主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。
生温い目で見て頂けると幸いです、ホームページもあるよ。
http://reverend.sessya.net/
2011/07/28 (Thu)14:17
なにやらとてもインモラルな響きのするタイトルだが、基本的にはアキバから中国・タイあたりのパチモノゲーム事情(マジコン、コピー含む)を赤裸々に描いた本である。いや、充分にインモラルか……
ハッカーズというタイトルではあるが、ハッキングはもとよりインターネットに関連する記事自体がとても少ないのは10年以上前の本だから仕方のないことか。個人的には、インターネットがいまより健全ではなくギークの領域だった頃のハッカー武勇伝などが読みたかったのだが、そういうコンセプトの本ではないからしょうがない。
違法行為をメインに扱ってはいるものの、ヤの字とかマの字とかはほとんど登場せず、「これはマジでヤバイんじゃないの…」といった暗い内容の話はほとんど登場しないので、ときおり挿入されるマミヤ狂四郎氏の味のある漫画とともに読みやすい一冊に仕上がっている。
基本的にはコピー品をどこでどうやって買うか(あるいは作るか)といった内容なのだが、著者の犯罪でもなんでもない体験記も多く、タイではときメモが人気でタイ人のオタクはときメモで日本語を習得したせいか全員オネエ言葉で気色悪い、などというクソの役にも立たないトリビアを手に入れることができる。
余談だがタイは現在でも同人誌のイベントなんかが盛んらしく、当時のときメモ人気が現在の「Re : Angel」などに繋がったのかと思うと感慨深いものがある。ていうか以前アキバのとらのあなに行ったとき「Re : Angel」の公式同人が売ってたのを見てビックリしたよ。行動力あるなタイ人。もちろん体験版のときと同様に和訳はカンペキ。もちろん買いましたよ、カン姉さんメインだったし。
ゴメン上のは本の内容に関係なかったね。
あとはタイのパチモンショップは罪に問われない子供を店員に置いているが、香港ではマフィアの下っ端構成員が店員だから迂闊に摘発できないとかいう、防犯(というか警察対策)も国によって違うんだなあというこれまたたいして役に立たない情報がやけに記憶に残ったりする。
アジアのパチモンゲーム関連といえば、一時期やたらにゲーセンのクレーンキャッチャーの景品に並んでいたニセファミコン(本体にも何本かソフトのデータが入ってたりするやつ)の情報やパチモンソフト(ファミコン版鉄拳2とか)のレビューが楽しい。
なかには海賊版の製作者(中国人2人)へのインタビュー記事もあったりして、たまに貴重な記事がポロッと載ってたりする。海賊商品を取り扱うショップにまつわる、わりとドロドロしたカネの話なんかは当時の世相を偲ばせる。
ネット上でもありそうでないハックロムの情報が簡潔に纏まっているのも面白い。スーパーマリオブラザーズのキャラをソニックに置き換えた「スーパーソニック」や(これがまたドット絵がすげー下手糞なんだわ)、逆パターンの「ソマリ」なんかは有名どころだろうか。身内ネタと思われるものも散見されるがまあいいだろう。
記事の内容によっては犯罪教唆と捉えられても仕方のないものもあるが、基本的には「知識だけにしておいてね、実行すると犯罪だから」というスタンスで間違っていないと思う。
度胸があるならやってみてもいいんじゃない、自己責任でね…という感じか。
しかしまあ本書の内容で一番ショッキングだったのが、海賊商品天国のアジア(未だにファミコンが現役)でさえ、セガサターンは10年以上も前から「そんなに古いのもう扱ってねーよ!」と言われるような存在だったということだ。なんかとても悲しい気分になった。
ハッカーズというタイトルではあるが、ハッキングはもとよりインターネットに関連する記事自体がとても少ないのは10年以上前の本だから仕方のないことか。個人的には、インターネットがいまより健全ではなくギークの領域だった頃のハッカー武勇伝などが読みたかったのだが、そういうコンセプトの本ではないからしょうがない。
違法行為をメインに扱ってはいるものの、ヤの字とかマの字とかはほとんど登場せず、「これはマジでヤバイんじゃないの…」といった暗い内容の話はほとんど登場しないので、ときおり挿入されるマミヤ狂四郎氏の味のある漫画とともに読みやすい一冊に仕上がっている。
基本的にはコピー品をどこでどうやって買うか(あるいは作るか)といった内容なのだが、著者の犯罪でもなんでもない体験記も多く、タイではときメモが人気でタイ人のオタクはときメモで日本語を習得したせいか全員オネエ言葉で気色悪い、などというクソの役にも立たないトリビアを手に入れることができる。
余談だがタイは現在でも同人誌のイベントなんかが盛んらしく、当時のときメモ人気が現在の「Re : Angel」などに繋がったのかと思うと感慨深いものがある。ていうか以前アキバのとらのあなに行ったとき「Re : Angel」の公式同人が売ってたのを見てビックリしたよ。行動力あるなタイ人。もちろん体験版のときと同様に和訳はカンペキ。もちろん買いましたよ、カン姉さんメインだったし。
ゴメン上のは本の内容に関係なかったね。
あとはタイのパチモンショップは罪に問われない子供を店員に置いているが、香港ではマフィアの下っ端構成員が店員だから迂闊に摘発できないとかいう、防犯(というか警察対策)も国によって違うんだなあというこれまたたいして役に立たない情報がやけに記憶に残ったりする。
アジアのパチモンゲーム関連といえば、一時期やたらにゲーセンのクレーンキャッチャーの景品に並んでいたニセファミコン(本体にも何本かソフトのデータが入ってたりするやつ)の情報やパチモンソフト(ファミコン版鉄拳2とか)のレビューが楽しい。
なかには海賊版の製作者(中国人2人)へのインタビュー記事もあったりして、たまに貴重な記事がポロッと載ってたりする。海賊商品を取り扱うショップにまつわる、わりとドロドロしたカネの話なんかは当時の世相を偲ばせる。
ネット上でもありそうでないハックロムの情報が簡潔に纏まっているのも面白い。スーパーマリオブラザーズのキャラをソニックに置き換えた「スーパーソニック」や(これがまたドット絵がすげー下手糞なんだわ)、逆パターンの「ソマリ」なんかは有名どころだろうか。身内ネタと思われるものも散見されるがまあいいだろう。
記事の内容によっては犯罪教唆と捉えられても仕方のないものもあるが、基本的には「知識だけにしておいてね、実行すると犯罪だから」というスタンスで間違っていないと思う。
度胸があるならやってみてもいいんじゃない、自己責任でね…という感じか。
しかしまあ本書の内容で一番ショッキングだったのが、海賊商品天国のアジア(未だにファミコンが現役)でさえ、セガサターンは10年以上も前から「そんなに古いのもう扱ってねーよ!」と言われるような存在だったということだ。なんかとても悲しい気分になった。
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Comment
無題
そのニセファミコンなるもの.......もの凄くやってみたい!!!!
内臓されとるゲームもパチモノというパチモノ文化万歳!!!!
ファミコン版鉄拳ってどんだけ(笑)
ソリオもやってみたいなぁ
ドット絵下手くそでも、その手作り感が良いのだよ!!きっと
そーそー
俺のファイト・ザ・フューチャーもXファイルからのです
ありがちですが検索すると意外と少ないのですなー
ちなみに誰も信じるなもXファイルWWWWWWWW
誰も信じるなミスターモルダーで一発です
Xファイルのフィギュア、発売当時は買おうかちょっと迷ってましたよ(笑)
映画第一弾(タイトルはファイトザフューチャーという)の時に映画版仕様でモルダー、スカリーと出てました
うーん、懐かしい
顔の造りは微妙ですが小道具はさすが凝ってましたよ
宇宙人の殺し屋が持つ針が飛び出す武器とか!!!
内臓されとるゲームもパチモノというパチモノ文化万歳!!!!
ファミコン版鉄拳ってどんだけ(笑)
ソリオもやってみたいなぁ
ドット絵下手くそでも、その手作り感が良いのだよ!!きっと
そーそー
俺のファイト・ザ・フューチャーもXファイルからのです
ありがちですが検索すると意外と少ないのですなー
ちなみに誰も信じるなもXファイルWWWWWWWW
誰も信じるなミスターモルダーで一発です
Xファイルのフィギュア、発売当時は買おうかちょっと迷ってましたよ(笑)
映画第一弾(タイトルはファイトザフューチャーという)の時に映画版仕様でモルダー、スカリーと出てました
うーん、懐かしい
顔の造りは微妙ですが小道具はさすが凝ってましたよ
宇宙人の殺し屋が持つ針が飛び出す武器とか!!!
無題
なんというか、オリジナルのソフトを作っても売れないから既存のソフトを無理移植するんだそーで。
KOF97や餓狼伝説はまだしも、ストリートファイター3・ターボ56人版とかになるともう何がしたいんだが。
中には出来の良いソフトもあるそうですが、大半はまともに遊べないそうです。
Xファイルは組織間の派閥争いなんかも見所でしたよね。
最終的にどう決着ついたんだろう…
マクファーレンのフィギュアは、登場した当時はものすごい人気がありましたよね。
オタグッズを資産運用目的で買うって思想もその頃から生まれたものだと思います。
ただ日本や香港の出来の良いフィギュアが市場に溢れる今となってはやや造形が見劣りするかも。
KOF97や餓狼伝説はまだしも、ストリートファイター3・ターボ56人版とかになるともう何がしたいんだが。
中には出来の良いソフトもあるそうですが、大半はまともに遊べないそうです。
Xファイルは組織間の派閥争いなんかも見所でしたよね。
最終的にどう決着ついたんだろう…
マクファーレンのフィギュアは、登場した当時はものすごい人気がありましたよね。
オタグッズを資産運用目的で買うって思想もその頃から生まれたものだと思います。
ただ日本や香港の出来の良いフィギュアが市場に溢れる今となってはやや造形が見劣りするかも。