主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。
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2015/03/01 (Sun)08:36
シエラ・マドレ…輝ける悪徳の都、有毒の聖杯。
財宝を求め集った欲深き者たちを屈服させ、精神性を破壊し細胞の一部とする捕食者。
この地に踏み入れた瞬間から、誰もがシエラ・マドレの一部となるのだ。いかに強固な精神を持っていても。自己を保つ術を知っていたとしても。
例外はない。いや、なかったと言うべきか。
そう、いままでは…
鉄格子の向こう側で煙草をくゆらせる少女の姿を見たとき、ゴッドと呼ばれるナイトキン…さっきまでは自らをドッグと名乗っていた…は眉をしかめた。
「よく私を目覚めさせたな。そこに立っているのが我が主でないことは残念だが」
「もしそうなら、どうするつもりだったの?」
「わざわざ聞くことでも、言うほどのことでもない。ただ鉄格子の隙間から腕を伸ばして、頭を捻じ切るだけだ。それとも、お前が身代わりになるというのか?私のささやかな気晴らしのために」
「それは困るわ。今は…私は仕事をするためにここにいて、それを成し遂げるには協力者が必要なの。それが終われば、あとは誰の首を玩具にしてくれても構わないわ。あなたの主だろうと、誰だろうと」
ミスター・プレイヤー…偉大なるエンターティナーにしてギャンブラーだったディーン・ドミノは、自らの精神が長い眠りから目覚めたことを知り、目前に現れたシエラ・マドレの新たな細胞を一瞥した。
「首輪をつけているということは…どうやら、ご同輩のようだな?」
「勘違いしないで。私は望んでここにいるし、このちっぽけな装置については何の不満も抱いてないわ」
「強がりはよすことだな。君が私に会いにきたのは、ここから出るためではないのかね?」
「私は仕事のためにここに来たの。依頼主は保険のために私にこの爆薬入りの首輪を嵌めたけど、そのことは気にしていないわ。私は仕事を成し遂げるつもりでいるし、仕事に多少の障害はつきものだから」
「多少かね…一言ですべてを片づけるのかい、ちょっとした電磁場の干渉で作動する爆殺首輪や、頭を吹き飛ばさない限り死なない亡霊の住民、街全体に充満した毒霧といった諸々すべてが?」
「ええ、そうよ」
クリスティーンがオートドクの殻の中から飛び出したとき、そこにいたのはセキュリティのユニフォームを着用した少女だった。まだ意識がはっきりしない中で警告を発しようとするが、声が出ないことに気づき慄然とする。
手にしていた銃の装弾を確認しながら、少女はゆっくりと口を開いた。
「その反応(リアクション)を見る限り、言葉がわからないわけではなさそうね。もちろん、望んでそこにいたわけではないでしょう?だったら、私たちの利害は一致するはずよ」
かくしてホログラム装置が備えつけられた巨大な噴水の前に集まった四人は、陰謀の黒幕を睨みつけながらもそれぞれの思惑を交錯させる。
「それじゃあ…次のステージ(舞台)を用意してちょうだい」
そう言って、少女は重いコンバット・ライフルの弾倉を「カチリ」と嵌めた。
クロエ・シャイバ、「仕事屋」。
若くしてあらゆる技術を身につけ、モハビ・ウェイストランドの地を放浪する冒険者。
いま新たなる物語の幕が明けようとしていた…
どうも、グレアムです。
前回の記事からまた色々とMODを入れまして、いちおうNVにもFOOKはあるそうなんですが、似たようなやつを入れても新味に欠けるので今回はProject Nevadaというのを入れてみました。メジャーダッタカラー!
といってもコレはシステムや難易度の調整がメインらしく、Fallout3のFOOK2のようにパッと見で新鮮さを感じるようなものではないので、いまのところこいつをメインで使っていくかどうかはまだ考え中なんですけども。
ただシステム関連の追加要素をゲーム中に簡単調整できるのはかなり便利で、これを入れておけば複数のespをゴチャゴチャ入れずに済むのは良いですね。
今回作ったキャラはFNVEditでLightning Raceの髪型と目を改造したものです。ついでに3で便利だったHair Packを移植。とても雑な工作なのでお余所様に公開できるような代物ではありませんがネー。GECKとかまだ全然わけわかめで触れないような状態ですし。
それとゲームプレイに新味がないことから「これもうENB入れていいや」ってんで、どうも3とNVのENBは共用みたいなので3に入れてたENBとプリセットをそのままブチ込みました。
今回の記事ではテスト的にシエラ・マドレで撮影しましたが、さすがにLv.1でDead Moneyはキツいなんてもんじゃない。あと毒霧の継続ダメージで画面撮影がマトモにできない(エフェクトかかるから)。
このまま話を進めるか、あとこのキャラ継続して使うかは未定です。このクロエってキャラはもともと別の小説に出すつもりで考えたんですが、基本的に完璧超人なんでゲームの二次創作に出すとなるとやっぱりクサさが鼻につく。せっかく美人に仕上げられたんで勿体無いんだけどネー。
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