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2019/04/15 (Mon)20:54
どうも、グレアムです。Jagged Alliance 2の攻略が途中ですが、Marauderのプレイをはじめてしまいました。
本作はBrigade E5や7.62 High CalibreといったJagged Allianceクローンの製作を続けてきたApeironの遺作で、E8、Man of Playという名でも知られています。といっても本作は従来とは若干趣向が変わっており、フリーロームではなくリニア進行のステージクリア型となっております。
本作は同名の原作小説をゲーム化したもので、NATO制圧下で治安が悪化したロシアでのサバイバルを描いています。ソ連崩壊後にロシアが西側の属国になったという歴史IFで、治安維持の名目で外出が制限され、やがて電気も水道もストップし、略奪者となった警官や民兵が市民生活を脅かすという、所謂This War of Mineなどに代表される紛争モノの先駆けとも言える作品なんですな。
リソース管理がない代わりに従来作譲りのインベントリの細かいマネジメントは健在で、マップ中の棚や箱を漁ってアイテムを掻き集める感覚はStalkerやMetroシリーズに通ずるものがあります。食料品や煙草・酒といった嗜好品は高値で売れますし、また車から引っ剥がしたカーステレオなんてのも、電気製品を収集する専門のトレーダーが存在します。
設定としては弾薬が貨幣のかわりに使われており、マカロフ用の9x18mm弾が「ナイン」、5.45x39mm弾が「ファイブ」、7.62x39mm弾が「セブン」と呼ばれ、それぞれ0.5 - 1 - 2というレートで取引されています。
ただし本作の取引は原則として物々交換であり、通常のRPGで言うところの貨幣システムは存在していません。物を売って弾薬を得たい場合は、きちんと弾薬と交換する必要があります。こちらが総額500ファイブ相当のアイテムを売り、かわりに400ファイブ相当のアイテムを買って取引を終了させた場合、余らせた100ファイブぶんの価値はそのまま相手の懐に納まります。
いちおう7.62のあとに製作された作品で、起動やロード時間が早くなってるなどエンジン部分に改良が加わっているところもあるんですが、デフォルト設定ではカメラの回転ができなかったり、時間の加減速がUIではなくショートカットキーでしか利用できなかったりとシステム周りでの改悪も少々目立ちます。というか、ストラテジーでカメラ操作に慣性かけるのやめてくれマジで。
ライフルグレネードが使用できないという、Brigade E5から残り続けている不具合も健在(しかもソースコードの問題ではなく、設定ファイルの単純な記述ミス)。
慣れるまで色々と「いや、これはねーだろ…」というイヤなため息が連続しますが、慣れてくるとかなり楽しいゲームです。バグは多いですけどね(ただ攻略関連の記事を当たると、Steam版はかなりマシになっているようです)。
とりあえずヒゲのオヤジの顔ばっかり見ててもモチベーションが上がらないので、頭部メッシュだけ差し替えてマスクマンにしました。プロレスラーじゃないよ。あと何かあるたびロシア語でイキられるのがうるさくて仕方なかったので、主人公の音声が入ったフォルダをリネームして喋らないように(ファイル欠けがある場合、エラー吐かずにそのまま進行するのは良いですね)。気が向いたら好きな音声を差し替えるのも良いかもしれません。
ステージ3では「あいつはきっと食い物持ってるに違いねぇ!みんなに分け与えるべきだろ共産主義的に考えて!独り占めはゆるさねぇ!」というレーニン主義的思考で斧やらナイフやらカナテコやら持ってアパートの扉ぶち破って襲撃してきた近隣住民と戦うことになります。
自宅周辺はステージ終了時に毎回戻ることになるんですが、こいつらの死体、ずっと残ったままなのかな…
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