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主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。 生温い目で見て頂けると幸いです、ホームページもあるよ。 http://reverend.sessya.net/
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2014/07/23 (Wed)03:37


思えば遠くへ来たもんだ。

 どうも、グレアムです。最近またDOOMのwad漁りをしています。
 ついでに今後wadの製作(やるかどうかはわからないが)の参考にすべく中身を覗いたりしてるんですが、wadによってファイルの構成が全然違ったりするのは何なんだぜ。オリジナルのDoom.wadからしてなんかよくわからんし、これは付け焼刃じゃなくちゃんと情報調べてかかったほうが良さそうだなぁ。
 wadによっては音楽ファイルに古式ゆかしいmus形式(Doomエンジン専用の音楽フォーマットらしい、似たようなのでMuseってのもあるがあれとは関係ないようだ)が使われていたりして、なんとかmidiにコンバートできんもんかと思ったものの、そのテのツールはほとんど64bitOSはサポート範囲外。
 そりゃあDoomが何年前のゲームか考えれば、関連ツールが現在じゃまるで役に立たないだろうってのは予測の範囲内なんですが、しかしDoom自体は未だに新作wadの製作が続けられるほどホットなコンテンツ。フォーラムにそのへんの情報は転がってるだろうと思ったら、やっぱりありました。以下要約。

「musをmidiにコンバートしたいのに64bitOSで使えるソフトがないんですけお」
「Sladeでできるよ」

 Sladeでできました。
 ファイルを右クリックしてmusからmidiに変換、あとはそいつをエクスポートすれば標準的なサウンド再生ソフトでいつでも聞けるというわけでござる。似たような手順で、画像ファイルもpngに変換できるようですね。







 せっかくなので、最近プレイしたwadをちょっとだけ紹介します。







 

*ZPinochestein

 ラテンのノリがあまりにもアツイTC系wad、2003年に製作されたPinochestein 3DをZDoom用にリメイクしたもの。製作元のTrippas Productionsはチリの映像製作チーム。
 タイトルや敵のスプライトなどから、Doomの前身であるWolfenstein 3Dにインスパイアを受けて作られたものだろうということがわかる。舞台は近未来のチリ(!)で、政府の秘匿プロジェクトPinochensteinの全貌を暴くべく特殊工作員John Keroceneが活躍するストーリー。MAPはシークレット2つを含む全32種、Doom2と同数である。エンディング部分(登場キャラ総出演)もきちんと差し替えられているあたり、実に芸が細かい。
 本作にクリーチャーの類は一切登場しないが、序盤を過ぎたあたりで巨大サイボーグのみならず武装ヘリや戦車が当たり前のように出てくるため難易度がけっこう高い。即着弾の弾丸や弾速の早いロケットや砲弾がザクザク飛び交う光景は圧巻。もっとも同士討ちがかなり発生しやすく(おそらく意図的な配置だろう)、また敵を無視して進めばあっさりクリアできるMAPも多いため、状況に合わせて上手く立ち回っていきたい。
 イロモノなのは間違いないが、個人的にはかなり気に入っているwad。







 

*PsychoPhobia

 かなり完成度の高いTC系wad。武器を一新し、大量のクリーチャーを追加。オリジナルのMAPも揃っており、Doom1のようにEpisode形式で選べるのが嬉しいところ。また他のMAP系wadと併用する場合は、同梱のPsychoPhobiaCM.wadを使用することでPsychoPhobia仕様にすることができる(ただし一部武器のリロードがなぜか遅いので、気になる人は自分でファイルを書き替えよう)。
 グラフィック系のwadが多数同梱されており、自分好みにカスタマイズできるのも良い点だ(ただし、組み合わせがわるいと落ちる)。グレさんはアイテムと薬莢のみ3D化している。もっとも武器HUDやプレイヤーキャラなど一部はデフォルトで3Dなので、本作はGZDoomかSkullTag専用だと思われる。
 またゲーム開始時に四人のキャラクターから主人公を選ぶことができ、それぞれ性能が微妙に異なる。もっとも大きな違いはないので、基本的には外観の好みで選んでしまっても構わないだろう。
 以下に登場プレイヤーキャラクターの簡単な紹介を載せておく。

 <Vigilante>
 PsychoPhobiaの主人公的存在?古いバージョンではBLOODのCultistが「Psycho」の名で登場していたが、現在はタンクトップを着たスキンヘッドのワルな男がその座についている。
 平均的な性能を有しており、Healthの自動回復スピードが一番早い(回復するのは20まで)。アーマー150と火炎瓶(燃料10)、そしてTNT1発の初期ボーナスがつく。

 <Caleb>
 BLOODより登場した我らがダークヒーロー、笑わないし歌わないのは仕様なので仕方がない。
 最大の特徴はHealthが50まで自動回復することであり、火炎瓶(燃料30)の初期ボーナスがつく。

 <Doom>
 Doomのwadに俺が出なくてどうする、とばかりに参戦の我らがDoomGuy。
 Healthが125あるが、自動回復のスピードはやや遅い(回復するのは20まで)。初期ボーナスにアーマー150とPistol(+1mag分の弾薬)がつく。

 <Train>
 スキンヘッドに全身タトゥーを施した巨漢、いかにもすぎるビジュアルである。
 特徴はHealthが150あることだが、自動回復のスピードは一番遅く(回復するのは20まで)、さらに足も遅い。初期ボーナスはBerserk状態で始まるという、おそろしいまでの微妙さ加減である。

 <Voodoo>
 唯一の女性キャラクター…すごい形相してるけど、洋ゲーに出てくる女はみんなこんな感じだから気にするな。
 五人の中で一番足が早く、Healthが35まで自動回復する。初期ボーナスはPistol(+1mag分の弾薬)。

 武器はスタンダードな銃火器から魔法(Episode1では登場しないが、Episode2では序盤から使用することができる)まで一通り揃っており、個人的に好きなものは二連水平のソウドオフとWinchester M1887。M1887はAlt Fire(&全弾使用後のリロード)で片手で銃を回転させながらのコッキングを披露してくれる。もっともショットガンはRemington M870が装弾数・連射性・集弾率・リロード速度すべてにおいて他を上回っているため、上記二種はまったくのロマン武器と化してしまっているのだが…
 それと気になったのは、こいつを導入していると一部MAPで異様にパフォーマンスが落ちることだ。メモリ不足か?おいおい8GB積んでるんだぜ勘弁してくれよ…グラフィックの設定を落としても変化がなかったから、おそらくはNPCのAI関連だと思うのだが。高解像度テクスチャや敵NPCの3D化といったオプションは導入していないので、なんかがおかしいと思うんだが、何がおかしいんだかなぁ。






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