主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。
生温い目で見て頂けると幸いです、ホームページもあるよ。
http://reverend.sessya.net/
2015/11/15 (Sun)22:57
どうも、グレアムです。
すでに某所では告知してたんですが、メインPCが起動しやがらなくなりました。以前ウィルスに感染して対処に手間がかかったことは記事に書きましたが、じつはそれ以外にもマウスが(物理的に)壊れたり、キーボードがきかなくなってドライバを入れなおしたりとトラブル続きだったんですよ(ちなみに、そのときPS/2規格がレガシーデバイス扱いされていることを知った。時代かね…)。ちなみにPS/2規格のキーボードの抜き差しをした場合は一度電源を落とさなければ再認識されないんですが、どうやら再起動ではダメなようで、そこで引っかかってかなり時間を無駄にしたのでいちおう豆として書いておきます。
まあそんなのはともかく、ついに、である。奇しくもOperation Flashpointに再びハマッた直後の出来事、過去にOFPをプレイ中にOSごと巻き込んでクラッシュした苦い記憶のことは記事に書いたと思う、今回は直接の原因ではないと思われるが、とにかく俺とOFPにまつわるイヤなジンクスは現在進行形であるらしい。
とりあえず何が起きたのかを書かねばなるまい。
バイトから帰宅後にPCの電源を入れると、パスワード入力の直前(Windows起動後の画面)で画面が明滅しハングするという奇妙不可解な光景に遭遇。その後何度か電源を入れ直してみるものの、状況はまったく変わらなかった。
じつはつい先日Windowsの自動アップデートが施行されており、原因はこいつなんじゃないかと思っているのだが、なにせ確たる証拠もないので、おいMSふざけんなと文句を言うことも憚られるわけであるが、責任の所在云々よりはまず現状の改善が最優先である。
とりあえずセーフモードでの起動を試みるが、なんと起動中にブルースクリーンを吐いて起動できず。
その後、前回正常起動時の構成で起動をしてみるが挙動に変化はなく、コンピュータの修復からシステムの復元やスタートアップの修復を試みるが、いずれもエラーを吐いて作業を正常に完了できなかった。
おいおいおいおい、こいつはちょいとマズすぎやしねぇか。
頭を抱えながらもふたたびセーフモードを試してみたとき、俺はあることに気がついた。毎回、同じ部分で引っかかってブルースクリーンを吐いていることに。該当ファイル名は「windows\system32\drivers\classpnp.sys」。
このclasspnp.sysという単語をスマホから検索してみたところ、色々な情報が見つかった。どうもWin7固有のトラブル…なのか?Win7は基本的なパフォーマンスは優れているが、他のOSではまず有り得ないような妙な不具合やバグが散見されるという話を聞いたことがある、こいつはその一種だろうか。どうもUSBドライバ関連の不具合らしいのだが(確実な情報ではない、鵜呑みにしないように)、そういえばWin7はやたらとUSB関連の不具合が多いように思える(外部機器の接続を認識しないなど。これはUSB3.0のドライバが2.0に干渉して起きる不具合らしいが)。
とりあえず原因究明のとっかかりを掴んだはいいが、このclasspnp.sys関連の不具合、個人差がかなりあるようだ。
曰くPCに接続されたUSB機器をすべて外したら正常に起動した、classpnp.sysをリネーム及び削除したら直った、BIOS設定からintel VTを有効化したら改善された、など…
とりあえず確定的なのは、セーフモードでの起動やシステムの復元等では解決できないらしい、ということだ。
単純な措置で改善したという報告もあれば何をしても駄目という報告もあり、俺の場合は残念ながら後者のようだった。
まずUSBを含む外部接続機器を可能な限り外して起動してみたが、状況は変わらず。次にコマンドプロンプトからclasspnp.sysをリネームしてみるが(俺の場合はclasspnp.sys.old。ゲーマー的慣習である)、セーフモードで強制終了こそしなくなったものの、今度は通常起動時と同じくパスワード入力画面の直前で画面が明滅を繰り返しどうにもならない状態に。内部的に前進できたかはともかく、原因の切り分けが難しくなった時点でユーザー的には大きな後退である。またBIOS設定画面(これがよくある画像で示されるようなMS-DOSライクなUIではなく、えらくグラフィカルな見た目でびっくりしてしまった)からintel VTを有効化してみるも、状況に変化はなし。ついでに俺は使わないのでUSB3.0を無効化するが、これも原因ではないようだった。メモリ診断ツールも異常を検出しない。
ここまでくると、もう俺ができることは何もない。八方塞がり、お手上げである。
いちおうSATAケーブルの破損や接触不良、メモリの交換で改善されたという報告もあったが、俺はそんなモノの予備は手持ちにはない。
もとより俺は自作PCを組むタイプの人間ではないため、そういうハードウェア面でのサポートは守備範囲の外なんである。また新たにパーツを購入するにせよ、該当部分を交換すれば確実に直るという確証もない以上は、現実的な手段ではないだろう。
まぁ以前から、一度HDD内を綺麗にしておきたいとは思っていたので…OSの再インストールしかあるまい。唯一の心残りといえばbethesda製ゲームのmod環境の再構築がいやに面倒なことくらいだが、そのくらいはなんとかしよう。もちろんデータのバックアップも可能ではあるが、こちらも一度再構成して環境を整備し直したいとは考えていたので。modファイル自体は(いつ配布が停止されるかわからない関係上)バックアップを取ってあるので、それほど手間はかからないはずだ。
そうと決まれば、まずは重要なファイル(創作関連一式)だけバックアップを取っておこう。以前、古いPCからぶっこ抜いたHDDからデータをサルベージするために購入したSATA-USB変換器が手元にあるので、そいつを使ってサブPCにデータを避難させようって魂胆である。
HDDを外すため、まずはPCケースを解体しなければならないのだが、部屋が散らかっているためそんな作業をするスペースがない。まずリアルでの作業領域を確保するため部屋の掃除をする。といっても最低限ではあるが。俺がものぐさなのもそうだが、本気で部屋を綺麗にしようとすると近隣住民から苦情が来るレベルのゴミを一度に出さなければならないため。
そんなどうでもいい情報はともかく、作業領域の確保を終えたらPCケースのご開帳である。
まずはサイドパネルを外すのだが、なんとプラスネジをプラスドライバーで外そうとしたところ、しっかりハマらずぬるりと空回りしてしまった。
まさか、今回が初めてだってのにもうネジがナメちまってるのか!?と動揺したが、マイナスドライバーを使ったところ普通に外すことができた。なんなんだいったい。
このテのレポートでは、PCケース内部がどろどろに汚れててローチ様の繁殖場になっていたり…という悲惨な光景の報告が定石ではあるが(?)、幸いにも俺の場合はそれほど汚れていなかった。日頃の行いが良いからか、あるいはしたくもない禁煙の賜物か。ありがたくもねぇ話だ。
とはいえPCケースを開けるなど滅多にない機会だし、おそらく次に開けるときは物理的にPCがイカレてHDDを取り外すときだろうと思われるので、念のため綺麗に掃除しておく。俺は普段、道具の扱いが荒いため、こういうときくらいは労わってやらないとな。
清掃中、CMOSクリアだの、埃の埋積による熱暴走といった単語が頭をよぎるが、今回に限ってはそれらは原因ではないと思ったため再起動を試す気にはなれなかった。どだい、PC関連のトラブルというのは環境によって原因や解決法が百も千も存在する。いちいち思いつく限りを試していたらきりがない(本当はやるべきだろうが)。
なにより俺は夏場でも平気でPCをブン回しているが、熱暴走で難儀した記憶はついぞない。というのも俺が使っているPCはケース内部が空洞だらけでスカスカというAK-47みたいな構造なので熱がこもりにくいというのもあり、まあそれは冗談だが、BIOS設定画面からCPU等の温度に異常がないことは確認済なので、熱暴走の件は無視してもいいだろう。清掃中にマザーボードやグラフィックボードを点検したが、歪んだり溶けていたりといった形跡はまったくなかった。
さて、肝心のHDDの取り外しだが…これが難題だった。
現在使用しているPCのケースはHDDがネジ止めされているのだが、そのネジを外すにはフロントパネルを外さなければならず、そのフロントパネルを止めているネジが、通常の工具では外せない位置で固定されていたのだ。
結論から言えば…俺はフロントパネルを、HDDを取り外すことができなかった。部屋中かき回して模型用の精密ドライバーなんぞを持ち出してもみたが、まったく歯が立たない。
以前、おなじメーカーから購入したPCでHDDの取り外しに難儀した記憶はなかったので、こんな事態はまったくの想定外だった。まさかファイルのバックアップが取れないだと……!
そんなとき、俺の脳内にジョースター卿が降臨した。
「なにグレアム?フロントパネルが邪魔でバックアップが取れない?グレアムそれはHDDを外すことにこだわるからだよ。逆に考えるんだ、「そのままでいいさ」と考えるんだ」
ハッ…そうか。
俺はHDDを外すことにこだわっていた(従来はそうやって作業をしていたせいだ)が、俺の目的はバックアップを取ることで、HDDを外すことではない。
つまりHDDをケースに固定したままサブPCに接続すればいいんじゃないか!これが逆転の発想というやつか…!
とりあえずSATA-USB変換器を接続して創作関連のファイル、ツール、ゲームのセーブデータ等をサブPCにサルベージし、ふたたびPCケースを組み立てる。しかし、HDDが取り外せないのか…これは、次にPCを買い替えるときに対処を考えたほうが良さそうだな。
ともかく、PCのリカバリで一番面倒で時間がかかるのが、このバックアップ作業だ。必要なファイルの取捨選択もそうだし、データのコピーに単純に時間がかかる。ファイルの置き場所によっては管理者権限の取得に時間を取られる場合もあるし。
バックアップが終わったら、PCケースを組み立て、念のため起動してみる。うん、駄目だ、なにも変化はない。時間やタイミングで解決する問題じゃあなさそうだ。
というわけで、あとはPCのリカバリ作業を残すのみだ。
OSを再インストールすると、PCは無事に再起動した。classpnp.sys関連の不具合について、「リカバリしても状況が改善されなかった」という恐ろしい報告も少数だがあったため心配していたが、さすがにそこまで悲惨な状況には至らなかったようだ(まだわからないが)。それにしても、以前は容量の半分を使っていたHDDがまっさらになるというのは、なんというか清々しい気分だな。都合四年分の垢が落ちたかと思うと感慨深いものがある。
しかし、まだ問題は残っていた。
画面の解像度を変更しようとするが、選択肢が異様に少なくモニタのサイズに変更できない。いったい、どういうことだ…?DirectX診断ツール(dxdiag)を使って確認してみたところ、GPUを認識していない!?というか、音も出てないじゃねーか。
なんてこった、ビデオドライバとサウンドドライバが入ってないのか!
この時点で俺はOSのインストールディスクとリカバリディスクを混同していたため(素人はだしの誤認である)、想定していない事態に少し焦る。が、PCに関する問題でネットを使って調べられないことはないということはわかっているので、ひとまずネットを接続してセキュリティソフトを入れ、解決策を探す。
【つまり、こういうことである。】
YES → 【ヒットした?】 ─ YES → なら聞くなよ。死ね。
/ \
【検索した?】 NO → なら、ねぇよ。死ね。
\
NO → 死ね。
目の前の箱は有効利用せんとな。
さて、マウスコンピュータの製品には原則としてリカバリディスクは付属せず、あらかじめHDD内に格納されているサプリメントデータのバックアップを取らなければならなかったらしい。そんなことはしてねぇ。
とはいえ救済策がないってことはないだろうと思い調査を進めたところ、「マウスコンピューター ビデオドライバ」のワードでヒットする「mouse computer ドライバ・マニュアル各種ダウンロード」というページから、PCのシリアルナンバーを入力することで必要な各種ドライバのダウンロードページへ行けることがわかった。なんだ、問題ねぇじゃん。
さっそく各種ドライバをダウンロードし、展開する。が、ファイルを実行しようとしたところ「OSが対応していません」云々という旨のメッセージが表示されてしまった。こいつは、たとえば64bitOSに対応していないファイルの実行でよく目にする文言だが…間違って32bit用のドライバを落としたのかと思ったが、何回確認しても、ダウンロードしたファイル自体が間違っているとは思えない。
であるなら、だ。
まさか…いや、まさか。
まさか!
コンピュータのプロパティを確認すると…やはり!
やっぱりッ!
俺がOSインストール時に間違えて32bitを選択していたァーッ!!??
つまり、これでPC版ハウスオブザデッドやゴーキーゼロを遊べるってことじゃんか!やったぜ!
そうじゃねぇよ!
「逆に考えるんだ、32bitでもいいs…」
よくねぇよ!あんたはもういい何も喋るな!
と、ひとしきり一人ノリツッコミしたところで、都合二度目のOS再インストールをする破目に。先にバックアップしたデータの移行とかやらなくてよかった…どれだけ時間が無駄になったか知れん。
今度こそ64bitOSをインストールし、ドライバのインストールも無事に終え(ゲフォに蟹さん、またよろしく頼むぜ)、スキャナやペンタブといった各種周辺機器のドライバも入れ、最後にバックアップしたデータを移して無事に一件落着と相成ったわけである。
ちなみにペンタブのドライバは付属のディスクではなく、HPから対応機種の最新版を落としたほうがいいかもしれない。それとWin7の場合はシステム構成(スタートメニューの検索窓に「システム構成」と打てば直接実行できる)からスタートアップのタブを選択し、「Tablet PC Input Service」のチェックを外してもいいかもしれん。意味はわかるね?それと、実行は自己責任でな。
まぁそんなこんなで、とりあえず現在はメインPCが問題なく稼働するようになったというわけである。いや、疲れた。
ゲーム環境の再構築(主にBethesda社製ゲーム)についてはおいおいやっていくことにしようか…
PR
Comment