主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。
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2016/09/23 (Fri)22:20
どうも、グレアムです。楽しい、これは楽しいぞ…!
というわけで、Hotline Miami 2でございます。前回の更新でMod作製について触れましたが、その後ちまちまとカスタム・スプライトを製作中であります。いやー、自分の作ったキャラが動くのを見るのは楽しいですよ。ましてやマイアミ。これはもうゾンビゲーなんぞにうつつを抜かしている場合じゃあねーのだぜ(a15の先行版が来てる7 Days to dieをブン投げながら)。
とりあえず現在はBikerベースで製作を進めています。前回言ったように、キャラパターンが少なくて練習用に最適なので。ただいま完成度50%くらい。
ゲーム製作の格言として「素材があれば、あとはどうにでもなる」というのがありまして、とりあえずキャラさえ完成していれば後は自作ステージなんかも思いのままよー、などと考えつつですね。
しかもマイアミの場合は本編にModを適用することで、単純にキャラ差し替え用としても機能するのでモチベーションが維持しやすいという。
…よく考えたらBikerは本編に出てこないじゃねーか!バカ!俺のバカ!
同じキャラパターン少ないなら、せめてTonyにしておけば良かったものを…!(いま気づいた)
まぁ、一度作った素材は使い回しがきくからね。無駄ではないよね…
そんなことを後悔しつつ、とりあえずWorkshopで公開されているBiker用のシングルミッションBlood Redで動作確認をしております。あとエディタ実装時にテキトーに作ったテスト用マップ。
そのうち短めのキャンペーン(3レベルくらい?)を作りたいので、エディタの操作も早いうちにマスターしておきたい。というか現状だとUIが使い辛くて…外部ツールかアプデで改善されんだろうか。せめて拡縮機能くらいつけてくださいよォーッ!
現在製作しているのは兵隊ファッションの女の子の殺し屋です。ロシアン・マフィアの雇われで、コロンビアの組織に転向しようとしている内部の不穏分子の抹殺に駆り出された…という設定(だから敵がロシアン・マフィア)。
スプライト描き替えるなら既存のやつをトレースするのがラクでいいんですが、せっかくならアニメーションにも凝りたいよね…ということで、元のグラフィックからはいろいろ変えてます。攻撃をコンバットナイフの抜き打ちにしたりだとか(そのため歩行時は手ぶら)。
死亡グラフィックなんかは特に凝りどころですよねー。どんだけ酷い死体にしてやろうかしら。ウフフ。もともとグロ好きリョナ性癖ですからね。腕が鳴りますね。
本作で残念な点を挙げるとすれば、マイアミは上半身と下半身のアニメーションが別パターンで登録されてるので、基本的に攻撃に足技が使えないってことですね。特に女の子はどうしても男に比べて腕力に劣るので、蹴りを使わせたくなっちゃうんですけども、それが不可能となると…掌底や裏拳でもいいけど、レザービリーで代用するのもアリか。
またツールで本編のデータを見ていると、やはりというか、未使用データがけっこうありますね。たぶんエディタでは使えると思うんですが、もともと使う予定だったのか、とりあえず用意したのか、エディタ用に作ったのかはよくわからないです。
けっこう、素材に重複してる部分も多いしなぁ…アニメーションの設定なんかも非効率的な部分があったり(同じグラフィックを使用する場合でもコマ別に用意しなければならない)、やっぱりツクールは偉大だったよなぁ、などと見当違いな感想を抱いてしまったりも。
素顔のThe Funsの面々
BikerのFaceアニメーション
本編ではAlexしか素顔が出ませんでしたが、いちおう内部的には全員分の素顔が用意されています。まあだいたい見たまんまというか。Tonyって鼻に傷があるんですね。
Biker(無印版)のキレイな素顔って、たしか前作でも使われてないですよね?ヘルメット脱げてるときってだいたい流血してるか欠損してるんで。
上のgifアニメはHLM WAD Explorerの機能を使って摘出したものですが、gifアニメ化の精度はそんなに高くないです。背景の色によってはめっちゃノイズ乗ります。仕方ないんですけどね、HM2のグラフィックって内部的には32bit PNGなので、256色のgifアニメに変換するなら、特殊なステップを踏まないと綺麗に加工できませんもん(あらかじめ使用する全画像の色数を落としておくとか)。
つーかあの、あれですよ。
本作のなにが一番問題かって、使ってる色数は少ないのに、画像のフォーマットが32bit PNGなんですよ。全部。だからグラフィックのわりに要求スペックが高いんだよなきっと。
おかげでEdgeが使えないので、Saiでドット打ってます。SaiもSaiで二値ペンはあるものの、消しゴムがどう設定しても若干周囲を巻き込むので、消すときは範囲選択からの切り取りで対応するという、自分でもよくわからないトリッキーな使い方をしてます。
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2016/09/21 (Wed)14:22
どうも、グレアムです。今回はSteam Workshopにて公開されているHotline Miami 2のユーザー製作キャンペーン「9 LIVES」を紹介したいと思います。
全3レベルで構成される本作の特徴は、なんといっても主人公「Henchcat」の存在でしょう。これはもともとHenchmanのカスタム・スプライトとして単体でリリースされたもので、元ネタは言わずもがなHenchmanが飼っていた猫です。
ネタ系Modにありがちなただのやっつけ仕事ではなく、猫らしい仕草が細やかに再現されており、非常に出来の良い、良い仕事をしています(特にローラーボードを使った処刑…スペースキーでのダウン追い打ちは必見)。
本作はそのHenchcatそのものをフィーチャーした内容で、老女に飼われている猫が、飼い主のために奔走、マフィアを相手に大立ち回りを演じる…というもの。基本的にコメディですが、最後にはマイアミらしい結末が。
そして今回も活躍(?)しますPardo刑事。
日本人的感覚(というか、日本におけるHMコミュニティ)ではPardo刑事がコメディリリーフとして重用される理由がイマイチよくわからないんですが(笑)、どうも自分の欲求に正直な汚職キチガイ刑事という彼のキャラクターは応用しやすいというか、許容範囲が広いと思われているようです。どんな役でも「Pardoだから」で済ませられる、みたいな。
この9 LIVESのほかにもMENTAL、Blood Red、REHABなど現在ワークショップ中で上位にあるものを色々とプレイしたんですが、あれですね、Workshopの作品ってどれもHM2準拠のバランスで製作されてますよね。しかもHardモード寄りの。
俺はわりと楽しんでるんですが、HM2が合わなかった人には辛いだろうなぁ。といって、べつに前作が簡単だったとは俺は思わないけども…
…以前から気になっていたのだが、Workshop上のコンテンツでカスタム・スプライト等のModを使用しているものが多数あるのだが、あれらはどうやって用意しているのだ?という点を改めて調べてみた。
どうやら巷では本作のwadファイルを展開できる「HLM Wad Explorer」というツールが存在するらしく、そいつを使ってデータの差し替え、及び単体のPatchwadファイルとして作製することができるようだ。
ちなみにPatchwadファイルはHM2のセーブディレクトリ内にあるModsフォルダに放り込めばゲーム起動時に自動的に適用される。
どうもこのHLM Wad Explorerはレベルエディタのα版が流出した際にすでに出回っていたらしく、HM2のMod製作自体はかなり以前から行われていたらしい。だいぶ前にPardo刑事の外観をJacketに変えるカスタム・スプライトの存在が日本でもほんの少しだけ話題になったが、あれなんかがそうだ。
その気になればグラフィックだけではなく効果音や音楽も差し替え可能なので、かなり独創性のあるキャンペーンを作製することもできるだろう。もっともゲームの設定等はexeのほうで管理されていると思うので、ゲームバランス自体を変更することはできないが(そのあたりの果敢に挑戦しているのがMidnight Animalだ)。
おそらくプレイヤーのカスタム・スプライトを作製するにあたって、もっとも簡単なのはBikerだろう。他のキャラに比べてパターンが極端に少ないので、練習に最適だ。
あと…これは書いちゃっていいのかなぁ…?
エート。じつはhlm2_localization.binに、日本語の翻訳テキスト、入ってます。おそらくコンシューマ版のものと同等のデータです。もっとも現状ではフォントが対応していないと思われるので、ゲーム自体の日本語化が簡単にできるとは思いませんが、おそらくメーカーがデータを配信すれば日本語化は可能な状態だと思います。
俺自身はそのことを、とやかく言うつもりはありませんけども…Devolver Digitalとスパチュンがどういう契約関係にあるのかもわかりませんし。
とりあえずテキストだけならツールを使えば読めるので、「ストーリーが気になるけど英語だからチンプンカンプンだぜ!」って人は試してみてはどうだろうか。
2016/07/11 (Mon)10:16
どうも、グレアムです。Steamサマーセールが終了しましたね。…一週間くらい前に。
今回購入したのはTropico 4、Civilization V、それぞれ全部入りの二本でした。CivVはまだ起動してない。あのシリーズはけっこう洒落にならないハマりかたをするので。
あとセール最終日に何を思ったか突発的にFear2を購入、クリアしました。こっちはいろいろ書きたいことがあるのでそのうちレビューします。惜しいゲームなんですよ、本当に。良作足り得るポテンシャルを秘めているのに、それが発揮できていない。たぶんMonolthが意地を張らずにPC向けに専念していればもっと凄い作品になってたはずです。明らかにコンソール機のメモリ制約を意識して調整してる部分が目立つので。仕様を統一する必要なんてなかったのになぁ。
あと、12.4GBっていう容量はいったい何に使ってるんだ。
Tropico 4は暫くModern Times抜いて挙動を観察してたんですが、それでもやはりロードスクリーンでのフリーズが発生するのでモチベが低下してしまいました。
MT導入環境下で日本語化していると発生する、という情報はチラホラ見かけるんですが、どれも明確なソースを提示していない(具体的な原因が書かれていない)ので確度は低いと思います。翻訳データに問題があるのか?訳文?禁則文字の使用?フォント?ふつう、このテの深刻なトラブルにはそうしたグリッチの原因となる部分を特定して対策が取られるはずなんですが。
そもそも英語フォーラムでもフリーズ関連のグリッチ報告は多数ありますし、日本語化未導入の英語環境でもフリーズは発生するという話は国内プレイヤーからも聞かれるので、そもそも「日本語化がフリーズの原因」なんて話がどこから出てきたんだっていう気もするんですけど。
続いてHotline Miami 2のユーザーキャンペーン紹介、今回遊んだのは「Extended Cut」。
Pig Butcherを主人公に、劇中劇Midnight Animalの撮影風景を補完するシナリオを描いています。3Levels、カットシーン有。
とにかくHM2の敵配置のイヤらしさを全力でフォローしており、閉所に大量の雑魚とデブを詰め込むという外道ぶりを遺憾なく発揮。Hard用の敵は登場しないが、かなり歯ごたえのある難易度となっている。
いちおう最後までクリアした?のだが、3ステージ目で敵を全滅させたあと(電話に出たあと)に車に戻ることができず中断を余儀なくされ、残念ながら最後のカットシーンは見れていない。
ついでというか、身内サークル向けの紹介漫画を描くためMinecraftの環境を再構築。
プレイしていたのがだいぶ昔だったため、Mod導入などにかなり手間取った。そもそもゲームのコア部分がModフレンドリーな設計ではなく、バージョンによって仕様が目まぐるしく変化するため情報が錯綜しやすい。Mod導入の敷居はわりと高いほうだと思う。
データ改造しようとファイル覗いて「ああ、そういえばこれJavaだったな…」ってなるまでがセット。
不勉強な俺にできることといえばテクスチャの改造くらいのものであった。
とりあえずプレイヤースキンとBasic Guns Modのエイム時に表示される画像を差し替え。
デフォルトのアイアンサイトでのエイム中の画像はかなり簡素というか味気ない感じだが、こんな感じに変えることもできる。
実際のゲーム画面はこんな感じ。腕でHUDが隠れるところが気に入っている。
改造後の画像はDoom用のWad「Operation Inhuman」から引っ張ってきたもの。服の色を変えたり、細部をちょっと調整している。
備忘録がわりに書いておくと、Basic Guns Modで銃や弾薬を加工するのに使用するSteel素材は自然に生成されず、クラフトで作るしかない。まずIron OreとCoalの組み合わせでSteel Oreを作り、FurnaceでSteel Ingotに精錬する。
それとKevlerのクラフトに必要な黒いブロックは羊毛だった…はず。たぶん。
2016/07/07 (Thu)00:29
どうも、グレアムです。
とりあえずTropico 4はModern Timesだけ抜いて様子を見つつプレイ中です。
全部入り環境でフリーズが起きやすかった状況を再現しようかとも思ったんですが、べつに俺デバッカーじゃねぇし、もうゲームにそういう種類の熱意は持てないので、そういう義務感でのプレイは破棄。
今回はHotline Miami 2のユーザー製作キャンペーンを何本か軽く紹介します。
一本目はMating Season、RichterとCoreyが恋に落ちた!?というコメディ作品。
本編終了後、なにやら異様な夢世界に来てしまったRichterが様々な出会いを通して奮闘する話です。見るからにイロモノというかキワモノなんですが、話自体がけっこう面白いのと、各キャラの台詞回しがイカしてるので、わりと長いダイアログもダレずに読み込んでしまいました。そして繰り返される天丼ネタの破壊力の高さよ。
一番最初に出会うのがPardo刑事なんですが、彼は頭がおかしくなったあと死んでるので、頭がおかしくなったままの状態で登場するという(笑)全編ギャグというわけでもなく、マイアミらしいシリアスなシーンを挟んだりもするし、けっこう作りの荒い部分もあるんですが、個人的にはかなり楽しめました。
最後はけっこうイイ感じに終わるんですが、これ何も解決してないような…
続いてはHunter、モスクワのマフィア抗争を描いた異色のキャンペーンです。
ステージは一つだけですがエリアの数が多く、難易度がかなり抑え目に作られていて遊び易いです。なにより雪景色を描いたCustom Spriteがイイ味出してます。ステージ名表示時のドライブシーンまで置き換えられているという拘りっぷり。
作中の雰囲気も良く、丁寧な仕事が光る小品です。
最後はParker vs. 50 Blessings、これはMating Seasonの作者が他の方と合作したものですね。
プレイヤーは五十の祝福が集めたマスク殺人鬼、ドーベルマン・マスクのParkerとなってロシアン・マフィアに立ち向かうことになります。しかし彼はやがて精神に変調をきたしていき…?という、実に(良くも悪くも)マイアミらしい作品となっております。
Hard専用の敵キャラがイヤらしい配置についているなど難易度はけっこう高めなんですが、ちゃんとクリアできるよう練られた配置になっており、プレイ中は拳に力が入るものの、なかなかに唸らされる出来です。
特にボス戦のギミックは上手いと思いましたね。タネさえ判ればなんてことはないので、まずは相手の行動パターンを把握し、周囲をよく観察しましょう。開始地点のすぐ近くにあるショットガンでは倒せませんが、それを使わなければクリアはできませんよ。
2016/06/25 (Sat)18:32
どうも、グレアムです。
Cataclysm: DDAにうつつを抜かしている間に、Hotline Miami 2のレベルエディタが正式リリース&ワークショップ対応してましたヨンと。
レベルエディタは発売前からTrailerでその存在が発表されており、多くのユーザーが今か今かと待ち望んでいた…間にゲームを起動すらしなくなったんじゃないかという。かくいう俺もその一人で、ぶっちゃけ「今更感ハンパねぇ…」と思ってたんですが、重い腰を上げていざ立ち上げてみると、いや、なかなか面白いですよコレ。
操作キャラクターは2で登場したすべての人物が扱えるうえ、ファンズや若頭などは特定のキャラor能力に固定することもできる。ただキャラパターンの問題か敵配置には制限があり、たとえばファンズならマフィアとギャング、ピザ屋…いやビデオ屋…いやいやベアードはロシア兵しか配置できない。
そして事前アナウンスの通り、レベルエディタではジャケットとバイカーも選択可能になっている。性能は前作準拠となっており、ジャケットはすべてのマスクを選択できるほか能力を固定することも可能で、さらにマスク無しまで選べるようになっている。
バイカーの投げナイフも健在である。2ではロックオン性能が強化されたため前作よりも使い勝手が良い、ただ弾数が三発しかないのは変わらずだ。
まだ試してはいないが、1ステージあたり複数のフロアを作製したり、カットシーンの作製も可能な模様。また単体のステージのみならず、キャンペーンの作製も可能だ。
すでにワークショップには1000近い数の投稿が存在している。凝った作りのキャンペーンも存在するようで、なんだかんだ言ってみんなコレを待ち望んでいたんだなあ、というのをひしひしと実感できるぞ。
マイアミ2はまだまだこれからよ!