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2019/02/17 (Sun)20:31
The Elder Scrolls IV: Shivering Isles
"Ghost in Madness" #7
"Ghost in Madness" #7
- エルダースクロールズ4:シヴァリングアイルズ -
【狂気の島と死霊娘】第七回
病弱バーニス:「…その、説明が欲しいのですが」
ジアン:「そうであるか」
狂気の島シヴァリング・アイルズでの活動における拠点をかまえるため、クルーシブルの宿屋「病弱バーニスの酒場」で部屋を借りたジアン。彼女が部屋へ運び込んだ「私物」の数々は、およそ常識の範疇を越える代物であった。
病弱バーニス:「その大きな機械…機械…?は、なんですか?」
ジアン:「地形探査機である、この島全土の情報が蓄積されているのだ。もともと宇宙船の一部だったものを、切り離してここへ持ち込んだのである」
病弱バーニス:「宇宙船…?それで、テーブルの上にあるのは…」
ジアン:「弾薬や爆薬であるな」
病弱バーニス:「この壁にかかっているものは何ですか?クロスボウ?」
ジアン:「銃である。このあたりでは見かけないであるな?上の二挺はシムカ型フリーザーガン、左下は高出力レーザーガン、右下は半自動式小型ミサイルランチャーであるよ。その下の大型の機械は発電機で、これを使って地形探査機等の動力を賄っているのであるな」
病弱バーニス:「こちらの、棚の上に乗っているのは…」
ジアン:「マイクロスコープと解析装置である。この島は資源が豊富で興味深いものが沢山あるのでな、それらの調査にこうした機材が必要なのである」
病弱バーニス:「あの、上に掛かっているものは?」
ジアン:「20mm口径のバルカン砲である。もとは車載用なのだが、いちおう部屋に運び込んでおいたのである。まあ、インテリア用であるな。この建物の石壁くらいなら、簡単に粉砕できるであるよ」
病弱バーニス:「やめてください」
病弱バーニス:「この豪華な食事は、私が用意したものではありませんね」
ジアン:「マニア公爵の食事を真似て作ったものである」
病弱バーニス:「他には…」
ジアン:「携帯用のラップトップ・コンピュータ、データディスク、輸血パックといったシロモノであるな。私のこの身体は、定期的に血液を新鮮なものに交換する必要があるのだ」
病弱バーニス:「これらの植物は、この島由来のものですが…いったい、どうやって運んできたのです?そもそも、なぜ…」
ジアン:「削岩用のレーザーガンで切除して持ち込んだのである。この島の植物は食用に向いておるようなので、こう、部屋の中で生育しておけば食べるに困らんと思うての。あとはまあ、研究用であるな。それに、植物に囲まれて寝ると、こう…心が落ち着くのであるよ」
火星の辺境で長い時間を過ごしたジアンにとって、緑あふれる大地というのはさながら理想郷のような光景であり、そこかしこに可食できる植物が存在することもまた、劣悪な食糧事情に悩まされていた火星での生活を考えると夢のような環境であった。
そうした点から、ジアンはこのシヴァリング・アイルズに多大な関心を抱いたのである。
また墜落した宇宙船の再起動に必要なエネルギーが不足しており、その解決にオーダーのオベリスクが使えるのではないか、という目論みもあった。彼女はこの物質が未知のエネルギー資源ではないかと考えたのである。
メインクエストを進めるためシラルンの遺跡へ向かう途中、またもオーダーのオベリスクに遭遇。せっかくなので無力化しておくことに。
オーダーの司祭はシェオゴラスを裏切りジャガラグについた島の住民らしく、であらば中身が普通の人間なのも道理である。それなりの戦闘力を有しているのは、ジャガラグに力を与えられたのか、それとも元々素質のある者が司祭に選ばれるのか…
司祭によって中の人の種族は違えど、髪型は皆同じザビエルハゲの様子。
道中で幾つかサブクエストなぞをこなしつつ、目的地に到着。近くに非活性状態のオベリスクが存在するのがなんとも不気味である。
シェオゴラスの指示は「アグノンの炎を灯し、それを持ち帰れ」というものだが、具体的に何をすれば良いのか、そもそも何故それが必要なのかはすっかり忘れてしまった。というか、説明するほうも大概気が違えているので、何を言っているのかよくわからなかった。
ここではダークセデューサーとゴールドセイントがナワバリ争いをしており、アグノンの炎を灯すにはどちらか一方の側につき、もう一方を殲滅する必要があるそうだ。
どちらかで言えばディメンシャ側に愛着があり、また肌の色も似ている…というわけでダークセデューサー側に加勢することに。とはいえ、明確な意思決定をするまでは双方の陣営に行き来することが可能なため、一通り情報収集を行うことに。
結果、ゴールドセイント側には「地下道を通り奇襲をかけるべし」と吹聴した一方で、ダークセデューサー側に「連中に地下道を使うよう唆したので罠を張っておこう」と助言。
かくして罠にかかったゴールドセイント達は一網打尽にされ、ジアンはダークセデューサーの協力を受けることができたのであった。
アグノンの火を灯す条件、それは片一方の指揮官がその身を犠牲にするというものであった。「シェオゴラスに仕える者として最大の栄誉であり、この日が来ることを待ち望んでいた」とダークセデューサーの指揮官ウルフリは言ったが、それでも、この挺身に悲しみを覚えずにはいられない。
あるいは、そのような感想を持ったのは、彼女の部下たちがその死を悼むかのように炎に祈りを捧げている姿を目にしたからであろうか…
さて祭壇に火が灯ったことでアグノンの炎が現れたわけだが、いかにしてこれを持ち帰るか?
松明にでも受けるのだろうか、などと思って近づいたところ、ジアンの全身にアグノンの炎が回った。
ジアン:「燃えるー!焦げるー!私はまだ埋葬されたくないぃッ!」
彼女は死霊、要するにゾンビである。炎に対する嫌悪感は人一倍強い。
これにより魔法効果「アグノンの炎」を得たわけであるが、見た目が変化した以外にこれといって影響はないようだ。さて、身体を張った聖火リレーを完了させるためにサセラム・アルデン=スルへ向かおう。
[次回へつづく]
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