主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。
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2013/04/06 (Sat)09:56
オーラ!エェール、プレジデェンテ!
どうも、グレアムです。今回から、シミュレーションゲーム「トロピコ」の概要を、かなり趣向の偏ったワタクシのプレイスタイルを交えて紹介していこうと思います。
舞台は1950年トロピコ島…米ソがいままさに覇権争いでシノギを削るそんな中、あなたはちっぽけな農家が点在する非文明的な大地で強くたくましく政治を主導していかなければならない。
いかにして国の産業を成り立たせるか。いかにして国の政治を主導するのか。農業か。工業か。観光業か。資本主義か。共産主義か。はたまた、あるいは…そう。あらゆる思惑がひしめき合う中、すべての勢力が満足できるような治世は有り得ない。いかに理想的な体制であろうと、いつでも、必ず何者かがあなたをつけ狙い、政権の座から蹴落とそうとしてくるだろう。
再三言うように、トロピコでは、たくましくなくては、生きてはいけないのだ。
** ** **
↑プレジデンテの執務室。やはり南国には葉巻が似合う
前置きが済んだところで、ゲーム本編の紹介に入ろう。
今回扱うのは、もっともメジャーな「ランダムマップ」モード。あらかじめプレイヤーが付与した条件をもとに、ランダム生成されたマップで特定年数の治世を行なうモードだ。もちろん、采配が振るわなければ光の早さで政権が崩壊する可能性だってある。
さらにトロピコでは、最初に設定した条件(難易度)によって、最終的に計算されるスコアの倍率が変動するシステムを採用している。つまり簡単な設定であればあるほど、ゲームプレイ中にどれだけ優秀な成績を残そうとも最終スコアはそれほど稼げないし、難しい設定であればその逆だ。
ちなみに、もっとも簡単な設定で1%、もっとも難しい設定では737%もの倍率になる。とはいえ、あまり難しい難易度にすると最終スコア集計まで辿り着けない可能性があるので、自分の腕と相談しながら、自分なりの丁度良い設定を見つけよう。
** ** **
↑島の地形の選択。字が読みにくいのは仕様、英語版だとどうなんだろう
さて、ここから初期設定の詳細を紹介していこう。まずは島の地形、5つの項目を設定する。
*「植物の分布」…島全体に茂る植物の量を決定、多いほど難易度が下がる。いきなりでナンだが、じつはあまりよくわからない項目。林業に関係するのか?環境保全とか。個人的には無くても困らないので、スコアの倍率稼ぎのために最低に設定することが多い。
*「鉱物」…島に埋蔵されている鉱物量の設定、多いほど難易度が下がる。島の規模にもよるのだろうが、最大にしたところでそれほど劇的に埋蔵量が増加するわけではない。マインクラフトばりに島中鉱物だらけでキャッホー、とはいかないのだ。個人的に鉱物資源はなくても問題ないので、やはり最低に設定することが多い。いっそシヴィライゼーションばりに「鉄がないと鉄道が敷けない!」とかいう要素はあっても良かったと思う。食料は自給自足するしか手がないのにねェ…
*「水域の分布」…マップ全体を占める水域の割合、少ないほど難易度が下がる。水域が多いほど島は狭くなるので、後述のマップサイズと併せて考えていきたい。
*「人口」…マップ開始時の島民の数、多いほど難易度が下がる。ただ序盤からあまり数が多くても扱いきれないので、自分は最小に設定することが多い。そのうち勝手に増えるし。
*「マップサイズ」…島の大きさ、大きいほど難易度が下がる。この項目と、先述の水域の分布との比例でうまく自分のプレイスタイルに合った島の大きさを実現させたい。実際のところ、あまりサイズが大きくても途中でダレるので、個人的にはマップサイズ最小、水域の分布を2番目に少ないものに設定してプレイすることが多い。
もちろん、ある程度の大きさがないとすべての建造物の長所を活かしきれず、本来の楽しみ方ができないと思う向きもあるだろう。それは認める。ただ、いかんせんプレイ中にすべての要素を細かく調整してスイス時計ばりにキッチリ動かす、というのはやってて疲れるのだな。後日再開したときにはもうわけわかんなくなってるし。
あとはまあ、こじんまりしたプレイが好きという個人の趣向もある。
** ** **
↑勝利条件、難易度の設定。まずはゲームに慣れるためにも簡単な設定にしよう
続いて、勝利目標の設定だ。
勝利目標の設定は「歴史に名を残す」「南の楽園」「世界一の金持ち」「経済大国を目指せ」「特に設定しない」の5つから選ぶことになる。といっても、これはほぼ「歴史に名を残す」で確定だろう。
要するに最終スコアの集計を総合的な項目から行なうか、単一の項目から行なうかの違いでしかない。限定したところで楽しみが増えるわけじゃなし、総合的な評価は「自分のプレイスタイルが結果的にどう評価されたのか」という一種のバロメーターになるのでね。特にデメリットもないので、わざわざ設定しない理由もないだろう。
そして、環境情勢。これは以下の5つから選ぶことになる。
*「特になし」…特になし。これ以上に言い様がないなコレ。
*「自由で公正な選挙」…定期的に行なわれる選挙を回避することができず、また選挙で不正ができなくなる。これを選択するとかなり難易度が上がる。選挙の不可避自体はともかく、不正は選挙の難易度が上がる後半になればなるほど「僅差で勝てないときの最後の一手」として有効になってくるので、これはかなり辛いオプションになる。せいぜい30年以内の短い年月でのプレイならアリか?
*「移民反対!」…賃金を支払って任意に召集する場合を除き、移民が入ってこなくなる。これを選択するとかなり難易度が上がる。そもそも島の労働力を島民だけで賄うのが非常に難しいこのゲームにおいて、移民ゼロは究極的にキツいオプションだ。よほど狭いマップで「小さな島の小さな家族」ごっこがしたいなら別だろうが、そうでないなら選択すべきではない。まあ、非常にチャレンジブルではある。
*「反逆者の叫び声」…島の住民が反逆者になりやすい性質を持つ。これを選択すると難易度が少し上昇する。じつはグレさんは、島の住民が反逆者になったところ、見たことないんだよねぇ…というか、反逆者が出そうなほど酷い状況になったら、まず先にアメリカの侵略受けてジ・エンドするからな。イマイチ実感が湧かないオプション。
*「はるか遠く静かな島」…アメリカからの干渉を受け難くなるが、アメリカからの観光客も来なくなる。これを選択すると難易度が少し上昇する。どっちかというと、アメリカから侵略を受けなくなるメリットのほうが大きいように見えるオプション。観光客もまったく来なくなるわけではない(恐らく、「金持ちの観光客」が来なくなる?)ため、本腰入れて観光業で稼ぐのでもなければ問題ないレベル。ちなみにグレさんはいつもコレ一択。
** ** **
続く3つのオプションは、ゲームプレイに多大な影響を及ぼすことになる。実質的な難易度選択なので、慎重に選びたい。
*「政治的安定」…要するに政治の難易度。選挙のみに留まらず、クーデターの発生率、諸外国の干渉などにも関係する。たいていの場合、この難易度を高く設定すると光の速さでアメリカに侵攻されて政権が終息する。
*「経済」…収支に関係する。この難易度を高く設定すると産業が生み出す利益が下がり、支出が多くなる…らしいのだが、実際に計測したわけではないので、どれだけ影響があるのかは不明。ファンタスティックなアクシデントが続出する政治的安定に比べるとたいして実感しにくい項目ではある。ちなみにこの難易度を最低にすると金が使い放題になるが、そのかわりゲームがまったく面白くなくなる。
*「ゲームの長さ」…最大プレイ年数。「10」、「20」、「30」、「40」、「50」、「70」の6つの項目から選択することになる。年数が多いほど難易度は下がる。あまり長くてもダレるので(島のサイズにもよるが)、せいぜい50年、小さい島でサクッとプレイするなら30年くらいが目安か。ちなみにこれは「最終スコアの集計が行なわれる年」であり、プレイ自体は設定した年以降も可能である。が、同じ島をダラダラとプレイし続けるなら早々(さっさ)と次のゲームプレイに移行したほうが楽しいのではないかと思う。
** ** **
さて…ここまででけっこう長くなってしまったので、続きは次回に持ち越しとしよう。
次は、あなたの分身たる島のリーダー…プレジデンテ(大統領)の設定についてだ。
どうも、グレアムです。今回から、シミュレーションゲーム「トロピコ」の概要を、かなり趣向の偏ったワタクシのプレイスタイルを交えて紹介していこうと思います。
舞台は1950年トロピコ島…米ソがいままさに覇権争いでシノギを削るそんな中、あなたはちっぽけな農家が点在する非文明的な大地で強くたくましく政治を主導していかなければならない。
いかにして国の産業を成り立たせるか。いかにして国の政治を主導するのか。農業か。工業か。観光業か。資本主義か。共産主義か。はたまた、あるいは…そう。あらゆる思惑がひしめき合う中、すべての勢力が満足できるような治世は有り得ない。いかに理想的な体制であろうと、いつでも、必ず何者かがあなたをつけ狙い、政権の座から蹴落とそうとしてくるだろう。
再三言うように、トロピコでは、たくましくなくては、生きてはいけないのだ。
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↑プレジデンテの執務室。やはり南国には葉巻が似合う
前置きが済んだところで、ゲーム本編の紹介に入ろう。
今回扱うのは、もっともメジャーな「ランダムマップ」モード。あらかじめプレイヤーが付与した条件をもとに、ランダム生成されたマップで特定年数の治世を行なうモードだ。もちろん、采配が振るわなければ光の早さで政権が崩壊する可能性だってある。
さらにトロピコでは、最初に設定した条件(難易度)によって、最終的に計算されるスコアの倍率が変動するシステムを採用している。つまり簡単な設定であればあるほど、ゲームプレイ中にどれだけ優秀な成績を残そうとも最終スコアはそれほど稼げないし、難しい設定であればその逆だ。
ちなみに、もっとも簡単な設定で1%、もっとも難しい設定では737%もの倍率になる。とはいえ、あまり難しい難易度にすると最終スコア集計まで辿り着けない可能性があるので、自分の腕と相談しながら、自分なりの丁度良い設定を見つけよう。
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↑島の地形の選択。字が読みにくいのは仕様、英語版だとどうなんだろう
さて、ここから初期設定の詳細を紹介していこう。まずは島の地形、5つの項目を設定する。
*「植物の分布」…島全体に茂る植物の量を決定、多いほど難易度が下がる。いきなりでナンだが、じつはあまりよくわからない項目。林業に関係するのか?環境保全とか。個人的には無くても困らないので、スコアの倍率稼ぎのために最低に設定することが多い。
*「鉱物」…島に埋蔵されている鉱物量の設定、多いほど難易度が下がる。島の規模にもよるのだろうが、最大にしたところでそれほど劇的に埋蔵量が増加するわけではない。マインクラフトばりに島中鉱物だらけでキャッホー、とはいかないのだ。個人的に鉱物資源はなくても問題ないので、やはり最低に設定することが多い。いっそシヴィライゼーションばりに「鉄がないと鉄道が敷けない!」とかいう要素はあっても良かったと思う。食料は自給自足するしか手がないのにねェ…
*「水域の分布」…マップ全体を占める水域の割合、少ないほど難易度が下がる。水域が多いほど島は狭くなるので、後述のマップサイズと併せて考えていきたい。
*「人口」…マップ開始時の島民の数、多いほど難易度が下がる。ただ序盤からあまり数が多くても扱いきれないので、自分は最小に設定することが多い。そのうち勝手に増えるし。
*「マップサイズ」…島の大きさ、大きいほど難易度が下がる。この項目と、先述の水域の分布との比例でうまく自分のプレイスタイルに合った島の大きさを実現させたい。実際のところ、あまりサイズが大きくても途中でダレるので、個人的にはマップサイズ最小、水域の分布を2番目に少ないものに設定してプレイすることが多い。
もちろん、ある程度の大きさがないとすべての建造物の長所を活かしきれず、本来の楽しみ方ができないと思う向きもあるだろう。それは認める。ただ、いかんせんプレイ中にすべての要素を細かく調整してスイス時計ばりにキッチリ動かす、というのはやってて疲れるのだな。後日再開したときにはもうわけわかんなくなってるし。
あとはまあ、こじんまりしたプレイが好きという個人の趣向もある。
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↑勝利条件、難易度の設定。まずはゲームに慣れるためにも簡単な設定にしよう
続いて、勝利目標の設定だ。
勝利目標の設定は「歴史に名を残す」「南の楽園」「世界一の金持ち」「経済大国を目指せ」「特に設定しない」の5つから選ぶことになる。といっても、これはほぼ「歴史に名を残す」で確定だろう。
要するに最終スコアの集計を総合的な項目から行なうか、単一の項目から行なうかの違いでしかない。限定したところで楽しみが増えるわけじゃなし、総合的な評価は「自分のプレイスタイルが結果的にどう評価されたのか」という一種のバロメーターになるのでね。特にデメリットもないので、わざわざ設定しない理由もないだろう。
そして、環境情勢。これは以下の5つから選ぶことになる。
*「特になし」…特になし。これ以上に言い様がないなコレ。
*「自由で公正な選挙」…定期的に行なわれる選挙を回避することができず、また選挙で不正ができなくなる。これを選択するとかなり難易度が上がる。選挙の不可避自体はともかく、不正は選挙の難易度が上がる後半になればなるほど「僅差で勝てないときの最後の一手」として有効になってくるので、これはかなり辛いオプションになる。せいぜい30年以内の短い年月でのプレイならアリか?
*「移民反対!」…賃金を支払って任意に召集する場合を除き、移民が入ってこなくなる。これを選択するとかなり難易度が上がる。そもそも島の労働力を島民だけで賄うのが非常に難しいこのゲームにおいて、移民ゼロは究極的にキツいオプションだ。よほど狭いマップで「小さな島の小さな家族」ごっこがしたいなら別だろうが、そうでないなら選択すべきではない。まあ、非常にチャレンジブルではある。
*「反逆者の叫び声」…島の住民が反逆者になりやすい性質を持つ。これを選択すると難易度が少し上昇する。じつはグレさんは、島の住民が反逆者になったところ、見たことないんだよねぇ…というか、反逆者が出そうなほど酷い状況になったら、まず先にアメリカの侵略受けてジ・エンドするからな。イマイチ実感が湧かないオプション。
*「はるか遠く静かな島」…アメリカからの干渉を受け難くなるが、アメリカからの観光客も来なくなる。これを選択すると難易度が少し上昇する。どっちかというと、アメリカから侵略を受けなくなるメリットのほうが大きいように見えるオプション。観光客もまったく来なくなるわけではない(恐らく、「金持ちの観光客」が来なくなる?)ため、本腰入れて観光業で稼ぐのでもなければ問題ないレベル。ちなみにグレさんはいつもコレ一択。
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続く3つのオプションは、ゲームプレイに多大な影響を及ぼすことになる。実質的な難易度選択なので、慎重に選びたい。
*「政治的安定」…要するに政治の難易度。選挙のみに留まらず、クーデターの発生率、諸外国の干渉などにも関係する。たいていの場合、この難易度を高く設定すると光の速さでアメリカに侵攻されて政権が終息する。
*「経済」…収支に関係する。この難易度を高く設定すると産業が生み出す利益が下がり、支出が多くなる…らしいのだが、実際に計測したわけではないので、どれだけ影響があるのかは不明。ファンタスティックなアクシデントが続出する政治的安定に比べるとたいして実感しにくい項目ではある。ちなみにこの難易度を最低にすると金が使い放題になるが、そのかわりゲームがまったく面白くなくなる。
*「ゲームの長さ」…最大プレイ年数。「10」、「20」、「30」、「40」、「50」、「70」の6つの項目から選択することになる。年数が多いほど難易度は下がる。あまり長くてもダレるので(島のサイズにもよるが)、せいぜい50年、小さい島でサクッとプレイするなら30年くらいが目安か。ちなみにこれは「最終スコアの集計が行なわれる年」であり、プレイ自体は設定した年以降も可能である。が、同じ島をダラダラとプレイし続けるなら早々(さっさ)と次のゲームプレイに移行したほうが楽しいのではないかと思う。
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さて…ここまででけっこう長くなってしまったので、続きは次回に持ち越しとしよう。
次は、あなたの分身たる島のリーダー…プレジデンテ(大統領)の設定についてだ。
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