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2015/12/06 (Sun)16:37
どうも、グレアムです。Fallout3です。
まずは上の写真を見て頂きたい…ええ、そうです。自作キャラが揃って同じ画面に入ってますね。これは自作コンパニオンをゲーム内に反映させたものです。いままで面倒くさそうで手をつけていなかったのですが、新しくSSを開始するにあたって遂に着手しました。
Oblivionではキャラを複製できる「CreateFullActorCopy」という大変に便利なコンソールコマンドがありまして、プレイヤーキャラを複製したあと「ShowRaceMenu」で作り直し、それをまた複製して…という手順で簡単に自作キャラをボコスカ量産することが可能でした。さらにWryeBashを使えばCreateFullActorCopyで複製したキャラから種族データをプレイヤーに移植することが可能(別のセーブデータから情報を呼び出すこともできる)であるため、SSを書くときに複数主人公で同時進行、みたいなシチュエーションを簡単に用意できたんですよね。
ただこのコマンドには色々と問題があったのか、Fallout3以降では使用できなくなりました。そのため自作キャラを複数ゲーム内に登場させるためにはGECK等の開発キットを使用しなければならず、どうしても手間が煩雑になるためいままで避けていたんです(もっとも、やろうと思えばFO3Editだけで自作キャラを登場させることは可能です。じつは上の写真で登場しているキャラがそれに当たるんですが、説明がめんどくさいので今回はそのへんは触れません)。
今回Fallout3のSSをリブートする際にも、複数の自作キャラが同じシーンに登場する場合には別データでそれぞれ撮影した写真を画面分割で合成してでっちあげる予定でした。
ただSS執筆とはまったく関係ないタイミングで、なんとなくFallout3用のコンパニオンMODを色々探していたとき、たまたま自作コンパニオンに関する記事に目を通したときに「あれ、ひょっとしてコンパニオン作るのって意外と簡単なんじゃね?」と思い、とりあえず写真撮影用途と割り切って性能その他ガン無視で作業したら、いちおうそれっぽいものができてしまったという。
そんなわけで、次回以降の話ではクレイブとカーチャが同じ画面内に写ってるとか、そういう写真を作ることができそうです。もうマスクの中身がジェリコとか、胴体だけ写っててじつは首から上がジェリコとか、そういう苦肉の策で乗り切る必要はなさそうです。やったぜ。
というわけで、今回の更新は完全に俺得でしかない話でした。
おまけ話。
上で出たOblivion用のコンソールコマンドCreateFullActorCopyについてですが、実際にゲーム内で使われた例としては、Bruma防衛クエストの後に建造される救世主像がこのコマンドを使ってプレイヤーキャラを複製したものだったりします。
たしか麻痺スペルだかAI停止コマンドを使ったうえでポーズを固定し、外観が石像っぽく見えるエフェクトをかけて「石造っぽく見える無敵の不動NPC」をでっちあげたとか、そんな仕様だったと思います。
石像っぽい外観というのは内部的には魔法エフェクトの一種で、燃えると赤くなったり、凍ると青くなったり、というのと同系統の効果なんですね。
で、事前に何も対策せず建造に至ると大抵全身デイドラ装備の禍々しい救世主像になってしまうのは、手持ちのアイテムの中でもっとも性能が良いものを装備するという「NPCの特性」に則ったものだったりします(NPCへの装備のスリ渡しに熟達された方なら直感的に理解できるかと思います)。CreateFullActorCopyはステータスから所持アイテムから魔法から全てをフルコピーするので、環境によっては動作が重くなったり、またNPCがMODアイテムを所持することで動作が不安定になったりするようです。
極稀に「石像が動き出した!」という報告があるのは、何らかのきっかけで動きを停止させていた効果が切れた(あるいは動作停止用のスクリプトが正常に作動しなかった)せいだと思われます。このへんは俺は詳しい検証をしたわけではないので、詳細はわかりません。なんらかのMODが干渉している…と考えるのが自然ですが、たしかバニラ環境(というかコンシューマ版)でも動く石像の報告例があったような…
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