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主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。 生温い目で見て頂けると幸いです、ホームページもあるよ。 http://reverend.sessya.net/
2024/11/24 (Sun)00:30
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2018/12/13 (Thu)00:03







メタルヒーロー推参


 どうも、グレアムです。Day R Survivalはじめるよー。
 じつは前回時点でスティールアーマー一式を製造していました。せっかく機材が揃ってるのでね。マグニトゴルスクはマップの中心地ということもあり、鍛冶場にワークベンチ、科学研究ラボ、井戸、食料保管庫等ひととおりの施設を建造してあったんですよ。ついつい長居して半年近く留まったりしちゃったわけなんですが。
 じつはこの装備を作るの、あまり気が進まなかったんですよ。製造に大量の鋼が必要ってのもそうなんですが、修理にワークベンチと鍛冶場が必要というのがあまりに敷居高くて。しかもバージョンアップでさらに環境を揃えるのが難しくなっているので…ただまあ、とりあえず一回くらいは作っても良いかなと思いまして。あわよくばBRDMみたくコンディション低下しない仕様かもしれないし、などと甘い考えを抱いていたのですが、さすがにそんなことはなかった。
 とはいえ他の装備よりもコンディション低下率は低くて、だいたい3回の戦闘につき1%下がるくらいですね。とはいえ何も考えずに戦闘を繰り返すとあっという間に壊れてしまう程度のものなので、今後は極力戦闘を控えていきたいと思います。

 そうそう、前回「現バージョンでは時間経過で体力が回復しなくなっている」と書きましたが、あれちょっと語弊がありますね。放射能汚染のない土地では普通に時間経過で回復します。とはいえ以前は出血や放射能/毒等のステータスさえ溜まっていなければ汚染された都市部でも普通に体力が回復できてたと思うので、以前より厳しい仕様であることに変わりはないです。







いつか見た空は青かったですか?


 さて今回はストーリーに関しての話を。
 現バージョンではメインストーリー「Way Back Home」の進行方法が以前と変わっておりまして、様々な行動を取ることで過去の記憶を思い出していく、というプロットになっています。
 現在のセーブデータは既にある程度ゲームが進んでいるので、すこし何かをするたびに次々と記憶が蘇っていきます。このへんの正確なフラグ条件は今となっては知りようもないんですが、とりあえず現在進行段階では四回イベントが発生したので、そのときのダイアログを節訳ながら掲載します。
 あくまで意訳であり、正確な翻訳ではないので、正確な文章を知りたい場合は原文を読むか、自分で訳してください。頼んだぜ!







 【 Way Back Home - No.1 】


 僕は川岸に出ると、両手で水をすくいあげた。冷たい水が指の間からこぼれおち、それが、新たな記憶を呼び起こした…

「ここまでおいで!なにをもたもたしているの?」
 高い堤防の上から、彼女の声が僕の耳に届く。
 彼女の背後には川が流れ、それは無限に続いているように思えた。
「なにも怖がることなんてないじゃない」
「やめなって、危ないよ」
 僕はそう言って、すこしばかり後ずさりした。
「さあ、はやく下りてきなよ」
「なにを怖がっているの?」
 そう言って、彼女は可愛らしい笑い声をあげた。
「まったくもう!高いところが怖いの?それとも、わたしのことが嫌い?」
「べつに怖がってなんかいないよ!君のことだって…愛してるさ」
「じゃあ、それを証明してみせて!」
 そう言って、彼女はその場から飛び降りた。
「さあ、早く!」

 段々と記憶が蘇ってきた。彼女は川に落ちた。僕は慌てて堤防をよじのぼり、彼女を助けるために川へ飛び込もうとした。
 だが、水が…暗く、深く、底のない水。僕はつくづく自分が嫌になった。足がすくみ、その場から動けなかったのだ。
 けっきょく、近くにいた労働者が彼女を連れて戻ってきた。
 彼女に怪我はなかったが、僕と彼女は家に帰るまで、互いに一言も口をきかなかった…







 【 Way Back Home - No.2 】


 僕は住居ビルの二階を見回していた。
 寝室は乱雑に散らかっており、床には大きなスーツケースが放置されている。
 それは、住人がここから逃げ出すときに荷物を詰め込んだまま、けっきょく持って行き損ねたように見えた。
 開いたままのスーツケースには、ただ一着ウェディングドレスのみが入っている。
 それを手に取り、僕はベッドの上に腰かける。昔を思い出しながら…

 レストランから出た僕たちは、外の空気を深く吸い込んだ。
 僕のほうはといえば、ウェディングドレス姿の彼女にすっかり「やられて」しまっていた。
「私のママのドレスよ」
 彼女は繊細な手つきでドレスに触れながら言った。
「私には少し大きかったんだけど。でも、妹と一緒に丈を直したの。どう?」
「綺麗だよ、ガーリャ」
 僕はそう言って、彼女の腕に手を絡ませた。
「結婚式はうまくいったね。そう思わないか?」
「気をつけて触ってよ、ドレスが破れたらどうするの?」
 ガーリャは苦笑しながら、口を尖らせて僕に注意する。
「このドレスは私の娘も着るんだから!」
「娘?男の子かもしれないじゃないか」
「娘よ、決まってるじゃない。でないと、このゴージャスなドレスが用無しになってしまうわ!」
 ガーリャは笑い声をあげた。かと思うと、突然、真剣な顔つきになり、言った。
「すべてが良い方向へ向かってる気がする。私たち、幸せになれるわよね?」
「もちろんさ。今も、そして、これからも」
 僕は自信たっぷりに請け負った。

 思い出した、彼女の名前はガーリャ。
 僕たちは結婚していた、そして彼女は妊娠していた。だが、それ以外のことが何も思い出せない。ああ、神よ!
 彼女はどこにいるんだ?彼女の身に何が起きたんだ!?
 僕は…彼女を見つけなければ!







 【 Way Back Home - No.3 】


 倒れたゴミ箱のそばに、小さな人形が転がっていた。
 目の片方が欠け、脚の一部がなくなり、詰め物が飛び出している。ドレスには血痕と思しき大きな染みができていた。
 それを見て、ふたたび過去の記憶が蘇ってきた…

「見てサーシャ、ママが作ったお人形よ」
 ガーリャが古いシャツをもとにして作った人形をサーシャに見せる。
 ベッドの中で赤ん坊の小さな手が空をかき、やがて人形の足を掴む。
「悪くないんじゃないか?少なくとも、サーシャの人形代は浮いたわけだ」
 冗談めかしてそう言いながら、僕は机の上の小銭を引き出しの中へ掻き入れた。
 ガーリャはそんな僕の後ろに立ち、細い腕を僕の首に巻きつけてくる。
「何も心配することないわ、あなた。もうすぐ私も仕事に戻れるし、そうすれば少しはあなたの負担も軽くなる。そのうち車だって買えるわよ!」
「技術教師が自分の車を持ってるなんて話、聞いたことあるかい?」
 僕はため息をつくと、おそらくは幸せな夢を見ているであろう娘の顔を見やった。

 思い出した…娘の名前はサーシャだ。
 彼女はどこにいる?生きてるのか?…いま、何歳なのだ?
 思い出せない、頭痛がする…







 【 Way Back Home - No.4 】


 不快な金切り音が頭上から聞こえてきた。
 顔を上げると、建物の屋根から折れ曲がった金属片が垂れ下がっている。風に揺られて音を立てているのだ。
 その音が、僕に何かを思い出させた。

 窓越しに暗闇が広がり、雪が唸りをあげて降りしきる。
 耳に届く音はそれだけではなかった。なにか…鋭い音だ。僕の頭を突き刺すような金切り音がする。
 隣人がガラクタの掃除でもしているのだろうか。
 ガーリャがキッチンに入ってくる。彼女の姿は、僕が最後に見たと思っていた姿よりも老いて見える。
 泣いているのか?
 彼女はゆっくり僕に近づくと、僕のことをじっと見つめてきた。
 僕は煙草をくわえ、彼女に質問する。
「どうしたんだい?」
 隣の部屋からは、サーシャの寝息が聞こえてくる。
「話がしたいの」
 ガーリャが静かにそうつぶやく。
「君はもう何もかも話した。ハッキリと僕に言ったんだ。他に何を伝える必要が?」
 僕の言葉を聞いてか聞かずか、ガーリャは素早くテーブルの脇を駆け抜けると、僕の手を取って言った。
「ごめんなさい、あなた、私を許して!私が言った愚かしい言葉を全部、私は間違っていたのよ…二度とあんな過ちは犯さない。あなたが帰らなかった昨日の晩、あのときの私はどうかしていたの。あなたがどれだけ厳しい立場にいるか、あなたの仕事がどれだけ大変なものか、わかっていたはずなのに…あなたが他に幸福を求めるのも、無理のないことよ。ねえ教えて、あなたのために私に何ができるかを。あなたを助けたいの、愛しているのよ!ねぇ、何が必要なの?」
 僕は暗澹とした目つきで彼女を見つめる。そうするのは辛いことだったが。
 彼女の目には僕がどう映っている?彼女には僕がどう見えている?
 そこには愛も幸福もない。そこにあるのは悲嘆と恐怖だ。

 僕は探さなければならない。ガーリャとサーシャ…
 今の僕にとっては彼女たちの存在がすべてだ、彼女たちを見つけなければ!
 せめて、僕たちが住んでいた街の名前がわかりさえすれば…!







 …と、いう感じ、ですかね。見ての通り、主人公は記憶喪失のようです。
 No.1は妻ガーリャと過ごした子供時代、No.2は妻ガーリャとの結婚、No.3は娘サーシャが産まれた直後、No.4は夫婦間の諍い…といったような内容かと思われます。
 ぶっちゃけ今まではストーリーを碌に読まずにプレイしてたので、たんに「終末世界で生き別れた娘を探しにいくぜー!」くらいの話かと思ってました。また、No.2あたりを訳した段階では「なんという不幸の前振りw束の間の幸福だわーwww」とか思ってたんですが、No.4で予想外の方向から重い拳が飛んできて真顔になりました。たぶん、夫たる主人公が浮気したのしないの、という話だと思うんですが。
 あの…終末モノ&記憶喪失&過去の記憶を頼りに家族を探す、みたいなプロットに、ロシア文学めいた生々しいドス暗さをぶち込まれると洒落にならないんでやめてもらえますか…?
 ていうかこれ、下手したら娘に恨まれてる可能性すらありますよね?
 うわあぁぁぁぁぁ、急に会いに行きたくなくなったぞ!

 あと、記憶喪失モノってことでバルドスカイを思い出してしまった。そんな…星修は、なくなってしまったのか…?(目の前の廃墟を見つめながら)
 問題はNo.4から核戦争までの間に何が起こったかなんですが、最悪の場合、娘に「家族を捨ててあの女を選んだくせに、いまさらどの顔(ツラ)下げて会いにきてんだ!」とか言われたら心が折れますよ。
 そもそも主人公が記憶を失ったのが核戦争直後とも限らないわけで…核戦争後から現在に至るまでの間ですら何かやらかしてる可能性もありますよね。うーん、もう片方のメインクエストも訳すべきだろうな。でもあれ、たしか現状でもNo.40くらいまであったよな…


















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