主にゲームと二次創作を扱う自称アングラ系ブログ。
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2019/03/29 (Fri)18:37
Jagged Alliance 2 Classic
【 Mercs Never Die. 】Part.05
>>ノーマン:
「カッパー(第三分隊)からゴールド(第一分隊)へ、パイロットを発見。これよりポイント・ブラボー・サーティーンへ帰還する。現在地はブラボー・フィフティーン」
>>トゥインキー:
「ゴールドからカッパー、了解。気をつけてな」
他のメンバーがドラッセンでの義勇兵訓練に当たるなか、ノーマンはただ一人、沼地へ向かったというパイロットの捜索を続けていた。
分隊のコードはそれぞれがゴールド(第一分隊)、シルバー(第二分隊)、カッパー(第三分隊)と呼ばれ、それらはアルルコが金及び銀の産出地であることに由来する。銅が採れるかどうかは知らない。
スカイライダーと呼ばれるパイロットは政府軍の目から逃れるために湿地帯の隠れ家へ避難していた、いわゆる脱走兵というやつである。ふたたび政府軍に発見されれば命は無い。すでにドラッセンは反政府ゲリラの支配下にあることを説明し、身柄の安全の保証を条件に空港へ連れ帰ることに成功した。
>>ノーマン:
「アァ、疲れた…俺一人、沼を駈けずり回る破目になるとは。スカイライダーは協力してくれると言ったが、金は取るようだ。軍人としてではなく私人として、いちパイロットとして仕事でやる、ということらしい。それと、D15地点に政府軍のSAMサイトがあるらしい、ヘリを使うならまずそいつを潰す必要があるだろうな。…メンバーのリストに見慣れない名前があるな?」
>>トゥインキー:
「追加で二人ほど傭兵を雇ったんだ。そのうちオメルタも政府軍の標的になると思ってね、いつまでも反政府軍の隠れ家の存在がバレないとは思えない。ドラッセンからの食糧供給ルートがパトロールに発見される恐れもある…なにより、制圧した街の義勇兵を訓練するたびに進攻の足が止まるのはあまり良いことじゃない」
>>クレイブ:
「実働部隊の六人はいつでも動けるようでないとな。訓練教官を別に雇っておくのは悪いアイデアじゃないな」
>>トゥインキー:
「そーいうこと。そろそろドラッセンの義勇兵も定員に達するし、いまのところ、専門的な戦闘訓練に時間をかける理由もないと思うんで、明日には六人でSAMサイトを落としに行こう」
>>ナターシャ:
「川向かいにあるのが嫌ですね。かといって、陸地をぐるりと回ると時間がかかりますし」
>>トゥインキー:
「最短距離で行って、潰して、帰ってくる…って手順なら、まあ、一日仕事で終わるでしょ」
新たに雇った傭兵たちがオメルタに到着。彼らはオメルタの義勇兵訓練のため呼ばれた非戦闘要員だが、敵襲のさいには先陣を切って地元の民兵を統率することだろう。
>>アラン:
「挨拶はなし、自己紹介も不要だ。俺たちはアルルコの反政府勢力を訓練するために雇われた、かつてパキスタンでCIAがやったようにな。結果がどうなろうと知ったことじゃない、要は…注文通りに事を進めるだけだ。理解したな?」
>>シルヴィア:
「愛想を悪くしなければならないっていう指示でもなかったはずだけど。それと立場上、私とあなたは対等なはずなんだけど、なぜあなたはそんなに偉そうにしてるの?その、嫌味じゃなく、純粋に興味本位で聞くんだけど?」
>>アレックス:
「無駄口はそこまでだ。仕事にかかろう」
アラン・ノースコッド(アラン)
『米国人傭兵。元グリーンベレーで、のちに中央情報局のエージェントとして世界各国で暗躍する。仕事は荒事専門で目的のためには手段を選ばず、たびたび命令系統を無視することから局内で忌み嫌われていた』
【メインウェポン】Colt Commando
【スキル】Auto Weapons/Stealty
シルヴィア・シルクスター(シルヴィア)
『出身地不明、名前もおそらく偽名と思われる。化物専門の賞金稼ぎであり、アルルコに出没すると噂される怪生物の調査も兼ねて今回の作戦に参加した。大人しく控え目な性格だが、あまり空気を読まない』
【メインウェポン】Automag III x2
【スキル】Ambidextrous/Martial Arts
アレックス・グリーン(アレックス)
『米国人傭兵。ブラックアルファと呼ばれる私設傭兵部隊の隊長であり、高い統率力と戦闘能力を持つ。特殊な延命措置を受けており、ヴェトナム戦争に一兵卒として参加して以来見た目が変わっていないという噂がある』
【メインウェポン】Colt Commando
【スキル】Teaching/Camouflaged
>>アレックス:
「ところで、我々が訓練すべき連中はどこにいるんだ?」
>>シルヴィア:
「…どこかに?」
>>トゥインキー:
「はい、こちらゴールド」
>>アラン:
「シルバー、たったいまポイント・アルファ・テンに到着した。ここに居るのはガキと女だけだ、銃を握れるやつが居ない。我々の仕事はここにはない、行動指示を頼む」
>>トゥインキー:
「エッ、ウソぉ!?」
なんと、オメルタでは民兵の訓練が不可能であった。なんという誤算。
>>トゥインキー:
「えーっと、じゃあ、ドラッセンまで来てくれないかな?こっちでトレーナーの仕事をしてもらおう」
>>アラン:
「わかった、了解、くそったれ、ふざけるな。これより移動を開始する、シルバー・アウト」
>>トゥインキー:
「…うん?」
>>クレイブ:
「どうした?」
>>トゥインキー:
「いや、オメルタで訓練できそうな人材が居ないっていうもんだからさ。新しく雇った連中、こっちに向かわせることにした」
>>クレイブ:
「どうせなら西側の都市を攻略させても良かったんじゃないのか?あそこは鉱山あっただろう」
>>トゥインキー:
「三人でェ?今回はあんまし戦力を分散させたくないんだよねぇ、質より量でいこう」
オメルタを出て道路沿いにドラッセンへ向かう途中、アラン率いる第二部隊は政府軍兵士のパトロールと遭遇。これを無傷で撃破。
ドラッセン鉱山から東へ2ブロック、政府軍のSAMサイトへ到着した傭兵たちは二手に分かれて行動する。
トゥインキー/ナターシャ/イヴの三人は南の正面ゲートから、クレイブ/ノーマン/ジアンの三人は北側からワイヤーカッターを使って侵入…する予定だったが、SAMサイトへ向かう途中で交戦してしまい、金網越しでの銃撃戦となってしまう。
木やバリケードを遮蔽に利用しつつ接近、イヴはグレネードランチャーを使って密集する敵を攻撃する。
無傷とはいかなかったが、比較的軽微な損傷で戦闘を終えることができた。
>>トゥインキー:
「いやー殺したねぇ。これで多少はヘリを安全に飛ばせるようになったかな」
>>ナターシャ:
「どうやらこの施設には義勇軍への参加希望者が多数いるよう(=民兵の訓練が可能)ですが、どうしますか?」
>>トゥインキー:
「ウーン…ここが落とされたってのはすぐ女王の耳に届くだろうし、取り返しに来るよなあ。かといって、こんな場所に俺たちの誰かを置いとくわけにもいかないし、とりあえず俺とジアンで10人ほど鍛えて、あとはアレックスじーさんに任せよう」
>>クレイブ:
「アレックス?ああ、新しく雇った傭兵の一人か。とりあえず、俺たち四人は先にドラッセンへ戻っていればいいんだな?」
>>トゥインキー:
「ああ。後日、全員揃ったところで南のアルマに進攻しよう」
>>アラン:
「ドラッセン空港へ到着した、指示を頼む」
>>トゥインキー:
「鉱山へ…あーいや、ヘリを守ってもらったほうがいいかな。そのまま空港で待機、民兵の訓練をはじめてくれ。アレックスじーさんだけポイント・デルタ・フィフティーンへ送ってくれないかな?」
>>アレックス:
「爺さん呼ばわりはやめろ…D15?」
>>トゥインキー:
「SAMサイトがある。守備隊を置いておきたいんだけど、ここにあまり余分な戦力を割きたくないんだよね。てなわけで、この場所で民兵の訓練を頼みたい」
>>アレックス:
「了解した。移動を開始する」
[次回へつづく]
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