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主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。 生温い目で見て頂けると幸いです、ホームページもあるよ。 http://reverend.sessya.net/
2024/11/24 (Sun)02:03
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2020/08/17 (Mon)00:18


 
 
 
 
 
 
 雪山で発見した植物、ラムソン…どうもニラの一種らしい。「イノシシのエサ」と称されたこいつはビタミンEやKを豊富に含む。フィールドを見回してみると、けっこう食える植物やキノコが多いことに気づかされる。
 というわけで、今回もSCUM適当攻略日誌です。
 
 
 
 
 移動中に不穏な鳴き声を聞きつけ、周囲を見回すと…クマと遭遇してしまった!
 イノシシはあれでけっこう耐久力が低いのだが、このクマは別格。多少の銃撃をものともせず、猛スピードのダッシュから繰り出されるタックルは体力の半分を易々と奪い去る。
 このときはクマの手前にいたゾンビを銃撃したときに銃声を聞きつけて逃げられてしまい(本作ではサプレッサーを装着しても銃声が魔法のように無音化はしないのだ)、戦う機会は訪れなかったが…クマやイノシシはけっこう臆病で、先手を取って銃撃するとこちらへ向かってくるどころか逃げることのほうが多い。そうやって一端退いてから、追ってきたプレイヤーを不意打ちのタックルでぶっ飛ばしてきたりする、厄介な相手である。
 実際にどこまで複雑なAIが組まれているのかはわからないが、他のゲームに登場する動物と比べて知性を感じさせる動きをするのはなかなか感心である。(もちろん、ハンティング・シミュレータ系とは比べるべくもないだろうが)
 
 
 
 
 移動を続け、D1中央の炭鉱に到着。敷設されたレールに横転したトロッコからこぼれる石炭、従業員用の宿舎に更衣室…なかなかに物語性を感じさせるロケーションになっている。だからこそ疑問に思うこともある。
 本作は囚人同士が島からの脱出を目指して殺し合うリアリティTVショーというプロットを持っているが、このSCUM島はたんにショーのために用意されたにしては、生活感がありすぎるのだ。
 たとえばPUBGのマップなんかは「コンセプトに沿った作りモノ」感がけっこうあって、野外スタジオというか、テーマパークっぽい雰囲気が多分にあるのだが、SCUMのマップはそれに留まらない「かつて人間が住んでいた気配」が非常に強いのである。
 おそらくは無人になってしまった島をスポンサーのTEC1コーポレーションが買い取ったのだろうが、島からの脱出とは別に、住民失踪の謎を追うプロットが今後追加されたりするのだろうか?それとも、何も考えずに「手クセ」でこういう作りになってしまっただけなのか。
 
 
 
 
 降雪。唐突に画面が暗くなりだしたら、それは悪天候の合図だ。
 悪天候時に画面がやたらと暗くなるのは本作の「リアリティ追求」が明後日の方向をむいていることを証明する要素の一つで、なるほど、これを考えた人間は良いアイデアだと思ったんだろうなという気がする。それは現場のことを何も知らず無茶な案件をヘラヘラ笑いながら取ってくる自称ヤリ手の営業マンの姿を見ているようで、なんともいえない気分になる。
 服や装備が濡れるとスペキュラマップが強調され、一目でそれとわかるのはかなり良いアイデアだと素直に感心する。雨や雪などの悪天候、水の中に入るといった行動のほか、海やダムなど水の近い場所に一定時間留まった場合にも湿気で装備が濡れることがある。
 いまのところ装備の濡れは重量が増す以外のデメリットは存在しない。実際には金属製品の錆や銃火器のマルファンクション誘発、銃弾の不発などを心配しなければならないが、さすがにゲームにそこまでのリアリティは求めない。そんなところまでは拘らないだろうと思いたいが。
 
 
 
 
 トタン張りの駐車スペースにおんぼろSUVを発見。以前見かけたピックアップと違って少量の燃料が残っており、とりあえずエアドロップからの補給を頼りにしつつ、こいつで行けるところまで行ってみようと思う。
 外観のボロい車輌はエンストを起こしやすく、カーブを曲がったときに滑りやすいなどの欠点を抱えている。これはコンディションを最大まで回復させても変わらず、運転中に頻繁にギコギコと不安になる異音を発するのですぐにそれとわかる。
 今回はVehicleスキルに一切のポイントを振っていないため、なかなかエンジンが始動せず参った。
 
 
 
 
 D1東部の謎の屋敷に到着、看板には「Dvorac Gradec Mali」とある…うん、わからん。ゲーム界広しといえど、あまり馴染みのないクロアチアのローカル色を前面に押し出しているのはけっこう良いと思うんですよ。
 このあたりの東欧諸国はゲームで描くにしても90年代の紛争の悲劇的なイメージが強く、SCUMのような陽キャなノリはわりと新鮮だ。といっても、ボスニア紛争からすでに四半世紀が経っているわけだが…
 
 
 
 
 ショーケースに囲まれ一見わかりにくい場所に、一本のロウソク、血痕のついたマットレス、床に転がるHunter 85ライフル…という、わかりやすい演出が。
 儚く命を断ったのがこの屋敷の住民なのか、それとも後からやってきた「何者か」なのかは知る由もない。
 .22LRを用いるバーミント用?ライフルは高倍率スコープと手製サプレッサーを装着した場合、マルチプレイでは致命的な対人用火器に化ける可能性がある。しかしながら威力や連射性の低さからシングルプレイでは今一つアピールに乏しく、特に.22LRは現状この銃専用となっているため、弾薬を集める気もあまり起きない(せめて弾薬解体でガンパウダーを回収できればいいのだが)。
 ルガーMkシリーズなど、.22LRを用いるピストルの登場が待たれるところだ。最近ではアルミ合金製フレームを用いたコルトSAAクローンのルガーWranglerなんて銃も存在しており、近年でもっとも売れた拳銃のランキングに名を連ねている。スクリーン映えするような銃ではないが、こうした機種がゲームに登場しても良いのではないかと思う。
 
 
 
 
 最上階には屋敷の主が使っていたと思われるオフィスが。ガンラックがあるものの、こうした屋敷にありがちな剥製といったトロフィーの類は見かけず、狩猟用と自衛用、あるいはコレクション用?どういった目的で銃を保管していたのかは不明である(野生のイノシシやクマが徘徊しているような土地柄なので、狩猟用だとは思うが…)。
 クラシカルな松明ホルダーとまったく調和していないデスク用品の存在も気になるところだ(なんだ、この安っぽいデスクとオフィスチェアは?)。というか、ここはどういう人間が所有していた屋敷なのだ?プランテーション主かとも思ったが、このあたりに農場はない。ひょっとしたら先に訪れた炭鉱の経営者かもしれない。率直に言って、調度品のセンスが壊滅的な地元マフィアの幹部の屋敷というのが真っ先に浮かんだイメージである(たとえガンラックに軍用のAKが保管されていても俺は驚かなかっただろう)。
 
 
 
 
 屋敷から北上し、Prigorjeの街へ。
 しかし、軍事基地を見かけないな…このあたりに一つか二つあったような気がしたんだが。
 
 というわけで、今回はここまで。
 
 
 
 
 


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