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主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。 生温い目で見て頂けると幸いです、ホームページもあるよ。 http://reverend.sessya.net/
2020/05/15 (Fri)00:30


 
 
 
 
 

かつては"楽園"と呼ばれた場所で目にするものとは…
 
 
 
 どうも、グレアムです。今回はひさしぶりのDoom用MODの紹介となります、その名も「Total Chaos」。そう、アノDoom 2を完全3Dのサバイバルホラーに作り変えたとして、ゲーム系サイトで度々話題になっていたシロモノです。
 現在はMod DBにて完成版のバージョン1.0がスタンドアローン形式で公開されており、また追加要素等を盛り込んだDirectors Cut版のベータも公開されていますが、今回扱うのは安定版の1.0です。
 スタンドアローン版は専用のランチャーを経由してGZDoomを起動するようになっており、IWADにはダミーのDoom.wadが使われています。またmodフォルダに.pk3ファイルをぶち込むことでランチャーからMODとして読み込むこともできますが、そこまでやる人はたぶん自前のGZDoom環境でZDLなり使えばいいんじゃないかという気もします。
 スタンドアローン版で使われているGZDoomはバージョン3.6.0と少々古く、3Dモデルや高解像度テクスチャをバリバリ使うこともあって4.x以降のVulkanモードで動かすほうがたぶん快適だと思います。なので、ある程度自分でGZDoomを扱える人はtotalchaos.pk3だけ抜き出せば良いのではないかと。
 
(と思ったが、OpenGLとVulkanでそれぞれFPSを計測したところ、たいして変化がなかった…メモリ消費量は倍以上に増えていたのだが。プレイ中に発生するローディングのカクつきは減っていた気もするが、あくまで体感なので信憑性はない)
 
 注意点としてTotal Chaosはノーマルマップや環境光を大々的に扱ってますが、それらがGZDoomで使えるようになったのはバージョン3.3からで、それ以前の古いバージョンでは動かないと思われます。
 
 
 

持ち物には重量制限があるため取捨選択が大切
デメリットのあるアイテムも多いため説明をよく読もう
 
 
 

チャプター2で入手できるMobile Gas Cookerは
多くの食品を安全に食せるようになる重要アイテムだ
 
 
 
 救難信号を追跡中に嵐に巻き込まれた沿岸警備隊員が、いつの間にか漂着していた孤島"フォート・オアシス"で謎の無線に導かれて住民失踪の謎に挑む…といったプロットのサバイバルホラーである本作は、Doom 2用のModというよりはGZDoomで製作したインディーズゲームという表現のほうが正確でしょう。かつてはオリジナルのDoom2.wadが必要だった本作は、スタンドアローン化により完全な独自コンテンツとしてGZDoomの表現の限界に挑戦した意欲作と言えます。
 本作独自のフィーチャーとしてはインベントリの存在、空腹や出血といったパラメータの追加、アイテムクラフトといったところでしょうか。空腹は時間経過ではなくスタミナ消費(厳密に言えばスタミナの自動回復量)で減少していくため、攻略に手間取ったり、たんに長い時間放置していただけで攻略が困難になる、という作りではないです。
 マップのあちこちに置かれている木箱は破壊するとアイテムが出現します(多くの場合、内容はランダム)。木箱を破壊するだけでも近接武器の耐久値は減ってしまいますが、なかには耐久値が減らない武器も存在します(ただしダメージが低い)。攻撃回数が多くなるということはスタミナもそれだけ消費するということで、空腹が早まるデメリットもある点には注意が必要でしょう。
 
 
 

パワーアタックは強力だが多くのスタミナを消費する
 
 
 
 本作の戦闘は銃や弾薬がほとんど手に入らないため近接攻撃が主体となりますが、近接武器の多く(特に戦闘向きのもの)は耐久値が設定されており使いすぎると破損すること、また攻撃にスタミナを消費するため連続攻撃やダッシュしながらの攻撃がご法度な厳しいバランスとなっております。
 ならば極力敵を避けて行動すべきか、と思うところですが、本作はロケーションのほとんどが狭い通路であり、また敵の接触判定が大きいために、たとえばバイオハザードのように敵の脇をすり抜けて通り過ぎる、というようなことがほとんどできません。そのため、本来であれば敵を避けてやり過ごすようなバランスであるにも関わらず交戦を余儀なくされるケースが多いです。
 また本作の敵には+NOINFIGHTINGタグがついているので、DOOMの高難易度攻略では必須テクニックとも言える同士討ちの誘発ができません。といっても本作のようなサバイバルホラーで化け物同士がプレイヤーをほったらかして喧嘩をはじめるのもシュールな光景ではありますが…
 それでもチャプター2まではまだ普通に攻略できますが、チャプター3以降は当たり前のように即死攻撃を持つ敵が出現しはじめるため、難しいを通り越して理不尽な難易度へ変貌していきます。さすがにそれはどうなんだ…という思いが。ただでさえMAPの再読み込みでDOOMエンジンにあるまじき長いロード時間がかかるので、気軽に死ねる難易度っていうのはロード時間が短いからこそ許される手法なんではと思うことも多々。
 ネットで情報を検索しても「あのDoom 2が!技術がすげぇ!」みたいなのばっかりで、海外サイト含めても攻略情報とか一切出てこないので、みんなこれちゃんとプレイしてんの?などという疑問も…というか全く同じような文面を使いまわしてるニュース系サイトはなんなんだよ
 
 総評としては非常に出来がいい、ゲームとして楽しめる内容…ではあるんですが、中盤以降の理不尽難易度はもう少し緩和して頂きたいかな…と思うところ。せめて即死攻撃のオンパレードはやめて大ダメージくらいに留めておいてもらえませんか…
 現状だとバイオハザードとかサイレントヒルじゃなくてSCP: Containment Breachみたいな難易度になってるので。いや、アレを目指してコレが出来たんなら納得するしかないですけども。フロム系は縁がないけど"ダクソ系"って言葉がクソみたいな理不尽即死ゲーの免罪符に使われてるのは知ってる
 
 
 

銃は強力だが弾薬がほとんど手に入らない
そして中には銃が通用しない敵も…
 
 
 

自爆攻撃で即死したくなければ決して目を離すな
コイツはあの妖怪うんこ漏らしの親戚だ
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 【多分みんなが気になるQ&A】
 
ゲーム開始後にフリーズする&チャプター移行時にゲームが止まる&しょっちゅうカクつく──すべて同じ問題。本作はデータ量が多いため、単純にロード時間がクソ長いだけなのだ。なのでアプリケーションが無反応状態になっても放置して気長に待つべし。またカクつきに関してはテクスチャの読み込みに時間がかかっているためで、これはオプションからテクスチャ設定のPrecache GL textures(事前にすべてのテクスチャを読み込む)をYesにすることで劇的に改善する。ただしチャプター開始時のロード時間がクソ長くなる(スタンドアローン版のデフォルト設定ではPrecache GL texturesがYesに設定されているため、クソ長いロード時間をバグやフリーズと勘違いしたユーザーが多発した)。またチャプター単位で巨大なマップを描画しているため、おそらくポテトPCではプレイが困難と思われる。参考までに、チャプター1読み込み時のメモリ消費量がOpenGLモードで最大1.5GB、Vulkanに至っては最大5.5GB近くにまで達した。
 
オプションの項目が少ない──本作はメニュー画面の項目を定義するMENUDEFに独自のものを使っている。本作のプレイに不要な項目が削除されているほか、GZDoom 3.6をベースにしていることもあり、当然ながらGZDoom 4.x以降に追加された項目は存在しない。なのでTotal Chaosのメニューで制限されている機能にアクセスする場合、事前にTotal Chaosを導入せずGZDoomを起動して設定しておくか、gzdoom.pk3からMENUDEFを取り出してTotal Chaos用の追加オプションを書き足して上書きor修正MODとして読み込ませる、あるいはGZDoomの設定ファイル(.ini)を直接編集する、といった方法がある。
 
UIの文字が小さい──Total Chaos OptionsからLarge Inventory FontをOnにする。
 
ノイズ等の特殊効果を切りたい──Post Processing(Total Chaos用のOption)から各種エフェクトの切り替えが可能。もっとも重いオプションはLens Flaresだが、すべて切ってもFPSの上昇は10程度で極端にパフォーマンスに影響は与えないため、これらの適用の可否は好みの範疇と言って差し支えないだろう。
 
HUDの設計が4:3なのはなんでなの──実はHUD用のテクスチャ自体は16:9の解像度で作られているのだが、表示用のコードがワイド画面向きになっていない…と思われる。製作者は過去のアルファ版リリース時に「本作は16:9用で、アスペクト比を4:3に設定してプレイしてくれ」とコメントしているが、そうなると当然、描画は4:3からのストレッチになるため、些か妙な具合になる。ワイド画面用のHUDを実装しているWadは存在するので、解決法はありそうな気もするが…
 
スタート地点のすぐ近くにあるナンバーロック式の扉はなに──高難易度モードへ挑戦するための扉で、四桁の番号は本編クリア後のクレジットにて確認できる。マップ構造こそ通常モードに似ているが進行方法などが異なるほか、撃破困難な強敵が徒党を組んで道を塞いでいるなど相当に殺意の高い構成になっている。これクリアできるやついるのか。
 
 
 
 
 
 
 
 


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