主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。
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2016/09/09 (Fri)23:45
どうも、グレアムです。
「ゲームはプレイしたいと思ったときが買い時だ」なんて、誰が最初に言い出したのかはわかりませんが、まったく意志の弱さを正当化する罪作りな言葉だと思いますよ。まったく本当に。
買った。買ってしまった…GTA4を…定価でッ……!!
先の言葉を借りるなら、まさにいま、GTA4は俺にとって「買い時」だったのである。
いままでも購入を悩んだことは何度かあったし、いっときわざわざセールを待つような言動をしたのも、悩みつつ購入に踏み切らなかった理由に繋がっている。
それは多くのユーザーが「プレイできない」というレビューを挙げていたことだ。
環境依存だとか、Rockstars Social Clubへの登録、Windows LIVE関連のトラブルなど原因は幾つか存在するのだが、常に俺の頭にあった疑問は「ちゃんとプレイできているユーザーもいる」という点だった。
これはいったいどういうことなのか?
現在まともにプレイできる環境にない、という言葉が真実であるなら、世界中のユーザーが誰一人としてプレイできないと報告を挙げていなければおかしいはずだ。にも関わらず、まるで選別されているかのように「プレイできているユーザー」「プレイできないユーザー」がはっきり分かれているのはどういうことなのか…
環境依存なのか?それとも、ちゃんと調べればプレイできるのか?
それを確認するのに、定価(と言っても1980円だが)を支払うのはリスキーだ。だが、俺は「ちゃんと目の前の箱を活用すればプレイは可能である」という推測に一縷の望みを託し購入に踏み切った。
結果だけを言えば、当環境においてGTA4はなんの問題もなく動作した。
といっても俺の場合はシングルプレイ専門で、マルチプレイにはひとっカケラも興味はないので、せいぜいWindows LIVEの認証回避パッチを入れた程度だが、マルチプレイで遊ぶ場合はもうちょっと面倒な手続きが必要になるだろうと思われる。
またハイスペック環境では動作やオプション設定に不具合が出るということだったが、たかだかVRAM1GB、メモリ8GB程度の環境ではそうしたブルジョアめいた不具合は一切発生しなかった。
32bit環境での動作を想定した本作では、マシンパワーを発揮するためにコマンドラインでのオプション追加が必須…などと書かれることも多いが、少なくとも当環境では、余計なことを何もせずストレートに動かすほうが一番動作が安定している。
というかGTA4は有名タイトルであるにも関わらず、64bit環境で適切に動作させるための設定といった考察などがまったく皆無で驚いた。せいぜいがメモリ解放とオプション設定のロック解除をコマンドラインに追加しろと書かれているくらいで、それにしたって万能な解決策というわけではない。ましてNVIDIAコントロールパネルからの設定について触れているサイトがなく、現在自力であれこれ試している状況である。
もっとも気になるアンチエイリアスに関しては、FXAAは適応できるがMSAA(およびCSAA)は設定しても反映されないようだ。なのでキャラクターモデルの外周はわりと滑らかだが、一部のオブジェクトはジャギーがかなり目立つ。
たしかENBはMSAAに対応していたはずだが、そのためだけに導入すべきかどうかは現在検討中である。負荷を避けたければMSAAだけ適応して他のオプションをすべて切る、という方法も可能だが、それとてバニラとは動作が変わるわけで、何かしら不具合が出ないとも限らない。
Mod環境は旧シリーズとほとんど変化がないようである。つまり大半は「追加」ではなく「入れ替え」で、何の考えもなしにあれこれ導入するとニッチもサッチもいかなくなる、ということだ。
現在のMod文化の隆盛を語るのにGTA3の存在は欠かせないファクターだが、もともとGTA3自体、その環境そのものはModフレンドリーと言えるものではなかった。公式が開発ツール等を配布していたわけではなく、ユーザーにできることといえば、せいぜいがMeshやTextureの差し替えと既存データの改造くらいで、それでもあれだけModコミュニティが盛り上がりを見せたのは、GTA3というタイトルそのものの知名度にあったのではないかと思う。
つまり主人公が使う武器はNPCも使うし、主人公のアニメーションが変わればNPCのアニメーションも変わる。それぞれ参照される共通のデータを差し替えるだけなのだから、これは当たり前のことである。ニコがカッチョ良いカスタムガンを二挺拳銃でぶっ放せば、そのへんのチンピラや普通警官ですらカッチョ良いカスタムガンを二挺拳銃でぶっ放すようになるのである。これはシステム的な制約であるから、これはもう、仕方がないのである。
とはいえスクリプト拡張系だけでも面白いModはけっこう存在していて、Bullet TimeやCamera Controlといった有名なものをはじめ、その場で車両を修理できるMechanic Mod、煙草を吸えるSmoking Modや傘をさせるUmbrella Modといった雰囲気系、特に面白いと思ったのはゲージ消費でターゲッティングした相手を葬るDeadEyeでしょうか。Splinter Cell :ConvictionのMark and Execute、あるいはHitman :AbsolutionのPoint Shootingのような機能を実装するもので、まあぶっちゃけBullet Timeがあればそんなに必要はないんだけども、使ってて楽しいModです。オプションのKill Cameraは是非Trueにしましょう。
ちなみにGTA4のPC版をプレイする際にほぼ必須?と思われるSimple Trainerは入れてません。他Modとの機能衝突や使用キーの競合が多いので。GTA4自体、旧シリーズと比べて難易度自体はそれほど高くありませんしね(俺がクリアできたくらいだし)。まあ、ゲームプレイに直接関係ない諸機能に興味深いものは多いんですけども。
操作性は、360版をプレイしたときは「なにこれ旧作からなんでこんなに悪くなってんの?信じらんねぇ」と思ってたんですが、改めてPC版をプレイすると違和感がまったくない。これはマウス&キーボードという環境によるものか、あるいは単に俺がGTA4の操作に慣れているだけなのか。
ともあれ現在進行形でめっちゃ楽しんでます。定価で買ったことをまったく後悔しないほどに。
ちなみに俺は「ニコと愉快な仲間たち」が好きなだけなので、DLCは買ってません。本編のプレイを拡張するものではないし、別にいいかな、と。
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