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主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。 生温い目で見て頂けると幸いです、ホームページもあるよ。 http://reverend.sessya.net/
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2013/10/26 (Sat)17:46
どうも、グレアムです。引っ越しを直近に控えなにかと忙しいのですが、にも関わらず面倒を後回しにしてDoom用のwad漁りなんぞをしているという体たらく。まったくどうしようもねぇ。
 そんなわけで、今回は最近プレイしたwadなんかをざっくりと紹介していきます。

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 ・The City of The Damned : Apocalypse

 グラフィックがBloodベースのホラーTC系wad。マップは一つのみだが、サイズが広く造りも凝っている。どちらかというと謎解きがメインで、戦闘バランスはキツめ。サイレンと同時に亡霊が多数発生し、一定時間画面が真っ暗になるイベントが定期的に発生したり、要所で強敵との戦闘が待ち構えていたりと演出もこだわりが感じられる。
 ホラー系でバイオハザードのBGM使用というのはストレート過ぎて逆に新鮮味があり、ひょっとしたら元のゲームより印象的に使えてるかもしれない。
 ロケーションは古い屋敷に墓地に病院に霊安室に遊園地など、ホラー系の鉄板を一通り揃えた感じでよくできている。一つのマップに詰め込みすぎだろうという気もしないではないが…ZBlood+をプレイした後だとほとんどのオブジェクトに干渉できないのが不満ではあるが、これは仕方のないことか。
 とにかく強力な武器で大量の敵を殺戮する系統が多いDoom系wadの中では異色の存在。ロケーションの雰囲気を楽しみながらじっくりと進みたい人にはオススメ、謎解きが面倒な作りなのが難点か。作中で入手できる最強武器がソウドオフ止まりなので、強敵との立ち回りは工夫を要求される。それと、ラスボスはかなりブッ飛んだ強さなので覚悟しておくこと。

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 ・Pirate Doom!

 海賊がテーマのTC系wad。全体的に牧歌的な雰囲気が漂っており、Doom由来のゴリーな表現さえなければ子供向けゲームで通用しそうである。といっても子供騙しな作りというわけでは決してなく、バランス調整やレベルデザインなどはかなり洗練されていて遊びやすい出来となっている。
 美術関係もけっこう凝っていて、タイル地の床や水面などに鏡面反射が使われている。またシステム関係のテキストも海賊風の台詞に置き換えられており、とにかく雰囲気作りにこだわりが感じられる。ゲームプレイも各ステージ毎に特徴があり、Doomでは珍しい吊り天井のギミックや水中ステージ(息切れの概念はなく、移動時の挙動がかなり独特なものになる)などバラエティに富んでいる。
 難易度は段階的に緩やかに上昇していく非常にスタンダードな(そして、珍しい)出来で、兎角Final Doomあたりを参考に強力な敵をヤケクソに大量配置するwadが多い中でこれは賞賛に値する。謎解きもわかりやすいものが多く、1ステージあたりのプレイ時間も丁度良い。唯一、ジャンプ禁止仕様なのが不満といえば不満。
 武器に関して。Meleeのカットラスはかなり威力が高く、ピストル(ペッパーボックス)装備時にもAlt Fireでカットラスを振ることができる。片手にピストル、片手にカットラスというスタイルは実に海賊的で、しかも実用的。いいアイデアだと素直に思う。
 とにかく雰囲気が良く、遊びやすいバランスなので万人にオススメできるwad。これ各種素材をオリジナルのものに差し替えれば商用で通用するんじゃないかなぁ。少なくとも、百般の拡張パックより数段出来は良い。個人的には今までプレイした中でイチオシです。

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  ・Army of Darkness

 映画「Army of Darkness(邦題:死霊のはらわた)」をテーマに扱ったTC系wad。ボイス等は映画からサンプリングされたものを多数使用しており、Bloodの台詞の元ネタの数々をナマで拝むことができる。
 本格的な戦闘がはじまるのは2面からだが、その2面からかなりの数の敵が登場する。幸いプレイヤーは序盤からチェーンソーやショットガンやマシンガンといった武器を入手できるので火力不足に陥ることはないはず。
 敵や武器の種類が少ないうえに序盤で揃い踏みしてしまうので、中盤以降はややダレ気味になるか。
 全体的にイロモノっぽいイメージは拭えないが、ちょっと変わった雰囲気のwadを探しているプレイヤーにはうってつけだろう。

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 ・Brutal Doom

 死体損壊やフェイタリティといったゴア表現の強化と、リコイル表現や薬莢の実装で射撃感が大幅に増大したカスタム武器によって、破壊と殺戮の爽快感追求に特化したようなバランス調整系wad。
 これがただのイロモノに収まらず現在もっとも有名なwadと言っても過言ではない高評価を獲得したのは、たんにDoomプレイヤーの多くが悪趣味な厨坊ばかりだからではない。もしそういった偏見でこのwadを敬遠するならば、それはとても大きな損失になるだろう。
 このwadの骨子を支えるのは、他ならぬその完成度の高さにある。洗練されたグラフィクス表現は「ユーザーが望んだDoomの正当進化が形になったもの」と言っても過言ではなく、強化されたエフェクトやライティングも含め丁寧に纏められている。
 全体的にダメージが上昇し、セミリアル系に変貌した戦闘バランスも遊びやすいレベルに調整されている。
 Brutal Doomはその表面的な性質からは想像できないほど神経の行き届いた調整が施されており、アイデア先行で細部の造りが粗雑な大半のwadとは一線を画す出来となっている。
 もしDoomに少しでも思い入れのあるオールドスクール・ゲーマーなら、一度は体験してほしい。断言してもいい、このBrutal DoomはあなたのDoomを蘇らせる。

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 とりあえず今回は以上で。ZBlood系(Doom Blood、ZBlood、ZBlood+)は後日別ワクで紹介したいですのー。というか前回ZBloodとして紹介したやつ、あれDoom Bloodというまた別のwadだった。製作者は同じなんですけども。
 こうやって各種wadをプレイしていて、やはりフツフツと沸いてくるのは「俺も作ってみてぇ~」という感情ですよね。といっても、それこそ計画的にやらないと絶対に途中で投げ出すのは目に見えてるし、実際に作るとなると「かかりきり」になると思うので、たぶん作らないとは思いますが。もし作るとしても、まずノウハウ吸収のための小改造からだなー。
 個人的に好きなのはエンジンだけ利用して別ゲーを作るTC系wadなので、そうなるとどうしても手間が段違いにかかりますしね。あとは制作環境が整ってれば言うことはないんだけど…RPGツクールみたく一本のツールで気軽に作れないもんかな。Doomツクールみたいなの、ありそうでないんですよね、実際。
 たぶん作るとしたらZDoom専用になりますかね。グレさんは味わい深い2Dスプライトが好きなので、JDoomみたいなのは眼中にないのだ。2DだけならZDoomでもいいんだけど、ライティングやエフェクトはOpenGL仕様のGZDoomのほうが断然キレイなんだよなー。ただ完全に3Dで描画されているからか、GZDoomは2Dスプライトのオブジェクトが紙ッペラみたいになってしまうのが難点だけど。これ設定でどうにかなるんだろうか。

 そういやZDoom系でArenaやDaggerfallみたいなRPGを作ることって可能なんでしょうかね。個人的にはTESシリーズのシステム&Doomのレスポンス(&戦闘バランス)でRPGが作りたいんですが。Fallout3的な。
 Arenaをwadで作れるなら可能なんでしょうけど、共通点が擬似3Dってだけでエンジンの仕様はまったく別モノっぽいんで無理かなぁ。そういえばArenaとDaggerfallはフリーで公開されてますけど、オープンソースにはなってないですよね?当時MODとか作られたんだろうか。





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