主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。
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2013/03/21 (Thu)10:02
どうも、グレアムです。
リアルな戦場シミュレータとして名高いArmAですが、そのあまりの難易度の高さゆえ、Playerの中には「もうちょっと低い難易度でPlayしたい。なんとかならんか…」とお悩みの方も多いかと思われます。
かくいう私も基本的にはヌルゲーマーなので、「ちょっと油断すると遠距離(2~300m先)から正確に当ててくるNPCが憎いよう!小口径ライフル弾で(しかもアイアンサイトで)そんな距離、普通は当ててこないんだよう!しかも前作のようにロシア正規軍ならまだしも、どこの馬の骨とも知らぬ土人のような連中(←差別用語です)が特殊部隊みたいな性能してるのは納得がいかないんだよう!ドラ○エモンなんとかしてよう!」と嘆いておりました。
それに、ArmAはシステム自体はリアル系ながらMission内容はPlayerが単独で無双しなければならないRambo系が多いので、デフォルトではちょいと難易度が高過ぎやしないか、と考えてしまうのも無理からぬこと。
しかし諦めてはいけない。ArmAは、Optionの設定次第で前作OFPよりも遥かにヌルい難易度でPlayすることができるのだ!
そんなわけで、今回はArmAの難易度を限りなく下げるためのnoobなOption設定について解説していきたいと思います。
ちなみに、「ウチのPCだと動作が重いんだけど、なんかオススメのグラフィック設定はないだろうか…」という、PCスペックがnoobな方の扱いについては、こちらでは専門外ですのでお引き取り願います。
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[注意!]
ArmAのOption設定項目はPatchのVersion等によって変更が加えられている可能性があります!そのため、当記事の記述が貴方のPlay環境と必ずしも合致しない可能性があるので注意してください。
ちなみに筆者は国内パッケージ版(日本語マニュアル英語版)本体に、同じく国内パッケージ版拡張パック「Queen's Gambit」をインストールし、その後公式サイトにて配布されているPatch「1.18.5281」を充てた状態でPlayしています。
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さて。最初に「Option/Difficulty」の項目を開きましょう。
まず、「Enemy TAG」を「Enabled」に。これは敵に照準を合わせたとき、赤字で敵の種類が表示されるようになるOptionです。敵の兵種がわかるので、狙撃の際に危険度の高いUnitから撃つのに重宝するほか、なにより誤射の危険が高いこのGameにおいて、敵か味方かを瞬時に判別するのに役立ちます。
それと、「形を見ただけで車輌の区別なんかつかないよ!」という人も安心です。ちなみにこのOption項目自体はOFPの頃から存在していました。
それと、「形を見ただけで車輌の区別なんかつかないよ!」という人も安心です。ちなみにこのOption項目自体はOFPの頃から存在していました。
↑遠くにいる豆粒のようなアイツは、Sniperだそうです。
↑暗くて遠くてよくわからないけど、えぇと、T-72で間違いないみたいです。
次に、「Auto AIM」。とにかく射撃が苦手な人は「Enabled」にしても良いかもしれません、私は「Disabled」のままにしていますが(恐らくゲームパッドでPlayする人向けの項目だと思うのですが、このシリーズをパッドでPlayする猛者などいるのだろうか…?)。
そして一番重要な点について説明しましょう。
「Enemy units」の項目に注目してください。ここで「Custom」を選択すると、新たに「Enemy skill」という項目が出現するはずです。
ここでスライダーを一番左に移動し、数値を「0.00」にしてください。そうすると、なんと!デフォルトでは特殊部隊もかくやという驚異的な戦闘能力を保有していた敵ユニットの探知能力と射撃能力が大幅に低下し、錬度の低い民兵並に戦闘能力が低下するのです!はっきり言って、相当Gameがヌルくなります!
ちなみに同様の方法で「Flendry units」の項目を操作すれば味方兵士の能力も変更することができます。ただし味方の能力を高くし過ぎると、Missionによっては味方が強過ぎてPlayerの出番がなくなってしまうので、個人的にはデフォルトのままでいいと思います。逆に、自分が無双するために味方のSkillを下げると、それはそれでクリアが困難になるMissionが存在すると思われますので設定は慎重に。
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さて、今度はグラフィックに関する設定です。
「Option/Video Options」を開きましょう。今回設定するのは「Advanced Settings」の部分です。
まずは「Terrain detail」。これは地形に描画される植物の量を設定する項目です。
「Very high/High/Normal/Low/Very low」の間で描画量が増減するのですが、このGameのAIが抱える致命的な欠陥として、NPCはこのOption設定で描画される草をObjectとして認識できません!つまりNPCは、このOptionによって描かれる植物を「存在しないもの」として処理するのです。
つまり何が問題なのかというと、たとえば植物が大量に茂る丘陵地帯で交戦が起きた場合、Playerの視点では敵の姿が植物に隠れて発見しにくいのに対し、Player自身は同じように植物に隠れているつもりでも、NPCからは丸見えなので一方的に狙撃される…という事態が発生するということです(OFPにおけるSmokeと同じ現象です)。
これは設定を「Very low」にすることで余分な植物が一切描画されなくなります。ちなみに、このOptionに影響されない植物に関してAIはちゃんと障害物として認識できるようです。
余談ですが、ArmAではバージョンアップごとに「遠距離でのAIの探知能力を下げる」「遠距離の植物を描画しない」といった方法で問題を回避しているようです。根本的な解決ではありませんが…(特に遠距離の植物を描画しない、というのはグラフィックの見た目を損ないます)
↑草が邪魔で狙いがつけ難い!
↑そんなときはOptionを切ってしまいましょう。視界がスッキリクリアに。
まぁ、見た目はかなり寂しいものになりますが…
今度は「Postprocess effects」の部分です。これは被写界深度に関する項目で、遠景や近景にBlurをかけてぼやけた感じに描画する機能です。
ArmAではこの「近景にBlurがかかる」という点が非常にクセモノでして、たとえばアイアンサイトを用いて射撃する場合、照準器にかなり強めのBlurがかかってしまい、狙いがつけ難くなってしまうのです。そしてOFP/ArmAでは照準器を使用しないと正確な射撃が期待できません。
「Postprocess effects」は「Very high/High/Low」の3つの項目が存在していて、「Low」に設定することでDepth of field blurを切ることができます(HighとLowの間に大きな差があるようで、Lowでは描画が旧世代のものに置き換わるか、まったく描画されなくなるようです)。
↑照準がぼやけて狙い難い!そんなときはOptionを切りましょう。
↑視界がクッキリ鮮やかに。ただし、グラフィクス表現はチープなものになります。
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当然ですが、上記のようにグラフィック設定を変更すると、かなり見た目に影響が出ます。
なので、「多少グラフィックが劣ってでも快適にPlayできるなら一向に構わん!」というnoobの鑑のようなPlayer、あるいは「グラフィックなんかOFPにケが生えた程度でいいんだ!」という漢らしいPlayerにしかオススメはできませんが。あー逆説的に言えば、PCスペックが心許ないPlayerは真っ先に以上の項目を下げるといいでしょう。特に「Postprocess effects」はかなり重いOptionなので。
ここまで変更を加えれば、難易度は劇的に低下しているはずです。
なにより理不尽な死が少なくなることで精神的に余裕が生まれるようになります。もっとも運が悪ければ銃弾一発でゲームオーバーになる可能性はあるわけですが、そもそも上記の通りに設定した場合、Playerが撃たれるという状況は、Playerがよほど迂闊な行動を取らない限りまず発生しません。
つまり「今の死は自分のミスが招いたもの」と納得できるようになり、ゲームオーバーの原因に説得力が生まれるわけです。
さあ、「ArmAは難し過ぎる!」とお嘆きの貴方、「FPSは好きだけどリアル系はちょっと…」と躊躇っている貴方も、恐れずにRahmaniの戦場へと飛び出しましょう!ActiveなAIとFlexibleなSystem、そして広大なFieldがもたらす圧倒的自由度が貴方を待っています!
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本日の教訓…「下手でも上手でも、Gameは楽しんだもん勝ち」。
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