主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。
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2015/01/24 (Sat)18:32
「よかったら君もステンダールの番人になってみないかい?」
「いや俺俗人なんで…遠慮しときます」
俺の名はアーケイド、アルゴニアンの商人だ。
ドラゴンとの遭遇に居合わせた俺はスカイリム各地の首長にその危機を知らせなければならない…はずだったのだが何かの間違いで当初の目的地ホワイトランより遥か遠いマルカルスの街へ来てしまい、なんとなくそのまま居ついてしまった。
「幽霊になって自分の死体を見下ろすのってどんな気分なんだろーねー」
リバーウッド近郊の山賊の居城を襲撃したときに見つけた、エセリウム鉱石に関する書物に記載されていたドゥーマー遺跡がマルカルスから近かったため立ち寄ったところ、かつてこの遺跡の発掘に携わっていた女冒険者の幽霊と遭遇。成り行きで行動を共にすることに。
多彩な罠やドゥーマーの自動機械、いつぞや見かけたファルメルの群れを踏破してついにエセリウム鉱石の破片を発見。
「あなた、わざと罠を作動させてたでしょ!?」
「いやー自動機械のドロップがいいもんでね。ヒット&ランならぬ隠密弓のヒット&ハイドでノーダメ余裕ッスよ」
どうやらエセリウム鉱石の破片はこれ単体では意味を成さないらしく、各地の遺跡に散らばっている破片を組み合わせなければならないらしい。
そのうちまた会う機会もあるでしょう、という言葉を残し、冒険者カトリアは姿を消してしまった。いや素直に成仏しろよ。
その後、古代ノルドの遺跡ヴァルスムにてまたも亡霊と遭遇。
かつてその暴虐且つ残忍な統治で怖れられた支配者ヘブノラークが復活するかもしれないというので、そいつを未来永劫地獄へ叩き落すのに協力することになった。
ヘブノラークの墓所である遺跡内部にはドラウグルやフロストバイト・スパイダーの巣窟と化しており、これを退けながらヘブノラークの血で満たされたボトルを回収していく。やつは復活後に自身の血を利用してリッチ化し強大な力を手にしようと目論んでいるらしい。
すべての血を回収し、これまでヘブノラークの邪悪な魂を封じ込めてきた亡霊ヴァルダーの指示に従ってそれをぶち撒ける。この血を失った状態でヘブノラークを復活させ、やつの力が弱体化したところを叩くという作戦だ。
結果としてヘブノラーク討伐に成功し、ヴァルダーは安らかな眠りについた。
…俺はてっきりヴァルダーは実はヘブノラークの信者で、「かかったなアホが!いままでの説明はウソで、貴様の協力によってヘブノラークは完全復活を果たすことになるのだウハハハハ!」とかいう展開になると思ってたので、ちょっと驚いてしまった。疑って悪かったヴァルダー。
「貧民街育ちの俺の盗みの腕は一級品なんだぜ。まあ、主義じゃないんだけどな」
マルカルスに帰還した俺は、エルトリスという青年の依頼で市場で起きた殺人事件の調査をはじめた。例の、「俺はフォースウォーンだ!」などと言いながら白昼堂々女を刺し殺した男の調査だ。
あちこちで証拠品を集め、ときには盗み、ゴツいにーさんにインネンつけられながらも徐々に真実へと近づいていった俺は、やがて「鼻利きネポス」という男の名に辿り着く。
ヤツは犯人のウェイリンをけしかけたのは自分だと告白した。
すべてはシドナ鉱山に捕らえられたフォースウォーンの王マダナックに指示によるもので、しかもマダナックはあの悪名高い新興財閥シルバーブラッド家と結託しているという。
そういえば最近も、フォースウォーンの襲撃を受けた鉱山に傭兵を派遣し報酬代わりに鉱山の支配権を売り渡すよう迫っている場面に目撃したが、あれが自作自演だったとは…
一抹の罪悪感を覚える俺に、ネポスが言い放った。
「ところで、なぜ素直に話を伝えたと思う?」
「あんたは罪の意識に耐え切れなくなり、真実に辿り着いた俺にすべてを託すことにしたんだろ」
「ホホッ、おぬしは少々自分を過大評価しておるようだ。いいかね、ワシの元へ辿り着いたのはおぬしが最初ではない」
「…?あッ、て、テメエ!?」
ここに至ってようやく自分のおめでたさに気づいた俺に向かって、ネポスと使用人、そして奥方さえもが刃を向けてきた!
もとより穏便に事態を済ませようと極力努力してきたつもりだが、すべてが無駄になってしまった。俺はネポスとその家族を全員殺し、衛兵に見つかる前にタロスの祠で身を潜めている依頼人のもとへ急ぐ。
しかしそこで待っていたのは依頼人の死体と、衛兵隊の姿だった。
「貴様には警告したはずだがな、アルゴニアン。これ以上、余計な詮索をするなと…おかげでシルバーブラッドはえらくご立腹だ、こちらも余計な仕事が増えて大変な思いをしたよ。もっとも、これでまた枕を高くして眠れるがな」
「貴ッ様…!きさまら、許さん!」
金で買収され、真実を追究した青年を手にかけた衛兵たち。
激昂した俺は手持ちのポーションのうち最高級のものを惜しげなく使い、俺よりも強くそして複数いる衛兵たちに立ち向かった。
「や、やめてくれ!命だけは…」
「エルトリスもそう言ったのか!」
壮絶な死闘の末、命乞いをする衛兵を捕まえ短剣で喉を切り裂く。
「くそっ、はじめてだぜ…憎しみから人を殺すのは…」
そしてタロスの祠から出た俺を、待ち構えていた衛兵隊が捕らえた。
「貴様には数々の陰謀への加担、国家への反逆、殺人に対する容疑がかけられている!大人しくしろ!」
「くっそおおぉぉぉぉ、離せぇッ!離せえええぇぇぇぇ!!」
夜明けとともにマルカルスの街に絶叫が響き渡り、そして俺はシドナ鉱山へ幽閉されることになった。
「まさか、あの街で真実を追究する者がいるとはな」
「あんたのせいで散々な目に遭った。少しは協力してもらおうか」
俺はすべての元凶である「ぼろを纏った王」マダナックに会い、フォースウォーンの歴史と現状について話を聞いた。それはノルドによって虐げられた悲しき民の歴史だった。
これまで俺はフォースウォーンとは敵対してきたし、いままでの行為を反省するつもりはない。これからフォースウォーンと肩を並べて歩く気もない。だが、多少は同情してしまったのも事実だ。
ひとまずここはマダナック以下フォースウォーンの囚人と協力し、ここから脱獄することにした。
永年反逆の機会を窺っていたマダナックは周到に計画を練り上げており、やつらはあらかじめ外部に待機させておいた協力者とともにシルバーブラッドと対決し、衛兵隊を虐殺しながら悠々とマルカルスを後にした。
俺は衛兵に奪われた装備を取り戻したあと、マダナックに向かって言った。
「いいか、俺はフォースウォーンの仲間になったわけじゃない。次に会ったときは敵同士かもしれないぜ」
「それはお互い様だ。おまえの首を壁に飾れるときが来るのを楽しみにしているぞ」
「喰えないジジイめ…」
夜明けとともに、マルカルスに恐怖の朝が訪れる。
フォースウォーンの手にかかったのはシルバーブラッド家の者と衛兵隊だけで、一般人に被害は出なかっため俺に罪悪感はない。同時に俺にかかっていた嫌疑も晴れたが、しかしこの街に居づらくなったのは事実だ。そろそろここを出る潮時かもしれない。
「これ絶対ヤバいだろ…最近見たぞこいつら」
マルカルスを出る前、アンダーストーン砦でドゥーマー遺跡の研究をしている魔術師に協力することに。
発掘現場に巨大なフロストバイト・スパイダーが出現し発掘作業が滞っているというので、そいつを退治することになったのだが、仕事はそれだけでは終わらなかった。
現場に残っていた死体のメモから、発掘隊が遺跡の奥地で行方不明になっていることを知った俺はそのまま遺跡ヌチュアンド・ゼルへの侵入を決行する。
「喰らってくたばれ、アイス・スパイク!」
遺跡内部はドゥーマーの仕掛け罠と自動機械、そして多数のファルメルで溢れていた。
「こいつら、ドゥーマーの遺跡に必ずと言っていいほど居ついてるな。まさか姿を変えたドワーフの末裔か?いや、まさかな…」
やがて俺は発掘隊のメンバー全員の死体を発見し、彼らが書いた日記を持って魔術師の下へ帰還した。
「あれほど警告しておいたのに、欲に目がくらんで死に急いだか…馬鹿な連中だったが、それでも残念でならんよ」
「遺跡を出たら城を買う、とか日記に書いてたやつもいたぜ。まぁ、思慮深くはなかったんだろう」
「まったくな。城を買うじゃと?いったい何t分のドワーフ鉱石が必要になるやら」
魔術師のカルセルモはやや気難しい老人だったが、それでも死んだ魔術師の死を聞いたときは本当に悲しそうな顔をしていた。
「死んだ者たちの家族へはワシが報せを送ろう。しかし、思いがけず大変な仕事を押しつけてしまったようだな。申し訳ない…この金は本来発掘隊への給与として取っておいたものだが、彼らにはもう必要あるまい。足りるといいのだが」
「手を引っ込めなよ。死者に金は必要ないが、残された家族がいるだろう」
こういうとき、つい甘さが出ちまうんだよな、俺ってやつは。
依頼料のかわりにドゥーマー文化の博物館の鍵を貰った俺は、その展示物を見てため息をついた。
「有り難味もねぇ…さっき見たもんばっかりだ」
しかしあるフロアを通りがかったとき、俺は見覚えのないものを目にする。
「なんだ、この宝石」
近くに衛兵がいないことを確認した俺は、その宝石を手に取るとこっそりポケットに忍ばせた。
→To Be Continue?
どうも、グレアムです。だんだんウソ日記っぽくなってきた。
マルカルスから出れないィーッ!全然メインクエストが進まない!密度濃すぎるだろ今作!
あとマジで戦闘がキツイです。上ではサラッと流してますがなんかもうファルメルに瞬殺されるレベルなんで。いやレベル自体は高いんですが。それが問題なんですが。
こんなでドラゴンなんかと戦ったらどうなってしまうんだ…コンパニオン雇ったほうがいいのかなぁ。
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