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主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。 生温い目で見て頂けると幸いです、ホームページもあるよ。 http://reverend.sessya.net/
2024/04/24 (Wed)06:40
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2010/10/21 (Thu)18:11
 劇場でチケット渡したときに、やけに暑苦しいティッシュを渡されたときは何事かと思った。

 そんなわけで、エクスペンダブルズです。配給は前作ランボーと同じく安心のライオンズゲートなので、暴力描写は任せとけです。といってもランボーのときほど直接的にエグイ描写は少ないので、スプラッター好きにはちょっと物足りないかもですが。
 基本はスタローンとジェイソン・ステイサムのコンビが活躍して、あとのメンバーは脇を固めるというスタイルですか。個性的な面子が揃った人数分、個々の見せ場が薄くなってしまっているのは仕方のないことでしょう。この問題を上手く解決できる脚本屋がいたら見てみたいもんだ。
 個人的にジェット・リーのキャラがいまいちよくわからなかったのと、ドルフ・ラングレンの役回りがアレだったのがちょっと残念だった。ていうかドルフ・ラングレンって(アクション・スターにこんなことを言うべきではないけれど)主役張るよりも、脇役でいるほうが魅力を最大限に発揮できるんではないだろうかと今回思った。
 話題のシュワルツネッガーとウィリスとの三者面談シーンですが、ウィリスはともかくシュワちゃんとのツーショットでは、かつて犬猿の仲で、そのことを世間もよく理解しているのをスタローン自身よくわかっていたらしく、そのへんをギャグにしていたのは凄かった。シュワちゃんの出番は本当に少ない、というかチョイ役もいいところだったんだけど、作中屈指の笑えるシーンだった。
 実際に作品を観て一番のサプライズだったのは、敵の黒幕の右腕役でストーンコールドが出ていたこと。それもリングの上そのままの悪役キャラで。黙って立ってるだけで、他の連中とは違う物凄いオーラを放っていたぜ!さすがに銃は使わなかったけど、まさかスタローンとストーンコールドの格闘シーンがスクリーンで観られるとは思わなかったなあ。ザ・ロックことドゥエイン・ジョンソンが出ていないのが残念なほどだ。自作があるなら是非……

 アクションシーンに関しては、これはランボーのときも思ったんだけど、50口径で人体粉砕とか、ピストルの素早い抜き撃ちとか、現実に即していながらスクリーン映えのする、それでいて誰もがやりそうでやらなかったものを積極的に取り入れているのは凄いと思った。今回もスタローン自身がピストルでIPSCばりの素早いタクティカル・リロードを披露したり、ジェイソン・ステイサムがパワフルなナイフ捌きを披露したりと見どころは満点だ。
 特にスタローンはサイドアームにカスタムした45口径の2挺吊りと、奥の手でSAAを下げているという見事なまでのロートル装備。SAAでのファニングもあるよ。さすがにサミングからファニングでの、銃声が一つに聞こえるような抜き撃ち超連射まではやらないけど、あれはスクリーンでやってもわけわかめだからなあ。
 ただアクションシーンに難点があるとすれば、常にカメラが揺れているため、何をやっているのかイマイチよくわからないこと。せっかく凄いアクションをやっているんだから、ちゃんと見せるべき部分は見えるように映してほしかったなあと思った。

 ともあれアクション映画好きなら観て損はない、というか観る義務があるだろこの面子のこの内容の映画だったらよォ!という、処刑人2に続く奇跡の産物シリーズ。機会があるなら是非。
 え、レビューなら他に紹介する部分があるだろうって?ストーリー?なにそれ美味しいの?
 そういやラストシーンで、ヒロインの顔が別人なんじゃないかってくらいブサイクになってたのは吹いた。
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2010/08/05 (Thu)13:43
 歴代ゾンビ映画中興行収入第一位、というのがだいたいわかる作品。ホラー描写やスプラッター描写を抑え目に描かれているのが良い方向に作用しているという稀有な例(ゾンビ映画なのに?)。スプラッター描写抑え目といってもR15指定だけどナー。いやほらゾンビ映画って内臓引きずり出すシーンが定番じゃないですか、ああいう、思わず目を背けたくなるような酷いシーンはないよ、ってこと。苦手な人でも最後まで観れるレベル。
 ある程度マニアックな作りにはなっているものの、この映画は明るい雰囲気の、ライトなファミリー向け映画だ(だからR15だってば)。本作の監督ルーベン・フライシャーはゾンビ映画をまったく観たことがないそうで、それが「ゾンビ映画なんてマニア向けじゃん。暗いし残酷だし、観てるだけでキノコが生えそう(…悪かったな!)」なんて先入観を吹っ飛ばしてくれる作品に仕上がった好例になったんじゃないかと思う。
 ゾンビ映画でコメディというと「ショーン・オブ・ザ・デッド」があるが、あれですらゾンビ映画マニアが撮ったために、既存のゾンビ映画の枠からと飛び出すことができなかった。お約束とか、セオリーを守らなければ気が済まないのだ、マニアってやつは。
 その点、本作は赤の他人同士が集まって国内を行脚する、というだけで既存のゾンビ映画とは随分と違う印象を与えてくれる(いわゆるロード・ムービーというやつだ)。最後もハッピーエンドで、誰にでも安心して観せることができる映画なんじゃないだろうか。
 最後に、ビル・マーレイについて書かなければなるまい。カメオ出演なんてものじゃない、かなり出番がある。是非笑って観ていただきたい。
2010/08/04 (Wed)11:42
 べつに金を払って観に行くほどのもんでもない。以上。別にレンタルで観る必要も…ない、かなあ…たいして面白くなかった。

 脚本に意外性があるわけでもなく(すっかり宣伝に騙されたが)。意外性がある部分のほとんどは予測の範囲を出るものではないし、一部絶対に予測できなさそうな部分があるにせよ、それが驚きや面白さに変わるような内容でもなく。
 ストーリーそのものは荒唐無稽で、リアルっぽく描いてはいるものの、どうにも中途半端な感が否めない。ラドラムやクランシーに代表されるテクノスリラー「かぶれ」の域を出ておらず、そういうジャンルが好きな学生が書いたみたいな…つまり、何かにつけツメが甘い。
 さらに、アクションに特化しているわけでもない。基本的には追われる者の逃走劇であり、一部激しいアクションがあるものの、それにしたって、その部分だけは一見の価値アリと言えるような代物でもない。
 
 要するに私としては、どういう層に向けて作られたのかよくわからない作品、という評価になる。マニアにとっては喰い足りないし、一般客もこれで満足、できる…のか?という。ようわからん。
 で、クレジット画面をぼーっと眺めてたら脚本カート・ウィマーで絶句。カート・ウィマーって、あのカート・ウィマーか。ウィマーたん何やってんの。
 ウィマーたんね、正直あなた、脚本家としては二流以下だと思うのよワタクシ。ていうか、あなた何やるにしても荒削りすぎるしツメが甘い。一流とタメ張るにはアイデアで勝負しなきゃ勝てないんだから、もっと自分の力量をわきまえて仕事を選ぶ必要があると思うのね。
 ちなみに「カート・ウィマー誰それ」な人に一応解説しておくと、自宅の裏庭で人目(と家族の目)を偲んで究極の格闘射撃法を開発した武人です。たぶんこれでだいたいあってる。
 ていうか観てるときに「今回のアンジーってウルトラヴァイオレットのミラジョボそっくりよね。髪黒くなるし」とか思ってたらそのものズバリかよ。

 で、今回も来ましたアクシデント。毎度のことなんですが、バイト帰りのレイトショーで映画を観るのがジャスティスの私は終電で寝過ごしたり乗る電車を間違えることが多々あるんですね。
 それでも今回は目的地より一駅先で目覚めたので「なんだこれなら歩いて帰っても楽勝じゃん」と思ってたらですね、三十分以上歩いてようやく到達したのが反対方向の駅。
 もうね、方向音痴もたいがいにしろと。結局二時間歩き通しでようやく帰宅。ウボァー。
2010/07/08 (Thu)11:54
 竹内力主演のVシネ版。力ちゃんが「このド外道がァ~~~ッ!!」とか言ってくれるのを期待してたがそんなシーンはなかったぜ。感想おしまい。
 基本的に特殊効果はショボイです。でもVシネなんで。Vシネなんで全体的に泥くさい作りです。つーても一般人はVシネなんて言葉すら知らないわけですけれども。
 肝心の加納の使用銃は、ブラックホーク…かどうかは確認できなかったです(確認するのも面倒だった)。どうもピースメーカーっぽい気もしますけどね。ブラックホーク使うとすれば、一から制作するしかないからなあ(黒塗りのブラックホークは市販モデルでは存在しなかったはず。いやまさかマルイのキット版をプロップには使うまい…キンピカの金属製なら、昔WAあたりが出してたと思う)。
 マルシンあたりから薬莢式のブラックホークが出ないかなあと思う今日この頃です。ガスでいいから。
2010/06/25 (Fri)22:41
 邦画って、作品の質が低いのもそうだけど客の質も低いんじゃないだろうか。
 いきなり関係ない話で申し訳ないけども、私は映画館で物を喰う客が嫌いだ。ストローでジュースをすする音、ポップコーンをむしゃむしゃかじる音、最後に残ったポップコーンをざらざらと流し込む音、ポップコーンの香ばしい匂い。それらのすべてを私は嫌悪する。なぜって、それらはすべて映画への没入感を阻害する悪しき要素だからだ。
 映画館で見る限り多少は仕方が無い、という向きもあるだろうが、普段私が観ているような洋画ではあからさまに音を立てても周囲を気にしないような客は見たことがなかった。
 たとえば、クレジット画面だ。私にとって、スタッフクレジットが流れている間も映画は終わっていない。がしかし、今回この映画を観たときにはスタッフクレジットが始まった途端に携帯を開いて明るいライトを目立たせたり、やかましいおしゃべりをはじめたりといった客が実に多かった。これも、初めての体験だった。
 基本的に、洋画を観るようなのは物好き、というか映画好き、映画マニアが殆どだ。だから、映画の没入間を阻害するようなことはしない。私も、しない。飲み食いはせず、呼吸音も極力立てないようにする。最高の映画を、最高の環境で観たいから。私なりの、作り手に対する配慮というか敬意の示し方である。
 と、ここまで書いて気づいたことがある。
 それは、私がいままで観てきた映画っていうのは映画マニアしか観に行かないようなマイナーな作品ばっかりじゃなかったろうかということだ。そういえば客の絶対数も少なかったような…

 さて、そんな条件反射的に邦画を毛嫌いする私が、唯一劇場にまで足を運んで観に行く邦画…それがタケシ作品である。
 ぶっちゃけた話、冒頭でこんなつまらない(たぶん、大多数の人にとって不快な)文章を書いたのは、映画そのものに関して書くことが多くない、というか少ないからだ。
 この映画を一言で片付けるなら、「フツーのヤクザ映画」だ。
 この映画に新鮮な驚きや、新しい発見、得られるかもしれない人生の教訓などといったものは一切存在しない。この映画を観るに的確だと思う人間は以下の2種類。
・タケシ映画が好きなヒト
・ヤクザ映画が好きなヒト
 これらに当てはまらなければ、特に観に行く必要はないと思う。あぁあと、関東ヤクザが好きなヒト。
 とにかく登場人物がバカスカ死ぬ映画ではあるが、アクションシーンと呼べるようなものは本当に少ない。
 んでまあ、この映画を観て気づいたのだが、タケシ映画というのは「銃撃戦」と呼べるシーンが実に少ない、というか、ほとんど存在しない。ブラザーでもそうだったが、銃を使うシーンというのはどちらかが一方的に相手を殺す場合であって、互いに銃を撃ちまくってドンパチ…というようなケースは極一部を除いて存在しない。
 これはタケシの「従来のアクション映画の銃撃戦はウソくさい」という理念に基づくものなんだろうと思う。そしてそれは、おそらく正しい。まして舞台が日本ではなおさらだ。
 あとタケシはベテラン俳優の使い方が上手いなあ、と思った。他の邦画じゃ宣伝目的にしか使えないような、「とりあえず豪華キャスト集めてみたよ」なんてテキトーな作りじゃなくて、きっちり持ち味を活かせている(あるいは、隠れた才能を引き出せている)と感じる。
 …これくらいかなあ。なんか取り留めないけど。
 それからタケシの演技が下手だと言う人がいるけども、私はタケシの演技、好きだけどなあ…いいじゃん、あーいう個性の人なんだからさ。個人的にはタケシ無双が観れなかったのが残念なくらいで。
 そうそう、強いて難点を挙げるとすれば、チンピラがのし上がるために同期の有望株を消そうとするのはわかるけど、組織のボスがああも部下をボコスカ謀殺した理由がわからなかった。不穏分子を消したかったという狙いもわからんじゃないけど、けっこう有能そうな部下も構わず消しにかかってたような…そこいらへん、意外性の追及も大事だけど脚本を練り込んで欲しかったなあとは思う。もうトシだし、ボケてたんだろうか。
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