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2017/12/05 (Tue)00:26
Mount and Blade: Warband 「Call to Arms」
Diary of a Noble's Daughter - Part.III -
これはロドック地方の没落貴族カバル家の当主オフィーリアと
その臣下たちが繰り広げる珍道中の経緯を描いたものである
レザリット:
「お嬢様、お話が」
オフィーリア:
「なんじゃレザリット、妾がボルチャを呼ぶ前に話しかけるとは、よほどの大事なのであろうな」
レザリット:
「なに言ってんだおまえ、いえお嬢様。そろそろ我々臣下のみではなく、村や酒場から兵を徴集して軍団を組織したほうが良いかと存じます。10人やそこいらの賊を狩るだけならば我々だけでも充分ですが、近頃は黒い傭兵だの、黒い騎士だの、白い騎士だのが山林に出没し隊商や旅人を襲っているとか。ある日突然そやつらに出っくわすことがあるやもしれません、来るべき戦争のためにも、兵の準備をしておいたほうがよろしいかと」
オフィーリア:
「フム…給料の支払いが面倒なので考えないようにしていたが、おぬしの言う通り、そろそろ備えをしておいたほうがよいかもしれんな」
そして一週間後…
オフィーリア:
「レザリット、あれが例の黒い傭兵とやらか?」
レザリット:
「そのようですな。連中が戦争に参加している姿は見たことがありませんので、おそらくは傭兵とは名ばかりの追い剥ぎでありましょうが、そこいらの賊とは違い、非常に高価な装備を身につけております。いまこそ我々が教育した兵たちの実力を試すときでしょう」
オフィーリア:
「で、あるな。よし、突撃じゃ!」
オフィーリア:
「100人を超える相手で苦戦したが、なんとか勝てたのう!」
ボルチャ:
「あのーお嬢、一緒に戦ってた覆面連中はいったいナニモンですかい?といっても額にタトゥーがあるんで、だいたい想像はつきやすが…」
オフィーリア:
「酒場で徴集した農民どもを妾とレザリットで鍛えたのじゃ。はじめは泣き言ばかりの軟弱だった連中も、いまではすっかり戦闘力と信仰の心が身についたワイ!」
『Cabal Cultist』
カバル教の武装信徒(男)
武装は切り詰め軍用大鎌とコルトドラグーン
『Cabal Fanatic』
カバル教の武装信徒(女)
武装はマホガニー・ロングボウと槍兵のダガー
Cabal Cultist&Cabal Fanatic:
「カバル教に栄光あれ、いまこそ闇の再来のとき来たらん!異教徒に死を!」
マルニド:
「信仰の心…?」
レザリット:
「これぞレザリット式スパルタ教育の成果だ!我が軍団が大陸を制覇した暁には、私の教育法がまったくもって正しきこと寸分の疑いの余地なしと証明されるだろう!ハッハー!」
ニザール:
「Heyみんな、DoしたんだYo?」
ジェレムス:
「どうやらニザールが布教活動から戻ってきたようですな」
オフィーリア:
「???いや、たしかニザールはハルウララ号に貸しておったはずだが?」
マルニド:
「ハルウララ号…えーと、ひょっとしてスワディアのハルラウス王のことですか?それにしても、いったいどういうことですニザール?」
ニザール:
「なんというか…ZIZZYの相手は面倒臭いし、なんかモチベーション上がらないから、帰ってきた」
マルニド:
「勝手に帰ってきちゃ駄目じゃないですか!?」
オフィーリア:
「一度ハルウララオーに会ってきたほうが良いかもしれんな」
ボルチャ:
「ハルラウス王です、お嬢。そんな馬みたいな呼び方してたら不敬罪で吊るされますぜ?」
オフィーリア:
「スワディアの王よ、そなたに貸与した我が臣下ニザールについてだが…」
ハルラウス王:
「随分と気が早い娘だな、奴を返すのは一週間先という約束であろう?もうしばらくニザールには頼みたい用事があるのでな、あと五日ほど待ってくれんか」
レザリット:
「ニザール貴様、二日でバックレたのか」
ロルフ:
「どうもハルラウス王はニザールが居なくなったことに気づいていないようですな」
ニザール:
「耄碌したんだよきっと」
ハルラウス王の要請でニザールを貸したあと、当のニザールが二日後に勝手に部隊に戻ってきたのは事実である。にも関わらずクエストが通常通り進行したのも然り。
下手をするとバグでクエスト達成不可能になるのでは?という危惧はあったが、一週間後、ハルラウス王にニザールを返してくれるよう頼んだところ、無事にクエストは完了した。ニザールはずっと我が部隊にいたままだったのだが。
なんだったんだ。
そんなわけでどうも、グレアムです。八方美人プレイもいいけど、そろそろ城を攻めたくなってきた。
今回は独自のユニットを追加、ということで、多少ロアフレンドリーな感じを意識しつつこんなシロモノを導入した次第。胴と脚装備、Cultistの装備している拳銃は他MODからの移植です。
ちなみにカバル教の元ネタはMonolith社製のゲームBloodからです。最初はあれを再現するつもりだったんですが、せっかくだから多少オリジナリティを持たせたいという欲求からこのような形になりました。
民兵ツリーからの派生なのでプレイヤー以外の諸侯が保有することはまずないんですが、稀に運良く成長した農民や難民がこのカバル教徒系にアップグレードしてしまうことがあるので、あんまり強くするわけにはいかなかった。
またユニットの性能はセーブデータに依存するので、一度出現したあとにtroops.txtの内容を改変しても反映されず、新たにゲームを開始しなければならないので調整が面倒臭いのも難点でした。じつは今回のプレイ記をはじめる前から細々と調整してたんですよ。
【おまけ:音楽ファイルの差し替えについて】
面倒臭いので前提の説明は省きます、やり方だけ備忘録的に書いておきます。
ゲーム内で流れる音楽を自分で用意したファイルに差し替える方法は幾つかあるんですが、たぶんmusic.txtの中身を書き換えるのが一番スマートだと思います。
対象とするmoduleフォルダ以下のmusic.txtには、
cant_find_this.ogg 0 0
mount_and_blade_title_screen.ogg 4194432 4194432
ambushed_by_neutral.ogg 266240 269312
ambushed_by_khergit.ogg 266244 269375
…… …… ……
…… …… ……
といったような記述が延々と続いていると思います。
たとえばタイトル画面で流れる音楽(music.txtの上から三行目。…たいていの場合)を例に取ると、mount_and_blade_title_screen.oggというのがタイトル画面で使われる音楽のファイル名、そのあとに続く二つの数値がタイトル画面で使われることを定義するコードとなっています。
ここでTitle.mp3というファイルをタイトル画面で流れるようにしたい場合、まずTitle.mp3をmusicフォルダに入れ、music.txtのmount_and_blade_title_screen.oggという記述をtitle.mp3に書き換えます。後ろの数字はいじらないでください。
たったこれだけの操作でタイトル画面で流れる音楽を変えることができます。
music.txtを改変しない方法としては、Title.mp3をogg形式に変換したあとmount_and_blade_title_screen.oggという名前にリネームしmusicフォルダに入れるというやりかたもあるんですが、ファイル形式の変換が面倒臭いうえ、オリジナルのデータと同名にしてしまうと、自分で用意したほうではなくオリジナル(Warband)のBGMが流れてしまう不具合があるようです。
そのためか、独自の音楽を使用するMODはたいていファイル名を変えてあるようです。
またmusic.txtを改変する方法なら、戦闘BGMをすべてBattle.mp3にしたい(戦闘時に流れる音楽をすべて同じにしたい)場合、bandit_fight.ogg、fight_as_khergit.ogg、percussion_battery.ogg…といった名前をすべてBattle.mp3に書き換えることで対処できます。
ファイルそのものを差し替える場合、変更したい場面の数だけ音楽ファイルを用意しなければならず、無駄にHDDの容量を喰う破目になります。非常に馬鹿らしいです。
他のMODの音楽を移植したい場合はmusicフォルダとmusic.txtをコピーすればOKのはず(内容にかなり変更を加えているMODの場合は不具合が生じるかもしれません)。
言うまでもないですが、ファイルに変更を加える場合は事前にバックアップを取っておきましょう。
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