---

　どうも、グレアムです。
　俺にとってバレンタインといえば絵を描く日。しかし、ただ女の子がチョコ持ってる絵ってのも芸がないし何かネタはないもんかと二部アニメを見ながら考えていたところ、どこかから降りてきた神様が「シーザーが女の子だったら胸キュンじゃね？」と囁いてきたので今回のネタをでっち上げました。
　もちろんこの時代にバレンタインのチョコをあげる風習なんざ有り得るはずもないのですが、まあそこはそれ。

＜＜　しーじーまーのー　そーこーかーらー　＞＞
↑上のリンクはHPにて公開したバージョン。背景つき、アニメ版準拠カラー。

　口調は基本的に原作ママで。レディ・シーザーは俺っ子、ここは譲れない。
　貧民街育ちで口が悪いヤンキー娘だけど、仲間には優しくて義理堅い女の子とか最高じゃないですか。そんな娘が主人公と喧嘩別れしたあと、神砂嵐喰らってズタボロになった挙句瓦礫の下敷きになって死ぬとかもうこれは…泣くだけじゃあ済まない……
　勘違いして欲しくないのは、たんに肉体が女の子ってだけじゃなく、表面上は男っぽく装っていても精神の根っこは女の子であるという、そこを強調したい。
　ワムウ戦の前、ジョセフと喧嘩する場面では思わず泣いちゃったりするんですよ。涙を拭って決戦に挑むんですよ。けなげな！

　ちなみに他の登場人物の性別は原作のままでお願いします。
　まわりが屈強な男だらけの中で、女の子が一切の引けを取らず渡り合うのがいいのだ！ということで。もちろんワムウ相手にも「舐めんじゃねぇッ！」って言いながら果敢に立ち向かってゆくのですよ。

　ジョジョとはあくまで親友関係ということで。ノット恋人。無理にくっつける必要はナシ！
　義理チョコをあげるのも、純粋に友達を思いやる親切心からだという解釈のほうが「実は惚れてる」とかいう設定よりも胸キュンだと思いませんこと？

---

　複雑な気持ちでシーザーから貰ったチョコを見下ろすジョセフ、その後スージーＱからチョコを受け取ったところをシーザーに目撃される。
　最初は冷やかしだと思ってたシーザーはジョジョをからかうが、スージーＱの態度がまんざらでもないところを見て仰天。

シーザー「え、なに、嘘。マジ？もしかして義理じゃなくて本命なの？まさかネッシーより希少な人間がこんなに身近にいるとはなー。いや、おったまげた…おいおいジョジョ、この果報者めー！なぁんだ、こんななら俺がチョコあげる必要もなかったか？スージーＱは料理得意だからなー、まっ、ナポリタンは俺のほうが得意だけどな！」

　ジョジョとはあくまで親友、恋愛感情を抱いていたわけではないシーザーは純粋に二人の仲を祝福しつつも、誰に頼まれたわけでもない薀蓄を語りだす。

シーザー「イタリア人は国と血筋に誇りを抱いている。家庭料理もまた然り！美味いナポリタンが作れない女はイタリア人とは呼べねーのだ（ジャン）」
ジョジョ「じゃあ今度作ってくれよ。どうせハッタリだろー？」
シーザー「んー？…今度な！」

　しかし彼女の手作りのナポリタンをジョジョ達が口にすることはなかった。
　決戦のときが迫っていたからである…

---

　以上、妄想はこんな感じで。
　ちなみにマルクの恋人はシーザーがドイツに住んでる女友達を紹介してやったとか、そういう改変で。「マンマミーヤ、そいつはめでたい！」って言いながら笑顔で抱きついてくる女友達いいよね。
　リサリサとは母娘みたいな関係なんじゃないかなぁ。もちろん修行のときは師匠と弟子の間柄、厳しい態度で臨むのだけれど、日常生活においてリサリサはスージーＱと接するのと同じように優しく気さくに振る舞ってくれるのですよ。
　女神のように慕っていた、というのも、同姓であればまた違ったベクトルでの解釈が可能ですよね。カッコイイ大人の女性であるリサリサにシーザーちゃんはメロメロよ！もう「おねえさま、一生ついていきます！」みたいな感じなんですよきっと！見事にレディースの上下関係だこれ！おっかねぇ…