手に反確を取られるほど硬直時間が長い(ありえない!)。さらに威力も特筆して高いわけではないので、あえてこの技を出す意味はない。
結局のところ、少しでも格ゲー知識のある人間が触れば「必殺技よりパンチ連打で出せる3連撃が一番強い」ということにすぐ気がつくはずだ。これは超必殺技も例外ではなく、コマンドの煩雑さの割に性能が高くないものが多い。中には「ボタンを8秒溜めてから離す」というとんでもないコマンドまであり、ただでさえ制限時間が少ないうえに、残体力が少ない状態では相手から逃げつつ技を出すことすら至難、しかもそれほど強力ではないという、いいとこなしな有様である。
このゲームにおける必殺技は(性能面から見れば)どれも「魅せ技」でしかなく、シリアスにプレイするにはとことん向かないシステムである。そのへんを理解したうえで楽しくプレイできるかどうかが評価の分かれ目になりそうだ。要するにキャラゲー以上のものではない。
当のグレさんはというと、キャラゲーとして割り切ったうえで楽しむとかそういう方向性で評価しています。グレさんの動物系デフォルメキャラはこのへべれけの作風に影響を受けたところが大きく、このゲームも当時リアルタイムでプレイしていてかなり愛着深いものなのです(上の欠点指摘など、当時では思いつきもしなかったろう。スレたなあ、俺…)。
ちなみにゲーム雑誌に連載されていた漫画を書籍化した「へべれけのほん」はいまでもグレさんの宝物です。また新作作らないのかな…ていうか最近サンソフトってなに作ってんの?まさかなくなってたりしないよね?
個人的には当時のキャストを集めてCDドラマとか作ってほしいんですがだめですかむりですか。ほとんど会話が成立しないというか会話になってない擬音もどきが飛び交うシュールなCDになりそう。
というわけで、SFCレビュー第一弾は「すごいへべれけ」。
知る人ぞ知る、サンソフトの看板キャラクター「へべ」が活躍するゲームのSFC版。今回は4人で大戦格闘だ!感覚的にはパワーストーンとか、ああいった類のゲームの先駆けだと思う。
何かしらのギミックが仕掛けられたステージ内で、アイテムを拾ったりしながら他のキャラクターをしばき倒すのが目的。ステージは3本先取で、3回勝利すると次のステージに行けます(1人プレイモード)。
登場キャラクターは個性的な8キャラ。帽子をかぶったペンギンのような生き物「へべ」、猫のきぐるみを着た高飛車なお嬢様「おーちゃん」、赤い帽子にグラサンが特徴的な「すけざえもん」、アンコウのような提灯をつけた緑色の生き物「じぇにふぁー」、タ○コプターのようなものを頭につけた紫色の鳥「ぼーぼーどり」、二本の触覚をつけた灰色の「うつーじん」、ペンギンのきぐるみを着た口数の少ないやつ「ぺんちゃん」、そして先の尖ったヘルメットをつけたへべ最大のライバル「うにょーん」。
それぞれ固有の必殺技が2種類+体力が4分の1になると使用可能になる超必殺技が1種類。必殺技はそれぞれ個性的(どっちかっていうと見た目が)で、自分の首を飛ばすへべの「くびちょんぱあたーく」、相手を凍らせるブレスを吐くおーちゃんの「こちこち」など、使ってて楽しいものが多い。
ちなみに体力がゼロになると、キャラが「ぽぷーん」というスライムのような生物に変化し、試合終了まで相手の邪魔をしたりできる。とはいうものの攻撃することはできず移動とジャンプしかできないので、実質なにができるわけではない。攻撃されると泣き、攻撃を受け続けると破裂してしまう。シュール。
そして本ゲーム最大の特徴といえば、豪華声優陣。林原めぐみ、かないみか、若本規夫、千葉繁の4人、そうそうたる面子である。SFCなのでサンプルレートは低いしボイスの種類も決して多くはないが、必聴の価値アリと思う。特におーちゃん(CV:かないみか)の「とーぜんですわっっっ!」はかなりクセになる(タイトル画面で連呼されるからだと思うけど)。
このゲームの最大の欠点といえば、必殺技の性能の低さだろう。どの必殺技も隙が大きく、さらに出した後の硬直時間が長い。たとえばへべの「くびちょんぱあたーく」は見た目に反して巻き込み性能がゼロなうえ(つまり軌道上に何人いても1体にしか当たらない)、直撃させた相手に反確を取られるほど硬直時間が長い(ありえない!)。さらに威力も特筆して高いわけではないので、あえてこの技を出す意味はない。
結局のところ、少しでも格ゲー知識のある人間が触れば「必殺技よりパンチ連打で出せる3連撃が一番強い」ということにすぐ気がつくはずだ。これは超必殺技も例外ではなく、コマンドの煩雑さの割に性能が高くないものが多い。中には「ボタンを8秒溜めてから離す」というとんでもないコマンドまであり、ただでさえ制限時間が少ないうえに、残体力が少ない状態では相手から逃げつつ技を出すことすら至難、しかもそれほど強力ではないという、いいとこなしな有様である。
このゲームにおける必殺技は(性能面から見れば)どれも「魅せ技」でしかなく、シリアスにプレイするにはとことん向かないシステムである。そのへんを理解したうえで楽しくプレイできるかどうかが評価の分かれ目になりそうだ。要するにキャラゲー以上のものではない。
当のグレさんはというと、キャラゲーとして割り切ったうえで楽しむとかそういう方向性で評価しています。グレさんの動物系デフォルメキャラはこのへべれけの作風に影響を受けたところが大きく、このゲームも当時リアルタイムでプレイしていてかなり愛着深いものなのです(上の欠点指摘など、当時では思いつきもしなかったろう。スレたなあ、俺…)。
ちなみにゲーム雑誌に連載されていた漫画を書籍化した「へべれけのほん」はいまでもグレさんの宝物です。また新作作らないのかな…ていうか最近サンソフトってなに作ってんの?まさかなくなってたりしないよね?
個人的には当時のキャストを集めてCDドラマとか作ってほしいんですがだめですかむりですか。ほとんど会話が成立しないというか会話になってない擬音もどきが飛び交うシュールなCDになりそう。
2012/01/18 (Wed)13:57
バルドスカイの人物紹介後編行っちゃうよー。
・ジルベール ジルベルト
ポストゲンハ。のはずが…序盤からセコい小悪党ぶりを遺憾なく発揮し、最終的に「愛すべきチンピラ」へと身を墜とすことに。うざい性格や言動などは、きーやん…もといかーやんのイケメンボイスですべてが許されてしまう。というか俺が全力で許す。全ヒロインから敵視された挙句、フルボッコにされ「炎天下の道路で干からびてるカエル」とまで称される末路を辿るとは、よもや最初のルートをクリアした時点では想像できなかっただろう。
・久利原 直樹
善人かと思ったら敵でした枠。通称「開始5分で即子安」。悲惨な出自からはじまり、すべてを投げ打って地球環境の改善に取り組んでいたら人類滅亡の片棒を担がされていたというカワイソウな人。でもロリに泣きすがる姿はどう見ても犯罪です。仮想でもリアルでも2刀流で無双しちゃう体育会理系科学者。ていうか人生のすべてを研究に費やしてたなら、その義体相手に単騎で無双できるトンデモ戦闘力はどこで手に入れたんだ。
・ノイ
みんな大好きのいてんてー。ロリコン認定証の持ち主として、「れいぷごっこやえすえむごっこ」の誘いを受けざるを得ないッ…!輪姦された直後だというのに、サッパリした顔つきで「あんなものでは、私からは何も奪えん」という台詞は、グレさんの大好きな小説「神は銃弾」のヒロインの台詞「あたしの身体を得ることはできても、残りは永遠に得られない」を思い出させ、いたく感動してしまった。ていうか平素ではあんなだけど、ノイ先生って「イイ女」だよな。大人というか。イチオシです。
・グレゴリー神父
カリスマのある悪役担当。「メイドといえばチェーンソー」もとい「神父といえばチェーンソー」とばかりに両腕からチェーンソーを生やす姿はまさしく狂気。チェーンソーは本来殺傷目的には向かない、というツッコミは野暮というものだろう。たぶんノインツェーンはフィクションでしかチェーンソーを知らなかったんじゃないかなあ。わざとらしい若本喋りは慣れればこれはこれで。まさか終盤も終盤でコメディリリーフになるとは思いもしなかった。コ・ン・ニ・チ・ワーーー!
・橘 聖良
うさんくさいけど善人でした枠。究極のダメ人間。ひきこもりすぎて、リアルで生活するのにリハビリが必要になるほど。しかも人智を超えたレベルのゲーマー。駄目だこいつ早くなんとかしないと…!箱舟計画なんつー代物を即時実行したがるあたり、フォースの玲佳社長の血縁なんだろうなあとしみじみ思う。同じ思想の持ち主でも立場が違えば味方足りえる好例、か?貴重な年増枠なので、一部のファンに根強い人気があるとかないとか。
・桐島 勲
直情バカの見本。指揮官なのに前線に出ちゃう大艦巨砲主義。悪人ではないけど思い込みの激しさゆえに最悪の行動を取ってしまう超迷惑な人。「清城の未来は任せろー(バリバリ←トランキライザーの起動音」「永二&聖良<やめて!」千夏ルートのパラダイムシフトの演出はともかく、曲調とあのヒゲ顔が超絶似合わないのはどうにかならなかったのか。正直、バッドエンドルートでの永二おとーさんとの戦闘のほうが燃えたのは悲しい事実だと思う。
・門倉 永二
うさんくさいけど善人でした枠その2。おとーさんは息子が心配になるとすぐシュミクラムで無双しちゃうの。常に家族のことを考えていながら、自分のために言い訳しないという、父親の鏡のような男。桐島の親父とは大違いだ。豪放な性格に潜む不器用さも萌えポインツ。そりゃあ母さんも惚れるわけだ。外見がちょっとウルヴァリンに似てる。甲も成長したら父親似になるんだろうか。眉毛とか。
・シゼル ステインプレッシェル
人物チャートでフルネームがあるのをはじめて知った。少佐の階級に恥じぬメスゴリラっぷりを作中で遺憾なく発揮してくれる殺人マシーン。捕虜を死ぬ寸前までフルボッコした挙句、チ○コもいだりする危険人物。ひとたび戦場から離れるとフリフリのドレスや甘いケーキが大好きな乙女に変身するのはもうどこから突っ込んでいいやら。たぶん辛い幼少期の経験が倒錯した人格を形成したものと思われる。
・モホーク
インディアン枠。なんだそれ。地雷で両者の退路を絶ってから決闘に持ち込むといった、グレイ・フォックスばりのロマンチスト。口癖の「うむ」「よし」は汎用性が高いと思う。「よくわからんがよし」はさすがに投げやりすぎだと思うが。出番の少なさが偶に瑕だが、徹頭徹尾イイ奴なので、地味に人気があると思われるキャラ。地味だけど。
・阿南 よしお
悪徳政治家。別名バルスカのいじめて君。アセンブラに溶かされた挙句「らめぇ」とか言っちゃうレイプ要員。銭亡者なんだけど、こいつが企業べったりだったおかげでアークが好き放題できてた点(当人曰く「清城の発展に貢献した」)は評価できなくもない。どっちかっていうとアセンブラやトランキライザー絡みの陰謀は、早々に暗殺された米内のほうが御執心だったぽいしなあ。ゲス野郎なんだけど、必要悪って気もするそんなポジ。
以上、グレさんがバルドスカイをひととおりプレイした雑感みたいなもの。
そのうちイラストとか描くかもしれない。描かないかもしれない。カドクラ運輸の3悪人とか面白そうですよね。悪人…?いや悪党顔というか。(直後にシゼル女史の本気パンチが炸裂)死ぬ。
・ジルベール ジルベルト
ポストゲンハ。のはずが…序盤からセコい小悪党ぶりを遺憾なく発揮し、最終的に「愛すべきチンピラ」へと身を墜とすことに。うざい性格や言動などは、きーやん…もといかーやんのイケメンボイスですべてが許されてしまう。というか俺が全力で許す。全ヒロインから敵視された挙句、フルボッコにされ「炎天下の道路で干からびてるカエル」とまで称される末路を辿るとは、よもや最初のルートをクリアした時点では想像できなかっただろう。
・久利原 直樹
善人かと思ったら敵でした枠。通称「開始5分で即子安」。悲惨な出自からはじまり、すべてを投げ打って地球環境の改善に取り組んでいたら人類滅亡の片棒を担がされていたというカワイソウな人。でもロリに泣きすがる姿はどう見ても犯罪です。仮想でもリアルでも2刀流で無双しちゃう体育会理系科学者。ていうか人生のすべてを研究に費やしてたなら、その義体相手に単騎で無双できるトンデモ戦闘力はどこで手に入れたんだ。
・ノイ
みんな大好きのいてんてー。ロリコン認定証の持ち主として、「れいぷごっこやえすえむごっこ」の誘いを受けざるを得ないッ…!輪姦された直後だというのに、サッパリした顔つきで「あんなものでは、私からは何も奪えん」という台詞は、グレさんの大好きな小説「神は銃弾」のヒロインの台詞「あたしの身体を得ることはできても、残りは永遠に得られない」を思い出させ、いたく感動してしまった。ていうか平素ではあんなだけど、ノイ先生って「イイ女」だよな。大人というか。イチオシです。
・グレゴリー神父
カリスマのある悪役担当。「メイドといえばチェーンソー」もとい「神父といえばチェーンソー」とばかりに両腕からチェーンソーを生やす姿はまさしく狂気。チェーンソーは本来殺傷目的には向かない、というツッコミは野暮というものだろう。たぶんノインツェーンはフィクションでしかチェーンソーを知らなかったんじゃないかなあ。わざとらしい若本喋りは慣れればこれはこれで。まさか終盤も終盤でコメディリリーフになるとは思いもしなかった。コ・ン・ニ・チ・ワーーー!
・橘 聖良
うさんくさいけど善人でした枠。究極のダメ人間。ひきこもりすぎて、リアルで生活するのにリハビリが必要になるほど。しかも人智を超えたレベルのゲーマー。駄目だこいつ早くなんとかしないと…!箱舟計画なんつー代物を即時実行したがるあたり、フォースの玲佳社長の血縁なんだろうなあとしみじみ思う。同じ思想の持ち主でも立場が違えば味方足りえる好例、か?貴重な年増枠なので、一部のファンに根強い人気があるとかないとか。
・桐島 勲
直情バカの見本。指揮官なのに前線に出ちゃう大艦巨砲主義。悪人ではないけど思い込みの激しさゆえに最悪の行動を取ってしまう超迷惑な人。「清城の未来は任せろー(バリバリ←トランキライザーの起動音」「永二&聖良<やめて!」千夏ルートのパラダイムシフトの演出はともかく、曲調とあのヒゲ顔が超絶似合わないのはどうにかならなかったのか。正直、バッドエンドルートでの永二おとーさんとの戦闘のほうが燃えたのは悲しい事実だと思う。
・門倉 永二
うさんくさいけど善人でした枠その2。おとーさんは息子が心配になるとすぐシュミクラムで無双しちゃうの。常に家族のことを考えていながら、自分のために言い訳しないという、父親の鏡のような男。桐島の親父とは大違いだ。豪放な性格に潜む不器用さも萌えポインツ。そりゃあ母さんも惚れるわけだ。外見がちょっとウルヴァリンに似てる。甲も成長したら父親似になるんだろうか。眉毛とか。
・シゼル ステインプレッシェル
人物チャートでフルネームがあるのをはじめて知った。少佐の階級に恥じぬメスゴリラっぷりを作中で遺憾なく発揮してくれる殺人マシーン。捕虜を死ぬ寸前までフルボッコした挙句、チ○コもいだりする危険人物。ひとたび戦場から離れるとフリフリのドレスや甘いケーキが大好きな乙女に変身するのはもうどこから突っ込んでいいやら。たぶん辛い幼少期の経験が倒錯した人格を形成したものと思われる。
・モホーク
インディアン枠。なんだそれ。地雷で両者の退路を絶ってから決闘に持ち込むといった、グレイ・フォックスばりのロマンチスト。口癖の「うむ」「よし」は汎用性が高いと思う。「よくわからんがよし」はさすがに投げやりすぎだと思うが。出番の少なさが偶に瑕だが、徹頭徹尾イイ奴なので、地味に人気があると思われるキャラ。地味だけど。
・阿南 よしお
悪徳政治家。別名バルスカのいじめて君。アセンブラに溶かされた挙句「らめぇ」とか言っちゃうレイプ要員。銭亡者なんだけど、こいつが企業べったりだったおかげでアークが好き放題できてた点(当人曰く「清城の発展に貢献した」)は評価できなくもない。どっちかっていうとアセンブラやトランキライザー絡みの陰謀は、早々に暗殺された米内のほうが御執心だったぽいしなあ。ゲス野郎なんだけど、必要悪って気もするそんなポジ。
以上、グレさんがバルドスカイをひととおりプレイした雑感みたいなもの。
そのうちイラストとか描くかもしれない。描かないかもしれない。カドクラ運輸の3悪人とか面白そうですよね。悪人…?いや悪党顔というか。(直後にシゼル女史の本気パンチが炸裂)死ぬ。
2012/01/16 (Mon)07:15
気づけば仮想の戦場に立ち、鋼鉄の肉体を身に纏っていた。
失われた記憶、呆然とする俺を「中尉」と呼び慕う女性の姿。
リミッターオフ・エリア(制限なし区域)で受けた肉体的苦痛は脳にフィードバックされ、ネット空間上での死はそのままフラットライン(脳波停止)…現実での死に直結する。
混乱し、うちひしがれ、わけもわからぬまま銃を手に自律兵器型ウィルスを排除していく。
学生だった頃から現在に至るまでの記憶がすっぽり抜け落ちている。いや、学生だった頃の記憶さえ、穴あきチーズのように欠損部位が目立つ。
若く青臭いメンタリティのまま戦火に取り残された俺に、女は言った。
「学生時代の記憶が残っているなら、この程度の雑魚は相手にもならないはずだ」と。
シュミクラム…仮想空間上で戦うための鋼鉄の肉体は、そう呼ばれていた。
悪意をもってばら撒かれた、意思を持たないウィルス・プログラムの群れをいなし、意識を現実世界にシフトさせる。
『ログアウト(離脱)』
目を醒ました俺を迎えたのは、空気の冷めきった地下通路。俺を慕い支えた女性士官、そして機械に接続されたまま死を迎えた大勢の仲間たちだった。
オープニング・シーケンス。
青空の見えない街、清城市。
さまざまな勢力と思惑が入り乱れるこの火薬庫で、ただの学生だった俺がなぜ戦場に身を投じていたのか。
なくした記憶を取り戻すため闇医者の手にかかるも、思い出すのは瑣末な出来事ばかり。
手がかりを求めて奔走する俺に、神父は言った。
「これが結末だ」
物語の収束。
すべての起点である「灰色のクリスマス」。
第二世代ナノマシン「アセンブラ」の引き起こした悲劇。
焼き払われた故郷。
狂気に蝕まれた恩師。
忘却の彼方に追いやられた「大切な想い」。
破滅へと向かう世界。
対立する、かつての友人たち。
世界「0」の干渉。
ノインツェーンの求めた「清浄なる世界」。
結末を見届ける勇気はあるか。大切なものを守るために戦い続ける意志はあるか。
「どれだけ観測しても、2人が生き延びて結ばれる未来は見つからなかった」
*** *** *** ***
えーまあ、こんなんで。バルドスカイの販促的な。
ノリノリで恥ずかしい文章を書いてみましたが如何でしょうか。
とりあえず前回告知していたサブキャラ雑感は次回に持ち越しということで。
失われた記憶、呆然とする俺を「中尉」と呼び慕う女性の姿。
リミッターオフ・エリア(制限なし区域)で受けた肉体的苦痛は脳にフィードバックされ、ネット空間上での死はそのままフラットライン(脳波停止)…現実での死に直結する。
混乱し、うちひしがれ、わけもわからぬまま銃を手に自律兵器型ウィルスを排除していく。
学生だった頃から現在に至るまでの記憶がすっぽり抜け落ちている。いや、学生だった頃の記憶さえ、穴あきチーズのように欠損部位が目立つ。
若く青臭いメンタリティのまま戦火に取り残された俺に、女は言った。
「学生時代の記憶が残っているなら、この程度の雑魚は相手にもならないはずだ」と。
シュミクラム…仮想空間上で戦うための鋼鉄の肉体は、そう呼ばれていた。
悪意をもってばら撒かれた、意思を持たないウィルス・プログラムの群れをいなし、意識を現実世界にシフトさせる。
『ログアウト(離脱)』
目を醒ました俺を迎えたのは、空気の冷めきった地下通路。俺を慕い支えた女性士官、そして機械に接続されたまま死を迎えた大勢の仲間たちだった。
オープニング・シーケンス。
青空の見えない街、清城市。
さまざまな勢力と思惑が入り乱れるこの火薬庫で、ただの学生だった俺がなぜ戦場に身を投じていたのか。
なくした記憶を取り戻すため闇医者の手にかかるも、思い出すのは瑣末な出来事ばかり。
手がかりを求めて奔走する俺に、神父は言った。
「これが結末だ」
物語の収束。
すべての起点である「灰色のクリスマス」。
第二世代ナノマシン「アセンブラ」の引き起こした悲劇。
焼き払われた故郷。
狂気に蝕まれた恩師。
忘却の彼方に追いやられた「大切な想い」。
破滅へと向かう世界。
対立する、かつての友人たち。
世界「0」の干渉。
ノインツェーンの求めた「清浄なる世界」。
結末を見届ける勇気はあるか。大切なものを守るために戦い続ける意志はあるか。
「どれだけ観測しても、2人が生き延びて結ばれる未来は見つからなかった」
*** *** *** ***
えーまあ、こんなんで。バルドスカイの販促的な。
ノリノリで恥ずかしい文章を書いてみましたが如何でしょうか。
とりあえず前回告知していたサブキャラ雑感は次回に持ち越しということで。
2012/01/14 (Sat)02:25
オラに名前をつけたのがおめぇで本当によかった。
コ・ン・ニ・チ・ワーーー!
グレゴリー神父、もといグレアムです。今度から尊士じゃなく神父と名乗ろうかしら。
そんなわけで、このところバルドスカイにめっちゃハマり中なのです。珍しいねグレさんがアダルトゲームに夢中になるってのは。大抵は最初に2~3時間プレイしてから放置しちゃうのに。
それもこれも本作の(アクション)ゲーム部分の出来が良いからなのですが、それ以上にシナリオが良かった。エロシーンだけ全部高速ですっ飛ばすくらいに。なんかもうこれエロゲーじゃなくても良くね?ってくらい。このへんは前作バルドフォースのときから散々言われてきたことなんですがね。
でもまあエロゲーならではというか、コンシューマに比べ表現規制が緩い部分がエロ以外の描写でも良い具合にパンチが効いてるというか、そういった視点からもアダルトゲームの表現の幅の広さってなかなか馬鹿にできないと思うのですよ?
とりあえず年末からプレイを続けて全員分のグッドエンドを解除、これから真エンディングに突入って感じなんですが、その間にDive1の全ルートを網羅してたりしたのでいつの間にかプレイ時間が100時間を越えていたという。まだまだ伸びるよ!ていうか下手すりゃプレイ初めて1ヶ月も経ってない疑惑が…恐ろしい。
たんに100時間越えたゲームならガングリフォンとか忍道とかあるんですが、そのへんは年単位でダラダラ続けてのスコアなので…これだけ短期集中で1つのゲームをぶっ続けてプレイしたのって初めてかもしれん。
グレさんは前作バルドフォースにめっちゃハマッたクチで、正直今回のバルドスカイは実際にプレイするまで期待値高くなかったんですが、これはもう想像以上というかなんかもう凄い。
前作では主人公の行動範囲が基地から仮想空間にダイヴするくらいでしたが、本作はリアルで行動する描写も多く、それに伴いサイバーパンク的ガジェットも多数登場します。前作は「サイバー、パンク…的な?」という印象でしたが、本作は疑う余地なく、どこに出しても恥ずかしくないレベルで完璧に「サイバーパンク!」。ニューロマンサーネタも多数登場して俺歓喜。
感想をダラダラ書き連ねると終わりが見えないので、とりあえず今回はキャラごとの雑感を書いておこうと思います。グレさん的所感というか。
・門倉 甲
主人公。朴念仁。「付き合ってください」と言われて「わかった突き合いだな?任せろー」と返して一方的に交戦状態に入り、あまつさえ相手に「もうちょっと日本語の勉強をしたほうがいい」とか感想を抱くあたり真正の天然かもしれない。ドリフのお豊並に残念な頭脳の持ち主。ナチュラルキリングマシーンな点も性格が共通している。序盤から記憶の大部分を保有しているルートでは「キャーコウサーン」と呼びたくなること請け合い。ちなみにエロシーンにおいて自然な振る舞いを見せるのは前作から大きく進歩したところ。今回はエロシーンに突入した瞬間、いきなり性格がAV男優みたいになったりしない。すごい。
・桐島 レイン
世話女房。主人公の幸せのためなら、妻の座を謹んで他のヒロインに譲るくらい良く出来た女。食料のほとんどを合成食品でまかなう現代の食糧事情は、料理の腕が壊滅的な彼女にとって不幸中の幸いかもしれない。生まれつきのお嬢様のくせ、エロシーン以外で卑語(ピー音つき単語)を発する唯一のヒロインという。さきほど○○○○がついてると仰ったではありませんか。仮想での戦闘では遠距離からのサポートを得意としている…らしいのだが、近接戦闘のほうが強いように感じるのはグレさんの気のせいだろうか。小足見てからスタン余裕でした。ギニャーッ。
・若草 菜ノ葉
幼馴染。ニラ。いまどき家事全般をそつなくこなせる時点で嫁にするには合格点をあげたくなるのだが、当人は特殊な才能ゼロ&戦闘能力ゼロな点に引け目を感じているという。こういう無力な人間がただただ翻弄された挙句、救いのないまま惨い死に様を迎える展開がグレさんは大好物です。ただしニラニラ炒めは勘弁な。グッドエンドで融合したとき「あれ?このまま終わればハッピーエンドじゃね?」と思ったらバッドエンドがそのものズバリで軽く驚愕を覚えた。しかもバッドエンドでの心理描写が秀逸で、ゲームをやってて「…負けた……!!」と悔しい思いをさせられるという、稀有な経験をしたグレさんだった。
・渚 千夏
女友達枠。明朗快活なスポーツ少女が、復讐に燃える寡黙で薄暗い性格になった挙句、ルートによって主人公の幼馴染に自爆特攻キメたり、超兵器に接続されたせいで心が壊れて幼児退行しちゃったりする、ゲーム中での性格の変化がもっとも顕著なヒロイン。最終的にロリ化します(肉体的:グッドエンド⇔バッドエンド:精神的)。過去回想やロリ化でも声優が変わらない作品は珍しいんじゃないかと気がつき、さらにそのほうが良いんじゃないかとグレさんに気づかせるきっかけを作ったキャラ。ていうか本作の声優さんはみんな演技が上手いよね。
・西野 亜季
姉キャラ。変人でヒッキーのダメ人間。プロのダメ人間。でも仕事はバリバリこなせるよ!主夫スキルがある人は是非正妻に迎えて頂きたい。歩くとすぐに疲れて行動不能になる要介護認定ヒロイン。むしろ長話するだけで疲れるという。いちおうデザイナーズ・チャイルド…のはずなのだが、どうもデザインの方向性がジルベルトあたりの平均的DCとは根本的に異なるらしい。あまり動じることがないキャラだけに、「愛と快楽のフォーラム」での動じまくりの演技は必聴。
・水無月 真
敵か味方かカウボーイ。心の声はエキセントリック。如月寮のスポンジボブ(「喋ったあァァアアアーーー!!??」的な意味で)。家事万能で仮想での戦闘も強く、おまけにネット上のあらゆるセキュリティをすり抜ける体質持ちという、他者と比べて明らかにオーバースペック気味なヒロイン。嫁にしたときの問題は、作中ではその片鱗しか見せなかった黒い部分がどれだけ悪化(or進化or深化)する可能性があるか、だが。仮想にて大空を駆け多量のビットを操る姿はバチェラの再来…と言いたいところだが、機体そのものは紙装甲なので一度掴まえてしまえば倒すのにそれほど苦労しないという。
・水無月 空
メインヒロイン。時空をも超えた壮大なスケールでの遠距離恋愛が発覚する最終ルートは涙なくして見ることができない。1万と2千年間前から愛してる(文字通りの意味で)。料理の腕前も異次元級。もう下手とかそういうレベルじゃない(宇宙ヤバイのコピペ風に)。ラスボスに暗黒流れ星をぶちかましたせいで終わりの見えないウォーゲームを延々とやらされる破目になった可哀想な娘。他のヒロインの美点をすべて兼ね備えているのだが、実際に付き合うとしたら一番めんどくさそうな女である。
他のキャラの感想はまた次回。