主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。
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2019/04/20 (Sat)10:53
Jagged Alliance 2 Classic
【 Mercs Never Die. 】Part.10
都市経済の中心であるカンブリア商業地域に進行した傭兵たちは女王配下の駐留軍を排除、これをもってカンブリア全域の制圧に成功した。
>>クレイブ:
「移動するときは建物の壁沿いに、大通りには出るな。建物から建物へ移動するときは素早く、一人づつ。窓には気をつけろ。逃げた敵を深追いするな、電撃戦を考えるな。包囲網を狭めて敵を一箇所に追い詰める、ゆっくり、じっくりと、確実に。ま、そんなところだな」
>>トゥインキー:
「ここはそうたいした難物でもなかったね。ともかく、これでカンブリアも反政府軍のモノになったわけだ。アルルコ全域からアクセス可能ってことは女王軍が来るのも早い、これから暫くは義勇兵の訓練に時間を費やすことになるだろうね」
>>ノーマン:
「それはそうと、カフェで休もうとしたら妙な男に話しかけられたぞ」
>>ノーマン:
「カルメン・ダンシオとか名乗ったな。ラティーノか。アルルコに潜伏してる重犯罪者を追ってきた賞金稼ぎらしい、リストを渡されたよ。協力してくれれば報奨金を山分けにしてくれるそうだ」
>>イヴ:
「こりゃあ、また…随分と個性的な顔ぶれだことで」
>>ナターシャ:
「何人かはすでに見かけたような気もしますね」
>>クレイブ:
「で、このバッドアスどもをぶち殺したとしてだ、どうやってそれを証明すればいい?指か、耳でも切り落とすか?」
>>ノーマン:
「いや、首を斬り落として持って来いと言われた。ご丁寧に、それ用のマチェーテまで進呈してくれたよ」
>>トゥインキー:
「オエー。マジかい、写真を撮るだけじゃ駄目なの?それさぁ、運んでるあいだに腐ったりとかしない?塩漬けにでもしろってかい」
>>クレイブ:
「しかしこの、ファイルの内容があまり役に立たないのはどういうわけだ?標的が最後に目撃されたのがバグダッドの製薬会社だとか、そんなこと今ここに居る俺たちが知ってどうするってんだよ?」
その後、暫くは義勇兵の育成に専念する傭兵たち。これといってトラブルが発生することもなく…
>>ジアン:
「トゥインキー殿、M.E.R.C.とかいう名義から支払いの催促がきてるであるよ」
>>トゥインキー:
「エッ、アレェ、自動振込みじゃないのか。Webサイトのアカウントページから振り込まなきゃならんのね。ポチッとな」
>>ナターシャ:
「あなた、あんなところから人を雇ったんですか?」
>>トゥインキー:
「人手不足だからねェ。ついでに言うと、予算不足。みんな、なんだかんだ高給取りなんだもの…特にあなたよ、ナターシャちゃん」
>>クレイブ:
「HEYオメーラ、大変だ!ドラッセンの鉱山が閉鎖されたってよ!」
>>ノーマン:
「ドラッセン…最初に落とした空港か?」
>>トゥインキー:
「そいつは大変だ、みんなのお給金が支払えなくなっちゃう!」
一時、義勇兵の訓練を中止しストライダーのヘリでドラッセン鉱山地区へと向かう傭兵たち。鉱山主から原因を訊くと…
>>クレイブ:
「虫が出て危険だから鉱山を閉鎖した、だとぉ!?ナメてんのか、コラッ!」
>>トゥインキー:
「オッサンを脅してもしょーがないよ、とりあえず、俺たちで様子を見に行こう。虫退治といきましょうや」
>>イヴ:
「てっきりオマエが最初に銀をくすねたのが原因じゃねーかと思ってたんだがな」
>>トゥインキー:
「じつは俺もそう思ってた」
だがしかし、鉱山で傭兵たちを待ち受けていたのは得体の知れない怪物であった!
>>クレイブ:
「FxxK!なんだありゃあ、出るゲーム間違えてるんじゃねぇか!?あのオッサン、虫(Bug)としか言ってなかったじゃねーか!虫どころの話か、アレが!?ここはウェイストランドか何かか?」
>>ノーマン:
「ニューイングランドでは日常茶飯事だ!」
>>ジアン:
「あれはクレピタスという、女王のペットである!アルルコには国の研究所で遺伝子改造を施された生体兵器が多く存在しているのである」
>>イヴ:
「とりあえず鉱山の中にいる連中はみんなやっつけたがよォー。このどでかい穴はなんだ、とびっきりでかくて臭ェクソが詰まってるって気がしねぇか?こんなの、いままで無かったよな」
>>ナターシャ:
「鉱山労働者が銀の採掘のために掘った…ようには見えないですよね」
>>トゥインキー:
「潜ってみるしかないでしょ。おケツを掘らずんばホモに非ず…だっけ?」
>>クレイブ:
「タイガー・クエスト・ダンジョンってやつだろ、俺はコトワザには詳しいんだ」
>>トゥインキー:
「あー、あー、あー、あー。こんなところに巣なんか作っちまってマッタク、迷惑千万だよ!冗談じゃないよ、これじゃ商売できないよ」
>>クレイブ:
「弱音吐いたって仕方ねーだろうがよ。それにしても、ショットガンよりアサルトライフルのバースト射撃のほうが効率よく狩れるってのはナントモだな」
>>イヴ:
「あちこち死体の山だらけだな、捕食された鉱山労働者の末路か。そりゃー閉鎖もするわ、つーか、あのオッサン説明が足りなさ過ぎるだろ。バケモノに労働者が全員食われて大変だ、となぜ言わねぇ?この、えーと、労働者ムシャムシャ君の脅威がよ」
>>ナターシャ:
「化物に妙なあだ名つけるの、やめません?」
>>ノーマン:
「どれにしても随分と大規模な巣穴だ、ニューイングランドの巨大アリの如しだな。どこまで続いているんだ?」
暗闇での戦いが続き、そろそろウンザリしかけていたところに化物の親玉、クレピタス・クイーンが姿を現した。
>>トゥインキー:
「うおおおおおおおお!!」
>>ジアン:
「トゥインキー殿が恐怖しておられる!」
>>クレイブ:
「いや待て、敵をよく観察しろ!どうやらあのデカブツ、あの場所から動けねぇようだ。即ち、出て、撃って、隠れる!それの繰り返しだ!そうすりゃあヤツの攻撃は届かねぇ、ノーダメージで勝てる!ヤツは雑魚だ!ちょいとばかり頑丈ではあるがなァッ!」
その後、ヒット&アウェイの要領でダメージを与え、そのままクレピタス・クイーンを撃破。
>>トゥインキー:
「やった!この俺、トゥインキーちゃんがやり遂げましたよッ!」
>>ナターシャ:
「母体をやっつけたので、これ以上化物が増えることもないでしょう。あとは巣穴を塞げば、近いうちに鉱山の操業を再開できるでしょうね。ハァ…怪物退治も給料のうちですか?」
>>トゥインキー:
「モチロン」
[次回へつづく]
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2019/04/10 (Wed)18:04
Jagged Alliance 2 Classic
【 Mercs Never Die. 】Part.09
カンブリア南のSAMサイトを陥落させた傭兵たちは、そのままアルルコの中心都市カンブリアへ進攻する。手始めにカンブリア鉱山だ。
>>トゥインキー:
「敵戦力は鉱山周辺に固まってるもんかと思ってたけど、森のなかに多くのパトロールを配置してるね。さすがに警戒してるなあ」
>>クレイブ:
「王宮に次ぐ難物だろうぜ。無謀だよ、まったく」
>>イヴ:
「なぁおい、ちょっと休まねェか?こっちは砂漠を歩き通しで疲れてんだよ」
>>トゥインキー:
「そうだね…ちょっと寝て、明け方に街へ向けて侵攻しよう」
15時間ほど眠り、傭兵たちは朝を迎えたのちカンブリア南西部へ侵攻する。
>>ナターシャ:
「明け方って…まだ暗いうちに夜襲を仕掛けるつもりで言ったんだと思ってましたが、なんで太陽が高くなってるんでしょうか」
>>トゥインキー:
「いやぁー寝過ごした!でもまあ、結果オーライじゃない?今回は誰も怪我してないし」
>>クレイブ:
「いままでが無謀に突っ込み過ぎてたんだ、市街戦のセオリーをきっちり守ってりゃあ、そうそう被弾なんかしないよ」
>>ノーマン:
「出待ちは強いってこと、イヤってほど思い知らされたしね」
>>ジアン:
「なんの話であるか?」
>>イヴ:
「射線を通す扉はクソだなって話さ」
カンブリア北西部には巨大な病院が建っていた。南から侵入した傭兵たちは、まず南西の倉庫を制圧する。
>>トゥインキー:
「危ない、うっかりガスボンベに当てちゃった。気をつけなきゃイカンね」
>>ナターシャ:
「ここは医療品の倉庫のようですね。警備員が一人、政府軍の兵士のようですが、病院を軍人が制圧している…?どういうことでしょう?」
>>ジアン:
「周辺のパトロールはすべて排除したであるよ。屋上にスナイパーの存在はなし、残る敵はすべて病院内にいるようであるな」
>>クレイブ:
「くそったれ、可燃性のガスがあちこちに設置してあるうえ、民間人だらけだ。爆発物は使うな、弾を外すなよ!」
>>イヴ:
「ひょっとしてオレに言ってんのか?こう見えてオレは弱いヤツには優しいんだ、っての!」
その後、傭兵たちは正面入り口と裏口を使って二手に分かれ行動。病院内の政府軍兵士を始末し、病院の制圧に成功した。
>>ノーマン:
「それにしても、すさまじい光景だな…まるで紛争地帯の野戦病院だ」
>>イヴ:
「この病院を忙しくしてるのはオレたちじゃないのか?」
>>トゥインキー:
「女王の粛清の被害者じゃないの…と思いたい。いまのところ医者は俺たちに協力する気はなさそうだ、まだ安全だと思えないんだろうね。ひとまずカンブリア全域を制圧しないことには、地域住民から話を聞きだすこともできないな」
病院に続き、北東のカンブリア大学地区へ侵攻。駐留している政府軍兵士たちを撃破する。
>>クレイブ:
「建物に立て篭もっているものかと思っていたが、ほぼ全域に守備隊が点在していたな。あるいは、銃声を聞きつけて建物から出てきたか」
>>ナターシャ:
「屋上に狙撃兵の存在はありませんでしたね。ひょっとして、滅多にないケースなのでしょうか?」
>>トゥインキー:
「ところでなんなんだい、このどでかい廃墟は?」
>>ジアン:
「大学である。女王が政権を掌握してからすぐに閉鎖されたのであるな。女王は知識階級を排除するかわりに、兵隊や鉱山労働者を増やそうとしたのである」
>>トゥインキー:
「ポル・ポトかね…クメール・ルージュに学びでもしたかな。よしゃいいのに…独裁主義なんてさ、幸福にベッドの上で死ねないよ」
>>イヴ:
「それをわからせてやるのがオレたちの仕事だろうが?」
[次回へつづく]
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2019/04/07 (Sun)06:51
Jagged Alliance 2 Classic
【 Mercs Never Die. 】Part.08
アルマの鉱山主マット・ダンカンの兄弟が収監されているティクサ刑務所へ到着した傭兵たちは、東側からフェンスを破って敷地内に侵入。女看守を殺害し、刑務所のセキュリティの一つである催涙ガス発生装置をオンにした。
>>クレイブ:
「本来は対侵入者用の設備だろうが、逆に利用させてもらうぜ。警報もなしにいきなり作動させたんじゃあ、看守たちがガスマスクを装着する余裕もないだろうからな」
>>トゥインキー:
「よっし、みんなガスマスクはつけたね?じゃ…突っ込みますか」
狙撃銃を持つナターシャ、長射程のFALを装備するジアンを屋上に配置し、他の四人は突入チームとして屋内に侵入する。
>>ノーマン:
「看守を皆殺しにしながら囚人を解放するっていうのは、やってることがテロリストそのものじゃないか?」
>>トゥインキー:
「自由闘争ってそんなものである。戦いのなかに正義があるわけじゃあなく、勝ったほうが結果的に正義となるわけであってやね、ましてや俺らタダの傭兵ですし」
>>クレイブ:
「タダの傭兵がタダ働きにならないようにしねーとな」
女王に忠実な看守をすべて始末した傭兵たちは、独房のなかからマットの兄弟ダイナモを発見する。
>>クレイブ:
「ボッコボコじゃねーか。エリオットみたいだ」
>>ナターシャ:
「エリオット…?」
>>トゥインキー:
「ダイナモなんて紛らわしい名前してるから、最初、刑務所から発電機を取ってこいってミッションかと思ったんだよねぇ。まソレはともかく、ご無事でなにより」
刑務所には地下が存在していた。
ダイナモを地上に残し、傭兵たちは地下牢を探索する。そこには武装した看守と数人の囚人の姿があった。
囚人の一人シャンクは日給20ドルで雇ってくれと言い、ここから西にあるエストニまで連れていってくれれば地元住民にガソリンを売ってくれるよう説得することができると提案してきた。
>>クレイブ:
「どうするよ?」
>>トゥインキー:
「いいんじゃないの、人手は多くて困るもんじゃないし。貴重なガソリンを安定して確保できるってのもイイ話だ」
>>ジアン:
「アルルコのガソリンの流通は女王が厳しく規制しているのである。その多くは軍や富裕層へ優先的に回され、一般人が購入するのは非常に難しいのであるな。それというのも、反政府勢力の手に渡らないための手段なのであるよ」
>>ノーマン:
「民間人としても、なまじ自由闘争なぞ続けられているせいで困窮に拍車がかかっている部分もあるだろう。それすらゲリラへの協力者を減らそうという女王の意図には違いないが、まあ、いいツラの皮だよな。いつだって犠牲になるのは無力な民だ」
>>イヴ:
「自衛もできない雑魚連中はどーでもいいとしてよ。どうすんだこれから?行動の選択肢が多いぜ、1:全員でアルマに帰る、2:北のSAMサイトを落とす、3:西のエストニへ向かう、あるいはいっそ4:カンブリアに攻め込む」
>>ナターシャ:
「カンブリア侵攻は論外として、SAMサイトは一度陥落させてもすぐに敵の反撃部隊が出動することが予想されます。なんといってもアルルコの中心都市のすぐ傍ですしね、それを防ぐためにはある程度の戦力をSAMサイトへ残す必要がありますが、現状で戦力を分散するのはあまり得策ではないように思えます」
>>クレイブ:
「戦力の分散って意味じゃあエストニへ行くのもそうだな。全員で仲良くってわけもねぇし、精々2~3人で向かうことになるだろうが、それでもアルマからはかなり距離が離れる。戻るにはそれなりに時間がかかるようになるぜ」
>>トゥインキー:
「戦力の分散はたしかに問題だけど、あんまり悠長に構えてもいられないんだよね。SAMサイトを潰す、急ぎガソリンを確保する、ボコボコのオッサンを連れ帰る、全部やらなくっちゃあならないのが傭兵の辛いところだ」
ダイナモとシャンクを連れ、傭兵たちはティクサの西…カンブリア南部に位置するSAMサイトへ向かった。施設周辺に仕掛けられた地雷を避けつつ、守備兵を倒しエリアを制圧する。
>>クレイブ:
「てっきり前のようにSAM周辺に固まってるもんかと思ってたが、配置はかなりバラけてたな。フェンス外周をパトロールしてる兵が多かったのは意外だが、まあ不都合はなかった」
>>ナターシャ:
「狙撃兵の存在を警戒して先に屋上を制圧しましたからね。敵の兵力が分散していたのはむしろ好都合でした」
>>ジアン:
「これからどうするであるか?」
>>トゥインキー:
「ジアンはシャンクを連れてエストニへ向かってくれ、でもってクレイブとノーマン、そしてイヴはダイナモを連れてアルマへ帰還してほしい。俺とナターシャはここで義勇兵の訓練にあたる、ジアンたちが用事を済ませたら合流して俺たちもアルマへ向かうよ」
>>ノーマン:
「戦力を分散させる形にはなるが、まあ、いきなり大軍に襲われでもしない限りは問題ないだろう」
その後、エストニでのシャンクの働きかけでガソリンの売買が可能になり、スカイライダーのヘリの中継(燃料補給)地点としても利用できるようになった。すでにアルルコ中心部のSAMサイトは陥落しているため、空路でアクセスできる範囲がかなり広がったことになる。
>>トゥインキー:
「ところで、なんか一人増えてない?」
>>ジアン:
「マッドドッグという、エストニのジャンク屋の息子である。私の美貌に惹かれて勝手についてきたのである」
>>クレイブ:
「美貌ねェ…」
>>アラン:
「カッパー、ちょっといいか?ドラッセンの民兵の訓練が終了した、以降の指示を頼む」
>>トゥインキー:
「エッ、マジ?ちょっと早くない?ていうか、もうちょっと鍛えられるんじゃないの?」
>>シルヴィア:
「訓練だけで兵の能力を伸ばすには限界がある。これ以上は実戦を経験させないと駄目だ」
>>トゥインキー:
「そっか、そういうことか。んじゃあー、そのまま南のアルマまで来てくれないかな。そこで同じように新兵の訓練をしてもらおう、徒歩だと時間かかるだろうけど…いや、そうか、スカイライダーのヘリがあったな。それ使えば、一時間もあれば来られるか。てなわけで、そんな感じで頼みます」
>>ナターシャ:
「思ったより早かったですね?」
>>トゥインキー:
「うん、彼らがすぐにでもアルマに来られるっていうなら、万一政府軍の反撃があったとしてもリカバリに入れるだろうし、うちの面子が慌てて戻る必要はなくなったね。つーわけで、せっかくだからカンブリア落としちゃおうか?」
>>ナターシャ:
「…は?」
>>トゥインキー:
「ゴールドよりシルバー、ダイナモさんだけ一人で帰して、他の皆はSAMサイトまで戻ってきてくれない?教育係がアルマまで来れるっていうんで、俺らでカンブリア取っちゃおう」
>>クレイブ:
「なに言ってんだオマエ!?砂漠を右往左往させやがって、冗談じゃねーな」
>>ノーマン:
「ダイナモ一人で大丈夫か?」
>>トゥインキー:
「俺らが通った道だし、このあたりに政府軍兵士の姿は見えないからね。それに一人だったら、パトロールに遭遇してもコッソリ通り過ぎるくらいはできるでしょ」
>>イヴ:
「よっしゃ、派手にぶっ潰してやろうぜ!街を焦土にしてやる!」
>>ナターシャ:
「駄目ですって、だから、そういう任務じゃないんですってば!」
[次回へつづく]
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2019/04/04 (Thu)00:57
Jagged Alliance 2 Classic
【 Mercs Never Die. 】Part.07
マップ移動直後に敵グループと対面したでござる。
運良く負傷を免れ敵を全滅させたあと、フェンスをワイヤーカッターで切断しアルマ鉱山地区へ侵入。市街戦がはじまった。
>>イヴ:
「見ろォ、まるで人がゴミのようだッ!」
>>クレイブ:
「おまえーなーッ!?迫撃砲をバズーカがわりに使うんじゃねぇ!」
>>トゥインキー:
「おーおー、人体がキャットフードみたいな有り様になってるわ。ていうかここ住宅街なんで、あんまり二次被害が出そうな攻撃は控えてほしいんだけど…」
>>イヴ:
「民間人には当ててないぜぇ?それと、建物にもな。良心だ」
>>ナターシャ:
「…頭痛い」
付近一帯を制圧、鉱山を開放したことで、収入が増える…と思ったのだが、鉱山の管理人はティクサの刑務所に捕らえられている身内を解放してくれなければ協力はしない、と交換条件を提示してきた。
また街の老婆から、ブラッドキャットなる動物…怪物…の被害に脅かされているという話を聞く。そのうち、遭遇することがあれば狩ることもあるかもしれない。
>>ノーマン:
「残るは南西のI13だが、すぐに動くか?」
>>トゥインキー:
「いや、夜まで待とう。さすがにちょっと疲れたよ、敵の強さが空港とは比べ物になんないもの。幸いI13は軍事施設が一つあるだけの立地ぽいし、あちこちに兵がバラけて配置についてるってことはないでしょ。夜襲を仕掛けやすい」
怪我の治療や装備の修理などをしつつ夜を待っていると、スカイライダーからアルルコ各地のSAMサイトの位置情報が送られてくる。
日付が変わったころ、以前落としたD15地点のSAMサイトが政府軍の襲撃を受ける。
>>アレックス:
「カッパーからゴールド、敵の奇襲を受けた。どうにか退けたが数人の新兵がやられた…敵の数は少なかったが、精鋭のようだ。特殊部隊のようだな、夜戦装備にフラッシュバン。黒服に注意しろ、オーバー」
>>トゥインキー:
「コピー、ゴールド・オーバー。…連中も多少キバりだしてきたかね。さあ、俺たちもそろそろ仕上げをやろうか」
夜明け前、傭兵たちは南側からフェンスを破って屋上に展開。狙撃兵を始末し、中庭にスティックライトを投擲して敵の姿を浮き彫りにしつつ上から銃撃を加えていく。
そうやって敵を釘付けにしながら、屋上に二人残し他の四人は突入チームとして建物西側の壁をTNTで破壊し侵入した。
>>トゥインキー:
「兵舎と…刑務所かな?誰かが収監されてるわけじゃなさそうだ」
>>イヴ:
「HEYトゥインキー、トーキーボーイ。やたら頑丈な装備のヤツがいたぜ、黒服のよ。9mmのAP弾を豆鉄砲みたいに弾きやがった」
>>ジアン:
「おそらくSAMサイトを襲撃した精鋭部隊と同種の兵であろうな」
>>ノーマン:
「あまり真正面から戦いたくないものだ」
>>ナターシャ:
「それで、これでアルマの開放に成功したわけですが。これからどうしましょう?ドラッセンと同じように義勇兵の訓練をはじめますか?」
>>トゥインキー:
「そうしたいのは山々なんだがネー。鉱山収入をアテにしてたからなぁ、こんな難物を片づけてまで…ドラッセンの収入だけで今のペースで訓練してたら、金、足りなくなるよ。キミらに払う給料がなくなる、タダでやってくれるんならいいけど」
>>クレイブ:
「そんなわけにいくか…ティクサの刑務所つったか?たしかSAMサイトも近くにあったよな、そっちを先に叩きに行くか?」
>>トゥインキー:
「そーするしかなかろうよなあ。できれば敵の追撃部隊が届くまえに戻ってきたいところだね」
[次回へつづく]
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2019/04/01 (Mon)03:18
Jagged Alliance 2 Classic
【 Mercs Never Die. 】Part.06
>>ナターシャ:
「間もなくドラッセン鉱山へ到着します。バックパックにワインが残っていたので、せっかくだから皆で回して飲みましょう」
>>イヴ:
「いいねェ、気が利くじゃねーのよ」
>>クレイブ:
「それは油断じゃないか?珍しいな、そういうことするヤツだったのか?」
>>ナターシャ:
「イヤなら飲まなくても良いのですが?もちろん、万全を期すなら行軍中の飲酒など言語道断とわかっています。けれども、うー、私も常に品行方正というわけではないのです。いいじゃないですか、死んだら私を恨んでください」
>>ノーマン:
「スデにちょっと酔ってないか?…おいおい、マイナートランキライザーとアルコールを同時に摂取するんじゃない!ジアゼパムだろうそれ、とんでもないやつだな」
>>ナターシャ:
「あばばばばばば」
SAMサイトでの訓練を終えドラッセンで合流したトゥインキー達はヘリを使い、アルマ付近に着陸した。燃料の問題があるためヘリは近くへ停めたままにしておけず、傭兵たちを降ろしたあとはドラッセン空港へ帰還させねばならない。
H13地点、アルマ北西部へ侵入した傭兵たちは二手に分かれて行動する。
トゥインキー/ナターシャ/イヴは北東から爆薬を使用、クレイブ/ノーマン/ジアンはワイヤーカッターでフェンスを破壊して施設内に侵入する。
>>クレイブ:
「なんてこった、ここは軍の駐屯基地だぜ!いままでの連中とは装備が全然違う、防弾服にアサルトライフル…さっきの爆発音はなんだ?イヴのTNTだって、あんな派手な音しないはずだぞ」
>>トゥインキー:
「格納庫のミサイルに流れ弾が当たったようだ、核じゃなくて良かったよ…アルルコって核保有国だっけ?」
敵を殲滅後、三人の生存者を確認。
一人は政府軍所属の軍曹で負傷しており、傭兵たちの手当てを受けたあとでアルマから出て行った。どうやら軍隊生活に疑問を抱いていたらしく、引退して家族のもとへ戻りたかったらしい。
残る二人は基地の責任者と思われる将校と、女王に雇われて新兵の訓練をしていたというコンラッドという名の傭兵だったが、彼らは会話を続けていると敵対し、こちらに向けて銃撃してきた。
コンラッドの不意打ちでイヴが重傷を負いながらも、二挺拳銃で射殺。
将校はクレイブから至近距離でショットガンを撃たれ昇天した。
>>イヴ:
「クソッ、油断したぜ畜生…いきなり撃たれるとは思わなかった。オレの人生、こんなのばっかりだな」
>>ジアン:
「すこし出血は酷いけれど、急所は全部外しているようであるな。これなら、治療してしばらく呼吸を落ち着ければ問題なく動けるようになるであるよ」
>>トゥインキー:
「動けそうか?」
>>イヴ:
「おいおい、オレ抜きでパーティを続行しようって気じゃないよな?こんだけ派手に風穴空けられたんだ、すこしはやり返さないと気が済まねーよ」
イヴの傷が癒えるのを待ち、東のH14エリアに進攻。そこは軍事物資が保管された二棟の倉庫が建っており、屋上の狙撃兵に警戒しつつ爆発物を利用して政府軍兵士を倒していく。
>>ノーマン:
「凄まじい戦いだった。一年分の爆発音を聞いたようだ」
>>トゥインキー:
「貴重な物資が色々あるね。見てこの、ガーディアン・ベストっての?女王の親衛隊が使うようなやつだ、ライフル弾でも止められそうな頑丈さだねぇ。それとこの、リジェネレーション・ブースターってのはなんだろうね?使ってみる?」
>>クレイブ:
「ヤバイ薬じゃないだろうな…?」
>>ナターシャ:
「この後はどうしますか?このあたりにいる政府軍兵士はかなり錬度も高いですし、休憩を挟んで夜襲をかける手もありますが」
>>トゥインキー:
「いや、日没前にカタつけちゃおう。あんまり暗いと地形の把握ができないんだよね…ドラッセン攻略がかなり手探りで、夜襲のメリットを活かせなかった」
>>イヴ:
「ここいらは民間人がほとんどいねーから、気軽になんでも吹っ飛ばせていいぜ」
>>クレイブ:
「オマエ、迫撃砲なんていつ手にいれた?」
[次回へつづく]
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