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主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。 生温い目で見て頂けると幸いです、ホームページもあるよ。 http://reverend.sessya.net/
2024/11/24 (Sun)02:53
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2015/02/19 (Thu)19:35


「こ、このエビ反り女殺しの手口は…ッ!」
「ブッチャーはおまえが捕まえたはずじゃあなかったのか!?なぜまたこんなことが起きたのだ!」
 東帝都商社と契約関係を結ぶべくウィンドヘルムに立ち寄った俺は、かつて捕らえたはずの連続殺人鬼ブッチャーと同じ手口で殺された女性の亡骸を目撃する。
 誤認逮捕か?模倣犯か?真実は何処に!?

 …俺の名はアーケイド、名探偵だ。もちろん嘘だ。




「おまえはあまり良い探偵ではなかったようだな。言っただろう、私も犯人を捜していたのだと!」
「う~…言葉もねぇ」
 かつてブッチャーと目されウィンドヘルムの牢獄に幽閉された宮廷魔術師ウーンファースに会いに行く。どっちかっていうと、あれは半ばヨルレイフの独走だったんだが…まさか容疑者に直接意見を求めに行くなんてアホな真似をするわけにもいかなかったしなぁ。
「前もって言っておくが、恥だの名誉だのといった戯言はナシだ。もしアンタが犯人逮捕に繋がる情報を持っているなら、それを俺に伝えることが街の住民の生死に関わる…そのことだけを考えて決断を下してくれ」
「フン、所詮は余所者らしい考え方だな…まあいい。ブッチャーの行動には規則性がある、パターンというやつがな。私の調査によれば、ヤツは今晩石地区で凶行に及ぶはずだ」
「今晩…って、もう日が沈んでるじゃあねーかッ!」
「急いだほうがいい、手遅れになる前に!」
 ウーンファースの言葉を聞き、俺は急いで城を飛び出す。
 その日俺は…誤認逮捕と、それに伴う被害の拡大を招いたという自責の念もあったろうが…日が昇るまでずっと石地区を監視していた。だが、遂にブッチャーは現れなかった…

「クソッ、監視の目を悟られたか?あるいはウーンファースの読みが外れたか、あのジジイ俺に嘘をつきやがったか…ともかく、一旦調査は打ち切りだな。さすがに徹夜は堪えるぜ…市場で鍛治仕事をしてから眠って、また今夜ブッチャーの捜索にあたるか」
 眠い目をこすりつつ俺は鍛冶場で鍛造した鉄のダガーを大量にぶら下げ、市場の隅の放置されている付呪器へと向かう。




「なんか露店のショーケースに並んでたっぽい武具類が散らばって宙に浮いてるし。初期配置されてる道具は重力の影響を受けないのか?でも食料品なんかは部屋に入った途端に吹っ飛んだりするしなー。面妖な…って」
 そのとき俺は、市場のど真ん中で驚くべき光景を目にした。
「…って、おい」
 市場を見物する女性、その背後にピッタリくっつく男。その手には、ダガーが握られている。
 手を下すタイミングを見計らっているのか、衆人環境であるにも関わらず武器を手にしたままじっと様子を窺っていた。
「…~~~んなああぁぁぁぁにやってんだあぁぁテメエエェェェェッッッ!!」
 ひょっとして、こいつがブッチャーか!?
 いや待て、たまたま間違えて護身用の武器を抜いただけの可能性もある。ここはひとまず生命探知の魔法でオーラを見て、紫のオーラなら話しかけて事情を聞こう。赤いオーラが出たら即、ブッ殺してやる!
 ブォウォウォウォウォウォン。
 俺が生命探知の魔法を使ったその直後、男はくるりと背を向けてその場から逃げ出した!
「間違いねぇ、あいつだ!オーラは紫だったが…ただこの魔法、たまにフォースウォーンや死霊術師も紫で検知するからなー。おかげで何度酷い目に遭ったことか。ともかく、ヤツを追わなければ!」




「男が武器を抜いて近づいてきたら、衛兵は緊張するだろうな」
「いまそれを俺に言ってどうすんだこのボケッ!」
 ブッチャーらしき男を追いかける俺、しかし周辺住民や衛兵たちはまるで素知らぬ顔である。
「(まずいな、もしここで殺っちまったら俺が捕まる可能性もあるのか!?しかし、いずれにせよヤツは隠れ家に向かうはずだ。そこで決着をつける!)」

 やがて男は初期の調査で俺が訪れた廃屋へと引っ込み、俺が屋内へ踏み込んだ途端、ふたたびダガーを抜いて襲いかかってきた!
「馬鹿野郎め…蜘蛛の巣の中に飛び込んだのはお前のほうなんだぜッ!」
 俺は50%強化冷撃呪文を連続して叩き込み、すかさずブッチャーを無力化。




「ま、まさか殺さないよな…!?」
「死んでお前が殺した女たちに詫びてこい、クソ野郎!」
 命乞いをするブッチャーに、俺はとどめの一撃を容赦なく撃ち込む。
「しかしこいつ、いったい何者だ?」
 ブッチャーが所持していた鍵は骨董品店のものだった。
「カリクスト・コリウム…こいつの骨董品店には一度盗みに入ったことがあったな。品揃えのショボさにガッカリした記憶はあるが、そういえば店主と会ったことはなかったんだったな…たしか、施錠された宝箱があったはずだが」
 ピッキングで破ることのできない特別製の錠前を鍵で開け、箱の中に入っていた日記を読む。
「どれ…愛する妹を失い、死霊術で蘇らせようとした、か。ありふれた悲劇ってヤツだな。大切な者を失った悲しみを知るなら、それを他人への思いやりへ変えることもできたはずなんだがな。俺が一番嫌いなタイプのクズだよ、こいつは」

 その後ヨルレイフへ報告へ向かい、事後報告を済ませる。
「我々の間違いを正してくれて感謝するよ。それと、ウーンファースを早く牢から出してやらんとな」
「…アッサリしたコメントをありがとうよ。って、あのジイさんもう俺の後ろにいるし」
 ウーンファースに睨まれつつ、まあ怨まれても仕方ないというか無理もないというか当然ではあるんだが、とりあえず俺はウィンドヘルムを出て北の海沿いからマルカルスへ向かうことにした。
「とりあえず、今朝の市場で犠牲者が出なかったことだけが救いだぜ」




「こいつ、俺の弓や魔法に怯まねぇ…だと!?」
 古代ノルドの墓にて、ドラウグル・デス・オーバーロードと戦闘。
 はじめは苦戦を強いられていたデスロードも弓や冷撃魔法の怯み効果は有効なため、最近はたいした苦労もなく倒すことができていたので油断していたが、こいつは俺の攻撃に一切動きを止めず襲いかかってくるためダメージを避けることができない!
 地形を利用し逃げ回りながら攻撃することでどうにか倒すことができたが、ひさしぶりの強敵相手にやや疲労を覚える。
「くそっ、ひさしぶりだぜ…ポーションをガブ飲みしながら戦ったのは。こんなときボルガクがいればなー、もう多少は上手く立ち回れたはずなんだが。たまの一人旅もいいが、やはり仲間がいたほうがいいかもな」




 その後別の場所でドラゴン・プリーストと対決。
「こいつ、ヘブノラークと同型の敵か!?魔法のスタイルは俺と同じ冷撃…撃ち比べか!面白ぇカビ野郎!相手になるぜ!」
 突如目の前に出現し、隠れる間もなく交戦となったので得意の隠密弓を封じられた俺は真っ向から敵に立ち向かう!
 そして、勝利。
「こいつ、ヴォルサングっていうのか。こいつの仮面は軽装カテゴリか、いいねぇ。正直ヘブノラークの仮面は実用に耐えなかったんだが、これは充分使えるぜ」




 スカイリム北部、アイスウォーカー桟橋近くのキャンプで一夜を過ごす。
「海の向こうに城が見えるが…いや、いまは関心を持つべきじゃないな。いまあんな場所に行ったら収拾がつかなくなる…」




 食事を終えキャンプを出立してすぐ、近くの森から連続して爆発音が響く。
「おおおお、な、な、なんだ!?迫撃砲か何かか!?」
 あまりに派手な音にビビるが、気を落ち着かせて周囲を観察することに。
「ま、近代兵器なわきゃーないよな。魔法か…いったい、なんなんだ?」
 どうやら野良魔法使いが喧嘩しているようだ。
 炎呪文と冷撃呪文の使い手が一対一で戦っているらしい、決着がついた途端に野次馬の俺にも襲いかかってきたので即座に矢を撃ち込んだが、それでも魔法の威力が半端ではなく、回復用のポーションをけっこう消費してしまった。
「魔法使いとの喧嘩は極力避けたいんだぜ。厄介なくせに金目のモン全然持ってないからな」




 オークの要塞モル・カズグールにてボルガクさんと再会。ふたたび行動を共にする。
「あのー、ところで俺があげた鎧一式はどうしたの?」
「ちゃんと持っている、心配するな。男からもらった装備を後生大事に着込んでいるなど、未婚の女としては体裁が良くないのでな」
「でもドーンブレイカーは気に入ってんのね」

 ボルガクとともに懐かしのマルカルスへ到着、しかし夜間の到着が仇となったのか吸血鬼が暴れている現場に遭遇してしまう。
「こいつら本当にどこにでも湧いてきやがるな、土から取れるのか木から生えるのか、それとも鉱物と一緒に採掘できるのか?とはいえ早期に決着をつけたし、周辺住民に被害はなかったようで何よりだ」
 吸血鬼を退治した俺はあたりを見回し、吸血鬼とヘルハウンド以外の死体がないことを確認。
 その日はモラグ・バルの祭壇が地下に眠る廃屋にて夜を過ごしたのだが…

 翌日、俺のもとへ元気良く駆け寄ってくる姿あり。
「…なんかイヤな予感がする」
 配達人から渡されたのは、遺書。




「まさか水の中に落ちてたとは…あの暗い中じゃあ見つけられないわけだな」
 先日の吸血鬼との戦闘で、じつは一人の市民が命を落としていた。
 彼の名は、オムラング。シドナ鉱山の作業員だ。
「こいつのことはよく憶えてるぞ…いつも溶鉱炉の前でぶつくさ文句を言ってたやつだ。こいつのために監督官を説得して労働条件の緩和に協力してやったことがあったっけ。気前良く報酬を払ってくれたっけな。いい思い出だ」
 俺は彼の死体を自ら引き上げ、肩を震わせながらつぶやいた。
「オムラングは…ただの若者だった…普通の人々と同じに…俺はこいつの家族のことは知らんし、恋人もいた形跡がないし、国のことはたいして愛してなかったかもしれないし仕事もそんなに一生懸命じゃなかったかもしれんが、それでも懸命に日々を生きた、ただの青年だった…ただの若者だったッ!」
 そして俺は怒りの咆哮を上げる。
「畜生、吸血鬼どもめ!絶対に許さねぇ、たとえどんな理由があっても、この青年を殺した、ただその一点でお前らは俺に一片の容赦もなく絶滅させることを誓わせたぞッ!」

 果たして、俺が吸血鬼と対決するときは来るのか。




 新たな怒りを胸に秘め、ボルガクとともにホワイトランへと向かう。
 ラグンヴァルドという古代ノルドの遺跡にてふたたびドラゴン・プリーストと対決。
「こいつの仮面は魔法耐性か…重装カテゴリねぇ。うーん、正直微妙。ヴォルサングのが優秀、てか俺好みだな」




 街道沿いを歩いていると、ほぼ非武装に近い男が一人で歩いているところを発見する。
「この流浪の吟遊詩人もムアイクと同じくらいどこにいても見かけるよなー」
 で、おまえの名前なんだっけ。




 オールド・フロルダンという宿にて休憩、どうやらここのダブルベッドはかつてタイバー・セプティムが利用したことがあるらしい。宿の女主人はそのことを誇りにしているらしく、あえて手入れをしていないのか埃も溜まっている。
 それはそうと、スカイリムの住民はあまり着替えという概念がないらしい。たとえばシロディールの衛兵なんかは就寝時は私服に着替えてたものだが。

 翌朝、女主人の悲鳴で目が醒める。
「なに、幽霊が出た、だってぇ?たいていは心残りがあるだけで、願いを聞いてやれば消える無害な存在なんだが、たまに問答無用で襲いかかってくるヤツもいるからなー。俺も気をつけておくか…」
 たぶん夜中に出たのだろう、夜が明けたいま、とっくに幽霊は姿を消したものだと思っていたが…




「…って……」
 ムシャムシャ。
「いまもすぐそこにいるしメシ喰ってんじゃあねーかッ!なんだこれ!」
 どうやらこの幽霊はかつてタイバー・セプティムとともに戦ったことがあるらしく、彼が所持していたという剣を要求してきた。
「剣の譲渡を義兄弟の契りの証とする、か。まるでヤクザの兄弟盃だな」




 道中で吸血鬼・デスハウンド・サーベルキャットに襲われる一般人を発見。慌てて助けに入る。
「よく死ななかったな!と思ったら子供か!?近くに親らしい姿はねーし、こんなところで何やってんだ」
 どうやら彼らは近くのドゥーマー遺跡から集めたガラクタを売って生計を立てているらしい。
「おっさん、なんか買っていってよ!」
「いや、花ならまだしもだな…重いだけの金属クズを買う気はさすがにないぞ。気の毒だが…そうだ、君らが行った遺跡の場所を教えてくれるか?地図にマーキングしてくれたら金を払うぞ」
 養子を取る気こそまったくないが、基本的に俺は子供には友好的である。




 フォースウォーンの棲むハグロック要塞にてヒャルティ(タイバー・セプティムの数ある渾名の一つらしい)の剣を回収。
「ここには一度来たことがあったはずだがなー。たしか囚人を連れたサルモールの兵とフォースウォーンが小競り合いしてた記憶があったが。こんな部屋あったか?ていうか、ディベラってこんな血生臭い神様だったっけ」
 上階にいたフォースウォーン・ブライアハートを倒し、ディベラの祭壇を一望して絶句する俺。




 亡霊に剣を届けて昇天するのを見守ったのち、ふたたびホワイトランへの旅路を急ぐ。
「ボルガクさん、あれ見て。スプリガンとハグレイヴンが戦ってる…ああいう連中はみんな仲間だと思ってたけど、案外複雑な敵対関係があったりすんのかねー」




 そういえばと、オールド・フロルダンの女主人が渡してくれた懸賞金リストの存在を思い出し、マルカルスの首長がドルアダッチ要塞に潜伏しているフォースウォーンに賞金をかけていることを知った俺は討伐へ向かうことに。
 ドルアダッチ要塞には、見覚えのある面々が居座っていた…
「まさに海老で鯛を釣るというか、まさかマダナックがこんな場所にいたとはな…!」
 かつてマルカルスでのシルバーブラッド絡みの騒動で関わったフォースウォーンの王、そしてその一味。
「脱獄のときに協力した間柄ではあるが、そのあとは一切の後腐れなしと互いに確認した、それを真実のものとするときが来たか!」
 俺とボルガクはマダナック率いるフォースウォーンの一団と直接対決し、そして勝利を手にする。
「まぁ、マルカルスの首長はお前の首に金は払ってくれんだろうがな。残念だが…ともあれ、これで貴様らとの余計なしがらみはなくなったわけだ。安らかに眠りな、ゴミ溜めの王よ」




 ランヴェイグのファーストという古代ノルドの遺跡にて、謝罪しながら襲いかかってくる妙な亡霊の一団と戦闘になる。
「なんだこいつら、どうやら何らの作用で自らの意思に関係なく亡霊と化してるみたいだが…」
 しばらく進んだところで、妙なオブジェクトを発見。いかにも落とし穴のような装置だ。
「どうする相棒」
「うーん…落ちてみようか?」
 しばし逡巡したのち、ボルガクとともに装置を踏んで下階へ落下。たいした高度もなく着地した先はなんと鉄格子の中だった。




「フフン、欲というのは容易に死地へと向かわせる…落下の衝撃で死ななかったのはちと妙だが。たいていは命を落とすのだがな」
「言いたいことはそれだけか、手前(てめぇ)」
 なんか偉そうに講釈垂れようとしていた男を即座に矢で射殺し、鉄格子の扉にぶら下がっていた錠前を解除して脱出する。




 どうやら男は助手をゾンビとして使役していたらしい、主人の死とともに動かなくなった彼女を魔法で蘇らせる。その光景に驚くボルガク。
「相棒おまえ、死霊術なんか使えるのか!?」
「ま、たしなみ程度ですがね。アー、アー、聞こえます?できればここの状況とか、あなたの主人について聞きたいことがあるんですけども」
『アー…ウー…』
「駄目だこの死体あ行しか喋らねぇ。俺はじめてこのテの魔法使ったけど、うーん、あんまり悪趣味な真似はしたくないし、実用じゃあないかもなー」
 その後周辺を捜索し、どうやら俺が殺した男…ウォーロックのシルドというやつは、学術目的ではなく拷問そのものが目的で冒険者や山賊を捕まえ殺していたらしいことを知る。
「なんて野郎だこいつ、早々(さっさ)と殺してよかったぜ。たぶん妙な亡霊がうろついてるのもこいつの仕業だろうな、まったく活動的なクズほど始末に終えないものはないぜ。ヒキコモリはヒキコモリらしく外界に迷惑かけず大人しくしてろっつーのよォー」




 気を取り直しホワイトランへと向かう。いつ着くんだろう…
「でー、山賊に襲われてる一般人を助けたらやっぱりっつーかなんというか、またお前かムアイク!」



→To Be Continue?



 どうも、グレアムです。鍛治スキルが100になったら付呪すら必要なく金策できるようになりました。鍛冶屋で適当に材料買って、鍛造した武具を強化して売れば店の残額をゼロにできるという。そもそもNPCの装備に強化の概念がないので、プレイヤーが一方的に強くなれる仕様なんですよねコレ。たぶん鍛治使うのと使わないのとでは難易度に天地の差が出る。
 鍛治と付呪100だけで相当に強くなるので、錬金術は見送りでもいいかなーとか考えている。けっこう店売りの薬だけでどうにかなるしね。それに付呪は名前つけようとするとかなり時間かかるので薬使う前提だと制限時間がキツいのである。









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