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主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。 生温い目で見て頂けると幸いです、ホームページもあるよ。 http://reverend.sessya.net/
2024/11/24 (Sun)00:13
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2019/05/11 (Sat)00:52










Jagged Alliance 2 Classic

【 Mercs Never Die. 】Part.16













Day 19, Point N3. 0945.



 アランたち別働隊がオルタの秘匿研究所を襲撃したのとほぼ同じタイミングで、トゥインキーら傭兵たちはアルルコの首都メドゥナ北部の空港へ侵攻を開始した。最終決戦の火蓋が切って落とされる。


  >>クレイブ:
「金網の周辺に地雷が敷設されてるな。気をつけなきゃあな」


  >>ノーマン:
「金網自体にそれほど耐久性はないようだ。さっき投げた手榴弾の爆発で穴が空いた、そこから敷地内に侵入できるだろう」




  >>トゥインキー:
「空港の倉庫に大量のLAWがあるね、こいつは役に立ちそうだ」


  >>ナターシャ:
「撃つときは背後に気をつけてくださいね。バックブラストで吹っ飛ばされるのは御免ですから」


  >>イヴ:
「きちんと射手の背後にダメージ判定が発生するもんな、戦車を潰そうと思って撃ったとき、後ろにいたジアンがぶっ飛んだときは何事かと思ったぜ。いやー感心、感心」


  >>ジアン:
「冗談では済まないのである。危うく髪型がアフロになるところだったである」


  >>ノーマン:
「警備は厳重だが、わかりやすくバリケードが組んであるぶん、敵がいる場所はおおよそ見当がつく。そういう意味では対処が簡単ではあるか」


  >>ナターシャ:
「ひとまず空港の敵はすべて排除できたようですね。どうします?東にはSAMサイトがあります。そこを奪取できればアルルコの制空権を完全に掌握できますが」


  >>トゥインキー:
「いまさら攻略の手を広げてもしょーがないんだよねぇ。このさい、一気に南進して王宮を落としちゃおう。手持ちの武器、弾薬も有限だしさ。あんまり手間隙かけて、女王に今後の身の振りを考える時間を与えるのもマズイしね」










Day 19, Point O3. 1000.



  >>クレイブ:
「さて空港から南へ移動して首都に入ったわけだが。随分と立派な庭園だな、まるで迷路だ。この生垣を手入れするために大勢の使用人を雇ってるんだろうな」


  >>ノーマン:
「迷路のなかで守備隊が防御を固めているのはわかりきっているから、西側から回り込んで王宮へ侵入したいところだが、さすが女王というべきか、それを見越して海岸に大量の地雷が敷設してある。これを除去しながら移動するのはかえって危険だ」


  >>ナターシャ:
「海岸には遮蔽物がありませんしね。地雷を処理しているところへ一方的に攻撃を仕掛けられたらひとたまりもありません」




  >>イヴ:
「どうにか敵をやり過ごして南側まで来れたか。まだフロア内に敵が残ってるようだが、どうするよ?」


  >>トゥインキー:
「このさい、いちいち向かった先の敵を全滅させる必要もないわけでね。無視しちゃおう、このまま一気に王宮へ突入するよ」










Day 19, Point P3. 1025.



  >>クレイブ:
「さァて、王宮の正門を吹っ飛ばして侵入可能になったわけだが…なんだ、あいつ?」


  >>ジアン:
「あれはエリオット、女王の秘書である。どうやらLAWの爆風に巻き込まれたようであるな、だいぶんズタボロである」


  >>イヴ:
「額にご立派な穴が空いてるじゃねーか。流れ弾にでも当たったかな?」


 エリオットは傭兵たちが都市を陥落させるたびに女王から叱責と平手打ちを喰らい、しまいには頭部を銃撃されたものの一命を取り留めたなどということは、傭兵たちにとって知るよしもない。




  >>トゥインキー:
「最終決戦だってんで、ありったけのLAWやらモーターやら爆薬やら総動員したけど、この王宮って現政権が崩壊したあとも使うんだよね?まずいなぁ、クライアントが怒らないといいけど…」


  >>クレイブ:
「この有り様を見たら、前王はオマエを雇ったことを後悔するかもな。ま、それはともかく、LAWの直撃を受けてもビクともしない頑丈な暖炉があったぜ。よく見たら下に下りる階段があるな、いかにもネズミの巣穴に繋がってそうな気配がしねぇか?」









  >>トゥインキー:
「地下室っていうか、立派なシェルターだねこれは。核にも耐えるのかな?施設自体は王宮が建造された当初からあったんだろうけど、セキュリティを強化したのは女王の手配だろうね」


  >>ノーマン:
「人間が剣や槍で戦争していた時代から、権力者の住居には秘密の地下室や逃げ道を作るのが当たり前だったからな。実用性だけでなく、そういう設備があるってこと自体がステータスでもあった」


  >>クレイブ:
「ガキの頃を思い出すな。俺もこんな場所で育ったもんだ、授業用のスライドに細工したりな。懐かしい…」


  >>イヴ:
「ノスタルジーに浸ってる場合か、それより女王はどこにいるんだよ?敵を全滅させても女王の影も形もないじゃねーかよ」


  >>ジアン:
「ひょっとして、まだ地下に退避していなかったのではあるまいか?地上階の敵を掃討するまえに侵入してしまったしのう」


  >>ナターシャ:
「北に続くトンネルがありますね。そちらを調べてみましょう」


 P3の地下からP2の地下トンネルへ移動し、そこから地上へ続く秘密の出入り口を見つけた傭兵たち。そこを出た先には…




  >>クレイブ:
「…なァんか見覚えねぇか、ここ」


  >>ノーマン:
「間違いない。先刻通過したばかりのメドゥナの庭園だ」


  >>トゥインキー:
「…女王はどこ?」






 [次回へつづく]
 
 
 
 
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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