主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。
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2015/11/24 (Tue)22:27
いつか見慣れた荒野で…
どうも、グレアムです。週末はFallout3の環境構築なぞして過ごしておりました。
New Vegasと違って装備系のアイテムほとんど集めてねーなーと思ったら、そういえばFallout3は武器や服装に至るまで、よほど尖った代物でなければFOOK2がほとんど網羅してるんだった。
多少バギーではあるものの、こんだけのコンテンツを纏めて一つのパッケージに仕上げたのは本当に凄いことだと思います。なにより薬莢が残るしね!あと、薬莢が残るしね!
なんというかもう本当に、俺のFallout3ライフはFOOK2無しでは有り得ねぇよ。I love it! FOOK2! なんだぜ。I love itはスマッシュTV風に発音してください。なんのこっちゃ。
もっとも環境構築のほうはそれなりに難儀しまして、iniの設定なんかはわりとスムーズに終えたんですけども、日本語化がやたらに中途半端だったり(FOOK2が翻訳されてないのはそうなんだけど、明らかに前の環境より未訳部分が増えてる)、そもそもフォントが違ったりアイテム修理すると英語から日本語に変わったり明らかに前環境と違う手順踏んでねぇか俺というか、でももう3の内容なんて大半覚えてるんでプレイに支障はないんですけども。
あとはやっぱりENBですかねぇ…今回もMidhrastic ENBを適用してるんですが、キチンと導入できるまでかなり苦労したですよ。導入失敗してると起動時にFallout3のウィンドウが立ち上がらないんで、まずENBナシの環境で起動するか試し、その後はプリセット入れてないプレーンな状態のENBで起動させ、最後にMidhrastic ENBを入れて起動…と段階を踏んで試行したのだが、やはりどうしてもMidhrastic ENB入れた途端に起動しなくなる。
いったい何が悪いのか?ていうか、俺は前環境でどうやってこいつを動かしてたんだ?
iniファイルをあれこれ書き換え、DirectXを入れ直すなど試行錯誤を繰り返すがやはり駄目。仕方なくENBを一から入れ直して再度検証しようと思ったら、検証する前になぜか正常に起動した。
俺のいままでの苦労はなんだったんだよ!
あと苦戦したのはPip-Boy Remover(現在はPip-Boy Invisible When Not in Useという名前で公開されている)。こいつはピップボーイを消す系統の中でも、Tabキー(デフォルト)を押したときのみピップボーイが出現するようにするという大変に便利なもので、たとえばPDAだと世界観を壊すとか、単純に見辛くて使いにくいという向きにはとても重宝するんでありますな。
ただデフォルトのライト機能(Tabキー長押し)が使えなくなるので、かわりにBキーでライトが点灯するようになる(Bキー長押しでメニュー表示、ホットキーを変更できる)のですが、なぜか今回はBキーを押してもまったく反応せず。
FOSEを認識しないとホットキー機能が自動で働かなくなるらしいが、日本語字幕が出てる時点でFOSEは機能してるはず。ひょっとしてFOOK2のホットキー機能と競合してるのか?と思ったが、前環境では普通に共存できてたはず。ロード順の問題か?あるいは一度外し、再度適用すれば直るか?
あれこれ試行錯誤したものの一向に改善せず、とりあえずVault101から出たらその時点でBキーが有効になった。
俺のいままでの(ry
まぁなんか、今回トラブル続きだったけど大抵はつならない理由によるミスでしたよ。
待機すると確定CTDするんで「自動セーブが問題なのか?待機場所が問題なのか?天候(時間)の変化が正常に働いてないのか?」と思い、まずセーブ回りを確認したけどCTDが続き、けっきょくModのロード順変えたら直ったとか(環境系のModが競合?起こしてたっぽい)。
あとメガトン着いたらジェリコが全裸でうろついてる。たぶんこれはAny Armor or Weapon for Followersっていう、コンパニオンの装備を自由に変えれるようになるModの弊害(というか仕様か?)であろーなぁ。
おひさしクレイブ
とりあえずDragonskin Tactical Outfitに自前の改造Texture入れて、以前書いたSSの主人公クレイブを再現。
顔が隠れるんで、コンパニオンに同じ服装させれば擬似的に連れ歩けるようになるんだが、Fallout3のコンパニオンってみんな微妙に頭がでかくてバラクラバを突き破るんだよなぁ。
露出をあまり好まない俺にしては珍しい造型
ヒロインであるブレンダも再現。じつは以前のFallout3のSSで出てきた彼女はバニラのコーカソイドで作ってて、マスク外すとけっこう芋っぽい顔面だったので、今回New VegasからLightning Raceを移植してぶち込みました。
とはいえespのヘッダの変更だけではキャラ作成画面に登場せず、Raceデータを他の3用の種族追加Modと見比べても何がおかしいのかわからず。だもんで、とりあえず3用の種族追加Mod(今回使ったのはRaider and Ghoul Races Playable)にRaceデータだけ移植したらなぜか選択できるように。なぜ!?どこが違うんだ!?
んで、バニラの種族データを参照(変更?)する仕様上、Raider and Ghoul Races Playableを普通に使うと、俺が常用している髪型&目追加ModのHair packが上書きされて適用できなくなるので(Hair packはesmなのでRaider and Ghoul Races Playableよりロード順を後にできない)、Lightning以外のRaceデータを削除。まさに乗っ取りである。というかそもそもプレイヤーとしてレイダーやグールを使う予定ないし。
最後にLightning raceにHair packの髪型と目を使えるよう設定して完成。
ちなみに眉毛が二つになったりする怪現象が起きるけど、これは一度別の種族で作り直し、もう一度Lightning raceを選択すれば解決することもある。たぶん。なにせにわか作りなのでよくわからん。たぶんキャラ作成後に手だけ男だったり、一部身体パーツのMeshやTexture指定が明らかにおかしい現象と似たようなもんだと思う。アレは一度ゲームを再起動するか、別のキャラデータを読み込んでから再度ロードすると直ったりする。そのへんけっこう雑なんだよなゲーム自体の仕様が。バニラ種族で体型変更Mod入れてなくても平然と起きるからね。
田舎娘っぽい造型。バニラ種族でもよかったかもしれん
ついでにLightning Raceで作った新キャラ、カーチャ・ブリチェンコ。
ロシア系移民の末裔という設定で、クレイブとともにウェイストランド・サバイバルガイドの作成に尽力したという、ゲーム前半のエピソードを埋めるために作ったキャラ。いまのところ放置しているNew VegasのSSで名前は出ていたりする。構想はけっこう前からあった。
そういえば前環境では画面全体にキャンバス地のようなフィルターがかかっていたのだが、俺はてっきりMidhrastic ENBの効果だと思ってたのだが(New Vegasで使ったときに存在しなかったのは、3用に調整されたespを適用していないせいだと思った)、どうもそうではなかったらしく、ちょっと混乱している。
他の環境系のModによるものかとも思ったが、手持ちのModをすべて導入してもそれらしい効果は得られず。たしか前環境はFOOK2&MMM以外は余計なものをほとんど入れないシンプルな構成にしていたし、ゲーム自体を再インストールしてから構築したので、削除したModのゴミデータが残って影響している、ということも考え難いが…
今回はMMMを外しているのだが、まさかMMMか?モンスターを追加するModにそんな効果あるかなぁ…あるいはおそらく、ENBを入れ替えた際に前のプリセットのデータが何らか残ってそれが影響している、というセンが濃厚だが、それを確かめる術はない。ウーム。
そんなわけで、今回もわりと取り留めのない話題の垂れ流しでした。
あと気になる部分といえば、バニラのリソースを使用するModはNew Vegasに移植するとしばしば外観がおかしくなるという点か。このへんはバニラのTextureを抜き出してnifファイルのTextureパスをそっちに変更するしか対策がないのであろうな。
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2015/11/22 (Sun)14:37
どうも、グレアムです。最近また持病の坐骨神経痛が酷くなってきました。クソッ、PC治したと思ったら今度は身体が壊れたか…激痛が続いてゲームやるのにすら支障が出やがる。相変わらず痛み止めはきかねーしなぁ。
べつに俺は、人生にやりがいを求めるようなマゾっ子ではないので、もうちょっとイージーなモードを望んでるんだが、後から不利な特性ガッツリ盛りやがって、GM出てこいよホントに…初期ビルドの時点でこの構成だったらポイントがっつり稼いで強キャラ作れたぞまったく。
ま、そんなことはどうでもいいんだ。
とりあえず今回は、PCのリカバリ前にやろうと思ってたネタを蔵出しするよ。
おまえ、その格好どうした…
まずはFallout New Vegasでひとネタ。
第188交易所でガンナッツを相手に商売するガンランナーの商人アレクサンダー、普段は傭兵服チャームを着こなすオサレボーイだが、稀にこのような世紀末な服装に変化することがある。
一機でピポ、二機でピポポ、三機揃ってED-E My Love!
使い捨て用のデータをシーザールートで進めていたが、とりあえず先にイエスマンルートでクリア。Continue After EndingのModを入れていたため、クレジット後にボルダーシティのメモリアルの前から再開した(ちなみに、エンディング時に三人称視点でダミーキャラが映像を眺めてる例の光景が。これ最後まで直ってないのかよ!)。
のだが、なぜかコンパニオンとして連れ歩いていたED-Eが三機に増えていた。どれも見た目が違うので、おそらくクエストの過程で変化する各種バリエーションが一堂に会したというわけだろう(おそらくED-Eのバージョン違いは内部的には違うキャラだと思われる)。
例によってコンパニオンクエストはまったく進めていなかったのだが、このED-E増殖現象が不具合なのか仕様(御褒美)なのかは謎である。
Modのせいかデータが破損していたのか、以前の環境ではキャンプ・ゴルフのハウスリゾート内部やハウスおじいちゃん(本体)が透明だったりしたので(Mesh欠けか指定ミス?)、今回のリカバリに伴う環境再構築で直ったらいいな。
米軍が誇る最新兵器、M1A1…ではなくVW-1!
そうそうPCリカバリの記事の冒頭に書いたように、Operation Flashpointもガッツリ遊んでました。最近この語で検索するとCodemasters製の続編ばかり引っかかるのが難点だ(コンシューマでも出たからだろうな)。ただArmA: Cold War Assaultって呼び名はどうもしっくりこないんだよな。俺にとってこのゲームはOFPで定着してるんで。
12~3年前からほぼずっとバニラ環境で遊んでたが、このところAddon探しにハマッている。いまさら遅すぎるとも思ったが、根気よく探してみると、意外と見つかるもんだ。ただ基本的にはユニット追加等の小規模なものばかりで、システム全体に変更を加えるようなModは手を出していない。統合性を取るのが面倒くさいのと、俺自身はOFPのシステムにそれほど不満を感じないので変更する必要がないため。音源Modすら入れてないからね。リアルさ云々はさておき、「OFPの音」が好きなんだよね。これはただのノスタルジーだけど。
ちなみに上のHigh-Macs Addonは海外のフォーラムで上げられていた古いバージョンのもの。製作者の公開サイトは閉鎖されて久しく、いちおうWebアーカイブを使えばダウンロードページには飛べるものの、肝心のファイル自体は既に存在していないようだ。当時はResistanceを持っていなかったので、BOHともども泣く泣く諦めた記憶がある。
これが未来の戦場…なんだろうか
また、最近になって公式ミッションの改造にハマッている。上の写真はSingle MissionのBattle Fieldを改造したもの。敵が森に入ると探すのが厄介になり、なかなかミッションが終わらなくなるのが難点だ。このあたりの「一人でも敵が残ってるとゲームが終わらない」というあまりにあんまりな仕様はシリーズ通しての構造的な欠陥なのだが、BISは今後もシリーズを続けるつもりなら、そろそろシステムを根本から見直したほうがいいと思う。どうもArmA3に至ってもコア部分はOFPと大差ないらしいので。
俺はもうArmA2の時点でBISの新作には見限りましたけども。
BOHの日本人顔はよくできている
公式キャンペーンを改造してるとき、「レジスタンスを自衛隊に置き換えれば、80年代にソ連が日本に侵攻してきたシナリオをでっちあげられるんじゃね?」などと思いつく。Resistanceキャンペーンを自衛隊に置き換えたらまんまバトルオーバー北海道じゃないか。BOHには親切にも85年当時の自衛隊ユニットが同梱されているし、そのうちこのネタでなんか動画をでっちあげるかもしれない。
漢。これは自作である、リカバリ時に虚空の彼方へと消えた
コミックス風リテクスチャAddonとか作れそうな気もするけど、労力の割に需要はなさそうだ。
2015/11/20 (Fri)20:43
ゲームプレイ中と静止画像ではけっこう印象が異なる絵作りだと思う
Hatred、通称聖戦士シミュレータ、あるいはテロリスト・シミュレータ2015。
自らを「Not Important」と称する故ピーター・スティール似のサイコパスを操り、(どちらかといえば悪い意味で)ファミコン時代を彷彿とさせるプリミティヴな殺人体験を提供する本作は、いまの時代ならインディーメーカーがピクセルベースで製作するような内容をUnreal Engine 4を用いてリッチに表現した、特異なコンセプトを持つバリューゲーです。
一作目Postalの精神的後継作として話題になった本作はユーモアや、反社会的な内容に含まれた社会的なテーマといった、おハイソな文化人気取りのための言い訳の一切を切り捨て、「でも、心の中ではこういうことをやってみたいと思ってただろ?」という、マーク・ミラー的、露悪趣味的な問いかけで人間の持つ根源的な破壊欲求にのみフォーカスを置いています。
コミックス版キックアスに多くのアメコミファンが難色を示したように、本作もまた、どちらかといえば大衆にアピールするような内容ではありません。それについて開発側は確信犯的で、「本作のコンセプトを理解してくれる人だけ楽しんでくれればいい」という、さながらインディーズ的な姿勢は、映像的にはそれほど過激な描写はないにも関わらずAOレーティング判定を受けたうえで、それを覆そうとしなかったことからも窺えます。GTAやManhuntシリーズですら越えようとしなかったAOレーティングのボーダーは伊達ではないのです。
WEB上では「なんの正当性もなく幼稚な思考で社会不安をもたらす主人公に感情移入できない」という意見が多く、この「モニタの中でさえ理由を用意してもらえなければ人を殺すことすらできない」プレイヤーが多かったということは、むしろ海外のグロゲーを好んでプレイするようなゲーマーの中にあっても良識的な人間が多いことを証明するエピソードして好意的に語ることができる、というのはいささかこじつけが過ぎるかもしれませんが。
余計な脚色の一切を廃し、混じりっ気なしのピュアな殺戮シミュレータとして生を受けた本作。もしこの記事を見て興味が沸いた人がいたら、記事中に一言も「面白い」と書かれていないことを留意したうえで購入を判断してください。
このHatredというゲーム、俺はけっこう好きです。
「 I Don't Wanna Be Me 」
Peter Steel率いるGothic Metalバンド、Type O Negativeの名曲。
「俺は今のままの自分でいたくない」と歌ったPeter Steelはのちのインタビューで、「世の中に不満があるやつは一度、その文句を鏡の中の自分に向かって言ってみろ」と語りました。
かつてMonolithが放ったFPS「 Blood 」のイメージソング「 Love You To Death 」を歌った折、「俺はビデオゲームは好きじゃない」と語った彼は、2010年に心不全でこの世を去りました。享年48歳。合掌。
2015/11/16 (Mon)18:32
どうも、グレアムです。なんとかOSの復旧作業を終えたものの、まだまだ問題が続く昨今ですが皆様は快適なPCライフを送られておられるでしょうか。俺はなんかもう週末が灰色で心が折れそうです。
とりあえず先日のPC終了時にもWindowsの自動アップデートが施行され、前回PCが起動できなくなったときもWindowsアップデートの直後だったので恐る恐る電源を入れたところ、特に問題もなかったので安堵。しかし、安心するのはまだ早かった。
しばらくPCをいじっていたところ、画面が突然硬直し数秒間操作不能に。一度暗転したのち、ディスプレイドライバの停止と復旧を告げる旨のメッセージが表示される。そのときは、まだ「たまにはこんなこともあるだろう」と、さして重要視していなかったのだ、が。
しばらくすると、マウスの動きが異様に鈍くなりマウスカーソルの挙動がおかしくなる。こいつは…えーと…まずくないか。
とりあえずマウスの抜き差し、ペンタブを外すなどの対処を試みるも効果はない。しかし見たところ、どう考えてもデバイスではなくシステム側に問題がある感じだ。そのときはChromeを開いていたのでブラウザに問題があるのかと考えたが(類型のトラブルで、ブラウザを再インストールしたら直ったという報告もあったので)、ためしにIEを開いてみるも症状は変わらず。ブラウザ固有の問題ではなさそうだ。
また直前にOpen Officeの最新版を入れたので、そいつが不具合を起こしているのかとも思ったが、まさかオフィスソフトがそんな不具合を起こすとも思えず、別の原因を探してみることに。
ひとまず再起動で直るかチェックしてみるが、やはり起動後しばらくするとディスプレイドライバが不具合を起こし、その後しばらくPCを操作していると(その内容に関わらず)挙動がおかしくなる。なんというか、Stalkerでいうザ・ワールド、プチフリーズのようなものが頻発するのだ。
やはり原因はドライバ周りにあると考え、PCのエラーログ(「コンピュータ」を右クリックで「管理」を選択、「システムツール」→「イベントビューアー」→「Windowsログ」→「システム」の順に参照)を見たところ、問題を起こした時刻に「ディスプレイ ドライバー nvlddmkm が応答を停止しましたが、正常に回復しました。」というメッセージが記載されている。
nvlddmkm…こいつか。
このワードで検索したところ、前回の不具合の原因たるclasspnp.sysと同様、似たような不具合で悩まされているユーザーが多いことを知った。
今回の場合はどうも、NVIDIAのドライバと、Windowsアップデートによって更新されたドライバが干渉して起きる不具合らしい。
とりあえず簡単な対処法として、NVIDIAコントロールパネルからPhysX構成の設定を選び「自動選択」から現在使用しているGPUに変更、その後Windowsエクスペリエンス・インデックスを更新して様子を見るも、症状は治まらず。
解決方法を書いた記事によってはセーフモードからファイルの削除やドライバの削除/再導入など書かれているものがあったが、この期に及んでそんな面倒臭いことはしたくない。
けっきょく消極的な解決策として、最新のドライバを入れなおすことを決める。オプションからクリーンインストールを選択するついでに、3D Vision関係やGeforce Experienceといった余計なものも消しておくことにした。
んで、現在に至るわけだが…とりあえず、いまのところ症状が再発する気配はない。
記事によっては「ドライバを再インストールするだけでいい、その他の余計なことはするな」と書かれているものがあるので、その通りだといいのだが、どだいPC環境ってのは千差万別、どんな状況にでも対応できる万能な対策など存在しない。もし(まかり間違って)この記事を参考にする人がいたとしても、決して鵜呑みにはしないように。
というかもう、俺はWindowsの自動更新があまりに怖いから(たいてい不具合を引き起こすだけなんだもんよー)、自動更新機能を切ってしまったよ。
と、いうかね…
今回の件でWindowsアップデートについて調べていたところ、「Wacom社製のタブレットを接続したままアップデートを行うとPCが正常に起動できなくなる」という記事を発見。日付は…ちょうど俺のPCが正常起動できなくなった日と一致している。タブレット?もちろん接続していたとも!
また参考動画も公開されていたが、画面が明滅し画面左上のIMEタスクバーが点滅するさまは、まさしく俺の身に起きた出来事とまったく同じであった。
先日の時点では、「たぶんWindowsアップデートが原因だろうが確証はないので批難は控えることにする」と書いたがな…
てめェーだよ てめェー
ふざけんじゃねェ、このばでおれいしちゃうよ。
つうか、もう、マジ、なんなんだよ。けっきょく俺の場合はタブレット外しても改善しなかったというか八方手を尽くしても解決しなかった(先日の記事を参照のこと)から、さんざ苦労してOS再インストールしたんじゃねぇか。いい加減にしろよ。
2015/11/15 (Sun)22:57
どうも、グレアムです。
すでに某所では告知してたんですが、メインPCが起動しやがらなくなりました。以前ウィルスに感染して対処に手間がかかったことは記事に書きましたが、じつはそれ以外にもマウスが(物理的に)壊れたり、キーボードがきかなくなってドライバを入れなおしたりとトラブル続きだったんですよ(ちなみに、そのときPS/2規格がレガシーデバイス扱いされていることを知った。時代かね…)。ちなみにPS/2規格のキーボードの抜き差しをした場合は一度電源を落とさなければ再認識されないんですが、どうやら再起動ではダメなようで、そこで引っかかってかなり時間を無駄にしたのでいちおう豆として書いておきます。
まあそんなのはともかく、ついに、である。奇しくもOperation Flashpointに再びハマッた直後の出来事、過去にOFPをプレイ中にOSごと巻き込んでクラッシュした苦い記憶のことは記事に書いたと思う、今回は直接の原因ではないと思われるが、とにかく俺とOFPにまつわるイヤなジンクスは現在進行形であるらしい。
とりあえず何が起きたのかを書かねばなるまい。
バイトから帰宅後にPCの電源を入れると、パスワード入力の直前(Windows起動後の画面)で画面が明滅しハングするという奇妙不可解な光景に遭遇。その後何度か電源を入れ直してみるものの、状況はまったく変わらなかった。
じつはつい先日Windowsの自動アップデートが施行されており、原因はこいつなんじゃないかと思っているのだが、なにせ確たる証拠もないので、おいMSふざけんなと文句を言うことも憚られるわけであるが、責任の所在云々よりはまず現状の改善が最優先である。
とりあえずセーフモードでの起動を試みるが、なんと起動中にブルースクリーンを吐いて起動できず。
その後、前回正常起動時の構成で起動をしてみるが挙動に変化はなく、コンピュータの修復からシステムの復元やスタートアップの修復を試みるが、いずれもエラーを吐いて作業を正常に完了できなかった。
おいおいおいおい、こいつはちょいとマズすぎやしねぇか。
頭を抱えながらもふたたびセーフモードを試してみたとき、俺はあることに気がついた。毎回、同じ部分で引っかかってブルースクリーンを吐いていることに。該当ファイル名は「windows\system32\drivers\classpnp.sys」。
このclasspnp.sysという単語をスマホから検索してみたところ、色々な情報が見つかった。どうもWin7固有のトラブル…なのか?Win7は基本的なパフォーマンスは優れているが、他のOSではまず有り得ないような妙な不具合やバグが散見されるという話を聞いたことがある、こいつはその一種だろうか。どうもUSBドライバ関連の不具合らしいのだが(確実な情報ではない、鵜呑みにしないように)、そういえばWin7はやたらとUSB関連の不具合が多いように思える(外部機器の接続を認識しないなど。これはUSB3.0のドライバが2.0に干渉して起きる不具合らしいが)。
とりあえず原因究明のとっかかりを掴んだはいいが、このclasspnp.sys関連の不具合、個人差がかなりあるようだ。
曰くPCに接続されたUSB機器をすべて外したら正常に起動した、classpnp.sysをリネーム及び削除したら直った、BIOS設定からintel VTを有効化したら改善された、など…
とりあえず確定的なのは、セーフモードでの起動やシステムの復元等では解決できないらしい、ということだ。
単純な措置で改善したという報告もあれば何をしても駄目という報告もあり、俺の場合は残念ながら後者のようだった。
まずUSBを含む外部接続機器を可能な限り外して起動してみたが、状況は変わらず。次にコマンドプロンプトからclasspnp.sysをリネームしてみるが(俺の場合はclasspnp.sys.old。ゲーマー的慣習である)、セーフモードで強制終了こそしなくなったものの、今度は通常起動時と同じくパスワード入力画面の直前で画面が明滅を繰り返しどうにもならない状態に。内部的に前進できたかはともかく、原因の切り分けが難しくなった時点でユーザー的には大きな後退である。またBIOS設定画面(これがよくある画像で示されるようなMS-DOSライクなUIではなく、えらくグラフィカルな見た目でびっくりしてしまった)からintel VTを有効化してみるも、状況に変化はなし。ついでに俺は使わないのでUSB3.0を無効化するが、これも原因ではないようだった。メモリ診断ツールも異常を検出しない。
ここまでくると、もう俺ができることは何もない。八方塞がり、お手上げである。
いちおうSATAケーブルの破損や接触不良、メモリの交換で改善されたという報告もあったが、俺はそんなモノの予備は手持ちにはない。
もとより俺は自作PCを組むタイプの人間ではないため、そういうハードウェア面でのサポートは守備範囲の外なんである。また新たにパーツを購入するにせよ、該当部分を交換すれば確実に直るという確証もない以上は、現実的な手段ではないだろう。
まぁ以前から、一度HDD内を綺麗にしておきたいとは思っていたので…OSの再インストールしかあるまい。唯一の心残りといえばbethesda製ゲームのmod環境の再構築がいやに面倒なことくらいだが、そのくらいはなんとかしよう。もちろんデータのバックアップも可能ではあるが、こちらも一度再構成して環境を整備し直したいとは考えていたので。modファイル自体は(いつ配布が停止されるかわからない関係上)バックアップを取ってあるので、それほど手間はかからないはずだ。
そうと決まれば、まずは重要なファイル(創作関連一式)だけバックアップを取っておこう。以前、古いPCからぶっこ抜いたHDDからデータをサルベージするために購入したSATA-USB変換器が手元にあるので、そいつを使ってサブPCにデータを避難させようって魂胆である。
HDDを外すため、まずはPCケースを解体しなければならないのだが、部屋が散らかっているためそんな作業をするスペースがない。まずリアルでの作業領域を確保するため部屋の掃除をする。といっても最低限ではあるが。俺がものぐさなのもそうだが、本気で部屋を綺麗にしようとすると近隣住民から苦情が来るレベルのゴミを一度に出さなければならないため。
そんなどうでもいい情報はともかく、作業領域の確保を終えたらPCケースのご開帳である。
まずはサイドパネルを外すのだが、なんとプラスネジをプラスドライバーで外そうとしたところ、しっかりハマらずぬるりと空回りしてしまった。
まさか、今回が初めてだってのにもうネジがナメちまってるのか!?と動揺したが、マイナスドライバーを使ったところ普通に外すことができた。なんなんだいったい。
このテのレポートでは、PCケース内部がどろどろに汚れててローチ様の繁殖場になっていたり…という悲惨な光景の報告が定石ではあるが(?)、幸いにも俺の場合はそれほど汚れていなかった。日頃の行いが良いからか、あるいはしたくもない禁煙の賜物か。ありがたくもねぇ話だ。
とはいえPCケースを開けるなど滅多にない機会だし、おそらく次に開けるときは物理的にPCがイカレてHDDを取り外すときだろうと思われるので、念のため綺麗に掃除しておく。俺は普段、道具の扱いが荒いため、こういうときくらいは労わってやらないとな。
清掃中、CMOSクリアだの、埃の埋積による熱暴走といった単語が頭をよぎるが、今回に限ってはそれらは原因ではないと思ったため再起動を試す気にはなれなかった。どだい、PC関連のトラブルというのは環境によって原因や解決法が百も千も存在する。いちいち思いつく限りを試していたらきりがない(本当はやるべきだろうが)。
なにより俺は夏場でも平気でPCをブン回しているが、熱暴走で難儀した記憶はついぞない。というのも俺が使っているPCはケース内部が空洞だらけでスカスカというAK-47みたいな構造なので熱がこもりにくいというのもあり、まあそれは冗談だが、BIOS設定画面からCPU等の温度に異常がないことは確認済なので、熱暴走の件は無視してもいいだろう。清掃中にマザーボードやグラフィックボードを点検したが、歪んだり溶けていたりといった形跡はまったくなかった。
さて、肝心のHDDの取り外しだが…これが難題だった。
現在使用しているPCのケースはHDDがネジ止めされているのだが、そのネジを外すにはフロントパネルを外さなければならず、そのフロントパネルを止めているネジが、通常の工具では外せない位置で固定されていたのだ。
結論から言えば…俺はフロントパネルを、HDDを取り外すことができなかった。部屋中かき回して模型用の精密ドライバーなんぞを持ち出してもみたが、まったく歯が立たない。
以前、おなじメーカーから購入したPCでHDDの取り外しに難儀した記憶はなかったので、こんな事態はまったくの想定外だった。まさかファイルのバックアップが取れないだと……!
そんなとき、俺の脳内にジョースター卿が降臨した。
「なにグレアム?フロントパネルが邪魔でバックアップが取れない?グレアムそれはHDDを外すことにこだわるからだよ。逆に考えるんだ、「そのままでいいさ」と考えるんだ」
ハッ…そうか。
俺はHDDを外すことにこだわっていた(従来はそうやって作業をしていたせいだ)が、俺の目的はバックアップを取ることで、HDDを外すことではない。
つまりHDDをケースに固定したままサブPCに接続すればいいんじゃないか!これが逆転の発想というやつか…!
とりあえずSATA-USB変換器を接続して創作関連のファイル、ツール、ゲームのセーブデータ等をサブPCにサルベージし、ふたたびPCケースを組み立てる。しかし、HDDが取り外せないのか…これは、次にPCを買い替えるときに対処を考えたほうが良さそうだな。
ともかく、PCのリカバリで一番面倒で時間がかかるのが、このバックアップ作業だ。必要なファイルの取捨選択もそうだし、データのコピーに単純に時間がかかる。ファイルの置き場所によっては管理者権限の取得に時間を取られる場合もあるし。
バックアップが終わったら、PCケースを組み立て、念のため起動してみる。うん、駄目だ、なにも変化はない。時間やタイミングで解決する問題じゃあなさそうだ。
というわけで、あとはPCのリカバリ作業を残すのみだ。
OSを再インストールすると、PCは無事に再起動した。classpnp.sys関連の不具合について、「リカバリしても状況が改善されなかった」という恐ろしい報告も少数だがあったため心配していたが、さすがにそこまで悲惨な状況には至らなかったようだ(まだわからないが)。それにしても、以前は容量の半分を使っていたHDDがまっさらになるというのは、なんというか清々しい気分だな。都合四年分の垢が落ちたかと思うと感慨深いものがある。
しかし、まだ問題は残っていた。
画面の解像度を変更しようとするが、選択肢が異様に少なくモニタのサイズに変更できない。いったい、どういうことだ…?DirectX診断ツール(dxdiag)を使って確認してみたところ、GPUを認識していない!?というか、音も出てないじゃねーか。
なんてこった、ビデオドライバとサウンドドライバが入ってないのか!
この時点で俺はOSのインストールディスクとリカバリディスクを混同していたため(素人はだしの誤認である)、想定していない事態に少し焦る。が、PCに関する問題でネットを使って調べられないことはないということはわかっているので、ひとまずネットを接続してセキュリティソフトを入れ、解決策を探す。
【つまり、こういうことである。】
YES → 【ヒットした?】 ─ YES → なら聞くなよ。死ね。
/ \
【検索した?】 NO → なら、ねぇよ。死ね。
\
NO → 死ね。
目の前の箱は有効利用せんとな。
さて、マウスコンピュータの製品には原則としてリカバリディスクは付属せず、あらかじめHDD内に格納されているサプリメントデータのバックアップを取らなければならなかったらしい。そんなことはしてねぇ。
とはいえ救済策がないってことはないだろうと思い調査を進めたところ、「マウスコンピューター ビデオドライバ」のワードでヒットする「mouse computer ドライバ・マニュアル各種ダウンロード」というページから、PCのシリアルナンバーを入力することで必要な各種ドライバのダウンロードページへ行けることがわかった。なんだ、問題ねぇじゃん。
さっそく各種ドライバをダウンロードし、展開する。が、ファイルを実行しようとしたところ「OSが対応していません」云々という旨のメッセージが表示されてしまった。こいつは、たとえば64bitOSに対応していないファイルの実行でよく目にする文言だが…間違って32bit用のドライバを落としたのかと思ったが、何回確認しても、ダウンロードしたファイル自体が間違っているとは思えない。
であるなら、だ。
まさか…いや、まさか。
まさか!
コンピュータのプロパティを確認すると…やはり!
やっぱりッ!
俺がOSインストール時に間違えて32bitを選択していたァーッ!!??
つまり、これでPC版ハウスオブザデッドやゴーキーゼロを遊べるってことじゃんか!やったぜ!
そうじゃねぇよ!
「逆に考えるんだ、32bitでもいいs…」
よくねぇよ!あんたはもういい何も喋るな!
と、ひとしきり一人ノリツッコミしたところで、都合二度目のOS再インストールをする破目に。先にバックアップしたデータの移行とかやらなくてよかった…どれだけ時間が無駄になったか知れん。
今度こそ64bitOSをインストールし、ドライバのインストールも無事に終え(ゲフォに蟹さん、またよろしく頼むぜ)、スキャナやペンタブといった各種周辺機器のドライバも入れ、最後にバックアップしたデータを移して無事に一件落着と相成ったわけである。
ちなみにペンタブのドライバは付属のディスクではなく、HPから対応機種の最新版を落としたほうがいいかもしれない。それとWin7の場合はシステム構成(スタートメニューの検索窓に「システム構成」と打てば直接実行できる)からスタートアップのタブを選択し、「Tablet PC Input Service」のチェックを外してもいいかもしれん。意味はわかるね?それと、実行は自己責任でな。
まぁそんなこんなで、とりあえず現在はメインPCが問題なく稼働するようになったというわけである。いや、疲れた。
ゲーム環境の再構築(主にBethesda社製ゲーム)についてはおいおいやっていくことにしようか…