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主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。 生温い目で見て頂けると幸いです、ホームページもあるよ。 http://reverend.sessya.net/
2020/02/03 (Mon)19:10


 
 
 
 
 
 俺様の名はクレイド・マクドゥーガル、考古学者にして正義の勇者だ。
 剣と魔法のファンタジー世界で、超古代に栄えていた機械文明の研究をしていた俺様は銃や車といったアーティファクトの再現を試み、それらのハイパーすごい道具の数々を使って悪党どもをぶちのめしまくっていた、いわゆるヒーローというやつだったのさ。
 ところがある日、いきなりケアンとかいう世界に召喚されちまったもんだからサァ大変だ。死霊軍団を退治しても平和は訪れず、今度はギャングに生活を脅かされることに。こいつは正義の銃弾を叩き込んでやらねばならんぜ!
 
 
 

 
 
 

Grim Dawn

-異世界勇者之終末奇譚-

第四話

 
 
 

 
 
 
 
 
 イセリアルに憑依されていたデビルズ・クロッシング刑務所の元所長ウォードン・クリーグを撃破したクレイドは、生存者たちが抱える物資の略奪を目論むクロンリー・ギャングの巣食うアーコヴィア丘陵へとやって来た。
 挨拶代わりに前線のキャンプを襲撃したクレイドは、ギャングの幹部シャンクス討伐に成功する。
 
 
  >>エドマンド・"シャンクス"・ドイル:
「ガフッ、くそっ、てめぇ…ダリウスを敵に回して、ただで済むと思ってんのか!?せいぜい、ここで死んどきゃ良かったと…後悔することになるぜ……!」
 
 
  >>クレイド:
「おーおー、ご立派な悪党台詞ですこと。しっかしコイツ、名前がシャンクスとは…やはりシャンクスは複数いた…?こいつは悪いほうのシャンクスか?赤髪どころかハゲてるし、片腕じゃなく片目がやられてるけど」
 
 
  >>エドマンド・"シャンクス"・ドイル:
「なんの話だ……?」
 
 
 ひとつなぎの大秘宝話はさておくとして、クレイドはクロンリー・ギャング壊滅の足掛かりとしてオールド・アーコヴィアで活動している放浪民たちのキャンプからの協力を仰ぐことになった。彼らはアーコヴィア一帯を偵察していたモルネーと友好関係にあったのだ。
 
 
 
 
 このあたりでクレイドのレベルが25になり、ガンスリンガーのタリスマンを製作&装備することで二挺拳銃が可能になった。これぞ真性のハリウッド・ヒーロー・スタイルである。
 その後アーコヴィアの放浪民を統率する男クエイドからの依頼を受け、ギャングの拠点を荒らし回りつつ鍛冶場を破壊することで武器の供給をストップさせることに成功したクレイド。そのまま余勢を駆って鉱山の隠れ家へと突入したクレイドは、ギャングのリーダーであるダリウス・クロンリーの首を取らんと意気込んだのであるが…
 
 
 
 
  >>クレイド:
「なァんか…隠れ家に潜伏してたギャングのなかに、明らかにイセリアルに憑依されてるっぽい連中がいるんだけどな?」
 
 
 エメラルド色の輝きを放ち、この世ならざる力…この世界における魔術エネルギー"イーサー"と根は同じものであるが、その扱いは人間の魔術師とはまったく異なる能力を操るギャングたちを前に、クレイドは疑念を隠せない。
 やがてクレイドは、かつてデビルズ・クロッシングで難民として避難していたはずの男の姿を発見する。
 
 
 
 
  >>ディレニ:
「これはこれは、新参者の勇者様ではないか!お前に個人的な恨みはないが、バーボンなぞに与する厄介者を殺せばダリウスはさぞかし喜んでくれるだろうよ!」
 
 
  >>クレイド:
「…なんだ、この、やたらに自己主張の強いモブは?こんなヤツいたかなぁ…ひょっとして、専用のクエストがあったのを俺様が見過ごしてた系?だいたいが洋ゲーのそこらへんにいるハゲのオッサンつー没個性的な風貌なんだから、せめても名前をアナルマンとか、デカマラスとかパンチのきいた感じに改名でもせんと区別がつかねーってばよ」
 
 
  >>ディレニ:
「くだらん軽口をほざいていられるのも今の内だ、小僧!俺はもともとデビルズ・クロッシング刑務所に収監されていた囚人でな、バーボンとそのお仲間に力づくで安全な場所から追い出されたあと、難民のフリをしてこっそり舞い戻り潜伏していたのさ!水質の汚染など破壊工作をしていたのもクリーチャーどもではなく俺の仕業よ!どうだ、驚いたか!?」
 
 
  >>クレイド:
「シブイねェーおたく、ご立派な悪役ムーブをかましてくれてたみたいじゃないの。しかし、ちょいとばかりバケモノの力を恵んでもらった程度で、この超偉大なる勇者様の前にクリボー、じゃない、ノコノコと現れたのは、シブくないんじゃァーないの?」
 
 
  >>ディレニ:
「抜かせ、捻り潰してくれるわ!」
 
 
 襲い掛かってきたディレニを難なく倒したクレイドは、とうとうダリウス・クロンリーと対峙した。
 
 
 
 
  >>クレイド:
「おっかしいと思ってたんだよねェ、アーコヴィアにリフトゲートがあるってことは、アレはイセリアルの置き土産みたいなもんだからさ、グリムドーンのときに来てたはずなんだ。同じようにリフトゲートが開いてたローワー・クロッシングやバーウィッチは死霊どもが盆踊りの真っ最中だったってのに、このあたりじゃイセリアルの姿を全然見かけないのはどういうこった?ひょっとしたらギャングどもが退治してくれてたのかもと思ってたが、なんのこたァない、普通に考えりゃ…アンタらとグルだった、てぇ以外の展開は思いつかんわね」
 
 
  >>クロンリー:
「バーボンの犬風情が、知ったふうなことを言うじゃないか?いずれ世界はイセリアルのものになる、人間が世界の頂点に立ってた時代はとっくに終わったんだよ。お前も一度は憑依されかけた"なり損ない"なりに、俺たちの側についたらどうだ?そうすりゃあ、いますぐに惨たらしい死を迎えるよりはマシな生き方ができるだろうよ」
 
 
  >>クレイド:
「それは誰が誰に向かって言ってんだい、えぇ?ダリウス・クロンリーか、それとも、クロンリーに憑依したイセリアルか?まァどっちがどう言ったからって、俺様の返事が変わるワケじゃあないがね」
 
 
  >>クロンリー:
「じゃあ死ぬしかないな!このダリウス・クロンリーの恐ろしさを知らんとは、つくづく哀れなヤツよ。グリムドーン以前はパブリック・エネミー・ナンバーワンだったこの俺の名前を聞くだけで、子供は悪夢にうなされ、男どもは恥もかなぐり捨てて裏路地に逃げ込んだものよ!」
 
 
  >>クレイド:
「なにおう、この俺様だって、元の世界ではファッキン・ヒロイック・スーパースターだったんだぜ!男どもは俺様に憧れ、女どもは股を濡らし、子供だって構わず食っちまう!それがこの俺、クレイド・マクドゥーガル様だ!」
 
 
  >>クロンリー:
「なにぃ貴様、小児性愛者か!まさかこの俺よりも最低な犯罪者を目にする日が来ようとはな!恥を知れ、下劣の徒め!」
 
 
  >>クレイド:
「なんだとう!?小児性愛が許されんというなら、小児愛好癖で我慢してやるわい!」
 
 
  >>クロンリー:
「ど、どう違うんだあっ!?」
 
 
 …かくして、犯罪王ダリウス・クロンリーとロリコン勇者クレイド・マクドゥーガルとの壮絶な戦いの火蓋が切って落とされたのである。股間も切って落とされればいいのに
 
 
 
 
 そしてなんやかんや色々あり、クレイドが勝利を収めたのであった。
 
 
  >>クレイド:
「さすがに余裕綽々とはいかんかったけどもね。それにしても、イセリアルに憑依されると人は脳筋になるのか…?ていうか、イセリアル自体はなにやら壮大な目的のために動いてるようだが、憑依先の宿主の選定を尽くミスってる気がするんだよなあ。拷問マニアのおウドンに、犯罪者のクロンリー…人間を利用するにしても、もっとマトモな人選があるでしょうに」
 
 
 
 
 おそらくはクロンリーがオフィスがわりに使っていたであろう空間の先に、ひっそりと隠れるようにイーサーの研究設備があることを確認したクレイド。
 バーウィッチの死霊軍団とは異なり、クロンリーは部下に生きたままイセリアルの力を与え操っていたようであるが、そのためにウォードンほどではないにしろ、人間を使った数々の実験をしていたことは確かなようだった。
 
 
  >>クレイド:
「対イセリアルの研究資料として、残しておけば役には立つのかもしれないけど…こういうのは、後腐れなくぶっ壊しちまうのが人類のためなんだろうな、やっぱり」
 
 
 元いた世界では考古学者だったクレイドは、自らの研究結果を決して市井に広めるようなことはしなかった。それは勿論、銃火器を自分だけに許された力に留めておこうという下心からだったが、同時に、強力な兵器が巷に溢れるようになれば戦争や殺戮の歯止めがきかなくなることを懸念していたためである。
 どれだけ科学や文明が進歩しようと人間の本質そのものは何も変わりはしない、だからこそ、行き過ぎた技術開発はいつだって人類を滅ぼす…自身の研究から、かつて栄華を誇った数々の文明が最終的には崩壊への道を辿ったことをそう結論づけたクレイドは、たとえ研究過程で有用な技術を発見しても、それを無闇に拡散はすまいと心に誓っていたのであった。
 その決意を再確認するかのように…クレイドは、クロンリーの研究設備を跡形もなく破壊した。
 
 
 
 
 
 [次回へつづく]
 
 
 
 
 


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