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主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。 生温い目で見て頂けると幸いです、ホームページもあるよ。 http://reverend.sessya.net/
2024/10/06 (Sun)05:01
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2016/02/02 (Tue)19:26





 どうも、グレアムです。ひさびさに某所へ動画をアップロードしました。




【HOD2】ローガン先輩が本気を出したようです<1/2>




【HOD2】ローガン先輩が本気を出したようです<2/2>







 ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド2のチートプレイ動画です。チートというか、たんに連射ツール使っただけですが。
 PC日本語版のオリジナルモードにて「一撃の弾&ローガンの着ぐるみ」使用、連射ツールはショット毎秒20発/リロード毎秒5回という設定。たぶん内部的にはクリック回数分制限なしにカウントされる(ウェイトがない)と思うんですが、あんまり連射速度を早くすると毎秒30フレームの動画ではまともに撮影できないと考えて若干抑えました。まあそれでも1200rpmというMAC-11並の速射なので充分チートなんですけどね。
 ちなみに一撃の弾を選んだのは、いかにもマグナム弾っぽい発砲音がカッコ良かったから。ぶっちゃけ連射数が凄すぎてクリアするのに強力な弾を使うまでもない設定なんですよね。でもまあ、やりすぎというかオーバーキル感の演出としては丁度良いのかなと。

 あとはBGMをアーケード版ハウスオブザデッド(一作目)のものに差し替え。ステージ2とステージ4で使ったのは未使用トラックです(基盤にデータだけ入ってる、サービスモードのサウンドテストで視聴が可能)。前作が4ステージで今作が6ステージなので残りの2曲どうしようかと思ってたんですが(最初はガンブレードNYの曲でも使おうかと思ってたんですが、視聴してみたらビックリするほど雰囲気が合わなかった)、ちょうど未使用トラックが2曲あったという凄まじい偶然。
 なおマジシャン戦イントロはネームエントリー時の曲を使い、マジシャン戦やイントロのアドバタイズの曲もちゃんと差し替えてます。ただラスボス戦2曲だけはどうしても良いアイデアが思い浮かばなかったんで、なんとなくデュラルと見た目が似てることからバーチャファイターのアドバタイズ曲とキャラ選択(デュラル戦)曲を使用しました。なんというかもう、マジシャンより扱いを良くしてたまるものか!みたいなヒネクレ根性での選曲です。正直申し訳ない。
 一作目AC版マジシャンの曲は本当にカッコ良いので、本当はもうちょっと戦闘を長引かせたかったんですが、今回の動画の趣旨と反するので泣く泣く速攻で片付けてしまいました。
 BGMはすべてゲーム内で鳴らしており、編集で追加したものではありません。

 残る最大の特徴はゴア部分の緑→赤化でしょうか。要は血を緑から赤に変更した。
 これはテクスチャを差し替えたもので、じつは赤い血のデータは内部的に存在してるので、そいつを緑の血のテクスチャの名前にリネームして上書きしただけです(texファイル内のscr_blood_redとscr_blood_greenを差し替え)。もっとも死亡後の血溜まりは別データらしく、該当するファイルがわからなかったため手付かずです。
 同じ要領でモデルの差し替えもできんかなぁと思ったんですが、どうもモデルの入れ替えは不可能のようです。何度か試したのですが変更部分の表示に差し掛かると強制終了しました。
 テクスチャの差し替えは可能なんですが、基本的に配列に互換性がないっぽくてあまり有効活用はできないようです。残念。















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2016/01/31 (Sun)09:54





運命を切り開く男がいる 天に背く男がいる それはドラゴンボーン四千年の宿命
見よ 今この永き血の歴史に 終止符が打たれる



「臆せずに来たか。その勇気は誉めてやろう」
「アンタが来いって言ったんじゃんよ」
 リフト地方北東、ヴェロシ山脈中腹…通称「最後の見張り場所」。
 夕暮れどきに到着した俺を、すでに待ち構えていた黒檀の戦士が出迎えた。

 俺の名はアーケイド、アルゴニアンの商人だ。
 人生の心残りは強者と戦って死ぬことのみ、と吹聴する黒檀の戦士の挑戦を受け、俺は単独でこの決闘場所に赴いてきた。助っ人なし、騙まし討ちなし。これは仕事ではなく、ただ勝つだけが目的でもない、男として…戦士としての誇りを賭した神聖な勝負なのだ。(オレハセンシジャナインダケドネ)

 互いに武器を抜き、正面から相対する。
 二人とも自分がやるべきこと、成すべきことはわかっていた。多くの言葉は必要ない。




冷めたハートじゃ 愛せやしない
待ち続けても 夜明けは来ない




一人立つ SILENT FIGHTER




暗闇に 揺れる炎の中で 夢を求め




DO SURVIVE! 渇いた心が




DO SURVIVE! 欲(もと)めて泣いてる




DO SURVIVE! 明日さえみえずに




終る事のない 旅路の果てで (デデデデッ)




(デデデデッ)




(デデデデッデデデッ)







 ホワイトラン、バナード・メア。
『我らは戦う~、命のかぎり~♪やがてソブンガルデにぃ~、呼ばれぇ~る~まぁで~♪』

 吟遊詩人の歌に耳を傾けながらマグを呷る酔客に混じって、ボルガクもハチミツ酒を飲みながら、入り口のほうをしきりに気にするように視線を漂わせていた。
「(…あいつ、大丈夫なんだろうな…?)」
 彼女が気にしているのは、もちろん、パートナーたるアルゴニアンの商人アーケイドの安否である。
 もとよりボルガクも誇り高きオークの戦士ゆえ、正々堂々の決闘に口出しをする気はない。もしそれで死ぬようなことがあっても、それが運命であったと受け入れることだろう。
 しかし、だからといって、アーケイドの死を望んでいるわけでも、また、アーケイドの死に胸を痛めないわけでもない。
 どこの馬の骨とも知らぬ風来坊が勝つよりは、当然、アーケイドが勝つほうが嬉しいに決まっていた。

 やがて…

 バナード・メアの扉が開き、そこに現れたのはアーケイドその人だった!

「アレは見なかったことにしよう!」と、開口一番叫ぶアーケイド。
「相棒、おまえ…」
 負けて戻ってくる、そういう展開もあるのか!
 おめおめ逃げ帰ってきたアーケイドの情けない姿を見て嘆息しながら、ボルガクはどこか安堵したように口元を歪めた。
「(そりゃあ、本音を言えば…みっともなかろうと、恥を晒そうと、生きててくれたほうがいいに決まってる)」
 そんなことを思い、はた、自分が爬虫類に感情移入することがあるなどと、故郷を出るまでは考えたことすらなかった…そんなことに気づいたボルガクは、やれやれとかぶりを振ると、ハチミツ酒のボトルをアーケイドに渡しながら言った。
「まったく、戦闘職でもないのに無茶するからだ。ほら、これは奢りだ。まあ飲め」
「それより医者呼んでくれないかナア?シャウトで山頂から落とされて全身バッキバキに折れてるの…すごくいたいの」
「アホかーッ!こんなところに来とる場合かーッ!」
「だってまずはボルガクさんに挨拶しときたかったし…」

 その後アーケイドはしばらくの間、キナレス聖堂での療養を余儀なくされたのであった。



→To Be Continue?







 どうも、グレアムです。黒檀の戦士との戦いは田丸漫画的な敗北エンドで落としました。
 たぶん本気で対策したうえで戦えば普通に勝てると思うんですが、それじゃあネタにならないし、そもそも戦闘職じゃないキャラが作中最強NPCに勝利って展開もなんかナァと思ったんでズッコケオチで。
 戦闘中の詩(というか歌詞)はいわずもがな、北斗の拳(TVシリーズ)2ndオープニング「SILENT SURVIVER」からの引用です。なんとなく黒檀の戦士にマッチしてるなあと思ったんで。そうです、これアーケイドじゃなくて黒檀の戦士のテーマとして採用しました。テーマ曲補正がついた黒檀の戦士にトカゲが勝てる道理はないのです。

 トレーズというガチなバーサーカーのストーリーと同時進行ということで、今後アーケイドはコメディリリーフというか、スチャラカ要員になるかもしれません。












2016/01/29 (Fri)04:02





「ボルガクさん…やっぱり俺、魔法で戦おうかと思うんだ」
「ほう?」
「もともと魔術師だったってのもあるしさ。それにホラ、チート鍛冶で超性能化した武器でゴリ押すっていうのもなんていうかこう、美しくないじゃん?」
「まさかModのチート魔法なぞ追加したのではあるまいな?」
「そんなワケないジャン。俺は基本的にロアフレンドリィーにやってく予定だからネ」
「怪しいな…」

 俺の名はアーケイド、アルゴニアンの商人だ。…この語りもひさびさだなあ。
 ドラゴンボーンとなった俺はグレイビアードたちの命を受けウィンドコーラーの角笛なるものを探す旅に出ているのだが、そういうプチ壮大っぽいクエストはちょいと脇に追いやって、現在は盗賊ギルドの任務でソリチュードへと向かっていた。
 どうやら養蜂施設の相次ぐブラック・ブライア家への離反にはガラム・エイという男が関わっているらしい。そいつはギルドが以前東帝都社に密偵として送り込んだらしいが、現在は連絡が取れないようだ。以前俺も会ったことがある、やたらに愛想のないヤツだった。
 ブリニョルフが言うには、決して黒幕なんていう器じゃないとのことだが…







 ガラム・エイは以前俺が会ったときと同じ、ウィンキング・スキーヴァで今日も飲んだくれていた。
 近づいてきた俺を見るなり、嫌そうな態度を隠そうともせず言い放つ。
「またあんたか。いいかい、俺は相手が同郷だからって、肩を組んで酒を飲みたいなんて思わないんだよ。そういうことがしたいなら、ジャリー・ラでも相手にするんだな」
「やっこさん死んだよ。それと、今日は仕事の話に来た。苦労して用意したのか知らんが、ネタが割れてる偽名を使い回しちゃいかんぜ?ガジュル・レイ」
「…あんた、盗賊ギルドの者か?メルセルにはもう取り引きしないと伝えてある、話すことなんか何もない」
「そりゃあねーだろ。リフテンの盗賊ギルドを知ってるなら、ブラックブライア家の不利益になる行為がどういう結果をもたらすのかってことは理解できてるはずだよな?」
「何が言いたいのかわからないな」
「ゴールデングロウ農園。あんた、あそこを買収するための仲介役をやったろう。ありゃあまずいな。おっと言い逃れはするなよ?こっちは譲渡書だって押さえてあるんだ。見たいか?」
「いや、いい…そうか、あの件か。ギルドを敵に回すつもりはなかった、すまない。すべて教えてやりたいが、生憎俺はほとんど何も知らないんだ。慎重な…依頼主だったもんでね。それでもいいなら、出来る限り協力はするが」
「歯切れが悪いな。べつに命を取ろうってんじゃない、それに俺の仕事はあくまで黒幕の追及だ。こう考えてくれ、おまえさんが協力するのは盗賊ギルドに対してじゃあなく、俺個人に対してだと。俺の仕事が上手くいくよう取り計らってくれるなら、悪いようにはしない」
「そうか、うん、どうやらあんたは話がわかる人間のようだ。それなら…交換条件というわけじゃないが、最近ブルー・パレスに貴重なファイアブランド・ワインが届けられたらしい。そいつをケースごと取ってきてくれたら、俺が知っていることはすべて話す。もちろん別に報酬は払う、これでどうだ?」
「盗賊の仕事、ってわけだ。ま、いいだろ」
 どうにも相手に有利な形で話が進んでいるようだが、あまり力づくで話を進めるわけにはいかないので、とりあえずブルー・パレスに酒を盗みに行く。
 もっとも、ボルガクはガラム・エイのことが気に入らないようだが…
「ああいうやつは殴ればすぐ音を上げる。とっとと情報を吐かせたほうがよかったんじゃないのか?」
「物騒なことをお言いでないよボルガクさん。それにさ、ああいうヤツは何人か飼っておくと便利なのよ。ちょっとした仕事を頼むにはさ」
「あいつは金や暴力ですぐに裏切るぞ。信用できん」
「わかってる。だからさ、知られちゃマズイこととか、失敗するとマズイ仕事を任せなきゃいいのよ。それでも充分役には立つ。ネズミはネズミなりの使い方がある、とゆーことですよ」

 その後、ファイアブランド・ワインを盗んだ俺はブラックブライアと敵対している黒幕の存在について、ガラム・エイから手がかりを得る。
 どうやらガラム・エイは金を受け取って農園を買収するよう頼まれたらしく、黒幕の素性も、目的も、何も知らされていないらしい。ただ依頼人は女で、盗賊ギルドの長メルセル・フレイに対して怒りを覚えている、ということらしかった。
 それを聞いた俺は、ふむ、と顎を撫でる。
「慎重だねえ。やっぱり、今回の一件は一筋縄じゃあいかないようだ。ニード・トゥ・ノウの原則(知る必要のある事だけ知らせる)をキッチリ守ってるってことは、素性はともかく、プロだね、相手は」
 それと話を聞く限り、ガラム・エイは脅されたり、無理矢理仕事を押しつけられたわけではないらしい。農園の買収のために大量の金貨を持たされたはずだが、それを持ち逃げしたり、ちょろまかしたりはしない、そういう概念すらなかったように見えるあたり、仕事には実直のようだ。
 聞けるだけのことは聞いたが、念のため、俺は何日かガラム・エイの監視を続けることに決めた。もし後ろ暗いことがあったり、あるいは黒幕と密に関わっているようなら、すぐにでも行動を起こすはずだ。
 俺がカウンターでハチミツ酒を舐めているとき、ガラム・エイはなにやら深刻な面持ちでウィンキング・スキーヴァを出ると、街を出て港のほうへ向かった。しばらく経ってから俺も席を立ち、ガラム・エイを尾行すべく行動をはじめる。

 錬金材料となる道端の花を摘みながら、俺は尾行を続けた。
「これが本当の道草を喰う…なんてね」
「本当に喰ってる…」
「青い花は健康にいいのよぉー。体力治癒の効果があるからして」
 モシャモシャと花を喰らいながら港へ向かうと、ガラム・エイは東帝都社の倉庫へと足を踏み入れた。尾行がついてないか周囲を確認してから鍵をかける「カチャリ」という音がする。
 すこしだけ待ってから俺はその鍵を難なく解除し、ボルガクとともに倉庫へと潜入した。

「しかし、東帝都社…東帝都社か。う~ん、メイビンさんに、というか、ギルドに喧嘩売ってるのはこいつらなのか?まだそうと決まったわけじゃないけど、東帝都社とは個人的に進めてるビジネスもあるから、あまり敵対はしたくないんだけどな…」

「そう言いながら相棒、おまえ、ガンガン見張りを暗殺しながら進んでるじゃないか」
「最近殺し屋っぽいムーヴ(動き)が板についてきましたハイ」
 隠密100を舐めてもらっては困るのだぜ。
 弓で敵を殺すと周囲が警戒状態になるので、本当に隠密行動を通したければ、あまり適した暗殺手段ではない。やはりダガーを用いての背後からの必殺こそが常套手段であろう。
 ついでに倉庫から金目のものを盗み、備蓄されていたチーズをモリモリ食べながら先へ進むと、洞窟へ続く扉を発見。
 中に入ると、そこは山賊の隠れ家となっていた。
「エート…東帝都社と山賊ってグル?それともこれ両者の間に関連はないワケ?」
 どうもこの山賊連中はガラム・エイのボディガードらしい、一本道で悪党相手に隠密暗殺もないので、ここいらで一暴れすることに。

「活目するがいい、これが天才魔術師アーケイド様の必殺の魔法!コオオォォォォ…刻むぜッ!魔力疾走(マジカ・オーヴァドライヴ)のビートォ!!打ち砕いてやるぜェッ!!」
 ドギャアッ、冷気が迸る掌をかざすと、俺は三本の氷柱を同時に造り出し山賊たちに叩き込んでいく!
「これぞウィスプ・マザー直伝、その名も氷の谷(公式日本語名称)!威力の倍のスタミナダメージを与える必殺の氷柱、強力だよォーコイツは!」
 弱い、弱いと揶揄されがちな破壊呪文復権の秘策、それは強力な敵専用魔法をコンソールから取得することであった!ロアフレンドリーだし何も問題はない!しかしこの日本語訳、原語のIce VolleyをValleyと誤訳してますよね…?まあ本来プレイ中に出てこないはずの情報なので、別に問題はないんだけどさ。
 また敵専用だからか、発動が遅く出がかりにちょいとクセがある(キャンセルされやすい)が、それでもアノ魔法をこの手で使えるというのは非常に感慨深いものがある。
 なみいる山賊たちを排除し、俺は洞窟の奥地に引っ込んでいたガラム・エイと対峙した。

「頼む、最初からメルセルには全部話すつもりだったんだ!助けてくれ!」
 なにやら動転し懇願するガラム・エイ。
 ヤツに魔力をチャージした掌を突きつけながら、俺は脅し文句を口にした。

「どこまでもツラの鱗が厚いヤツだなオメー!ちゃきちゃき吐かんと目ん玉にガリガリ君突っ込むぞコンチクショウ!」
「やめてくれ!60円69Kcalで死ぬのはイヤだ!」
 互いにわけのわからないことを言いつつ…ガラム・エイの口から出たのは、カーリアという女の名前だった。
 彼女は先代ギルドマスターを殺し逃亡した元ギルドメンバーで、どうやら現ギルドマスターのメルセルを目の敵にしているらしい。もっともガラム・エイは相手がカーリアだから協力したわけではなく、実際に依頼主と会うまで正体を知らなかったらしい。
「ここに農園の権利書がある…彼女は大金かけて農園の買収を俺に命じたが、肝心の権利書については欲しがる素振りすら見せなかった。忘れていたなら笑い話で済むが、おそらくはブラックブライアへの妨害と、盗賊ギルドの権威失墜そのものが目的だったんだろう。これはあんたにやる、俺の手には余る代物だ」
「他に隠し事なんざねーだろうな?また騙そうとしたら今度こそメルセルに背中かっさばかれて肋骨ごとぶち抜かれちまうぞ」
「ウウ~…今後もできるだけあんたのために協力する、俺にはまだ生かしておく価値があるぜ」
「それを決めるのはオマエじゃない。まあいいや、おイタはほどほどにしておくんだぜ…それよりさ、今度の件に東帝都社は無関係なのか?」
「…関係ないが、それがどうかしたのか?」
「ナンデモナイヨー」
 俺無関係な人間殺しちゃったよ…
 それはともかく、敵のだいたいの素性はわかったわけだ。
 強力な背景を持つ組織に喧嘩を売るような相手には二つの種類がいる。一つは莫大な資金源を持ち商売敵を叩き潰そうとする新興勢力、もう一つは私怨から復讐のため攻撃してくるやつ。どうやら今回は後者のようだ。







 とりあえずガラム・エイから得られるだけの情報を入手した俺はリフテンに戻り、メルセルへ事の次第を報告した。

「カーリア…だと…!?いまさらその名を聞くことになるとはな…その女は、俺のかつての相棒とも呼ぶべき存在だった。だが俺の前任者、前ギルドマスターを惨殺し姿を消した。いまとなっては、あいつの仕事の手口を知っているのは俺だけだ。俺を消せば、生前のあいつを知る者はいなくなる」
 どうやら縁のある相手だったらしい、メルセルの口からカーリアの素性に関する情報が語られた。
 しかし…メルセルはカーリアが組織から完全に姿をくらますため自分を殺したがっているふうなことを言っているが、ガラム・エイは「カーリアはメルセルを恨んでいる」と言っていたような?
 もっともガラム・エイの言葉はいまいち信用ならないし、ここで突っ込むようなこともないか。
「下世話なことを聞くようだけどさ。カーリアと前ギルドマスターは、『イイ仲』だったのかい?」
「イイ仲?ああ、そうだったとも言えるな。もちろんお前の好きな、下世話な意味で、だぞ。ガルスはカーリアのことを、可愛いナイチンゲールと呼んで傍に置いていた」
「…ちょっと待って」
「なんだ?」
「いや。なんでもない」
 ナイチンゲールだって?
 なんかイヤな予感がするな…いや、取り越し苦労だといいんだけども。まさかな…
「ま、いいや。それで、これも余計なお世話なんだけど、これまでカーリアの始末を考えたことはないのかい?前ギルドマスターを殺した大罪人なんだろう?たとえば、闇の一党に依頼する、とかさ」
「闇の一党とは長年、提携関係にあるが、組織の不始末は自分たちの手で拭うことにしている。とはいえ、これまで失敗しているのだから、あまり胸を張ることはできんがな」
「なんてこった闇の一党とも繋がりがあったのか。たとえばさー、俺が闇の一党の一員だって聞いたらどう思う?」
「商人でドラゴンボーンで盗賊で暗殺者、か?多芸なこった」
「イヒッ」
「つまらん与太はいい。カーリアは『終わりが始まった場所にいる』、そうガラム・エイは言ったんだな?俺が思い当たる場所といえば、あいつがガルスを殺した雪帷の洞窟をおいて他にない。協力してくれるな?二人でカーリアを殺す」
「二人で?」
「なにか不満か?俺一人で行くか?」
「あーいやいや、逆よ、逆。大抵、スカイリムでのパターンだと俺一人行かされるような状況だったから。ギルドマスターと一緒に仕事できるとは光栄の至り」
 上から目線で命令するしか能のないヤツかと思ったら、意外と行動派なんだねこのヒト。
 ただし今回は別件でデルビンから頼まれたホワイトランでの仕事が入っているので、まずはそっちから片づけることになるだろう。







 リフテンからホワイトランへ向かう途中、カジートの盗賊に出会う。

「金目の物を出せ、命が惜しくなければな!」
「スイマセン俺貧乏人なんで。勘弁してくれないですか(説得)」
「む…仕方がないな。とっとと失せろ」
 いつかどこかで交わしたようなやり取りのあと、盗賊は走ってどこかへ去っていく。
 それにしても、いつぞやのアルゴニアンといい、スカイリムの盗賊ってのは碧水晶装備がデフォルトなんだろうか。いやに豪華な装備だなおい。



 キャンプ地で夜明けを迎える。
「キレイな朝日だぁー。これで、騙まし討ちを受けた直後でなければねぇ…もちっと素直に感動できるんだけども」
 じつはついさっき、山賊に襲われたテルラヴという男を助けたばかりなのだ。実際はテルラヴこそ山賊の仲間で、山賊たちが待ち伏せしているこ場所に連れてこられて袋叩きにされそうになったという話なのだが。まあ、殲滅したけども。



 ホワイトラン前へ到着すると、そこにはカジート・キャラバンが居座っていた。吹きさらしのなかで。
「アンタたちテントはどうしたの!?」
 土の上に座るリサード、なにもない空間で手持ち無沙汰にしている仲間たちを見た俺は仰天する。
 そういえばソリチュードやリフテンでもぬけの殻のキャンプ地を見かけたが、これ、なんか設定がおかしくなってるんじゃないだろうな。



 デルビンに指定された通り、ホワイトランで依頼者のオルフリッド・バトル・ボーンと接触する。バトル・ボーン家はホワイトラン有数の名家の一つで、頑固な帝国派であることから、ストームクローク派のグレイ・メーン家とは犬猿の仲である。
 俺はストームクローク派なので、正直言うとあまり協力したくはないのだが…そういや、グレイ・メーン家のバーサマから行方不明になった息子を探してくれって依頼をだいーぶ前に受けた気もする。もう死んでっかなあ。
 オルフリッドが言うには、親友のアーンだかイヤーンだかいう名前の男がソリチュードから指名手配を受けて処刑されかかっているらしい。現在はホワイトランに拘留中だそうで、そっちでは別件で捕まってるらしいが…素性が割れれば処刑待ったなしなので、俺に工作を頼みたいらしい。
 すでに新しい身分は用意してあるとのことなので、俺がやるべきことはドラゴンズリーチに潜入しソリチュードから送られたウフーンじゃなかったアーンの手配書の奪取と、入所者名簿の書き換えだ。
 ドラゴンズリーチへの潜入…というと、そこいらの凡凡人やしみったれた盗賊なら苦労するだろうが、ホワイトランを守ったドラゴンボーン様様である俺は基本的に顔パスなので、何の苦労もなく工作を終えることができた。話好きのバルグルーフ首長やファレンガーと世間話をするついでにチョチョイのチョイである。楽なもんだ。
 そんなわけで俺はソツなく任務を完了し、バトル・ボーン家の盗賊ギルドへの協力を取りつけることに成功した。なんだか、ようやく繁栄の道に返り咲く光明が見えはじめてきたってカンジ。



 さて…ひさしぶりにホワイトランへ立ち寄ったついでに戦乙女の炉で買い物を済ませて店を出た直後、俺は妙なヤツと遭遇した。

「おまえが噂のドラゴンボーンか。ようやく会えた…俺の冒険の最後を飾るに相応しい相手に」
「うん?あんた、ナニモン?」
 全身を黒檀装備に包んだ巨漢を目の当たりにし、俺はいささかたじろぐ。
「受けるべき依頼、倒すべき悪党、挑戦すべき試練…そのすべてを過去にして、俺に残れたのはただ一つ!強者との戦いのみ!もし決闘を受けて立つ気があるなら、俺は最後の見張り場所にて待つ。いつまでもな。出口に辿り着かないといつまでも笑ってるシド・デイビスのようにな」
「イヤなやつだなおまえ!」
「むだな努力をするのでス。フッフッフ」
 どうやら、待つことには抵抗がないらしい。たぶん俺がイヤガラセで延々待ちぼうけを喰わせてやっても、気にも留めないに違いない。タフな漢だ。
 悩む俺に、ボルガクが声をかけてくる。
「どうするんだ相棒?決闘と言うからには、一対一で戦うのがスジだと思うが」
「orz いやさオークの戦士らしい意見をどうも。もちろん、戦ってやるさ。今の俺が、どれだけ強いかも…試してみたいしな。小細工なしのサシの戦い、いいじゃないか。乗ってやるよ」
 こうして、俺は一世一代の大勝負に赴いた。



→To Be Continue?








 どうも、グレアムです。ひさしぶりにアーケイドの話をマトモに進めた。
 本文中に書いた通り、コンソールからウィスプ・マザーのアノ魔法を習得しました。もともと今回のプレイで破壊魔法の使い手を選んだのは、ウィスプ・マザーとのファースト・コンタクトでコテンパンにやられたのが原因だったりして、「俺もいつかあの魔法を使うんだ!」という憧れのもと活動していたわけですが、途中で鍛冶に熱中しはじめたのは氷の谷が敵専用魔法だと知って絶望したからだったりします。
 じゃあコンソールで覚えればいいじゃん、とならなかったのは、たんに、今までその発想がなかっただけだったり。んで今回いちおうプレイヤーが実用することも可能だと実証できたので、今後はコイツをメインに戦闘していきたいと思ってます。
 ちなみに魔力疾走のくだりは某ASBからの引用で、原作にはない台詞なんですが(なので、あえてオーバードライブとは書かなかったり)、個人的に気に入ってるのでよしとしてくれい。

 黒檀の戦士の登場からわかるように、現在レベルが80を越えています。といってもほとんど鍛冶しまくってレジェンダリー化して無駄に上げたものなので、決して戦闘が強くなったわけではなかったり…たぶん勝てないんじゃないかなあ。












2016/01/25 (Mon)21:34






 第4紀174年、ハンマーフェル北部の都市スカベンの陥落に成功したトレーズは、死傷者を運びだしたあとの要塞にて開かれた祝宴に参加していた。
 アリクル砂漠の踏破と、帝国軍との戦闘でハンマーフェル方面軍はかなり消耗していたが、状況が厳しいのは帝国軍も同じであり、またこれまでの進撃が順調だったことから、あまり悲観視はしていなかった。
 緊張した状態が続いたあとのアルコールの効果はすごいもので、張り詰めた空気から解放された同僚たちにトレーズも笑顔を向ける。
「情報部によれば、デシアヌス将軍はシロディールに呼び戻されたらしい。あっちでも同胞は随分と活躍しているらしいな、すでに帝都まで迫っているようだ」
「ハンマーフェルに残されたのは、行軍に耐えられない負傷者ばかりだそうだ。所詮は人間の力などこの程度のもの、こっちの戦線もいただきだ!シロディールへ向かった連中にばかり良い顔はさせないさ」
 そう言って、トレーズは仲間と手を打ち合わせた。
 これまで数々の戦いを生き抜いてきたアルドメリ軍の精鋭に、苦難などない。トレーズはそう思っていた。
 しかし情報部は間違っていた。いや、デシアヌス将軍はたしかにシロディールへ「負傷者を現地に残していく」と通達しており、情報部はそのときに用いられた書状を見たうえで報告したため、厳密には過ちではないのだが、しかし、現実は違った。
 いままさに帝都が陥落せんという状況で、使える兵をハンマーフェルに残してきたなどと知れたら、自身の立場が危うくなる。
 そういう理由で、デシアヌス将軍はスカベン奪回のために準備していた精鋭軍を「負傷兵」と偽って報告し、作戦実行に不備がないよう入念に計画を練っていたのだ。
 スパイへの対策も兼ねてのことだったのか、それはわからない。
 しかし情報部の報告から判断を誤ったアルドメリ軍は、しばらく帝国軍からの攻撃はないものと断定してしまった。それが致命的なミスだった。

「敵襲だーーーッ!!」
 トレーズが仲間の動揺しきった叫び声を聞いたのは、星明りが燦々と輝く真夜中だった。
 敵襲、だって?こんな時間に?
 …こんなに早く?
 少数の雑兵が紛れ込んだところで、なにほどのこともあらん…そう考えるには、あまりに仲間の混乱がひどく、血の匂いが要塞内部に濃厚に漂っていた。
 やがてトレーズが眠っていた部屋の扉が開かれ、黒い影が一つ、飛び込んでくる。


 窓から射す月明かりを反射し、曲刀がきらめく。
 砂漠の民、アリクルの戦士のシルエットが、半裸のまま飛び上がったトレーズの網膜に焼きついた。
 …私の鎧は?剣は!?
 動揺したトレーズが自らの装備を探ろうとしたとき、目前の男が躊躇なく、刃を振り下ろし…
「うわあああぁぁぁぁあああああっっっ!!!!」








 自分の悲鳴で目を醒ましたトレーズは、汗がじっとりと滲む額に手をあて、深呼吸をしてどうにか気持ちを落ち着かせようとする。
「いまのは…夢……?」
 いやに生々しく、現実感、真実味のある夢。
 物の感触すら容易に思い出すことができる。あの戦勝ムード、友人の笑顔、酒の味。暗闇、悲鳴、血の匂い、寝る前まで他愛のない話をした戦友の首が転がって、私は…
 これは、ただの夢じゃない。わかっている。
 あのときの記憶だ。いま自分がこうして生きているということは、あのまま殺されずに済んだということだが、自分がどうやってあの危機を脱したのか…いや、魔法だ。魔法を使ったんだ。
 自分は生きている。生きて、ここにいる。
 戦争はもう終わった。別に執着するつもりもない。他にもっと危険な目に遭ったこともあるし、あのとき自分の命を狙った兵士よりもっと憎いヤツだって、幾らでもいる。
 なのに、なんで忘れられないんだろう。あんな日のことを。








 宿屋シルバーブラッドで最悪の寝覚めを経験したトレーズは、マルカルスの首長イグマンドと謁見し、ちかごろ北方で強力なアンデッドの出没が目撃されていることを知らされる。
 向かうはヴォルスキーグ、スカイリム各地に点在する古代ノルドの墓の一つ。
 現在のトレーズの使命は周辺地域の治安維持、市民生活を脅かす者であれば山賊だろうが死人であろうが、等しく彼女の剣にかかることになる。
 邪魔者をことごとく斬り伏せ、周到に張り巡らされた罠、施設に元から存在していた仕掛けを解き、到着した玉座の間にてトレーズを待ち構えていたのは、死人の王…ドラウグル・デス・オーバーロードだった。


『フス…ロ、ダーーーッ!!』
 アンデッドの口から吐き出された暴風の如き声がトレーズを襲い、吹っ飛ばされた彼女は床の上をゴロゴロと転がされる。
 剣を突き立てて動きを止め、慌てて立ち上がりながら、トレーズは苦々しい表情でつぶやいた。
「シャウト、キナレスがノルドどもに与えた竜の言語か。下品な力使いやがって…!」
 エイドラ信仰そのものはアレッシアが八大神信仰という形に纏めるよりも先にアイレイドに浸透しており、基本的にトレーズもエイドラ信仰には寛容だったが、それでもアイレイド滅亡と人間による大陸の支配、その文明の繁栄に手を貸したアカトシュとキナレスに対してはやや複雑な感情を抱いていた。
 そもそもタムリエルに移住したアルトマーは、サマーセット島で禁止されていたデイドラの信仰を目的に分裂した異端の勢力ではあったのだが、それでもエイドラ信仰を捨てたわけではなかった。
 我々では、いけなかったのか。
 あまつさえペリナル・ホワイトストレークなどという怪物を遣わしてまでアイレイドを滅ぼそうとしたキナレスの成果の一つを前に、トレーズは怒りの感情を噛み締めながらドラウグル・デス・オーバーロードに立ち向かった。
「屍と化した貴様にはわからんだろうがな…その力は、不愉快だぞ…!!」
 ふたたびシャウトを放とうとドラウグル・デス・オーバーロードが開けた口に剣を突っ込み、そのまま、力任せに刃を引き下ろし、喉と胴を裂き斬る。


 メリディアの加護を受けしナリル・モリの魔剣が死人の気配を感知し、ドラウグル・デス・オーバーロードをアンデッド殺しの炎に包み込んだ。
 ドガッ、バアァァーーーンッッ!!
 爆発音とともに灰と化したドラウグル・デス・オーバーロードが吹っ飛び、亡者の着ていた鎧だけがその場に残される。
「まったく…死人は大人しく眠っておればよいのだ」
 剣を背の鞘に収め、トレーズはあたり一面に散らばった灰に向かって憎まれ口を叩く。
 なるほどたしかに強力な敵だった、こんなものを野放しにしていては街道の通行もままならんだろう。
 「すでに目標は達した」と思い込んでいるトレーズはそうひとりごちると、来た道とは別の、玉座に繋がる(恐らくは隠された)通路を抜け、外へ出る。
 空はすでに暗く、雪が降っていた。

 まだ終わっていないと知るのは、そう後のことでもなかった。
 シャウトを記した言葉の壁を見つめるトレーズの背後で、棺の重い蓋を開けて何者かが飛び出す。
「…… …… …ッ!?」
 ただならぬ気配を察知したトレーズは振り向きざまに剣を振るったが、その一撃は魔法によって鋼鉄よりも固くなった怪物の外殻によって阻まれてしまった。


「こいつ、は…何者だ!?」
 氷撃魔法の直撃を受け吹っ飛ぶトレーズは、ドラウグルともまた違う異様な姿の怪物に目を見開く。
 それが、かつて竜の加護のもと人々を支配していた賢者たち…ドラゴン・プリーストとの邂逅だった。
 トレーズの鎧は幾らかの魔法を吸収する力を持つが、それでも強力な魔力を内包するドラゴン・プリーストが放つ魔法の数々を受け、あまつさえこちらの剣が通じないとあって、楽観視はできない…どころか、生命の危機に瀕していた。
 死ににくいからといって、それは死に行く者への慰めにはならない。
 もしや、あの夢は自らの死の予兆だったのでは…そんな悪寒を抱き、トレーズは恐れを振り払おうと剣を握りなおす。
 彼女の最終的な目標はタムリエルにおけるすべての人間の排除、ふたたびエルフが支配する世界を築き、滅亡したアイレイドの氏族リンダイを復興させること。
 それを…
「我に漆黒の弓を授けよ、我に野望の矢を授けよ。雲を切り裂く長槍と、闇に包まれし馬を授けよ」
 ふらりと立ち上がり、何事かを唱えるトレーズを、ドラゴン・プリーストは奇異なものを見るかのような様子で見つめる。
「我が魂は不屈なり、我が手の剣は休むまじ。いざアルドメリをうち建てん、緑華やかなりしタムリエルに…」
 カチャリ、トレーズの握る剣に真紅の光が集束し、やがて刃全体が光の塊となってまばゆい輝きを放つ。
「こんな…こんな場所でなあ…貴様なんぞに、手を、煩わされてたまるものか…ッ!」
 やがてその危険性に気づいたドラゴン・プリーストは持てるすべての魔力を自らの身体に集束させ、あらゆる攻撃をも防ぐ防護シールドを構築する。これには、たとえ竜の牙の一撃であっても傷をつけることはできないだろう。
 事実、一撃、二撃、三撃…トレーズの魂を込めた斬撃のことごとくが防がれ、ドラゴン・プリーストはトレーズが力を失うのを待ってからトドメを刺せば良いだけの話、そのはずだった。
 しかしトレーズの鎧から、彼女が今まで殺し奪い取ってきた生命のエネルギーと、竜の魂が剣に集まると、ドラゴン・プリーストは予想外のその力に慄いた。
 新たな対処や反撃の隙を与えず、トレーズが剣を振り下ろす。
「無垢なる熱情、真理への道。止めさせはしない…デイゴン・メルディ( Destruction Driven )!!」


 バギンッ!!
 強烈な一撃にドラゴン・プリーストの魔力装甲が打ち砕かれ、青白い炎が周囲の空間ごと干乾びた肉体を包んで燃え盛る。


 それはこの世に存在してはならない、死せる者のみを焼き払う浄化の炎。
『馬鹿な、竜の司祭であるこの私が…こんな…形で、完全、に…消滅……』
 悔恨の言葉がかき消え、あとに残されたのは灰の山と、醜い素顔を隠していた仮面のみ。
 立て続けに強敵と戦ったトレーズは困憊し、その場に座りこんだ。
「ハァ…とんだ苦難だ。だが、土は踏むほど固くなる。決意も、困難が大きいほどに…我が栄光の礎となるがいい、古の司祭、亡者の王よ」
 トレーズはしばらくその場で休んだあと、マルカルスに戻るべく腰を上げた。







「なんだ、この箱は」
 道中、たまたま発見した宝箱の鍵をこじ開け、中身を確かめるトレーズ。
「宝石…ではないか。石っころ?しかし、どこか手の込んだようなカットだな」
 宝箱の中に入っていたのは、石膏のような素材でできた白くて丸い石だった。軽くもなく重くもなく、冷たいようで温かい。しかし宝飾品としての価値はないように思えた。


 ゴミを後生大事に持ち歩く趣味はないゆえ、それを箱に戻そうとしたとき、トレーズの脳裏に何者かの声が響いた。
『定命の者よ、我が言葉をしかと聞き届けるがよい。そなたには果たさねばならぬ使命がある』
「…この声は……?」
『我が名は、メリディア』
「…メリディア…様!?」
『いま、あなたが手にしている我が灯火をキルクリース山まで持ち帰りなさい。そこであなたの信心を確かめるとともに、詳しい内容を伝えましょう』
 声はそこで終わってしまった。どうやら女性のようだったが…
 それよりも、メリディアという名前にトレーズは聞き覚えがあった。16あるデイドラ・ロードの一人、生命を司るもの。トレーズの祖先であるリンダイの氏族とも深い関わりのある神だ。
 そもそも戦いで幾度となく命を助けられたこの剣こそ、かつてメリディアが不死なる者を滅ぼすためリンダイの騎士に授けたものなのだから。
 奇妙な予感に胸を昂ぶらせながら、トレーズの足はマルカルスではなくキルクリース山へと向かっていた。



>>to be continued...








 どうも、グレアムです。じつは先日、いままでのセーブを破棄して最初からやり直してました。
 いや装備の性能とかレベリング設定がややチートすぎて、プレイしていてまったく緊張感がなくなってしまったので。プレイに緊張感がないとリプレイ(と言っていいのか…)も気の抜けたものになりそうで、感情移入ができなくなりそうだったので、つい。
 現在は装備の性能を大幅に落とし、符呪と鍛冶禁止、レベリングもスキル習得速度を少し上げた以外はバニラのままで進めることに。チート鍛冶禁止でおそらくアーケイドよりも厳しい戦いになるはずですが、まあこれはこれで。




 ついでにトレーズの絵も描いてみました。といってもこれほとんど元のMod装備そのままなんですが。俺女の子が描きたかっただけのはずなのになあ…
 ややヘルメットが大きかったり等身が低めなのはわざとやってます。ガッツリ鎧着込んでいるうえインナーが鎖帷子なので、全部脱ぐとフォルムが細くなって等身が上がるはずなので。無駄なリアリティの追求。
 スカイリム用のキャラじゃなければ銃とか持たせたいデザインなんですけどね。スパスとか。メシアンとかガイアーズとかそんな感じで。メガテン的終末世界といえば、装備の元ネタのロンドン地獄門が丁度そんな感じだったりするんですけど。
 西洋鎧&銃火器といえばE.Y.Eもあるんですが、あれも宗教同士の対立がメガテンのメシア教とガイア教の争いみたいですよね。まあE.Y.Eの場合は内部組織同士の内ゲバなんですけども。
 こんな話をはじめたのは、じつは最近GBA版のメガテン2をはじめたからだったりするんですが…どうやってキャラ育成したもんだろう。あとカジノで取った高級装備の数々を与えたヒロインが早々にパーティ抜けて泣いた。違う女の子が加入したけど、またカジノで稼がにゃいかんのか…とドンヨリしたところで止まってます。













2016/01/21 (Thu)20:24






「マンモスいんざすかい!」
 巨象が宙を舞うスペクタクルな光景には、さすがのトレーズも驚いた。
 ちなみにマンモスはその後無事に着地した。象の足の固さは伊達じゃないようだ。

 スカイリムで活動する反乱軍を討伐するためアルドメリ軍より派遣されたトレーズは現在、山賊などの不穏分子を排除するため各地を放浪していた。
 お世辞にも現在のスカイリムの治安は安定しているとは言い難く、反乱軍との戦いを控えるいまの状況で、周辺の治安維持のために兵力を割かなければならない帝国の現状は好ましいものではなかった。
 現地で活動を続けているサルモール諜報部は内戦の長期化による両勢力の弱体化を目論んでいるようだが、トレーズが所属する軍部はタロス信仰が根強く残るスカイリムが周辺諸国に与える影響と、万が一にでも反乱軍が帝国を打倒しスカイリムが独立を果たしてしまうことを憂慮しており、反乱軍の早期壊滅を目標としていた。




「これは、キャラバンが襲撃を受けたあと…ハッ、ネコしゃん!?」
 リーチ地方へと続く道を歩いていたトレーズは、何者かの襲撃を受け壊滅したカジート・キャラバンを発見した。すでに金目のものは奪われたあとで、おまけに周囲にはトラバサミなどの罠まで念入りに仕掛けられている。
 いったい、誰がこんな酷いことを…トレーズが推察するよりも早く、そう遠くない場所から複数の人間が争う音が聞こえてきた。


「スカイリムはノルドのものだ!」
「ぐあっ!?」
 ドスッ、ストームクローク兵の矢を受け、帝国軍兵士が仰向けに倒れる。
 どうやら帝国兵とストームクローク兵が交戦しているらしい、どちらも人数が少なく軽装であることから、双方ともパトロール中に偶然接触してしまったのだろう。
 すくなくとも、この状況でトレーズがどちらに加担するのかは明白だ。
「ネコしゃんを襲ったのは貴様らか!タロス信仰者に死を!」
「ネコ…?えっ?」
 矢を射かける帝国兵の背後から飛び出してきたトレーズ(それも、わけのわからない言いがかりをつけながら)の姿を見て、その場にいた全員が硬直する。
 装備の重量をものともせず、闇を駆ける盗賊のような素早い身のこなしで剣を振るうトレーズは、面食らったまま矢の標的を選びあぐねるストームクローク兵たちを一瞬のうちに斬り伏せていった。
 戦闘が終わり、帝国軍兵士たちは見慣れぬ黒騎士の姿に警戒を解くことなく質問を投げかけてくる。
「お前、何者だ。傭兵か…?」
「我が名はトレーズ、アルドメリ軍の百卒長だ。現在は特務にてスカイリムの反乱軍討伐にあたっている」
「あのエルフどものお仲間か。まあいい、この先へ行くなら注意したほうがいいぞ。山賊、反乱軍だけでなく、フォースウォーンも徘徊しているからな」
「フォースウォーン?」
「リーチ地方の先住民族だ。かつて大戦の混乱に乗じてマルカルスを制圧したあと、あのウルフリック率いる部隊に叩き出されて僻地に散っていった連中だよ。そのときの恨みがあるのか、やつら、同族以外の人間を見境なく襲ってくる傾向にある」
「つまり殺してもいいんだな?」
「構わないが、返り討ちに遭うなよ。連中の奇妙な文化には謎が多い。蛮族のような見た目に騙されるな、死ぬぞ」
「忠告には感謝しよう。だが、帝国人に心配されるほどヤワではない」
「…勝手にすればいいさ」
 そのままフォースウォーンに殺されればいいのに、といったことをブツブツとつぶやきながら反乱軍兵士の死体の処分にかかる帝国軍兵士たちを無視し、トレーズはふたたび旅路を辿りはじめた。








 帝国軍兵士の忠告通り、リーチ地方は少なくない数のフォースウォーンがコミュニティを形成しており、旅人やキャラバンを襲撃し略奪を繰り返しているようだ。
 トレーズはサンガード砦にてフォースウォーンとはじめて交戦し、その戦闘能力の高さに驚かされることになる。
 まず第一に数が多く、連携が取れており、ノルドの戦士をも上回る獰猛さで攻撃を繰り出してくるフォースウォーンの戦士に気圧されたトレーズは砦の地下へ逃げ込み、体勢を立て直すことにした。




 やがてロストバレー要塞の頂上にまで登りつめたトレーズは、奇怪な容姿の魔女…ハグレイヴンが強力な兵士を製造するための儀式を執り行っている現場に出くわす。
 フォースウィーン・ブライアハート。
 生きたまま心臓をえぐり出され、ブライアハートを移植されたフォースウォーン最強の兵士。その者はすでに人間ではなく、圧倒的な力をもってフォースウォーンを導く不死なる存在として、あらゆる外敵を打ち滅ぼす。
『いざ死より蘇らん、我らが血を与えられし…新たな生命よ!』
 ハグレイヴンたちの呼びかけに応じるように、儀式台の上で眠っていた男がゆっくりと身を起こす。さっきまで、たしかに呼吸一つしていなかったはずなのに…!
「うおおおぉぉぉぉぉぉッッ!!」
 軍人として、このようにおぞましいものとは無縁だったトレーズは悲鳴に近い叫び声をあげながらハグレイヴンに斬りかかった。その首を落とし、立て続けにフォースウォーン・ブライアハートと対峙する。


 苦戦を強いられたのち、トレーズは男の胸に宿るブライアハートを破壊して地に叩き伏せる。
「はぁっ、はぁっ…なんなんだこの連中、山賊なんかより余程脅威ではないか!こんな連中の話、アルドメリからも帝国軍からも聞いていなかったぞ…」
 サルモール大使館はこの連中についてどう思っているのだろう?




 その後もフォースウォーン討伐を続けたトレーズ、彼女をもっとも驚かせたのは、彼らがブレトンであったことだ。
「ちょっと待て…こいつらも我が祖先たるアイレイディーンの血を継いでいるというのか?ダガーフォールのブレトンはまだわかる、文化的だからな…だがこいつらはなんだ、蛮族そのものではないか!?」
 あるいは…かつてアイレイドは奴隷であるネディック人を使って数々の実験を行っていたと聞く、そういった風習とリーチ地方由来のシャーマニズム的な文化が融合してこのような形に落ち着いたのでは?などと思ったが、ハグレイヴンの影響やノルド人との確執など、これまでフォースウォーンの存在すら知らなかったトレーズには理解できない部分が多すぎた。
 頭痛を覚えながら、トレーズは誰ともなくつぶやく。
「ご先祖様…あなたがたを悪く言うつもりはないのです。ただ、ブレトンなどという種の創造と存続を許したのは明らかに失敗でした!私はその歴史の過ちを修正したいと考えています。彼らは必要ありません。アイレイドの血筋とアルトマーの誇りにかけて、フォースウォーンは絶滅させます」
 エルフが支配するタムリエルに、こんな連中は必要ない。美しくないし。
 そのことを強く実感したトレーズは、動物の頭部や人間のパーツといった悪趣味なオブジェで彩られた野営地を背に、誓いを新たにマルカルスへと向かった。








 翌朝、石の都マルカルスへと到着したトレーズは、その堅固な要塞を前に口を開いた。
「ここが、すべての始まりの地か…」
 マルカルス事件。
 フォースウォーンの撃退と引き換えにタロス信仰の容認を求めたウルフリック、白金協定に抵触するその裏取引を帝国は秘密裏に認め、大戦時にマルカルスを制圧したフォースウォーンをウルフリック率いる私兵隊が排除した。
 しかし裏取引の存在を察知したサルモール政府は帝国にウルフリック捕縛を命じ、彼らはその後数年間を牢獄で過ごすことになる。
 サルモールと帝国への敵愾心を胸の内に秘めながら釈放されたウルフリックはウィンドヘルムの首長に選ばれ、その後、スカイリムを統治する最高位の権力者たる上級王トリグを殺害。その場から逃走し、帝国からのスカイリム独立を標榜する反乱軍「ストームクローク」を指揮するに至る。
「あのウルフリックを一時でも野放しにするなど…我が同盟もまだ甘いな」
 サルモールの目から見て、フォースウォーンに支配されていたマルカルスをどう対処するのが最良であったかは判断が難しい。
 ただ一つわかっているのは、タロス崇拝を求めた危険な反乱分子たるウルフリックを予防策なしに野に解き放ったのは失策だった、ということだ。あるいは、自分には思いもよらない理由があったのだろうか?
 諸々の思いを抱え、トレーズはマルカルスの街へ続く扉を開いた。




 …開いたら、片手にダガーを持った男が女を背後から刺そうとしていた。
「フォースウォーンのために!!」
「ちょっと待て」
 基本的に人間同士が殺し合おうと構わない、どうでもいいというのが信条のトレーズではあったが、それよりも軍人としての身のこなしが、「民間人を傷つけようとする犯罪者」の動きを見過ごそうとしなかった。
 ドガッ、トレーズが男の心臓を背から一突きにすると同時に、市場が悲鳴で包まれる。


「マルカルス市警隊だ!事態の制圧のため、誰もその場を動くんじゃあない!怪しい動きをした者は斬る!」
 すぐに衛兵が集結し、男の死体と、トレーズを取り囲む。
 男に狙われた、マルグレットという女性は怯えた様子を隠せぬまま、震える唇を動かした。
「いきなり襲われたんです、この、フォースウォーンの男に!もしこの…黒い鎧のかたに助けられなかったら、どうなっていたことか…」
「まさか、私を咎めはすまいな?」
 被害者の証言を得て、トレーズは威嚇的なフォルムのダガーを鞘に収めつつ衛兵に同意を求める。
 いくらトレーズの動きが素早いとはいえ、人混みのなか咄嗟に大剣を振るうのは困難を伴う。
 トレーズの持つ短剣は戦闘用ではなく、動物の皮を剥いだり、屋外での活動に用いるためのものだったが、それでも殺傷能力は申し分ない。さすがに剣や斧の一撃を受け止めるには適さないが。
 衛兵はしばらくトレーズの装備を観察したのち、身分を示すマークがどこにもないことを把握すると、やや戸惑いがちに質問を投げかけてきた。
「見慣れない格好だな。傭兵か?」
「どこかで聞いたような台詞だな…いや、私は傭兵ではない。帝国軍の支援のためアルドメリ軍より派遣された、トレーズという。マルカルスに駐在しているサルモール司法高官への謁見を望んで来た」
 サルモール、と聞いて、束の間市場がざわめく。
 しかし衛兵隊は慣れているのか、特に動揺することなく街の奥地に鎮座する石造りの砦を指差すと、トレーズに言った。
「王宮、アンダーストーン砦はあそこだ。もし首長へ挨拶をするなら、くれぐれも粗相のないようにな」
「案内ご苦労。私はこれで失礼する」
 トレーズが立ち去ると同時に、混乱したまま立ち尽くす市民を衛兵隊が追い払った。
「みんな下がれ、事態は市警隊の手によってすでに沈静化した。ここにはもうフォースウォーンはいない、日常の業務に戻れ!」
 フォースウォーン、フォースウォーンか…
 そういえば、とトレーズはひとりごちる。
 もしあの男がフォースウォーンなら、連中はあの狭いコミュニティに引っ込んでいるだけではなく、市民生活に紛れて復讐の機会を窺っているということか。となると、状況はトレーズが考えているよりも厄介なものである可能性がある。
 隠れタロス崇拝者は表立ってサルモールと敵対するものではないが、あの連中は…白昼堂々刃物を振り回すとは。それもあの手口から見て、逃走は考えていないだろう。自己犠牲を厭わぬ献身、もっとも警戒すべき、性質の悪いゲリラ戦法だ。
「懸案事項が増えたな。まったく、面倒な連中め…」








 マルカルスの王宮たるアンダーストーン砦に入ったトレーズは、リーチ地方におけるサルモールの活動を統括する高官のオンドルマールと対面した。
 アルドメリ軍から派遣されたというトレーズを見つめ、オンドルマールが口を開く。
「軍がスカイリムの反乱戦力を制圧するため、帝国に兵を送るとは…先例のない話だな」
「馬鹿共のタロス信仰を野放しにしておくわけにはいかんのでな」
「まさか内戦における宗教的側面を本気で憂慮している連中がいるとは思わなかったな。悪く取らないでほしいが、現地で活動する諜報員にとってタロス信仰廃絶はあくまでも口実に過ぎない。軽視しているわけではないが、それより今後の対帝国政策における優位性の確保が大事なのだ」
「そんなことだから、ストームクロークのような連中をのさばらせる結果を招いているのではないか?」
「その点について否定はすまい。あの連中にはまだ利用価値がある」
 それからしばらくの間、二人は異なる立場の人間として意見交換をする。
 身分の高さで言えばオンドルマールのほうが上であり、特務を帯びているとはいえ一端の下級将校に過ぎないトレーズは本来なら対等な口をきけるはずはないのだが、そこはオンドルマールの気さくな性格と、トレーズの物怖じしない態度でどうにか会話が成立していた。
 なによりエルフによる大陸の支配と、劣等民族の殲滅という理念が一致していたことから、両者の間に同胞としての信頼と共感が芽生えていたことが理由として大きい。
 一通り話を終えてから、トレーズは安堵のため息をついた。
「話の通じる相手で助かった」
「どういうことだ?」
「いや、その、な…スカイリムに展開しているサルモールだが、ちと、血の気が多すぎるのではないか?大抵話が通じないどころか、この間なぞ白昼の往来で襲いかかられたぞ。同胞相手にさえ見境を無くすのはどうかと思うぞ」
「なに、本当か?それは良くないな…今度大使館に戻ったときに通達しておこう。災難だったな」
「気にかけてもらえるだけで有り難い。あなたと話ができて良かった」
 トレーズは柄にもない笑顔を見せ、兜をかぶりなおすと、街で宿をとるために石段を降りはじめた。
 ここスカイリムで気を許せる相手は多くない。
 同胞として話の通じる相手との会話を楽しんだことを思い返し、トレーズはふと、首をかしげた。
「そういえば、あいつの名前なんだっけ?…オンドゥルマール?」



>>to be continued...








 どうも、グレアムです。ただあちこちフラフラするのもアレなんで、今回はリーチ地方まで足を伸ばしてみました。別にサムおじさんと酒飲み勝負したわけじゃないよ。本当だよ。
 次回からスカイリム全土をぐるりと回って帝国ルートに突入する予定なんですが、トレーズの場合はあまり寄り道したり頼み事を聞くのも不自然なので、極力クエストを受けないようにします。受けたとしても日記には反映しない。
 オンドゥルマール(ナズェマチガエルンディス!?)さんは話のわかるサルモールとして有名ですが、彼の場合はたんに最低限の聞く耳を持っているだけで、思想は典型的なサルモールなので、べつに善人ではないんですよね(人間にとっては)。それでも一定の支持を集めるのはやはりイケボの成せる業か。
 もっともサルモール側でRPしていると彼以上に魅力的なNPCってそういないので(他の名無しサルモール司法高官は敵対行動取ってなくても平気で襲ってくるし)、いずれにせよ貴重な存在に変わりはないです。イケボだし。















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