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主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。 生温い目で見て頂けると幸いです、ホームページもあるよ。 http://reverend.sessya.net/
2024/11/24 (Sun)00:29
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2012/10/04 (Thu)07:40
 前回のTES4SSの文章を一部修正しました。トンファーキック(だからトンファーじゃねぇって)を喰らったネクロマンサーの悲鳴の部分です。ちなみに修正前は「キリコ・キュービィッ!?」。
 よく考えたらトンファーキックしてんのはボトムズじゃなくてレイズナーだったよな。とバイト中に気がついた。


↑youtube動画より、レイズナーのOP(後期バージョン)。
 問題のトンファーキックは26秒あたり。

 それだけだ。

 そういや、今日はバイオ6の発売日だっけか。予約とかしてないけど買えるだろうか。
 今回はデモの評判も良く、なによりレオンさんが2挺拳銃(ヴェロニカ以来)を披露してくれるそうなので期待している。
 あとショットガンよりも強いゴリラパンチ。
 krtgのfigmaも欲しいのだよなあ。いろいろと散財してしまいそう…
 今月頭にバロック設定資料集の再販を買ってしまったりとか、早くも収集つかなくなってるけど。


↑オマケ、トンファーキックの出ない前期OP。
 作画の違いを楽しむのもオツ。
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2012/10/01 (Mon)18:05
 バイト変えようかなぁ(ボソッ)

 いえね。台風の日も出勤しなきゃいけないってのがドーニモ気に喰わんわけで。しかも特別手当とかなんにも出ないし。運ゲーか。
 たしかにコンビニ夜勤は利が良いけど、他に選択肢がないわけじゃないしナ。

 そんなわけで先日、台風の只中で出勤しましたとです。
 以前とても酷い目に遭ったんで、今回は同じテツを踏むことなく対処しようと画策。
 まずレインコートなんてのは持ってないので、自分が所持している物の中でもっとも耐水性のあるポーランド軍のトレンチコートを着用、頭にはバンダナを巻き、足を濡らさないよう靴をビニール袋で縛る。
 足を濡らすのは、歩兵がもっとも回避しなければならない事態だ。人体とゆーのは、濡れた箇所からジワジワとエネルギーを失っていく。もっとも靴にビニールなんぞ巻いた日には、歩を進める毎に大層耳障りな音を立てることになるのだが、ここは戦場ではないから、べつにいいのだ。

 そんな、台風の日だからこそ通用するマッポー=スタイルで出勤したのだが、実際は強風があるのみで雨は一滴も降らず。傘をさせず、ずぶ濡れ覚悟を想定しているからこその上記の出勤スタイルだったが、まったく荒れる様子のない街中にあって、これではただのヘンシツ=カジュアルになってしまう。
 そんなわけだから、途中から足に巻いたビニールをキャスト=オフし、バンダナも外してしまったのだった。大量に用意しておいたタオルもまったくの無駄となった。警戒し過ぎたか。

 そんな日常。

 ああ、表題のネタフリ(ネタフリ…?)もしなきゃ。
 ニンジャスレイヤーの書籍版、発売日に買いました。メイトで。わらいなく氏描き下ろしのウキヨエ=ペーパーはほんとうにただの紙ペラであった。
 じつはグレさんがニンジャスレイヤーに触れるのは、これがはじめて。
 以前ツイッター版をチラ見したことはあったのだが、そのときは「読み方」がわからなかったので(ここに至って、「そんなものはない」ということに気づいたのだが)、スルーしてしまったのだな。

 で、書籍版を読んでドハマリ。こういうのだよ、こういうのでいいんだよ。俺が求めていたのはこういうのだよ。
 たんなるカンチガイジャパン=リスペクトに留まらず、きちんと作品としても面白いという点は評価に値する。ニンジャスレイヤーは世にゴマンと存在しているような、たんなるオフザケ=パロディではないのだ。
 あとはまあ、市場にサイパンものが少ないって点も相対的に評価を高くする要因になっているのかも。ただまあ、サイパンに造詣のないニュービーがいきなり読んで面白いかは甚だ微妙なのだが。うん、なにかと面白く読むための基礎教養が必要なのかもしれない、という気はした。作中に説明はほとんどないしね。

 あとはまあ、やっぱり…紙媒体ってのはいいな。
 Web上で自作小説を公開している人間が言うようなことじゃないが。
2012/07/26 (Thu)17:28


 一生懸命パンツのくいこみを描いたあと、ゲーム画面をもとに描いた設定画を見直したらホットパンツだったことに気がついて泣く泣く修正したそんな昼下がり。
 オブリビオンSSにてミレニアが登場し、ようやく全部のキャラが出揃いました。
 ドレイクの話で顔見せしてから、というのは最初から決まっていたので、とりあえずそこまで話を進めなきゃならんということで、このところドレイクをメインに話を進めてきました。
 これからは気が向いたときに好きなキャラの話をぼちぼち進めていく感じでやっていきたいかなと。

 というか、そろそろ漫画や小説を書きたい欲求がフツフツと沸いてきたので、オブリビオンSSはちょっと休止状態に入るかもしれない。入らないかもしれない。気分屋なのでナントモ。

 とりあえずプロトタイプ・ユニヴァースだけでも構想を練ってある話がかなりあるので、そのへんから徐々に書いていきたいなーと思ってます。
 いちおう取っ掛かりができればすぐに書けそうな話を下に列挙していきます。



*アルファステータス「キラー・チャイルド」
 兄弟子エディが剣術道場を卒業してから2年が過ぎた。優しかったはずのエディが外界で凶行に及び、賞金首になったことを知ったシェルンは齢14にして道場を飛び出し、賞金稼ぎとしてエディを追うことを決意する。賞金稼ぎになるための試験に合格するためシェルンが最初に殺した賞金首は、9歳の少年だった…

*アルファステータス「ブラック・オア・ホワイト」
 兄弟子エディを殺し、はぐれ僧侶のソフィアを仲間に加えてから1年。賞金首を取り逃がし森の中で立ち往生してしまったシェルン達は、若い母娘が暮らす農場で一晩を過ごすことになる。しかし一家の父は昔シェルンが殺した賞金首で…

*アルファステータス「グレイ・メモリー」
 シェルンの師匠「マスター・グレイ」の過去を描く。カイエル帝国に仕える騎士の家系に生まれた彼は、ノースウィンド王国への留学期間を終えた直後に戦乱に巻き込まれる。かつての学友を手にかけ、愛する者を失い、やがて感情を失くしたグレイは殺戮者「北方の黒騎士」として悪名を轟かせることになる。その後も波乱は続き…

*元祖勇者屋本舗「フォーリング・ダウン」
 サーク王国崩落後、新たな仲間とともに勇者屋としての活動を再開したクレイド。酒場で偶然出会った女騎士との出会いをきっかけに、クレイドは自らの過去について話をはじめる。もともと不殺を基本主義とした正義感溢れる少年だったクレイドが、殺人を躊躇わなくなった理由とは。

*勇者屋本舗青年版「ダーケスト・エルス」
 パラレル・ワールドもの。ヘルゲート動乱で未来に飛ばされた後の世界。何者かの罠にはめられてデイビスとイリアを失ったクレイド。仲間を失い傷心のまま、クレイドはヤバイ仕事に次々と手を染めるようになる。そんな彼を見かねたミラは警告ついでに慰めようとするが、そのときすでにクレイドは企業工作員から命を狙われていた。



 あと、スタルカーの小説もそろそろ2話目を書きたいです。デッドシティは当分おあずけということで…いちおう3部作の3話目なんで、ちょっと力を入れて書きたいんですよねー。まだその気にならないので、しばらく保留というカタチで。
2012/04/23 (Mon)06:45

『本来の世界のレイチェル・アンダーソン像』

 わたしの名はグレアム・カーライル、かつて救国の英雄と呼ばれた男だ。いまでは一線を退き、慎ましく隠居生活をしている身である。
 いまこうしてペンを手に取っているのは、なにを隠そう3人目の娘の成長をここに記そうと思ったからである。
 娘の名は、レイチェル・アンダーソン。
 見た目は年齢相応の少女ながら、その正体は妖精。
 この国が戦乱に揺れていたとき、ふとしたきっかけで妖精王と知り合ったのが運の尽き。若いながらも年金生活で日々を楽しく無為に過ごしていたわたしに、ある日妖精王がこの少女の世話を頼んできたのだ。丁寧なことに、執事役の遣いまで寄越して。
 かくして…突如10歳の娘を授かったわたしは狼狽しながらも、どうにかして一人前に育てようと誓ったのだった。

 娘を育てるにあたって、わたしは一つ目標を立てることにした。
 わたしにとっての理想は、どんな強敵にも負けない最強の戦士として育つこと。
 いかなる人間であっても、たとえ相手が魔物、いや神ですらも易々と打ち倒すほどの武人となって欲しい。それがわたしの願いだ。

 生まれつき魔術の才能があったレイチェルは、一度だけ魔術の授業を受けると早速武者修行へと出かけていった。彼女の魔法の威力は特筆モノだが、なにせHPとMPが低い。その戦闘法はカミカゼさながらで、一撃を外せば後がない危険なものだ。
 現に、執事のラファエルはしょっちゅう戦いに敗れて倒れた娘の救出に出かけていたようである。それとラファエルから、なにやらレイチェルが南部水郷地帯で怪しい連中と酒盛りをしているらしいとの不確定情報を得る。まさか不良どもとツルんでいるのでは…などというわたしの観測は甘すぎたようだ。
 レイチェルが付き合っていた相手は「魔王」だった、と知るのはもうちょっと後のことである。

 実戦で鍛えた経験がモノを言ったのか、レイチェルは収穫祭の武闘会にていきなりの優勝を果たしてしまった。わずか10歳の娘が、である。これにはわたしも驚きを禁じえない。が、優勝商品の至宝の剣をよろず屋に売ってしまったのはまずかったようだ。国王と将軍直々のお叱りを受ける。
 そして収穫祭の直後、わたしははじめて娘の「病気」に直面したのだった。先述のようにレイチェルは魔法戦特化、体力がとても低い。どうやら授業のストレスで病気になってしまったらしい、医師から注意を受けてしまった。

 レイチェルの戦闘能力向上は目醒ましく…11歳の誕生日を迎えるまでに、なんと武神を打ち倒すまでになってしまった。なんと彼女は武神をたったの2撃で滅ぼしてしまったという。我が娘ながら、末恐ろしい。
 もっとも紙装甲なのは相変わらずで、いまでもしょっちゅう倒れたところをラフィエルに救出されているようなのだが。
 そして11歳の誕生日を迎えたとき、レイチェルはマイヤから「魔界のリング」を授かる。これは魔法を使用してもMPが減らなくなる超強力なマジックアイテムで、これまでMPの不足からやられることも珍しくなかったレイチェルの弱点を克服することができるという。

 しかし病弱なのは変わらず、わたしははじめて娘をサナトリウムに連れて行った。自宅で安静にさせておいても良いのだが…レイチェルは、ラフィエルの付き添いのもとで大人しくしていると、とても落ち着くのだそうだ。
 それと若干ではあるが非行化の兆候が見えはじめてきた。先日などは勝手に買い物をしてくる始末で…とはいえ買い物に使った金は、もとはといえばレイチェルが稼いだものだし、いまや武者修行や武闘会での優勝賞金などで金にはまったく困っていないので、問題はないのだが。

 そこから先は、武者修行ついでに魔物を退治しては(たまに人間も退治していたみたいだが)、稼いだ金で勉学に励む日々が続いたようだ。とはいえ受ける授業といえば格闘、剣術、軍学、魔法など戦闘に関するものばかり。
 社交性や家事スキルなど一切身に着けることなく、おまけに戦闘に明け暮れる毎日が心をすさませていったのか、非行に走ってはわたしを困らせるという繰り返し。
 それでもどういうわけか父たるわたしのことを気に入っているようで、特になにかした憶えもないのだが毎年わたしの誕生日に欠かさずプレゼントを贈ってくれるという可愛らしい一面もある。まったく、女心というのはわからないものだ。

 戦闘訓練によって強靭な肉体を手に入れたレイチェルは15歳にもなると、いかなる攻撃をもものともしない無敵ぶりを誇っていた。いまのレイチェルに、かつての紙装甲の面影はない。
 気になるのは、戦闘能力向上に魔王が一役買っているという点だが…神学を学んでも信仰心が一向に伴う気配がないのはそういうことか?
 しまいにはレイチェルが話しかけただけで、旅人はおろか魔物、悪魔、ドラゴンに至るまで命乞いをして金やアイテムを差し出すようになったというのだから、末恐ろしい。いまにして思えば、レイチェルの未来はこのとき既に決まっていたのかもしれないが…

 そして、18歳。運命のときである。
 ある日、レイチェルはわたしの前から姿を消した。
 こっそりとレイチェルのあとを尾けていたラフィエルの言によれば、彼女は南部水源地帯の洞窟に住む地下王ガルバーとの壮絶な決戦の末それを打ち倒したが、自らの心の穢れゆえに闇に囚われたという。
 ガルバーに代わり「地下王」として君臨したレイチェルは、数年後に復活を遂げたガルバーの妻となり、人間として…いや妖精としての人生すらをも捨て去ったという。
 まあ…実に彼女らしい結末ではないか。妖精王に止められたので不可能だったが、本来ならば彼女には別の名前をつける予定だったのだから。そう、「ナンバー655・ブラック12」と。



  『最終成績』

血液型:AB型
誕生日:690年5月31日
子宮名:ジェミニ
守護星:風の妖精王

身長:161.90
体重:41.61
バスト:118.52
ウエスト:57.59
ヒップ:88.12

体力:999
筋力:999
知能:999
気品:999
色気:999
モラル:0
信仰:0
因業:999
感受性:999

戦士評価:452
戦闘技術:134
攻撃力:135
防御力:145

魔法評価:999
魔法技術:104
魔力:999
抗魔力:130

社交評価:194
礼儀作法:104
芸術:100
話術:30

家事評価:29
料理:8
掃除洗濯:10
気だて:11

最多訓練名:格闘術
モンスター殺傷数:326
母性:0
父との関係:55
執事との関係:94
王子との関係:0

総合得点:-1460





2012/04/18 (Wed)10:37

『本来の世界のエストリア・ファーン像』

 わたしの名はグレアム・カーライル、かつて救国の英雄と呼ばれた男だ。いまでは一線を退き、慎ましく隠居生活をしている身である。
 いまこうしてペンを手に取っているのは、なにを隠そう2人目の娘の成長をここに記そうと思ったからである。
 娘の名は、エストリア・ファーン。
 見た目は年齢相応の少女ながら、その正体は妖精。
 この国が戦乱に揺れていたとき、ふとしたきっかけで妖精王と知り合ったのが運の尽き。若いながらも年金生活で日々を楽しく無為に過ごしていたわたしに、ある日妖精王がこの少女の世話を頼んできたのだ。丁寧なことに、執事役の遣いまで寄越して。
 かくして…突如10歳の娘を授かったわたしは狼狽しながらも、どうにかして一人前に育てようと誓ったのだった。

 娘を育てるにあたって、わたしは一つ目標を立てることにした。
 わたしにとっての理想は、慎ましやかな女性になること。
 剣を握るだとか、魔法を操るだとか、とにかく戦いと名のつく行為の一切から遠ざけ、人並みの女の、人並みの幸せを手に入れてほしい。それがわたしの願いだ。

 はじめてエストリアを見たとき、わたしは呆気に取られた。
 1人目の娘であるナターシャと比べると、明らかに身体が弱いのだ。それを補って気品や女性的魅力、家事能力などには優れているものの、とてもじゃないが肉体労働など無理な線の細さだ。
 一歩間違えば、肉体労働などさせずとも病気や怪我で身体を悪くしてしまいそうな病弱さである。
 しかし妖精王から預かったこの娘を、不幸にするわけにはいかない。

 とりあえずは食生活から肉体の脆弱さを克服しつつ、家事手伝いなど無理のない範囲で活動をさせる。
 しばらくして人並み程度に動けるようになると、まだ多少の頼りなさは残るものの、自分から料理屋でアルバイトしてみたいと進言するまでになっていた。
 すこしでも金に余裕ができると、エストリアは学校で礼法の授業を学ぼうとしていた。城にいる人々と話をするために、最低限の礼節を学んでおきたい、というのがその理由だ。その健気さに、涙が出そうになること幾度。

 12歳にもなると家で学ぶこともなくなり、料理屋と教会を往復する日々となった。
 料理屋ですっかり一人前の働きができるようになると、今度は仕立て屋でもアルバイトするようになった。肉体的にはまだ不安が残るものの、技量でカバーできるくらいに成長したエストリアは仕立て屋と料理屋のアルバイトをかけもちでやるようになった。失敗などもなく、最初に出会ったときの頼りなさが嘘のようである。

 13歳になり、はじめて収穫祭の料理コンクールで優勝する。
 いままでも参加はしていたのだが、どれも選外。料理の腕は良いのだが、独創性に欠けるというのがその理由だった。たんなる家庭料理すぎる、とも。しかし料理屋でノウハウを学び、仕立て屋で感受性に磨きをかけたエストリアは1年で入選どころか優勝するまでの腕を身につけていたのだ。
 ちなみに、コンクールに出品した料理は「トマトチーズ風味シチューイカスミソースかけ」。…ちなみにわたし個人の感想としては、彼女の場合は普通の家庭料理で充分満足である。
 優勝商品は、3000Gと「金冠鳥の卵」。この金冠鳥の卵というのが大変な珍味らしいのだが、エストリアはこれを食すことに抵抗があったようだ。調べてみたところ、どうも有精卵。せっかくだからと孵してみたところ、卵からは七色のたてがみを生やした黄金色の鳥が生まれた。孵ったときから成鳥だったのには驚いたが…生まれてすぐに故郷の南国に帰ってしまったのも、また、その寿命が1000年近いとわかったときも(そしてそれを知らせるため、鳥が人語を介したときも)驚きではあったのだが。

 14歳にもなると料理の腕にもさらに磨きがかかり、収穫祭の料理コンクールにおいて昨年は優勝ながらも2位とは僅差だったのだが、この年は大差をつけての圧勝だった。ちなみに、そのときのレパートリーは「とうふカレー風味パイイカスミソースかけ」だった。…やはり、品評者はグルメかなにかなのだろう。我が娘の作品ながら、わたしにはちょっと許容しかねるセンスだ。
 ちなみに優勝商品の金冠鳥の卵だが、今年はラフィエルに調理してもらい食すことにした。エストリアはショックを受けたようだが、味の良さに関しては異論を挟まなかった。心なしか、身体も丈夫になったようである。

 この頃から、エストリアには新しい友達ができたようだ。その娘の名前はリリ・モラン、将来レストランを開業するのが夢だという。エストリアとは良きライバル関係にあるようだ。
 その影響もあってか、エストリアは以前にも増して勉学に励むようになった。自然科学、神学、舞踊…戦うことこそできないが、その多才ぶりはまさに才色兼備と言って差し支えない。
 だがエストリアはそれだけでは満足できなかったようで、しばらくして魔法にも手を出すようになった。よもや武者修行をしたいとまで言い出すのではあるまいな、と思ったのもつかの間、エストリアが賞金首どもを退治したという話を聞いたのは間もなくのことだった…なんということだ。

 15歳、エストリアは収穫祭の料理コンクールで見事3冠を果たした。今回出品した料理は「かぼちゃカルヴァドソースポトフあんかけ」だ。…最早なにも言うまい。
 エストリアが護身用に格闘術を習い始めた。もはや、か弱かった頃の面影など微塵も存在しない。とはいえ「剣を握るな」というわたしの言いつけは律儀に守っているようで、武者修行に出かけるときも一切武器の類を携行して行かないようだ。それはそれで心配なのだが…

 16歳のとき、収穫祭で料理コンテストではなくミス・コンテストに出場させてみた。当人は相当に嫌がったが…今回だけと頭を下げての出場である。結果は見事に優勝、わたしの目算に狂いはなかった。もっとも、娘を一度でいいから華々しい舞台へ上げてみたかっただけというのが本音なのだが。

 そこから先は、特に劇的な出来事が起きることもなく…淡々と、平和な日常が続いた。
 そして18歳、運命のときである。

 誕生日を迎えた翌日、エストリアは城へと呼び出された。なんとも信じ難い話だが…わたしの平凡で気の優しい、病弱な…そう思っていた…娘は、王から直々に次期「宰相」の座を任命されたのである。
 とはいえ、18の小娘がいきなり国政のすべてを担えるはずもない。かくしてエストリアは、王国首脳陣の手厚いバックアップを受けながら、政治の勉強をしつつ国の重要ポストについたのである。
 さて次に気になるのが結婚相手である。どうにか行かず後家にはならずに済んだようだが、数多の男どもからプロポーズを受けても首を縦に振らないその態度はいつぞやのナターシャを思い出させ、すわ2人目の娘嫁かとも思ったが、どうやらかつて城内で出会った若者にぞっこん惚れていたらしい。
 その男を一目見てわたしは仰天した、世俗文化を知るため(また、社会勉強のために)華美な服飾品を身に着けず一般社会に溶け込んでいたとはいえ、その正体は見紛うはずもない「王子」ではないか!

 何度も言うように、本当に信じ難い話ではあるが…病弱で頼りなく、いますぐにでも倒れてしまいそうだった可憐な娘は、いまや王国の 宰相にして「プリンセス」なのである。
 期せずして「プリンセスメーカー」となったわたしではあるが、どうにもこう、素直に喜べない気がするのはなぜだろう。たんに、わたしがひねくれているだけなのだろうか?うう~む…



  『最終成績』

血液型:A型
誕生日:690年9月12日
子宮名:バルゴ
守護星:緑の妖精王

身長:158.19
体重:39.00
バスト:95.24
ウエスト:55.72
ヒップ:86.93

体力:153
筋力:5
知能:510
気品:480
色気:499
モラル:691
信仰:857
因業:0
感受性:677

戦士評価:403
戦闘技術:134
攻撃力:135
防御力:79

魔法評価:420
魔法技術:83
魔力:140
抗魔力:125

社交評価:389
礼儀作法:104
芸術:105
話術:100

家事評価:434
料理:104
掃除洗濯:105
気だて:105

最多訓練名:神学
最多アルバイト:教会
モンスター殺傷数:77
母性:0
父との関係:81
執事との関係:14
王子との関係:90

総合得点:1384





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