主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。
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2019/04/22 (Mon)00:01
Jagged Alliance 2 Classic
【 Mercs Never Die. 】Part.11
カンブリア大学東部に位置する農場にて、どういうわけかナターシャは農場主のオッサンから「息子の嫁にならんか?」と口説かれていた。
>>クレイブ:
「結婚を承諾してくれれば、納屋に隠してある武器を持っていっていいってさ。どうよ、南国リゾートでのロハスな農場生活ってのは?」
>>ナターシャ:
「絶ッッッ対にお断りですッ!!南国リゾートっていうか、ただの南部のど田舎じゃないですかッ!」
>>トゥインキー:
「争いの日々から離れて、平和な農園生活を送るってのも悪くないかもよ?」
>>イヴ:
「平和ねェー。大量の武器弾薬を持ってて、街を襲って物資を盗んで、女どもを攫っちゃあ納屋に監禁してべーすけなことしてる飢えた獣みてーなオスどもが1ダースばかりいる場所で、平和に暮らせたりするもんかね?」
>>ノーマン:
「典型的なレッドネックだよな。まあ、俺たちがわざわざこんな場所に来た理由がそれだが」
>>ジアン:
「こやつらを排除するのは街の治安のためであるが、大義名分を抜きにしても、こういった女の敵は個人的にも許せんであるな」
>>イヴ:
「納屋で多人数プレイか。毎日はさすがに疲れるけど、たまにやるぶんには良いストレス発散になるぜ?なんなら俺のプロデュースでビデオ撮ってやるよ、新たな快感に目覚めるかもしれねーしな。酒とヤクも入れればそりゃあものすげーことになるが、たまに死人が出るから素人にはオススメできねー」
>>ナターシャ:
「や・り・ま・せ・ん、ってば!」
>>ノーマン:
「彼女が人身御供にならないのなら、実力行使しかないが。得物はだいたいがショットガン、防弾装備はないし錬度も低そうだが、数が多い。どうする?」
>>トゥインキー:
「とりあえず、こっちから妙な真似しない限り無闇に襲ってきたりはしてこなさそうだしねェ。爆弾でも仕掛ける?」
農家マンたちの目を盗みつつ(実際には目の前で仕掛けても何の問題もないが)、農場にリモート起爆装置つきの爆薬を仕掛けていく傭兵たち。
起爆装置の設定はすべて同じチャンネルにセットしてあり、一度の起爆ですべての爆弾が同時点火する仕掛けになっている。
>>ノーマン:
「非武装の民間人や、人質がいないからこそできる戦法だな」
>>トゥインキー:
「あと、相手に敵意がなくて一方的に先制攻撃できる状況ね。そんじゃま、先生、お願いします!」
>>イヴ:
「あいよー。汚い花火があがるぜぇ、ポチっとな」
>>クレイブ:
「すげぇな、コマンドーみたいだ」
爆薬に点火した時点で傭兵たちは農場を囲むような陣形で散開しており、爆発に巻き込まれなかった農家MENたちも遮蔽のない場所に飛び出したところを各個撃破され、呆気なく全滅したのであった。
>>ノーマン:
「原型の残ってない死体があるぞ…」
>>ナターシャ:
「やりすぎましたかね」
>>トゥインキー:
「女は怒らせると怖いのよォー。おお、くわばら、くわばら」
>>トゥインキー:
「さァて、HENTAI Comicsに出てくる竿役みてーな汚いオッサンどもをキレイに吹っ飛ばしたところでだ、HEYゾンビー・ガール?未だ反政府軍の制圧下にない地域について説明を頼む!そろそろ次の行動に移るときだからな!」
>>ジアン:
「あいわかった。
まずは距離的に一番近い、アルマの南部に位置するバリムであるな。ここは所謂高級住宅街とゆーやつで、住民は女王を支持する富裕層で占められておるよ。幾つかの商店と美術館が存在するものの、鉱山はなく、義勇兵の徴集も難しい。あまり戦略的価値のある土地ではないようであるな。
次に、島の北西に位置するチツェナ。ここはバリム同様の小さなな街で、小規模な鉱山と古代遺跡が存在するようである。
そしてチツェナとカンブリアの間に位置するサン・モナ。ここはキングピンと呼ばれる地元マフィアが支配しており、女王軍のかわりに武装したマフィアのメンバーが土地を守っているのである。キングピンに対しては女王も一目置いてるようで、いわゆる治外法権的な存在のようであるな。鉱山はすでに破棄されており、キングピンは地元民から高い忠誠を得ている。この街から何らかの収入を得たり、義勇兵を徴集するのは難しいであろうな。
島の西部に位置するグラムは工業地帯で、現在は女王軍の装備を製造する軍需工場として機能しているのである。鉱山もあるし、ここを陥落させることは女王軍に多大な損害を与えるであろうが、当然、警戒も厳しく、非常に困難な道のりとなるであろう。
島の南西部に位置するメドゥナは、もちろん、王宮を擁するアルルコの首都なのである。立派な景観と強力な軍隊、SAMサイト、機甲師団が我々を待ち受けているのである。メドゥナの陥落と女王の暗殺、この二つを達成できればゲームセットというわけであるよ。
またメドゥナ北のオルタには軍の極秘研究所が存在するようである。ことによっては調査する必要があるやもしれぬな」
>>クレイブ:
「別にその、なんだ。女王さえ殺せればメドゥナを落とす必要はないんだろ?まあ、そうもいかないんだろうが…」
>>イヴ:
「昔の話を蒸し返すようで悪いがよー、この任務には車が必要じゃねーのか?俺が言い出したことじゃあねーがよ」
>>ナターシャ:
「チツェナ南部とメドゥナのSAMサイトの脅威があるので、ストライダーのヘリも現在我々の制圧下にある地域内しか移動できません。次にどこへ向かうにしろ、徒歩でかなりの距離を歩く必要があります」
>>ノーマン:
「以前、エストニのガソリンスタンドで…アルルコの燃料不足は女王軍と富裕層がガソリンを独占しているせいだと言っていたな?つまり、バリムの富裕層は自家用車を持っているということだろう?一輌か二輌ほど徴集できるんじゃあないのか」
>>クレイブ:
「さあ、どうかな。なかなか冴えた提案だと思うが、どうするかねボス?」
>>トゥインキー:
「決まりだ、バリムを落とそう。…すこし休んでからね」
>>トゥインキー:
「さて、ストライダーのヘリでバリム西の道路へ降下したわけだが…ガソリンスタンドかい、ここは。オッチャンに話しかけたら、あまり乗ってない中古車を10000ドルで譲ってもらえることになったよ」
>>クレイブ:
「なんだ手に入ったじゃねーか、車。バリムを攻める必要もなくなったんじゃねーか?」
>>トゥインキー:
「いやー、せっかくだし落としちゃおう。車の準備に一日かかるって言うしさ、それまでの暇つぶしがわりにでも」
>>ノーマン:
「本屋の立ち読み感覚でゲリラ戦をやられたんじゃあ、女王軍もたまったものじゃないだろうな…」
アルルコの富裕層が住む高級住宅街バリムへと進攻した傭兵たち。
敵兵を相当すべく民間人の邸宅へ侵入したナターシャは、そこで目撃した女性に不審を抱く。
>>ナターシャ:
「(なんだろう、嫌な予感がする…扉にブービートラップが仕掛けられていたのは軍人が篭城してるせいかと思ってましたが。鍵つきの保管庫にはマスタードガス、催涙弾、40mmグレネード、防弾ベスト、ガスマスク。まるでテロリストの装備…夫が軍人?あるいは、別の理由が…)」
>>ナターシャ:
「(たしか、カルメン・ダンシオの懸賞金リストに毒ガスを使って標的を殺害する女性テロリストのページが。本名不詳、最近ではサンタクロースのパレードにマスタードガスを投げ込み、120人を殺害。1500人が負傷。髪型が違うけど、こいつ…!)」
>>ノーマン:
「おい、ロシア娘が民間人を撃ったぞ!」
>>ナターシャ:
「危なかった…民間人?内戦に巻き込まれた富裕層が、高価な装備を身につけている可能性はあると思いますね。防弾ベストにG3ライフル。手投げ式の催涙弾、マスタードガス。じつに立派な自衛用の武器です」
>>クレイブ:
「ちょっと待て、マスタードガスだと?」
>>ナターシャ:
「彼女のトレードマークです。カンブリアのカフェで会った賞金稼ぎから渡されたリストに彼女の情報がありました、間違いないと思いますね。最近もマスタードガスを使って1000人以上の負傷者を出しています」
>>イヴ:
「穏やかじゃねーな。バキュームカーの中身を撒き散らすくらいなら冗談で済むものを」
>>ナターシャ:
「…ナンデスッテ?」
>>トゥインキー:
「でー、コレが彼女の首?オエッ。だな。ずっと持って歩かなきゃならないワケ?シタデル・ステーションじゃあるまいし」
>>ジアン:
「私が持つであるよ、死体の扱いは死霊にお任せなのである。バリム西側の制圧は完了、どうやら民間人の多くは我々の侵攻と同時にメドゥナへ避難したようであるな」
>>トゥインキー:
「夜明け前に東部も落とせるかな」
[次回へつづく]
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