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2015/12/02 (Wed)18:22
どうも、グレアムです。またPCトラブルの話だよ。
先週末の話なんですけども、PCの電源を入れたらですね、起動すらせずに停止。そこから再起動してまた起動せず停止、再起動の繰り返し。
また週末で心が暗黒色ですよ。しかも今度は間違いなくハードウェア・トラブル。この前書いたけどハードウェア面は俺の守備範囲外なんだよ!俺は自作とかしない人種なんだから!
まぁ嘆いても仕方ないのでまたPCケースをバラしたけどさ。
症状を正確に書くと、電源ボタンを押して起動、ファンの回転がはじまったものの、BIOSが起動せず停止、再起動。その繰り返し。ディスプレイに信号は行ってないようだ。この再起動ループを止めるにはケース背面の電源スイッチを切るしかない。
どうも以前電源トラブルやHDDトラブルでPCを買い換えたときとはまた症状が違うように思える。なによりBIOSが起動しない、これが非常に示唆的だ。
電源やHDDが原因だった場合、たいてい、動作が不安定でタスク進行がまちまちであることが多い。また電源が入る場合は、少なくともBIOSは起動するはずだ。HDDトラブルの場合は異音がシグナルだったりするのだが、今回はそうした前兆もない。
アテにならない俺の素人直感によると、こいつは電源やHDDではなくCPUかGPU依存のトラブルのように思える。ので、そっち方面で調査を進めることにした。
まずPCケースを開き、コンデンサを確認する。
起動トラブルの原因として可能性が高いのはコンデンサの破損だ。まずマザーボードのコンデンサを確認し、次いで前回は手をつけなかったグラボを外し中を確認する(ついでに掃除もしておく)。しかし、見た目でわかるような異常は確認できない。
電源ボックスも外装を外して中を確認するが、これといって妙な部分は見当たらなかった(解体するにあたってネジ部分に安全シールが貼ってあったが、もとより保障期間外でメーカーに修理を出す気もないので剥がしてしまった)。
コンデンサはどれも破損していない。それどころか、僅かに膨張してすらいない。向こう数年は問題なく戦えそうな面構えだ。まったく頼もしい。
せっかくなので前回のトラブルで試さなかったCMOSクリアもしておく。マザーボードにセットされているボタン電池を外すのだが、これがまた固い!外すのに一苦労する、が簡単に外れるようでは困るので、こればっかりは仕方がない。それに固いといってもセガサターンほどではない(あれはマジで外させる気ねぇだろうってくらい難儀する)。ボタン電池を外しマザーボードの電源が完全に切れるまでの間、念のため幾つかのファイルをサブPCにバックアップしておく。
毎度お世話になっているSATA/USB変換機を使ってデータをコピーするわけであるが、やはりHDDそのものは快調に動いている。こいつは原因ではなさそうだ。
バックアップを終え、ボタン電池をふたたび入れたらPCケースを組み立てて作業は終わりだ。
はっきり言って、今回俺がやったこと(というか、俺にできたこと)と言えばグラボの掃除とCMOSクリアだけだ。これで問題が解決したようには思えないが…とりあえず、電源を入れる。が、やはりBIOS起動前に落ちる。
だめか…
再起動をはじめるPCに、俺が諦めてケース背面の電源スイッチを切ろうとした、そのとき。
…ファンが止まらねぇぞ?
俺がスイッチを切ろうとした、その直後、こんどはファンの回転が続いていることに気づく。ディスプレイを見ると…正常に起動してるじゃないか!
だが、俺の心は晴れなかった。なぜなら一発で起動しなかったということは根本原因は解決していないということであり、二回目の再起動で無事に立ち上がったのはたまたま、運が良かっただけというのが容易に想像できたからだ。
しばらくPCを操作していたが、動作そのものは安定している。ためしにFOOK2+MMMにMidhrastic ENBというヘヴィ設定のFallout3をしばらくプレイしてみたが、フレームレートの低下や不具合は見られなかった。
どうやら起動に成功しさえすれば動作は安定しているようだ。さて、これをどう見るか。
しかしCMOSクリアは役に立ったのか、立たなかったのか…
……
…… ……
…… …… …まてよ?
そういえば、CMOS用ボタン電池の寿命ってどれくらいだ?
調べてみたところ、もののページによっては五年前後で劣化するという。しかし「なにをもって五年とするか」が書かれていなかったため、あるいは電池の個体差や、PCの使用状況(利用頻度)によってはそれより早く劣化するのではないか、と判断。以前書いたように、俺のPCはちょうど購入して四年を迎える。充分に射程範囲内と考えていいだろう。
もしCMOS用ボタン電池の劣化が原因なら、BIOSが立ち上がらず再起動を繰り返していたのも、今回たまたま起動できたのも、起動後は動作が安定しているのも、すべてに説明がつくんじゃないか?
たとえるなら、切れかけの電池が入った手のひらピカチュウ(懐かしいな!)が普段は「びがぢゅう゛…」という、地獄の亡者のような声を上げるのに、稀に「ぴかちゅう♪」という美しい声を聞かせてくれるときがあるように。
なにが言いたいかっていうと、声が出るおもちゃは切れかけの電池を入れて遊ぶと楽しいよそうじゃなくて、劣化して電圧が不安定な電池を使っているため、今回起動に成功できたのは本当に運の産物だった、ということだ。
そうとわかれば対応はやりやすい、新しい電池に交換すればいいのだ。
後日、新しいボタン電池を購入しPCにセット、動作確認をする。
果たして、結果は…一発で起動に成功!
原因は…CMOS用ボタン電池の劣化だったか!
もちろん、まだそうと断定できるわけではない。今後似たような不具合が出る可能性はあるし、そのときは今回たまたま起動に成功しただけで根本原因はなにも解決していないのに俺がぬか喜びしていただけということになるが、そうでないことを祈りたい。
なんにせよパーツを交換、ってことになると、PC買い替えとまでいかずとも大層な出費になるので、俺はかなりネガティヴな精神状態だったのだが、当面は安心できそうでなによりだ。
いちおう原因を調査していたとき、最悪のケースも考えてPCの値段を調べたりもしていたのだが、いや、高くなったね、PC。
というか俺がいまのPCを買ったのがちょうどタイの洪水が起きた直後で、価格調整が入る前の一番安い時期だったんだよね。当然予測はできたことだけど、こう数字で見ちゃうとショックだね。
なにより今の経済状況では新しいPCなんぞ買えません。ただでさえ本買うために食費削ってる状況なのに。
そんなわけで最近の恒例となっているPCトラブル記事でしたが、なにが酷いって、どれも関連性がなくて原因が独立してるトラブルだっていうのがね。なぜか直接関係のないトラブルが立て続けに降りかかってきてるという。今年の年末は天中殺かなにかか。
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