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主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。 生温い目で見て頂けると幸いです、ホームページもあるよ。 http://reverend.sessya.net/
2024/04/25 (Thu)16:22
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2014/08/28 (Thu)20:23


↑モノクロームの世界で少女はなにを見る

 耳鳴りと下痢が止まらねぇ。
 どうも、グレアムです。およそ最悪の出だしでスイマセン。

 インディーゲームの紹介サイトGame Joltにて「Yume Nikki 3D」という、日本製のフリーゲーム「ゆめにっき」を3D化したものが公開されていたのでちょっとだけプレイしてみました。
 原作となるゆめにっきというゲーム、日本のフリゲ界隈ではかなり有名な作品らしいのですが、俺はこのゲームについてはほとんど何も知りません。今回3D版をプレイしようと思ったのも、「なにやら日本のフリゲが海外のオタクにえらくウケて、なぜか3Dでリメイクしたらしい」という非常にあやふやな事前情報と、それに対する興味からだけだったりします。
 少女が夢の中の世界を徘徊するってプロットだけはいちおう知っていて、興味もあったんですが、いかんせん和製フリゲってどうも食指が動かなくてプレイしてなかったという。べつに俺は面白いゲームをやるためにゲームをやってるわけじゃないんだ(どういう理屈だ)。


↑変なのが変なふうに動く。夢なんてそれでいいんだよ

 さて序文ばっかり増やしても仕様がないので、ゲーム本編について。
 といっても今回は製作チームや版権まわり、その他もろもろの情報は訳す気が起きなかったので、本当に手触りだけの簡易レビューになります。本家のほうもちょっと調べたんですが、多数のフォロワーと版権まわりの問題あたりで頭が痛くなってやめてしまった。

 まずゲームのエンジンについてですが、なんとこれ、EDuke32で製作されてるんですね。EDuke32といえばDuke Nukem 3D用のソースポートで、その出来の良さは折り紙つき。そういえばBloodのリメイクの話が持ち上がったときに比較対象で持ち上げられたのがこのEDuke32だったな。
 これはなかなか面白い試みだと思います。俺は随分と前から考えてたんですが、非営利のフリゲ(俺この言い方あまり好きじゃないんだけど…インディーゲーと呼ぼうか)、それも3Dの場合はこういう実績のあるエンジンをどんどん使っていくべきだと思うんですよ。
 そもそも3Dのインディーゲーって操作性やバグ等の基本的な部分でつまづいてる作品が未だに多くて、そういうのに限って自作のエンジン使ってたりライセンスフリーの出来の悪いエンジン使ってたりするんですよね。そういう観点(ゲームの根幹部分が製作者のプログラム能力に依存する)から俺はUnityもあまり信用してないんですが。
 たんに動かすだけで苦痛(動かしても面白くない)、まともに遊べない、バグだらけ、これただの技術デモか何かか?etc、etc…そういうのって、システムを実績のあるオープンソースのエンジンに丸投げするだけでびっくりするほど快適になるはずなのに。
 もちろん商用利用を念頭に入れるとイロイロ考えるところもあるんでしょうが、最初から商売っ気丸出しにしても仕方ないと思うんですけどね。


↑妙な日本語。Shadow Warrior?

 ゲーム本編は、なんというかマップ間の繋がりに脈絡がないだけで、基本的にはオーソドックスな作りのADVだと感じました。もっともこれがどれだけ原作に近いのかわからないので、その点に関しては言及の仕様がないんですが。
 最初はマップの移動先がランダムで処理されるのかとも思ってたんですが、どうもそうではないらしい。
 あちこちに行ってオブジェクトにインタラクトし、KeyやItemを集めつつ先へ進むという。
 操作感覚はかなり素直ですね、おかげで動かしてて楽しいです。WASDで移動、Eor左クリックでインタラクト、スペースor右クリックでジャンプ。原作はツクール製で2Dなんですが、いちおう3D版はジャンプアクションが必要とされる場面があります(シビアではないですが)。
 ちなみにShiftキーで主人公がその場に座り込むのだが、これってなんの意味があるんだろうか…


↑目玉に囲まれ座り込み敢行

 雰囲気はかなりいいですね。理不尽にわけのわからない環境に飛ばされるのを楽しむというか、これたぶんSCPあたりと同じ感覚で楽しむのが正しい気がする。なるほどガイジン受けするわけだ。ホラーってのとはちょっと違うね、ミステリアス。わけがわからないのを楽しむ。
 2Dゲームを2Dスプライトを使って3D化っていうと、まったく無意味というか「なんでそんなことを…」なんて思いがちですが、あの原作の独特の雰囲気を3Dで堪能できるってけっこう凄いことですよ。いや、これ楽しい。このあたりのセンスはDOOMやDuke3Dなんかで「3Dゲームのキャラやオブジェクトに2Dスプライトを使う」ってことに違和感がないガイジンさん(というかアメリカ人)の面目躍如ってところですか。このあたりのFPS黎明期の流れは日本にはほとんど来なかったからなぁ。
 こういうグラフィックでMotherとかやりたいなあ、とか思いますよね。たしかDOOM(GZDOOMだったか?)でMother2を再現するプロジェクトとかあった気がするんですが、初期に数枚の写真を公開しただけでエターナった気がする。


↑うわーめるへんだなー(棒)

 さて本当に最初のほうしかプレイしていないのでこれ以上のことは書けないんですが、これ、原作もやらなきゃダメだな、とプレイしてて思いました(笑)これいいわ。雰囲気がいい。
 ぶっちゃけ「面白いゲーム」って文言にはほとんど惹かれるものがないんですが、「雰囲気がいい」とか「歩いてて楽しい」ってのはかなり稀有なんで、そういうのに魅力を感じてしまいますよね。


↑8bit風のマップ。3Dでこういうグラフィック表現も悪くないでしょ


↑こえー!座り込み敢行






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