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主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。 生温い目で見て頂けると幸いです、ホームページもあるよ。 http://reverend.sessya.net/
2024/04/20 (Sat)09:54
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2019/02/21 (Thu)02:28







The Elder Scrolls IV: Shivering Isles
"Ghost in Madness" #8

- エルダースクロールズ4:シヴァリングアイルズ -

【狂気の島と死霊娘】第八回









 命懸けの聖火リレーをどうにか完遂し、サセラム・アルデン=スル内に安置されているディメンシャの大灯台にアグノンの炎を灯したジアン。聖火リレーやろうぜ!おまえが松明な!
 そこへ我らがシェオ爺が登場し、次なる使命を課してきた。マニア側かディメンシャ側どちらか一方の統治者になれ、というのである。もっとも統治権を継承するには伝統ある儀式に則る必要があり、同時にそれは現公爵(以前仕事を依頼してきたマニア公爵セイドンorディメンシャ女公爵シル)の解任をも意味する。
 解任…しかしここシヴァリング・アイルズでは、権力者に平穏な隠居生活などというものは用意されていない。継承の儀式はマニア側とディメンシャ側で内容が異なり、もとは単一の伝承だったものが解釈違いで二つに分かれたらしいが、いずれも現公爵の血を祭壇に捧げることに変わりはなく、その過程が「毒殺」か「心臓を抉る」かの違いでしかない。
 要するに、現公爵を殺して成り代わるしかない、ということなのだ。

 もとよりジアンはディメンシャびいきなので、かつて暗殺計画を阻止し命を救ったシル女公爵を、今度は自分の手で殺すことになる。とはいうものの、たいして恩義があるわけでもなく、殺すことに抵抗があるわけではないが。
 また逆説的に、統治権の継承後は殺さなかったほうの現公爵と付き合っていくことになるので、「殺さず今後付き合うのはどちらが良いか」という点から見ても、陰気な被害妄想ババアより色ボケ薬中ジジイのほうがなんぼかマシである。…たぶん。

 ところでこの教会の司祭たち、シェオ爺さまを前にしてもこれといって反応しませんね。




ジアン:「なるほど、側近の協力を得よとはこういうことか」

 ディメンシャの司祭長アルクタスに儀式について聞いたところ、シルを始末するには彼女の側近であるキスラン、アンヤの協力を得るべきだと助言されたジアンは、その必要性に疑問を抱いていた。
 曰く、ただ宮殿へ赴き玉座にふんぞりかえっているシルの首を落として心臓をブチ抜いてくれば良いのではないか、と。
 しかしながら玉座の間は無人であり、どうやらシルはシェオ爺がいずれかの地域の統治者の交代を望んでいることに気づいて身を隠してしまったようなのだ。
 儀式が本当に伝統あるものだとすれば、シルも前任者の心臓をブチ抜いて今の席に座っていることになる。次はそれが自分の身に降りかかってくる、とわかれば、警戒するのも当然のことだろう。
 ジアンはキスランやアンヤと接触し、ディメンシャ公爵の私室へと潜入を試みる。




 普段は専用の鍵で施錠されており、何人たりと侵入を許されない個人庭園にてダーク・セデューサーの襲撃を受ける。

ジアン:「なるほど、現統治者の配下からしてみれば、私は逆賊ということであるか。というか、これっていわゆるクーデターというやつなのではないか?」

 かつてシラルンの遺跡でともにゴールデン・セイントと戦い、まして今後臣下となるであろう者たちを手にかけるのはいささか気が引けるが、反乱闘争ってこういうものなので仕方がない。




 庭園と私室内部の警護兵を始末し、寝室へとたどり着いたジアン。
 そこには呑気にベッドへ横たわるシルの姿が、ときは午後9時。よもや警護を突破して来る者などいようはずもないと油断しているのか、いまその安らかな寝息を止めてくれよう、と近づいたとき、側近のキスランがジアンを呼び止めた。

キスラン:「これは影武者だ!シルがこの手を使うのはこれが初めてではない…」

ジアン:「影武者?あ、死んでる…そういえば顔つきも違うような。のんきこいて寝ているのではなかったか…」

 キスランの言によれば、本物のシルはすでに隠し通路を使ってジレサルドに立て篭もったという。当初想定していたよりもだいぶ骨が折れる、てごわい相手である。
 庭園にあるシェオゴラスの胸像に隠された仕掛けを使い、ジアンはシルの後を追う。








 ジレサルドと呼ばれるダンジョンには幾多の殺人トラップが仕掛けられており、さらにシルへ忠誠を誓うダーク・セデューサーたちが至るところに伏兵として潜んでいた。
 敵を撃破しつつ、ジアンはさらに地下施設の奥へと向かう。




ジアン:「フム、バリケードであるか。これはますますもって、内戦の如き様相を呈しておるのう」

 シルが居るらしい深部フロアには、椅子や机といった家具を積み重ねて築かれたバリケードが設置されており、先へ続く扉も大量の家具で塞がれていた。
 扉の向こう側には、ダーク・セデューサーたちが息を潜めて身構えている気配が感じ取れる。どうやらジアンがバリケードを排除し疲れ果てたところを集中攻撃しようという算段らしい。

 だが…




 ドガッ!!

 爆発とともに、扉の向こう側で待ち伏せしていたダーク・セデューサーたちはバリケードもろとも吹っ飛ばされる。




ジアン:「バリケードを使った篭城なぞ、火星ではこーなる。私もこーする」

 いつぞや宿の壁にかけておいた個人携行型ロケットランチャーを携え、ジアンは瓦礫と化したバリケードを踏み越える。
 得意げに啖呵を切ったようだが、こうした火器の使用にはリスクも伴う。いつから存在するかもわからない古い建築物、石材が劣化していれば爆発の衝撃で建物ごと崩れる可能性がある。天井が崩落すればジアンもろとも生き埋めになってしまうだろう、まず助かる見込みはない。
 そんなわけで、ロケット弾による攻撃はこの一発限りとジアンは決めていた。

 さらに先へと進み、道中の護衛を斬り伏せたジアンはついにシルと対面する。




ジアン:「下克上なう。抵抗は無意味と知れ、大人しく素ッ首を差し出すがよかろう」

シル:「おのれ小娘、貴様のような得体の知れぬ新参者におめおめと公爵の座を渡すと思うてか!私がこうして命を狙われたのが初めてだとでも?とんでもない、返り討ちにしてくれる!」



 [次回へつづく]

















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2019/02/17 (Sun)20:31







The Elder Scrolls IV: Shivering Isles
"Ghost in Madness" #7

- エルダースクロールズ4:シヴァリングアイルズ -

【狂気の島と死霊娘】第七回









病弱バーニス:「…その、説明が欲しいのですが」

ジアン:「そうであるか」

 狂気の島シヴァリング・アイルズでの活動における拠点をかまえるため、クルーシブルの宿屋「病弱バーニスの酒場」で部屋を借りたジアン。彼女が部屋へ運び込んだ「私物」の数々は、およそ常識の範疇を越える代物であった。




病弱バーニス:「その大きな機械…機械…?は、なんですか?」

ジアン:「地形探査機である、この島全土の情報が蓄積されているのだ。もともと宇宙船の一部だったものを、切り離してここへ持ち込んだのである」

病弱バーニス:「宇宙船…?それで、テーブルの上にあるのは…」

ジアン:「弾薬や爆薬であるな」




病弱バーニス:「この壁にかかっているものは何ですか?クロスボウ?」

ジアン:「銃である。このあたりでは見かけないであるな?上の二挺はシムカ型フリーザーガン、左下は高出力レーザーガン、右下は半自動式小型ミサイルランチャーであるよ。その下の大型の機械は発電機で、これを使って地形探査機等の動力を賄っているのであるな」

病弱バーニス:「こちらの、棚の上に乗っているのは…」

ジアン:「マイクロスコープと解析装置である。この島は資源が豊富で興味深いものが沢山あるのでな、それらの調査にこうした機材が必要なのである」




病弱バーニス:「あの、上に掛かっているものは?」

ジアン:「20mm口径のバルカン砲である。もとは車載用なのだが、いちおう部屋に運び込んでおいたのである。まあ、インテリア用であるな。この建物の石壁くらいなら、簡単に粉砕できるであるよ」

病弱バーニス:「やめてください」




病弱バーニス:「この豪華な食事は、私が用意したものではありませんね」

ジアン:「マニア公爵の食事を真似て作ったものである」

病弱バーニス:「他には…」

ジアン:「携帯用のラップトップ・コンピュータ、データディスク、輸血パックといったシロモノであるな。私のこの身体は、定期的に血液を新鮮なものに交換する必要があるのだ」




病弱バーニス:「これらの植物は、この島由来のものですが…いったい、どうやって運んできたのです?そもそも、なぜ…」

ジアン:「削岩用のレーザーガンで切除して持ち込んだのである。この島の植物は食用に向いておるようなので、こう、部屋の中で生育しておけば食べるに困らんと思うての。あとはまあ、研究用であるな。それに、植物に囲まれて寝ると、こう…心が落ち着くのであるよ」

 火星の辺境で長い時間を過ごしたジアンにとって、緑あふれる大地というのはさながら理想郷のような光景であり、そこかしこに可食できる植物が存在することもまた、劣悪な食糧事情に悩まされていた火星での生活を考えると夢のような環境であった。
 そうした点から、ジアンはこのシヴァリング・アイルズに多大な関心を抱いたのである。
 また墜落した宇宙船の再起動に必要なエネルギーが不足しており、その解決にオーダーのオベリスクが使えるのではないか、という目論みもあった。彼女はこの物質が未知のエネルギー資源ではないかと考えたのである。









 メインクエストを進めるためシラルンの遺跡へ向かう途中、またもオーダーのオベリスクに遭遇。せっかくなので無力化しておくことに。
 オーダーの司祭はシェオゴラスを裏切りジャガラグについた島の住民らしく、であらば中身が普通の人間なのも道理である。それなりの戦闘力を有しているのは、ジャガラグに力を与えられたのか、それとも元々素質のある者が司祭に選ばれるのか…
 司祭によって中の人の種族は違えど、髪型は皆同じザビエルハゲの様子。




 道中で幾つかサブクエストなぞをこなしつつ、目的地に到着。近くに非活性状態のオベリスクが存在するのがなんとも不気味である。
 シェオゴラスの指示は「アグノンの炎を灯し、それを持ち帰れ」というものだが、具体的に何をすれば良いのか、そもそも何故それが必要なのかはすっかり忘れてしまった。というか、説明するほうも大概気が違えているので、何を言っているのかよくわからなかった。

 ここではダークセデューサーとゴールドセイントがナワバリ争いをしており、アグノンの炎を灯すにはどちらか一方の側につき、もう一方を殲滅する必要があるそうだ。
 どちらかで言えばディメンシャ側に愛着があり、また肌の色も似ている…というわけでダークセデューサー側に加勢することに。とはいえ、明確な意思決定をするまでは双方の陣営に行き来することが可能なため、一通り情報収集を行うことに。
 結果、ゴールドセイント側には「地下道を通り奇襲をかけるべし」と吹聴した一方で、ダークセデューサー側に「連中に地下道を使うよう唆したので罠を張っておこう」と助言。
 かくして罠にかかったゴールドセイント達は一網打尽にされ、ジアンはダークセデューサーの協力を受けることができたのであった。




 アグノンの火を灯す条件、それは片一方の指揮官がその身を犠牲にするというものであった。「シェオゴラスに仕える者として最大の栄誉であり、この日が来ることを待ち望んでいた」とダークセデューサーの指揮官ウルフリは言ったが、それでも、この挺身に悲しみを覚えずにはいられない。
 あるいは、そのような感想を持ったのは、彼女の部下たちがその死を悼むかのように炎に祈りを捧げている姿を目にしたからであろうか…









 さて祭壇に火が灯ったことでアグノンの炎が現れたわけだが、いかにしてこれを持ち帰るか?
 松明にでも受けるのだろうか、などと思って近づいたところ、ジアンの全身にアグノンの炎が回った。

ジアン:「燃えるー!焦げるー!私はまだ埋葬されたくないぃッ!」

 彼女は死霊、要するにゾンビである。炎に対する嫌悪感は人一倍強い。
 これにより魔法効果「アグノンの炎」を得たわけであるが、見た目が変化した以外にこれといって影響はないようだ。さて、身体を張った聖火リレーを完了させるためにサセラム・アルデン=スルへ向かおう。



 [次回へつづく]
















2019/02/14 (Thu)18:51







The Elder Scrolls IV: Shivering Isles
"Ghost in Madness" #6

- エルダースクロールズ4:シヴァリングアイルズ -

【狂気の島と死霊娘】第六回









 マニアの公爵セイドンの依頼でダンルート窟へと向かったジアン。そこには原生生物なのか魔法生物なのかはわからないが、通行人を襲う危険なトラップで一杯だった。
 探しているのは「反転の杯」と呼ばれる道具。
 特定のエリトラ(昆虫型のクリーチャー)から採取できる、フェルデューと呼ばれる物質(蜜?体液?)は摂取することで多幸感を得ることができるが、強力な中毒作用をも併せ持つ。そして反転の杯はフェルデューの中毒症状を無効化し、安全に摂取できる道具だということだった。
 要するに、中毒の心配なくヤクをキメれるステキ道具ということだ。

 ダンルート窟へ侵入するには事前にフェルデューを摂取している必要があり、当然、反転の杯を所持していないジアンは深刻な中毒症状に見舞われることになる。
 がしかし、症状が致命的なまでに進行したとしても、そこまで大幅にステータスが下がるわけではない。基本的には中毒を抑えるためにフェルデューを摂取しつつ探索する、という流れになるのだろうが、それなりに育ったキャラクターであれば中毒を無視して探索を続行することも可能だ。




 「堕ちた聖域」と呼ばれる最深部に差し掛かると、突如として天然の洞窟に人工的な造形物が姿を覗かせる。おそらくは千年周期で訪れるグレイマーチで破壊された旧文明の名残だろうか?
 得体の知れない怪物が潜んでいるかもしれない、と思ったものの、そこにいたのはダンボールが似合いそうな不法居住者たち…脳の髄までフェルデューがバッチリ決まっているらしく、ジアンを見るなり素手というか素っ裸で襲いかかってきた。




 丸腰相手に銃は使わない、儀仗で応戦だ。
 おクスリで腐り果てた脳を(物理的に)叩き直し、もとい叩き壊し、反転の杯を入手。
 …この杯があれば中毒にはならないと聞いていたのだが。中毒者たちは使い方を知らなかった(あるいは間違えていた)のか、あるいは服用量が多過ぎて杯の許容量をも超えてしまったのか。まあ、もうどうでもいいことだが。








 王宮への帰路につく途中、イングヴァー・ドゥームセイヤーというノルドのおっさんと遭遇。ここシヴァリングアイルズのみならず、シロディールでも路上を徘徊するNPCは珍しいので驚いてしまった。顔が関根勤にそっくりだ。
 というか先頃のクエストでしこたま拷問にかけた記憶がある。あのときは申し訳ないことをした。
 こんな土地柄でも素肌をもろ出して肉体美を誇示するありさまはさすがノルドというべきか。
 なおドゥームセイヤーというのは終末論者のことであり、決してドゥームスレイヤーの誤字ではない。ドゥームスレイヤーだったら地獄で悪魔を殺し続けるヤバイ奴になってしまう。そっちの人もBethesda傘下ではあるのだが。…なんの話だ。




 そしてふたたびのオベリスク封印戦である。
 基本的にやることは毎度変わらないので内容は省略するとして、今回は二挺銃での戦いだ。実際のところ銃撃戦に使えそうなポーズはMOD含めてもそんなに数がないので、そろそろ自作する必要性を感じている。




 戦闘ののち王宮へ帰還し、セイドン公爵に杯を渡したあとマニア/ディメンシャ両公爵から信頼を得たことをシェオ爺さまに報告する。そのポーズ、DOS時代のTESシリーズっぽくてすごく良いです。
 次なる任務は…えぇと…どっか行って、なんかやってこい、だそうです。







 シヴァリングアイルズでの活動において、その中心となる拠点を構えたいのだが、どうにもそれらしい施設を見つけることができない。
 仕方がないので、クルーシブルにある宿屋「病弱バーニスの酒場」の一室をそれらしく仕立て上げることにする。




ジアン:「というわけでだね、しばらくこの地に滞在するにあたって、この宿の一室を当分貸し切りにしてほしいのだ。無論、先に金は払うでござる」

病弱バーニス:「お代さえ頂けるのなら、私は別に構いませんが…ゴホッゴホッ」

ジアン:「そうそう、部屋に荷物を運び込むので少し騒がしくなるかもしれぬ」

病弱バーニス:「???」

 なにやら不穏なジアンの物言いに疑問を覚えるバーニス。
 事実、ジアンが泊まるようになってからというもの、轟音や妙な機械音が止むことなく鳴り続けている。
 狂気の王のお膝元たるこの地ではそう珍しいことでもない…と言い切れないのが難しいところであって、けっきょく、耐えかねたバーニスはジアンに化した部屋の様子を見に行くことに。

病弱バーニス:「あの、お客様。できればもう少し、静かにしていただけると…」




病弱バーニス:「…って……」

ジアン:「おや御主人、如何されたであるか?」

病弱バーニス:「如何されたって…お客様、これはいったいどういうことですか!?」

ジアン:「いや、私物を部屋に入れただけだが…」

病弱バーニス:「私物!?これが、全部私物ですか!?」




【びふぉあ】




【あふたー】



 [次回へつづく]



















2019/02/11 (Mon)18:52







The Elder Scrolls IV: Shivering Isles
"Ghost in Madness" #5

- エルダースクロールズ4:シヴァリングアイルズ -

【狂気の島と死霊娘】第五回









ジアン:「あっ。」

 どうせ落とし穴が開く仕掛けだろう、と思いつつダンジョン内のスイッチを押したところ、お供のスキンド・ハウンドがナナメ四十五度の角度で踏ん張る事態に。何か行動を起こすときは、自分だけでなく仲間の位置にも気をつけないとダメだ。








 ニーニニニニニニニ。

 途中、立ち寄ったハイクロスという集落で出会ったアルゴニアンの女性ランズ=イン=サークルズ。リンゴや靴といった品物をおねだりしては、奇声をあげつつ周辺を駆け回る面白い御仁である。
 スカイリムのアルゴニアンは世を拗ねたようなのが多いけど(あれはあれで好きだけど)、オブリビオンのアルゴニアンは愛嬌のある連中が多いですよね。








ジアン:「あれはなんであるか…?」

 対岸に見えるオベリスク、以前はたんなるオブジェであったが、メインクエストを進行させた現在はなんかミサイルめいてジェット噴射しながら滞空しておるよ。
 侵入者対処用システム(個人的にはこれを「新しい住民を迎えるための歓迎施設」だと認識しているので、防衛とか撃退という名称は相応しくないと感じる)であるゼディリアンを再起動させたさい、それに反応するように各地のオベリスクが活性化したとハスキルから聞いた気がする。
 ゼディリアンを出ようとしたときに襲ってきたオーダーの騎士とかいう連中、あれはシェオゴラスと敵対するデイドラ皇ジャガラグの手勢だそうで、ここ狂気の島では一定周期でグレイマーチと呼ばれるジャガラグの侵攻が行われるのだとか。聞くところによれば、そのたびに狂気の島は壊滅しているようだ。
 シェオ爺さまはグレイマーチを今回限りで打ち止めにしたいようで、ジャガラグを倒すべく役に立ちそうな人材を探していたらしい。ジャガラグのことは個人的に快く思っていないようで、あやつに関して話すときは激おこぷんぷん丸であった。

 で、あのオベリスクはジャガラグの手勢たるオーダーの兵を召喚する装置のようなもので、その機能を停止させる必要がある、みたいなこともハスキルが言っていた気がする。
 気がする、ばかり言ってるが、今回はあまり熱心にストーリーを追ってないので、ものすごくうろ覚えなのだった。




 オベリスクに近づくと、雷鳴とともにオーダーの騎士、そしてオーダーの司祭と呼ばれる連中が召喚され、有無を言わさず襲いかかってきた。島に生息するほかのクリーチャーとは違い、こいつらには明確な悪意、あるいは敵意があって攻撃してくるように思える。
 雨の中での戦闘がはじまった。シヴァリング・アイルズには雨がよく似合う。




 どうやらオーダーの司祭はオベリスクを守護する管理者のような存在らしく、倒しても復活し、調べようとすると強烈な電撃を喰らうことになる。そしてヤツが生きている限り、オーダーの騎士もまた際限なく召喚されてくるのだ。
 これを阻止するにはオーダーの騎士の死体から採取できる「オーダーの心臓」をオベリスクに計3個設置し、オベリスクを機能停止させてオーダーの司祭の不死能力を解除する必要がある。




 サブマシンガンによる銃撃でオーダーの司祭にトドメを刺す。
 以前言及していたマズルフラッシュも改良し、光源化&アルファ部分が綺麗に抜けたことでENB環境下でも非常に美しく映えるようになった。




 【悲報】オーダーの司祭、中身はザビエル禿のダンマーのおっさんだった

 これ、オーダーの騎士と同じく装備を禿げ剥げちゃいけない設定だったんじゃないですかね…装備自体がとてもカッチョイイだけに、あと設定的にも残念感が半端ない。
 見ての通りオーダー軍は内部的にクリーチャーではなくNPC扱いで、中の人の種族はまちまちではあるもののすべて(エルフ含む)人間型の基本種族。シェオ爺さまやゴールデンセイント/ダークセデューサーのように専用種族が用意されているわけではない。








 目的地にまっすぐ向かわずフラフラしていたところ、ゴールデンセイントが番をしているダンジョンに遭遇。ブレラックと呼ばれるこの場所、「定命の者が足を踏み入れることは許可されていない」と冷たくあしらわれてしまいました。

ジアン:「死霊では駄目であるか?」
ゴールデンセイント:「とにかく失せろ」

 なんていうかこの人たち、会話するたびに物凄い形相で睨んでくるんですけど、なんででしょう…クソコテルーレット交渉ミニゲームを持ちかけることもできないんで関係改善もできないし…




ジアン:「おや、そんなところにいたであるか」

 オベリスクに近づいたあたりから行方不明になっていたスキンド・ハウンドと再会。こいつ、どうもファストトラベルでもついてこないことがあって、どっかで死んでるのかと思ったら予期しないタイミングで駆け寄ってきたりする。
 もっとも、今回はそうではなく…




ジアン:「おう、過激なスキンシップだな。や、ちょ、痛っ、痛たたた」

 敵じゃねーか!

 別のやつ(敵)だった…

 絵面が特定層向けの薄い本みたいになったのは偶然です。…スイマセンうそです。「スキンド・ハウンドの明太子が刺さっちゃう!」とか言いながら撮影してました。



 [次回へつづく]



















2019/02/08 (Fri)18:21







The Elder Scrolls IV: Shivering Isles
"Ghost in Madness" #4

- エルダースクロールズ4:シヴァリングアイルズ -

【狂気の島と死霊娘】第四回









ジアン:「あの…腐っておるぞ、おたくの同居人」

 クルーシブル在住はミューリン婦人の邸宅。腕を失った叔父と住んでいる、というので、ちょいと不法侵入にはなるが容態を見に寝室へ向かったところ、腕を失ったどころではない様子の叔父さんと体面することになった。
 すわ戦闘イベントか、と思ったが、どうやらこのゾンビに敵意はないようで。害がないならば恐れることは何もない、なにせジアン自身も死霊であり、お供にスキンド・ハウンドなぞを連れている。むしろご同輩と出会えた感慨を覚えたりもする。








 後日、ディメンシャ地域を統括するシル女公爵の依頼で市井にはびこる謀反の企みを暴くため、ヘルディルとかいうハゲの拷問官と一緒に王宮や街の住民を片っ端から電撃魔法で拷問しまくるという、非常にアレな活動を行うことに。
 さすがは拷問官というか、死なない程度に加減できるばかりか、あまりに拷問を繰り返して成果がない場合は「こいつ本当にシロだよ」と教えてくれるユーザーフレンドリーぶりを発揮してくれる。
 せっかくなのでシェオ爺さま直伝の召喚魔法でハスキルを呼び出し、拷問の現場に立ち会わせる。

ジアン:「どう思う?」
ハスキル:「どうって…」




 しばらく拷問活動を続けた結果、カジートのマザッダとダークセデューサーのネルリーンが夜な夜な密会しているというので、後をつけて会話を盗み聞きすることに。はじめは陰謀など最初から存在しない、シル女公爵の妄想ではないかとばかり思っていたが、どうやらそうでもないらしい。

ジアン:「うーむ、ここからでは遠くて会話が聞き取れんな。もうすこし近づいてみよう」




マザッダ:「…何か、人の気配がしないか?」
ネルリーン:「気のせいだろう」

 どうやら二人はシル女公爵の暗殺計画を立てているらしい、それなりの大義名分はあるようだが、ジアン自身はべつに彼女が生きていても困らないので阻止を試みる。
 マザッダの帰宅を確認してから家に押し入り、盗聴内容を突きつけて脅しをかける。協力すれば罪には問わない、と提案すると、情報を渡すから後日また来てくれと言われるので、この場はひとまず引き揚げることに。どう見ても死亡フラグなので、個人的にはハゲを護衛に残していきたいところだったが…

 後日ふたたびマザッタ宅へ赴くと、案の定始末されていた。彼の所持品から家の鍵を取り、首謀者の情報と証拠品を回収、シル女公爵のもとへ帰還する。




 暗殺計画を企てていたのは、なんと冒頭でお邪魔したゾンビ叔父さんの同居人だった。
 叔父さんには悪いが、ここは出世の犠牲になってもらわねばなるまい。シル女公爵自ら処刑スイッチを入れると、鉄格子のなかのミューリン婦人は電撃を喰らってお陀仏と相成った。








 続いて、こんどはマニア地域を統括するセイドン公爵からの依頼を受けることに。なんでも、反転の杯なるアイテムをどこぞから回収してきてほしい、とのことだが。

ジアン:「絵画か、良い趣味をしておられる。私もご一緒させていただいて宜しいであるかな」
セイドン公爵:「良いわけがあるか」

 とりあえず側近のアルゴニアン、ワイド=アイから話を聞きだすと、探しものはダンルート窟という場所にあるそうだ。さっそく向かうことにする、といっても目的地まではけっこう距離があり、途中でかなり寄り道をすることになるであろう点は言うまでもない。
 なおセイドン公爵、ディメンシャのシル女公爵と密会しているようで、子供に言えないアッチッチな仲であることを自慢げに語ってくれた。そういえばシル女公爵を暗殺しようと目論んでいた連中の動機がソレだったような気がする、とかくマニア側の住民とディメンシャ側の住民は仲が悪く、不義密通許すまじ!という気迫で息巻いておった。妙なところで発想がおカタいよねここの人ら。
 まあそれとは別に、単純にシル女公爵がクソババアだからという理由で殺そうとしてた人たちも居たようだけども。




 これまではずっと南のディメンシャ側を旅してきたが、ここでようやく北のマニア側へと足を踏み入れることになる。
 明るい南国的な雰囲気のなか、観光気分で目的地へ向かう。そもそもシヴァリング・アイルズという土地そのものが、雑魚敵が強力である以外にはこれといった脅威に遭遇することもなく、住民もいささか気が触れてはいるものの無害な者たちが多いので、ともすればデイドラの領域であることを忘れそうになることもしばしば。




 敵との戦闘にて、以前ゼディリアンの罠に嵌めたオークの戦士の所持品であるドーンファングを使ってみる。昼と夜で性能が切り替わる、魂を喰らいバージョンアップする、なにより見た目がカッコイイと、非常に厨二心をくすぐる素敵アイテムである。
 おそらくはMOD導入の余地がないコンシューマ版をプレイしているのであれば、メイン装備の最有力候補となったであろうが、自らあれこれ作ったり弄くり倒している現状では、ときおり気紛れで使う以外の出番は用意されないのであった…




 ダンジョン内にて、落とし穴のトラップを挟んで敵と睨み合う構図。いちおう落とし穴を通行不可能と認識する程度の知能はあるらしく、すぐに突っ込んでくるような真似はしてこないが…




 あっ。



 [次回へ続く]

















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